JP2006192780A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プリント部4と巻き取り部R1との間に記録媒体Mによるループを形成するループ形成部Lを設け、プリント部4とループ形成部Lの間に記録媒体M上のインクを乾燥させる乾燥手段H1を設けた。
【選択図】 図1
Description
記録媒体にインクによって画像をプリントするプリント部と、プリントされた記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り部とを有するプリンタであって、
前記プリント部と前記巻き取り部との間に記録媒体によるループを形成するループ形成部が設けられており、
前記プリント部と前記ループ形成部の間に、記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥手段が設けられている点にある。
したがって、本発明の第2の特徴構成によるプリンタでは、記録媒体の表面とターゲットを同時に加熱する輻射式ヒータと、記録媒体の表面温度を正確にモニタするターゲットとの組み合わせによって、記録媒体の表面温度を正確に所定の目標値に維持管理できるので、インクを確実に乾燥でき、且つ、記録媒体が樹脂等の材料を含む場合でも、過度の熱による影響で記録媒体が歪むなどの事態を防止できる。
したがって、本発明の第3の特徴構成によるプリンタでは、ループ形成部より上流の乾燥手段によって一旦乾燥されたインクが、記録媒体がループ形成部を通過後に、高湿な環境条件などによって再度湿気を帯び、巻き取り部で後続する記録媒体の裏面に転写される、等の事態が、ループ形成部の下流側に設けた第2の乾燥手段によってインクが再度乾燥されることによって防止される。尚、第2の乾燥手段の設置位置は、ループ形成部の下流側、すなわち、ループ形成部と巻き取り部の間、或いは、巻き取り部とすることができるが、第2の乾燥手段によって乾燥されたインクが再度湿気を帯びることを防ぐという観点から、巻き取り部で巻き取られた記録媒体の上に後続する記録媒体が重ね合わされる直前の位置に設置するのが最も好ましい。
したがって、本発明の第4の特徴構成によるプリンタでは、ループ形成部の下流側に設けた第2の乾燥手段において、記録媒体の表面とターゲットを同時に加熱する輻射式ヒータと、記録媒体の表面温度を正確にモニタするターゲットとの組み合わせによって、記録媒体の表面温度を正確に所定の目標値に維持管理できるので、インクを確実に乾燥でき、且つ、記録媒体が樹脂等の材料を含む場合でも、過度の熱による影響で記録媒体が歪むなどの事態を防止できる。
したがって、本発明の第5の特徴構成によるプリンタでは、ロールに巻き取られた記録媒体に後続の記録媒体の裏面が重ねられる直前に乾燥されるので、乾燥後の再加湿の虞もなく転写が確実に防止される。さらに、プリントの進行に応じてロールの径が増大しても、それに応じて、輻射式ヒータによる目標温度が修正されるので、輻射式ヒータによって加熱される記録媒体の表面温度は、ロールの径と無関係に略一定に保たれる。
したがって、本発明の第5の特徴構成によるプリンタでは、水分に吸収され易い波長(2〜4μm)の中赤外線が輻射式ヒータから記録媒体に向けて放射されるので、プリント部がインクジェット式のプリントヘッドからなる場合には、特にインクの乾燥操作が円滑に実施される。
(記録媒体処理装置の全体構成)
図1に示す記録媒体処理装置1は、シート状の記録媒体Mに昇華性の染料を含むインクで画像形成を施すプリンタPと、プリンタPから排出される記録媒体Mを加熱することによって染料を定着する加熱定着ユニットFとからなる。プリンタPは本発明による一つの好適な実施形態としてのプリンタである。
記録媒体Mは、所定の剛性を備えたシート状の基材と、基材の上面に接着剤層等を介して密着貼付されたインク受容層とからなる。基材は、PET等の合成樹脂材料などで形成されたベースシートと、ベースシートの上面に一体的に設けられた耐候性の高い保護層とからなる。保護層は例えばフッ素樹脂などで形成されている。尚、保護層はプリンタPでの画像形成で使用する水性のインクとの親和性が低いが、インク受容層は、この水性のインクとの親和性が十分に高い。
記録媒体Mは、後述するように、プリンタPで昇華性の染料を含む水性のインクによってインク受容層上に画像をプリントし、プリント後に加熱定着ユニットで加熱処理することで昇華性の染料を記録媒体Mの内部に昇華させて定着することを前提に設計されている。
プリンタPでは、昇華性の染料を含む水性のインクが、記録媒体Mのインク受容層の表面付近に常温で載置される。プリンタPから排出された記録媒体Mを加熱定着ユニットFで適切な加熱条件(約180℃)で加熱すると、受容層の表面付近に位置するインクから昇華性の染料が昇華して、受容層の内部に移動し、さらに、保護層を通過し、ベースシートと保護層の界面、乃至は、ベースシートの表面近くの内部まで到達して、ここに定着される。定着が完了すると、任意の時点で基材からインク受容層をシート状のまま容易に引き剥がすことができる。インク受容層を引き剥がした状態では、記録媒体Mの基材内に定着された染料は、表面からは耐候性の保護層によって、裏面からはベースシートによって保護され、同時に、少なくとも基材の上面側からは透明性の高い保護層を介して良く透視できる形になる。
プリンタPは、ロール状に巻き取られた長尺の記録媒体Mを回転自在に支持する貯留部2を備えており、数組の搬送ローラ対からなる搬送機構3によって貯留部2から引き出されて、副走査方向に搬送される記録媒体Mに対して、前記副走査方向と直行する主走査方向に往復移動可能なインクジェット式のプリントヘッド4(プリント部の一例)によって画像が形成される。また、プリントヘッド4には記録媒体Mを主走査方向に沿って切断するカッターCが設けられている。
プリントヘッド4とループ形成部Lの間には、記録媒体M上のインクを乾燥させる第1乾燥手段D1が設けられており、第1巻き取り装置R1の付近にも、記録媒体M上のインクを乾燥させる第2乾燥手段D2が設けられている。
第1乾燥手段D1と第2乾燥手段D2は、インク内の昇華性染料が昇華しない程度の温度条件(約50℃〜45℃)でインクを乾燥させることで、未乾燥のインクが搬送ローラ5の周面や後続の記録媒体M上の裏面に転写されるのを防止する役目を果たす。
図2に示すように、4基の中赤外線ランプヒータH1が、記録媒体Mの幅方向に沿って互いに重複部を有するように、且つ、最も幅の大きな記録媒体M(1,270mm)の通過域よりも更に両外側の領域までカバーするように千鳥状に配置されている。但し、中赤外線ランプヒータH1から記録媒体Mまでの距離は一定である。個々の中赤外線ランプヒータH1は、矩形容器状の筐体12と、ガラス管14によって包囲された状態で筐体内に配置された一対の発熱体13と、発熱体13から放射される中赤外線を記録媒体Mの方向に集中させるための一対のリフレクタ15とからなる。中赤外線ランプヒータH1は、水の吸収帯によく適合した波長(2〜4μm)の中赤外線を放射するものが選択されている。尚、中赤外線ランプヒータの数や配置方法を適宜変更可能なことは言うまでもない。
尚、第1乾燥手段D1とループ形成部Lの間には、A4版などの小サイズの記録媒体Mを第1乾燥手段D1によって乾燥後の状態で取り出すための排出口Fが設けられている。
図1に示すように、加熱定着ユニットFの内部には、外部から断熱層(不図示)によって熱的に遮断された加熱領域Qが設けられている。加熱定着ユニットFの内部には、後述する供給ユニットSから提供される記録媒体Mを、加熱領域Q内で搬送する搬送機構20が設けられている。搬送機構20は数組の耐熱性の搬送ローラ対21によって構成されている。搬送機構20によって搬送される記録媒体Mは、平坦な支持パネル22の平滑な上面を滑りつつ移動する。
加熱領域Q内には、加熱領域Q内の空気を所定の昇華温度(ここでは約180℃)に加熱するための第1加熱機構が設けられている。第1加熱機構は、記録媒体Mの搬送面の上方で加熱領域Qの中央よりも上流寄りに配置された複数の棒状発熱体からなる発熱部23、及び、加熱領域Q内の温度分布を均一化するために加熱領域Qの中央よりも下流寄りに配置された攪拌用ファン24を有する。加熱領域Q内には、第1加熱機構とは別に、記録媒体Mを、主にその裏面側(ベースシート側)から、原則的に接触を介して昇華性インクを定着する第2加熱機構が設けられている。第2加熱機構は、支持パネル22を下方から加熱する面状ヒータ(不図示)によって構成されており、支持パネル22の上面は前記面状ヒータによって約180℃に保持される。
加熱定着ユニットFの上流側には、プリンタPの第1巻き取り装置R1で巻き取られたプリント済みの記録媒体Mを加熱定着ユニットFに供給するための供給ユニットSが配置されている。供給ユニットSは、第1巻き取り装置R1によって巻き取られた記録媒体Mのロールをセットするためのロール保持部30と、ロールから巻き戻された記録媒体Mの部位を上下から挟着する供給ローラ対35とを備えている。
加熱定着ユニットFの下流側には、加熱定着ユニットFから排出される定着済みの記録媒体Mを巻き取る第2巻き取り装置R2が配置されている。第2巻き取り装置R2は、第1巻き取り装置R1と同様に、筒状の巻き芯T′と、巻き芯T′の両端の内面に嵌着される一対の支持コーン39と、支持コーン39を回転可能に支持する一対の支持ブラケット38とを備え、片方の支持コーン39の背面には、トルクレリーサ40と連結ギヤ(不図示)等からなる伝導機構を介して駆動モータE2の出力軸が連結されている。
トルクレリーサ40の空転トルク値も外部から手動で変更可能に設けられているが、通常は、記録媒体Mに皺などの欠点が生じないように、第2巻き取り装置R2による記録媒体Mの引っ張り力が、加熱定着ユニットF内の搬送機構20の有する搬送力の30%以下となるように設定されている。
P プリンタ
4 プリントヘッド(プリント部)
D1、D2 第1及び第2乾燥手段
R1、R2 第1及び第2巻き取り部
H1、H2 中赤外線ランプヒータ(乾燥手段、輻射式ヒータ)
G1、G2 ターゲット
16a 受熱部
16b 取付け部
16c スリット
17a サーミスタ
50 制御装置
50a メモリ
51 目標温度設定手段
52 ロール径算出手段
53 LUT
F 加熱定着ユニット
Claims (6)
- 記録媒体にインクによって画像をプリントするプリント部と、プリントされた記録媒体をロール状に巻き取る巻き取り部とを有するプリンタであって、
前記プリント部と前記巻き取り部との間に記録媒体によるループを形成するループ形成部が設けられており、
前記プリント部と前記ループ形成部の間に、記録媒体上のインクを乾燥させる乾燥手段が設けられているプリンタ。 - 前記乾燥手段は、輻射式ヒータと、前記輻射式ヒータによって加熱される記録媒体の表面温度をモニタするためのターゲットと、前記ターゲットの温度が目標値となるように前記輻射式ヒータを制御する制御装置とからなる請求項1に記載のプリンタ。
- さらに、前記ループ形成部の下流側に記録媒体上のインクを乾燥させる第2の乾燥手段が設けられている請求項1または2に記載のプリンタ。
- 前記第2の乾燥手段は、輻射式ヒータと、前記輻射式ヒータによって加熱される記録媒体の表面温度をモニタするためのターゲットと、前記ターゲットの温度が目標値となるように前記輻射式ヒータを制御する制御装置とからなる請求項3に記載のプリンタ。
- 前記第2の乾燥手段を構成する前記輻射式ヒータは、前記巻き取り部で形成される前記ロールの周面と対向配置されており、前記制御装置は記録媒体の巻き取りに基づく前記ロールの径の増大に応じて前記目標値を設定変更するように構成されている請求項4に記載のプリンタ。
- 前記輻射式ヒータは中赤外線ヒータからなる請求項2または4に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007844A JP2006192780A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005007844A JP2006192780A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | プリンタ |
Publications (1)
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JP2006192780A true JP2006192780A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36799211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007844A Pending JP2006192780A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006192780A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100763274B1 (ko) | 2007-05-22 | 2007-10-04 | 김상민 | 실사출력장치 |
JP2010005996A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Fujifilm Corp | インクジェット記録装置及び打滴検出方法 |
JP2011025567A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Kyocera Mita Corp | 乾燥装置、画像形成装置 |
EP4173834A1 (en) | 2021-10-26 | 2023-05-03 | Seiko Epson Corporation | Drying device and printing system |
-
2005
- 2005-01-14 JP JP2005007844A patent/JP2006192780A/ja active Pending
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JP2010005996A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Fujifilm Corp | インクジェット記録装置及び打滴検出方法 |
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