JP7062905B2 - 加熱装置、媒体処理装置及び媒体処理方法 - Google Patents

加熱装置、媒体処理装置及び媒体処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱装置、媒体処理装置及びその媒体処理方法に関する。
特許文献1には、媒体処理装置の一例として、記録ヘッドからインク等の液体が噴射された媒体を加熱することによって、その媒体を乾燥させる媒体乾燥装置が記載されている。この媒体乾燥装置は、媒体を加熱する赤外線ヒーターと、媒体に気体を吹き付ける吹付け部と、加熱によって媒体から生じる蒸気を取り除くための液体分離部とを備えている。
特開2016-107469号公報
こうした媒体乾燥装置においては、吹付け部が媒体に気体を吹き付ける際に、媒体から生じた蒸気が装置の外部に流れることがある。この蒸気が媒体乾燥装置から記録ヘッドが位置する側に向けて流れる場合、その蒸気によって記録ヘッドの噴射性能を損なう虞がある。
本発明の目的は、媒体から生じる蒸気を好適に排出できる加熱装置、媒体処理装置及びその媒体処理方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する媒体処理装置は、記録部によって液体が付着される媒体が搬送される搬送方向において前記記録部よりも下流側で前記媒体を支持する支持面と、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するための加熱部と、流入口前記支持面に向けて開口する吹出口を有する流路と、前記流路内に配置され、前記流入口から流入する気体を前記吹出口から吹き出させる送風機と、を備え、前記流入口は、前記吹出口から吹き出される前記気体の少なくとも一部が流入するように開口し、前記吹出口は、前記流入口に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記吹出口の吹き出し方向が、前記支持面に沿う方向において前記流入口が位置する側を向く。
吹出口は、記録部とは反対側に位置する流入口に向かうように気体を吹き出す。そのため、加熱部の加熱により媒体から生じる蒸気は、吹出口から吹き出す気体によって、支持面に沿って記録部とは反対側に流れ、流入口と支持面との間から装置の外部に排出される。上記構成によれば、加熱部により加熱される領域に対して吹出口が位置する側に記録部が位置する場合に、媒体から生じた蒸気が加熱部により加熱される領域から記録部に向けて流れる虞を低減できる。したがって、蒸気を好適に排出できる。
上記媒体処理装置において、前記流入口は、前記吹出口が位置する側を向いて開口することが好ましい。
この構成によれば、吹出口から吹き出される気体を流入口に流入させやすくできる。そのため、加熱部により加熱される気体の一部は、流路を通じて装置の内部で循環される。その一方で、支持面に支持される媒体から生じる蒸気は、吹出口から吹き出される気体によって支持面に押し付けられるように流れ、装置の外部に排出される。これにより、熱効率をよくしつつ、蒸気を好適に排出することができる。
上記媒体処理装置において、前記流入口には、前記支持面に対して傾斜し、前記吹出口が位置する側に向けて延びるすくい面が設けられることが好ましい。
この構成によれば、すくい面が吹出口から吹き出す気体をすくい上げることによって、その気体を流入口に流入させやすくできる。そのため、加熱部により加熱される気体の一部は、流路を通じて装置の内部を循環される。その一方で、支持面に支持される媒体から生じる蒸気は、吹出口から吹き出される気体によって支持面に押し付けられるように流れるため、装置の外部に排出される。これにより、熱効率をよくしつつ、蒸気を好適に排出することができる。
上記媒体処理装置において、前記吹出口から吹き出される前記気体は、前記加熱部により加熱される領域を通過することが好ましい。
この構成によれば、吹出口から吹き出す気体は、加熱部により加熱される領域を通過する。そのため、吹出口から吹き出す気体は、加熱部により効果的に加熱される。これにより、熱効率をよくすることができる。
上記媒体処理装置において、前記吹出口の開口面積が前記流入口の開口面積よりも小さいことが好ましい。
この構成によれば、吹出口から吹き出す気体の風速を速めることができる。そのため、媒体から生じる蒸気が、吹出口が位置する側から装置の外部に排出される虞を低減できる。
上記媒体処理装置においては、前記加熱部を収容する筐体を有し、前記流入口は、前記筐体の一部を構成する第1壁部材と、前記第1壁部材よりも前記吹出口が位置する側に位置し、前記筐体の一部を構成する第2壁部材と、前記第1壁部材及び前記第2壁部材と交差し、前記筐体の一部を構成する側壁部材とによって形成され、前記側壁部材は、前記第2壁部材よりも前記支持面に近い位置にまで延びることが好ましい。
この構成によれば、加熱部により加熱された気体が側壁部材と支持面との間の隙間から装置の外部に流れることが抑制される。すなわち、熱効率をよくすることができる。
上記課題を解決する加熱装置は、記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において記録部よりも下流側で前記媒体を支持する支持面に対向するように配置される加熱装置であって、前記支持面に支持される前記媒体を加熱するための加熱部と、流入口前記支持面に向けて開口する吹出口を有する流路と、前記流路内に配置され、前記流入口から流入する気体を前記吹出口から吹き出させる送風機と、を備え、前記流入口は、前記吹出口から吹き出される前記気体の少なくとも一部が流入するように開口し、前記吹出口は、前記流入口に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記吹出口の吹き出し方向が、前記支持面に沿う方向において前記流入口が位置する側を向く。
この構成によれば、上記媒体処理装置と同様の効果を得ることができる。
上記課題を解決する媒体処理方法は、傾斜した斜面に支持される媒体への乾燥処理を行う媒体処理方法であって、気体を加熱し、加熱された前記気体を、前記斜面に沿って鉛直上方から鉛直下方に向けて流動させ、流動させた前記気体を流路に流入させることで、循環させる。
この方法によれば、加熱された気体が斜面に沿って鉛直上方に流動する虞が低減される。すなわち、例えば媒体に液体を付着させて記録する記録部が鉛直上方に位置する場合に、乾燥処理に伴って生じる蒸気が記録部に向けて流れる虞を低減できる。したがって、蒸気を好適に排出できる。
記録装置の一実施形態を模式的に示す側面図。 図1における2-2線矢視断面図。 図1における3-3線矢視断面図。
以下、媒体処理装置の一例である記録装置の実施形態について、図を参照して説明する。記録装置は、例えば、液体の一例であるインクを噴射することによって用紙などの媒体に文字、写真等の画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、記録装置(媒体処理装置)11は、収容体12と、媒体99を支持する支持部13と、媒体99を支持部13に沿って搬送する搬送部14と、収容体12内に配置される記録部15と、収容体12外に配置され、液体が付着された媒体99を加熱する加熱装置40と、を備える。媒体99は、例えば、円筒状に巻き重ねられたロール紙である。
支持部13は、第1支持板16、第2支持板17、及び第3支持板18を有する。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向においてその上流側から順に第1支持板16、第2支持板17、及び第3支持板18が並べられる。
第1支持板16及び第2支持板17は、収容体12と対向する。第1、第2支持板16、17において収容体12と対向するそれぞれの面が、媒体99を支持する支持面21、22である。第3支持板18は、加熱装置40と対向する。第3支持板18において加熱装置40と対向する面が、媒体99を支持する支持面23である。本実施形態では、第1、第2、第3支持板16、17、18において鉛直上方側の面が支持面21、22、23である。
搬送部14は、例えば、媒体99に接した状態で回転することによって媒体99を搬送する複数の搬送ローラー24を有する。本実施形態において、搬送ローラー24は、媒体99の搬送方向において第1支持板16と第2支持板17との間、及び第2支持板17と第3支持板18との間に配置される。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向は、第1、第2、第3支持板16、17、18の支持面21、22、23に沿う方向である。なお、本実施形態において搬送部14は複数の搬送ローラー24を有するが、媒体99を搬送することが可能な構成であればよく、1つの搬送ローラー24のみを有する構成であっても良い。
記録部15は、液体を噴射するヘッド25と、ヘッド25を保持するキャリッジ26と、キャリッジ26の移動を案内するガイド軸27と、を有する。ヘッド25から噴射される液体は、例えばインクである。ヘッド25は、第2支持板17と対向し、第2支持板17に支持される媒体99に液体を噴射する。記録部15が媒体99に液体を噴射することによって、媒体99に画像が記録される。ヘッド25は、媒体99の幅方向に延びるガイド軸27に沿って、キャリッジ26とともに往復移動しながらインクを噴射する。なお、媒体99の幅方向は、媒体99の搬送方向とは異なる方向である。
加熱装置40は、記録部15によって液体が付着された媒体99を加熱し、加熱により媒体99に付着した液体を蒸発させ、その媒体99を乾燥させる処理を施す。
第3支持板18は、媒体99の搬送方向において、記録部15よりも下流側で媒体99を支持する。すなわち、第3支持板18の支持面23は、記録部15によって液体が付着された媒体99を支持する。本実施形態の第3支持板18は、媒体99の搬送方向の上流側から下流側に向けて、鉛直上方から鉛直下方に向かって傾斜しながら延びる。すなわち、第3支持板18は、搬送方向における上流部分が下流部分よりも鉛直上方に位置するように配置される。そのため、第3支持板18の支持面23は、傾斜した斜面である。
加熱装置40は、第3支持板18の支持面23に対向する。加熱装置40は、支持面23に対して間隔をあけて配置される。そのため、搬送部14に搬送される媒体99は、支持面23と加熱装置40との間の領域を通過する。加熱装置40は、記録部15によって画像が記録され、搬送部14によって搬送される媒体99を加熱する。
図1及び図2に示すように、加熱装置40は、媒体99を加熱するための加熱部41と、加熱部41を収容する筐体42と、気体が流れる流路43と、気体を送風する送風機44とを備える。加熱部41は、支持面23と対向する位置に配置され、支持面23に支持された媒体99を加熱する。加熱部41は、発熱する発熱体として、媒体99の幅方向に延びるヒーター管45と、発熱体の熱を反射する反射板46と、を有する。ヒーター管45は、支持面23に沿って複数配置される。反射板46は、ヒーター管45の上部を囲い、ヒーター管45から生じる赤外線を支持面23側に反射する。なお、本実施形態では発熱体としてヒーター管45が用いられるが、発熱する部材であれば良い。
筐体42は、加熱部41を囲む内壁51と、内壁51を囲む外壁52とを有する。外壁52は、内壁51の外側に配置される。内壁51及び外壁52は、支持面23に向けて開口する箱形状をなす。内壁51及び外壁52は、支持面23に対向する開口53、54をそれぞれ有する。内壁51は、媒体99の幅方向におけるその側壁部分が、外壁52の側壁部分と接触するように配置される(図2参照)。そのため、外壁52の側壁部分が筐体42の側壁部分を構成する。なお、内壁51の側壁部分及び外壁52の側壁部分は一体とされてもよい。また、筐体42の側壁部分は、筐体42を構成する他の壁部材に対して着脱可能とされてもよい。内壁51及び外壁52は流路43を形成する。
流路43は、内壁51の外側且つ外壁52の内側の領域である。流路43は、加熱部41を囲む。流路43は、支持面23に向けて開口する流入口55及び吹出口56を有する。流入口55及び吹出口56の縁を構成する部材は、内壁51及び外壁52の一部である。
吹出口56は、流入口55に対して記録部15が位置する側に位置する。すなわち、吹出口56は、搬送方向において流入口55よりも上流側に位置する。本実施形態の吹出口56は、流入口55よりも上方に位置する。吹出口56は、支持面23において搬送方向の上流部分と対向する。流入口55は、支持面23において搬送方向の下流部分と対向する。
送風機44は、流路43内に配置される。送風機44は、回転することにより気流を発生させるファン47を有する。送風機44は、流路43内において、媒体99の幅方向に並ぶように複数設けられてもよい。
送風機44は、流路43内の気体を吹出口56に向けて流動させるように配置される。流路43内の気体とは例えば空気である。送風機44により流動された気体は、流路43に沿って送られ、吹出口56から吹き出される。すなわち、送風機44は、流入口55から流入する気体を吹出口56から吹き出させる。このとき、吹出口56から吹き出される空気の大部分は、吹出口56を構成する部材が延伸する方向に沿って吹き出される。つまり、吹出口56の吹き出し方向は、吹出口56を構成する部材の延伸方向によって定義される。
吹出口56は、その吹き出し方向が、支持面23に沿う方向において流入口55が位置する側を向く形状である。換言すれば、吹出口56と連なる流路43の下流部分は、支持面23に対して傾斜するように延びる。また、本実施形態の吹出口56は、搬送方向の下流側を向くように開口する。そのため、吹出口56から吹き出す気体は、大部分が支持面23に沿って流入口55が位置する側に向かうように流れる。すなわち、吹出口56から吹き出される気体は、図1において矢印Aで示すように、支持面23上における媒体99の搬送方向に流れる。本実施形態において、吹出口56から吹き出す気体は、支持面23に沿って鉛直上方から鉛直下方に向かうように流れる。
吹出口56から吹き出した気体は、図1において矢印Bで示すように一部が流入口55に流入され、図1において矢印Cで示すように一部が流入口55と支持面23との間から加熱装置40の外部に排出される。加熱装置40は、吹出口56から吹き出す気体の一部が流路43を通じて加熱装置40の内部を循環するように構成される。そのため、流入口55は、吹出口56から吹き出される気体の少なくとも一部が流入するように開口していればよい。
加熱装置40は、支持面23に支持される媒体99を加熱しつつその媒体99に気体を吹き付けることによって、媒体99を乾燥させる。すなわち、記録済みの媒体99が支持部13に沿って搬送され、加熱装置40と支持面23との間となる乾燥領域に到達すると、ヒーター管45が発する熱と、吹出口56から吹き出す気体とによって、その媒体99に付着した液体の蒸発が促進される。換言すれば、記録装置(媒体処理装置)11は、支持面23に支持される媒体99に対して乾燥処理を実行する。
加熱部41によって媒体99を加熱すると、媒体99に付着した液体が蒸発することによって蒸気が生じる。媒体99の表面に蒸気が滞留すると、媒体99に付着した液体が蒸発しづらくなる。加熱装置40は、媒体99に気体を吹き付けてその蒸気を除去することによって、媒体99に付着した液体の蒸発を促進させる。このようにして、加熱装置40は、液体が付着された媒体99を乾燥させる。
吹出口56から吹き出して乾燥領域を通過した気体の一部は、流入口55に流入されて、流路43内に入る。乾燥領域から流路43に流入した気体は加熱されているため、乾燥領域の外から気体が流入口55に流入する場合よりも加熱装置40内が冷えにくい。すなわち、吹出口56から吹き出す気体の温度が高くなりやすく、加熱装置40は加熱装置40内の温度を効率的に上昇させることができる。また、加熱部41を囲むように流路43が配置されると、加熱部41から生じる熱により、流路43内の温度が高くなる。これらにより、ヒーター管45が発する熱が回収されて乾燥に再利用されることで、加熱装置40の熱損失が抑えられるため、加熱装置40における熱効率がよくなる。まとめると、乾燥処理を実行する記録装置(媒体処理装置)11は、気体を加熱し、加熱された気体を傾斜した支持面23に沿って鉛直上方から鉛直上方に向けて流動させ、流動させた気体を流路43に流入させることによって循環させる。こうすることにより、記録装置(媒体処理装置)11は、媒体99を乾燥させる。
吹出口56は、流入口55と比較して開口面積が小さいことが好ましい。この場合、流入口55に流入される気体の風速よりも、吹出口56から吹き出される気体の風速が速くなる。媒体99に吹き付けられる気体の風速を速めることによって、媒体99の表面に滞留する蒸気が除去されやすくなる。
流入口55及び吹出口56の開口面積は、内壁51と外壁52との距離によって変わる。例えば、図1に示す状態よりも内壁51が外壁52に対して搬送方向の上流寄りに位置する場合には、流入口55の開口面積が大きくなり、吹出口56の開口面積が小さくなる。
媒体99から生じる蒸気を吹出口56から吹き出す気体により除去する際、吹出口56から吹き出す気体の一部とともにその蒸気が流入口55に流入することがある。流入口55から流入する蒸気が多い場合、蒸気が加熱装置40の内部を循環することによって、加熱装置40内の湿度が高くなりやすい。加熱装置40内の湿度が高くなると、媒体99を乾燥させづらくなる。そのため、加熱装置40は、吹出口56から吹き出す気体の一部とともに媒体99から生じる蒸気を加熱装置40の外部に排出する。
支持面23に支持される媒体99に吹出口56から気体を吹き付けることによって、媒体99から生じる蒸気が支持面23に押し付けられるようにして搬送方向に流れる。換言すれば、媒体99から生じる蒸気は、吹出口56から吹き出す気体によって、鉛直上方に浮き上がりにくくなる。したがって媒体99から生じる蒸気を多く含む気体は、支持面23に沿って流入口55が位置する側に向かって流れ、吹出口56から吹き出す気体の一部とともに流入口55と支持面23との間から加熱装置40の外部に排出されやすい。本実施形態において、媒体99から生じる蒸気を効果的に除去及び排出するために、吹出口56から吹き出す気体の風速は約2m/sもしくは、それ以上であることが好ましい。
流入口55は、吹出口56が位置する側を向くように開口することが好ましい。流入口55と連なる流路43の上流部分は、支持面23に対して傾斜するように延びることが好ましい。本実施形態の流入口55は、搬送方向の上流側を向くように開口する。流入口55が吹出口56が位置する側を向くことによって、吹出口56から吹き出す気体が流入口55に流入しやすくなる。こうすると、加熱装置40が加熱部41により加熱された気体を循環させやすくなるため、熱効率がよくなる。
流入口55は、気体を流入させやすくするためのすくい面57を有することが好ましい。すくい面57は、支持面23に対して傾斜し、吹出口56が位置する側に向けて延びる面である。すくい面57は、吹出口56から吹き出され、支持面23に沿って流入口55が位置する側に向けて流れる気体をすくい上げるように機能する。こうすると、加熱部41により加熱された気体を循環させやすくなるため、熱効率がよくなる。
流入口55に流入される気体の流量と、加熱装置40の外部に排出される気体の流量との比は、8:2となることが好ましい。そうすることにより、媒体99から生じる蒸気を装置外に排出しつつ、装置内を高温に維持できる。
加熱部41は、流入口55と吹出口56との間に配置されることが好ましい。流入口55と吹出口56との間に加熱部41を配置することによって、吹出口56から吹き出した気体が、加熱部41により加熱される領域を通過する。そのため、吹出口56から吹き出す気体が加熱部41により効果的に加熱される。また、支持面23に支持される媒体99が、対向する加熱部41により直接加熱されるため、乾燥効率が良い。
内壁51の開口53に、金網58を配置することが好ましい。そうすると、金網58越しにヒーター管45の熱を支持面23上の媒体99に伝えることができる。また、支持面23に沿って吹出口56から流入口55に向かう気流を金網58に沿って流れるように制御できる。本実施形態では金網58が用いられるが、吹出口56から流入口55に向かう方向に気体を誘導する部材であればよい。この場合、当該部材は、ヒーター管45から発生する熱の、支持面23側への伝達を過度に妨げない構造であることが望ましい。
図2及び図3に示すように、流入口55は、筐体42の一部分である第1壁部材61、第2壁部材62及び側壁部材63とで囲まれて形成されることが好ましい。第1、第2壁部材61、62及び側壁部材63は、流入口55と連なる流路43の上流部分を形成する。
第1壁部材61は、外壁52の一部分である。第2壁部材62は、内壁51の一部分である。第2壁部材62は、第1壁部材61と対向する。側壁部材63は、外壁52の一部分である。側壁部材63は、第1、第2壁部材61、62と交差する面を有し、第1、第2壁部材61、62と接続する。第1壁部材61は、第2壁部材62と対向する側にすくい面57を有する。そのため、吹出口56から吹き出す気体のうち、装置の外部に排出される気体は、第1壁部材61と支持面23との隙間を通過する。
外壁52は、その開口54が内壁51の開口53よりも支持面23に対して接近する位置となるように配置されることが好ましい。すなわち、流入口55を形成する側壁部材63が第2壁部材62よりも支持面23に近い位置にまで延びることが好ましい。これにより、吹出口56から吹き出される気体の一部が側壁部材63と支持面23との隙間から気体が加熱装置40の外部に流れることが抑制されやすい。その結果として、吹出口56から吹き出される気体が流入口55に流入されやすく、より、加熱装置40の熱効率が向上する。
第1壁部材61は、第2壁部材62よりも支持面23に近い位置にまで延びることが好ましい。こうすることにより、流入口55は、吹出口56が位置する側を向くように開口する。これにより、吹出口56から吹き出される気体の一部が第1壁部材61と支持面23との間から加熱装置40の外部に流れることが抑制されやすい。その結果として、吹出口56から吹き出される気体が流入口55に流入されやすく、加熱装置40に対する流入口55側の外部から流入口55に流入される気体の量が低減され、より、加熱装置40の熱効率が向上する。
次に、記録装置11及び加熱装置40の作用について説明する。
加熱装置40により加熱されることによって媒体99から生じる蒸気が記録装置11の収容体12内に流入すると、その蒸気によって記録部15のヘッド25に結露が生じ、水滴が付着することがある。ヘッド25に水滴が付着すると、記録部15の記録品質に影響を及ぼす場合がある。一般的に、蒸気は、空気よりも密度が小さいため、浮力により上方に浮き上がりやすい。そのため、特に本実施形態のように、支持面23が搬送方向の上流側から下流側に向かって上方から下方に傾斜して延びる構成においては、媒体99から生じる蒸気が吹出口56側に向けて流れやすい。すなわち、搬送方向において吹出口56よりも上流側に位置する記録部15に向けて蒸気が流れやすい。
記録装置11は、吹出口56から吹き出す気体が、記録部15が位置する側とは反対側に流れるように構成される。すなわち、吹出口56は、記録部15が位置する側に蒸気が流れないように、吹出口56に対して記録部15が位置する側とは反対側となる流入口55が位置する側に向けて気体を吹き出す。蒸気は、吹出口56から吹き出す気体によって、流入口55が位置する側から加熱装置40の外部に排出される。そのため、吹出口56と支持面23との間を通じて、蒸気が記録部15に向けて流れる虞が低減される。また、吹出口56から吹き出す気体がエアカーテンのような役割を果たすことにより、記録部15が位置する側に向けて蒸気が流れる虞がより低減される。
上記実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)吹出口56は、記録部15とは反対側に位置する流入口55に向かうように気体を吹き出す。そのため、加熱部41の加熱により媒体99から生じる蒸気は、吹出口56から吹き出す気体によって、支持面23に沿って記録部15とは反対側に流れ、流入口55と支持面23との間から装置の外部に排出される。上記実施形態によれば、加熱装置40(加熱部41)により加熱される領域に対して吹出口56が位置する側に記録部15が位置する場合に、媒体99から生じた蒸気が加熱装置40(加熱部41)により加熱される領域から記録部15に向けて流れる虞を低減できる。したがって、蒸気を好適に排出できる。
(2)流入口55は、吹出口56が位置する側を向くように開口している。これにより、吹出口56から吹き出す気体を流入口55に流入させやすくできる。特に、加熱部41によって加熱された気体は上方に浮き上がろうとするため、本実施形態においては、支持面23に向けて開口する流入口55にその気体が流入されやすい。そのため、加熱部41により加熱される気体の一部は、流路43を通じて装置の内部で循環される。その一方で、支持面23に支持される媒体99から生じる蒸気は、吹出口56から吹き出す気体によって支持面23に押し付けられるように流れ、装置の外部に排出される。これにより、熱効率をよくしつつ、蒸気を好適に排出することができる。
(3)流入口55には、吹出口56から吹き出す気体を流入させやすくするために、支持面23に対して傾斜し、吹出口56が位置する側に向けて延びるすくい面57が設けられる。すくい面57が吹出口56から吹き出す気体をすくい上げることによって、その気体を流入口55に流入させやすくできる。特に、加熱部41によって加熱された気体は、上方に浮き上がろうとするため、本実施形態においては、支持面23に向けて開口する流入口55にその気体が流入されやすい。そのため、加熱部41により加熱される気体の一部は、流路43を通じて装置の内部を循環される。その一方で、支持面23に支持される媒体99から生じる蒸気は、吹出口56から吹き出す気体によって支持面23に押し付けられるように流れるため、装置の外部に排出される。これにより、熱効率をよくしつつ、蒸気を好適に排出することができる。
(4)加熱部41は、吹出口56と流入口55との間に配置されている。吹出口56から吹き出す気体は、加熱部41により加熱される領域を通過する。そのため、吹出口56から吹き出す気体は、加熱部41により効果的に加熱される。これにより、熱効率をよくすることができる。
(5)吹出口56は、その開口面積が流入口55よりも小さくなるように構成されている。これにより、吹出口56から吹き出す気体の風速を速めることができる。そのため、媒体99から生じる蒸気が、吹出口56が位置する側から装置の外部に排出される虞を低減できる。
(6)側壁部材63は、第2壁部材62よりも支持面23に近い位置にまで延びる。これにより、加熱部41により加熱された気体が側壁部材63と支持面23との間の隙間から外部に流れることが抑制される。すなわち、熱効率をよくすることができる。
(7)乾燥処理を行う記録装置(媒体処理装置)11は、気体を加熱し、加熱された気体を、支持面(斜面)23に沿って鉛直上方から鉛直下方に向けて流動させ、流動させた気体を流路43に流入させることで、循環させる。そのため、加熱された気体が支持面(斜面)23に沿って鉛直上方に流動する虞が低減される。すなわち、例えば媒体に液体を付着させて記録する記録部15が鉛直上方に位置する場合に、乾燥処理に伴って生じる蒸気が記録部15に向けて流れる虞を低減できる。したがって、蒸気を好適に排出できる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。以下に示す変更例は、適宜組み合わせてもよい。
・流入口55は、支持面23に向けて開口する構成に限らない。流入口55は、例えば、流入口55を形成する第1壁部材61が支持面23に沿って延び、吹出口56を向いて開口してもよい。
・加熱部41は、流路43内に配置されてもよい。この場合、流路43内にて加熱された気体を媒体99に吹き付けることによって、媒体99を乾燥させる。
・筐体42は、内壁51及び外壁52が一体的となるように構成されてもよい。
・すくい面57は、湾曲する面でもよい。
・すくい面57は設けられなくともよい。すなわち、第1壁部材61が支持面23に対して垂直に延びる構成でもよい。
・加熱装置40と対向する支持面23は、水平に延びる面でもよいし、湾曲する面でもよい。
・加熱装置40は、記録装置11に着脱可能に装着されてもよい。
・加熱装置40は、記録装置11の収容体12内に収容されてもよい。
・送風機44は、流入口55または吹出口56に配置されてもよい。
・加熱部41が備える発熱体は、ヒーター管45に限らず、電熱線、熱源ランプなどでもよい。
・記録部15が噴射する液体はインクに限らず、例えば機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体などでもよい。例えば、記録部15が液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材または色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液状体を噴射してもよい。
・記録部15は、媒体99に接触することによって液体を媒体99に付着させるように構成されてもよい。
・記録部15は、媒体99の幅方向において長尺に延びるラインヘッドタイプでもよい。
・記録装置11は、ページ単位で印刷するページプリンターであってもよい。
・加熱装置40は印刷物以外の物の乾燥を促進するために用いてもよい。
・媒体99は用紙に限らず、転写フィルムなどのプラスチックフィルムまたは薄い板材などでもよいし、捺染装置などに用いられる布帛でもよい。
11…記録装置、12…収容体、13…支持部、14…搬送部、15…記録部、16…第1支持板、17…第2支持板、18…第3支持板、21…支持面、22…支持面、23…支持面、24…搬送ローラー、25…ヘッド、26…キャリッジ、27…ガイド軸、40…加熱装置、41…加熱部、42…筐体、43…流路、44…送風機、45…ヒーター管、46…反射板、47…ファン、51…内壁、52…外壁、55…流入口、56…吹出口、57…すくい面、58…金網、61…第1壁部材、62…第2壁部材、63…側壁部材、99…媒体。

Claims (9)

  1. 記録部によって液体が付着される媒体が搬送される搬送方向において前記記録部よりも下流側で前記媒体を支持する支持面と、
    前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱する加熱部と、
    流入口と前記支持面に向けて開口する吹出口とを有する流路を構成する筐体と、
    前記流路内に配置され、前記流入口から流入する気体を前記吹出口から吹き出させる送風機と、を備え、
    前記筐体は、前記支持面に向かって開口するとともに前記加熱部を囲む内壁と、前記支持面に向かって開口するとともに前記内壁を囲む外壁と、を有し、
    前記流路は、前記内壁と前記外壁とによって構成され、
    前記流入口は、前記吹出口から吹き出される前記気体の少なくとも一部が流入するように開口し、
    前記吹出口は、前記流入口に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記吹出口の吹き出し方向が、前記支持面に沿う方向において前記流入口が位置する側を向き、
    前記吹出口から吹き出される前記気体は、前記加熱部により加熱される領域を通過することを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記内壁は、
    前記流入口及び前記吹出口の縁を構成する第1部分と、
    前記加熱部を挟んで前記支持面に対向する第2部分と、
    前記媒体の幅方向における側壁部分である第3部分と、を有し、
    前記第1部分、前記第2部分、及び前記第3部分によって前記加熱部を囲むことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記流入口は、前記吹出口が位置する側を向いて開口することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記流入口には、前記支持面に対して傾斜し、前記吹出口が位置する側に向けて延びるすくい面が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  5. 前記支持面と前記加熱部との間に、前記吹出口から前記流入口に向かう方向に前記気体を誘導する部材を備え、
    前記部材は、前記筐体に取り付けられ、
    前記加熱部は、前記部材越しに前記媒体を加熱することを特徴とする請求項1乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  6. 前記吹出口の開口面積が前記流入口の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  7. 記流入口は、前記筐体の一部を構成する第1壁部材と、前記第1壁部材よりも前記吹出口が位置する側に位置し、前記筐体の一部を構成する第2壁部材と、前記第1壁部材及び前記第2壁部材と交差し、前記筐体の一部を構成する側壁部材とによって形成され、
    前記側壁部材は、前記第2壁部材よりも前記支持面に近い位置にまで延びることを特徴とする請求項1乃至請求項のうち何れか一項に記載の媒体処理装置。
  8. 記録部によって液体を付着される媒体が搬送される搬送方向において前記記録部よりも下流側で前記媒体を支持する支持面に対向するように配置される加熱装置であって、
    前記支持面に対向し、前記支持面に支持される前記媒体を加熱する加熱部と、
    流入口と前記支持面に向けて開口する吹出口とを有する流路を構成する筐体と、
    前記流路内に配置され、前記流入口から流入する気体を前記吹出口から吹き出させる送風機と、を備え、
    前記筐体は、前記支持面に向かって開口するとともに前記加熱部を囲む内壁と、前記支持面に向かって開口するとともに前記内壁を囲む外壁と、を有し、
    前記流路は、前記内壁と前記外壁とによって構成され、
    前記流入口は、前記吹出口から吹き出される前記気体の少なくとも一部が流入するように開口し、
    前記吹出口は、前記流入口に対して前記記録部が位置する側に位置し、前記吹出口の吹き出し方向が、前記支持面に沿う方向において前記流入口が位置する側を向き、
    前記吹出口から吹き出される前記気体は、前記加熱部により加熱される領域を通過することを特徴とする加熱装置。
  9. 傾斜した斜面に支持される媒体への乾燥処理を行う媒体処理方法であって、
    前記斜面に向かって開口する内壁に収容され、且つ、前記斜面と対向する加熱部によって、前記媒体及び気体を加熱し、
    加熱された前記気体を、前記斜面に沿って鉛直上方から鉛直下方に向けて流動させ、前記斜面に向かって開口するとともに前記内壁を囲う外壁と前記内壁とによって構成される流路に、流動させた前記気体を流入させることで、循環させる媒体処理方法。
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