JP5631908B2 - 乾燥装置及び画像形成装置 - Google Patents

乾燥装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5631908B2
JP5631908B2 JP2012019251A JP2012019251A JP5631908B2 JP 5631908 B2 JP5631908 B2 JP 5631908B2 JP 2012019251 A JP2012019251 A JP 2012019251A JP 2012019251 A JP2012019251 A JP 2012019251A JP 5631908 B2 JP5631908 B2 JP 5631908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
air
ventilation path
drying
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012019251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013154620A (ja
Inventor
祐平 千綿
祐平 千綿
昌宏 大場
昌宏 大場
昌孝 長谷川
昌孝 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2012019251A priority Critical patent/JP5631908B2/ja
Priority to US13/727,156 priority patent/US9163876B2/en
Priority to CN201210579789.1A priority patent/CN103223784B/zh
Priority to EP12199460.2A priority patent/EP2623328B1/en
Publication of JP2013154620A publication Critical patent/JP2013154620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5631908B2 publication Critical patent/JP5631908B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • B41J11/0022Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating using convection means, e.g. by using a fan for blowing or sucking air
    • B41J11/00222Controlling the convection means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/044Drying sheets, e.g. between two printing stations
    • B41F23/0443Drying sheets, e.g. between two printing stations after printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/04Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing by heat drying, by cooling, by applying powders
    • B41F23/044Drying sheets, e.g. between two printing stations
    • B41F23/0463Drying sheets, e.g. between two printing stations by convection
    • B41F23/0466Drying sheets, e.g. between two printing stations by convection by using heated air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F26DRYING
    • F26BDRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
    • F26B21/00Arrangements or duct systems, e.g. in combination with pallet boxes, for supplying and controlling air or gases for drying solid materials or objects
    • F26B21/004Nozzle assemblies; Air knives; Air distributors; Blow boxes

Description

本発明は、乾燥装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置として、多数のノズルを配列させた液滴吐出ヘッドを有し、この液滴吐出ヘッドに対して用紙(記録媒体)を搬送し、ノズルから用紙に向けてインク等の液滴を吐出することにより、用紙上に画像(文字を含む)を形成する液滴吐出記録方式の画像形成装置が知られている。
このような液滴吐出記録方式の画像形成装置において、画像形成後のプロセスでは、液滴が吐出された用紙を乾燥装置で乾燥することによって、液滴中の水分が原因で発生する用紙変形歪(カールやカックル)を低減している。
特許文献1には、画像形成装置の外側から外気を乾燥装置内に導入し、この外気を乾燥風として搬送路へ搬送された記録媒体の側方に設けられたファンで記録媒体へ乾燥風を送風する構成が開示されている。
また、特許文献2及び3には、画像形成装置内の空気を乾燥装置内に導入し、この空気を乾燥風として搬送路へ搬送された記録媒体の表面に吹き付ける構成が開示されている。
特開2011−224932号公報 特開2009−45861号公報 特開2010−125819号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、乾燥風を記録媒体の側方から送風するので、記録媒体へ吹き付ける乾燥風の風量が記録媒体の幅方向で均一とならない。
また、特許文献2及び3の構成では、画像形成装置内の湿った空気を乾燥風として記録媒体に吹き付けるので、乾燥風の湿度が上昇してしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、記録媒体へ吹き付ける乾燥風の風量を記録媒体の幅方向で均一にするとともに、乾燥風の湿度の上昇を抑えることができる乾燥装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係る乾燥装置は、記録媒体の搬送路と交差する方向へ延びた通風路と、前記通風路内へ外気を導入する外気導入手段と、前記通風路に設けられ、前記通風路内に導入された外気を加熱して前記搬送路に搬送される記録媒体の表面へ乾燥風を吹き付ける加熱送風手段と、前記通風路の長手方向に沿って形成された循環口と、を有し、前記循環口には、前記循環口へ循環する乾燥風である循環風と前記通風路に導入された外気を分離する仕切板が設けられている。
この構成によれば、外気導入手段により通風路内に導入された外気は、通風路に設けられた加熱送風手段により記録媒体の表面へ乾燥風として吹き付けられる。記録媒体の表面に乾燥風を吹き付けることで、記録媒体の幅方向の風量を均一にすることができる。
また、外気を乾燥風とすることで、乾燥風の湿度の上昇を抑えることができる。
また、加熱送風手段から吹き出された乾燥風が、循環口から循環風として再度通風路に取り込まれて循環するため、加熱送風手段のエネルギー効率が良くなる。
さらに、仕切板により通風路内で循環する乾燥風すなわち循環風と、外気導入手段により導入され通風路内を流れる外気すなわち新鮮風と、が互いに干渉しないため、通風路の長手方向に亘って、新鮮風と循環風の混合比率を均一にできる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第態様において、前記仕切板は、前記通風路内へ水平に延びる水平片と、前記水平片の先端から前記加熱送風手段へ向かって折れ曲がる鉛直片と、を有し、前記仕切板の両端部は、封止板で閉じられている。
この構成によれば、循環口から通風路内に取り込まれた循環風は、循環口と対向するフード(鉛直片)に当たって風向が変わり加熱送風手段側に向かう。また、外気導入手段から通風路100A内に導入された新鮮風は、封止板に当たってフードの中へ導入されない。したがって、通風路内で循環する循環風と外気導入手段により導入された新鮮風とは、送風用ファン付近で互いに混合され始めるため、封止板がない場合に比して、通風路の長手方向に亘って、新鮮風と循環風の混合比率をより均一にできる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第1態様又は様において、前記循環口は、前記通風路における前記搬送路の上流側に形成されている。
通風路における搬送路の下流側は、記録媒体の乾燥が進行するため、記録媒体から水分が蒸発した分だけ湿気が多くなる。
そこで、第態様の構成では、循環口が通風路における搬送路の上流側に形成されている。このため、循環口が通風路における搬送路の下流側に形成されている場合に比して、循環口から湿気が少ない乾燥風(循環風)を通風路に取り込むことができる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第態様〜第態様の何れか1つにおいて、前記加熱送風手段は、前記通風路の長手方向に沿って設けられ、前記通風路内に導入された外気と前記循環口へ循環する循環風を取り込んで送風する複数の軸流型送風機と、各軸流型送風機からの送風を加熱して前記乾燥風にするヒータを有し、前記循環口は、各軸流型送風機が取り込む循環風が均等になるような大きさで形成されている。
この構成によれば、加熱送風手段から記録媒体へ吹き付ける乾燥風の湿度を幅方向でより均一にすることができる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第1態様〜第態様の何れか1つにおいて、前記外気導入手段は、前記通風路の両側に設けられている。
この構成によれば、外気導入手段が通風路の片側にのみ設けられている場合に比して、外気導入手段により導入された外気が通風路の中で循環して均等となるため、加熱送風手段から記録媒体へ吹き付ける乾燥風に含まれる外気の風量を幅方向でより均一にすることができる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第1態様〜第態様の何れか1つにおいて、前記加熱送風手段は、乾燥風を記録媒体の表面に吹き付ける絞り口を備えている。
この構成によれば、絞り口を設けることで、乾燥風の風量が強まり、水蒸気の除去効率が高くなる。
本発明の第態様に係る乾燥装置では、第態様〜第態様の何れか1つにおいて、前記記録媒体を把持して前記搬送路上を搬送させる把持部材が、前記通風路及び前記加熱送風手段の外側を周回移動する移動部材に取付けられている。
この構成によれば、周回移動する移動部材の間を横方向へ抜くように通風路が配置されているため、移動部材を避けて外気を導入できる。
本発明の第態様に係る画像形成装置は、第1態様〜第態様の何れか1つに記載の乾燥装置と、前記乾燥装置よりも前記搬送路の上流側に設けられ、前記記録媒体に液滴を吐出して画像を描画する液滴吐出ヘッドと、を有する。
この構成によれば、液滴吐出ヘッドから液滴が吐出された記録媒体の表面を、乾燥装置により幅方向に均一に乾燥することができる。
本発明の第態様に係る画像形成装置では、第態様において、前記外気導入手段は、送風機であり、前記記録媒体に吐出された液滴量に応じて前記送風機の送風量を制御する制御部、を有する。
この構成によれば、制御部は、例えば吐出された液滴量がある基準値よりも少なければ送風量を少なくし、吐出された液滴量がある基準値よりも多ければ送風量を多くする等の制御をする。このため、記録媒体を確実に乾燥するとともに、送風機のエネルギー効率を高めることができる。
図1は、本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一実施形態を示す全体構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置のインク乾燥処理部、水付与部及びUV照射処理部を示す拡大図である。 図3は、チェーングリッパにより用紙を搬送しながらインク乾燥処理部により水性紫外線硬化型インクを乾燥風乾燥する状態を示す図である。 図4は、乾燥装置の概略図である。 図5は、図4に示す乾燥装置の一部分を拡大した拡大図であり、乾燥装置内の一部構成を実線で示している。 図6は、図4に示す乾燥装置の側面断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る乾燥装置の作用を説明する図である。 図8(A)は、循環口に仕切板がない場合において通風路内に各風がどのように流れるかシュミレーションした結果を示す図であり、図8(B)は、循環口に仕切板がある場合において通風路内に各風がどのように流れるかシュミレーションした結果を示す。 図9(A)及び(B)は、外気導入用ファンの変形例を示す図である。 図10(A)〜(C)は、循環口の変形例を示す図である。 図11(A)〜(C)は、仕切板の変形例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態の一例について説明する。
《装置構成》
図1は、本発明に係る画像形成装置としてのインクジェット記録装置の一実施形態を示す全体構成図である。
このインクジェット記録装置10は、枚葉の用紙(記録媒体)Pに水性UVインク(水性媒体を使用したUV(紫外線)硬化型のインク)を用いてインクジェット方式で画像を記録するインクジェット記録装置であり、主として、用紙Pを給紙する給紙部12と、給紙部12から給紙された用紙Pの表面(画像記録面)に所定の処理液を付与する処理液付与部14と、処理液付与部14で処理液が付与された用紙Pの乾燥処理を行う処理液乾燥処理部16と、処理液乾燥処理部16で乾燥処理が施された用紙Pの表面に水性UVインクを用いてインクジェット方式で画像を記録する画像記録部18と、画像記録部18で画像が記録された用紙Pの乾燥処理を行うインク乾燥処理部20と、インク乾燥処理部20で乾燥処理された用紙Pに水を付与する水付与部80と、水付与部80で水が付与された用紙PにUV照射処理(定着処理)を行って画像を定着させるUV照射処理部22と、UV照射処理部22でUV照射処理された用紙Pを排紙する排紙部24と、を備えている。
〈給紙部〉
給紙部12は、給紙台30に積載された用紙Pを1枚ずつ処理液付与部14に給紙する。給紙手段の一例としての給紙部12は、主として、給紙台30と、サッカー装置32と、給紙ローラ対34と、フィーダボード36と、前当て38と、給紙ドラム40とで構成される。
用紙Pは、多数枚が積層された束の状態で給紙台30に載置される。給紙台30は、図示しない給紙台昇降装置によって昇降可能に設けられる。給紙台昇降装置は、給紙台30に積載された用紙Pの増減に連動して、その駆動が制御され、束の最上位に位置する用紙Pが常に一定の高さに位置するように、給紙台30を昇降させる。
記録媒体としての用紙Pは、特に限定されないが、一般のオフセット印刷などで使用される汎用の印刷用紙(いわゆる上質紙、コート紙、アート紙などのセルロースを主体とする用紙)を用いることができる。
サッカー装置32は、給紙台30に積載されている用紙Pを上から順に1枚ずつ取り上げて、給紙ローラ対34に給紙する。サッカー装置32は、昇降自在かつ揺動自在に設けられたサクションフット32Aを備え、このサクションフット32Aによって用紙Pの上面を吸着保持して、用紙Pを給紙台30から給紙ローラ対34に移送する。この際、サクションフット32Aは、束の最上位に位置する用紙Pの先端側の上面を吸着保持して、用紙Pを引き上げ、引き上げた用紙Pの先端を給紙ローラ対34を構成する一対のローラ34A、34Bの間に挿入する。
給紙ローラ対34は、互いに押圧当接された上下一対のローラ34A、34Bで構成される。上下一対のローラ34A、34Bは、一方が駆動ローラ(ローラ34A)、他方が従動ローラ(ローラ34B)とされ、駆動ローラ(ローラ34A)は、図示しないモータに駆動されて回転する。モータは、用紙Pの給紙に連動して駆動され、サッカー装置32から用紙Pが給紙されると、そのタイミングに合わせて駆動ローラ(ローラ34A)を回転させる。上下一対のローラ34A、34Bの間に挿入された用紙Pは、このローラ34A、34Bにニップされて、ローラ34A、34Bの回転方向(フィーダボード36の設置方向)に送り出される。
フィーダボード36は、用紙幅に対応して形成され、給紙ローラ対34から送り出された用紙Pを受けて、前当て38までガイドする。このフィーダボード36は、下方に向けて傾斜して設置され、その搬送面の上に載置された用紙Pを搬送面に沿って滑らせて前当て38までガイドする。
フィーダボード36には、用紙Pを搬送するためのテープフィーダ36Aが幅方向に間隔をおいて複数設置される。テープフィーダ36Aは、無端状に形成され、図示しないモータに駆動されて回転する。フィーダボード36の搬送面に載置された用紙Pは、このテープフィーダ36Aによって送りが与えられて、フィーダボード36の上を搬送される。
また、フィーダボード36の上には、リテーナ36Bとコロ36Cとが設置される。
リテーナ36Bは、用紙Pの搬送面に沿って前後に縦列して複数配置される(本例では2つ)。このリテーナ36Bは、用紙幅に対応した幅を有する板バネで構成され、搬送面に押圧当接されて設置される。テープフィーダ36Aによってフィーダボード36の上を搬送される用紙Pは、このリテーナ36Bを通過することにより、凹凸が矯正される。
コロ36Cは、前後のリテーナ36Bの間に配設される。このコロ36Cは、用紙Pの搬送面に押圧当接されて設置される。前後のリテーナ36Bの間を搬送される用紙Pは、このコロ36Cによって上面が抑えられながら搬送される。
前当て38は、用紙Pの姿勢を矯正する。この前当て38は、板状に形成され、用紙Pの搬送方向と直交して配置される。また、図示しないモータに駆動されて、揺動可能に設けられる。フィーダボード36の上を搬送された用紙Pは、その先端が前当て38に当接されて、姿勢が矯正される(いわゆる、スキュー防止)。前当て38は、給紙ドラム40への用紙の給紙に連動して揺動し、姿勢を矯正した用紙Pを給紙ドラム40に受け渡す。
給紙ドラム40は、前当て38を介してフィーダボード36から給紙される用紙Pを受け取り、処理液付与部14へと搬送する。給紙ドラム40は、円筒状に形成され、図示しないモータに駆動されて回転する。給紙ドラム40の外周面上には、グリッパ40Aが備えられ、このグリッパ40Aによって用紙Pの先端が把持される。給紙ドラム40は、グリッパ40Aによって用紙Pの先端を把持して回転することにより、用紙Pを周面に巻き掛けながら、処理液付与部14へと用紙Pを搬送する。
〈処理液付与部〉
処理液付与部14は、用紙Pの表面(画像記録面)に所定の処理液を付与する。この処理液付与部14は、主として、用紙Pを搬送する処理液付与ドラム42と、処理液付与ドラム42によって搬送される用紙Pの印刷面に所定の処理液を付与する処理液付与ユニット44とで構成される。
処理液付与ドラム42は、給紙部12の給紙ドラム40から用紙Pを受け取り、処理液乾燥処理部16へと用紙Pを搬送する。処理液付与ドラム42は、円筒状に形成され、図示しないモータに駆動されて回転する。処理液付与ドラム42の外周面上には、グリッパ42Aが備えられ、このグリッパ42Aによって用紙Pの先端が把持される。処理液付与ドラム42は、このグリッパ42Aによって用紙Pの先端を把持して回転することにより、用紙Pを周面に巻き掛けながら、処理液乾燥処理部16へと用紙Pを搬送する(1回転で1枚の用紙Pを搬送する。)。処理液付与ドラム42と給紙ドラム40は、互いの用紙Pの受け取りと受け渡しのタイミングが合うように、回転が制御される。すなわち、同じ周速度となるように駆動されるとともに、互いのグリッパの位置が合うように駆動される。
処理液付与ユニット44は、処理液付与ドラム42によって搬送される用紙Pの表面に処理液をローラ塗布する。この処理液付与ユニット44は、主として、用紙Pに処理液を塗布する塗布ローラ44Aと、処理液が貯留される処理液槽44Bと、処理液槽44Bに貯留された処理液を汲み上げて、塗布ローラ44Aに供給する汲み上げローラ44Cとで構成される。
なお、本例では、処理液をローラ塗布する構成としているが、処理液を付与する方法は、これに限定されるものではない。この他、インクジェットヘッドを用いて付与する構成やスプレーにより付与する構成を採用することもできる。
〈処理液乾燥処理部〉
処理液乾燥処理部16は、表面に処理液が付与された用紙Pを乾燥処理する。この処理液乾燥処理部16は、主として、用紙Pを搬送する処理液乾燥処理ドラム46と、用紙搬送ガイド48と、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される用紙Pの印刷面に乾燥風(乾燥風)を吹き当てて乾燥させる処理液乾燥処理ユニット50とで構成される。
処理液乾燥処理ドラム46は、処理液付与部14の処理液付与ドラム42から用紙Pを受け取り、画像記録部18へと用紙Pを搬送する。処理液乾燥処理ドラム46は、円筒状に組んだ枠体で構成され、図示しないモータに駆動されて回転する。処理液乾燥処理ドラム46の外周面上には、グリッパ46Aが備えられ、このグリッパ46Aによって用紙Pの先端が把持される。処理液乾燥処理ドラム46は、このグリッパ46Aによって用紙Pの先端を把持して回転することにより、画像記録部18に用紙Pを搬送する。なお、本例の処理液乾燥処理ドラム46は、外周面上の2カ所にグリッパ42Aが配設され、1回の回転で2枚の用紙Pが搬送できるように構成されている。処理液乾燥処理ドラム46と処理液付与ドラム42は、互いの用紙Pの受け取りと受け渡しのタイミングが合うように、回転が制御される。すなわち、同じ周速度となるように駆動されるとともに、互いのグリッパの位置が合うように駆動される。
用紙搬送ガイド48は、処理液乾燥処理ドラム46による用紙Pの搬送経路に沿って配設され、用紙Pの搬送をガイドする。
処理液乾燥処理ユニット50は、処理液乾燥処理ドラム46の内側に設置され、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される用紙Pの表面に向けて乾燥風を吹き当てて乾燥処理する。これにより、処理液中の溶媒成分が除去されて用紙Pの表面にインク凝集層が形成される。本例では、2台の処理液乾燥処理ユニット50が、処理液乾燥処理ドラム内に配設され、処理液乾燥処理ドラム46によって搬送される用紙Pの表面に向けて乾燥風を吹き当てる構成とされている。
〈画像記録部〉
画像記録部18は、用紙Pの印刷面にC、M、Y、Kの各色のインク(水性UVインク)の液滴を打滴して、用紙Pの印刷面にカラー画像を描画する。この画像記録部18は、主として、用紙Pを搬送する画像記録ドラム52と、画像記録ドラム52によって搬送される用紙Pを押圧して、用紙Pを画像記録ドラム52の周面に密着させる用紙押さえローラ54と、用紙PにC、M、Y、Kの各色のインク滴を吐出する吐出ヘッドの一例としてのインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kと、用紙Pに記録された画像を読み取るインラインセンサ58と、インクミストを捕捉するミストフィルタ60と、ドラム冷却ユニット62とで構成される。
画像記録ドラム52は、処理液乾燥処理部16の処理液乾燥処理ドラム46から用紙Pを受け取り、インク乾燥処理部20へと用紙Pを搬送する。画像記録ドラム52は、円筒状に形成され、図示しないモータに駆動されて回転する。画像記録ドラム52の外周面上には、グリッパ52Aが備えられ、このグリッパ52Aによって用紙Pの先端が把持される。画像記録ドラム52は、このグリッパ52Aによって用紙Pの先端を把持して回転することにより、用紙Pを周面に巻き掛けながら、インク乾燥処理部20へと用紙Pを搬送する。また、画像記録ドラム52は、その周面に多数の吸引穴(図示せず)が所定のパターンで形成される。画像記録ドラム52の周面に巻き掛けられた用紙Pは、この吸引穴から吸引されることにより、画像記録ドラム52の周面に吸着保持されながら搬送される。これにより、高い平滑性をもって用紙Pを搬送することができる。
なお、この吸引穴からの吸引は一定の範囲でのみ作用し、所定の吸引開始位置から所定の吸引終了位置との間で作用する。吸引開始位置は、用紙押さえローラ54の設置位置に設定され、吸引終了位置は、インラインセンサ58の設置位置の下流側に設定される(たとえば、インク乾燥処理部20に用紙を受け渡す位置に設定される。)。すなわち、少なくともインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kの設置位置(画像記録位置)とインラインセンサ58の設置位置(画像読取位置)では、用紙Pが画像記録ドラム52の周面に吸着保持されるように設定される。
なお、用紙Pを画像記録ドラム52の周面に吸着保持させる機構は、上記の負圧による吸着方法に限らず、静電吸着による方法を採用することもできる。
また、本例の画像記録ドラム52は、外周面上の2カ所にグリッパ52Aが配設され、1回の回転で2枚の用紙Pが搬送できるように構成されている。画像記録ドラム52と処理液乾燥処理ドラム46は、互いの用紙Pの受け取りと受け渡しのタイミングが合うように、回転が制御される。すなわち、同じ周速度となるように駆動されるとともに、互いのグリッパの位置が合うように駆動される。
用紙押さえローラ54は、画像記録ドラム52の用紙受取位置(処理液乾燥処理ドラム46から用紙Pを受け取る位置)の近傍に配設される。この用紙押さえローラ54は、ゴムローラで構成され、画像記録ドラム52の周面に押圧当接させて設置される。処理液乾燥処理ドラム46から画像記録ドラム52に受け渡された用紙Pは、この用紙押さえローラ54を通過することによりニップされ、画像記録ドラム52の周面に密着させられる。
4台のインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kは、画像記録ドラム52による用紙Pの搬送経路に沿って一定の間隔をもって配置される。このインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kは、用紙幅に対応したラインヘッドで構成され、ノズル面が画像記録ドラム52の周面に対向するように配置される。各インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kは、ノズル面に形成されたノズル列から、画像記録ドラム52に向けてインクの液滴を吐出することにより、画像記録ドラム52によって搬送される用紙Pに画像を記録する。
なお、上記のように、各インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kから吐出させるインクは、水性UVインクが用いられる。水性UVインクは、打滴後に紫外線(UV)を照射することにより、硬化させることができる。
インラインセンサ58は、画像記録ドラム52による用紙Pの搬送方向に対して、最後尾のインクジェットヘッド56Kの下流側に設置され、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kで記録された画像を読み取る。このインラインセンサ58は、たとえば、ラインスキャナで構成され、画像記録ドラム52によって搬送される用紙Pからインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kによって記録された画像を読み取る。
なお、インラインセンサ58の下流側には、インラインセンサ58に近接して接触防止板59が設置される。この接触防止板59は、搬送の不具合等によって用紙Pに浮きが生じた場合に、用紙Pがインラインセンサ58に接触するのを防止する。
ミストフィルタ60は、最後尾のインクジェットヘッド56Kとインラインセンサ58との間に配設され、画像記録ドラム52の周辺の空気を吸引してインクミストを捕捉する。このように、画像記録ドラム52の周辺の空気を吸引してインクミストを捕捉することにより、インラインセンサ58へのインクミストの進入を防止でき、読み取り不良等の発生を防止できる。
ドラム冷却ユニット62は、画像記録ドラム52に冷風を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却する。このドラム冷却ユニット62は、主として、エアコン(図示せず)と、そのエアコンから供給される冷気を画像記録ドラム52の周面に吹き当てるダクト62Aとで構成される。ダクト62Aは、画像記録ドラム52に対して、用紙Pの搬送領域以外の領域に冷気を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却する。本例では、画像記録ドラム52のほぼ上側半分の円弧面に沿って用紙Pが搬送されるので、ダクト62Aは、画像記録ドラム52のほぼ下側半分の領域に冷気を吹き当てて、画像記録ドラム52を冷却する構成とされている。具体的には、ダクト62Aの吹出口が、画像記録ドラム52のほぼ下側半分を覆うように円弧状に形成され、画像記録ドラム52のほぼ下側半分の領域に冷気が吹き当てられる構成とされている。
ここで、画像記録ドラム52を冷却する温度は、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kの温度(特にノズル面の温度)との関係で定まり、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kの温度よりも低い温度となるように冷却される。これにより、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kに結露が生じるのを防止することができる。すなわち、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kよりも画像記録ドラム52の温度を低くすることにより、画像記録ドラム側に結露を誘発することができ、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kに生じる結露(特にノズル面に生じる結露)を防止することができる。
〈インク乾燥処理部〉
インク乾燥処理部20は、画像記録後の用紙Pを乾燥処理し、用紙Pの記録面に残存する液体成分を除去する。インク乾燥処理部20は、主として、画像が記録された用紙Pを搬送するチェーングリッパ64と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pにバックテンションを付与するバックテンション付与手段の一例としてのバックテンション付与機構66と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pを乾燥処理する乾燥ユニットの一例としてのインク乾燥処理ユニット68とで構成される。
チェーングリッパ64は、インク乾燥処理部20、水付与部80、UV照射処理部22、排紙部24において共通して使用される用紙搬送機構であり、画像記録部18から受け渡された用紙Pを受け取って、排紙部24まで搬送する。
このチェーングリッパ64は、主として、画像記録ドラム52に近接して設置される第1スプロケット64Aと、排紙部24に設置される第2スプロケット64Bと、第1スプロケット64Aと第2スプロケット64Bとに巻き掛けられる無端状のチェーン64Cと、チェーン64Cの走行をガイドする複数のチェーンガイド(図示せず)と、チェーン64Cに一定の間隔をもって取り付けられる複数のグリッパ64Dとで構成される。第1スプロケット64Aと、第2スプロケット64Bと、チェーン64Cと、チェーンガイドとは、それぞれ一対で構成され、用紙Pの幅方向の両側に配設される。グリッパ64Dは、一対で設けられるチェーン64Cに掛け渡されて設置される。
第1スプロケット64Aは、画像記録ドラム52から受け渡される用紙Pをグリッパ64Dで受け取ることができるように、画像記録ドラム52に近接して設置される。この第1スプロケット64Aは、図示しない軸受に軸支されて、回転自在に設けられるとともに、図示しないモータが連結される。第1スプロケット64A及び第2スプロケット64Bに巻き掛けられるチェーン64Cは、このモータを駆動することにより走行する。
第2スプロケット64Bは、画像記録ドラム52から受け取った用紙Pを排紙部24で回収できるように、排紙部24に設置される。すなわち、この第2スプロケット64Bの設置位置が、チェーングリッパ64による用紙Pの搬送経路の終端とされる。この第2スプロケット64Bは、図示しない軸受に軸支されて、回転自在に設けられる。
チェーン64Cは、無端状に形成され、第1スプロケット64Aと第2スプロケット64Bとに巻き掛けられる。
チェーンガイドは、所定位置に配置されて、チェーン64Cが所定の経路を走行するようにガイドする(=用紙Pが所定の搬送経路を走行して搬送されるようにガイドする。)。本例のインクジェット記録装置10では、第2スプロケット64Bが第1スプロケット64Aよりも高い位置に配設される。このため、チェーン64Cが、途中で傾斜するような走行経路が形成される。具体的には、第1水平搬送経路70Aと、傾斜搬送経路70Bと、第2水平搬送経路70Cとで構成される。
第1水平搬送経路70Aは、第1スプロケット64Aと同じ高さに設定され、第1スプロケット64Aに巻き掛けられたチェーン64Cが、水平に走行するように設定される。第2水平搬送経路70Cは、第2スプロケット64Bと同じ高さに設定され、第2スプロケット64Bに巻き掛けられたチェーン64Cが、水平に走行するように設定される。傾斜搬送経路70Bは、第1水平搬送経路70Aと第2水平搬送経路70Cとの間に設定され、第1水平搬送経路70Aと第2水平搬送経路70Cとの間を結ぶように設定される。
チェーンガイドは、この第1水平搬送経路70Aと、傾斜搬送経路70Bと、第2水平搬送経路70Cとを形成するように配設される。具体的には、少なくとも第1水平搬送経路70Aと傾斜搬送経路70Bとの接合ポイント、及び、傾斜搬送経路70Bと第2水平搬送経路70Cとの接合ポイントに配設される。
グリッパ64Dは、チェーン64Cに一定の間隔をもって複数取り付けられる。このグリッパ64Dの取り付け間隔は、画像記録ドラム52からの用紙Pの受け取り間隔に合わせて設定される。すなわち、画像記録ドラム52から順次受け渡される用紙Pをタイミングを合わせて画像記録ドラム52から受け取ることができるように、画像記録ドラム52からの用紙Pの受け取り間隔に合わせて設定される。
チェーングリッパ64は、以上のように構成される。上記のように、第1スプロケット64Aに接続されたモータ(図示せず)を駆動すると、チェーン64Cが走行する。チェーン64Cは、画像記録ドラム52の周速度と同じ速度で走行する。また、画像記録ドラム52から受け渡される用紙Pが、各グリッパ64Dで受け取れるようにタイミングが合わせられる。
バックテンション付与機構66は、チェーングリッパ64によって先端を把持されながら搬送される用紙Pにバックテンションを付与する。図2及び図3に示すように、このバックテンション付与機構66は、主として、ガイドプレート72と、そのガイドプレート72の上面に形成される多数の吸引穴200から空気を吸引する複数の吸引ファン202と、を備えている。また、ガイドプレート72の下面には、吸引した空気を吐き出すための多数の穴204が設けられている。
ガイドプレート72は、用紙幅に対応した幅を有する中空状のボックスプレートで構成される。このガイドプレート72は、チェーングリッパ64による用紙Pの搬送経路(=チェーンの走行経路)に沿って配設される。具体的には、第1水平搬送経路70Aと傾斜搬送経路70Bとを走行するチェーン64Cに沿って配設され、チェーン64Cから所定距離離間して配設される。チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pは、その裏面(画像が記録されていない側の面)が、このガイドプレート72の上面(チェーン64Cと対向する面:摺接面)の上を摺接しながら搬送される。
ガイドプレート72の摺接面(上面)には、多数の吸引穴200が所定のパターンで多数形成される。上記のように、ガイドプレート72は、中空のボックスプレートで形成される。吸引ファン202は、このガイドプレート72の中空部(内部)を吸引する。これにより、摺接面に形成された吸引穴200から空気が吸引される。
ガイドプレート72の吸引穴200から空気が吸引されることにより、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pの裏面が吸引穴200に吸引される。これにより、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pにバックテンションが付与される。
上記のように、ガイドプレート72は、第1水平搬送経路70Aと傾斜搬送経路70Bとを走行するチェーン64Cに沿って配設されるので、第1水平搬送経路70Aと傾斜搬送経路70Bとを搬送されている間、バックテンションが付与される。
図1に示すように、インク乾燥処理ユニット68は、チェーングリッパ64の内部(特に第1水平搬送経路70Aを構成する部位の前半側)に設置され、第1水平搬送経路70Aを搬送される用紙Pに対して乾燥処理を施す。このインク乾燥処理ユニット68は、第1水平搬送経路70Aを搬送される用紙Pの記録面に乾燥風を吹き付けて乾燥処理する。インク乾燥処理ユニット68は、第1水平搬送経路70Aに沿って複数台配置される。この設置数は、インク乾燥処理ユニット68の処理能力や用紙Pの搬送速度(=印刷速度)等に応じて設定される。すなわち、画像記録部18から受け取った用紙Pが第1水平搬送経路70Aを搬送されている間に乾燥させることができるように設定される。したがって、第1水平搬送経路70Aの長さも、このインク乾燥処理ユニット68の能力を考慮して設定される。なお、このインク乾燥処理ユニット68の構成については、後に詳述する。
〈水付与部〉
水付与部80は、チェーングリッパ64の内部(特に第1水平搬送経路70Aを構成する部位の後半側)に設置され、第1水平搬送経路70Aを搬送されるインク乾燥処理部20を通過した後の用紙Pに対して水を付与する。水付与部80は、主として、乾燥処理された用紙Pを搬送するチェーングリッパ64と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pにバックテンションを付与するバックテンション付与機構66と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pに水を付与する水付与手段の一例としての水付与ユニット82とで構成される。水付与ユニット82は、例えば、用紙Pに微細な水滴を噴霧することで、用紙Pに対して水を付与する。これにより、用紙Pの水分量が調整される。水付与ユニット82は、第1水平搬送経路70Aに沿って複数台配置される。この設置数は、水付与ユニット82の処理能力や用紙Pの搬送速度(=印刷速度)等に応じて設定される。すなわち、インク乾燥処理ユニット68による用紙の乾燥後、用紙Pが第1水平搬送経路70Aを搬送されている間に用紙Pの所定量の水分を付与することができるように設定される。
〈UV照射処理部〉
UV照射処理部22は、水性UVインクを用いて記録された画像に紫外線(UV)を照射して、画像を定着させる。このUV照射処理部22は、主として、用紙Pを搬送するチェーングリッパ64と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pにバックテンションを付与するバックテンション付与機構66と、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pに紫外線を照射する定着ユニットの一例としてのUV照射ユニット74とで構成される。
上記のように、チェーングリッパ64とバックテンション付与機構66は、インク乾燥処理部20、水付与部80及び排紙部24と共に共通して使用される。
UV照射ユニット74は、チェーングリッパ64の内部(特に傾斜搬送経路70Bを構成する部位)に設置され、傾斜搬送経路70Bを搬送される用紙Pの記録面に紫外線を照射する。このUV照射ユニット74は、紫外線ランプ(UVランプ)を備え、傾斜搬送経路70Bに沿って複数配設される。そして、傾斜搬送経路70Bを搬送される用紙Pの記録面に向けて紫外線を照射する。このUV照射ユニット74の設置数は、用紙Pの搬送速度(=印刷速度)等に応じて設定される。すなわち、用紙Pが傾斜搬送経路70Bを搬送されている間に照射した紫外線によって画像を定着させることができるように設定される。したがって、傾斜搬送経路70Bの長さも、この用紙Pの搬送速度等を考慮して設定される。
〈排紙部〉
排紙部24は、一連の画像記録処理が行われた用紙Pを回収する。この排紙部24は、主として、UV照射された用紙Pを搬送するチェーングリッパ64と、用紙Pを積み重ねて回収する排紙台76とで構成される。
上記のように、チェーングリッパ64は、インク乾燥処理部20及びUV照射処理部22と共に共通して使用される。チェーングリッパ64は、排紙台76の上で用紙Pを開放し、排紙台76の上に用紙Pをスタックさせる。
排紙台76は、チェーングリッパ64から開放された用紙Pを積み重ねて回収する。この排紙台76には、用紙Pが整然と積み重ねられるように、用紙当て(前用紙当て、後用紙当て、横用紙当て等)が備えられる(図示せず)。
また、排紙台76は、図示しない排紙台昇降装置によって昇降可能に設けられる。排紙台昇降装置は、排紙台76にスタックされる用紙Pの増減に連動して、その駆動が制御され、最上位に位置する用紙Pが常に一定の高さに位置するように、排紙台76を昇降させる。
〈画像記録部、インク乾燥処理部、水付与部及びUV照射処理部の詳細〉
次に、本実施形態のインクジェット記録装置10の主要部である画像記録部18、インク乾燥処理部20、水付与部80及びUV照射処理部22について、さらに詳しく説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置10のインク乾燥処理部20、水付与部80及びUV照射処理部22を示す拡大図である。図3は、チェーングリッパにより用紙を搬送しながらインク乾燥処理部20により水性紫外線硬化型インクを乾燥風乾燥する状態を示す図である。
図1に示すように、画像記録部18では、画像記録ドラム52上に密着保持された用紙Pの記録面に向かって各インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kから、対応する色のインク(水性UVインク)の液滴が吐出されることにより、処理液付与部14で予め記録面に付与された処理液にインクが着弾し、インク中に分散する色材(顔料)が凝集され、色材凝集体が形成される。これにより、用紙P上での色材流れなどが防止され、用紙Pの記録面に画像が形成されるようになっている。
図2及び図3に示すように、インク乾燥処理部20では、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pをインク乾燥処理ユニット68により乾燥処理する。すなわち、インク乾燥処理部20は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pと対向する位置にIRヒータ92と後述する乾燥装置90との組み合わせを複数配置したインク乾燥処理ユニット68が設けられている。
チェーングリッパ64は、用紙Pの先端をグリッパ64Dで把持して、平面状のガイドプレート72に沿わせて用紙Pを搬送し、チェーングリッパ64の内部に設置されたインク乾燥処理ユニット68によって乾燥処理が施される。その際、用紙Pは、バックテンション付与機構66によってバックテンションが付与され皺が発生しないように搬送されインク乾燥処理ユニット68からの乾燥風により乾燥処理が施される。これにより、用紙Pのカールやカックルが抑制される。
図3に示すように、乾燥装置90は、詳細は後述するが、インクジェット記録装置10の外側から乾燥装置90内に外気を導入する外気導入用ファン94Aと、乾燥装置90内に導入された外気を含み所定の温度に制御された乾燥風の風量を強めて用紙Pの記録面に吹き付けるように構成された乾燥風噴出しノズル96を備えている。また、IRヒータ92は、それぞれ所定の温度に制御され、第1水平搬送経路70A内を暖める。これらの乾燥風噴出しノズル96及びIRヒータ92によって、用紙Pの記録面に含まれる水分が蒸発され、乾燥処理が行われる。
また、図2に示すように、各インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kよりも画像記録ドラム52の(搬送方向Dの)下流側の位置には、画像記録ドラム52の周面と対向して、搬送中の用紙Pの記録面に吐出されたインクの量を検出するインク量検出センサ97が設けられている。
インク量検出センサ97によって検出された信号は、制御装置98に入力される。制御装置98は、CPUやメモリ等を含み、用紙Pが必要とする乾燥量、すなわち入力された信号(インク量)に応じて、外気導入用ファン94Aの送風量を制御する。具体的に、制御装置98は、例えば以下の表1に示すように、入力されたインク量がある基準値(普通の量)よりも少なければ外気導入用ファン94Aの回転数を少なくすることにより送風量を少なくする。また、制御装置98は、入力されたインク量がある基準値(普通の量)よりも極めて少なければ外気導入用ファン94Aの回転数を極めて少なくすることにより送風量を極めて少なくする。さらに、制御装置98は、入力されたインク量がある基準値(普通の量)であれば、外気導入用ファン94Aの回転数をある基準値の回転数とすることにより送風量を普通にする制御を行う。さらにまた、制御装置98は、入力されたインク量がある基準値(普通の量)よりも多ければ外気導入用ファン94Aの回転数を多くすることにより送風量を多くする制御を行う。
Figure 0005631908
水付与部80では、インク乾燥処理部20による用紙Pの乾燥後、チェーングリッパ64によって搬送される用紙Pに水付与ユニット82により水を付与する。水付与ユニット82は、用紙Pに含まれる水分量が所望の範囲内に収まるように水を付与する。これにより、インク乾燥処理部20により用紙Pが乾燥しすぎないように用紙Pの水分量を調整する。その際、用紙Pは、バックテンション付与機構66によってバックテンションが付与されながら水付与ユニット82により用紙Pに水が付与される。
本実施形態では、水付与ユニット82により用紙Pの記録面側に、用紙Pの上方から下方に向かって水が付与されるように構成されている。水付与ユニット82により用紙Pの上方から下方に向かって水が付与されることで、用紙Pにより均一に水を付与することができる。なお、水付与ユニット82により用紙Pに付与される「水」には、水を主成分とする液体を含む。例えば、水に防腐剤などの添加剤が添加された液体を、水付与ユニット82により用紙Pに付与する場合も含む。
UV照射処理部22では、用紙Pの記録面上の水性UVインクを用いて記録された画像に、UV照射ユニット74から紫外線(UV)を照射することで、画像を定着させる。UV照射ユニット74では、紫外線光源を複数用いてもよい。これにより、一つ一つの紫外線光源の照射強度を低減することにより、照射時間で硬化条件を稼ぐことが可能となり、コストダウン及びUV照射ユニット74の発熱量低減を図ることができる。
UV照射ユニット74に用いる紫外線光源としては、特に限定されるものではなく、例えば、メタルハライドランプ、水銀ランプ、エキシマレーザー、紫外線レーザー、ブラックライト、冷陰極管、LED、レーザダイオード等が適用可能であり、メタルハライドランプ管、水銀ランプ管もしくはブラックライトなどが好適に用いられる。
〈乾燥装置の詳細〉
次に、本実施形態に係る乾燥装置90について説明する。図4は、乾燥装置90の概略図である。図5は、図4に示す乾燥装置90の一部分を拡大した拡大図であり、乾燥装置90内の一部構成を実線で示している。図6は、図4に示す乾燥装置90の側面断面図である。
乾燥装置90は、ダクト100と、外気導入用ファン94Aと、加熱送風部102とを備えている。加熱送風部102は、送風用ファン104Aと、加熱ボックス105と、赤外線ヒータ106と、乾燥風噴出しノズル96と、を備えている。以下、各構成について説明する。
ダクト100は、第1水平搬送経路70Aと対向しており、第1水平搬送経路70Aと直交する方向へ延び、乾燥装置90の外側を周回移動するチェーン64Cの間を横方向へ抜くように配置されている。ダクト100は、断面矩形状の筒体で内部が通風路100Aとなっている。
ダクト100の両端部100Bには、軸流型の外気導入用ファン94Aを備えたファンボックス94が接続されている。このファンボックス94は、インクジェット記録装置10のハウジングに形成された吸気口(不図示)に取付けられている。これにより、外気導入用ファン94Aを駆動させると、インクジェット記録装置10外の新鮮な外気が通風路100A内へ強制的に導入され、通風路100A内に第1水平搬送経路70Aと直交する方向の外気の流れが形成される。
なお、一般に「外気」は、インクジェット記録装置10内の空気(内気)よりも温度及び湿度が低く、例えば温度20℃〜30℃で湿度が60%以下のものとなっている。
ダクト100の下面は開口(図6中開口100C)しており、枠体104に回転可能に支持された複数の送風用ファン104Aが、通風路100Aの長手方向Lに沿って複数配置されている。また、送風用ファン104Aの下方には、断面が漏斗状の加熱ボックス105が取付けられている。この加熱ボックス105の中には、通風路100Aの長手方向Lへ延びる一対の赤外線ヒータ106が配置されている。加熱ボックス105の下方開口は、絞り込まれて長手方向Lへ延びる乾燥風噴出しノズル96が形成されている。
これにより、複数の送風用ファン104Aにより、加熱ボックス105に取り込まれた通風路100Aの外気は、赤外線ヒータ106で加熱され、乾燥風W2として、乾燥風噴出しノズル96から噴出される。
ダクト100における第1水平搬送経路70Aの上流側の側壁100Dには、長手方向Lに沿って長方形状の循環口108が形成されている。
図4に示すように循環口108の長さL1は、送風用ファン104Aの枠体104を並べた長さL2より長く形成され、循環口108から循環風W3が均等に送風用ファン104Aで吸引される構成となっている。また、図6に示すように、循環口108には、循環口108の上部開口縁部から通風路100A内へ水平に延びる水平片110Aと水平片110Aの先端から送風用ファン104Aへ向かって折れ曲がる鉛直片110Bを備えた仕切板としてのフード110がフランジ112を介して取付けられている。
このフード110は、長手方向Lに沿って設けられ、両端部は、フード110内の空間、すなわち図6に示すような循環口108とフード110で囲まれる空間Aが封止板110C(図5参照)で閉じられ、外気導入用ファン94Aにより導入される外気が、フード110内を長手方向Lに横切らないようになっている。
《作用》
次に、本発明の実施形態に係る乾燥装置90及びインクジェット記録装置10の作用及び効果について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る乾燥装置90の作用を説明する図である。なお、図7では、乾燥装置90の乾燥風噴出しノズル96や赤外線ヒータ106等は図示を省略している。
本実施形態に係る乾燥装置90では、図7(A)及び(B)に示すように、外気導入用ファン94Aにより通風路100A内に導入された外気(新鮮風W1)は、通風路100Aに新鮮風W1の流れを形成する。この新鮮風W1の流れは、通風路100Aに沿って設けられた送風用ファン104Aと赤外線ヒータ106により、搬送される用紙Pの記録面へ乾燥風W2として吹き付けられる。長手方向Lに複数配置された送風用ファン104Aで用紙Pの記録面に乾燥風W2を吹き付けることで、用紙Pの幅方向の風量を均一にすることができる。
また、新鮮風W1を乾燥風W2とすることで、乾燥風W2の湿度の上昇を抑えることができる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90では、用紙の記録面へ吹き出された乾燥風W2の一部が、循環風W3として循環口108から再度通風路100Aに取り込まれて循環するため、赤外線ヒータ106の使用電力が削減されエネルギー効率が良くなる。
なお、乾燥風W2は、循環口108から循環風W3として再度通風路100Aに取り込まれる前に第1水平搬送経路70A内の湿気を吸収し得るため、その循環風W3は、吹き出された乾燥風W2より湿気が多い。しかし、乾燥風W2は、この循環風W3と外気導入用ファン94Aにより導入された外気(新鮮風W1)を混合したものになるので、内気循環形式のように、単に内気(循環風W3)を乾燥風W2とする場合に比して、乾燥風W2の湿度が低くなる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90では、循環口108には、循環口108へ循環する乾燥風W2と通風路100Aに導入された新鮮風W1を分離するフード110が設けられている。
ここで、図8(A)に、循環口108にフード110がない場合において通風路100A内に各風がどのように流れるかシュミレーションした結果を示し、図8(B)に、循環口108にフード110がある場合において通風路100A内に各風がどのように流れるかシュミレーションした結果を示す。
図8(A)に示すように、循環口108にフード110がないと、循環風W3が新鮮風W1を押し上げ、通風路100A内で循環する循環風W3と外気導入用ファン94Aにより導入された新鮮風W1とが互いに干渉していることが分かる。
一方で、図8(B)に示すように、循環口108にフード110があると、循環風W3により新鮮風W1が押し上げられ難くなり、通風路100A内で循環する循環風W3と外気導入用ファン94Aにより導入された新鮮風W1とが互いに干渉していないことが分かる。本実施形態では、このように循環風W3と新鮮風W1が互いに干渉しないため、通風路100A内の空気の流れが乱れず、通風路100Aの長手方向Lに亘って、新鮮風W1と循環風W3の混合比率を均一にできる。
なお、このシュミレーションは、通風路の両側開口に外気導入ファンを設けたタイプで実施した。
また、本実施形態に係る乾燥装置90では、図7(B)に示すように、循環口108から通風路100A内に取り込まれた循環風W3は、循環口108と対向するフード110(鉛直片110B)に当たって風向が変わり送風用ファン104A側に向かう。また、外気導入用ファン94Aから通風路100A内に導入された新鮮風W1は、封止板110Cに当たってフード110の中へ導入されない。したがって、通風路100A内で循環する循環風W3と外気導入用ファン94Aにより導入された新鮮風W1とは、送風用ファン104A付近で互いに混合され始めるため、封止板110Cがない場合に比して、通風路100Aの長手方向Lに亘って、新鮮風W1と循環風W3の混合比率をより均一にできる。
ここで、通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの下流側は、用紙Pの乾燥が進行するため、用紙Pから水分が蒸発した分だけ湿気が多くなる。本実施形態に係る乾燥装置90では、循環口108が通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの上流側に形成されているため、循環口108が通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの下流側に形成されている場合に比して、循環口108から湿気の少ない乾燥風W2(循環風W3)を通風路100Aに取り込むことができる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90において、循環口108は、長手方向Lに沿って設けられた複数の送風用ファン104Aがそれぞれ取り込む循環風W3が均等になるような大きさで形成されている。このため、送風用ファン104Aから用紙Pへ吹き付ける乾燥風W2に含まれる循環風W3の風量を幅方向でより均一にすることができる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90では、通風路100Aの両側から外気導入用ファン94Aにより新鮮風W1を導入するので、通風路100Aの片側から新鮮風W1を導入する場合に比して(図9(A)参照)、新鮮風W1が通風路100Aの中で衝突して均等に流れる(図7(A)参照)。このため、送風用ファン104Aから用紙Pへ吹き付ける乾燥風W2に含まれる新鮮風W1の風量を幅方向でより均一にすることができる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90では、図6に示すように、送風用ファン104Aの下方に乾燥風噴出しノズル96を設けているので、乾燥風W2の風量が強まり、水蒸気の除去効率が高くなる。
また、本実施形態に係る乾燥装置90は、周回移動するチェーン64Cの内側へチェーン64Cの間を横方向へ抜くように通風路100Aが配置されているため、チェーン64Cがあっても外気を導入できる。
また、本実施形態に係るインクジェット記録装置10では、上述した乾燥装置90と、乾燥装置90よりも第1水平搬送経路70Aの上流側に設けられ、用紙Pの記録面にインクを吐出して画像を描画するインクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kと、を有している。このため、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kからインクが吐出された用紙Pの記録面を、乾燥装置90により幅方向に均一に乾燥することができる。
また、本実施形態に係るインクジェット記録装置10は、用紙Pに吐出されたインクの吐出量に応じて外気導入用ファン94Aの送風量を制御する制御装置98を有する。このため、制御装置98は、例えばインクの吐出量が基準値よりも少なければ送風量を少なくし、インクの吐出量が基準値よりも濃ければ送風量を多くする制御をしている。したがって、用紙Pを確実に乾燥するとともに、外気導入用ファン94Aのエネルギー効率を高めることができる。
《変形例》
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかであり、例えば上述の複数の実施形態は、適宜、組み合わせて実施可能である。また、以下の変形例同士を、適宜、組み合わせてもよい。
例えば、通風路100Aは、第1水平搬送経路70Aと直交する方向へ延伸する場合を説明したが、少なくとも通風路100Aと交差していればよい。
また、図9(A)に示すように、通風路100Aの一方側にのみ外気導入用ファン94Aを設けて新鮮風W1を通風路100Aに導入する構成を採用してもよい。この場合でも、導入の際の勢いで新鮮風W1が通風路100A内を流れるため、通風路100Aの長手方向Lに沿って設けられた送風用ファン104Aから用紙Pへ吹き付ける乾燥風W2の風量を幅方向で均一にすることができる。なお、この場合、通風路100Aの他方側は、閉じていてもよいが、内圧が上昇し得ることを考えると図中に示すように開放した方が好ましい。
また、図9(B)に示すように、通風路100Aの一方側に、外気導入用ファン94Aを設け、通風路100Aの他方側に、通風路100Aに導入された外気(新鮮風W1)を排出する外気排出用ファン120を設けるようにしてもよい。この場合、新鮮風W1が勢いよく通風路100A内を行き渡り、通風路100Aの長手方向Lに沿って設けられた送風用ファン104Aから用紙Pへ吹き付ける乾燥風W2の風量を幅方向で均一にすることができる。また、図7(A)に示す新鮮風W1の流れに比べて、新鮮風W1同士の干渉や路壁への当接を避けることができ、新鮮風W1が乱れることを抑制できる。
外気導入用ファン94Aは、軸流型である場合を説明したが、遠心型であってもよい。また、外気導入用の手段としては、ファンではなくブロアを用いてもよいし、回転羽根94Aを有していない所謂羽なし扇風機を用いてもよい。
また、通風路100Aには循環口108を設ける場合を説明したが、この循環口108は省略することができる。また循環口108にはフード110を設ける場合を説明したが、このフード110は省略することができる。なお、循環口108を設けてフード110を省略すると、通風路100A内の新鮮風W1の流れが乱され易いが、この場合であっても、外気導入用ファン94Aがない場合に比して、加熱送風部102から用紙Pへ吹き付ける乾燥風W2の風量を幅方向で均一にすることができる。
また、循環口108は、ダクト100における第1水平搬送経路70Aの上流側の側壁100D、すなわち通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの上流側の路壁に設ける場合を説明したが、通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの下流側の路壁に設けてもよい。さらに、循環口108は、図10(A)に示すように、通風路100Aの上方にある路壁に設けてもよい。ただし、循環口108は通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの上流側又は下流側(すなわち、搬送方向D側)に設けた方が、第1水平搬送経路70Aと循環口108との距離が短くなるため、乾燥風W2(循環風W3)を循環口108からより多く取り込める。また、温度の高い乾燥風W2を取り込める。
さらにまた、循環口108は、図10(B)に示すように、通風路100Aにおける第1水平搬送経路70Aの下流側の路壁と上流側の路壁にそれぞれ設けてもよい。また、循環口108は、通風路100Aの高さ方向の中央部に設ける場合を説明したが、図10(C)に示すように、通風路100Aの高さ方向の下端部(加熱送風部102側の端部)に設けてもよい。この場合、第1水平搬送経路70Aと循環口108との距離が短くなるため、乾燥風W2(循環風W3)を循環口108からより多く取り込める。また、温度の高い乾燥風W2を取り込める。さらに、循環口108と送風用ファン104Aとの距離も短くなるため、循環口108から通風路100Aに入った循環風W3と新鮮風W1とが混じる時間がほとんどないまま、これらの風が送風用ファン104Aに取り込まれる。これにより、循環風W3が通風路100Aに入っても新鮮風W1の流れが乱されない。
また、フード110は、フランジ112と、2つの封止板110Cとを含む場合を説明したが、フード110からフランジ112、1つの封止板110Cの何れか1つを省略することができる。フード110に、1つの封止板110Cがあれば、新鮮風W1がフード110内に入り込み難い。
また、フード110は、図6に示すような構成(フード110が直角に曲がる)を説明したが、図11(A)に示すように、フード110が循環口108の縁部から送風用ファン104Aに向って斜めに傾いた構成を用いてもよい。さらに、図11(B)に示すように、フード110が循環口108の縁部から送風用ファン104Aに向って曲線状を描きながら傾いた構成を用いてもよい。さらにまた、図11(C)に示すように、フード110が循環口108の縁部から送風用ファン104Aに向って蛇腹状に傾いた構成を用いてもよい。
また、図示はしないが、封止板110Cの外気導入用ファン94Aと対向する面が、送風用ファン104A側に斜めに傾くようにしてもよい。この場合、封止板110Cに当たった新鮮風W1が、そのまま送風用ファン104Aに流れていき、新鮮風W1全体の流れが乱され難くなる。
また、第1水平搬送経路70Aで蒸発した水分は、図示を省略した排出手段により乾燥風W2とともにインクジェット記録装置10の外に排出してもよい。この場合、循環風W3に含まれる湿気を抑えることができる。
また、乾燥装置90は、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kよりも搬送方向Dの下流側に設けられている場合を説明したが、インクジェットヘッド56C、56M、56Y、56Kよりも搬送方向Dの上流側に設けられていてもよい。この場合、用紙Pに吐出されたインク中の水分を乾燥させるのではなく、用紙P自体の水分や処理液中の水分を乾燥させる。処理液中の水分を乾燥させる場合として、例えば、乾燥装置90を処理液乾燥処理ユニット50に転用することもできる。
また、ダクト100及び通風路100Aの断面形状は、それぞれ矩形状である場合を説明したが、三角形状や五角形状、円形状であってもよい。また、ダクト100及び通風路100Aの平面形状は、第1水平搬送経路70Aに沿ってV字型の形状であってもよい。
また、送風用ファン104Aは、通風路100Aの長手方向Lに沿って複数設ける場合を説明したが、通風路100Aの長手方向Lに延びた送風用ファン104Aを1つ設けるようにしてもよい。この場合、送風用ファン104Aとして例えばクロスフローファン等を用いることができる。
また、上記実施形態では、CMYKの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態には限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクジェットヘッドを追加する構成も可能であり、各色ヘッドの配置順序も特に限定されない。
また、上記実施形態では画像形成装置としてインクを用いたインクジェット方式のインクジェット記録装置10を一例に挙げたが、吐出される液は画像記録・文字印刷用などのインクに限定されず、記録媒体に染み込む溶媒あるいは分散媒を使用している液体であれば種々の吐出液(液滴)に応用することができる。
また、用紙Pの記録面に吐出されたインクの量は、インク量検出センサ97によって検出して送風量を制御する場合を説明したが、画像データから作成されるドットデータに基づいてインク吐出量を算出して送風量を制御してもよい。
また、フード110は、ダクト100と別体である場合を説明したが、ダクト100と一体のものであってもよい。
10 インクジェット記録装置(画像形成装置)
56C,56M,56Y,56K インクジェットヘッド(液滴吐出ヘッド)
64C チェーン(移動部材)
64D グリッパ(把持部材)
70A 第1水平搬送経路(搬送路)
92 乾燥装置
94A 外気導入用ファン(外気導入手段、送風機)
96 乾燥風噴出しノズル(絞り口)
98 制御装置(制御部)
100A 通風路
102 加熱送風部(加熱送風手段)
104A 送風用ファン(軸流型送風機)
106 赤外線ヒータ(ヒータ)
108 循環口
110 フード(仕切板)
110A 水平片
110B 鉛直片
110C 封止板
W1 新鮮風
W2 乾燥風
W3 循環風

Claims (9)

  1. 記録媒体の搬送路と交差する方向へ延びた通風路と、
    前記通風路内へ外気を導入する外気導入手段と、
    前記通風路に設けられ、前記通風路内に導入された外気を加熱して前記搬送路に搬送される記録媒体の表面へ乾燥風を吹き付ける加熱送風手段と、
    前記通風路の長手方向に沿って形成された循環口と、
    を有し、
    前記循環口には、前記循環口へ循環する乾燥風である循環風と前記通風路に導入された外気を分離する仕切板が設けられている、乾燥装置。
  2. 前記仕切板は、前記通風路内へ水平に延びる水平片と、前記水平片の先端から前記加熱送風手段へ向かって折れ曲がる鉛直片と、を有し、
    前記仕切板の両端部は、封止板で閉じられている、
    請求項に記載の乾燥装置。
  3. 前記循環口は、前記通風路における前記搬送路の上流側に形成されている、
    請求項1又は請求項に記載の乾燥装置。
  4. 前記加熱送風手段は、前記通風路の長手方向に沿って設けられ、前記通風路内に導入された外気と前記循環口へ循環する循環風を取り込んで送風する複数の軸流型送風機と、各軸流型送風機からの送風を加熱して前記乾燥風にするヒータを有し、
    前記循環口は、各軸流型送風機が取り込む循環風が均等になるような大きさで形成されている、
    請求項〜請求項の何れか1項に記載の乾燥装置。
  5. 前記外気導入手段は、前記通風路の両側に設けられている、
    請求項1〜請求項の何れか1項に記載の乾燥装置。
  6. 前記加熱送風手段は、乾燥風を記録媒体の表面に吹き付ける絞り口を備えている、
    請求項1〜請求項の何れか1項に記載の乾燥装置。
  7. 前記記録媒体を把持して前記搬送路上を搬送させる把持部材が、前記通風路及び前記加熱送風手段の外側を周回移動する移動部材に取付けられている、
    請求項1〜請求項の何れか1項に記載の乾燥装置。
  8. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の乾燥装置と、
    前記乾燥装置よりも前記搬送路の上流側に設けられ、前記記録媒体に液滴を吐出して画像を描画する液滴吐出ヘッドと、
    を有する画像形成装置。
  9. 前記外気導入手段は、送風機であり、
    前記記録媒体に吐出された液滴量に応じて前記送風機の送風量を制御する制御部、
    を有する請求項に記載の画像形成装置。
JP2012019251A 2012-01-31 2012-01-31 乾燥装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP5631908B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019251A JP5631908B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 乾燥装置及び画像形成装置
US13/727,156 US9163876B2 (en) 2012-01-31 2012-12-26 Drying device and image forming apparatus
CN201210579789.1A CN103223784B (zh) 2012-01-31 2012-12-27 干燥装置及图像形成设备
EP12199460.2A EP2623328B1 (en) 2012-01-31 2012-12-27 Drying device and image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012019251A JP5631908B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 乾燥装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013154620A JP2013154620A (ja) 2013-08-15
JP5631908B2 true JP5631908B2 (ja) 2014-11-26

Family

ID=47561236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012019251A Expired - Fee Related JP5631908B2 (ja) 2012-01-31 2012-01-31 乾燥装置及び画像形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9163876B2 (ja)
EP (1) EP2623328B1 (ja)
JP (1) JP5631908B2 (ja)
CN (1) CN103223784B (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103386824A (zh) * 2013-06-26 2013-11-13 武汉深蓝恒业数码科技有限公司 具有吹风结构、带固化光源的喷墨打印机辅助打印装置
US10179468B2 (en) * 2014-03-14 2019-01-15 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Drying media
JP6557023B2 (ja) * 2014-04-11 2019-08-07 中部電力株式会社 加熱装置
JP6851707B2 (ja) * 2014-05-14 2021-03-31 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェットプリンター
JP6267055B2 (ja) * 2014-05-19 2018-01-24 富士フイルム株式会社 印刷装置及び記録媒体搬送装置
US10245850B2 (en) * 2014-06-05 2019-04-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Heating gas between an inlet and an outlet to printed media
CN105196715B (zh) * 2014-06-19 2018-01-23 范成超 喷绘机的烘干机
CN104228332B (zh) * 2014-08-21 2017-02-08 靖江市维益知识产权服务有限公司 手机壳彩绘机用风热装置
WO2016035378A1 (ja) * 2014-09-01 2016-03-10 富士フイルム株式会社 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
CN108698412B (zh) 2015-10-30 2020-02-18 惠普发展公司,有限责任合伙企业 经打印介质干燥机
WO2017148540A1 (en) 2016-03-04 2017-09-08 Hewlett-Packard Development Company L.P. Curing apparatus
JP6805577B2 (ja) * 2016-06-29 2020-12-23 富士ゼロックス株式会社 液滴吐出装置
US10308010B2 (en) 2017-02-08 2019-06-04 Ricoh Company, Ltd. Infrared-heated air knives for dryers
JP6846229B2 (ja) * 2017-02-13 2021-03-24 三菱重工機械システム株式会社 シート乾燥装置及び方法並びに製函機
JP7013659B2 (ja) * 2017-03-17 2022-02-01 株式会社リコー 乾燥装置、および画像形成装置
JP2020518753A (ja) * 2017-05-04 2020-06-25 ムアンチャート マンカエーMuanchart,Mankaew 流体パイプ内部の羽根なしファン
DE102017122806A1 (de) * 2017-09-29 2019-04-04 Windmöller & Hölscher Kg Vorrichtung zum Trocknen eines mit Druckfarbe versehenen Bedruckstoffes
JP6962117B2 (ja) * 2017-09-29 2021-11-05 株式会社リコー 乾燥装置、液体を吐出する装置、処理液付与装置
EP3717265A4 (en) 2018-02-06 2021-06-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. DISPLAY SYSTEMS ENERGY RECOVERY
JP7216321B2 (ja) * 2018-02-27 2023-02-01 株式会社リコー 気体吹き出し装置、乾燥装置、液体を吐出する装置、処理液付与装置
JP7139700B2 (ja) * 2018-06-07 2022-09-21 コニカミノルタ株式会社 活性エネルギー線照射装置及びインクジェットプリンタ
CN108995384B (zh) * 2018-07-10 2020-09-11 广州晶绘实业有限公司 一种墨水加热干燥结构及应用该结构的打印机
CN109263310A (zh) * 2018-11-21 2019-01-25 孙惠敏 一种用于喷绘机的快速真空烘干装置
JP7200666B2 (ja) * 2018-12-26 2023-01-10 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置、印刷装置
JP7352829B2 (ja) 2019-11-18 2023-09-29 セイコーエプソン株式会社 送風装置、記録装置
CN113172999A (zh) * 2021-05-13 2021-07-27 峨眉山佳洁纸制品有限责任公司 一种成品包装用纸制品旋转印刷机构
JP2023064423A (ja) * 2021-10-26 2023-05-11 セイコーエプソン株式会社 乾燥装置及び印刷システム
JP2023116266A (ja) * 2022-02-09 2023-08-22 株式会社Screenホールディングス 基材乾燥装置および印刷装置

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3835000A1 (de) * 1988-10-14 1990-04-19 Platsch Hans G Trocknerelement
US6293196B1 (en) 1993-10-06 2001-09-25 Howard W. DeMoore High velocity, hot air dryer and extractor
JPH0811299A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Hitachi Koki Co Ltd 加熱処理装置
JP3276278B2 (ja) * 1994-12-08 2002-04-22 キヤノン株式会社 記録液定着装置およびこれを具備する液体噴射記録装置
JP2001334647A (ja) * 2000-05-25 2001-12-04 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェットプリンタ及びプリント方法
US6463674B1 (en) 2000-11-27 2002-10-15 Xerox Corporation Hot air impingement drying system for inkjet images
JP3797269B2 (ja) * 2002-05-14 2006-07-12 ノーリツ鋼機株式会社 画像形成装置
JP3750807B2 (ja) * 2002-05-14 2006-03-01 ノーリツ鋼機株式会社 熱定着装置
JP2004174887A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4022673B2 (ja) * 2003-03-19 2007-12-19 富士フイルム株式会社 塗布膜の乾燥方法及びインクジェット記録用シートの製造方法
KR20050041471A (ko) * 2003-10-31 2005-05-04 조현석 유리판의 장식방법과 이 방법에 의해 제조된 장식용유리판 및 유리판의 인쇄층을 건조시키는 건조장치
DE202004005480U1 (de) 2004-04-02 2004-06-03 Heidelberger Druckmaschinen Ag Bogendruckmaschine
JP5023882B2 (ja) * 2007-08-21 2012-09-12 Nkワークス株式会社 インクジェットプリンタ
JP5282545B2 (ja) 2008-12-01 2013-09-04 セイコーエプソン株式会社 記録装置
CN201253992Y (zh) * 2008-12-10 2009-06-10 汕头市汕樟轻工机械实业有限公司 一种用于印刷的烘干箱
JP5483931B2 (ja) 2009-05-28 2014-05-07 キヤノン株式会社 インク乾燥装置およびインクジェット記録装置
US20110199447A1 (en) * 2010-02-17 2011-08-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and drying method used in image forming apparatus
JP5646195B2 (ja) * 2010-03-30 2014-12-24 富士フイルム株式会社 インクジェット記録装置及び断熱処理方法
JP5043980B2 (ja) 2010-04-22 2012-10-10 キヤノン株式会社 プリント装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20130194367A1 (en) 2013-08-01
CN103223784A (zh) 2013-07-31
JP2013154620A (ja) 2013-08-15
CN103223784B (zh) 2016-07-06
EP2623328A1 (en) 2013-08-07
EP2623328B1 (en) 2015-03-04
US9163876B2 (en) 2015-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5631908B2 (ja) 乾燥装置及び画像形成装置
JP5529089B2 (ja) 記録媒体搬送装置及び画像形成装置
JP5453337B2 (ja) 乾燥装置及びこれを搭載したインクジェット記録装置
JP5363539B2 (ja) インクジェット記録装置
US8840219B2 (en) Image forming apparatus
JP2018154500A (ja) 搬送装置、印刷装置及び乾燥装置
JP5918159B2 (ja) 画像形成装置
JP2014181130A (ja) 画像形成装置
JP6041712B2 (ja) 画像形成装置
JP5980622B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP6012513B2 (ja) 画像形成装置
WO2014147874A1 (ja) 気流発生装置及び画像形成装置
JP6025549B2 (ja) 画像形成装置
JP5925716B2 (ja) 画像形成装置
JP5980751B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2015227043A (ja) 画像記録装置、ニス付与装置及びニス付与方法
JP2010125827A (ja) 記録装置
JP6045403B2 (ja) 記録媒体冷却機構、及び画像形成装置
JP6016591B2 (ja) 画像形成装置
JP2014151520A (ja) 用紙乾燥装置及びインクジェット記録装置
JP2015030203A (ja) 搬送装置、画像形成装置、及び媒体搬送方法
JP2014124934A (ja) 画像形成装置
JP2016168780A (ja) 液体供給装置及び画像形成装置
JP2015066897A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5631908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees