JP3255193B2 - 乾燥装置のファン制御方法及び感光材料乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置のファン制御方法及び感光材料乾燥装置

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JP3255193B2
JP3255193B2 JP02700493A JP2700493A JP3255193B2 JP 3255193 B2 JP3255193 B2 JP 3255193B2 JP 02700493 A JP02700493 A JP 02700493A JP 2700493 A JP2700493 A JP 2700493A JP 3255193 B2 JP3255193 B2 JP 3255193B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理液によって処理し
た感光材料等を乾燥風によって乾燥処理するための乾燥
装置のファン制御方法、及びこのファンの制御方法を用
いる感光材料乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム等の感光材料は、画像が記録さ
れると現像液、定着液、水洗水等の処理液によって現
像、定着、水洗等の各処理が行われたのち、乾燥装置に
よって乾燥されて仕上げられる。一般に、感光材料乾燥
装置は、乾燥室内に配置した複数の搬送ローラやガイド
によって感光材料を案内搬送しながら、この感光材料の
表面へ所定温度に加熱した乾燥風を吹き付けるようにな
っている。乾燥装置では、この所定温度の乾燥風を得る
ために乾燥室内に供給する乾燥風の温度を測定し、感光
材料が最適な乾燥状態となるようにヒータをオン・オフ
制御して、乾燥ファンによって発生した風を加熱してい
る。
【0003】また、乾燥装置では、エネルギーの節約そ
の他の目的で長時間感光材料の処理を行っていないとき
には、乾燥風より乾燥室内の搬送ローラやガイドの温度
上昇が遅く、またこれらが乾燥の度合いに関連すること
が判っているため、これらを感光材料を乾燥するときの
乾燥風の前記所定の温度より若干低い所定の温度範囲と
なるように一定時間毎に乾燥ファンないしヒータをオン
・オフさせる、所謂、スタンバイ制御を行い、何時でも
素早く乾燥風の温度を感光材料を乾燥処理可能な温度に
切り換えられるようにしている装置がある。
【0004】このような乾燥装置では、感光材料の乾燥
処理に先立って、乾燥ファンとヒータによって所望の温
度と風量の乾燥風を発生させると共に、この乾燥風によ
って乾燥室内の搬送ローラやガイドを所定の温度に加熱
するようにしている。これによって、装置の稼動立ち上
げ時及び、長時間感光材料の非処理が続いた後に、感光
材料を処理するにあたり、最初に乾燥処理される感光材
料が現像液、定着液、水洗水等の処理液による処理が終
わるまでに乾燥風を所定の温度に加温すると共に、乾燥
装置内で感光材料と接触する搬送ローラやガイドをも略
乾燥風と同じ温度に達するようにし、乾燥装置内を搬送
される感光材料がローラやガイドと接触したために冷却
されたりして乾燥が遅れることによる乾燥ムラが生じる
のを防止し、所望の品質で感光材料を仕上げるようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スタン
バイ状態から迅速に感光材料を乾燥可能にするために
は、スタンバイ状態であっても乾燥ファン又は乾燥ファ
ンとヒータを間欠的にオン・オフさせる等の工夫により
乾燥室内の温度が低くなりすぎないようにする必要があ
る。この際の問題として、乾燥ファンが間欠運転するこ
とによって、乾燥ファンの発生する音が耳障りな騒音と
して感じられることが挙げられる。
【0006】また、中断後に感光材料の処理を開始した
場合、乾燥室内の搬送ローラやガイド等は所定以上の温
度に加熱されており、最初に処理される感光材料は、乾
燥風と共にローラやガイドと接触したときに受ける熱に
よって乾燥が促進され、光沢ムラ等の形で表れる乾燥ム
ラを生じてしまう。
【0007】本発明は上記事実を考慮してなされたもの
であり、乾燥室内をスタンバイ状態等から立ち上げた後
に乾燥室内で感光材料と接触するローラ等から受ける熱
により感光材料に乾燥ムラが発生するのを防止するため
の感光材料乾燥装置を提供することを目的とする。ま
た、このような感光材料乾燥装置に最適な乾燥装置のフ
ァン制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
乾燥装置のファン制御方法は、乾燥室内に配置されたガ
イドないし搬送ローラによって搬送される感光材料へ乾
燥ファンによって乾燥用温風を吹き付けて乾燥する乾燥
装置のファン制御方法であって、感光材料の非乾燥処理
時に前記乾燥室内のガイドないし搬送ローラを加熱し、
最初の感光材料が前記乾燥室内へ挿入されるときから
定の時間前記乾燥ファンを間欠的にオン・オフして定格
運転による送風量以下の乾燥用温風を前記乾燥室内へ供
給して感光材料の乾燥処理を行うことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る乾燥装置のファン
制御方法は、請求項1の乾燥装置のファン制御方法であ
って、前記乾燥ファンの駆動モータへの電力供給を間欠
的にオン・オフさせて、かつオンさせた後に前記乾燥フ
ァンが定格運転に達する前にオフすることにより乾燥フ
ァンの定格運転による送風量以下の乾燥用温風を供給す
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る感光材料乾燥装置
は、感光材料が乾燥室内に挿入されるタイミングを検出
する挿入検出手段と、前記乾燥室内を搬送ローラないし
ガイドによって感光材料を搬送する搬送手段と、乾燥フ
ァンとヒータによって発生した乾燥用温風を前記乾燥室
内を搬送される感光材料へ向けて噴出して感光材料を乾
燥する乾燥手段と、前記乾燥手段の乾燥ファンを連続運
転して前記感光材料の処理の開始に先立って前記乾燥室
内の前記搬送ローラないしガイドを所定の温度に加熱し
たのち、最初の感光材料が前記乾燥室へ挿入されるとき
から所定の時間前記乾燥ファンを間欠的に運転させて乾
燥室へ供給する乾燥用温風の風量を制御する乾燥制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る感光材料乾燥装置
は、請求項3の感光材料乾燥装置であって、前記乾燥フ
ァンの間欠運転時では、前記乾燥制御手段が前記乾燥フ
ァンを駆動する駆動モータへの供給電力を一旦オンした
のち、前記乾燥ファンが定格運転状態に達する前にオフ
することを繰り返すことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の乾燥装置のファン制
御方法では、感光材料の処理機への挿入検出等によって
乾燥室へ供給される温風(乾燥用温風)によって感光材
料と接触する搬送ローラやガイドを加熱し、最初の感光
材料が乾燥室内へ挿入されたときに所定時間、乾燥風の
風量を低下させるか乾燥風の供給を停止させる。これに
よって、感光材料を搬送ローラやガイドと接触して受け
る熱と乾燥風から受ける熱のトータルによって乾燥さ
せ、搬送ローラやガイドの熱が感光材料の乾燥に影響を
及ぼすことがない状態となってから、乾燥ファンを連続
運転させて規定の風量の乾燥用温風のみで感光材料を乾
燥処理する。これによって、立ち上げ初期段階で乾燥処
理される感光材料であっても、後に乾燥処理される感光
材料と同様に乾燥ムラが生じることなく仕上げることが
できる。
【0013】請求項2に記載の乾燥装置のファン制御方
法では、作動を開始した乾燥ファンが定格運転状態に達
する前に停止させ、これを繰り返すことによって乾燥フ
ァンの間欠運転を行う。すなわち、極めて短時間の間に
乾燥ファンのオン・オフを行う間欠運転によって定格運
転時よりも少ない所望の風量の乾燥風を発生する。 すな
わち、乾燥風の風量を低下させるときに、乾燥ファンを
間欠的にオン・オフして作動させる。また、乾燥ファン
を間欠的に作動させるとき、乾燥ファンが定格運転(定
格回転数)状態に達する前にオフさせる。一般的に電動
ファンにおいては、定格運転時に駆動モータの発生する
音や羽根車の風切り音等が最も大きくなるが、定格運転
に達する前の立ち上がり状態及び作動を停止してから慣
性力によって風を発生している状態では、羽根車の風切
り音は勿論駆動モータの音が定格運転時に比較して極め
て小さい。これを利用して、乾燥ファンの連続運転時よ
り少ない乾燥風を発生するときに、乾燥ファンを定格運
転状態(定格回転数)とならないようにオン・オフさせ
て間欠運転を行えば、乾燥ファンの間欠運転時の騒音を
小さくすることができると共に、騒音の強弱の変化を抑
えることができ、うねりのような耳障りな音が発生する
ことがない。
【0014】
【0015】
【0016】本発明の請求項3に記載の感光材料乾燥装
置は、装置の稼動立ち上げ時及び/又は感光材料の非処
理状態が所定時間連続して状態からの立ち上げ時に、最
初の感光材料の乾燥処理を開始するまでに、搬送手段を
構成する搬送ローラやガイドを乾燥風によって加熱す
る。この後、最初に感光材料を処理するときは、搬送ロ
ーラやガイドが感光材料に付与する熱の分だけ乾燥風が
感光材料に付与する熱が少なくなるように乾燥風の風量
を少なくする。
【0017】これによって、最初に乾燥処理される感光
材料は、少ない風量の乾燥風によって乾燥されるが、こ
のとき感光材料は搬送ローラやガイドと接触してこれら
からも熱を受けるので、実質的に最適な状態に乾燥可能
な量の熱が付与されて乾燥される。
【0018】本発明の請求項4に記載の感光材料乾燥装
置では、間欠運転時に乾燥ファンが定格運転状態となら
ないように短い時間でオン・オフする。これによって、
間欠運転時に乾燥ファンが発生する騒音及び乾燥ファン
の騒音の強弱によって発生する耳障りなうねりの発生を
抑えることができ、乾燥ファンの間欠運転時の作業環境
の悪化を防止することができる。
【0019】なお、このような乾燥ファンの間欠運転
は、例えば感光材料の非処理状態が長時間にわたり乾燥
装置をスタンバイ状態として、所定時間毎に乾燥ファン
を間欠運転するときに適用することもできる。
【0020】
【実施例】図1には、本実施例に適用した自動現像装置
10が示されている。この自動現像装置10は、機枠1
2内に処理液処理部14と本発明を適用した乾燥部16
とが設けられており、感光材料であるフィルム20を処
理するものであり、画像が記録されたフィルム20を、
現像液、定着液及び水洗水に浸漬して、現像処理、定着
処理及び水洗処理を行ったのち、乾燥処理して仕上げ
る。
【0021】この自動現像装置10は、単体で用いて、
画像記録装置によって画像が記録されたフィルム20を
処理するものであってもよく、また、スキャナ等の画像
記録装置に一体で設け、画像記録装置によってフィルム
20に画像を記録した後、連続してフィルム20を現
像、定着、水洗処理した後、乾燥処理して仕上げるもの
であってもよい。
【0022】この自動現像機10には、その機枠12の
上流側端部(図1の紙面左側面)にフィルム20を挿入
する挿入口18が設けられている。挿入口18の内方に
は、一対の挿入ローラ32が備えられており、図示しな
い駆動手段で回転するようになっている。このため、挿
入口18から挿入されたフィルム20は、一対の挿入ロ
ーラ32の駆動力によって自動現像機10の内部に設置
された処理液処理部14へと案内される。なお、挿入口
18の内方には、フィルム20が挿入口18から挿入さ
れたことを検出する挿入センサ66が配設されている。
【0023】処理液処理部14には複数の処理槽が設け
られている。処理槽はそれぞれ上流側(図1の紙面左
側)から現像槽22、リンス槽24、定着槽26、リン
ス槽28及び水洗槽30とされている。現像槽22、定
着槽26、水洗槽30(以下総称する場合は「処理槽」
と言う)には、それぞれ現像液、定着液、水洗水が蓄え
られている。また、リンス槽24には洗浄水(例えば水
または酢酸水溶液)、リンス槽28には洗浄水(例えば
水)が図示しないそれぞれの貯留タンクからポンプの駆
動によって管路を通して供給され、余剰となった洗浄水
をリンス槽24、28から図示しないオーバーフロー槽
へオーバーフローさせるようになっている。なお、洗浄
水が水の場合には、貯留タンクを用いずに上水道からソ
レノイドバルブ等を介してリンス槽24、28へ直接接
続する管路を設け、リンス槽24、28の各々へ洗浄水
として水道水を供給してもよい。
【0024】処理槽22、26、30内の各々には、ラ
ック34が配置されている。ラック34には、複数のロ
ーラ対36が配設されており、これらのローラ対36に
よってフィルム20を挟持して、各処理槽内を略U字状
に案内して搬送する搬送路が形成されている。フィルム
20は、これらの搬送路を搬送されながら各処理槽内で
処理液に浸漬される。
【0025】各処理槽22、26、30の上方には、ク
ロスオーバーラック38が配置されている。このクロス
オーバーラック38には、各処理槽の下流部に位置する
搬送ローラ対40、リンス槽24、28の上方及び水洗
槽30の下流側に位置する搬送ローラ対42が配設さ
れ、フィルム20を挟持して隣接する処理槽へ案内する
と共にフィルム20に付着した処理液を取り除くように
なっている。また、クロスオーバーラック38の下側面
は、各処理槽22、26、30内の処理液の液面を覆う
浮蓋の役目も有しており、特に現像液、定着液が外気と
接触するのを防止している。
【0026】また、現像槽22及び定着槽26の下方に
は、図示しない熱交換器が配設されおり、現像槽22内
の現像液及び定着槽26内の定着液を循環手段(図示省
略)によって攪拌するとき、この循環手段の途中に設け
た熱交換器によって所定の温度に加熱するようにしてい
る。このため、現像槽22内の現像液及び定着槽26内
の定着液は、自動現像機10の稼働立ち上げ時には、フ
ィルム20を処理可能な設定温度に加熱され、装置の立
ち上げ後は設定温度を維持するようになっている。
【0027】処理液処理部14の下流側(図1紙面右
側)には、乾燥部16が隣接して配置されている。この
乾燥部16は処理液処理部14の下流側端部に隣接して
上方に突出するように設けられている。
【0028】乾燥部16には、処理液処理部14から送
り込まれるフィルム20を複数対のスクイズローラ44
によって搬送しながらフィルム20の表面に付着した水
分をスクイズしながら略箱体状に形成された乾燥室46
内へ送り込むようになっている。乾燥室46内には、搬
送手段を構成するガイド48及び千鳥状に複数の搬送ロ
ーラ50が配設されている。乾燥室46内に送り込まれ
たフィルム20は、ガイド48によって略上方へ向けて
案内され、複数の搬送ローラ50によって乾燥室46内
を略上方へ向けて搬送される。
【0029】また、乾燥室46内には、フィルム20の
搬送路を挟んで複数の吹出パイプ52が配設されてい
る。これらの吹出パイプ52は長手方向がフィルム20
の搬送幅方向に沿って配置され、フィルム20の搬送路
へ向けてノズル54が設けられている。これらの吹出パ
イプ52の各々には、フィルム20の幅方向の一端から
後述する乾燥風発生部で発生された乾燥風が供給される
ようになっており、この乾燥風が、ノズル54から搬送
されるフィルム20の表面へ向けて噴出されるようにな
っている。なお、吹出パイプ52の内部空間は、乾燥風
が供給される端部から他端へ向けて除々に空間断面積が
小さくされ、乾燥風がフィルム20の搬送幅方向に沿っ
て均一に吹き出されるようになっており、この乾燥風に
よってフィルム20が均一に加熱乾燥される。
【0030】乾燥室46の上方には、ガイド56とガイ
ド56の両側に搬送ローラ対58及び排出ローラ対60
が配設されている。乾燥室46内から排出されたフィル
ム20は、搬送ローラ対58によって挟持搬送されなが
らガイド56によって排出ローラ対60へ向けて案内さ
れた後、排出ローラ対60によって排出口62から略水
平状態で送り出される。
【0031】処理液処理部14の上方の機枠12の上面
には、排出口62から送り出されたフィルム20を載置
するトレイ64が形成されており、自動現像装置10
で、現像、定着、水洗及び乾燥処理されたフィルム20
がこのトレイ64上に順に積み重ねられるようになって
いる。
【0032】ここで、図1乃至図4を用いて、乾燥部1
6でフィルム20を乾燥するための乾燥風を発生する乾
燥風発生部68について説明する。
【0033】図1乃至図3に示されるように、乾燥部1
6の乾燥室46は、架台70の上方に配置されており、
この架台70の下方には、乾燥風発生部68及び制御部
72が設けられている。図2及び図3に示されるよう
に、乾燥風発生部68には、排気ファン74(図2にの
み図示)が設けられ、また、架台70には、複数のスリ
ット76によって排気グリル78が形成されている。乾
燥室46内の空気は、排気グリル78のスリット76を
通過して図示しないダクトを介して機外へ排出可能とな
っている。
【0034】また、この乾燥風発生部68には、乾燥フ
ァン80及びヒータ82が配設されている。乾燥ファン
80は、略円筒状のケーシング100の軸心部の一方に
吸引口80Aが形成され、吸引口80Aと反対側にモー
タ102を備えている。乾燥ファン80は、このモータ
102の駆動によって、ケーシング100内部に配設さ
れた図示しない羽根車(ファン)が回転し、吸引口80
Aから空気を吸い込むようになっている。また、ケーシ
ング100には、ケーシング100の外周面の接線方向
の一方に沿って吐出口104が形成されており、ケーシ
ング100内に吸引した空気を吐出口104から吐出す
るようになっている。
【0035】この乾燥ファン80は、吸引口80Aに吸
気カバー86が配設され、さらに、排気グリル78の近
傍及び、フィルタ84を介して自動現像装置10の機外
と連通されており、乾燥ファン80によって乾燥室46
から排出された空気の一部とフィルタ84を介して吸引
した自動現像装置10の機外と空気とを混合しながら吸
引するようになっている。
【0036】図2及び図3に示されるように、乾燥ファ
ン80の吹き出し方向側には、チャンバー88が配設さ
れている。このチャンバー88内には、ヒータ82及び
温度センサ89(図2に示す)が配設されており、乾燥
ファン80によってチャンバー88内に送り込まれた空
気を加熱して乾燥風を発生するようになっている。
【0037】チャンバー88の乾燥ファン80と反対側
の開口には、乾燥室46の壁面を形成する側板46Aに
設けられた側板チャンバー90の開口が設けられてお
り、この側板チャンバー90は、前記した吹出パイプ5
2の内部に連通している。このため、乾燥風発生部68
で発生した乾燥風は、側板チャンバー90を介して吹出
パイプ52へ供給され、ノズル54から乾燥室46内へ
噴出される。
【0038】チャンバー88及び乾燥ファン80によっ
て構成される乾燥風発生部68の下方には、制御部72
が配設されている。図4に示されるように、この制御部
72の制御装置92には、挿入センサ66、温度センサ
89、乾燥ファン80のモータ102及びヒータ82が
接続されており、温度センサ89により測定した乾燥風
の温度に応じてヒータ82の作動を制御すると共に、フ
ィルム20の処理中には、乾燥ファン80のモータ10
2をオンして乾燥風を乾燥室46へ供給し、乾燥部16
でのフィルム20の非処理状態が長時間経過した場合
に、乾燥ファン80のモータ102を間欠運転して、乾
燥室46へ供給する乾燥風の風量を減少させるようにし
ている(スタンバイ制御)。また、制御装置92は、フ
ィルム20の非処理状態が連続した後に、最初のフィル
ム20を処理するときは、このフィルム20が乾燥室4
6に挿入された時点から所定時間だけ乾燥ファン80の
間欠運転を行うようにしている。
【0039】制御装置92が乾燥ファン80の間欠運転
を行う場合、図6及び図7に示すように、乾燥ファン8
0の作動時間(オンされてからオフされるまでの時間)
Δtを0.06秒としている。この作動時間Δtは、乾
燥ファン80が所定の風量を発生する定格運転に達する
時間より短くし,制御装置92はは、停止時間tだけ経
過する毎に、作動時間Δtだけ乾燥ファン80のモータ
102をオンするようにしている。なお、制御装置92
は、フィルム20の搬送速度と挿入センサ66と挿入口
18から乾燥部16の乾燥室46までのフィルム20の
搬送路の長さから乾燥室46へフィルム20が挿入され
るタイミングを検出すると共に、挿入口18から排出口
62までのフィルム20の搬送路の長さから自動現像装
置10内でフィルム20の処理を行っているか否か判断
できるようになっている。
【0040】また、制御装置92には、乾燥ファン8
0、ヒータ82のみならず、処理液処理部14及び乾燥
部16の各部の作動も制御するようになっている。
【0041】次の本実施例の作用を説明する。自動現像
装置10では、図示しない電源が投入されると、装置の
稼動立ち上げが行われる。この装置の稼動立ち上げ時に
は、処理液処理部14の現像槽22、定着槽26の現像
液、定着液を図示しない熱交換器によって加熱し、フィ
ルム20を最適な状態で現像、定着処理する温度に加熱
する。なお、乾燥部16では、乾燥ファン80及びヒー
タ82を作動させて、乾燥室46内に乾燥風を供給し、
乾燥部16をフィルム20を乾燥可能な状態に立ち上
げ、立ち上げたのちは、その温度を維持するようにして
いる。
【0042】稼動立ち上げの終了した自動現像装置10
に挿入口18からフィルム20が挿入されると、自動現
像装置10は、フィルム20を挿入ローラ32によって
引き入れ、処理液処理部14で現像槽22、定着槽2
6、水洗槽30へ順に浸漬しながら搬送して、現像、定
着、水洗処理を行う。処理液処理部14で現像、定着、
水洗処理の終了したフィルム20は、スクイズローラ4
4によってスクイズされながら搬送され乾燥部16の乾
燥室46内へ挿入される。
【0043】乾燥室46内には、乾燥風発生部68で発
生された乾燥風が供給され、この搬送風をフィルム20
の表面へ向けて吐出してフィルム20を乾燥するように
なっている。乾燥室46で乾燥処理の終了したフィルム
20は、搬送ローラ58及びガイド56によって排出口
62へ向けて搬送され、排出ローラ60によって排出口
62からトレイ64上へ送り出して、フィルム20を順
次トレイ64上に載置する。
【0044】乾燥部16では、乾燥室46内を搬送され
るフィルム20を乾燥するため、乾燥ファン82によっ
てチャンバー88内に多量の空気を供給し、この空気を
チャンバー88内に配置したヒータ82によって加熱し
て、側板チャンバー90内へ乾燥風として供給する。こ
の乾燥風は、側板チャンバー90から吹出パイプ52へ
供給され、ノズル54からフィルム20の表面へ向けて
噴出される。
【0045】乾燥室46内を搬送されるフィルム20
は、ノズル54から噴出される乾燥風によって加熱さ
れ、表面及び内部から水分が蒸発する。フィルム20か
ら蒸発した水分は、ノズル54から噴出される乾燥風に
よって、フィルム20の表面から除去されて、排気グリ
ル78のスリット76から排出される。
【0046】ここで、装置の稼動立ち上げ時からの乾燥
部16の作動を図5に示すフローチャートにしたがって
説明する。このフローチャートは、制御部72が乾燥部
16でのフィルム20の処理状態に応じて主に乾燥風の
風量を制御を行うものである。なお、制御部72では、
温度センサ89によって乾燥風の温度を測定し、乾燥風
の温度を所定値又は所定の範囲に維持するようにヒータ
82をオン・オフ制御する。
【0047】自動現像装置10の図示しない電源スイッ
チがオンされると、最初のステップ150で前記した乾
燥部16の稼動立ち上げ処理を行う。稼動立ち上げ処理
時には、ヒータ82と共に乾燥ファン80を一定時間オ
ンして、発生した乾燥風によって乾燥室46内部の搬送
ローラ50やガイド48等をフィルム20を乾燥処理す
るのに最適な温度に加熱する。なお、乾燥ファン80と
ヒータ82を一定時間作動させるのではなく、例えば排
気グリル78を通過して乾燥室46内から排出される空
気の温度を測定して乾燥室46内部の搬送ローラ50等
の温度を換算して、この温度が所定の温度となるように
立ち上げ処理を行うようにしてもよい。この場合、短時
間で乾燥部16の立ち上げを行うことができる。
【0048】乾燥部16の立ち上げ処理が終了すると、
次のステップ152でフィルム20が自動現像装置10
へ挿入されたか否かを判断する。挿入センサ66が挿入
口18からフィルム20が挿入されたことを検出する
と、ステップ154へ移行して乾燥ファン80によって
乾燥風を乾燥室46内へ供給する。なお、このステップ
は、乾燥ファン80がオン状態であった場合、その状態
を連続させ、主に後述するスタンバイ処理から乾燥部1
6の立ち上げを行う場合に実行することになり、乾燥室
46の内部がフィルム20を乾燥する温度に加熱して、
この温度を維持させる。
【0049】次のステップ156では、フィルム20が
乾燥室46に達したか否かを判断し、フィルム20の先
端が乾燥室46内へ挿入されるタイミングを見計らって
次のステップ158へ移行する。このタイミングは、挿
入口18から乾燥室46までのパス長と搬送速度から得
ることができる。なお、乾燥室46への挿入口にセンサ
を設けて、フィルム20の先端が乾燥室46への入口に
達したのを検出するようにしてもよい。
【0050】ステップ158では、所定時間、乾燥ファ
ン80の間欠運転を行う。この後、ステップ160へ移
行して、乾燥ファン80を連続運転して乾燥処理を行
う。乾燥ファン80によって発生された乾燥風は、側板
チャンバー90を介して吹出パイプ52へ供給され、乾
燥室46内を搬送されるフィルム20へ向けてノズル5
4から噴出される。このとき、乾燥風の温度は、サーミ
スタ89によって測定され、乾燥風の温度をフィルム2
0を最適な状態に乾燥するようにヒータ82が、オン・
オフ制御される。
【0051】図6には、乾燥ファン80のオン・オフの
タイミングと乾燥風の風量が示されている。この間欠運
転時には、乾燥ファン80の1回の作動時間Δtは、オ
ンした乾燥ファン80が定格運転に達する時間より短い
時間であり、乾燥ファン80はオフされると慣性力によ
って回転しながら除々に風量が減少する。このような乾
燥ファン80のオン・オフを繰り返すことによって、乾
燥ファン80の定格運転時より風量より少ない風量(図
中に二点鎖線で示す)の乾燥風を乾燥室46内に供給し
て最初のフィルム20を乾燥処理する。
【0052】このため、最初に乾燥室46内へ挿入され
るフィルム20は、所定の風量より少ない風量の乾燥風
が吹き付けられ、乾燥風のみであっては最適な状態に乾
燥されることがない。しかし、最初のフィルム20は、
立ち上げ時に加熱された搬送ローラ50やガイド48と
接触して熱が付与される。これによって、フィルム20
に最適な状態で乾燥するように熱を付与するようにして
いる。すなわち、乾燥部16では、立ち上げ後に最初に
処理するフィルム20を乾燥風の熱と搬送ローラ50及
びガイド48からの熱伝導による熱によって乾燥してい
る。
【0053】この乾燥ファン80の間欠運転時の乾燥風
の風量は、乾燥ファン80の停止時間によって設定すれ
ばよく、例えば、搬送ローラ50とガイド48がフィル
ム20を最適な状態で乾燥するための熱の約30%を付
与するようであれば、乾燥風の風量を乾燥ファンの定格
運転時の約70%となるように作動時間Δt及び停止時
間tを設定して乾燥ファン80を間欠運転すればよい。
【0054】この後、搬送ローラ50及びガイド48
は、フィルム20に熱を付与するため、温度が下がる。
その温度の下がり具合は、それらの熱容量によって異な
るが、実質的にフィルム20の乾燥状態に影響を及ぼさ
ない温度となるが、何枚目かは装置によって異なる。搬
送ローラ50、ガイド48等の温度が下がれば、それ以
降に連続的に処理されるフィルム20は、実質的に乾燥
風のみで乾燥処理される。
【0055】なお、乾燥ファン80を間欠運転する時間
は、最初のフィルム20の先端が乾燥室46へ挿入され
たときに開始して、このフィルム20の後端が乾燥室4
6から排出される前に終了するようにしてもよい。間欠
運転時間の終了は、例えば最初のフィルム20が乾燥室
46に挿入されてから2〜3枚程度のフィルム20を処
理可能な時間の後でもよく、この間に搬送ローラ50や
ガイド48が実質的にフィルム20の乾燥に影響を及ぼ
さない温度となるような時間後を設定すればよい。ま
た、乾燥ファン80の停止時間tは、搬送ローラ50や
ガイド48の温度の下がり具合に応じて除々に短くし、
乾燥風の風量を除々に増加させるようにしている。
【0056】このように乾燥風を制御すれば、立ち上げ
後の初期段階で搬送ローラ50やガイド48からの熱の
影響を受けて乾燥が促進されて過乾燥ぎみとなったフィ
ルム20に生じていた光沢ムラ等の乾燥ムラを生じさせ
ることがなく、立ち上げ後、初期段階で処理されたフィ
ルム20であっても最適な乾燥状態で仕上げることがで
きる。
【0057】次のステップ162では、フィルム20の
乾燥処理状態か否かを判断している。フィルム20の被
処理状態と判断した場合は、ステップ164へ移行し
て、スタンバイ状態にする。すなわち、フィルム20の
乾燥処理中以外は、常にスタンバイ状態としている。な
お、スタンバイ状態は、ステップ152で新たに処理さ
れるフィルム20を検出して、自動現像装置10による
フィルム20の処理が再開されたと判断した時点で終了
し、ステップ166では、装置の稼動が終了したか否か
を確認している。
【0058】図7には、乾燥部16でのスタンバイ処理
時の乾燥ファン80の作動タイミングを示している。ス
タンバイ処理時では、乾燥ファン80を所定時間毎(例
えば時間Tだけ経過する毎に所定時間だけ間欠的に作動
させて、通常作動時より少ない風量の乾燥風を乾燥室4
6内にに供給する。このとき、乾燥ファン80の作動時
間Δtは、約0.06秒とし、乾燥ファン80が定格運
転状態に達する前に乾燥ファン80をオフするようにし
ている。
【0059】これによって、乾燥ファン80がオンして
作動を開始すると風量が上がり、オフしたときに慣性力
によって回転しながら除々に停止する。これを繰り返す
ことによって、間欠運転中は、乾燥ファン80によって
定格風量より少ない風量(図示省略)の乾燥風を乾燥室
46内に供給して、乾燥室46内の温度が下がるのを防
止する。このとき、乾燥風の温度をサーミスタ89で測
定しながらヒータ82をオンさせればよい。
【0060】従来、乾燥ファン80を間欠運転させると
き、乾燥ファン80の定格運転と停止を繰り返していた
が、乾燥ファン80は定格運転状態でモータ102の騒
音及び乾燥ファンの羽根車の風切り音が最も大きくな
り、これを間欠的に繰り返すことによって、騒音の強弱
の変化がうねりのように聞こえて耳障りとなり自動現像
装置近傍の作業環境を悪化させることになる。しかし、
本実施例では、乾燥ファン80が定格運転状態に達し騒
音が大きくなる前に乾燥ファン80を停止させているた
め、間欠運転時に乾燥ファン80が発生する騒音を抑え
るため、乾燥ファン80の間欠運転時の騒音の強弱の変
化による耳障りな騒音が発生することがない。
【0061】なお、自動現像装置10では、装置の稼動
開始及びスタンバイ状態からの立ち上げ後に、最初にフ
ィルム20を処理するときに、作動時間Δtだけ乾燥フ
ァン80を動作させる間欠運転を行っており、このとき
も、乾燥ファン80が発生する騒音を抑えるとができ
る。
【0062】このように図5に示すフローチャートは、
一般的な乾燥装置の乾燥ファン80の制御にステップ1
54、156、158、特にステップ158を追加する
のみであり、これによって、立ち上げ初期段階で乾燥処
理されるフィルム20に乾燥ムラを生じさせることがな
く、乾燥部16の立ち上げ初期から一定の品質でフィル
ム20を乾燥処理することができる。このとき、乾燥フ
ァン80の作動時間Δt及び停止時間tは、本実施例に
適用した時間に限定するものではなく所望の乾燥風の風
量を得るように設定することができる。
【0063】なお、本実施例は、本発明が適用される感
光材料乾燥装置の構成を限定するものではない。例え
ば、本発明が適用される感光材料乾燥装置は、フィルム
20を処理液処理部14で現像、定着及び水洗処理した
のち、乾燥部16で加熱乾燥する自動現像機10に一体
に設けたものではなく、単体で用いる感光材料乾燥装置
であってもよく、また、自動現像装置10は、印画紙等
の他の感光材料を処理するものであっても適用が可能で
あり、乾燥ファンをオン・オフ制御して乾燥風の風量を
調節する一般的な感光材料乾燥装置に適用が可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の乾燥装置の
ファン制御方法によれば、立ち上げ後の初期に乾燥処理
される感光材料が乾燥用温風で加熱した搬送ローラやガ
イドに接しても所望の品質で仕上げることができ、感光
材料に乾燥ムラを生じさせることがない。
【0065】感光材料処理装置において、上記の如く乾
燥ファンを制御して乾燥材料の乾燥処理を行うことによ
って、乾燥ファンの作動、停止による騒音変化の不快感
を無くすことができる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した自動現像機の概略構成図で
ある。
【図2】自動現像機の乾燥風発生部の概略構成図であ
る。
【図3】乾燥ファンとヒータの作動を示すグラフであ
る。
【図4】制御部の概略を示すブロック図である。
【図5】乾燥部の作動の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】フィルムの処理開始時の乾燥ファンの作動タイ
ミングを示すグラフである。
【図7】スタンバイ時の乾燥ファンの作動タイミングを
示すグラフである。
【符号の説明】
10 自動現像機 12 フィルム(感光材料) 16 乾燥部 48 ガイド 50 搬送ローラ 66 挿入センサ 68 乾燥風発生部 72 制御部 80 乾燥ファン 82 ヒータ 89 サーミスタ 102 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川井 康弘 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富士写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−4746(JP,A) 特開 平1−198757(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥室内に配置されたガイドないし搬送
    ローラによって搬送される感光材料へ乾燥ファンによっ
    て乾燥用温風を吹き付けて乾燥する乾燥装置のファン制
    御方法であって、感光材料の非乾燥処理時に前記乾燥室
    内のガイドないし搬送ローラを加熱し、最初の感光材料
    が前記乾燥室内へ挿入されるときから所定の時間前記乾
    燥ファンを間欠的にオン・オフして定格運転による送風
    量以下の乾燥用温風を前記乾燥室内へ供給して感光材料
    の乾燥処理を行うことを特徴とする乾燥装置のファン制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記乾燥ファンの駆動モータへの電力供
    給を間欠的にオン・オフさせて、かつオンさせた後に前
    記乾燥ファンが定格運転に達する前にオフすることによ
    り乾燥ファンの定格運転による送風量以下の乾燥用温風
    を供給することを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置
    のファン制御方法。
  3. 【請求項3】 感光材料が乾燥室内に挿入されるタイミ
    ングを検出する挿入検出手段と、前記乾燥室内を搬送ロ
    ーラないしガイドによって感光材料を搬送する搬送手段
    と、乾燥ファンとヒータによって発生した乾燥用温風を
    前記乾燥室内を搬送される感光材料へ向けて噴出して感
    光材料を乾燥する乾燥手段と、前記乾燥手段の乾燥ファ
    ンを連続運転して前記感光材料の処理の開始に先立って
    前記乾燥室内の前記搬送ローラないしガイドを所定の温
    度に加熱したのち、最初の感光材料が前記乾燥室へ挿入
    されるときから所定の時間前記乾燥ファンを間欠的に運
    転させて乾燥室へ供給する乾燥用温風の風量を制御する
    乾燥制御手段と、を備えたことを特徴とする感光材料乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】 前記乾燥ファンの間欠運転時では、前記
    乾燥制御手段が前記乾燥ファンを駆動する駆動モータへ
    の供給電力を一旦オンしたのち、前記乾燥ファンが定格
    運転状態に達する前にオフすることを繰り返すことを特
    徴とする請求項3の感光材料乾燥装置。
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