JP2001092149A - 処理液温調装置 - Google Patents

処理液温調装置

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JP2001092149A
JP2001092149A JP27182399A JP27182399A JP2001092149A JP 2001092149 A JP2001092149 A JP 2001092149A JP 27182399 A JP27182399 A JP 27182399A JP 27182399 A JP27182399 A JP 27182399A JP 2001092149 A JP2001092149 A JP 2001092149A
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JP
Japan
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processing liquid
temperature
plate
processing
liquid
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JP27182399A
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English (en)
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Shinichi Miyamoto
真一 宮本
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液の加熱時及び冷却時のオーバーシュー
トを軽減し、かつ加熱源及び冷却源の無駄なオン・オフ
動作を抑制する。 【解決手段】 ヒータユニット206の発熱部206A
に対して、循環パイプ210の小孔210Aを対向させ
て配置し、循環によって冷却された処理液を直接発熱部
206Aへ向けて噴出させるようにし、ヒータユニット
206のオフへの切替えのための温度しきい値と、ポン
プ212のオンへの切替えのための温度しきい値と、に
差を持たせたため、オーバーシュートが軽減されると共
に、温度上昇及び温度下降時の傾きを和らげることがで
き、処理液の温度を安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を処理す
る処理液の温度を調整するための感光材料処理装置の処
理液温調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光材料処理装置では、画像露光をした
感光材料を搬送しながら、この感光材料を処理液に浸漬
したり、水平搬送する感光材料の表面に処理液を吹き付
けるなどして、複数の処理液によって処理をする。
【0003】例えば、感光性平版印刷版(以下「PS
版」と言う)を処理する感光材料処理装置(PS版プロ
セッサー)では、PS版を現像液に浸漬して現像処理を
した後、水洗水で水洗処理をして版面保護のためのガム
液等の不感脂化処理液を塗布する不感脂化処理を行な
う。
【0004】このようなPS版プロセッサーにおいて、
特に現像液等は処理をする適性な温度が常温よりも高い
ため、ヒータを現像液等の中に配置して加熱するように
している。現像液の温度は、温度センサにより検出さ
れ、この温度センサの検出値に基づいてヒータがオン・
オフ制御される。
【0005】一方、現像液の温度が高すぎる場合、逆に
冷却する必要がある。そこで、冷却源(チラー)によっ
て冷却された媒体が循環する冷却パイプの一部を現像液
に浸漬させ、過加熱された現像液を適性な温度に保持す
るようにしている。このチラー源も前記温度センサの検
出値に基づいてオン・オフ制御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ヒータやチラ
ーは、単純なオン・オフ制御であるため、共にオーバー
シュートがあり、加熱しすぎ及び冷却しすぎが繰り返さ
れ、現像液温度が不安定となっていた。
【0007】この不安定な分、余計にオン・オフ制御が
必要となり、ヒータ及びチラーを無駄に動作させること
にもなる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、処理液の加熱
時及び冷却時のオーバーシュートを軽減し、かつ加熱源
及び冷却源の無駄なオン・オフ動作を抑制することがで
きる処理液温調装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
感光材料を処理する貯留された処理液の温度を調整する
処理液温調装置であって、前記貯留された処理液中に配
設され前記処理液を加熱する加熱手段と、前記貯留され
た処理液を管路に取り入れる取入口と、前記取入口から
前記管路に取り入れた前記処理液を前記加熱手段に向け
て吐出する吐出口と、前記取入口から取り入れた前記処
理液を前記管路を介して前記吐出口へ循環させる循環手
段と、前記管路の途中に設けて循環する前記処理液を冷
却する冷却手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明のおいて、前記加熱手段をオフにする温度と
前記冷却手段をオンにする温度、または前記加熱手段を
オンにする温度と前記冷却手段をオフにする温度のうち
の少なくとも一方に温度差を持たせたことを特徴として
いる。する請求項1記載の処理液温調装置。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明のおいて、循環する前記処理液
を前記冷却手段によって冷却する前記管路の処理液流入
側と処理液流出側のうちの一方を上位とし他方を下位と
して、前記管路の下位位置に前記処理液の排出口を設け
たことを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、冷却手段
によって冷却された処理液を吐出口から吐出して、再度
処理液中へ戻すときに、加熱手段にこの冷却された処理
液を吹き付けるようにしたため、加熱手段による加熱度
合い(傾き)を弱め加熱手段オフ後のオーバーシュート
を軽減することができる。また、冷却された処理液も加
熱手段から熱を受けるため、冷却手段オフ後のオーバー
シュートが軽減される。
【0013】ここで、請求項2に記載の発明のように、
加熱手段をオフにする温度と前記冷却手段をオンにする
温度、または前記加熱手段をオンにする温度と前記冷却
手段をオフにする温度のうちの少なくとも一方に温度差
を持たせることにより、加熱された処理液と冷却された
処理液とが適度な安定した温度調整が可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、処理液を
冷却する管路の処理液流入側と流出側のうちの一方を上
位、他方を下位とする構造とすることで、循環用手段の
非作動時等において、管路の下位の処理液流出口を開放
することによって管路内の処理液を自重で管路外へ流出
させることができ、管路内に処理液が長期間滞留するこ
とによる処理液に含まれる薬剤等の析出や固化の発生を
防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る処
理液温調装置200が示されている。
【0016】処理タンク202内には、感光材料等の被
処理部材を処理するための処理液204が貯留されてい
る。
【0017】処理液204は、処理するときの適温があ
り、この適温に維持するための手段として、処理タンク
202内には、ヒータユニット206が設置されてい
る。
【0018】ヒータユニット206は、棒状の発熱部2
06Aを備えており、この発熱部206Aへ防水用配管
206B内で電気的配線を施すことによって、発熱部2
06Aを発熱させることができる。処理液204は、こ
の発熱部206Aの発熱によって加熱される。
【0019】また、処理タンク202内には、温度セン
サ208が配設されている。温度センサ208の検出部
は、処理タンク202の処理液204中にあり、処理液
204の平均的な温度を検出することができる位置に配
置されている。すなわち、ヒータユニット206の発熱
部206Aの接近しすぎず、かつ遠すぎない位置に配置
されている。
【0020】この温度センサ208によって検出された
処理液204の温度は、温調制御部(図示省略)に入力
されるようになっている。この温調制御部には、前記ヒ
ータユニット26を通電、非通電(オン・オフ)するた
めのドライバ(図示省略)も接続されている。ここで、
温調制御部では、温度センサ208からの検出温度に基
づいて、ヒータユニット206のオン・オフ制御を実行
している。
【0021】本実施の形態では、処理液204の調整温
度が30℃であり、このときのヒータユニット206の
オンタイミングは29.9℃、オフタイミングは30.
1℃である。
【0022】ところで、ヒータユニット206のオン・
オフ制御のみで処理液204が調整温度(30℃)に安
定すればよいが、オン・オフ制御の特性上、オーバシュ
ートが存在するため、処理液204は、ある温度幅(振
幅)で正弦波状の温度特性となる。
【0023】これを抑制するために、処理タンク202
には、冷却手段の一部を構成する循環パイプ210を配
設している。
【0024】循環パイプ210は、後述する配管構成に
より、処理タンク202内の処理液204を所定の流量
で循環させる役目を有している。この処理液の循環によ
って処理タンク202内の処理液204の温度むらを軽
減することができる。
【0025】本実施の形態では、この処理液循環用の配
管系に処理液204を冷却する手段を装備しており、前
記温度センサ208からの検出温度に基づいて循環・循
環停止(後述するポンプ212のオン・オフ)を実行し
ている。本実施の形態では、処理液204の調整温度が
30℃の場合に、30.5℃で循環オン、29.9℃で
循環オフとしている。
【0026】以下、処理液循環兼冷却配管構造を説明す
る。
【0027】図1に示される如く、処理タンク202の
底部には、処理液204を処理タンク202から排出す
るための排出口214が設けられ、この排出口214か
ら排出された処理液204は、配管216によって、円
筒形フィルタ218の底部に位置するフィルタ流入口2
18Aに接続されている。
【0028】なお、この配管216は分岐され、分岐さ
れた側の配管220は、ストップバルブ222を介して
解放されている。
【0029】フィルタ218の周面には、フィルタ21
8内で処理液204に含まれるゴミ等が取り除かれた処
理液204が流出する流出口218Bが設けられ、この
流出口218Bは、配管224を介してポンプ212の
流入口212Aに接続されている。
【0030】ポンプ212は、所謂羽根車構造であり、
軸芯部に流入した処理液204を、遠心力によって内周
面方向へ移動させる。ポンプ212の周面には、接線方
向に沿った流出口212Bが設けられており、内周面と
いう移動方向の制限がなくなった処理液204が流出口
212Bから勢いよく流出する構造となっている。
【0031】このポンプ212の流出口212Bは、配
管226を介して熱交換部228の流入口228Aに接
続されている。
【0032】熱交換部228は、箱型の冷却タンク23
0と、この冷却タンク230内に配設された循環パイプ
被冷却部としての螺旋状の熱交換パイプ232とで構成
されている。この熱交換パイプ232の上位側開口は、
前記熱交換部228の流入口228Aに接続されてお
り、下位側開口は、前記流入口228Aに対して同一面
の対角線上に設けられた流出口228Bに接続されてい
る。
【0033】すなわち、ポンプ212から吐出された処
理液204は、熱交換パイプ232の上位開口から熱交
換部228へ入り込み、下位開口から排出されることに
なる。
【0034】冷却タンク230には、冷却装置(チラ
ー)234との間での循環(配管236、238によ
る)によって冷却水が常に貯留されている。このため、
処理液204は熱交換パイプ232を通過することによ
って降温冷却される。
【0035】また、この冷却タンク230には、冷却水
排出口230Aが設けられている。この冷却水排出口2
30Aは、冷却タンク230内の冷却水を廃棄する場合
に用いられるものであり、この冷却水排出口230Aに
は、廃棄用の配管240が接続されている。この廃棄用
の配管240の途中にはストップバルブ242が設けら
れており、通常は閉じられている。
【0036】熱交換部228の流出口228Bは、配管
244を介して処理タンク202の外側の側部に配設さ
れたチャンバー246の流入口246Aに接続されてい
る。このチャンバー246の流出口246Bは、処理タ
ンク202内に配設された循環パイプ210の一端が接
続されている。
【0037】循環パイプ210は、直線状で、処理タン
ク202内において前記ヒータユニット206の発熱部
206Aの軸線と平行に、かつ接近して配置されてい
る。また、循環パイプ210の前記発熱部206Aに向
けられた周面には、軸線方向に沿って複数の小孔210
Aが設けられ、この小孔210Aから冷却された処理液
204が吐出するようになっている。なお、上記構造の
ため、吐出する処理液(冷却された後の処理液)204
は、発熱部206Aに直接吹き付けられることになる。
【0038】なお、熱交換部228の流出口228Bに
接続された配管244は、途中で分岐されており、この
分岐された配管248は、ストップバルブ250を介し
て開放されている。
【0039】また、発熱部206Aに向けて冷却した処
理液204を吐出するのに発熱部206Aの軸線方向端
部に冷却した処理液204を吐出する吐出口を設けて、
冷却した処理液204を発熱部206Aの表面の軸線方
向端部から他端部い沿って流れるようにして発熱部20
6Aを冷却するようにしてもよい。
【0040】以下に本実施の形態の作用を説明する。 (温調制御)図2に示される如く、例えば常温(約20
℃)からヒータユニット206をオンさせつづけ(図2
の矢印A)、30.1℃となった時点でヒータユニット
206をオフする(図2の矢印B)。このとき、ヒータ
ユニット206がオフにあっても、余熱により処理液2
04は加熱し続けられオーバーシュートしていく。この
オーバーシュートにより処理液204の温度が30.5
℃なると、ポンプ212がオンして処理液204の循環
が開始される(図2矢印C)。
【0041】処理タンク202内の約30℃の処理液2
04が循環するとき、熱交換部228の熱交換パイプ2
32を通過し、このときに約23℃の冷却水によって冷
却されて熱交換パイプ32を出るときに約26℃に冷や
された処理液204は、処理タンク202へ戻される。
冷却された処理液204は、小孔210Aから発熱部2
06Aに向けて吐出されるため、発熱部206Aの余熱
が急激に減少し、オーバーシュートを軽減する。これに
より、処理液204は30.5℃を若干超えた時点がピ
ークとなり、従来のように31.0℃までオーバーシュ
ートせずに降温傾向となる。
【0042】次に、処理液204が循環されて冷却され
た処理液204によって徐々に温度低下していき、2
9.9℃になると、循環のためのポンプ212がオフ
し、同時にヒータユニット206をオンさせる。これに
より、処理液204は、29.9℃を若干下回った程度
で昇温傾向に転換する。
【0043】なお、熱交換部228で冷やされた処理液
204は小孔210Aから発熱部206A向けて吐出さ
れるときは約27℃になっている。
【0044】なお処理液204の温度が低下して29.
9℃になったときにポンプ212のオフとヒータユニッ
ト206のオンと同時に行なうようにしたが処理液20
4の温度が低下して29.9℃になる前にポンプ212
のオフを行ないその後時間をずらしてヒータユニット2
06をオンするようにしてもよい。ここで、ヒータユニ
ット206をオンした後処理液204の温度は29.9
℃を若干下回った程度で昇温傾向に転換する。
【0045】このように、本実施の形態では、処理液2
04自体を循環させ、かつこの循環中に冷却し、さら
に、冷却した処理液204をヒータユニット206の発
熱部206Aに向かって直接吐出する構造とすると共
に、ヒータユニット206のオフへの切替えの温度と、
循環のためのポンプ212のオンへの切替えの温度とに
差を設けることによって、従来の温度特性(図2の鎖線
参照)に比べて、時間軸(横軸)の各位置における温度
特性の傾きを小さくし、かつオーバーシュート幅(振
幅)を少なくすることができる。従って、処理液204
の温度を安定させることができる。 (処理液204の廃液)処理タンク202内の処理液2
04は、定期的に交換することになっている。この場
合、循環系(冷却系)の配管内に処理液204が滞留し
ていると、処理液204に含まれる薬剤が固化、析出
し、配管路を塞いでしまうことがあり得る。このため、
処理液204の交換時には、当該配管内の処理液204
を完全に廃棄する必要がある。
【0046】そこで、本実施の形態では、螺旋状の熱交
換部228の処理液流入口228Aを上位側として、流
出口228Bを下位側としたため、ポンプ212の停止
中にストップバルブ220、250を開放すると、ポン
プ212の上流側及び下流側共に配管路が開放され、処
理液204を自重で完全に廃棄することができる。
【0047】なお、これとは逆に処理液流出口228B
を上位側処理液流入口228Aを下位側に配置してスト
ップバルブ220、250を開放するようにしてもよ
い。
【0048】
【実施例】以下に第1の実施の形態で説明した温調装置
の適用例を示す。この実施例では、上記第1の実施の形
態で説明した温調装置200を感光性平版印刷版処理装
置(以下「PS版プロセッサー」に適用したものであ
る。
【0049】温調が必要は処理液204とは、主に後述
する現像部22の現像槽24に貯留された現像液であ
る。 (PS版プロセッサー10の全体構造)図3に示される
如く、PS版プロセッサー10は、図示しない焼付装置
によって画像焼付けが行なわれた感光性平版印刷版(以
下「PS版12」と言う)を現像液で処理する。
【0050】PS版プロセッサー10は、PS版12を
現像液で処理するための現像部22と、現像液による処
理の終了したPS版12の表面の洗浄と不感脂化処理を
行なうフィニッシャー部26とが設けられている。現像
部22は、現像槽24を備えており、フィニッシャー部
26は、第1フィニッシャー槽28、第2フィニッシャ
ー槽30を備えている。
【0051】PS版プロセッサー10には、処理タンク
18が配置されており、この処理タンク18を複数の隔
壁20によって仕切ることにより、現像槽24、第1フ
ィニッシャー槽28及び第2フィニッシャー槽30が形
成されている。処理タンク18は、複数の隔壁20が樹
脂の一体成形によって形成されている。なお、図1で
は、処理タンク18の形状を模式的に示している。
【0052】PS版プロセッサー10の外板パネル14
の上部開口を覆う蓋部40には、現像部22とフィニッ
シャー部26との間にPS版12を挿入するリエントリ
ー用の副挿入口38が設けられている。この副挿入口3
8は、現像液による処理を除く処理、すなわち、フィニ
ッシャー部26で洗浄不感脂化処理を行なうためのPS
版12の挿入用となっている。
【0053】現像部22へのPS版12の挿入側には、
一対のゴム製搬送ローラ32が配設されており、画像が
焼付けられたPS版12は、外板パネル14から突設さ
れた挿入台16上に載置され、挿入口34からこの一対
の搬送ローラ32の間へ挿入されるようになっている。
なお、PS版プロセッサー10によって処理されるPS
版12は、両面に感光層が形成されており、挿入口34
からPS版プロセッサー10内へ挿入されるようになっ
ている。
【0054】一対の搬送ローラ32は、挿入口34へP
S版12が挿入されたことを、挿入口34の近傍に設け
た図示しない検出器により検出すると作動する図示しな
い駆動手段の駆動力によって回転し、挿入されたPS版
12を挟持して、PS版12を水平方向に対して約15
°〜31°の角度傾斜させながら現像部22へ送り込む
ようになっている。
【0055】現像部22には、上方が開口され底部中央
部が下方へ向けて突出された略逆山形状の現像槽24が
設けられており、この現像槽24には、処理液としてP
S版12を処理する現像液が貯留される。また、現像槽
24内には、PS版12の搬送方向に沿った下側にガイ
ド板100が配設されている。ガイド板100は、PS
版12の搬送方向に沿った上流側と下流側とに2分割さ
れており、その間には、串ローラ111が配置されてい
る。搬送ローラ32によって送り込まれたPS版12
は、ガイド板100の上面に沿って案内搬送される。
【0056】ガイド板100には、複数のコロローラ
(小型ローラ)102が取り付けられている。コロロー
ラ102は、ガイド板100の上面に沿って搬送される
PS版12と接触することにより回転し、PS版12に
ガイド板100の上面と接触する摺動による傷つきの発
生を防止している。
【0057】ガイド板100は、現像槽24の底部に沿
って逆山形形状に配置されており、現像槽24には、こ
のガイド板100の最低位置を挟んだ上流側及び下流側
のそれぞれに、ブラシローラ104、106が配置され
ている。このブラシローラ104、106は、ガイド板
100上を案内されるPS版12の上面に対向されてい
る。また、現像槽24内には、ガイド板100の下流側
に、PS版12の下面に対向するブラシローラ108が
配設されている。
【0058】ブラシローラ104、106、108は、
図示しない駆動手段の駆動力によってPS版12の搬送
方向に沿って回転駆動されるようになっている。PS版
12は、現像液に浸漬されることにより、感光層が露光
画像に応じて膨潤するようになっており、ブラシローラ
104、106、108は、膨潤した不要な感光層をP
S版12の表面から掻き落とす役目を有している。な
お、PS版12が片面(上面)にのみ感光層を有すると
きには、ブラシローラ104、106によってPS版1
2の版面(上面)側の不要な感光層を除去し、PS版1
2が両面に感光層を有するときには、ブラシローラ10
4、106によってPS版12の表面側の不要な感光層
を除去すると共に、ブラシローラ108によって裏面
(下面)側の感光層が除去される。
【0059】PS版12から不要な感光層を掻き落とす
ブラシローラ104、106、108の機能を十分に発
揮させるためには、PS版12を所定の押圧力でこれら
のブラシローラ104、106、108に押圧する必要
がある。このため、ブラシローラ104、106には、
串ローラ111及びコロローラ102が設けられている
ガイド板100が対向し、ブラシローラ108には、串
ローラ110が対向して配置されている。これにより、
ブラシローラ104、106、108のそれぞれは所定
の押圧力で、PS版12に接触しながら回転するように
なっている。
【0060】ここで、ブラシローラ104に対してガイ
ド板100はわずかに接触する位置に串ローラ111及
びコロローラ102は接触しない両端の位置に配置され
ている。またブシローラ106に対してもガイド板10
0はわずかに接触する位置に、コロローラ102は接触
しない両端の位置に配置されている。これによって、ブ
ラシローラ104、106の毛先に部分的な曲がりくせ
が生じることがなく、PS版12の版面を均一に強くこ
することができる。
【0061】ブラシローラ108の下流側には、PS版
12の裏面に対向する串ローラ112が配設され、さら
に、現像部22の最下流には、一対のゴム製搬送ローラ
114が配設されている。ブラシローラ108と串ロー
ラ110の間を通過したPS版12は、串ローラ112
に案内されて現像槽24の現像液中から送り出されて一
対のスクイズローラ114の間へ送り込まれる。
【0062】現像部22には、現像槽24内の現像液の
液面を覆う液面蓋50が配置されている。この液面蓋5
0は、下面が現像液の液面より下方となるように配置さ
れ、現像液の液面と空気との接触面積を極力少なくする
ことにより、空気中の炭酸ガスによる現像液の劣化や現
像液中の水分の蒸発を防止している。
【0063】PS版12の搬送方向に沿った液面蓋50
の両端には、ブレード116が取り付けられている。上
流側のブレード116は、対で配置されている搬送ロー
ラ32に接触されており、下流側のブレード116は、
対で配置されている搬送ローラ114に接触されてお
り、これにより、現像液が外気にさらされるのを防止し
ている。
【0064】また、排出口36をPS版12が通過しな
い時は、シャッター172を閉状態にすると共に、現像
部22の上方をカバー40で覆って、カバー40の下面
に液面蓋50の上端に対応して設けた溝41に液面蓋5
0の上端を嵌入状態にすることにより、現像部22内の
空気の流動を抑えて、この空気中の炭酸ガスによる現像
液の劣化を防止している。
【0065】また、液面蓋50の下面には、PS版12
の搬送方向上流側と下流側の端部に串ローラ118、1
20が取り付けられている。これらの串ローラ118、
120は、現像槽24内を搬送されるPS版12が液面
蓋50と接触するのを防止している。これにより、PS
版12の搬送中に、PS版12に若干の弛みが生じた場
合でも、PS版12の上面が、感光層を損傷させるほど
硬い液面蓋50に当接してしまうことがない。
【0066】対で配置されているスクイズローラ114
は、図示しない駆動手段の駆動力によって回転するよう
になっており、これにより、PS版12はスクイズロー
ラ114によって現像液が絞り取られた後、次工程であ
るフィニッシャー部26へ送り出される。
【0067】フィニッシャー部26は、PS版12の搬
送方向に沿って第1フィニッシャー槽28と第2フィニ
ッシャー槽30が設けられている。第1フィニッシャー
槽28及び第2フィニッシャー槽30のそれぞれには、
PS版12の表面を洗浄するための水洗水と不感脂化処
理するためのフィニッシャー液(例えばガム液)が貯留
される。
【0068】現像部22に隣接する第1フィニッシャー
槽28内には、2対の搬送ローラ52、53が配設され
ている。これらの搬送ローラ52、53は、図示しない
駆動手段の駆動力によって回転駆動して、現像部22か
ら送り込まれたPS版12を挟持して略水平に搬送す
る。
【0069】搬送ローラ52と搬送ローラ53の間に
は、PS版12の上面及び下面に対向してスプレーパイ
プ56、122が配設されている。スプレーパイプ5
6、122は、搬送ローラ52、53の軸線方向、すな
わち、PS版12の搬送方向に沿って設けられ、PS版
12に対向する位置に所定間隔で図示しない吐出口が形
成されている。この吐出口は、スプレーパイプ56、1
22の中空の内部に達しており、図示しないポンプによ
って第1フィニッシャー槽28内の水洗水が汲み上げら
れてスプレーパイプ56、122内に供給されることに
より、この水洗水がPS版12の上面及び下面へ向けて
吐出される。
【0070】スプレーパイプ56、122から吐出され
てPS版12に付着した水洗水は、PS版12が一対の
搬送ローラ53に挟持されることにより、PS版12の
上面及び下面に均一に延ばされた後、PS版12の表面
から絞り落とされる。これにより、PS版12の表面に
付着して残っている現像液が洗い落とされる。
【0071】第2のフィニッシャー槽30内には、一対
の搬送ローラ58が設けられている。PS版12は、第
1フィニッシャー槽28の搬送ローラ53によって一対
の搬送ローラ58の間へ送り込まれるようになってい
る。この搬送ローラ53と搬送ローラ58との間では、
搬送ローラ58の方が低位置になるようにPS版12が
水平方向に対して僅かに傾斜された状態で搬送されるよ
うになっている。
【0072】第2フィニッシャー槽30内には、搬送ロ
ーラ58の上流側にスプレーパイプ124が設けられて
いる。このスプレーパイプ124は、PS版12の上面
に対向して搬送ローラ58の軸線に沿った配置され、P
S版12に対向する位置に所定の間隔で吐出口が形成さ
れている。
【0073】また、スプレーパイプ124の下方には、
PS版12の下面に対向して流出ユニット126が配置
されている。この流出ユニット126には、PS版12
の幅方向に沿って所定の間隔で内部と連通するスリット
が形成されている。
【0074】スプレーパイプ124及び流出ユニット1
26のそれぞれには、第2フィニッシャー槽30内に貯
留されているフィニッシャー液が図示しないポンプによ
って汲み上げられて供給されるようになっている。スプ
レーパイプ124は、このフィニッシャー液を吐出口か
らPS版12の上面へ向けて吐出するようになってい
る。これにより、PS版12の上面にフィニッシャー液
が均一に塗布される。
【0075】一対の搬送ローラ58は、図示しない駆動
手段の駆動力によって回転するようになっており、フィ
ニッシャー部26で不感脂化処理の終了したPS版12
は、一対の搬送ローラ58によって搬送されて、排出口
36から排出される。
【0076】フィニッシャー部26の下流側には、乾燥
装置150が配設されており、排出口36が乾燥装置1
50への挿入口となっており、PS版12は、排出口3
6から排出されることにより乾燥装置150内へ送り込
まれる。
【0077】なお、本発明が適用されるPS版プロセッ
サー10としては、乾燥装置150を設けずに、不感脂
化処理の終了したPS版12をそのまま排出するもので
あっても良い。
【0078】支持ローラ170及び搬送ローラ152及
びモルトンローラ154は、図示しない駆動手段の駆動
力によって回転駆動するようになっており、排出口36
から乾燥装置150内に送り込まれたPS版12は、支
持ローラ170によって下面側が支持されながら搬送さ
れた後、搬送ローラ152及びモルトンローラ154に
挟持搬送されて、排出口158から排出される。
【0079】乾燥装置150内には、支持ローラ170
と搬送ローラ152の間及び搬送ローラ152とモルト
ンローラ154の間に吹出しダクト160が配置されて
いる。吹出しダクト160は、PS版12の上面側及び
下面側のそれぞれに対向して対で配置されている。
【0080】吹出しダクト160は、長手方向がPS版
12の幅方向に沿って配置されており、PS版12に対
向する面に、長手方向がPS版12の幅方向に沿ったス
リット状の吹出し口162が形成されている。この吹出
しダクト160は、長手方向の一端側が閉塞されてお
り、他端側から図示しない乾燥風発生手段によって発生
された乾燥風が供給されるようになっている。吹出しダ
クト160内に供給された乾燥風は、吹出し口162か
らPS版12の上面及び下面へ向けて吹出される。
【0081】フィニッシャー液が塗布されてい乾燥装置
150内に送り込まれたPS版12は、吹出しダクト1
60から乾燥風が吹き付けられることによりフィニッシ
ャー液が乾燥されたのち、排出口158から排出され
る。なお、排出口36には、PS版プロセッサー12が
PS版12の処理を行なうときに開放されるシャッター
172が設けられており、PS版12の非処理時に排出
口36を閉鎖することにより乾燥装置150から乾燥風
がフィニッシャー部26内へ入り込むのを防止してい
る。 (本実施の形態の適用と対応)上記構成のPS版プロセ
ッサー10の現像部22の現像槽24は、本実施の形態
で説明した処理タンク202に相当する。
【0082】また、ヒータユニット206の発熱部20
6A及び循環パイプ210は、ガイド板100と、現像
槽24の底部との間に配置することによって、PS版1
2の搬送を妨げることはない。
【0083】また、熱交換部228、チラー234及び
フィルタ218やポンプ212は、現像部22の下方に
配置すればよい。すなわち、現像部22、フィニッシャ
ー部26及び乾燥部150で構成さえる筐体は、枠状の
架台の上端に支持されており、床面との間には空間があ
る。通常この空間には電気制御盤やバルブ等が配設され
たり、補充液タンク等が配設されており、これらと同様
に上記構成部品を配設すればよい。
【0084】以上説明したように、本実施の形態では、
ヒータユニット206の発熱部206Aに対して、循環
パイプ210の小孔210Aを対向させて配置し、循環
によって冷却された処理液を直接発熱部206Aへ向け
て吐出させるようにし、ヒータユニット206のオフへ
の切替えの温度と、ポンプ212のオンへの切替えの温
度と、に差を持たせたため、オーバーシュートが軽減さ
れると共に、温度上昇及び温度下降時の傾きを和らげる
ことができ、処理液の温度を安定させることができる。
【0085】また、PS版プロセッサー10外への処理
液の排出時には、配管系の全ての配管路内に滞留してい
る処理液を自重によって簡単に排出することができるた
め、滞留によって生じる、処理液に含まれる薬剤の固
化、析出を防止でき、配管路内を常にクリーンにするこ
とができる。
【0086】なお、本実施の形態に係る温調装置は、P
S版プロセッサー10の現像部22の現像液に限らず、
フィニッシャー部26の水洗水又はフィニッシャー液等
の他の処理液の温調にも適用可能であるし、銀塩写真フ
ィルムや印画紙等、他の感光材料の現像処理や定着処理
のための処理液の温調にも適用可能である。
【0087】また、本実施の形態に係る温調製造は、処
理タンク202内にヒータユニット206及びヒータユ
ニット206に向けて低温の処理液を吐出する循環パイ
プ210を設けたが、これに限らずヒータユニット20
6と循環パイプ210を処理タンク202に通用するタ
ンク内等に設けて、このタンク内等で処理タンク202
から引き込んだ処理液を温調して再び処理タンク202
に戻すようにしてもよい。
【0088】また、広く処理液を用いて処理する構成に
おいて、処理液を単純なオン・オフ制御で温調し、かつ
オーバーシュートを軽減することが望ましい装置であれ
ば、適用可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る処理液温
調装置は、処理液の加熱時及び冷却時のオーバーシュー
トを軽減し、かつ加熱源及び冷却源の無駄なオン・オフ
動作を抑制することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る温調装置の概略図である。
【図2】 温調時のヒータユニットと循環用ポンプの動
作状態を示すタイミングチャートである。
【図3】本実施の形態で説明した温調装置が適用可能な
PS版プロセッサーの実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
22 現像部 24 現像槽(処理槽) 200 温調装置 202 処理タンク 204 処理液 206 ヒータユニット 206A 発熱部 208 温度センサ 210 循環パイプ 210A 小孔 212 ポンプ 218 フィルタ 228 熱交換部 232 熱交換パイプ 236 チラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する貯留された処理液の
    温度を調整する処理液温調装置であって、前記貯留され
    た処理液中に配設され前記処理液を加熱する加熱手段
    と、前記貯留された処理液を管路に取り入れる取入口
    と、前記取入口から前記管路に取り入れた前記処理液を
    前記加熱手段に向けて吐出する吐出口と、前記取入口か
    ら取り入れた前記処理液を前記管路を介して前記吐出口
    へ循環させる循環手段と、前記管路の途中に設けて循環
    する前記処理液を冷却する冷却手段と、を備えたことを
    特徴とする処理液温調装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段をオフにする温度と前記冷
    却手段をオンにする温度、または前記加熱手段をオンに
    する温度と前記冷却手段をオフにする温度のうちの少な
    くとも一方に温度差を持たせたことを特徴とする請求項
    1記載の処理液温調装置。
  3. 【請求項3】 循環する前記処理液を前記冷却手段によ
    って冷却する前記管路の処理液流入側と処理液流出側の
    うちの一方を上位とし他方を下位として、前記管路の下
    位位置に前記処理液の排出口を設けたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の処理液温調装置。
JP27182399A 1999-09-27 1999-09-27 処理液温調装置 Pending JP2001092149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109561521A (zh) * 2017-09-27 2019-04-02 朗美通经营有限责任公司 用于光具座的具有优化形状的集成加热器

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