JPH06288381A - 再生ポンプおよびそのケーシング - Google Patents

再生ポンプおよびそのケーシング

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JPH06288381A
JPH06288381A JP5324067A JP32406793A JPH06288381A JP H06288381 A JPH06288381 A JP H06288381A JP 5324067 A JP5324067 A JP 5324067A JP 32406793 A JP32406793 A JP 32406793A JP H06288381 A JPH06288381 A JP H06288381A
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groove
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fluid flow
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元也 伊藤
Minoru Yasuda
実 安田
Atsushige Kobayashi
厚茂 小林
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    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • F04D29/669Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing especially adapted for liquid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F04D5/007Details of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2250/00Geometry
    • F05B2250/50Inlet or outlet
    • F05B2250/503Inlet or outlet of regenerative pumps

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インペラの回転によりポンプ流路の終端で発
生する騒音を低減する。 【構成】 ケーシングカバー37には溝状のポンプ流路
44が形成されており、そのポンプ流路44の終端部に
は緩衝部51が吐出口46よりさらに延在して形成され
ている。この緩衝部51は、ポンプ流路44より浅く、
しかも垂直壁51aで囲繞されており、さらにインペラ
の羽根片を徐々に仕切り部47に侵入させてゆく斜方向
壁面(境界線)51cを有して、インペラの回転方向に
沿って先細である。この形状によると、騒音が低減され
るとともに、ケーシングカバーの平面精度を高めるため
に切削加工を加えても緩衝部51の形状変化が抑えられ
る。なお、騒音は、ポンプ流路の主たる範囲より浅い緩
衝部が吐出口46よりさらに延在して形成されたこと、
またはポンプ流路の終端にインペラの羽根片を徐々に仕
切り部47に侵入させてゆく斜方向壁面(境界線)51
cを形成したことにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体を加圧圧送する再
生ポンプおよびそのケーシングに関し、自動車用燃料ポ
ンプとして利用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、再生ポンプは、粘度が低い液体
を少量送って高揚程にする小型ポンプとして利用され、
近年では例えば自動車用の燃料ポンプとして使用されて
いる。この燃料ポンプについても、近年の省資源化・地
球環境保護という社会的要求から、ポンプ効率向上によ
る燃費改善(オルタネータ負荷低減)が近年の重要な技
術的課題となっている。
【0003】ところで、この種の再生ポンプでは、イン
ペラにより圧送された流体はポンプ流路の終端部に衝突
してから吐出口に送られる。このとき、ケーシング本体
側、即ち吐出口が設けられている側の流体は吐出口に逃
げることができるが、ケーシングカバー側、即ち吐出口
の無い側では、流路内周側が行き止まりとなることから
流体の圧力が特に上昇する。しかも、インペラの周方向
に着目すると、羽根片の前面側(流体の流れの下流側)
近傍の流体の圧力が最も高いので、回転により羽根片が
流路終端部に位置する毎に周期的に圧力が上昇し、羽根
片枚数×回転数に対応した周波数の騒音を発生する。
【0004】このような流路終端部における騒音を防止
する技術として以下の技術が知られている。実開昭56
−120389号公報には、再生ポンプ(ウエスコポン
プ)を利用した水ポンプが開示されている。このもの
は、図 22 に示すようにケーシングカバー21に形
成された流体通路22の終端部に傾斜面23を形成した
ものである。従って、インペラ24の回転により流体通
路22を圧送されてきた流体は傾斜面23に順次衝突す
るので、終端部が垂直の壁で閉塞されている構成に比べ
て、流体の衝突による騒音を低減することができる。
【0005】また、実開平2−103194号公報には
再生ポンプを利用した燃料ポンプが開示されている。こ
の燃料ポンプは、インペラ両面の角部に羽根溝を形成
し、このインペラをケーシング内に収容したものであ
る。しかも、この従来技術では騒音低減を図っている。
このものは、図 23 に示すケーシングカバー25の
流体流路26の終端部に、図 24 に示すような面取
り面27を形成している。これにより、流路終端におけ
る騒音が低減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき従来技術の構成では充分に騒音を低減することが
できないという問題点があった。その原因として以下の
ような理由を挙げることができる。例えば、図22に図
示のものでは、傾斜面23の終端がインペラの羽根と平
行な直線状に閉鎖されていることから、傾斜面23に衝
突した流体が、最終的に傾斜面23の終端の境界線に一
斉に衝突するので、騒音が十分に低減されないと思われ
る。また、図23に図示のように流路終端が円形になっ
ているものでもその円形の終端面に燃料がほとんど時間
差なく一斉に衝突するので騒音が充分に低減されないと
思われる。さらに、図22、あるいは図23に図示され
る形状ではインペラの羽根がそのほぼ全面で同時に仕切
り部に侵入してゆくので騒音が充分に低減されないと思
われる。
【0007】また、上記のごとき傾斜面あるいは面取り
面ではケーシング内側面の平面精度を維持しながらポン
プ流路の形状を所望の形状に加工することが困難である
という問題点もあった。ケーシング本体及びケーシング
カバーの内側面はインペラが摺動することから、高い平
面精度が要求される。従って、ダイカスト成形されたケ
ーシング本体及びケーシングカバーの内側面を切削加工
することにより所定の平面精度を得るようにしている。
この場合、上記従来技術に見られるような傾斜面或いは
面取り面をケーシングカバー、あるいはケーシング本体
に形成すると、内側面の切削加工に伴い傾斜面の終端
線、面取り面の終端線がずれる。
【0008】また、傾斜面或いは面取り面をケーシング
カバーとケーシング本体との両方に形成すると、ケーシ
ング本体とケーシングカバーとの内側面が別々に切削加
工されるため、ケーシングカバー側の終端線とケーシン
グ本体側の終端線とが製品毎に 図 24 に破線で示
すようにずれてしまうことがある。このような終端線の
ずれは、吐出口と吸入口との間に形成されるシール部の
長さにばらつきを生じさせることとなり、性能にばらつ
きを来すおそれがあった。
【0009】このように従来の技術では、騒音を充分に
低減することができないばかりか、その形状が実用化に
は向かないという問題点があった。本発明は上記のよう
な従来技術の問題点に鑑み、従来にない新しい構成でポ
ンプ流路終端において発生する騒音を低減した再生ポン
プを提供することを目的とする。
【0010】また本発明は、実用的な構成で流路終端に
おいて発生する騒音を低減した再生ポンプを提供するこ
とを目的とする。また本発明は、実用的な構成で流路終
端において発生する騒音を低減したケーシングを提供す
ることを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流体流
路が円弧状に形成されたケーシングと、このケーシング
に対して回転自在に設けられ、前記溝状流体流路に面す
る複数の羽根片が形成されたインペラとを備えた再生ポ
ンプにおいて、前記溝状流体流路の吐出口側の終端部
に、前記吐出口に対応する位置よりさらに前記インペラ
の回転方向に沿って延在し、かつ前記溝状流体流路の主
たる範囲より浅い溝状の緩衝部を備えるという技術的手
段を採用する。
【0012】なお前記溝状の緩衝部は、前記インペラの
羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させる境界線をもって区
画されていることが望ましい。本発明は、上記目的を達
成するために、吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流体流
路が円弧状に形成されたケーシングと、このケーシング
に対して回転自在に設けられ、前記溝状流体流路に面す
る複数の羽根片が形成されたインペラとを備えた再生ポ
ンプにおいて、前記溝状流体流路の吐出口側の終端部
に、前記吐出口に対応する位置よりさらに前記インペラ
の回転方向に沿って延在し、かつ前記ケーシングの内側
面に対してほぼ垂直となる垂直壁で囲繞された溝状の緩
衝部を備えるという技術的手段を採用する。
【0013】なお前記緩衝部は、前記溝状流体流路の主
たる範囲より浅いことが望ましい。さらに前記垂直壁
は、前記インペラの羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させ
る壁面を含むことが望ましい。また、前記ケーシングは
前記インペラを両側から挟む範囲に広がっており、前記
溝状流体流路は前記インペラの一方側面に面する第1部
分と、他方側面に面する第2部分とを有し、さらに前記
吐出口は前記第1部分の終端から前記インペラの側面に
対して垂直に延びていることが望ましい。
【0014】そして、前記第2部分の終端部にのみ、あ
るいは前記第2部分の終端部と前記第1部分の終端部と
の両方、あるいは前記第1部分の終端部にのみのいずれ
かで前記緩衝部が形成されるとよい。本発明は上記目的
を達成するために、吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流
体流路が円弧状に形成されたケーシングと、このケーシ
ングに対して回転自在に設けられ、前記溝状流体流路に
面する複数の羽根片が形成されたインペラとを備えた再
生ポンプにおいて、前記溝状流体流路の吐出口側の終端
部を、前記羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させる境界線
をもって区画したという技術的手段を採用する。
【0015】なお、以上に述べた本発明のいずれかの構
成において、前記インペラは円板状に形成され、その一
方の端面と他方の端面とに別々の羽根片が形成されても
よい。また、前記インペラは円板状に形成され、その一
方の端面から他方の端面にわたり連続する羽根片が形成
されてもよい。
【0016】また、前記インペラの羽根片は該インペラ
の回転方向に向けて凹であってもよい。なお、以上に述
べた本発明のいずれかの構成は内燃機関に燃料を供給す
る燃料ポンプとして利用することができる。本発明は、
上記目的を達成するために、複数の羽根片と羽根溝とが
交互に環状に形成されたインペラと協動して流体を加圧
するケーシングにおいて、流体吸入口に対応する始端か
ら流体吐出口に対応する終端まで、前記インペラの環状
の羽根片列に対応して円弧状に形成された溝状の流体流
路を有し、前記溝状流体流路の終端が、前記羽根片を徐
々に仕切り部へ侵入させる境界線をもって区画されてい
るという技術的手段を採用する。
【0017】なお、前記境界線は前記流体吐出口に対応
する位置よりさらに前記インペラの回転方向に沿って延
在して設けられた溝状の緩衝部を区画していることが望
ましい。なお、羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させる壁
面、あるいは境界線は、羽根片に対して傾斜しているこ
とが望ましく、少なくともインペラの羽根片のピッチに
対応した範囲に渡って傾斜していることがより望まし
い。
【0018】
【作用】以上に述べた本発明の作用を説明する。インペ
ラが回転すると、このインペラの外周部に形成された羽
根片の移動に応じて吸入口から流体が吸入されて吐出口
に圧送される。このとき、流体はケーシングに形成され
た溝状の流体通路を通って流れてゆき、吐出口へ出る前
に溝状流体流路の終端部に衝突する。また、インペラの
羽根片は溝状流体流路の終端から仕切り部に侵入してゆ
き、再び吸入口側に出てゆく。
【0019】このとき、本発明によると終端部からさら
にインペラの回転方向に沿って延在して浅い溝状の緩衝
部が形成されているので、騒音の発生が抑制される。ま
た、本発明によると終端部からさらにインペラの回転方
向に沿って延在して溝状の緩衝部が形成され、しかもそ
の緩衝部が垂直壁で囲繞されているので、溝状の緩衝部
により騒音の発生が抑制されるとともに、ケーシングの
内側面を平面精度のために切削した場合でも、緩衝部の
形状が変形することがない。
【0020】また、本発明によると溝状流体流路の終端
部がインペラの羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させてゆ
くから、羽根片の全面が一斉に仕切り部に侵入する場合
に比べて騒音の発生が抑制される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を自動車用の燃料ポンプに適用
した第1実施例について、図面を参照して説明する。図
1は自動車のエンジン1の燃料供給装置2を模式的に示
す構成図である。燃料供給装置2は、燃料タンク3内に
設けられた燃料ポンプ4と、この燃料ポンプ4から吐出
された燃料の圧力を調整するレギュレータ5と、燃料を
エンジン1の各気筒に噴射供給するインジェクタ6と、
これらを接続する配管を有する。燃料ポンプ4は車載バ
ッテリ7から給電されて作動し、フィルタ8を通して燃
料を吸引し、吐出管9に吐出する。一方、レギュレータ
5から放出された余剰燃料はリターン管10により燃料
タンク3内に戻される。
【0022】次に、燃料ポンプ4の構成を説明する。図
2は燃料ポンプ4の縦断面図である。燃料ポンプ4はポ
ンプ部31とこのポンプ部31を駆動するモータ部32
とから構成されている。このモータ部32はブラシ付き
の直流モータであり、円筒状のハウジング33内に永久
磁石34を環状に配置し、この永久磁石34の内周側に
同心状に電機子35を配置した構成となっている。
【0023】次に、ポンプ部31の構成を説明する。図
3はポンプ部31の拡大図、図4はケーシング本体36
の斜視図、図5はケーシングカバー37の斜視図、図6
は図2のA−A断面断面矢視図である。図3において、
ポンプ部31は、ケーシング本体36,ケーシングカバ
ー37及びインペラ38等から構成され、ケーシング本
体36とケーシングカバー37は、例えばアルミのダイ
カスト成形により形成されている。ケーシング本体36
は、ハウジング33の一端に圧入固定され、その中心に
嵌着された軸受40に電機子35の回転シャフト41が
貫通支持されている。一方、ケーシングカバー37は、
ケーシング本体36に被せられた状態でハウジング33
の一端にかしめ付け等により固定される。このケーシン
グカバー37の中心にはスラスト軸受42が固定され、
これによって回転シャフト41のスラスト荷重が受けら
れるようになっている。これらケーシング本体36とケ
ーシングカバー37とで1つのケーシングが構成され、
その内部にインペラ38が回転自在に収納されている。
【0024】インペラ38の中心には、図6に示すよう
に、ほぼD字形の嵌合孔38aが形成され、この嵌合孔
38aが回転シャフト41のDカット部41aに嵌合さ
れている。これにより、インペラ38は、回転シャフト
41と一体的に回転するが、軸方向にはわずかに移動可
能となっている。図4、図5に示すように、ケーシング
本体36とケーシングカバー37の内側面には、円弧状
のポンプ流路44が形成されている。さらに、ケーシン
グカバー37に、ポンプ流路44の一端に連通する吸込
口45が形成され、ケーシング本体36に、ポンプ流路
44の他端に連通する吐出口46が形成されている。こ
れら吸込口45と吐出口46との間には、燃料の逆流を
防止する仕切部47が形成されている。ケーシングカバ
ー37のポンプ流路44の終端には、三角形の浅い溝で
ある緩衝部51が形成されている。この緩衝部51はそ
の周囲が垂直壁51aで囲まれている。
【0025】上記吐出口46は、ケーシング本体36を
貫通してモータ部32内の空間に連通している。従っ
て、吐出口46から吐出された燃料は、モータ部32内
の空間部を通過して、ハウジング33の他端側に設けら
れた燃料吐出口48(図2参照)から吐出されるように
なっている。一方、吸込口45の外側にはフィルタ8
(図1参照)が装着されている。
【0026】インペラ38は、例えばガラス繊維入りの
フェノール樹脂やPPS等により形成されている。この
インペラ38は、樹脂の型成形により成形され、その両
端面と、外周面とが切削されて製造される。図3および
図6において、円板状のインペラ38の外周には、その
両面に複数の羽根片49が羽根溝50を挟んで一定ピッ
チで形成されている。これら羽根片49は両面において
交互に形成されている。また、羽根溝50は、図3に示
すようにその底面が曲面で構成され、インペラ38の外
周に向けて徐々に深くなるように形成されている。
【0027】次に、緩衝部51の形状を詳しく説明す
る。図7は、図5の矢印B方向から見たケーシングカバ
ー37の平面図である。図8は図7の一点鎖線に沿った
C−C断面図であり、インペラ38とケーシング本体3
6とケーシングカバー37との位置関係を図示したもの
である。なお、図8では、インペラ38とケーシング本
体36との間のクリアランス、およびインペラ38とケ
ーシングカバー37との間のクリアランスを誇張して図
示している。
【0028】図7において、ケーシングカバー37に形
成されたポンプ流路44の終端部には三角形の緩衝部5
1が形成されている。この緩衝部51は、ポンプ流路4
4より浅い溝として形成されている。この緩衝部51
は、インペラ38の回転方向に沿って先細となるように
形成されていると共に、ケーシングカバー37の内側面
と垂直となる垂直壁51aで囲繞されている(図8参
照)。
【0029】しかも、この緩衝部51は、図8に図示さ
れるように吐出口46の垂直方向投影位置よりもさらに
インペラ38の回転方向に沿って下流側へ向けて延びて
いる。図7には、吐出口46の垂直方向投影位置が二点
鎖線で図示されている。また、緩衝部51の垂直壁51
aは、インペラ38の回転周方向と略平行に延びインペ
ラ38の羽根片49の根元と略対応して延びる周方向壁
面51bと、インペラ38の回転周方向に対して斜め方
向に外側から内側へと延びる斜方向壁面51cとを有し
ている。そして、斜方向壁面51cは羽根片49の最外
周の先端から根元までに略対応して延びている。また、
この斜方向壁面51cはケーシングカバー37の内側面
と境界線を介して接しており、この境界線が緩衝部51
を区画している。一方、周方向壁面51bは、ポンプ流
路44の内側に沿って延びている。
【0030】尚、本実施例では、インペラ38の直径を
30mmに設定し、インペラ38の両側面とケーシング
本体36の内面及びケーシングカバー37の内面との間
の隙間(クリアランス)をそれぞれ数μm〜数十μm程
度に設定している。更に、各羽根片49間の羽根溝の幅
を1.2mm程度に設定し、各羽根片49の外周端とポ
ンプ流路44内面との間の隙間(クリアランス)を0.
5〜1.5mmに設定している。
【0031】また、緩衝部51は、その深さddを0.
2mmとし、ポンプ流路終端の円形部の中心からその三
角形溝の先端までの長さLdを4mmとした。なお、ポ
ンプ流路44の深さdは0.6mmである。次に、上記
構成の作用について説明する。モータ部32の電機子3
5のコイル(図示せず)に通電して、電機子35を回転
させると、この電機子35の回転シャフト41と一体的
にインペラ38が図7に示す矢印A方向に回転する。こ
れにより、インペラ38の外周部の羽根片49が円弧状
のポンプ流路44に沿って回転してポンプ作用を生じ、
燃料が吸込口45からポンプ流路44内に吸い込まれ
て、この燃料が各羽根片49から運動エネルギを受けて
ポンプ流路44内を吐出口46側に圧送される。そし
て、吐出口46から吐出された燃料は、モータ部32内
の空間部を通過して燃料吐出口48からインジェクタに
圧送される。
【0032】このような燃料ポンプの作動中には騒音が
発生するが、上記実施例では緩衝部51を設けているの
で騒音が低減される。このような騒音低減効果が得られ
る理由としては、以下のような理由が寄与していると思
われる。ポンプ動作時には、ポンプ流路44内を圧送さ
れる燃料がポンプ流路の終端部に衝突して吐出口46へ
方向転換するので、その衝突音が騒音源となる。この場
合、吸込口45から吸い込んだ燃料に高速回転するイン
ペラ38の羽根片49が衝突する際に発生する衝突音も
騒音源となる。(但し、吸込口45側で発生する騒音
は、吐出口46側で発生する騒音に比して小さい。)し
かしながら、本実施例では、ポンプ流路44のポンプケ
ーシング37側の終端部に緩衝部51が形成されている
ので、終端部に到達した燃料の一部、特にインペラ38
に近い部分に位置していた燃料は終端部から緩衝部51
に流入してこれを囲繞している垂直壁51aに衝突す
る。このとき、緩衝部51は斜方向壁面51cをもって
形成されているので、燃料が一気に衝突することが防止
され、騒音が低減されると思われる。
【0033】また、斜方向壁面51cは羽根片49の最
外周の先端から根元までに略対応して斜めに延びている
ため、羽根片49は斜方向壁面51cによって徐々に仕
切り部47の中に隠れてゆく。このため、羽根片49が
一気に仕切り部47に隠れる場合と比べて騒音が低減さ
れると思われる。以上に説明した第1実施例によると、
ポンプ流路の終端に緩衝部51を設けたのでポンプ流路
終端における騒音の発生を抑制することができる。しか
も、緩衝部51は垂直壁51aで囲繞して構成されるた
め、ケーシングカバー37の内側面を切削しても、その
形状が変化することがなく、仕切部47の長さを変化さ
せることがない。このため、ポンプ性能に影響を与える
ことなく所望の形状の緩衝部を形成することができる。
【0034】また、緩衝部51は、インペラ38の羽根
片49を徐々に仕切り部47に侵入させる斜方向壁面5
1cを有するので、特に高い騒音防止効果が得られる。
なお、上記第1実施例では緩衝部を垂直壁で囲んだが、
緩衝部を斜面をもって形成し、その斜面とケーシング内
側面とが交差する境界線を斜方向壁面51cに対応した
位置に位置させてもよい。この構成によれば、ケーシン
グの内側面を切削する際に境界線が移動するが、境界線
がインペラの羽根片に対して斜めになるので高い騒音防
止効果が得られる。
【0035】また、上記第1実施例ではケーシングカバ
ー37にのみ緩衝部51を形成したが、ケーシング本体
36側にも同様の緩衝部を形成してもよい。このように
両側に緩衝部を形成することで、インペラ38の両面に
作用する圧力を平衡させることができる。また、上記第
1実施例では緩衝部51の底面を平面としたが、これを
僅かな斜面としても上記第1実施例と同様に騒音低減効
果が得られる。
【0036】また、上記第1実施例では緩衝部51を三
角形としているが、この形状を適宜変更してもよい。次
に、本発明を適用した第2実施例を説明する。この第2
実施例は、第1実施例のインペラ38を特願平5−35
405に開示されるインペラに変更したものである。
【0037】図9ないし図10は第2実施例を示してお
り、第1実施例で説明した構成と対応する部分には同一
符号を付し、変更部分について説明する。この第2実施
例ではインペラ38に形成された羽根片53が図10に
示すようにインペラ38の両面に渡っている。つまり、
インペラ38には羽根溝52を挟んで羽根片53が一定
ピッチで形成されていると共に、羽根溝52は隔壁54
により両面に向けて二分割されている。そして、ケーシ
ングカバー37のポンプ通路44の終端部には第1実施
例と同一形状の溝状の緩衝部51が形成されている。
【0038】この第2実施例でも、終端部から緩衝部5
1に流入した燃料が緩衝部51を囲繞している斜方向壁
面51cに順次衝突するので、第1実施例と同様に燃料
の衝突による騒音を低減することができる。この第2実
施例のインペラでは羽根片53が両面に渡り形成される
ため、第1実施例で説明したインペラに比べて羽根片5
3が仕切り部47に侵入するときの騒音が大きくなる。
しかし、この第2実施例では緩衝部51を備えているの
で騒音の上昇を抑えることができ、高いポンプ効率の得
られるインペラを使用することができる。
【0039】図11は上記実施例による騒音の周波数特
性を示すもので、緩衝部51を備える場合を(A)に、
緩衝部51を備えない場合を(B)に示す。この周波数
特性に見られるように、緩衝部51を設けた場合には騒
音のピークが40dB−Aから30dB−Aに低減して
いることが分る。尚、騒音の計測は、燃料ポンプの上方
10cmの位置で測定した。
【0040】次に、本発明を適用した第3実施例を説明
する。この第3実施例ではケーシングカバー37とケー
シング本体36との両方に緩衝部を形成する。そしてイ
ンペラには第2実施例のインペラを使用し、他の構成は
第1実施例と同様である。図12は第3実施例のケーシ
ング本体36を示したもので、図6と同様の断面におい
てインペラ38を取り去った状態である。図13は第3
実施例のケーシングおよびインペラの形状を示す図8と
同様の断面図である。
【0041】この第3実施例では、ケーシング本体36
に緩衝部55を形成している。この緩衝部55は第1実
施例で説明した緩衝部51と同様の形状である。緩衝部
55はその周囲が周方向壁面55bと斜方向壁面55c
とからなる垂直壁55aで囲まれている。この実施例に
よると、ポンプ流路44の終端部ではインペラ38は両
側から燃料により均等に圧力を受けることになるので、
圧力バランスが向上する。また、一方にのみ緩衝部を設
けたものと比べると、インペラの両面に一対の緩衝部5
1、55が設けられるので、騒音防止効果が高められる
が、発明者らの実験によると騒音の減少はわずかであっ
た。
【0042】また、ケーシング本体36に緩衝部55を
形成し、ケーシングカバー37に緩衝部51を形成した
場合、ポンプ流路44の終端部ではインペラ38は両側
から燃料により均等に圧力を受けることになるので、圧
力バランスが向上する。この際、インペラ38の両側面
において流体の圧力を受ける位置はインペラ38を挟ん
で対向する位置となることが望ましい。
【0043】ここで、第3実施例の緩衝部51、55
は、ケーシング本体36及びケーシングカバー37の内
側面に垂直となる垂直壁51a、55aで囲繞されてい
るので、ダイカスト成形されたケーシング本体36及び
ケーシングカバー37の内側面を切削加工することによ
り所定の平面精度を得るにしても、緩衝部51、55を
所望の位置に形成することができる。従って、ポンプ流
路の終端に傾斜面或いは面取り面を形成した従来技術の
ようにポンプ流路の終端位置が変化してしまうといった
不具合がなく、インペラ38の両側に印加する流体の圧
力位置がずれてしまうことがないので、燃料の衝突によ
る騒音を低減しながら、インペラ38が軸方向に振動し
てしまうことを防止することが可能となる。
【0044】次に本発明の第4実施例を説明する。この
第4実施例は、ポンプ流路44終端に第1実施例の図7
に表れるような円形部を備えず、しかもポンプ流路44
と同じ深さをもって緩衝部を形成したものである。図1
4は第4実施例のポンプカバー37の部分平面図であ
る。
【0045】上記第1実施例では、ポンプ流路44の終
端部に浅い溝状の緩衝部51を連結して形成したが、こ
の第4実施例では、図14に示すようにポンプ流路44
の終端部を先細に形成し、その部分を緩衝部56とし
た。この場合、緩衝部56は垂直壁56aで囲繞され、
その垂直壁56aは周方向壁面56bと斜方向壁面56
cとをもって形成されている。そして、この緩衝部52
の垂直壁52aはポンプ流路44の内外の斜面44aに
向けて滑らかに続いており、垂直壁52aと斜面44a
との間には壁面の角度が徐々に変化する接続部44bが
設けられている。
【0046】なお、ケーシング本体36側にも同様の形
状の緩衝部を設けてもよい。次に本発明の第5実施例を
説明する。この第5実施例は、第1実施例で説明した三
角形の緩衝部51を四角形に変更したものである。図1
5は第5実施例のケーシングカバー37の一部平面図で
ある。図16は図15のD−D断面図である。この第5
実施例では、浅い溝状の緩衝部57を形成し、しかもそ
の底面をインペラ38の回転方向に沿って徐々に浅くし
ている。しかし、緩衝部57の周囲は垂直壁57aで囲
まれている。
【0047】この第5実施例では緩衝部を全く備えない
従来品に比べると騒音が低減されるが、第1実施例の緩
衝部51と比べると騒音防止効果が劣る。これは、第5
実施例の緩衝部57が斜方向壁面を備えないためと思わ
れる。このことから、インペラの羽根片を徐々に仕切り
部へ侵入させる斜方向壁面が、優れた騒音防止効果を得
る上で大きく寄与していることが推測される。
【0048】次に本発明の第6実施例を説明する。この
第6実施例は、第1実施例で説明した緩衝部を2つの斜
方向壁面をもって形成したものである。図17は第6実
施例のケーシングカバー37の平面図である。ポンプ流
路44の終端には、三角形の浅い溝状の緩衝部58が形
成されている。この緩衝部58は、インペラ38の羽根
片49の半径方向中央に頂点を有する三角形として形成
されており、インペラ38の羽根片49のほぼ根元に対
応する位置から延びる斜方向壁面58bと、羽根片49
のほぼ先端に対応する位置から延びる斜方向壁面58c
とをもって囲まれている。
【0049】この第6実施例によると、緩衝部58を垂
直壁58aで囲んだのでケーシングカバー37の内側面
の切削時の緩衝部58の形状変化を防止することができ
る。また、緩衝部58を斜方向壁面により形成したの
で、羽根片の到来に伴う高圧の燃料が徐々に衝突すると
ともに、インペラ38の羽根片49が根元側と先端側と
の両方から徐々に仕切り部47に隠れてゆくので高い騒
音防止効果が得られる。
【0050】次に本発明の第7実施例を説明する。この
第7実施例は、第1実施例で説明した緩衝部を内側に位
置する斜方向壁面と外側に位置する周方向壁面とをもっ
て形成したものである。図18は第7実施例のケーシン
グカバー37の平面図である。ポンプ流路44の終端に
は、三角形の浅い溝状の緩衝部59が形成されている。
この緩衝部59は、インペラ38の羽根片49の半径方
向先端に頂点を有する三角形として形成されており、イ
ンペラ38の羽根片49のほぼ根元に対応する位置から
延びる斜方向壁面59bと、羽根片49のほぼ先端から
周方向に延びる周方向壁面59cとをもって囲まれてい
る。
【0051】この第7実施例によると、緩衝部59を垂
直壁59aで囲んだのでケーシングカバー37の内側面
の切削時の緩衝部59の形状変化を防止することができ
る。また、緩衝部59の内側の境界線を斜方向壁面によ
り形成したので、羽根片の到来に伴う高圧の燃料が徐々
に衝突するとともに、インペラ38の羽根片49が根元
側と先端側との両方から徐々に仕切り部47に隠れてゆ
くので高い騒音防止効果が得られる。
【0052】次に、本発明を適用した第8実施例を説明
する。この第8実施例は、第3実施例のインペラ38を
特願平5−254135号に開示されるインペラに変更
したものである。図19はこの第8実施例のインペラの
部分破断斜視図である。この第8実施例のインペラ38
は、第2実施例で説明したインペラをさらに改良したも
ので、羽根片が回転方向に向けて凹になるように湾曲し
ている。
【0053】この第8実施例のインペラでは、高いポン
プ効率が得られるが羽根片53が両面に渡り連続して形
成されるため、第1実施例で説明したインペラに比べて
羽根片53が仕切り部47に侵入するときの騒音が大き
くなる。しかし、この第8実施例では第3実施例で説明
したようにポンプ流路44の終端においてケーシング本
体36側とケーシングカバー37側との両方に緩衝部5
1、55を備えているから、高いポンプ効率の得られる
インペラを使用しても騒音の発生を充分に抑えることが
できる。
【0054】発明者らの実験によると、図19に示した
ようなインペラと図13に示したようなケーシングとの
組み合わせが、最も高いポンプ効率を示し、しかも低い
騒音を実現できることが確認された。次に、緩衝部の深
さに関する実験結果を説明する。図20は、第3実施例
で示した構成において緩衝部51、55の深さを変えた
場合の騒音を示すグラフである。この実験では、緩衝部
51、55の先端部を0.5mmのRとしている。ま
た、ポンプ流路44の終端部の円形状の中心から緩衝部
51の先端部までの長さLを4mmとしている。また。
ポンプ流路44の深さを0.6mmとしている。
【0055】図20から分かるように、緩衝部51の深
さは0.2mm以上で充分な効果を発揮する。しかも
0.2mmから0.8mmの範囲でその効果がほとんど
変わらない。ここで、ケーシングカバー37をアルミダ
イキャストとし、内側面を切削して平面精度を出す場合
には、素材のばらつきに加えて加工のばらつきが重畳さ
れて内側面の切削量が変動し、緩衝部51の深さが変動
することとなるが、上述のように0.2mm以上では騒
音低減効果に大きな差が出ないことから、緩衝部の深さ
は0.4mm程度に設定すれば大量生産に伴う寸法精度
の低下を考慮しても充分な騒音低減効果を得ることがで
きる。
【0056】次に、緩衝部の形状の違いによる騒音低減
効果について図21により説明する。図21において、
(a)は第2実施例に示したインペラを緩衝部を備えな
いケーシングに収容した場合の騒音を示している。また
(b)は第2実施例の騒音を示している。また(c)は
第6実施例の騒音を示している。また、(d)は第7実
施例の騒音を示している。さらに、(e)は第5実施例
の騒音を示している。なお、どの実験例も第2実施例で
示したインペラを用い、ケーシングカバー37側にのみ
緩衝部を形成した場合のものである。この実験では、緩
衝部の角部を0.5mmのRとしている。また、ポンプ
流路44の終端部の円形状の中心から緩衝部51の先端
部までの長さLdを4mmとしている。また、緩衝部の
深さddを0.4mmとしている。また。ポンプ流路4
4の深さを0.6mmとしている。
【0057】このグラフに見られるように、第5実施例
のような四角形の緩衝部でも僅かながら騒音防止効果が
得られている。また、同様な深さの緩衝部であっても第
2実施例、第6実施例あるいは第7実施例のようにイン
ペラの羽根片に対して斜方向に延びる境界線をもつ緩衝
部では大きな騒音低減効果が得られている。また、三角
形の緩衝部においては、緩衝部の長さLdは短くしすぎ
ると騒音低減効果が減少して騒音が増加し、一方長さL
dを長くすると騒音低減効果が向上して騒音が低下する
傾向がある。これは、インペラの羽根片に対して緩衝部
の斜方向境界線がなす角度を大きくとることが騒音低減
に寄与しているためと思われる。ところが、長さLdを
長くしすぎると仕切り部47の長さが充分とれなくなる
ので、ポンプ効率の低下を招く。このため緩衝部のイン
ペラ回転方向への長さはあまり延長するべきではない。
従って、緩衝部の長さLdは、緩衝部を囲む境界線と羽
根片とのなす角度と、仕切り部の長さとを考慮しながら
適度な長さに設定されるべきである。
【0058】なお、上述の各実施例では、図8、図13
に図示したように、斜方向壁面に常に少なくともひとつ
の羽根片が重なるように、つまり羽根片のピッチより長
い範囲にわたって斜行するように斜方向壁面を設定して
いる。そしてこの構成により高い騒音防止効果が得られ
ることから、斜方向の境界線は少なくとも羽根片のピッ
チの範囲に渡り形成されることが望ましいと思われる。
【0059】また、斜方向の境界線は羽根片の径方向根
元から径方向先端に渡って形成されることが望ましい
が、羽根片の径方向の一部範囲に渡ってのみ形成しても
よい。このように、騒音低減効果を向上するためにはイ
ンペラの羽根片に対して大きい角度をなす境界線をもっ
て緩衝部を区画することが重要であろうと推測される。
このことから、第5実施例のような四角形の緩衝部にあ
っても、その終端側の境界線とインペラの羽根片とのな
す角度を大きくして騒音低減効果の向上を狙ってもよ
い。また、緩衝部の境界線をインペラの羽根片が段階的
に徐々に仕切り部へ侵入するようにしてもよい。
【0060】以上本発明を適用した複数の実施例を説明
したが、本発明は、自動車の燃料ポンプに限定されず、
水等の種々の流体を圧送するポンプとして広く適用でき
る。また、インペラは、外周にのみ羽根片と羽根溝を設
けたものに限らず、円板状インペラの端面に複数のチャ
ンネルを形成したいわゆるサイドチャンネル型のポンプ
に本発明を適用してもよい。さらに本発明は、要旨を逸
脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、低騒
音の再生ポンプならびに燃料ポンプおよびそれらのケー
シングを提供することができる。しかも、垂直壁により
緩衝部を形成することで緩衝部の形状変形を防止でき、
確実に所望の騒音防止効果と所望のポンプ性能とが得ら
れる実用的な構成とすることができる。
【0062】また、インペラの羽根片が徐々に仕切り部
へ侵入するよう溝状流体流路の境界線を形成することで
高い騒音防止効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は車両用燃料供給装置の構成を示す構成図
【図2】図2は本発明を適用した第1実施例の燃料ポン
プの縦断面図
【図3】図3は図2の燃料ポンプのポンプ部を拡大した
断面図
【図4】図4はケーシング本体の斜視図
【図5】図5はケーシングカバーの斜視図
【図6】図6は図2のA−A矢視断面図
【図7】図7はケーシングカバーの平面図
【図8】図8は図7のC−C断面における燃料ポンプの
流路終端付近の断面図
【図9】図9は本発明を適用した第2実施例のポンプ部
の断面図
【図10】図10は第2実施例のインペラを示す斜視図
【図11】図11は第2実施例による騒音防止効果を説
明する周波数特性図
【図12】図12は本発明を適用した第3実施例のケー
シング本体を示す断面図
【図13】図13は第3実施例の燃料ポンプの流路終端
付近の断面図
【図14】図14は本発明を適用した第4実施例のケー
シングカバーの一部平面図
【図15】図15は本発明を適用した第5実施例のケー
シングカバーの一部平面図
【図16】図16は図15のD−D断面図
【図17】図17は本発明を適用した第6実施例のケー
シングカバーの平面図
【図18】図18は本発明を適用した第7実施例のケー
シングカバーの平面図
【図19】図19は本発明を適用した第8実施例のイン
ペラの斜視図
【図20】図20は緩衝部の深さと騒音との関係を示す
グラフ
【図21】図21は各実施例と騒音との関係を示すグラ
【図22】図22は従来の再生ポンプの仕切り部付近の
断面図
【図23】図23は従来の燃料ポンプのケーシングの平
面図
【図24】図24は図23のポンプ流路終端付近の断面
【符号の説明】
31 ポンプ部 32 モータ部 36 ケーシング本体 37 ケーシングカバー 38 インペラ 44 ポンプ流路(流体通路) 45 吸込口 46 吐出口 49 羽根片 59 羽根溝 51 緩衝部 51a 垂直壁 51b 周方向壁面(境界線) 51c 斜方向壁面(境界線)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流体流
    路が円弧状に形成されたケーシングと、 このケーシングに対して回転自在に設けられ、前記溝状
    流体流路に面する複数の羽根片が形成されたインペラと を備えた再生ポンプにおいて、 前記溝状流体流路の吐出口側の終端部に、前記吐出口に
    対応する位置よりさらに前記インペラの回転方向に沿っ
    て延在し、かつ前記溝状流体流路の主たる範囲より浅い
    溝状の緩衝部を備えることを特徴とする再生ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再生ポンプにおいて、前
    記溝状の緩衝部は、前記インペラの羽根片を徐々に仕切
    り部へ侵入させる境界線をもって区画されていることを
    特徴とする再生ポンプ。
  3. 【請求項3】 吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流体流
    路が円弧状に形成されたケーシングと、 このケーシングに対して回転自在に設けられ、前記溝状
    流体流路に面する複数の羽根片が形成されたインペラと
    を備えた再生ポンプにおいて、 前記溝状流体流路の吐出口側の終端部に、前記吐出口に
    対応する位置よりさらに前記インペラの回転方向に沿っ
    て延在し、かつ前記ケーシングの内側面に対してほぼ垂
    直となる垂直壁で囲繞された溝状の緩衝部を備えたこと
    を特徴とする再生ポンプ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の再生ポンプにおいて、前
    記緩衝部は、前記溝状流体流路の主たる範囲より浅いこ
    とを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4のいずれかに記
    載の再生ポンプにおいて、前記垂直壁は、前記インペラ
    の羽根片を徐々に仕切り部へ侵入させる壁面を含むこと
    を特徴とする再生ポンプ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の再生ポンプにおいて、前記ケーシングは前記インペ
    ラを両側から挟む範囲に広がっており、前記溝状流体流
    路は前記インペラの一方側面に面する第1部分と、他方
    側面に面する第2部分とを有し、さらに前記吐出口は前
    記第1部分の終端から前記インペラの側面に対して垂直
    に延びていることを特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の再生ポンプにおいて、
    前記第2部分の終端部に前記緩衝部が形成されているこ
    とを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7のいずれかに記
    載の再生ポンプにおいて、前記第1部分の終端部に前記
    緩衝部が形成されていることを特徴とする。
  9. 【請求項9】 吸入口と吐出口とをつなぐ溝状の流体流
    路が円弧状に形成されたケーシングと、 このケーシングに対して回転自在に設けられ、前記溝状
    流体流路に面する複数の羽根片が形成されたインペラと
    を備えた再生ポンプにおいて、 前記溝状流体流路の吐出口側の終端部を、前記羽根片を
    徐々に仕切り部へ侵入させる境界線をもって区画したこ
    とを特徴とする再生ポンプ。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の再生ポンプにおいて、前記インペラは円板状に形
    成され、その一方の端面と他方の端面とに別々の羽根片
    が形成されることを特徴とする。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の再生ポンプにおいて、前記インペラは円板状に形
    成され、その一方の端面から他方の端面にわたり連続す
    る羽根片が形成されたることを特徴とする。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11に記載の
    再生ポンプにおいて、前記インペラの羽根片は該インペ
    ラの回転方向に向けて凹であることを特徴とする。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし請求項12のいずれか
    に記載の再生ポンプにより内燃機関に燃料を供給するこ
    とを特徴とする。
  14. 【請求項14】 複数の羽根片と羽根溝とが交互に環状
    に形成されたインペラと協動して流体を加圧するケーシ
    ングにおいて、 流体吸入口に対応する始端から流体吐出口に対応する終
    端まで、前記インペラの環状の羽根片列に対応して円弧
    状に形成された溝状の流体流路を有し、 前記溝状流体流路の終端が、前記羽根片を徐々に仕切り
    部へ侵入させる境界線をもって区画されていることを特
    徴とするケーシング。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のケーシングにおい
    て、前記境界線は前記流体吐出口に対応する位置よりさ
    らに前記インペラの回転方向に沿って延在して設けられ
    た溝状の緩衝部を区画していることを特徴とする。
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