JP2003113750A - タービン式燃料ポンプ - Google Patents

タービン式燃料ポンプ

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JP2003113750A
JP2003113750A JP2002124745A JP2002124745A JP2003113750A JP 2003113750 A JP2003113750 A JP 2003113750A JP 2002124745 A JP2002124745 A JP 2002124745A JP 2002124745 A JP2002124745 A JP 2002124745A JP 2003113750 A JP2003113750 A JP 2003113750A
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Japan
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fuel
housing
groove
impeller
side groove
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JP2002124745A
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English (en)
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雅敏 ▲高▼木
Masatoshi Takagi
Katsuhiko Kusaya
克彦 草谷
Motoya Ito
元也 伊藤
Yukio Mori
森  幸雄
Eiji Iwanari
栄二 岩成
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps
    • F04D5/007Details of the inlet or outlet
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2250/00Geometry
    • F05B2250/50Inlet or outlet
    • F05B2250/503Inlet or outlet of regenerative pumps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タービン式燃料ポンプにおいて、燃料吸入通路
における燃料の流れを滑らかにし、ポンプ流路の始端部
における圧力の損失、局所的な負圧の発生を防止し、ポ
ンプ効率を上昇させることである。 【解決手段】タービン式燃料ポンプは、羽根部53と羽
根溝52とを有するインペラ50と、第1及び第2ハウ
ジング26及び40とから成りインペラ50を回転可能
に収納するポンプハウジング38とら成る。第1ハウジ
ング26はC字形状の側部溝27と、その始端部28か
ら中心に向かう方向に屈曲し外側面26cで開口(3
6)した燃料吸入通路33とを有する。第2ハウジング
40はC字形状の側部溝43と、その終端部に連通する
燃料吸入口とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において燃料
タンク内の燃料を燃料噴射装置へ圧送するタービン式燃
料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両において、燃料タンク内
の燃料を燃料噴射装置に圧送するために、タービン式燃
料ポンプが使用されることがある。タービン式燃料ポン
プ(「ウエスコポンプ」とも言う)は、通常、円板状で
その外周面に複数の羽根片及び羽根溝が円周方向に交互
に形成されたインペラと、羽根溝に連通されるC字形状
のポンプ流路を持ちインペラを回転可能に収納するモー
タハウジングと、該インペラを駆動するモータとを含
む。
【0003】近年、燃料ポンプを含む燃料供給装置に
は、車両の燃費の向上や、低エミッションとなる燃料の
微粒化等の観点から高効率化のニーズがある。そのため
に、インペラの羽根部及び羽根溝の形状や、モータハウ
ジングのポンプ流路の終端部が連通される燃料吐出口の
形状が改良されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、モータハウジ
ングのポンプ流路の始端部が連通される燃料吸入口にお
ける燃料の円滑な流れの検討は十分とは言い難い。例え
ば、図12及び図13に示すタービン式燃料ポンプ(特
開平11−117890号公報参照)では、モータハウ
ジング130は、ポンプハウジング135に取り付けら
れ、インペラ130の一側面(下面)131側に位置す
るポンプカバー122と、インペラ130の他側面(上
面)132側に位置するポンプケーシング126とから
成る。
【0005】ポンプカバー122及びポンプケーシング
126により円形のインペラ収納空間とC字形状のポン
プ流路125とが形成されている。ポンプカバー122
には始端部125aに連通する燃料吸入口123が形成さ
れ、ポンプケーシング126にはポンプ流路125の終
端部125bに連通する燃料吐出口127が形成されてい
る。インペラ130は外周部に交互に形成された複数の
羽根部133と羽根溝134とを持ち、インペラ収納空
間に収納され、羽根溝134がポンプ流路125に連通
している。
【0006】上記燃料吸入口123はポンプカバー12
2を軸方向(図12において上下方向)に貫通してい
る。そのため、燃料吸入口123から始端部125aに吸入
される燃料の流れる方向はインペラ130の回転方向と
直角を成し、またポンプ流路125内における燃料の流
通方向と直角を成す。そして、始端部125aにおいてその
流れ方向をほぼ直角に変えられる。
【0007】その結果、始端部125aにおいて燃料の流速
が低下し、燃料の圧力の損失(圧損)が生じる。これに
より、始端部125aにおいて燃料の圧力に局所的な負圧が
発生し、燃料の一部が気化し、その分ポンプ流路125
内の流通量が減る。特に、燃料の温度が高温になると、
局所的負圧による燃料の気化の影響が強くなり、燃料の
流通量の低下が顕著になる。
【0008】これにより、始端部125aから終端部125bに
向かって圧送される燃料の流量が低下し、燃料吐出口1
27からの燃料の吐出量が低下する。その結果、ポンプ
効率が上昇し難い、及び燃料が高温の場合におけるポン
プ性能が低下する、という課題があった。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、ポンプ流路の始端部における燃料の圧力の損失及び
それに基づく局所的な負圧が防止され、ポンプ効率と高
温性能が向上したタービン式燃料ポンプを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、一方側部
溝の始端部において、燃料の吸引方向とインペラの回転
方向及び一方側部溝内における燃料の流れ方向とが直交
しない第1ハウジングの構成について研究した。その結
果、燃料吸入口を単なるポート(口)ではなく所定長さ
を持つ燃料吸入通路とすることを思い付いて、本発明を
完成した。
【0011】本願の第1発明にかかるタービン式燃料ポ
ンプは請求項1に記載したように、円板状を成し、外周
部の一側面及び他側面にそれぞれ複数の羽根部と複数の
羽根溝とが円周方向に交互に形成されたインペラと、該
インペラを回転可能に収納するポンプハウジングとを備
える。ポンプハウジングは、インペラの一側に位置して
いる円板状の第1ハウジングとインペラの他側に位置し
ている円板状の第2ハウジングとから成る。第1ハウジ
ングはその内側面に形成され始端部から終端部まで延び
た略C字形状の一方側部溝と、一方側部溝の始端部から
半径方向内側かつ終端部側に向かって延び、外側面で開
口している燃料吸入通路とを有する。一方、第2ハウジ
ングはその内側面に形成され始端部から終端部まで延び
た略C字形状の他方側部溝と、他方側部溝の終端部に連
通する燃料吐出口とを有する。そして、インペラを回転
させ、燃料吸入通路から吸入された燃料を燃料吐出口に
送る間に昇圧させることを特徴とする。
【0012】この燃料ポンプにおいて、燃料吸入通路は
一方側部溝の始端部から終端部側に向かって延び、外側
面で開口している。よって、燃料吸入通路から始端部に
流入する燃料は一方側部溝内における燃料の流れ方向に
もインペラの回転方向にも直交しない。その結果、合流
時の流速の低下が少なく始端部での圧力の損失が防止さ
れるとともに、一方側部溝内の燃料に円滑に合流する。
加えて、燃料吸入通路内の燃料に遠心力が作用し流速が
上昇する。
【0013】本願の第2発明にかかるタービン式燃料ポ
ンプは請求項11に記載したように、円板状を成し、外
周部の一側面及び他側面にそれぞれに複数の羽根部と複
数の羽根溝とが円周方向に交互に形成されたインペラ
と、インペラを回転可能に収納するポンプハウジングと
を備える。ポンプハウジングは、インペラの一側に位置
している円板状の第1ハウジングと、インペラの他側に
位置している円板状の第2ハウジングとから成る。第1
ハウジングはその内側面に形成され始端部から終端部ま
で延びた略C字形状の一方側部溝と、一方側部溝の始端
部から外側面の開口まで延び、開口が前記始端部に対し
て半径方向において内側でかつ円周方向において終端部
に近い側に位置している燃料吸入通路とを有する。一
方、第2ハウジングはその内側面に形成された略C字形
状の他方側部溝と、他方側部溝の終端部に連通する燃料
吐出口とを有する。そして、インペラを回転させ、燃料
を燃料吸入通路から吸入された燃料を燃料吐出口に送る
間に昇圧させることを特徴とする。
【0014】この燃料ポンプにおいて、外側面の開口は
始端部に対して半径方向において内側でかつ円周方向に
おいて終端部に近い側に位置している。よって、燃料吸
入通路から始端部に流入する燃料は一方側部溝内におけ
る燃料の流れ方向にもインペラの回転方向にも直交しな
い。その結果、合流時の流速の低下が少なく始端部での
圧力の損失が防止されるとともに、一方側部溝内の燃料
に円滑に合流する。加えて、燃料吸入通路内の燃料に遠
心力が作用し流速が上昇する。
【0015】請求項2、12に記載のタービン式燃料ポ
ンプは、請求項1、11において、燃料吸入通路は直線
状に延びている。この燃料ポンプによれば、燃料吸入通
路における燃料の流れが円滑になる。
【0016】請求項3、13に記載のタービン式燃料ポ
ンプは、請求項2、12において、燃料吸入通路は第1
ハウジングの内側面の平面視において、始端部における
接線に対して傾斜している。この燃料ポンプによれば、
燃料の吸入方向が一方側部溝内の燃料の流れ方向と直交
せず、始端部で流速があまり低下せず、圧力損失が防止
される。
【0017】請求項1、14に記載のタービン式燃料ポ
ンプは、請求項2,12において、燃料吸入通路は軸方
向断面において、一方側部溝の溝底面に対して傾斜して
いる。この燃料ポンプによれば、燃料の吸入方向がイン
ペラの回転方向と直交せず、始端部で流速があまり低下
せず圧力損失が防止されるとともに、羽根溝内への燃料
の流入が円滑になる。
【0018】請求項5,15に記載のタービン式燃料ポ
ンプは、請求項1、11において、燃料吸入通路の長さ
は、第1ハウジングの厚さの2から4倍である。この燃
料ポンプによれば、燃料吸入通路の長さがそれ程長くな
いので、該燃料吸入通路内を流れる間の圧力損失が少な
い。
【0019】請求項6に記載のタービン式燃料ポンプ
は、請求項4において、燃料吸入通路は、一方側部溝の
溝底面に対して傾斜し深さが漸増する傾斜溝と、傾斜溝
に対して傾斜し第1ハウジングの他側面で開口している
貫通孔とを含む。この燃料ポンプによれば、燃料吸入通
路内における燃料の流れが円滑になる。
【0020】請求項7に記載のタービン式燃料ポンプ
は、請求項4において、燃料吸入通路と一方側部溝との
境界部は丸くなっている。この燃料ポンプによれば、燃
料吸入通路内における燃料の流れが更に円滑になる。
【0021】請求項8に記載のタービン式燃料ポンプ
は、請求項1において、一方側部溝は同心円状に形成さ
れた内側側部溝と外側側部溝とを含み、内側側部溝の始
端部及び外側側部溝の始端部は燃料吸入通路に形成され
ている。この燃料ポンプによれば、圧送される燃料の流
量が倍増してポンプ効率が上昇し、しかも1個の燃料吸
入通路を2個の一方側部溝に共用できる。
【0022】請求項9に記載のタービン式燃料ポンプ
は、請求項1において、 インペラは更に、一側面及び
他側面の複数の羽根部及び複数の羽根溝の半径方向内側
に、一側面から他側面に貫通する複数の連通孔を有す
る。この燃料ポンプによれば、ポンプ流路の始端部及び
終端部において燃料がインペラの連通孔を流通するの
で、第1ハウジング及び第2ハウジングに連通部を形成
することが不要となる。
【0023】請求項10に記載のタービン式燃料ポンプ
は、請求項1において、一方側部溝の始端部及び終端部
の外周側に第1連通部及び第2連通部が形成され、他方
側部溝の始端部及び終端部の外周側にはそれぞれ第1連
通部及び第2連通部に連通する第3連通部及び第4連通
部が形成されている。この燃料ポンプによれば、ポンプ
流路の始端部及び終端部において燃料はポンプハウジン
グの第1から第4連通部を流通するので、インペラに連
通孔を形成することが不要となる。
【0024】
【発明の実施の形態】<インペラ>インペラは、円板状
を成し、中心部の両側面を第1及び第2ハウジングによ
り案内されている。外周部には、半径方向及び円周方向
に伸びる隔壁が形成され、その一側面及び他側面にはそ
れぞれ複数の羽根部と複数の羽根溝とが円周方向に交互
に形成されている。
【0025】羽根部及び羽根溝の具体的形状や列数には
特別の制約はない。例えば、一側面の羽根溝と他側面の
羽根溝とは円周方向で同じ位置に形成しても良いし、ず
れて(千鳥状に)形成しても良い。一側面及び他側面の
羽根部はインペラの軸線と平行に延びても良いし、軸線
に対して傾斜しても良い。
【0026】また、インペラは一側面及び他側面の羽根
部及び羽根溝の半径方向内側を軸方向に貫通する複数の
連通孔を持つことができる。この連通孔は一方側部溝の
始端部から他方側部溝の始端部への燃料の流通路、及び
一方側部溝の終端部から他方側部溝の終端部への燃料の
流通路として作用する。 <ポンプハウジング> ポンプハウジングは全体的に円板形状を持ち、インペ
ラの一側に位置する円板状の第1ハウジング(ポンプカ
バー)と、他側に位置する円板状の第2ハウジング(ポ
ンプケーシング)とから成る。ポンプカバー及びポンプ
ケーシングがほぼ対称の容器形状を持つことも、ポンプ
カバーが円板形状でポンプケーシングが容器形状を持つ
こともできる。何れの場合も、第1ハウジングと第2ハ
ウジングとにより扁平な円板形状のインペラ収納空間
と、始端部から終端部まで延びる略C字形状のポンプ流
路とが区画されている。
【0027】ここで、「略C字形状」とは、円周方向に
少し離れて配置された始端部から終端部まで湾曲してい
る形状のことである。曲率が一定の場合も、一定でない
場合もある。曲率が一定のポンプ流路は半周程度のこと
も、ほぼ全周のこともある。 第1ハウジング 始端部から終端部まで延びている略C字形状の一方側部
溝は、その内側面の外周縁に沿って形成されている。一
方側部溝の断面形状や本数には特別の制約はない。
【0028】第1ハウジングにおいて、燃料吸入通路
は、一方側部溝の始端部から第1ハウジングの外側面の
開口まで半径方向内側かつ終端部側に向かって延びてい
る。より詳しくは、第1ハウジングの内側面の平面視に
おいて、始端部における接線方向の延長線と始端部と中
心とを結ぶ直線とで囲まれた領域に形成されている。始
端部に対する開口の相対位置によって燃料吸入通路の平
面視での傾斜方向、軸方向断面での傾斜角度及び長さが
決まる。
【0029】傾斜方向に関し、例えば、開口を半径方向
において始端部の内側で、上記延長線において終端部側
に選定すれば、通路は始端部から中心に向かって屈曲し
延長戦及び直線に対して鋭角を成す。余りに延長線に近
づくと燃料の流れ方向が急激に変化することになり、余
りに直線に近づくと終端部との距離が短くなって、始端
部と終端部との間のシール性が低下する。
【0030】第1ハウジングの軸方向断面における、燃
料吸入通路の一方側部溝の溝底面に対する燃料吸入通路
の傾斜角度と燃料吸入通路の長さとは密接な関係にあ
る。傾斜角度を大きくすれば長さは短くなり、傾斜角度
を小さくすれば長さは長くなる。傾斜角度は鋭角にし、
長さは第1ハウジングの2倍から4倍程度にすることが
できる。
【0031】始端部と開口との間において、燃料吸入通
路は直線状態に延びても良いし、湾曲又は屈曲しても良
い。例えば、第1ハウジングの内側面又は一方側部溝の
延長線に対して所定の第1鋭角を成して該ポンプカバー
を貫通する貫通孔と、ポンプカバーの内側面に対して第
1鋭角よりも小さい所定の第2鋭角を成し、側部溝と貫
通孔とを連結する傾斜溝とを含むことができる。
【0032】また、始端部と開口との間において燃料吸
入口通路の開口面積は一定でも良いし、漸変しても良
い。更に、燃料吸入通路と一方側部溝との境界部は丸く
なっていることが望ましい。
【0033】一方側部溝の始端部及び終端部の外周側
に、第1及び第2連通部を形成することができる。 第2ハウジング 第2ハウジングの略C字形状の他方側部溝は、内側面の
外周縁に沿って形成される。その断面形状や本数には特
別の制約はないが、本数は一方側部溝の本数と等しくす
る。燃料吐出口の構成についても特別の制約はない。
【0034】他方側部溝の始端部及び終端部の外周側
に、それぞれ一方側部溝の第1及び第2連通部に連通す
る第3及び第4連通部を形成することができる。インペ
ラが上記燃料の連通孔を有しない場合に、ポンプ流路の
始端部では一方側部溝から第1連通部及び第3連通部を
介して他方側部溝に燃料が流れ、ポンプ流路の終端部で
は一方側部溝から第4連通部及び第2連通部を介して、
他方側部溝に燃料が流れる。
【0035】
【実施例】<第1実施例>以下、本発明の第1実施例を
図1から図5を参照しつつ説明する。
【0036】図1において、タービン式燃料ポンプは、
上方のモータ部10と、下方のポンプ部35とに大別さ
れる。 (構成) モータ部 モータ部10は、モータハウジング11及びアーマチュ
ア16等を含む。両端が開口した円筒状のモータハウジ
ング11の上端部にはモータカバー12が取り付けられ
ている。モータカバー12にはアーマチュア16のコン
ミュテータ14と摺接するブラシ(不図示)組み込まれ
るとともに、吐出口18が設けられている。モータハウ
ジング11の下端部には後述するポンプケーシング40
及びポンプカバー26が取り付けられている。
【0037】モータカバー12とポンプケーシング40
との間に形成されたモータ室13に、コンミュテータ1
4を有するアーマチュア16が配置されている。アーマ
チュア16の軸17の上端部17aはモータカバー12
により、下端部17bはポンプカバー26により、それ
ぞれ回転可能に支持されている。モータハウジング11
の内側面には一対のマグネット17が固定されている。 ポンプ部 ポンプ部35はポンプハウジング38及びインペラ50
等を含む。ポンプハウジング38はポンプケーシング4
0とポンプカバー26とから構成されている。
【0038】図2及び図3に示すように、ポンプカバー
26は全体として円板形状を持ち、その内側面26aに
は外周縁に沿ってC字形状の側部溝27が形成されてい
る。側部溝27は始端部28から終端部29まで伸び、
始端部28の外周側及び終端部29の外周側には第1及
び第2連通溝31及び32が形成されている。第1及び
第2連通溝31及び32は、円周方向及び軸方向に所定
の長さを持ち、半径方向に所定の深さを持つ。
【0039】始端部28には燃料吸入通路33が連通し
ている。燃料吸入通路33は、始端部28から外側面2
6cの開口36まで延びている。開口36は始端部28
に対して、半径方向で内側に、円周方向で始端部28と
は反対側に位置し、ポンプカバー26の厚さの3倍程度
の距離だけ始端部28から離れている。その結果、ポン
プカバー26の内側面26aの平面視において、始端部
28を通る接線t(よりり詳しくは始端部28における
接線方向の延長線)に対して所定の鋭角θ1(約50
度)を成し、始端部28を通る法線n(より詳しくは始
端部28と中心26bとを結ぶ直線乃至線分)に対して
所定の鋭角(90度−θ1)を成し、始端部28からポ
ンプカバー26の中心部26bに向かう方向に屈曲して
いる。
【0040】また、ポンプカバー26の軸方向(厚さ方
向)断面において、燃料吸入口33はポンプカバー26
の内側面26aに対して所定の鋭角(約20度から25
度)を成し、ポンプカバー26を軸線方向と約70度を
成す斜め方向に貫通している。より詳しくは、図3及び
図4に示すように、燃料吸入通路33は、ポンプカバー
26の内側面26aに対して第1所定の鋭角θ2(約2
5度)を成し内側面26a側から外側面26c側に貫通
して外側面26cで開口する貫通孔36と、側部溝27
の溝底面に対して鋭角θ2よりも小さい第2所定の鋭角
θ3(約20度)を成して内側面26aからの深さが漸
増している傾斜溝34とからなる。傾斜溝34は側部溝
27と貫通口36とを滑らかに連結している。側部溝2
7と34とによりC字形状のポンプ流路が形成される。
【0041】一方、図2及び図5に示すように、ポンプ
ケーシング40は底壁41とその周りの円周壁42とか
ら成って容器形状を持ち、底壁41の外周縁に沿って、
上記側部溝27と同じC字形状の側部溝43が形成され
ている。側部溝43は始端部46から終端部47まで伸
び、それぞれの外周側には第3及び第4連通溝48及び
49が形成されている。第3及び第4連通溝48及び4
9は円周方向及び軸方向に所定の長さを持ち、半径方向
に所定の深さを持ち、それぞれ上記第1及び第2連通溝
31及び32に連通されている。
【0042】また、終端部47には燃料吐出口(不図
示)が連通し、ポンプケーシング40を軸線と平行に貫
通して外側面40bにおいて開口している。燃料吐出口
は上記ポンプ室13(図1参照)に連通している。 インペラ 図2に示すように、インペラ50は円板状で、外周部に
は隔壁51の一側面及び他側面にそれぞれ複数の羽根部
53と複数の羽根溝52とが円周方向に交互に形成され
ている。隔壁51の外周面には環状部54が設けられて
いる。インペラ50はポンプハウジング38の収納空間
27内に回転可能に収納され、羽根溝52が側部溝2
7、43に連通している。 (作用効果)モータ部10に通電してアーマチュア16
を回転させると、軸17の下端部17bに取り付けられ
たインペラ50が図3(a)において反時計方向に回転
する。これにより、燃料が燃料吸引通路33より吸引さ
れ、側部溝27、43を始端部28、46から終端部2
9、47に向かってらせん状に循環し、それに伴い圧力
が上昇する。
【0043】即ち、燃料は羽根溝53内に内周側から流
入し、回転による遠心力により羽根溝53内を半径方向
外向きに流れる。その後、外周壁42に衝突して左右に
分流し、左右の側部溝27及び43を半径方向内向きに
流れ、回転方向後方の羽根溝53内に再度流入する。こ
れを繰り返す間に昇圧され、昇圧状態で燃料吐出口から
モータ室13に入り、吐出口18を経て燃料供給ライン
へ吐出される。
【0044】燃料吸入通路33における燃料の流れに注
目されたい。ポンプカバー26の縦断面において、燃料
はポンプカバー26の内側面26aに対して直角よりも
遙かに小さい鋭角(約25度)を成す貫通孔36及び傾
斜溝34を通じて側部溝27の始端部28に流入する。
そして、インペラ50の一側面50aと該鋭角を成して
羽根溝52内に流入する。その後、隔壁51の側面に案
内されて羽根溝52内を半径方向外向きに流れる。
【0045】ここで、ポンプカバー26の内側面26a
の平面視において、燃料吸入通路33は、始端部28に
おける延長線及び直線に対して鋭角を成し、中心26b
から所定距離離れている。また、貫通孔36及び傾斜溝
34の傾斜方向は隔壁51の側面51aが成す方向と近
い。よって、側部溝27への流入時における燃料の流れ
方向の変化の程度が従来よりも緩やかになり、始端部2
8、46における圧力の損失が小さくなり、局所的な負
圧の発生が防止される。また、燃料は燃料吸入通路33
を流れるとき遠心力により流速を得ることができ、始端
部28における流速の低下が防止できる。 <第2実施例> (構成)図6から図10に本発明の第2実施例を示す。
第2実施例は、上記第1実施例と比較して、主にインペ
ラ60の構成、及びポンプカバー80(特に燃料吸入通
路85)の構成が異なり、その他の構成は同じである。
以下、異なる部分を中心に説明する。
【0046】図6、図7及び図10に示すように、イン
ペラ60では、一側面61aには羽根部62及び羽根溝
63が円周方向において交互に形成され、他側面61b
には羽根部65及び羽根溝66が同様に形成されてい
る。その結果、外周環状部68が形成されている。
【0047】羽根溝63と羽根溝66とは、これらの形
成ピッチの半分に相当する距離だけ円周方向にずれてい
る。また、図7に示すように、羽根溝63及び66はイ
ンペラ60の回転方向Xにおいて奥側が入口側よりも後
方となるように、換言すれば、入口側が奥側よりも前方
となるように傾斜し、前壁面64a及び67aの傾斜角
度の方が後壁面64b及び67bの傾斜角度よりも大き
くなっている。その結果、軸線と平行で羽根溝63及び
66の半径方向中間部を通過する平面で切断した断面図
において、羽根溝63及び66の円周方向の寸法は入口
側から奥側に向かって漸減している。
【0048】更に、羽根溝63はインペラ60の軸方向
の中央部よりも他側面61b側まで延び、羽根溝66は
中央部よりも一側面61a側まで延びている。その結
果、図6に示すように、軸線を含む平面で切断した断面
図において、一方の羽根溝63の最奥部と他方の羽根溝
66の最奥部とは軸方向において重なる関係にある。
【0049】図6及び図10に示すように、羽根63及
び66の半径方向内側に、一側面61aから他側面61
bまで貫通する、羽根溝63及び66と同数の連通孔7
1が形成されている。各連通孔71は半径方向に長い矩
形状断面を持つ。
【0050】一側面61a及び他側面61bには羽根溝
63及び66の半径方向内側に浅溝73及び75が形成
され、羽根溝63及び66に対してその形成ピッチの1
/4に相当する距離だけ円周方向にずれている。これに
より、一側面61aの羽根溝63と他側面61bの羽根
溝66とは、浅溝73、連通孔71及び浅溝75を介し
て連通されている。
【0051】図8及び図9に示すように、ポンプカバー
80の内側面81aには、始端部82から終端部83
(図6参照)まで延びた略C字形状の側部溝85と、始
端部82から外側面81bの開口87まで延びた燃料吸
入通路88とが形成されている。図10に示すように、
側部溝85の半径方向長さ(幅)は、インペラ60の羽
根溝63及び66の半径方向長さと連通孔71の半径方
向長さとの合計にほぼ等しい。
【0052】図9に示すように、ポンプカバー80の内
側面81aの平面視において、燃料吸入通路88は始端
部82における延長線及び直線に対して第1実施例の燃
料吸入口通路33と同じ鋭角θ1を成し、同じ傾斜方向
に形成されている。但し、本実施例では始端部82と開
口87との間の距離が第1実施例のそれより短く(約半
分)されている。その結果、図8(b)に示すように、
燃料吸入通路88の長さは燃料吸入通路33の長さより
も短い。また、軸方向断面において、燃料吸入通路88
がポンプカバー80の内側面81a即ち一方側部溝85
の溝底面に対してなす傾斜角度θ4は、第1実施例の傾
斜角度θ2及びθ3よりも大きくなっている。更に、燃
料吸入通路88と側部溝85の始端部82との境界部に
は、他の部分よりも傾斜角度が小さい緩傾斜部89が形
成されている。
【0053】尚、側部溝85の始端部82及び終端部8
3の外周側には、第1実施例における第1及び第2連通
部31及び32(図3(a)参照)は形成されていな
い。
【0054】ポンプケーシング90は第1実施例のポン
プケーシング40と同様の構成を持つが、側部溝の始端
部(不図示)及び終端部93の外周側に第1実施例にお
ける第3及び第4連通部48及び49(図5(b)参
照)は形成されていない。 (作用効果)第2実施例では、第1実施例と比較して、
ポンプカバー80の燃料吸入通路88の傾斜角度θ4が
大きく、その結果燃料吸入通路88の長さが短い。これ
により、燃料が燃料吸入通路88を流れる時間、距離が
短く、その分圧力の損失が小さくなる。
【0055】また、羽根溝63及び66がインペラ60
の軸方向の中央部を超えて延びており、軸方向において
重なる成る関係にある。その結果、羽根溝63及び66
内に流せる燃料の運動量を増大させるための有効容積を
確保でき、ポンプ効率が上昇する。
【0056】更に、ポンプカバー80の燃料吸入通路8
8から側部溝85の始端部82に流入した燃料の一部
は、インペラ60の浅溝73、連通孔71及び浅溝75
を介してポンプケーシング90の側部溝の始端部に流れ
る。その後、インペラ60の羽根溝66により側部溝の
終端部93に送られて昇圧され、浅溝75、連通孔71
及び浅溝73を介して側部溝85の終端部83に流れ
る。
【0057】羽根溝63と66とを連通させる連通孔7
1と浅溝73及び75とをインペラ60自身に形成した
ことにより、連通孔71内を流通する燃料によりインペ
ラ60が半径方向において何れかの方向に移動すること
が防止される。 <変形例>図11に示す変形例では、ポンプカバー10
0の内側面に2本のC字形状の側部溝101及び103
が同心的に形成されている。内側の側部溝101の始端
部102及び外側の側部溝103の始端部104は燃料
吸入通路105に連通されている。燃料吸入通路105
は内側の側部溝101の始端部102における接線に対
して所定の鋭角を成して屈曲し、ポンプカバー100の
中心部100bに向かって伸びている。
【0058】尚、内側の側部溝101の終端部106及
び外側の側部溝103の終端部107はそれぞれ燃料吐
出口(不図示)に連通されている。また、ポンプケーシ
ング(不図示)にも2本の側部溝が形成され、インペラ
(不図示)には内周側の羽根部及び羽根溝と、外周側の
羽根部及び羽根溝とが形成されているが、何れも公知の
技術であるので、詳しい説明は省略する。
【0059】この変形例において、燃料は、ポンプカバ
ー100の内側面100aに対して小さい鋭角を成す燃料吸
入通路105を通じて内側の側部101の始端部102
及び外側側部溝103の始端部104に流入する。そし
て、インペラ90(図2参照)の一側面と該鋭角を成し
て羽根溝内に流入する。
【0060】この変形例では、燃料吸入通路105を内
側の側部溝101の始端部102及び外側の側部溝10
3の始端部104に連通させる、即ち共用することがで
きる。また、ポンプカバー100に内外2本の側部溝1
01及び103が形成されているので、ポンプ効率が倍
増する。
【0061】
【発明の効果】以上述べてきたように、本願の第1及び
第2発明のタービン式燃料ポンプによれば、燃料吸入通
路から始端部に流入する燃料は、インペラの回転方向に
直交せず、一方側部溝内における燃料の流れ方向にも直
交しない。その結果、合流時の流速の低下が少なく始端
部での圧力の損失が防止され、それに基づく局所的な負
圧が防止され、ポンプ効率及び高温性能が向上する効果
が奏される。また、燃料吸入通路内の燃料に遠心力が作
用してその流速が上昇するとともに、燃料が燃料吸入通
路から一方側部溝内の燃料に円滑に合流する効果が奏さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるタービン式燃料ポン
プを示す正面断面図である。
【図2】図1における要部拡大図である。
【図3】(a)は第1実施例のポンプカバーを内側から
見た平面図、(b)は該ポンプカバーを外側から見た平
面図である。
【図4】図3(a)における4−4断面図である。
【図5】(a)は第1実施例のポンプケーシングを内側
から見た平面図、(b)は該ポンプケーシングを外側か
ら見た平面図である。
【図6】本発明の第2実施例によるタービン式燃料ポン
プを示す要部縦断面図である。
【図7】図6における7−7断面図である。
【図8】(a)は第2実施例のポンプカバーを内側から
見た平面図、(b)は(a)における8−8断面図であ
る。
【図9】第2実施例のポンプケーシングを外側から見た
平面図である。
【図10】第2実施例におけるポンプカバーとインペラ
との関係を示す平面説明図である。
【図11】第1実施例の変形例を示す要部平面図である
【図12】従来のタービン式燃料ポンプを示す要部正面
断面図である。
【図13】 上記従来例のポンプカバーを内側から見た
平面図である。
【符号の説明】
10:モータ部 26:ポンプカ
バー 33:燃料吸入通路 35:ポンプ部 38:ポンプハウジング 27,43:側
部溝 40:ポンプケーシング 50:インペラ 52:羽根溝 53:羽根部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 元也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 森 幸雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 岩成 栄二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円板状を成し、外周部の一側面及び他側面
    にそれぞれ複数の羽根部と複数の羽根溝とが円周方向に
    交互に形成されたインペラと、該インペラを回転可能に
    収納するポンプハウジングと、を備え、 該ポンプハウジングは該インペラの一側に位置している
    円板状の第1ハウジングと該インペラの他側に位置して
    いる円板状の第2ハウジングとから成り、該第1ハウジ
    ングはその内側面に形成され始端部から終端部まで延び
    た略C字形状の一方側部溝と、該一方側部溝の始端部か
    ら半径方向内側かつ前記終端部側に向かって延びその外
    側面で開口している燃料吸入通路とを有し、該第2ハウ
    ジングはその内側面に形成され始端部から終端部まで延
    びた略C字形状の他方側部溝と、該他方側部溝の終端部
    に連通する燃料吐出口とを有し、 前記インペラを回転させ、前記燃料吸入通路から吸入さ
    れた燃料を前記燃料吐出口に送る間に昇圧させることを
    特徴とするタービン式燃料ポンプ。
  2. 【請求項2】前記燃料吸入通路は直線状に延びている請
    求項1に記載のタービン式燃料ポンプ。
  3. 【請求項3】前記燃料吸入通路は前記第1ハウジングの
    内側面の平面視において、前記始端部における接線に対
    して傾斜している請求項2に記載のタービン式燃料ポン
    プ。
  4. 【請求項4】前記燃料吸入通路は軸方向断面において、
    前記一方側部溝の溝底面に対して傾斜している請求項2
    に記載のタービン式燃料ポンプ。
  5. 【請求項5】前記燃料吸入通路の長さは、前記第1ハウ
    ジングの厚さの2から4倍である請求項3又は4に記載
    のタービン式燃料ポンプ。
  6. 【請求項6】前記燃料吸入通路は、前記一方側部溝の溝
    底面に対して傾斜し深さが漸増する傾斜溝と、該傾斜溝
    に対して傾斜し第1ハウジングの他側面で開口している
    貫通孔とを含む請求項4に記載のタービン式燃料ポン
    プ。
  7. 【請求項7】前記燃料吸入通路と一方側部溝との境界部
    は丸くなっている請求項4に記載のタービン式燃料ポン
    プ。
  8. 【請求項8】前記一方側部溝は同心円状に形成された内
    側側部溝と外側側部溝とを含み、該内側側部溝の始端部
    及び該外側側部溝の始端部は前記燃料吸入通路に形成さ
    れている請求項1に記載のタービン式燃料ポンプ。
  9. 【請求項9】前記インペラは更に、一側面及び他側面の
    前記複数の羽根部及び前記複数の羽根溝の半径方向内側
    に、該一側面から該他側面に貫通する複数の連通孔を有
    する請求項1に記載のタービン式燃料ポンプ。
  10. 【請求項10】前記一方側部溝の始端部及び終端部の外
    周側にそれぞれ第1連通部及び第2連通部が形成され、
    前記他方側部溝の始端部及び終端部の外周側にはそれぞ
    れ該第1連通部及び第2連通部に連通する第3連通部及
    び第4連通部が形成されている請求項1記載のタービン
    式燃料ポンプ。
  11. 【請求項11】円板状を成し、外周部の一側面及び他側
    面にそれぞれに複数の羽根部と複数の羽根溝とが円周方
    向に交互に形成されたインペラと、該インペラを回転可
    能に収納するポンプハウジングと、を備え、 該ポンプハウジングは、該インペラの一側に位置してい
    る円板状の第1ハウジングと該インペラの他側に位置し
    ている円板状の第2ハウジングとから成り、該第1ハウ
    ジングはその内側面に形成され始端部から終端部まで延
    びた略C字形状の一方側部溝と、該一方側部溝の該始端
    部から外側面の開口まで延び、該開口が該始端部に対し
    て半径方向において内側でかつ円周方向において前記終
    端部に近い側に位置している燃料吸入通路とを有し、該
    第2ハウジングはその内側面に形成された略C字形状の
    他方側部溝と、該他方側部溝の終端部に連通する燃料吐
    出口とを有し、 前記インペラを回転させ、燃料を前記燃料吸入通路から
    吸入された燃料を前記燃料吐出口に送る間に昇圧させる
    ことを特徴とするタービン式燃料ポンプ。
  12. 【請求項12】前記一方側部溝の始端部と前記外側面の
    開口との間で、前記燃料吸入通路は直線状に延びている
    請求項11に記載のタービン式燃料ポンプ。
  13. 【請求項13】前記燃料吸入通路は前記第1ハウジング
    の内側面の平面視において、前記始端部における接線に
    対して傾斜している請求項12に記載のタービン式燃料
    ポンプ。
  14. 【請求項14】前記燃料吸入通路は軸方向断面におい
    て、前記一方側部溝の溝底面に対して傾斜している請求
    項12に記載のタービン式燃料ポンプ。
  15. 【請求項15】前記燃料吸入通路の長さは、前記第1ハ
    ウジングの厚さの2から4倍である請求項13又は14
    に記載のタービン式燃料ポンプ。
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