JPH10115265A - 再生式燃料ポンプ - Google Patents

再生式燃料ポンプ

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JPH10115265A
JPH10115265A JP9261924A JP26192497A JPH10115265A JP H10115265 A JPH10115265 A JP H10115265A JP 9261924 A JP9261924 A JP 9261924A JP 26192497 A JP26192497 A JP 26192497A JP H10115265 A JPH10115265 A JP H10115265A
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JP
Japan
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impeller
pump
groove
blade
blades
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Pending
Application number
JP9261924A
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English (en)
Inventor
Glenn A Moss
エー・モス グレン
Edward J Talaski
ジェー・タラスキ エドワード
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Walbro Corp
Original Assignee
Walbro Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/04Feeding by means of driven pumps
    • F02M37/048Arrangements for driving regenerative pumps, i.e. side-channel pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/18Rotors
    • F04D29/188Rotors specially for regenerative pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D5/00Pumps with circumferential or transverse flow
    • F04D5/002Regenerative pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常運転状態、低温度での始動状態、熱い燃
料を使用する運転状態で性能が改善された、電気モータ
燃料ポンプを提供する。 【解決手段】 燃料ポンプのインペラ周縁には、円周配
列ブレードが、該インペラ回転軸と同心の径方向外側・
内側の円形列状に配置されている。該インペラ周縁の少
なくとも一部分を囲み、周方向に相対する第一・第二流
路部溝を有し、それらの溝は軸方向に該ブレード列と連
通して、該インペラ周方向に延びる環状流路を構成して
いる。内側列ブレードは、インペラ回転軸に垂直方向に
対し対称な曲面を有する。外側列ブレードは、横方向中
央面に対して傾斜して非対称な前背面を有し、インペラ
回転方向に傾斜している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気モータ駆動
燃料ポンプに関し、特に、自動車エンジン燃料送給シス
テム等に使用されるタービン型燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】電気モータ駆動再生式(蓄勢)ポンプ
は、これまで自動車燃料送給システムに適用され使用さ
れてきている。この種のポンプは一般には燃料供給タン
ク内に没するハウジングを有し、そのハウジングはその
周囲のタンク内燃料を引く入口と、エンジンに加圧した
燃料を送る出口とを有する。電気モータはそのハウジン
グ内で回転するように搭載されたロータを有し、そのロ
ータは電源に連結されその回転軸周りに回転する。イン
ペラはロータに連結され共に回転し、インペラの周縁付
近には環状にブレードが配列されている。入口および出
口を両端に有する加圧用ポンプ溝がインペラ周縁を囲
み、インペラブレードに形成されたポケットと上記周囲
溝との間で、渦作用により燃料を加圧する。この種の燃
料ポンプ例は、米国特許第3,259,071号と、
5,257,916号 と、5,265,997号とに
図示されている。
【0003】この種の燃料ポンプは、自動車への使用の
ための多数の設計仕様に従って決められる。例えば、燃
料ポンプはまた、通常の温度・バッテリー電圧の運転状
態で、特定最小流量率以上の燃料送給を要求される。燃
料ポンプはまた、低バッテリー電圧状態で、特定圧力の
必要流量を送ることが要求され、それは極端に低い温度
でエンジンを始動させる時に起こり得る。もう一つの設
計上の要求は、高い温度状態で特定流量率と必要圧力で
燃料を送ることであり、そこでは熱い燃料からの蒸気が
重要な役割を果たす。しかし、ある運転状態性能を改善
する設計上の特徴とパラメータは、他の運転状態に負の
影響を与え得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、概
括的には、種々の運転状態で改善された特徴を示す、上
記特性を持つ電気モータ燃料ポンプを提供することであ
り、それらの状態は、通常運転状態と、低温度での始動
状態と、熱い燃料を使用する状態とを含む。この発明の
もう一つの目的は、より長い運転寿命に渡って、運転状
態で静かな、経済的に製作組立ができ、一貫した安定し
た性能の、上記特性のポンプを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般的には上記記載によ
り、しかしそれに限定はせず、この発明による電気モー
タ燃料ポンプは、燃料入口と出口とを有するハウジング
と、そのハウジング内に電気を通じると回転するロータ
付電気モータとを備えている。そのポンプ機構は、ロー
タに共に回転するように連結されたインペラと、そのイ
ンペラ周縁付近に延びる二重の円環状配列ブレードとを
有する。加圧用環状ポンプ流路が、インペラ周縁の少な
くとも一部を囲んで、ハウジング燃料入口と出口とに連
結され、加圧した燃料をハウジング出口に送る。そのポ
ンプ流路は、円周状の一対の流路部溝からなり、径方向
に、内側・外側円周列インペラブレードを軸方向に覆
い、環状螺旋路でインペラで加圧される燃料を、これら
の溝間に配置されたその二つの径方向に分かれた同心列
インペラブレードに送り、そしてブレードから受け取
る。それにより、燃料はポンプ流路溝入口から出口に向
かって、円周線に沿って押し出される。この全体構成
は、米国特許第5,257,916号に記載されたこの
種にポンプに匹敵ししかも改良したポンプ性能を有する
ことが判明している。
【0006】この二重列ブレードと両側面溝により改善
性能が得られる理由は、完全には解明されないが、この
ブレード配置がポンプ軸周りの螺旋流を生じさせ、前進
速度(または角速度)を加速して、燃料が加圧ポンプ溝
を通って押し出されて、燃料畜圧ポンプ作用を促進し、
特に、低い電圧と低ポンプ速度状態において、燃料が”
側通路”(ポンプ回転軸に平行な面にある円周上の複数
路)を通る回数を増加し、より多いインペラブレードを
順番に通り、入口から出口に運ばれる。
【0007】この発明の好ましい実施例では、その円周
状の一対のポンプ流路溝は、溝の入口と出口との間で、
環状ポンプ流路を構成して、ほぼ完全な円として、延び
ている。第一ポンプ流路溝は、その入口に隣接し、ほぼ
一定な断面であり、その断面積は出口に隣接する第二ポ
ンプ流路溝のものより大きい。通常蒸気抜き口が、第一
ポンプ流路溝入口の直ぐ下流に開口することもある。そ
の溝は、滑らかで曲線であることが好ましく、それらの
溝間のインペラブレードは、インペラ軸方向に弧形であ
る。内側列インペラブレードは、外側列インペラブレー
ドと一般的には同じ径方向長さであり、インペラ回転方
向に対称の凹んだ前面を有して、これらブレードからの
燃料排出速度を加速する。外側列インペラブレードは、
前方向に傾き、インペラの横方向中心線に対して非対称
に傾斜して、燃料流の接線方向(ハウジング基軸に対し
て)速度を加速して、インペラ外側周縁で一方溝から他
方溝へ燃料を押し出す。外側ブレードは、環状ポンプ流
路溝の螺旋燃料流を、ポンプ軸を通る面に対するリード
角を減少させる。このように、内側・外側ブレードは、
凹んだ前面を共に有し、それら前面は、インペラ回転方
向に一般的には面し、それらの側端は各々第二、第一溝
に面している。第一・第二ポンプ流路溝の変化例では、
静止羽根が第一・第二ポンプ流路溝の少なくとも一つに
固定して設けられ、螺旋燃料流リード角を更に減少さ
せ、また、ポンプ可能最大出力圧を自動的に制限する。
【0008】ある実施例では、インペラは二分割式のも
のを組立て、他の実施例では一体成形される。第一実施
例では、内側列ブレードは内側インペラディスク周縁の
周りに延び、外側ブレードは出口インペラリング周縁の
周りに延び、そのリングは、その内側周縁でブレードデ
ィスク外側端にプレスばめされている。好ましくは、第
一・第二流路溝は、各々入口・出口キャップに形成され
る。その入口・出口キャップは、ポンプハウジング内
で、インペラ側面の側板を構成する。ガイドリングが、
それらキャップ間に挟持され、そのガイドリングは、外
側ブレードの外側端に密接して、外側インペラリングを
囲む円筒形内側壁を有している。この二重円の軸流式薄
型インペラブレード列と、キャップ側板の螺旋循環側溝
との組み合わせにより、前述の’916特許のポンプに
匹敵する優れた効率を達成できることが判明し、しか
も、通常運転状態で同様の所定最小性能特性を維持
し、’916特許にあるように、溝に隣接して再生(蓄
勢)ポケットを側板に断続的に設ける必要がない。これ
により、簡明な故障の少ない形状と経済的な製作・運転
とが達成でき、しかも性能特性を犠牲にすることがな
い。
【0009】この発明は、他にも目的と特徴と優位性と
を有しており、好的実施例と最適実施例の以下の詳細な
記載と付属請求項と添付図面(一般的には製図寸法であ
る)とに、明らかに説明されている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第一実施例に
よる電気モータ燃料ポンプ組立体20であり、円筒形ケ
ース24を形成したハウジング22を有し、そのハウジ
ングは、軸方向に間隔を開けた入口・出口端キャップ2
6、28に連結している。電気モータ30はロータ32
を有し、そのロータはハウジング22内で回転するよう
にシャフト34に軸止され、永久磁石固定子36に囲ま
れている。適切な整流ブラシ(図示せず)が、出口端キ
ャップ28内に配設され、端キャップ28の外側に配置
された端子40に電気的に接続される。そのブラシは、
対応するスプリング(図示せず)により押しつけられ、
整流子板44に電気的に滑接し、その整流子板は、ハウ
ジング22内でロータ32およびシャフト34により、
回転するように保持されている。これまで述べたことに
ついては、ポンプ10は、米国特許第4,352,64
1号、4,500,270号および4,596,519
号に開示されているものと、一般的には同じである。
【0011】そのモータ・ポンプ組立体20は、液体燃
料ポンプ機構(ポンプ)46を有し、そのポンプはケー
ス24の下部に搭載されていて、そのケースはポンプの
入口キャップとなるハウジング端キャップ26を備えて
いる。この発明の特徴に従って、ポンプ46は、二重ブ
レードを有する軸流インペラ48を有し、そのインペラ
はU型ばね止めキー50によりシャフト34に一緒に回
転するように連結されている。この発明の別の特徴に従
って、弧形環状ポンプ流路溝52が、インペラ48の同
心内側・外側タービンブレードの軸方向両側端を覆い、
連通流路を形成する。溝52は、入口端キャップ26内
のチャネル部溝62と、出口キャップ54内のチャネル
部溝70とで構成されている。インペラ48の軸方向の
相対する側で、その入口・出口キャップ26、54は、
こうしてインペラの側板を構成している。そのポンプ流
路溝の中央外側周縁には、ガイドリング80が設けら
れ、そのリングは、キャップ板26、54の間に軸方向
に挟持されて組み立てられ、インペラ48の外側ブレー
ドの外側周縁端を、密接して囲む円筒を形成している。
ポンプ流路溝52は、その入口端で軸方向に開いた入口
孔56を有し、その入口孔はキャップ端側板26から下
向きに延びる入口流路58に連結している。また、その
流路溝52は、その円周の他端に、軸方向に開口する出
口孔60を有し、その出口孔は出口キャップ板54を介
してハウジング22の内部に通じている。それにより、
燃料は、インペラ48によって入口58からポンプ流路
溝52を通って、ハウジング22に汲み上げられ、そこ
からケース端キャップ28にある出口29に流れる。
【0012】出口・入口キャップ板54、26の各々
は、図2、3の底面図・平面図と図4の拡大図とにより
詳しく図示されている。入口キャップ26自体の一好適
例が図18〜25に更に詳細に図示され、同様に出口キ
ャップ54が図26〜33に図示されている。
【0013】先ず、図3、18、20〜22、24およ
び25について説明する。環状ポンプ流路溝52は、入
口キャップ側板26の平らな頂面64に形成された加圧
用下側チャネル溝62で、一部は構成されている。図3
と図18に見られるように、下側溝62は面64で入口
部分56から、ポンプ・モータ中央軸66から一定半径
で、燃料吐出傾斜路68(図24)に延びている。その
傾斜路は、入口孔65とは角度では隣接しているが、面
64で間隔がある。要すれば、蒸気抜き口(図示せず)
を設け、その蒸気抜き口は入口孔56付近の溝62の部
分に、そこから下流側に適切に間隔をあけ、入口キャッ
プ26を通って下向きに延びるようにして、ポンプ流路
溝からポンプ・モータの外部に、一般的な方法で蒸気を
抜く。
【0014】好ましくは、溝部分62はその弧型全体に
ついて、一定断面形状(入口キャップ26の径方向およ
び軸方向のどの断面でも)であり、また、好ましくは、
図4と20の拡大図に明瞭に図示した断面形状である。
入口孔56は、全体的には曲がった、断面が四角な通路
であり、その主軸は円周状に延び、インペラ48の両
【0015】好ましくは、流れ方向変化による流路抵抗
を減じるために、図18と図25とに図示されているよ
うに、入口孔56から下側溝62に至る燃料入口流路
は、直角に曲がるのを避けてなだらかにして、キャップ
面64に向かって狭くなる角度をつけた入口傾斜路57
を設ける。入口傾斜路57は、面64に対して約5°
(図25)の角度Eで登り、好ましくは中央入口孔56
から下流に68°の所で、溝部分62の底高さD2(図
4)に合うようする。
【0016】同様に、好ましくは、図26と図32とに
図示されているように、上側溝部分70から出口孔60
に至る出口流路は、角度を付けた出口傾斜路59を設け
てなだらかにし、その出口傾斜路は上側溝部70の最大
深さD1(図4)から、好ましくは、約15°(図3
2)の角度Eで、面72から下流方向に広がるようにす
る。出口傾斜路59の上流端は、傾斜路59と孔60と
の交点から、好ましくは約18°の所に位置する。
【0017】そのポンプ組立体では、出口キャップ側板
54内にある切欠76、78、81は、各々入口キャッ
プ側板26にある切欠82、84、86に位置合わせさ
れ、上側キャップ側板54内の導入傾斜路74は、軸方
向に下側キャップ側板26内の入口孔56と導入傾斜路
57に相対し、同様に、側板26の傾斜路68は軸方向
に、側板54内の出口傾斜路59と出口孔60に位置合
わせされる。こうして、溝部62と溝部70とは、その
孔と傾斜路と軸66に平行な深さ寸法とを除いては、一
般的に互いに面対称であり、それにより環状ポンプ流路
溝52の軸方向に相対する境界を構成する。
【0018】ポンプ流路溝52の一部はまた、インペラ
ガイドリング80(図1、4および図12)により構成
され、そのガイドリングは、入口キャップ側板26の頂
面64と出口キャップ側板54の底面72との間に組み
付けられて挟持され、径方向にインペラ48の外側周縁
を囲む。リング80の径方向内側面90は、円筒形の平
らな面であり、軸66と平行に延びて、ポンプ流路溝5
2の外側壁を構成し、側部の溝部62と70の径方向外
側端と合うように配置される。リング80の切欠94、
96、98(図12)は、板54の切欠76、78、8
1および板26の切欠82、84、86に対応して使用
され、組立時にこれらの3個ずつの切欠は、それぞれ心
合わせされる。
【0019】図5〜11に図示されているように、イン
ペラ48は第一実施例で、内側インペラ100と外側イ
ンペラ102とからなる二重インペラ準組立体で構成さ
れている。図6、10、11に図示されているように、
内側インペラ100は、好ましくは径方向に矩形断面で
あって薄いむくの平らなディスクを有し、そのディスク
には径方向に突出する複数のブレード104が設けら
れ、それらは一様な厚さであって角度方向に間隔を開け
て設けられ、径方向内側列インペラブレードを構成す
る。内側ブレード104は各々、正面は矩形の外形であ
り、ブレード104の外側端106は、全体で、軸66
を中心とした断続した円筒形のインペラ100の周縁を
形成する。図11に図示されているように、各ブレード
104は、端側面では掬う形状にされ、インペラ100
の横方向中心面108に対して対称な曲面であり、凹前
面110と凸背面112が形成され、その各々は、軸6
6に対して径方向外側に真っ直ぐに延び、その付け根で
は、隣り合うブレード104間に凹型面114が形成さ
れている。図11で概括的に図示されているように、ブ
レード前面110は中央116から一定曲率形状であ
り、それは背面112における中央118からの一定曲
率形状と比較して、曲率半径がいくらか大きい。しか
し、要すれば、ブレード104の断面形状は多数考えら
れるが、タービン機械標準技術マニュアルに精通した技
術者により、従来の設計パラメータに従って、例えば円
形の薄くした先端にして、更に最適にされ得ることは明
らかである。
【0020】外側インペラ102は、矩形断面のむくの
リングに形成され、径方向外側に突出する複数のブレー
ド120を有し、それらのブレードは、そのリングの外
側周縁(図6、7、8)を囲み、一様な厚さで、間隔を
あけて設けられて、径方向外側列インペラブレードを構
成する。外側ブレード120は各々、軸66に平行に延
びる外側端部122を有し、従って、その外側ブレード
端部122は全体で、軸66を中心とした外側インペラ
102の断続した円筒形周縁を形成する。各ブレード1
20は、凹前面124と凸背面126とを有する。図8
に概括的に図示されているように、ブレード前面124
は中心線128(図8)から一定の曲率で形成され、そ
れは、中心線130から一定の曲率で形成されたブレー
ド後面126に比較して曲率半径が大きい。ブレード1
20はまた、インペラの軸66に対して、径方向に真っ
直ぐに外側に、平らな間にある付け根面132から、延
びている。しかし、外側ブレード120は前方に向かっ
て傾斜しており、燃料を、上側溝部70の径方向外側領
域から下方向に、下側溝62の径方向外側領域に押し込
み、そして、それらの凹面は傾斜しているので、下側溝
部62に概して軸方向に向いた出口を有する流路溝を形
成して、ブレードに対しては燃料流速度は減じるが、ハ
ウジングに対する燃料の接線方向速度を増加させる。
【0021】更に詳述すると、インペラ48の運転時の
回転方向が、図6の矢印Rで示され、同様に、図7、
8、10、11の回転方向矢印Rで示されている。従っ
て、図8に明瞭に図示されているように、外側インペラ
リング102のブレード120は、図8に示す角度でイ
ンペラ回転方向Rに対して傾斜して、各外側ブレード1
20の前側端134が、外側インペラリング102の頂
面136と概括的には一致しており、そして、各外側ブ
レード120の軸方向に反対側の後端138は、インペ
ラリング102の平らな底面140と概括的には一致し
ている。これとは異なり、内側インペラディスク100
(図11)の内側ブレード104における上側面142
と底面144はインペラディスク100の軸方向に互い
に並んでいて、しかしまた、それぞれインペラディスク
100の平らな頂面と底面146、148とに概括的に
は一致している。
【0022】内側インペラディスク100を外側インペ
ラリング102に組み付ける際に、内側インペラブレー
ド104の外周ブレード端部106は、外側インペラリ
ング102の円筒形内周面150にプレスばめされる
(図5)。従って、インペラディスクリング部品10
0、102を組立て、その二つの部品からインペラサブ
組立体48を構成する時に、それらは互いに強固に支持
され、それらの各々の前面136、142は同一高さに
され、同様に、それらの底面140、148も一致させ
る。
【0023】図1、4に図示するポンプ46にインペラ
48を組み付ける際に、インペラリング102の外側ブ
レード120の外周端部122は、ガイドリング80
(図12)の円筒形内周面152と、幾らか間隙を設け
た状態て回転する。内側インペラディスク100の付け
根面114は、図4に明瞭に図示されているように、ポ
ンプの軸方向で、溝部62、70の径方向内側端と一致
する。ガイドリング内面90は、図4に示すように、軸
方向で、これら溝部の径方向最外側端に一致している。
【0024】隣り合う内側ブレード104の相対する前
後面110、112が、それらの間の付け根面114
と、外側インペラリング102の内側面150の壁とで
形成する空間は、各ブレード燃料流用ポケットを構成
し、それらポケットはポンプ軸方向に、下側溝部62と
上側溝部70との間を通じて、掬い器を構成して、ハウ
ジングの接線方向の流体速度を加速し、これらポケット
からポンプ流路溝52内に戻る流れを加速する。しか
し、インペラリング102の隣り合う外側ブレード12
0の互いに相対する前後面124、126間の空間は、
それらの付け根面132とガイドリング80の内側面9
0と共に、各ブレード燃料流用ポケットを構成し、それ
らポケットは、インペラ48の外側周縁付近で上側溝部
70と下側溝部62の間に延びて形成され、燃料流接線
方向排出速度を増加させるように作用し、そのポンプ流
路溝の螺旋状循環流を加速する。
【0025】このように、内側・外側ブレード104、
120の同心配列は、下側・上側溝部62、70とガイ
ドリング80と共に、環状弧形ポンプ流路溝52を形成
することが分かる。好ましくは、このポンプ流路溝52
は、径方向断面で非対称であり、即ち上側溝部70の深
さD1は、下側溝部62の深さD2より小さい。また、図
20と図33とを比較すると良く分かるように、下側溝
部62は、好ましくは、径方向断面で一定曲率半径であ
り、一方、上側溝70の径方向断面は、準楕円形で中央
は平らである。内側インペラディスク100の羽根10
4間のポケットの径方向深さは、好ましくは、外側イン
ペラリング102のブレード120間に形成されるポケ
ットの深さとほぼ同じである。
【0026】ポンプ46の運転の際に、モータ30によ
り回転方向R方向に回転される時、内側・外側インペラ
ディスクリング100、102は、一体として回転し、
このタービン式ポンプの一般的特性の渦ポンプ作用によ
り、燃料を入口孔56からポンプ溝52を通して出口孔
60にポンピングする。即ち、ポンプ46は、一般的に
はタービン式ポンプと同様な運転作用を示し、入口孔5
6でブレードで引き入れられる燃料について、インペラ
ブレードは、前方向推力と渦巻き力とを引き起こして、
出口孔60で加圧され流れを下流に押し出す。
【0027】一方、この回転ブレードの渦巻きポンプ作
用に加えて、環状ポンプ溝52は、径方向に間隔をあけ
た同心二重配列の軸向流式インペラブレード104、1
20と共に、ポンプ溝52内に螺旋状ポンプ燃料流路を
形成する。この螺旋状路の径方向断面の流れが、図4に
おいて、小さい複数矢印で図解されている。インペラ4
8が回転して、入口孔56と出口孔60との間のポンプ
溝52をさらう時に、流入燃料は加速そして加圧され、
接線方向に押されて、軸方向上側に排出され、内側ブレ
ード104の掬いポケットから前側に上側溝部70に吐
出され、これによりインペラ回転方向における接線方向
力ベクトルを増大させる。上側溝部はより浅いので、よ
り深い下側溝で起こるよりも、接線方向速度における減
少が少なく、従って、ポンプ作用(蓄勢)の速度を増加
させる。このように、燃料流は溝部70で、遠心力によ
り径方向外側に、慣性力で円周方向に(接線方向に)押
され、そして次に、インペラ48の外側ブレード120
により、溝70の外側端で掬われる。
【0028】図4に見られる反時計回り螺旋状燃料流
は、インペラ48の外側ブレード120の傾斜により生
じまたは促進される。この複数外側ブレードは、順次燃
料を、主として下向きに、それらの流路ポケットから軸
方向に、下側溝62の外側領域に押し出し、そして、溝
部62において、接線方向(または円周方向)流速を増
大させる。そのようにして生じた差圧力は、燃料を径方
向内側に運び、また、円周方向に(即ち、螺旋方向に)
インペラ48の内側羽根104のポンプポケットに戻
る。周方向螺旋循環の間における、この径方向内側への
流体の動きは、下側溝部62における流体を加速する
(比喩的には、スピンフィギャースケーターがボディス
ピンを加速するために、延ばした腕を体の方に引っ込め
るのがよく見られるが、これと同じ理屈である)。
【0029】また、ポンプ溝52で、入口孔56から出
口孔60への流体の加速した流れで生じる増大する差圧
抗力は、流体がブレード104、120か出る時に、流
体の接線方向動きに抗して、径方向に方向を変え、イン
ペラ48と溝52の円周方向に螺旋状対流を更に増大さ
せる。好ましくは、この環状流路は、入口孔56で溝5
2に流入してから出口孔60でその溝から出る迄に、円
周状ポンプ路で燃料が送られる間に、燃料ができるだけ
多くの内側・外側ブレードポケットを通過するのを促進
し、このエネルギーを入れ込むブレードポンプ作用を最
大にして、燃料ポンプの全体としての効率を改善する。
【0030】更に、内側インペラブレード104のブレ
ードポケットにおける前向きの形は、これらポケットか
ら燃料が出る時の速度を最大にして、燃料は軸方向に上
側溝部70に押し出され。一方、外側インペラポケット
形状は、ブレード形状により、接線方向流を生じる。内
側・外側ブレードは、このように共に、環状流路の螺旋
角を減じて、ポンプ溝52を掃く間に、環状流路内の燃
料循環を増大させる。また、上側溝70の深さD1は、
好ましくは、下側溝62の深さD2より低くされている
ので、このポンプ溝螺旋状流路が局部的に狭くなること
により生じる燃料流速度の増加は、燃料が内側インペラ
100のブレード104のポケットから溝70に上向き
に排出される時に、燃料に作用する径方向遠心力を増大
させる。これらブレードと溝部形状との特徴は、外側列
ブレード120の接線方向速度が内側列ブレード104
のそれより大きいことにより生じる反前進効果を相殺す
るように作用する。
【0031】ここで開示した燃料ポンプは、優れた効率
を示し、米国特許第5,257,916号で前述した再
生式ポンプ構造で達成する始動・高温燃料使用性能に匹
敵し、しかも通常状態性能に著しく乱すとがないことが
判明した。この結果は、前述の’916号特許に開示さ
れている、側板に形成された再生ポケットを設けること
なしに、達成された。むしろ、このポンプ作用は、その
ポンプに容易に形成された滑らかな一対の溝部62と7
0とにより達成される。
【0032】滑らかな壁の環状または弧型の溝部62、
70は、このように詰まりにくい形状であって、ポンプ
の効率・信頼性・寿命について改善する。インペラ48
の厚さを減少ができ、しかも性能を減じることなく、’
916号特許で開示した型のポンプの性能特性に匹敵す
る。ガイドリング80の形状も簡明であり、環状ポンプ
溝52内の滑らかな詰まりにくい外側壁152を形成す
る。ポンプ46は運転において静かであることが判明
し、製作・組立が経済的にできる。
【0033】前述のように構成された電気モータ燃料ポ
ンプ組立体20の実際の成功例の一つが、図1〜12と
図18〜33とに図示され、以下に主パラメータ寸法を
示す。 パラメータ 寸法 外側インペラ102の直径 32mm 内側インペラ100の直径 28mm インペラ100、102の厚さ 2mm インペラ100、102と キャップ26、54の材質 PPS 上側溝部70の寸法D1 0.88mm 下側溝部62の寸法D2 1.39mm 曲率半径: ブレード面124 2.67mm ブレード面126 2.23mm ブレード面110 1.58mm ブレード面112 1.21mm 図8、11の配置寸法: 寸法A 0.37mm 寸法B 0.12mm 寸法C 2.08mm 寸法D 1.18mm 寸法E 1.58mm 寸法F 0.79mm 寸法G 1.00mm 図18、25の角度: A 40゜ B 12゜ C 22゜ D 36゜ E 5゜ 図26、32の角度: A 12゜ B 40゜ C 12゜ D 42゜ E 15゜
【0034】第二例のインペラ 図13〜17はインペラ48’の第二例を図示し、それ
はこれまで記載し図示したインペラ48と同様である
が、それが適切なプラスチック材料(Celanese
のFORTRON6165A4等)から一体に射出成形
される点が相違する。対応する要素は同じ符号に’を付
け、それらの説明は繰り返さない。その構造はこの明細
書の図面に設計図として、明瞭に図示されている。イン
ペラ102の外側列ブレード104’、120’は、対
応するブレード104、120よりも広いブレード間隔
であることがわかる。図示されているように、インペラ
48’は、内側列に等間隔の75枚のブレード104’
を有し、外側列に等間隔の86枚のブレード120’を
有ししている。一方、インペラ102においては、80
枚の内側列ブレード104と90枚の外側列ブレード1
20である(図17と図8とを比較参照)。ブレード1
04’、120’は、図16、17の配置図に従い、そ
して、以下の典型例のパラメータ寸法に従って配設され
ている。
【0035】図16において、 曲率半径110’ 1.58mm 曲率半径112’ 1.21mm 寸法E’ 1.58mm 寸法F’ 0.79mm 寸法G’ 1.0mm 図17において、 曲率半径124’ 2.67mm 曲率半径126’ 2.23mm 寸法A’ 0.38mm 寸法B’ 0.17mm 寸法C’ 0.71mm
【0036】その変化例インペラ102’は、二部品の
インペラ実施例102に比較して、少し改善された性能
を示し、及び/又は、製作に関してよりコストが小さ
く、従ってより好ましいことが判明している。
【0037】静止ベーン付き入口キャップの変化例 図34〜36は、前述した入口キャップ26と同様な、
変化例のポンプ入口キャップ/側板26’の好ましい試
験的構成例を図示し、等間隔の静止羽根160の円周列
を設けた点だけは相違している、その静止羽根は、下側
溝部62の底壁から上向きに延び、鋳型成形または射出
成形でそこに一体に結合されている。羽根160は、実
験を繰り返した結果、液体流に対して、それを分流する
方向に配置され、液体流は、外側ブレード120、12
0’から軸方向下側から出て、溝部62に入り、更に、
その通常の自由流路から径方向内側に、インペラ内側ブ
レード104、104’の方に押される(即ち、流れの
螺旋角を小さくし、ピッチ数を多くする)。その分流用
羽根の角度は、実験的に求められ、螺旋状流の繰り返し
数を最適に増加し、入口56から出口60までの通過に
間、ポンプ溝52を通る分離した液体燃料流路を形成
し、ポンプ46の効率に影響があるような過度の流れ抵
抗を生じることもない。しかし、図34、35に図示す
る静止羽根の160の角度調整は、中立であり、そこを
流れる燃料流を故意に分けるものではない。各羽根16
0の前面162と背面164とは、図35に一例として
図示されているように、各々凹面と凸面である。
【0038】羽根160はまた、変えられる要素であ
り、一連のポンプの試験的構成に従って有益に変えら
れ、測定されたポンプ性能により、ある特定のポンプ設
計におけるブレード中立角を決める。この試験による決
定は、ある特定のポンプ溝の環状燃料流路機構とそれに
対応するインペラ設計とに関して実施される。例えば、
図2〜12に図示した前述のポンプ組立体において、図
34、35の羽根構造では、ポンプ性能または効率に改
善はなく、その構成のポンプ48ではそのような羽根の
必要ないことが検証された。
【0039】図34、35に示す平行に並んだ羽根16
0は、試験検証により、ポンプ溝52において環状に、
ポンプ効率を最適にするように、角度を前進または後退
させ、変えられ得ることが分かる。羽根160は、平行
列の場合または次第に流入角が変わる場合もあり、図6
と14に各々図示されたブレードの数で構成された内側
・外側列ブレードのインペラ48または48’に組み込
まれ得る。その場合、各列のブレードは数を減らしても
よく(約50%の減少程度まで)、そして、内側ブレー
ド間隔がより広くなり、製作コストを減少できる。
【0040】静止羽根160を付加することは、また有
効な特徴であり、ポンプ46のような、羽根の無いポン
プの設計に要求される性能特性を変えることができ、ポ
ンプの残りの要素を再設計・再構成する必要もない。
【0041】静止羽根160は、別の特徴として、ポン
プ出力における圧力を制限する機構として利用され得
る。即ち、羽根160があると、ポンプ46の最大出力
圧力を、実験で判明する値に制限することが分かった。
ポンプ46の運転で最高圧力値になると、ポンプは失速
(ストール)モードになり、になると、ポンプは失速
(ストール)モードになり、入口56に流入するそして
出口60から出る燃料流を効果的に停止する。その場
合、モータ30からポンプに与えられるエネルギーは、
熱エネルギーに変換され、そのエネルギーは、印加状態
に従って、所定時間の間、周囲のタンク燃料に確実に散
逸される。羽根160のこの圧力を制限する効果は、要
求に従って、システムに適切に採用されて利用され、ポ
ンプ及び/又は燃料送給システム送給循環流路に通常設
けられる一般の圧力リリーフ弁を必要としない。
【0042】ガイドリングの第二例 図37、38について説明すると、変形例のガイドリン
グ200が、図示されており、ポンプ組立体46におけ
る第一例のガイドリング80を置換して、用いられてい
る。ガイドリング200は、ガイドリング80のよう
に、径方向の断面が矩形の円筒形リングであって、ガイ
ドリング80と同じ外径であり、軸方向に同じ厚さであ
る。組立の際に、一個の方向決め用の切欠202が、ガ
イドリング200の外側周縁に設けられ、そして、図1
8、26に図示した入口・出口キャップの各々の切欠と
心合わせされる。
【0043】ガイドリング200の内側周縁は、円筒壁
面204を構成し、その壁面は、ガイドリングの頂部と
底部の平行な平側部206、208間に延びている。
【0044】ガイドリング200は、ガイドリング80
と相違して、内側壁面204から径方向内側に突出す
る、3個の等角度間隔のインペラガイド面210、21
2、214を有する。突出面210は、切欠202の中
心に配置され、短い長さで、例えば24°の角度長さで
周方向に延び、軸方向は頂面206と底面208との間
の距離と同じ厚さであり、切欠202の付近でリングを
補強し、ポンプ溝52の入口・出口孔の間で、燃料を吸
い上げるダムを形成する。更に詳しくは、ガイド面21
0は、入口キャップ26と出口キャップ54と共に組み
立てる際に、入口孔56と出口孔60との間に円周方向
に配置され、インペラブレード外側端とガイドリングと
の間の間隙を閉鎖して、ポンプ溝52の高いそして低い
圧力箇所の間の、燃料を吸い上げるダムとして作用し、
その場合、入口キャップ頂面64と出口キャップ底面7
2の部分65、73(図3、2の各々に図示)は共に作
用し、それらは組立時に互いに各々接触して、ポンプ溝
の入口・出口孔の間にダムを形成する。
【0045】ガイドリング200の他の突出面212、
214は、軸方向に非常に薄く、約0.2mmの軸方向
寸法であり、ガイドリングの側面206、208の間の
中心に配置されている。突出面212、214の各々
は、リングの周方向に約15°の角度長さである。この
3個の突出面210、212、214の各々は、同じ長
さで、例えば0.20mmであり、面204と同中心の
内側曲面を有している。
【0046】インペラ48または48’の外径は、突出
部210、212、214に設けられたその3個の周方
向の短いガイド面部分では、間隙なしにリングに填めら
れる寸法であり、突出部は、好ましくは0.20mmの
所定径方向間隙を、インペラ外径とガイドリング200
の主内面204との間に、ガイドリング内でのインペラ
回転時に維持する。このように3個の等間隔に設けられ
た突出部210、212、214は、インペラブレード
とガイドリングの他部分では接触摩擦を殆ど無くし、し
かもガイドリング内でのインペラ中心を維持して、外側
列ブレード120、120’の最外端とリング面204
との間の径方向間隔を確実に一定にする。この径方向に
小さい間隙を設けることは、インペラ外径とガイドリン
グ80の内周面90との間に間隙のないポンプ構造と比
較して、ポンプの運転効率を約1.5%改善し、ポンプ
全体効率を約20%にまで改善することが判明した。こ
れは、インペラとガイドリングとの間の径方向間隙によ
り、この径方向間隙内で生じる動的流体シールのため
に、短循環リークの相殺損失無しに、摩擦抵抗が減少す
るからだと推察される。
【0047】ガイドリング200は、ガイドリング80
と同様に、軸方向には非常に薄く、実際例では、2.0
25mmである。好ましくは、インペラ48と48’の
軸方向の相対する頂面および底面と、出口・入口キャッ
プ54、26の側平面72、64との間の間隙の合計は
0.026mm(片側0.013mm)程度である。
【0048】円周方向に連続した溝または窪み(図示せ
ず)が、入口・出口キャップ26、54の面64、72
に各々設けられ得る。それらの溝は、溝部62、70か
ら径方向内側に間隔を設けて配置され、接触するキャッ
プの頂・底面により互いに分離され、即ち、それらの溝
とポンプ溝部62、70とが径方向に隔てられている。
それらの溝の領域では、両キャップ面間の軸方向間隔が
広がり、ポンプ46の運転の際に、流体摩擦抵抗を減ら
して、即ち、キャップ面とインペラ間に軸方向に小さい
間隙がある場合に、液体分子間抵抗、特に境界層面間抵
抗を減らす。
【0049】
【発明の効果】この発明の再生式燃料ポンプは、二重円
の軸流式薄型インペラブレード列と、キャップ側板の螺
旋循環側溝との組み合わせにより、前述の’916特許
のポンプに匹敵する優れた効率を達成できることが判明
し、しかも、簡明な故障の少ない形状と経済的な製作・
運転とが達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例の電気モータ燃料ポンプ
組立体を図示し、一部は中央断面図(図2、3の線1−
1に添った)であり、一部は側面図である。
【図2】図1の線2−2に添った断面図であり、図1の
組立体におけるポンプの出口キャップの底面を図示して
いる。
【図3】図1の線3−3に添った断面図であり、図1の
組立体のポンプ入口キャップの上面を図示している。
【図4】図2、3の線4−4に添った、図1の組立体の
ポンプの部分断面図であり、拡大したものである。
【図5】図1の組立体のポンプの内側・外側インペラ自
体の分解斜視図であり、図1〜4の寸法より縮小したも
のである。
【図6】図1の組立体のポンプの内側・外側インペラの
準組立体の平面図である。
【図7】図6の外側インペラの側面図である。
【図8】図7の円8で囲んだ部分の破断図であり、大き
く拡大している。
【図9】図6の線9−9に添った断面図である。
【図10】図6の内側インペラの側面図である。
【図11】図10の円11で囲んだ部分の破断図であ
り、大きく拡大した図である。
【図12】図1の組立体のポンプにおけるガイドリング
の斜視図である。
【図13】図1の組立体のポンプにおける、変化例の一
体型インペラの斜視図である。
【図14】図13のインペラの平面図である。
【図15】図13、14のインペラの側面図である。
【図16】図14の線16−16に添った破断断面図で
あり、大きく拡大している。
【図17】図15の円17で囲んだ部分の破断側面図で
あり、大きく拡大している。
【図18】図1、3のポンプ組立体におけるポンプ入口
キャップの平面図であり、キャップ自体を図示してい
る。
【図19】図18のキャップの側面図である。
【図20】図18の線20−20に添った断面図であ
り、大きく拡大している。
【図21】図18の線21−21に添った断面図であ
る。
【図22】図18の線22−22に添った断面図であ
る。
【図23】図18の入口キャップの底面図である。
【図24】図18の線24−24に添った破断断面図で
あり、大きく拡大している。
【図25】図18の線25−25に添った破断断面図で
ある。
【図26】図1、2に示すポンプ組立体のポンプ出口キ
ャップの底面図であり、そのキャップ自体を図示してい
る。
【図27】図26の線27−27に添った断面図であ
る。
【図28】図26の線28−28に添った断面図であ
る。
【図29】図26の線29−29に添った断面図であ
る。
【図30】図26に示すキャップの平面図である。
【図31】図26の線31−31に添った破断断面図で
あり、大きく拡大している。
【図32】図26の線32−32に添った破断断面図で
ある。
【図33】図26の線33−33に添った破断断面図で
あり、大きく拡大している。
【図34】静止羽根を設けた変化例のポンプ入口キャッ
プの平面図であり、図1のポンプの入口キャップに使用
されるものである。
【図35】図34の円35で囲んだ部分の破断図であ
り、拡大したものである。
【図36】図34の線36−36に添った断面図であ
る。
【図37】図1のポンプに使用される変形例のガイドリ
ングの平面図である。
【図38】図37の線38−38に添った断面図であ
る。
【符号の説明】
20 燃料ポンプ組立体 22 ハウジング 24 円筒形ケース 26 入口端キャップ 28 出口端キャップ 30 電気モータ30 46 ポンプ 48、48’ インペラ 52 ポンプ溝 62 流路部溝 56 入口孔 59 傾斜路 60 出口孔 68 傾斜路 70 上側溝部分 80 インペラガイドリング 100 内側インペラ 102、102’ 外側インペラ 104、104’ 内側ブレード 120、120’ 外側ブレード 160 静止羽根 200 ガイドリング 210、212、214 突出部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気モータ式流体ポンプであって、 流体入口と流体出口とを有するハウジングと、 ロータを有し、該ハウジング内で該ロータを回転するた
    めの電気エネルギー印加手段を備えた電気モータと、 インペラを有し、該インペラは該モータに共に回転する
    ように連結されその周縁には円周列ブレードが設けら
    れ、該ブレードは該インペラの回転軸と同心の径方向外
    側および内側の円形列に配置されている、ポンプ手段
    と、 該インペラの周縁の少なくとも一部分を囲み、周方向に
    相対する第一・第二端で、該ハウジングの該入口および
    出口に各々通じる弧形ポンプ溝を形成する手段と、を具
    備し、 該ポンプ溝は、弧形第一・第二流路部溝を有し、該第一
    ・第二流路部溝は、インペラ軸方向に互いに対面する方
    向に向いて、該インペラの周縁の前記一部分の側部に隣
    接し、該第一・第二流路部溝の幅は、該円周列ブレード
    と共に該インペラの径方向に延びて、インペラ軸方向に
    該円周列ブレードと連通して、前記ポンプ溝の前記第一
    ・第二端間に、該インペラの周方向に延びる環状流路を
    構成した、上記電気モータ式流体ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ溝形成手段が前記第一・第二
    端で、溝入口孔と出口孔とを構成する手段を有し、該溝
    入口孔と出口孔は前記第一・第二端で、前記第一・第二
    流路部溝にそれぞれ連通した、請求項1記載のポンプ。
  3. 【請求項3】 前記第一・第二流路部溝の各々は、前記
    円周列ブレードに軸方向で隣接した弧形領域を形成し、
    該弧形領域は、インペラ回転軸を通る任意の径方向面に
    おいて周方向に実質的に一定な断面形状であり、その周
    方向長さの主たる部分において前記ポンプ溝の周方向に
    延びている、請求項2記載のポンプ。
  4. 【請求項4】前記第一流路部溝の前記弧形領域の断面面
    積は、前記第二流路部溝の前記弧形領域の断面面積より
    も大きい、請求項3記載のポンプ。
  5. 【請求項5】前記インペラの前記内側列ブレードは、径
    方向外端では壁手段により閉じられ、軸方向には開いた
    ブレードポケットを構成した、請求項1記載のポンプ。
  6. 【請求項6】 前記ブレードポケットは周方向に配列し
    たインペラ軸方向に開いた貫通ポケットからなり、該貫
    通ポケットは前記インペラの軸方向両側面で開いてお
    り、前記ポケットの各々は前記インペラの該両側面にお
    いて前記インペラの周縁で前記第一・第二流路部溝の一
    つに軸方向に開いている、請求項5記載のポンプ。
  7. 【請求項7】 各前記ブレードは弧形曲線構造であっ
    て、インペラ回転と反対方向に向いた凸状背面と、イン
    ペラ回転方向に向いた凹状前面とを有する、請求項6記
    載のポンプ。
  8. 【請求項8】 内側列の前記ブレードは、前記インペラ
    回転軸に垂直方向の前記インペラの横方向中央面に対し
    対称な曲面を有する、請求項7記載のポンプ。
  9. 【請求項9】 前記外側列のブレードは、前記横方向中
    央面に対して傾斜して非対称な前背面を有し、前記第二
    流路部溝に隣接する外側ブレードの側端から、前記第一
    流路部溝に隣接する外側ブレードの軸方向反対側端に向
    かって、インペラ回転方向に傾斜している、請求項8記
    載のポンプ。
  10. 【請求項10】 前記インペラは、前記内側列ブレード
    を周縁に設けた内側インペラディスクと、前記外側列ブ
    レードを周縁に設けた外側インペラリングとを有し、該
    外側インペラリングは該内側インペラディスクを囲みそ
    こに固定されて共に回転する構成の、請求項6記載のポ
    ンプ。
  11. 【請求項11】 前記外側インペラリングは、前記内側
    列ブレードの径方向外側端を押し込む円筒形内側周縁を
    有して、互いに隣りあう前記内側列ブレード間に各前記
    ブレードポケットを形成する径方向最外側壁を構成し
    て、前記壁手段の一部をなす、請求項10記載のポン
    プ。
  12. 【請求項12】 前記ポンプ溝を形成する手段が、前記
    インペラのための側板を構成する頂面と該頂面に設けら
    れた前記第一流路部溝とを有するポンプ入口キャップ
    と、前記インペラの他方の側板を構成する底面と該底面
    に設けられた前記第二流路部溝とを有するポンプ出口キ
    ャップとを具備した、請求項6記載のポンプ。
  13. 【請求項13】 前記ポンプ溝を形成する手段は、前記
    両キャップ間に挟持される、前記外側列ブレードを囲む
    ガイドリングを有し、該ガイドリングは前記外側列ブレ
    ードの径方向外側端に隣接する内側周縁を有する、請求
    項12記載のポンプ。
  14. 【請求項14】 前記ガイドリングは、周方向に等間隔
    であり径方向内側に突出した複数のインペラガイド突起
    を有し、その突起の各々は前記ガイドリング内側周縁と
    同心の径方向内側曲面を有し、該内側曲面は前記インペ
    ラ外側列ブレードの径方向最外側端のための断続した円
    筒形ガイド面を構成し、前記ガイドリング内側周縁と前
    記ブレード最外側端との間に、約0.20mmの径方向
    間隙が形成された、請求項13記載のポンプ。
  15. 【請求項15】 前記第一流路部溝は、滑らかな面で構
    成された、前記入口キャップの径方向断面を有し、その
    断面は一定の曲率半径であってその中心は一般的には前
    記入口キャップ頂面内にあり、前記第一流路部溝の周方
    向長さの少なくとも主部分に渡っており、 前記第二流路部溝は、滑らかな準楕円形面で構成され
    た、前記出口キャップの径方向の断面を有し、その断面
    は前記第一流路部溝の曲率半径より小さい軸方向深さで
    ある、請求項12記載のポンプ。
  16. 【請求項16】 前記第一・第二流路部溝の少なくとも
    一つが、その内部に周方向に間隔を設けて配設された静
    止羽根列を有し、その個々の羽根は曲線形状であってそ
    の環状流路の方向に向いて並んでおり、流体を前記外側
    列ブレードから前記内側列ブレードに向かせる構成の、
    請求項15記載のポンプ。
  17. 【請求項17】 前記第一・第二流路部溝はそれぞれ、
    流体吐出出口傾斜路と流体導入入口傾斜路をそれぞれ有
    し、該出口傾斜路と該入口傾斜路はそれぞれ、前記流路
    出口孔と入口孔とに軸方向に相対してそれぞれ配置さ
    れ、前記第一・第二流路部溝の滑らかな面のそれぞれに
    つながる前端と後端をそれぞれ有する、請求項15記載
    のポンプ。
  18. 【請求項18】 前記第一・第二流路部溝はそれぞれ、
    流体入口の流線形傾斜路と流体出口の流線形傾斜路のそ
    れぞれを有し、それら流線形傾斜路はそれぞれ、前記流
    体導入入口傾斜路と流体吐出出口傾斜路とのそれぞれに
    一般的に軸方向に相対して配置されて、前記入口・出口
    流線形傾斜路はそれぞれ、前記第一・第二流路部溝の滑
    らかな面につながる前端と後端をそれぞれ有する、請求
    項17記載のポンプ。
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