JP4359449B2 - 一段式タービン流体ポンプアセンブリ - Google Patents

一段式タービン流体ポンプアセンブリ Download PDF

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は一般的にはタービン燃料ポンプに関し、より詳しくは、自動車の燃料供給システムに使用されるマルチチャネル(multi-channel)タービン燃料ポンプに関する。
【0002】
【背景技術】
電気モータ駆動タービン流体ポンプは、習慣的に自動車などの燃料システムに使用されている。これらのポンプは一般的には外側スリーブを有し、そのスリーブは内側ハウジングを囲み互いに支持し、その内側ハウジングは燃料供給タンク内に没するように構成されている。そのポンプそのタンクから燃料を引く入口と、加圧した燃料を内燃エンジンに送る出口を有する。その電気モータの下に延びるシャフトは、円盤状ポンプインペラに連結してそれを駆動する。そのインペラはその外縁付近に円周方向に配置した一連のベーンを有する。前記内側ハウジングに形成された円弧ポンプチャネルは、概してそのインペラの外縁を囲み、入口孔から反対側の出口孔に延びている。インペラの隣接ベーンと周囲のチャネルの間に形成されるポケット内に液体燃料が供給され、ベーンの3次元形状とインペラの回転とにより渦作用により燃料が加圧される。
【0003】
典型的には、インペラ式タービン燃料ポンプは静止ガイドリングを有し、そのガイドリングは回転するインペラベーンから燃料を吸い上げて、出口孔に燃料を導く。ガイドリングにチャネルが形成され、そのチャネルはインペラベーンから径方向外側に位置している。又そのチャネルは、環状ベーン列に対して、インペラの両面から軸方向又は横方向に位置している。言い換えれば、そのチャネルは、ベーンに対して、インペラの両側面に通じ、又、径方向にベーンポケットに通じている。ガイドリングのストリップ部が入口・出口ポートの間に配置され、インペラに近接して、高圧燃料を動いているベーンから吸引して、燃料がポンプ出口を過ぎて低圧入口ポートに戻らないようにする。この形式の燃料ポンプの三例が、タッキイ氏による1993年11月2日発行日の米国特許第5257916号、タッキイ氏等による2000年5月30日発行日の米国特許第6068456号、ゲッテル氏等による2001年5月8日発行日の米国特許第6227819−B1号公報に図示されている。これらの特許はこの出願の譲受人の名義であり、参考資料としてここに引用する。
【0004】
第二の形式のタービンポンプは、例えば、モス氏等による1997年12月30日発行日の米国特許第5702229号に図示されていて、ここでその公報を引用する。そのタービンポンプは、インペラの中間帯輪又はリングにより離間した二重同心の環状ベーン列を有する。両方のベーン列は共通チャネルで互いに通じている。前述した第一の形式のポンプと同様に、この形式のポンプの外側ベーン列が、略径方向外側に静止ガイドリングの方に延びている。この構成では、燃料は中間帯輪の回りにチャネルを通って螺旋状に流れる。即ち、燃料は中間帯輪の回りを流れ、同時に入口から出口までチャネルを循環する。不都合には、ポンプ内の燃料流のキャビテーションは、特に高温燃料ポンピング状態で、依然として課題である。
【0005】
第三の形式のタービンポンプは、例えば、カト氏等による1997年7月1日発行日の米国特許第5642981号に図示されていて、ここでその公報を引用する。そのポンプは、複数ポンプが順に配列されそれらは共通モータにより駆動される以外は、前述した第一の形式の例と同様である。そのポンプは多段ポンプとして良く知られており、第一・第二段ポンプを有し、第一段(低圧ポンプ)では燃料を第二段(高圧ポンプ)に供給し、再生式ポンプデザインである。不都合には、多段ポンプデザインは製作が高価であり、単一段デザインに比較して電力消費量が増加する。
【0006】
別の形式のタービン燃料ポンプが、例えば、2002年2月21日公開日のピッケルマン氏等による米国特許出願第2002/0021961−A1号公報、及び、1998年9月15日発行日のドブラー氏等による米国特許第5807068号公報、に記載されているように、ガイドリングを使用せずに、インペラと一体の周縁フープ(帯輪)を有する。尚、これらの二つの公報をここで引用資料とする。このフープはインペラベーンの環状列の径方向外側端と係合し支持される。インペラポケットは、隣接するベーンの間に周方向に形成され、ポンプハウジングに形成された上側及び下側溝内に通じる。インペラフープのデザインでは、インペラポケットとチャネルとの間は軸方向又は側面方向に通じる。対称的に、第一・第二形式のタービンポンプは、そのベーンポケットが軸方向と径方向にチャネルに通じる。
【0007】
タービンポンプには種々のものがあり、今日の市場のタービン燃料ポンプはそのデザインと構造とが大変向上しているが、未だ不充分である。タービン燃料ポンプの全体効率は、約35〜45%であり、組み合わされる電気モータの効率が45〜50%であると、その種の電気モータ式タービン燃料ポンプの全体効率は、約16〜22%の間にある。更に、自動車燃料ポンプにより高い流速と圧力が必要であると、通常の36mmから39mm直径の再生タービンポンプの能力を超えることになる。燃料の出力と圧力を増すために、ポンプはより高い速度で運転する必要があるが、これはキャビテーションを促進する。より高い速度は電機子の粘性抵抗(効率損)、騒音、整流子の磨耗を生じる。従来の一段式タービンポンプでは、高温状態での最大出力は、約150リットル/時である。高温燃料流を改善するために、従来、タービンポンプに多段加圧を導入、又は二段ポンプの一段目の寸法を大きくして、再生式ポンプの30%〜40%の流量損を吸収しようとしてきた。しかし、それはコストが高く電力消費を増して、従ってポンプ効率を減少させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の課題の一つは、タービン流体ポンプアセンブリを提供し、ポンプ効率を改善し、付加部品無しで排出量を増加させ、高温燃料でのポンプ性能を改善することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
発明の概要
従来技術の流体ポンプにおける前述の課題は、この発明のタービン流体ポンプアセンブリにより解決される。そのポンプアセンブリは、その一実施例において、上側ケーシング;下側ケーシング;インペラキャビティ;回転シャフトを有する電気モータ;及び、前記シャフトに作動連結された、第一ベーン列及び第二ベーン列を有する、インペラを具備する。このポンプアセンブリにおいて、前記下側ケーシングには、流体入口路と、頂面とが設けられ、前記頂面には、前記流体入口路とそれぞれ通じる第一・第二下側周方向溝が設けられ、前記上側ケーシングには、前記上側ケーシングの外側に通じる流体出口路と底面とが設けられ、前記底面には、前記流体出口路とそれぞれ通じる第一・第二上側周方向溝が設けられ、前記流体入口路と前記流体出口路との間には、前記全ての第一周方向溝が、前記全ての第二周方向溝と独立した形で設けられ、かつ、前記第一周方向溝と、前記第二周方向溝とは互いに接続されておらず、前記インペラキャビティが、前記第一・第二下側周方向溝を介して前記流体入口路と通じ、かつ、前記第一・第二上側周方向溝を介して前記流体出口路と通じるように、前記頂面と前記底面の間に形成され、前記シャフトの回転によって、前記インペラが前記インペラキャビティ内で回転され、前記第一ベーン列が、前記第一上側・下側周方向溝に通じ、かつ、前記第二ベーン列が、前記第二上側・下側周方向溝に通じるように設けられ、そして、前記インペラが回転すると、前記流体入口路に流入する燃料の一部が前記第一下側周方向溝に入り、かつ、前記一部とは別の一部の燃料が前記第二下側周方向溝に入って、前記各々の周方向溝から前記流体出口路を通って前記燃料を放出するように設けられていることを特徴とする。
【0010】
この発明の目的・特徴・優位性に関し、この発明はタービン流体ポンプアセンブリを提供し、そのポンプはポンプ効率を改善し、多段ポンプと違い付加部品無しで排出量を増加させ、広圧力範囲に渡って高圧力での高温燃料性能を改善し、従来の一段又は二段式のものより高い効率を有し、多段ポンプより製作が容易であり、圧力と電圧に関して平坦な性能(flat performance)を有し、多工程による著しいコストと複雑さの増加がなく、有っても少しである。更に、現在のデザインは、比較的簡明で、経済的に製作ができ、使用有効寿命が著しく延びる。
【0011】
この発明のこれらの及び他の目的・特徴・優位性は、以下の好適実施例の詳細説明、請求項の記載、添付図から明らかになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明のインペラを使用したタービン燃料ポンプアセンブリ30の一実施例を示していて、二重側部チャネルポンプ部(dual side-channel pumping section)32を有し、好ましくは、インペラは電気モータ36により回転軸34の周りに回転・駆動される。ポンプアセンブリ30は種々の流体のポンピングに使用可能であるが、好ましくは、記載する目的に使用され、自動車の燃料供給システムに使用され、そのポンプアセンブリは内燃エンジン(非図示)を有する車輛の燃料タンク内に典型的には搭載される。ポンプアセンブリ30の外側ハウジング又はスリーブ38は電気モータ36とポンプ部32とを直立姿勢に支持する。使用状態では、回転軸34は電気モータ36の下方に位置するポンプ部32に関して略鉛直方向に延びている。
【0013】
ポンプ部32は上側ケーシング42と下側ケーシング44とを有し、それらは、外側ハウジング38により外から囲まれて支持される。上側ケーシング42と下側ケーシング44は略同心に配置され、それらの間にインペラキャビティ46が形成され、回転軸34の周りに回転するこの発明によるインペラ48がそこに保持される。ロータ(非図示)と、モータの一体シャフト35と、インペラ48とは回転軸34の周りに同心に回転する。シャフト35は上側ケーシング42を貫通して下に突出して、インペラと固定され、更に延びて下側ケーシング内の内ボア51内にあるベアリング49に軸支される。
【0014】
燃料入口路50が略軸方向に下側ケーシング44を通って設けられ、そこを通って低圧燃料が燃料リザーバ又は周囲の燃料タンク(非図示)からインペラキャビティ46に流れる。同様に、上側ケーシング42は燃料出口路52(仮想線で図示)を保持して、そこを通って、加圧した燃料が軸上方向にインペラキャビティ46から流れ出る。インペラ48の内側・外側環状ベーン列(circumferential vane array)56A、56Bは、環状に延びる内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bを通る燃料を加圧する。内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bは主として上側ケーシング42、下側ケーシング44の間に配置されている。内側・外側環状ベーン列56A、56Bは各々、径方向に、内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bの各々に心が合っていて、内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bは約300°〜350°に角度範囲に、何れの場合も360°よりも小さい角度範囲に延設されている。内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bは回転軸34の回りに、燃料入口路50から燃料出口路52迄延設されている。内側・外側ポンプチャンバ54A、54B間の流体の横断流通は一般的には無く、在っても少しだけで燃料、動いている面の潤滑剤として機能するように、ポンプチャンバ間の極限られた流体の横断流通があることが望ましい。
【0015】
図2を特に説明すると、内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bは、上側溝58A、58Bと、下側溝62A、62Bと、ベーンポケット60A、60Bとの各々を有する。上側溝58A、58Bは上側ケーシング42の底面59に形成され、下側溝62A、62Bは下側ケーシング44の頂面69に形成され、ベーンポケット60A、60Bはインペラのベーン間に形成されて上側・下側溝の両方と流通している。言い換えれば、環状に延びる内側ポンプチャンバ54Aは上側ケーシング42に形成された58Aと、インペラ48に形成されたベーンポケット60Aと、下側ケーシング44に形成された62Aとを有する。それらは互いに流通して径方向に心があっていて、環状に共に延設されている。この特別な例では、上側・下側溝58A、62A互いに対称な形状・寸法であるが、非対称なデザインも可能である。内側ポンプチャンバ54Aの前述の説明は、同様に外側ポンプチャンバ54Bにも適用でき、外側ポンプチャンバ54Bは上側溝58Bと、ベーンポケット60Bと下側溝62Bとを有し、内側径方向ポンプチャンバの径方向外側に位置する。図2に示す外側ポンプチャンバ54Bは、その横断形状が内側ポンプチャンバ54Aより大きい。その二つのポンプチャンバの寸法が異なることで、インペラの効率を高める。これは、内側ポンプチャンバ54Aが外側ポンプチャンバ54Bより低い接線速度と、より高い圧力係数で動くからである(内側ポンプチャンバの半径がより小さく、周方向長さがより短いからである)。内側ポンプチャンバの漏れと戻りを減らして出力流を最大にするために、内側ポンプチャンバ54Aは外側ポンプチャンバ54Bと比較してより小さい横断面積であることが必要であり、それらは共に同じ回転速度で動く。しかし、内側ポンプチャンバの横断面積を減らすについて、調整して、そのチャンバの漏れを最小にし出力流量を最大するようにする。
【0016】
上側・下側溝58A、58Bと下側溝62A、62Bは同心の弓形溝であり、上側・下側ケーシングの面に円周方向に延設されていて、インペラキャビティ46に開いている。好ましくは、これらの溝は楕円の横断面形であり、従来技術ポンプの一般的な半円の横断面形ではない。明確に説明するために、溝の形状に関する以下の説明は溝の一例に特に言及しているが、残りの溝にも同様に提供される。溝の楕円の横断面形は、第一円弧部63と、線型または平坦部64と、第二円弧部65とを有し、ポンプチャンバにおいて燃料が止まって流れない滞留域を減らして、ポンプ効率を上げることが可能である。この滞留域は溝が深すぎる半円形横断面溝に時として生じて、燃料を溝の底に溜めて滞留させて、燃料のその部分がポンプチャンバを通って流れない。二つの第一円弧部63、第二円弧部65は溝の円弧状部であり、同じ長さの半径(r1、r2で表示)でも、違う長さの半径でもよい。同様に、第一部分の溝には断面が変わっても一様でも良く、各径方向長さが変わっても良い。好適実施例では、平坦部64は0.25〜1.00mmに間の長さである。中間平坦部64により、中心C1、C2は半径r1、r2に対応し、ある距離離れている。この距離はポンプの特別な要求性能に合うよう変えるこができて、その溝の他の寸法の一つの関数である。例えば、平坦部64長さと中心間距離との何れかが長さr1及び/又はr2に関数として決められる。上側溝58A、58B、と下側溝62A、62Bは上側ケーシング42、下側ケーシング44に形成されているので、運転中も静止しているが、循環するベーンポケットと作用する。これについては、次に詳細に説明する。
【0017】
ベーンポケット60A、60Bはインペラ48の一部であり、内側・外側ベーン列56A、56Bの隣接するベーンの間各々形成されている。そのベーンポケット60A、60Bは、その上側・下側端で開いていて、それらは対向面59、69であり、上側・下側溝に通じている。更に、内側ベーンポケットは面66Aを有し、外側ベーンポケットは面66Bを有し、その各々の面はベーンポケットの径方向内側に位置し、円周方向に張出部又はリブ92A、92Bを各々有する。各ベーンポケットは面67A又は面67Bを有しそれらはベーンポケットの径方向外側に位置して平坦である。面66A、66Bは部分的にリブ92A、92Bにより分けられて、曲線部73A、73Bが面66A、66Bの上側軸方向半分に形成され、曲線部75A、75Bが面66A、66Bの下側軸方向半分に形成されている。内側ポンプチャンバ54Aはベーンポケット60Aを有し、ベーンポケット60Aはリブ92Aを有する面66Aが形成されている。その張出部は面66Aを分離して、上側・下側曲線部73A、75Aが形成される。これらに曲面は円弧状でも良く、好ましくは、対応する溝の第一円弧部63と同じ曲率を有する。従って、各曲線部73A、75Aはリブ92Aから各々上側・下側面の方に延びて、溝とベーンポケットとを分ける小さい間隙まで延びている。曲線部73A、75Aが溝58A、62Aの第一円弧部63に効果的に連続して、より大きい結合した円弧状を形成して張出部から平坦部64に延びている。勿論、他のポンプチャンバの配置が採用されてもよく、例えば、溝の径方向長さは対応するベーンポケットより長くてもよい。
【0018】
図7、8に転じて、この発明のインペラ48は、矢印102で示した方向に、回転軸34の回りに回転する。インペラ48は、概して円盤状であり、上側ケーシングの底面59に直接面する上面77と、下側ケーシングの頂面69に直接面する底面79とを有する。内側・外側ポンプチャンバ54A、54B間の横断流を防ぎまたは最小とするために、そして、概して燃料の漏れを防ぐために、上面77は底面59をシールし、底面79は頂面69をシールする関係にある。インペラ48の円形ハブ70はキー孔71を有捨て、そこを通ってシャフト35が延びており、そのシャフトとインペラは共に回転軸34の回りを回転する。円形ハブ70は径方向外側に内側環状ベーン列56Aの方に延びている。中間帯輪72が径方向に内側・外側環状ベーン列56A、56Bの間に配置されている。外帯輪74が径方向に外側環状ベーン列56Bから外側に配置されている。円形ハブ70は外側に向いた面66Aにより径方向外側環状縁を形成している。面66Aは図2に関して前に説明している。この面から、これはハブ外側面66Aとして前述したものであるが、複数のベーンが概して径方向外側に延びている。
【0019】
図5〜7を説明すると、内側環状ベーン列56Aは多くの各ベーン78Aを有し、各ベーンは面66Aから面67Aに径方向外側に延びていて、これは図2に関連して既に説明している。明確にするために、面67Aはこれから内側中間帯輪面67Aと呼ぶ。中間帯輪72は径方向に中間輪面67Aを有する。同様に、外向き面66Bはここでは、外側輪面66Bと呼ぶ。外側環状ベーン列56Bの各78Bは面66Bから面67Bの方に径方向外側に突出している。外帯輪74はインペラの外側縁に位置して、インペラの面 と周縁86との間に径方向に形成されている。明確に述べると、図5に示す面66A、面67A、面66B、67Bは、図2に示すものと同じであり、それらは既に説明している。周縁86は、図1に明瞭に示すように、上側ケーシング42の下に延びる環状肩部87に調節相対している。環状肩部87の先の環状面は下側ケーシング44の頂面69にシール係合する。
【0020】
内側環状ベーン列56Aの各ベーン78Aと外側環状ベーン列56Bの各ベーン78Bはインペラ48内で非線型に径方向に延びて、インペラのポンプ効率を増加する。ベーンは数個の図を参照して説明する。これらの図は異なった角度からベーンを見たものであり、又、ベーン及び/又はインペラの色々な姿勢について、要点を図示している。
【0021】
図8を説明すると、内側ベーン列56Aの拡大図であり、以下の説明は、別に記載がなければ外側ベーン列56Bにも適用される各ベーンは基部88を有し、その基部はハブ外側面66Aから径方向外側に、線134で示したように、略直線的に突出している。線134、即ち基部66は、インペラ回転方向102に関して(即ち、前記インぺラの回転方向を基準としたときに)前記先端部の先行面が前記内側輪面と結合する点が、前記基部の先行面と前記外側面と結合する点に対して、後にあり、それら点を結ぶ線が半径方向に対してある角度βを成した請求項11記載のポンプアセンブリ。
、インペラの径144に対して少し後又は追従方向に伸びている。この図では、線134は点114を通りベーンの先行面に沿って延びている。しかし、この線134は、ベーン面に平行であれば、ベーンの追従側に沿って、又は、ベーンの中央を通って容易に引かれる。同様に、インペラ半径144は、点114を通るように引かれる。この直線基部88の追従面は角度Ψを成し、その角度は線134とインペラ半径144との間の角度で定義される。そのインペラ半径は、無論インペラ中心を通る。角度Ψは好ましくは2°〜20°の範囲であり、より好ましくは5°〜15°の範囲にあり、最適には約10°である。各ベーンの先端部90は、基部88の最外側部から中間輪面67Aに連続して延びている。その図に示したように、先端部90は幾らか曲がっていて、回転方向102に対して、凹面である。即ち、先端部90は、インペラが方向102に回転していると、直線基部と曲線先端部が燃料を捕捉するポケットを形成する。好ましくは、先端90は仮想半径r3 により定義される円弧であり、その仮想半径は1.00mm〜5.00mmの範囲にあり、より好ましくは、内側ベーン列56Aについては、2.25mm〜3.25mmに範囲にあり、外側ベーン列56Bについては、2.75mm〜3.75mmに範囲にある。先端部90は基部88の先端から略径方向外側に突出(基部88の先端はベーンの後又は追従部である)しているので、インペラの回転方向102に関して(即ち、前記インぺラの回転方向を基準としたときに)、先端部90は直線基部より少し前に突出している。この前進した配置は角度θとして、図8に図示されていて、この角度は、基部88の先行面に沿って延びる後退線134と、前進線140との間の角度を示していて、尚、前進線140は先端部90の先行面のある転における接線である。接線140の方向はその先端部の先行面と特定点に依るものであるので、角度θは先端部90の径方向長さにより変わる。角度θは0°〜50°の範囲にあり、15°〜35°が望ましく、最適には約28°である。尚、この場合、前進線140は先端部の径方向最外端の接線である(その点は先端部が面67Aに交わる交点に近い)。前進先端角度θは、ポンプ効率を増加させる。何故ならば、燃料がインペラ48を離れる時の前進速度はインペラの接線速度より大きくなるからである。図面では角度を特定していないが、前進線140は、回転方向102に関して(即ち、前記インぺラの回転方向を基準としたときに)、インペラ半径線144より前進した方向に延びている。角度θと同様に、その角度は先端部90の径方向長さに渡って変わり、曲がった先端部先行面の接線用特定点に依存している。例えば、先端部90の径方向最内側点の接線は、先端部90の径方向最外側点の接線とは異なった角度になる。接線140とインペラ半径線144との間の角度の範囲は、0°〜30°の範囲であり、望ましくは、10°〜25°の間にあり、好ましくは約18°である。尚、この場合、前進線140はその先端部の径方向最外側端の点における接線である。更に、基部及び先端部は、好ましくは径方向に同じ長さであり、言い換えれば、好適実施例では、面66Aから基部88の端迄の径方向距離は、先端部90の内側端から面67A迄の径方向距離と略等しい。
【0022】
先端部90の周方向の前進距離は、基部88の周方向後退距離と一般的には等しくない。即ち、面66Aと面67Aとの間のベーンの径方向全突出長部は、インペラ回転方向に関して(即ち、前記インぺラの回転方向を基準としたときに)、少し後ろに傾いている。言い換えれば、ベーンの先行面の径方向最内側点114は、回転方向に関して(即ち、前記インぺラの回転方向を基準としたときに)、ベーンの先行面の径方向最外側点142に比べて、前進している。この後退又は追従配置は、角度βであらわされ、インペラ半径線144と直線146との間の角度差を表している。尚、直線146は、点114と径方向最外点142を結ぶ線である。又、点114と径方向最外点142と間には特異点がある。角度βが0°〜10°の範囲にあり、望ましくは、0°〜5°の範囲にあり、好ましくは、約2°である。
【0023】
説明を明確・簡明にするために、この段落は、内側ベーン列のベーンだけを説明し、外側ベーン列のベーン列は、他に記載がなければない、ほぼ同一である。図9〜11を説明すると、特に図11に注目すると、リブ92Aを含む仮想面は、ベーンの先行凹面108の先行交叉線106に沿って、又、ベーンの追従凸面112の追従交叉線110に沿って、V形ベーン78Aを、上半分100と下半分104に分ける。ベーンの先行凹面108は、隣接ベーン78Aの追従凸面に面している。ベーン78Aの上半分100と下半分104とは、インペラの回転方向に対して、前側に傾斜している。即ち、それらは一般的には、リブ92Aを含む仮想面からインペラの上面及び底面77、79を含む仮想面の各々に延びている。上半分100の傾斜は下半分104の傾斜と略鏡対称である。即ちそれらは好ましくは対称の関係にある。その傾斜角は0°より大きく、低電圧でポンプ効率を増加する。ベーンの前側傾斜は、燃料をベーンポケット60Aに入り易くして、図21に見られるように燃料の螺旋流軌跡を生じる。言い換えれば、インペラ48の機械的回転と燃料の渦状螺旋流の特性とにより、内側・外側ポンプチャンバ54A、54B内で流れるときに、燃料が加圧される。燃料流の形は、各環状ベーン列56A、56Bにより生じて、燃料が上側溝58A、58B及び下側溝62A、62Bに出入りを繰り返す。
【0024】
インペラ48の製作中に、インペラを回転して鋳型から離す必要がある。ベーンの基部88の傾斜角α(R)は先端部90の傾斜角α(T)と等しいか又は少し小さい(即ち、より軸方向に沿っている)。傾斜角α(R)、α(T)は、ベーンの先行側又は追従側から(それらは平行なので)測られ得る。好ましくは、内側ベーン列の傾斜角αは、基部88から先端部90に向けて次第に増加して、10°〜50°の範囲であり、20°〜40°が望ましく、好ましくは、基部の径方向最内側点で約25°であり、先端部の径方向最外側点で約35°である。外側ベーン列でも、同様な関係があり、15°〜55°の範囲であり、20°〜45°が望ましく、好ましくは、基部の径方向最内側点で約30°であり、先端部の径方向最外側点で約40°である。従って、基部の傾斜角と先端部の傾斜角には、内側及び外側ベーン列について、次式の関係がある。
10°≦ α(R) ≦ α(T) ≦ 55°
基部の傾斜角α(R)は、回転軸34と平行な鉛直または軸基準線113と、基部88において先行面に沿った傾斜線116との間の角度である。前述したように、ベーンの上半分100、下半分104の各々は、平行な先行凹面108、追従凸面112を有する。即ち、ベーンは周方向に一様な厚さを有する。このように、傾斜線116は、同様に追従面に沿っている。基準線113及び傾斜線116は互いに交叉して、その交点はベーンの先行面と半径線144の半径の上にある。又、先行交叉線106と追従交叉線110との径方向最内端は、図9、10に明瞭に図示したように、リブ92Aと連続している。
【0025】
先端部の傾斜角α(T)は、回転軸34と113の両方に平行である鉛直又は軸方向基準線122と、傾斜線124との間の角度である。傾斜線124は、好ましくは、先端部90の域でベーンの先行凹面108に沿っている。前述のように、傾斜線113は同様にベーンの追従凸面112に沿っていても良い。
【0026】
又、内側環状ベーン列56Aのベーンの傾斜角α(R)、α(T)は、外側環状ベーン列56Bのベーンの傾斜角よりも各々小さい。特にこれが便利なのは、この傾斜角の違いにより、製作中に単に鋳型を回転するだけで、インペラを取り出すことができることである。この傾斜角の配置はポンプ性能を犠牲にはしない。何故ならば、内側環状ベーン列56Aのベーンはより高い圧力率で運転でき、外側環状ベーン列56Bのベーンよりもより小さい傾斜角で良く、性能を最適にする。
【0027】
前述のように、基部88はハブ外側面66Aから半径線144の半径方向に対して後または追従する方向に、径方向外側に延びている。そして、ベーンの上半分100、下半分104を分ける先行交叉線106は、半径線144に関して、回転方向102について後ろ又は追従方向に延びる径方向内側部を有する。この先行交叉線106の径方向内側部は、リブ92Aから基部の径方向外側端に直線的に延びる部分である。先行交叉線106は、また、先端部90のように、前進曲線吹こうに延びる径方向外側部を有する。この径方向外側部は、径方向内側部から繋がる先行交叉線106の部分であり、内側面67Aから措置側に延びている。言い換えれば、先行交叉線106は、基部88の部分である後側に直線的に伸びる径方向内側部と、先端部90の部分である前側に曲線方向に伸びる径方向外側部と、を含んでいる。前述したように、径方向及び軸方向を考慮した、このポケットの形状又はカップ形ベーンの構成は、ポンプ効率を促進する。
【0028】
図11に図示したように、又、前述のように、各ベーン78Aの各上半分100、下半分104は後退角γを有し、その角度は、好ましくは、相対する前側傾斜角α(R)、α(T)と等しい。従って、ベーンは周方向で一様厚さになり、鋳造工程後のインペラの開放作業を容易にする。しかし、後退角γは対応前側角より大きくすることも可能である("対応"は、先行凹面108のその部分がベーンの径方向位置で同じであることを意味している)。従って、ベーンの前後面は、ベーンの軸方向壁または端に近づくと互いに終息する。故に、α(R)の最小値が10°であり、α(T)がα(R)に等しいか大きいので、γの最小値は、ベーンの径方向長さの全域で、約10°である。
【0029】
各ベーンはまた、追従凸面112と隣接する上側・下側側壁121、131の間に縁に沿った二つの円弧部120、130を有する。側壁131は、図8に明瞭に図示したように、ベーンのフィンガー状の面であり、インペラの底面と同じ面に概してあり、下側ケーシングの頂面69に相対している。同様に、側壁121(図8には非図示)は、ベーンのもう一方のフィンガー状の面で、インペラの軸方向反対側に位置し、インペラの上面77と概して同じ面内にあり、上側ケーシングの底面59に相対している。円弧部120は一様な丸みの面えらい、ベーンの全径方向長さに渡って延びていて、基部88の一部と先端部90の一部とを含んでいる。その円弧部を特定の曲率半径(好適実施例では0.7mm)を有する丸みのある面に構成すると、ベーンの追従面を流入する燃料に方向を合わせることに寄与して、キャビテーションと好ましくない蒸気発生を減らしてポンプピ効率を向上させる。後退角γと円弧部120とは燃料流がベーンポケット60Aに入るときに燃料流の方向(図11に矢印で図示)に可能な限り合わせるように選択される。実験の結果、この発明のインペラの丸い形状は、この分野で使用される平らなチャンバより好ましいことが分かった。
【0030】
勿論、インペラの各要素、特に、直線基部、曲線先端部、周方向張出部、ベーンポケット、ベーン上半分、ベーン下半分、先行交叉線、追従交叉線、円弧部、又、全ての傾斜角、基準線、仮想面等、及びそれらの関連事項に関する前述の説明は、他に記載がなければ、外側環状ベーン列56Bについても同様に適用される。更に、前述の説明は、二重列インペラに限らず、一個、三個、四個、又は、インペラとして実用的であれば、任意の数列のベーンにも同様に適用可能である。
【0031】
図12〜15を説明すると、タービン燃料ポンプアセンブリの下側ケーシング44が詳細に図示されていて、下側ケーシング44は円盤状部品であり、燃料入口路50と、内側・外側溝62A、62Bが形成された頂面69とを有する。燃料入口路50は、自動車燃料タンクのような流体リザーバ内の流体と、内側・外側溝62A、62Bとに通じる。分岐した矢印で図15に図示したように、燃料が燃料入口路50を介してポンプアセンブリ30内に供給され、流入する燃料の一部が内側溝62Aに分岐され、別の部分が外側溝62Bに分岐される。各下側溝に対する分岐燃料の配分は、入口路の特別なデザインと、入口路と溝との結合部と、溝の形状と寸法と、他の設計要素に依る。前述のように、外側ポンプチャンバ54B、従って外側溝62Bの各々は、対応する内側ポンプチャンバと下側内側溝の各々より大きい断面を有する。従って、外側溝はより大きい量を収容できて、下側外側溝62Bに分岐した燃料の部分は内側溝62Aに分岐した部分より大きい。また、他の多くの特徴により、各下側溝に分岐される流入燃料の配分が決める。それらの特徴の一つは、傾斜した又は減径直径部150である。この部分は各下側溝の縁に合うように傾斜していて、流入する燃料の全てが内側・外側下側溝のどちらかに案内される。燃料入口路50のこの部分はその流路の残りの部分と比べて減径であるが、図15に示すように、未だ内側・外側溝62A、62Bの両方を含む大きさである。それらの溝の非円形横断面については図2に関連して既に説明しているので、その説明はここでは繰り返さない。
【0032】
図12を説明すると、内側・外側溝62A、62Bの各々は、燃料入口路50から始まり約30°の範囲角度の第一部分152を有する。第一部分152の溝の横断面は軸方向に傾斜していて、そのケーシングの周方向に徐々に溝深さが減少している。この溝深さの減少は溝の断面積の減少を生じて、この技術で知られているように、燃料が第一部分を通って流れる時に、液体内の蒸気を減らす。二つベント孔154A、154Bが第一部分152に配置され、燃料蒸気を逃がし導管に導く。同様に軸方向に傾斜した部分の第二部分156が内側・外側溝62A、62Bの周端の方に位置している。即ち、第二部分156は約30°の角度に延びていて、燃料出口路52に対応する下側溝の部分まで延びている。図16〜20を参照して、上側ケーシング42をより詳細に説明する。
【0033】
上側ケーシング42は今説明した下側ケーシングと全く同様であり、上側ケーシング42は底面59とそこに形成された上側内側・外側溝58A、58Bと、燃料出口路52と、環状リップ又はフランジ160とを有する。上側内側・外側溝58A、58Bの各々は、軸方向に傾斜した部分である第三部分162を有し、しかし、下側溝のような二つの軸方向に傾斜した部分を有しない。第三部分162は第一部分152と相対して補完するように傾斜している。即ち、下側溝の第一部分152の横断面が減少している部分では、上側溝の第三部分162は、その同じ角度範囲で、横断面積が増加している。この補完する傾斜形状は、上側・下側溝内の燃料分布を適切にし、二つの下側溝は燃料入口路50に直接通じて不均等に燃料が分配されている。フランジ160は上側ケーシング42の外縁に周方向に延びて下側ケーシング44が置かれる面となる。底面59に面して、フランジ160に合わせることにより、下側ケーシング44と上側ケーシング42はそれらの間にインペラキャビティ46を形成する。リップの高さと他の寸法は変わり得て、それはインペラ48の厚さと他の設計事項に依る。
【0034】
運転状態では、インペラ48の回転により、燃料は燃料入口路50を通って、ポンピング部32内に流れる。燃料入口路50は下側内側・外側溝62A、62Bに通じる。第一部分152を通って燃料が押される間に、燃料は上側内側・外側溝58A、58B内に押し込まれ、上側・下側溝に適切に分配される。これにより、内側・外側ポンプチャンバ54A、54Bの上下部分に間で少し不均一の燃料分布が生じる。しかし、インペラの軸方向の両側には略等しい力が作用する。図21に明瞭に示したように、インペラ48回転により、独立内側・外側ポンプチャンバ54A、54B内の渦状流形態で、押されて燃料が加圧される。その渦状燃料流は、内側・外側環状ベーン列56A、56Bにより、互いに独立に生じる。より詳しくは、下側溝62A、62Bの各々は、ベーン列の対応する曲線部75A、75Bと共に作用して概して独立な燃料螺旋流を生じる。この燃料流はベーンポケットと隣接する溝とを出入りして、ベーンポケットと隣接する溝は、横又は軸方向に流体が通じる。好適実施例では、これにより、4個の燃料螺旋流(2個は内側ポンプチャンバ54A内に、他の2個は外側ポンプチャンバ54B内に)が生じる。しかし、それらの螺旋流間の横断流があり得る。例えば、上側溝58A、58Bは隣接ベーンの間の開いたベーンポケットを介して、下側溝62A、62Bと通じ得る。言い換えれば、周方向の延びるリブ92A、92Bは、ベーンポケットの全径方向長さ迄は延びていないので、ベーンポケットは開いていて、下側・上側溝の間で燃料が流通できる。開いたポケットの構成は、燃料が燃料入口路50から下側溝を通って各上側溝に入る。同様に、燃料が下側溝から出て各上側溝を通って燃料出口路52に流れる。燃料がポンプチャンバの周方向端に着くと、加圧された燃料がポンピング部32を出て燃料出口路52に入る。自動車に搭載されると、燃料出口路52は、自動車の燃料供給装置の導管または他の要素に加圧された燃料を供給して、そこから燃料は内燃エンジンに送給される。
【0035】
図22に示す別の実施例では、タービン燃料ポンプアセンブリ30'が図示されていて、そこでは、前述の実施例におけるインペラの外帯輪が除かれて、この技術で良き知られた静止ガイドリング74'で置換されている。ガイドリング74'は、インペラと一体ではなく、従って、インペラと共に回転しない。ガイドリング74'は外側環状ベーン列のベーンの開端又は先端から燃料を切り離す吸引部(非図示)を有する。言い換えれば、外側周方向ポンプチャンバ54B'はインペラの最外縁に沿って配置されて、最外側ベーンポケト78B'は互いに軸方向及び径方向の両方で通じている。この種の配置はこの技術では"周縁ベーン技術"と呼ばれることもある。
【0036】
このように、この発明により提供された流体ポンプインペラは、ここで述べた目的と便宜性とを達成する。勿論、前述の説明はこの発明の好適実施例に関しており、この発明を限定するものではないことは理解される。種々の変化例と修正例がこの技術の熟練者には可能であることは明らかであり、それらの変化例と修正例は、この発明の範囲内にあると意図されている。
【0037】
【発明の効果】
この発明によるタービン流体ポンプアセンブリを提供し、ポンプ効率を改善し、付加部品無しで排出量を増加させ、高温燃料の性能を改善し、多段ポンプより容易に製作でき、圧力と電圧に関して平坦な性能を有し、多工程による著しいコストと複雑さの増加がなく、有っても少しである。更に、現在のデザインは、比較的簡明で、経済的に製作ができ、使用有効寿命が著しく延びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のタービン燃料ポンプアセンブリの一実施例を示す部分横断面図である。
【図2】 図1に示す内側・外側ポンプチャンバの部分拡大図である。
【図3】 図1に示すインペラの一例の斜視図であり、部分的に取り除かれて内部を詳細に示している。
【図4】 図3に示すインペラの上面図である。
【図5】 図3に示すインペラの部分斜視図である。
【図6】 図4の線6−6に沿って見たインペラの横断面図である。
【図7】 図6に示すインペラの内側・外側ベーン列の部分拡大図である。
【図8】 図4に示すインペラの拡大部分斜視図である。
【図9】 図3に示すインペラの部分斜視図であり、径方向内側に見た図であり、部分的に取り除かれて、ベーンの先行面の内部詳細を示している。
る。
【図10】 図3に示すインペラの部分斜視図であり、径方向内側に見た図であり、部分的に取り除かれて、ベーンの追従面の内部詳細を示している。
【図11】 図3に示すインペラの部分横断面図であり、径方向内側に見た図である。
【図12】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの下側ケーシングの斜視図である。
【図13】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの下側ケーシングの第二斜視図である。
【図14】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの下側ケーシングの底面図である。
【図15】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの下側ケーシングの拡大横断面図である。
【図16】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの上側ケーシングの斜視図である。
【図17】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの上側ケーシングの第二斜視図である。
【図18】 図1に示すタービン燃料ポンプアセンブリの上側ケーシングの底面図である。
【図19】 図18に示すタービン燃料ポンプアセンブリの上側ケーシングの線19−19に沿って見た拡大横断面図である。
【図20】 図18に示すタービン燃料ポンプアセンブリの上側ケーシングの線20−20に沿って見た拡大横断面図である。
【図21】 インペラとポンプチャンバ部分の斜視図であり、部分的に取り除かれて、燃料の螺旋流軌跡を図解している。
【図22】 この発明による第二実施例のタービン燃料ポンプアセンブリの部分横断面図である。
【符号の説明】
30、30' ポンプアセンブリ
32 ポンプ部
34 回転軸
35 シャフト
36 電気モータ
38 外側ハウジング
42 上側ケーシング
44 下側ケーシング
46 インペラキャビティ
48 インペラ
49 ベアリング
50 燃料入口路
52 燃料出口路
54A 内側ポンプチャンバ
54B 外側ポンプチャンバ
56A 内側環状ベーン列
56B 外側環状ベーン列
58A、58B 上側溝
59 底面
60A、60B ベーンポケット
62A、62B 下側溝
63 第一円弧部
64 平坦部
65 第二円弧部
69 頂面
70 円形ハブ
72 中間帯輪
73A、73B、75A、75B 曲線部
74 外帯輪
77 上面
78A、78B ベーン
79 底面
88 基部
90 先端部
92A、92B リブ
102 矢印
106 先行交叉線
108 先行凹面
110 追従交叉線
112 追従凸面
120、130 円弧部
121、131 側壁
134 後退線
140 前進線
144 半径線
152 第一部分
156 第二部分
160 フランジ
162 第三部分
74' ガイドリング

Claims (39)

  1. 上側ケーシング;下側ケーシング;インペラキャビティ;回転シャフトを有する電気モータ;及び、前記シャフトに作動連結された、第一ベーン列及び第二ベーン列を有する、インペラを具備した一段式タービン流体ポンプアセンブリであって、
    前記下側ケーシングには、流体入口路と、頂面とが設けられ、
    前記頂面には、前記流体入口路とそれぞれ通じる第一・第二下側周方向溝が設けられ、
    前記上側ケーシングには、前記上側ケーシングの外側に通じる流体出口路と底面とが設けられ、
    前記底面には、前記流体出口路とそれぞれ通じる第一・第二上側周方向溝が設けられ、
    前記流体入口路と前記流体出口路との間には、前記全ての第一周方向溝が、前記全ての第二周方向溝と独立した形で設けられ、かつ、前記第一周方向溝と、前記第二周方向溝とは互いに接続されておらず、
    前記インペラキャビティが、前記第一・第二下側周方向溝を介して前記流体入口路と通じ、かつ、前記第一・第二上側周方向溝を介して前記流体出口路と通じるように、前記頂面と前記底面の間に形成され、
    前記シャフトの回転によって、前記インペラが前記インペラキャビティ内で回転され、
    前記第一ベーン列が、前記第一上側・下側周方向溝に通じ、かつ、前記第二ベーン列が、前記第二上側・下側周方向溝に通じるように設けられ、そして、
    前記インペラが回転すると、前記流体入口路に流入する燃料の一部が前記第一下側周方向溝に入り、かつ、前記一部とは別の一部の燃料が前記第二下側周方向溝に入って、前記各々の周方向溝から前記流体出口路を通って前記燃料が放出される
    ことを特徴とするポンプアセンブリ。
  2. 前記第一・第二ベーン列の各々は、前記第一上側・下側周方向溝と前記第二上側・下側周方向溝の各々に、軸方向にのみ通じている請求項1記載のポンプアセンブリ。
  3. 前記ポンプアセンブリには、第一周方向ポンプチャンバと、第二周方向ポンプチャンバと、が設けられ、
    前記第一周方向ポンプチャンバには、前記第一上側周方向溝と、前記第一ベーン列における隣接したベーンの間に形成された第一ベーンポケットと、前記第一下側周方向溝と、が設けられ、そして、
    前記第二上側周方向ポンプチャンバには、前記第二上側周方向溝と、前記第二のベーン列における隣接したベーンの間に形成された第二ベーンポケットと、前記第二下側周方向溝と、が設けられている請求項1記載のポンプアセンブリ。
  4. 前記第一・第二ベーンポケットの各々は、環状張出部を備えた面により、径方向内側の部分で仕切られている請求項3記載のポンプアセンブリ。
  5. 前記環状張出部の少なくとも一つが対応する前記ベーンポケット内径方向に部分的長さだけ延びていて、略独立の上側・下側螺旋流が形成される請求項4記載のポンプアセンブリ。
  6. 前記上側・下側螺旋流の間に幾らか流体の流通がある請求項5記載のポンプアセンブリ。
  7. 前記上側螺旋流は、径方向ではなく軸方向に、前記ベーンポケットと前記上側周方向溝の一つとの間に通じ、前記下側螺旋流は、軸方向にのみ、前記ベーンポケットと前記下側周方向溝の一つとの間に通じる請求項5記載のポンプアセンブリ。
  8. 前記第二周方向ポンプチャンバは前記第一周方向ポンプチャンバよりも大きい断面積を有する請求項3記載のポンプアセンブリ。
  9. 前記第一・第二周方向溝の少なくと一つは、その断面形状が第一・第二円弧部を有し、前記第一・第二円弧部は平坦部により連結された請求項1記載のポンプアセンブリ。
  10. 前記第一上側・下側周方向溝、及び、前記第二上側・下側周方向溝の少なくとも一組は対称形である請求項1記載のポンプアセンブリ。
  11. 前記第一・第二ベーン列は複数ベーンを有し、前記複数ベーンの少なくとも一つは
    前記インペラ外側面から第一方向に延びる線形基部と、
    前記基部の外側端から外側に延びる曲線先端部を有し、前記曲線先端部の接線が第二方向に延びた請求項1記載のポンプアセンブリ。
  12. 前記インぺラの回転方向を基準としたときに、前記第一方向は、前記第二方向に対して、後側にあって、ある角度θを成した請求項11記載のポンプアセンブリ。
  13. 前記曲線先端部の前記接線が前記曲線先端部の先行面の径方向最外側点の接線であり、前記角度θは15°から35°の範囲にある請求項1記載のポンプアセンブリ。
  14. 前記インペラの回転方向を基準としたときに、前記第一方向は、前記インペラの半径に対して、後側にあって、角度Ψを成した請求項11記載のポンプアセンブリ。
  15. 前記角度Ψは5°から15°の範囲にある請求項14記載のポンプアセンブリ。
  16. 前記インぺラの回転方向を基準としたときに、前記第二方向は、前記インペラの半径に対して、前側にあって、ある角度を成した請求項11記載のポンプアセンブリ。
  17. 前記角度は10°から25°の範囲にあり、前記曲線先端部の第二方向が前記曲線先端部の先行面の径方向最外側点における接線である請求項16記載のポンプアセンブリ。
  18. 前記インぺラの回転方向を基準としたときに、前記先端部の先行面が前記内側輪面と結合する点が、前記基部の先行面と前記外側面と結合する点に対して、後にあり、それら点を結ぶ線が半径方向に対してある角度βを成した請求項11記載のポンプアセンブリ。
  19. 前記角度βは0°から5°の範囲にある請求項18記載のポンプアセンブリ。
  20. 前記曲線先端部は1.00mmから5.00mmの範囲にある半径により少なくとも部分的に定義された請求項11記載のポンプアセンブリ。
  21. 前記第一・第二ベーン列の各々は複数ベーンを有し、前記複数ベーンの各々は、上半分と下半分とを有し、前記上半分と下半分はV形を成し、前記V形は前記インペラの回転方向に開いている請求項1記載のポンプアセンブリ。
  22. 前記上半分と下半分が成すV形は、軸方向基準線に対してある傾斜角αを成し、前記基部での傾斜角α(R)は前記先端部での傾斜角α(T)より小さい請求項21記載のポンプアセンブリ。
  23. 前記基部での径方向最内側点における前記傾斜角α(R)は20°から30°の範囲にある請求項22記載のポンプアセンブリ。
  24. 前記先端部での径方向最外側点における前記傾斜角α(T)は30°から40°の範囲にある請求項22記載のポンプアセンブリ。
  25. 前記上半分と下半分は、前記インペラの回転軸に垂直で各前記ベーンを半分に分ける仮想面に対して対称である請求項21記載のポンプアセンブリ。
  26. 前記第一・第二ベーン列の各々は複数ベーンを有し、各前記ベーンは、前記インペラの周方向において、先行及び追従ベーン面の間のベーン厚さが一様である請求項1記載のポンプアセンブリ。
  27. 前記第一・第二ベーン列の各々は複数ベーンを有し、前記複数ベーンの少なくとも一つは、側壁面と、追従ベーン面と、それらの間の円弧面とを有する請求項1記載のポンプアセンブリ。
  28. 前記円弧面はその径方向厚さが一様であり、前記ハブ外側面と前記内側輪面の間に径方向に延びている請求項27記載のポンプアセンブリ。
  29. 前記円弧面は0.10mmから1.50mmの範囲の半径により少なくとも部分的に定義される請求項27記載のポンプアセンブリ。
  30. 前記複数列ベーン列に関し、内側ベーン列のベーンが、第一傾斜角αにより決まるV形を成し、外側ベーン列のベーンが、第二傾斜角αにより決まるV形を成し、対応する半径位置において、前記第一傾斜角は前記第二傾斜角より小さい請求項21記載のポンプアセンブリ。
  31. 前記流体ポンプは自動車の燃料供給システムに使用される燃料ポンプである請求項1記載のポンプアセンブリ。
  32. 前記インペラは前記インペラと共に回転する外帯輪を有する請求項1記載のポンプアセンブリ。
  33. 前記流体入口路が前記下側周方向溝に通じる点で傾斜部を有する請求項1記載のポンプアセンブリ。
  34. 前記流体入口路は、流入流体の第一部分を前記第一下側周方向溝に分岐し、流入流体の第二部分を前記第二下側周方向溝に分岐して、前記第二部分は前記第一部分よりも大きい請求項1記載のポンプアセンブリ。
  35. 前記流体入口路は、前記第一・第二下側周方向溝を囲むように、形成されている請求項1記載のポンプアセンブリ。
  36. 前記第一・第二下側周方向溝の少なくとも一つは、前記流体入口路の近くから始まる軸方向に傾斜した第一部分を有する請求項1記載のポンプアセンブリ。
  37. 前記第一部分は約30°の周方向長さに延びている請求項36記載のポンプアセンブリ。
  38. 少なくとも一つのベント孔が前記第一部分の端付近に設けられた請求項36記載のポンプアセンブリ。
  39. 前記第一・第二下側周方向溝の少なくとも一つは、前記流体出口路の近くで終わる軸方向に傾斜した第二部分を有する請求項36記載のポンプアセンブリ。
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