JP3788505B2 - 燃料ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンクから吸い上げた燃料を吐出する燃料ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、円板状に形成され、羽根、ならびに羽根と羽根との間に羽根溝を外周縁に有するインペラが回転することにより、燃料タンクから吸い上げた燃料を吐出する燃料ポンプが知られている。このような燃料ポンプのインペラの周囲を図9および図10に示す。
【0003】
インペラ320は、第1ハウジング300とインペラ320を挟んで第1ハウジング300の回転軸方向と反対側に配設されている第2ハウジング310とにより回転可能に収容されている。第1ハウジング300および第2ハウジング310には、インペラ320の外周に形成されている羽根に沿い円弧状のポンプ流路330を形成する溝流路340、350が形成されている。燃料吸入口から吸入された燃料は、インペラ320の回転によりポンプ流路330で加圧され、ポンプ流路330の径方向外側に位置する燃料排出口361を通り排出流路360から排出される。燃料吸入口と燃料排出口361との間は、第1ハウジング300および第2ハウジング310によりシールされている。
【0004】
インペラ320の回転により羽根溝から流出した燃料は、ポンプ流路330を形成する第1ハウジング300および第2ハウジング310の外側流路面から羽根溝に再流入する。図9の(B)に示すように、羽根溝からの流出と再流入とを繰り返すことにより、ポンプ流路330内の燃料はインペラ320の回転方向に向かい旋回流を形成している。旋回流はポンプ流路330内を半径方向内側に向かう流れを有しているので、円弧状のポンプ流路330から径方向外側に位置する燃料排出口361に燃料が流れにくい。また、ポンプ流路330から径方向外側に位置する燃料排出口361に燃料が流出するときに燃料流れの方向が急激に変化するので、燃料排出口361の回転方向手前において燃料流れに剥離が生じる。したがって、燃料排出口361から排出流路360に向かう燃料流れに乱れが生じる。さらに、燃料排出口361に達した燃料の一部はインペラ320の羽根溝に再流入し、第1ハウジング300および第2ハウジング310が形成するシール部に閉じこめられるので、ポンプ流路330の終端部である燃料排出口361付近で流路抵抗が大きくなる。
【0005】
このように、旋回流はポンプ流路330から径方向外側に位置する燃料排出口361に流出しにくく、またポンプ流路330の終端部付近の燃料排出口361で燃料流れに剥離が生じるとともに、流路抵抗が大きくなる。したがって、ポンプ流路330から燃料排出口361を通り排出流路360に向かう燃料流れの速度、つまり燃料流れのエネルギーが低下するので、燃料の吐出量が減少しポンプ効率が低下する。
また、旋回流がポンプ流路330が燃料排出口361と連通する位置まで形成されているので、ポンプ流路330の終端部において旋回流が第1ハウジング300および第2ハウジング310の端面に衝突し、大きな騒音が発生する。
【0006】
特公平7−62478号公報に開示されている燃料ポンプでは、ポンプ流路の円弧流路から円弧流路の径方向外側に位置する出口穴に向けポンプ流路の終端流路が、インペラの回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かっているので、インペラの羽根がポンプ流路から外れていき、旋回流の形成が抑制される。したがって、ポンプ流路の終端部において旋回流がハウジングに衝突することを緩和し、騒音を低減できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公平7−62478号公報に開示されている燃料ポンプでは、終端流路の流路面積が出口穴に向かうにしたがい増大しているので、燃料流れの流速が低下し出口穴に向かう燃料流れのエネルギーが低下する。すなわち、ポンプ効率が低下する。また、出口穴が回転軸方向に向いているので、ポンプ流路から出口穴に向かう燃料流れが直角に流れ方向を変化する。したがって、燃料流れのエネルギーに損失が生じ、ポンプ効率が低下する。
本発明の目的は、高効率で騒音の小さい燃料ポンプを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の燃料ポンプによると、燃料排出口はポンプ流路を構成する円弧流路の径方向外側に位置しており、燃料排出口に向かうポンプ流路の終端流路は回転部材の回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かっている。終端流路において、回転部材の回転方向に向かうにしたがい回転部材の羽根はポンプ流路から外れ、ポンプ流路を形成する回転部材の外側流路面から離れていくので、羽根溝の根本側から流入した燃料は速やかに羽根溝外周から流出し、旋回流の形成が抑制される。したがって、円弧流路の終端部の燃料流れは回転部材の外周に沿った流れに収束する。
【0009】
さらに、回転部材が占有する空間を除く終端流路の流路面積は燃料排出口に向かいほぼ一定であるから、急激な流路面積の増加により燃料流れの流速が減少し、燃料流れのエネルギーが低下することを防止する。円弧流路から終端流路を通り燃料排出口に滑らかに燃料が流れるので、ポンプ効率が向上する。さらに、円弧流路の終端部から終端流路に滑らかに燃料が流れるので、流路部材に衝突する旋回流のエネルギーが緩和され、騒音を低減できる。
【0010】
また、ポンプ流路の形状を調整し流路部材を加工することにより、回転部材が占有する空間を除く終端流路の流路面積を燃料排出口に向けほぼ一定にすることは容易である。
本発明の請求項2記載の燃料ポンプによると、終端流路の外側流路面が終端流路開始位置における回転部材の外周縁の接線と形成する角度は、回転部材の羽根溝から流出する流体が前記接線と形成する角度とほぼ等しい。したがって、回転部材から流出する燃料流れは流出方向に沿って終端流路から燃料排出口に向かうので、燃料流れの向きの変化および流れの剥離を極力なくし、燃料流れのエネルギーの低下を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の燃料ポンプを示す第1実施例を図1〜図5に示す。図2に示す燃料ポンプ10は、例えば電子式燃料噴射システムの燃料供給システムにおいて車両等の燃料タンク内に収容されており、燃料タンクから吸入した燃料をエンジン側に供給するものである。
【0012】
燃料ポンプ10はポンプ部20とこのポンプ部20を駆動する電磁駆動部としてのモータ部30とから構成されている。モータ部30はブラシ付の直流モータであり、円筒状のハウジング11内に永久磁石を環状に配置し、この永久磁石の内周側に同心円上に電機子32を配置した構成となっている。
【0013】
ポンプ部20は、ケーシング本体21、ケーシングカバー22およびインペラ23等から構成されている。ケーシング本体21およびケーシングカバー22により一つの流路部材が構成され、その内部に回転部材としてのインペラ23が回転可能に収容されている。インペラ23は、外周縁に全周にわたり羽根23aと、羽根23aの間に形成された羽根溝23bとを有している(図1参照)。ケーシング本体21(図3および図5参照)およびケーシングカバー22は、例えばアルミのダイカスト成形により形成されている。ケーシング本体21はハウジング11の一方の端部内側に圧入固定されており、その中心に軸受25が嵌着されている。ケーシングカバー22は、ケーシング本体21に被せられた状態でハウジング11の一端にかしめ等により固定されている。ケーシングカバー22の中心にはスラスト軸受26が圧入固定されている。電機子32の回転シャフト35の一方の端部は、軸受25により回転可能に径方向に支持されているとともに、スラスト軸受26によりスラスト方向の荷重を支持されている。回転シャフト35の他方の端部は軸受27により回転可能に径方向に支持されている。
【0014】
ケーシングカバー22に燃料吸入口40が形成されており、インペラ23が回転することにより図示しない燃料タンク内の燃料が燃料吸入口40からポンプ流路41に吸入される。ポンプ流路41は、ケーシング本体21に形成された溝流路100とケーシングカバー22に形成された溝流路110とによりC字の円弧状に形成されている。溝流路100は円弧溝流路101および終端溝流路102(図1参照)を有し、溝流路110は円弧溝流路111および終端溝流路112(図1参照)を有している。円弧溝流路101および111によりポンプ流路41の円弧流路42が形成され、終端溝流路102および112によりポンプ流路41の終端流路43(図1参照)が形成されている。ポンプ流路41の円弧流路42で加圧された燃料は、図1に示すようにポンプ流路41の終端流路43から燃料排出口121を通り排出流路120(図4参照)に向かう。排出流路120はケーシング本体21に形成されている。ポンプ流路41に吸入された燃料はインペラ23の回転により昇圧され、排出流路120から図2に示すモータ部30の燃料室31に排出される。
【0015】
図1の(A)に示すように、ポンプ流路41の終端流路43は、インペラ23の回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かい、排出流路120の燃料排出口121と連通している。燃料排出口121はインペラ23の羽根23aおよび円弧流路42の径方向外側に位置している。
【0016】
ケーシング本体21に形成されている終端溝流路102、ケーシングカバー22に形成されている終端溝流路112は、図1の(B)、(C)および(D)に示すように、燃料排出口121に向かうにしたがい浅くなっている。つまり、インペラ23の回転軸方向の終端流路43の流路幅は、燃料排出口121に向かうにしたがい小さくなっている。一方、終端流路43を形成するケーシング本体21の外側流路面21aとインペラ23の外周縁23cとの間隔は、燃料排出口121に向かうにしたがい大きくなっている。
【0017】
したがって、インペラ23が占有する空間を除く終端流路43の流路面積は、円弧流路42から燃料排出口121に向けほぼ一定に設定されている。終端流路43を形成するケーシング本体21の外側流路面21aがインペラ23の終端流路開始位置における外周縁23cの接線となす角度は、インペラ23の羽根溝23bから流出する燃料とインペラ23の前記接線とがなす角度とほぼ等しい。
【0018】
図2に示す電機子32はモータ部30内に回転可能に収容され、コイルがコア32aの外周に巻回されている。整流子50は円板状に形成されており、電機子32の上部に配設されている。図示しない電源から、コネクタ47に埋設されたターミナル48、図示しないブラシ、整流子50を介してコイルに電力が供給される。供給された電力により電機子32が回転すると、電機子32の回転シャフト35とともにインペラ23が回転する。インペラ23が回転すると、燃料吸入口40からポンプ流路41に燃料が吸入される。
【0019】
ポンプ流路41において、インペラ23の回転により羽根溝23bから径方向外側に流出した燃料は、ポンプ流路41を形成するケーシング本体21の外側流路面21aから羽根溝23bに再流入する。羽根溝23bからの流出と再流入とを繰り返すことにより、ポンプ流路41の燃料はインペラ23の回転方向に向かい旋回流を形成し、加圧される。ポンプ流路41で加圧された燃料は、ポンプ流路41から排出流路120を通り燃料室31に排出される。燃料室31に排出された燃料は、電機子32の周囲を通過し吐出口45から燃料ポンプ外に吐出される。吐出口45には逆止弁部材46が収容されており、この逆止弁部材46が吐出口45から吐出された燃料の逆流を防止している。
【0020】
次に、ポンプ流路41から排出流路120に流れる燃料流れの作動について説明する。
燃料吸入口40からポンプ流路41に吸入され、インペラ23の回転により加圧された燃料は、終端流路43から排出流路120に向かう。終端流路43はインペラ23の回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かうので、羽根23aは終端流路43から外れ、終端流路43を形成するケーシング本体21の外側流路面21aから離れていく。したがって、終端流路43において、羽根溝23bの根本側から流入した燃料は速やかに羽根溝23bの外周から流出し、旋回流の形成が徐々に抑制される。燃料流れはインペラ23の外周に沿った流れに収束され、燃料排出口121に向かう。さらに、インペラ23が占有する空間を除く終端流路43の流路面積は燃料排出口121に向けてほぼ一定であるから、円弧流路42から燃料排出口121に向けて終端流路43を流れる燃料流れの速度はほぼ一定である。
【0021】
また、終端流路43を形成するケーシング本体21の外側流路面21aと終端流路43開始位置におけるインペラ23の外周縁23cの接線とがなす角度は、インペラ23の羽根溝23bから流出する燃料とインペラ23の前記接線とがなす角度とほぼ等しいので、インペラ23の羽根溝23bから流出した燃料は、流れ方向を殆ど変えず、また剥離することなく外側流路面21aに沿って終端流路43を流れる。また、排出流路120は終端流路43との角度変化を小さくしているので、方向変化による流路抵抗が小さい。
【0022】
終端流路43の流路抵抗が小さく終端流路43を流れる燃料流れのエネルギーが低下しないので、図9および図10に示す従来の燃料ポンプに比べ、第1実施例の燃料ポンプ10は図6に示すようにポンプ効率が高い。つまり、燃料吐出量が多い。したがって、モータ部30の駆動力を増大することなく、小型で高効率の燃料ポンプ10で所望の燃料量を吐出できる。
また、終端流路43で旋回流の形成を抑制しているので、円弧流路42の終端部で旋回流がケーシング本体21およびケーシングカバー22に衝突することにより発生する騒音を低減できる。
【0023】
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図7および図8に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
ポンプ流路201は、ケーシング本体200に形成された溝流路210と図示しないケーシングカバーに形成された溝流路220(図示せず)とによりC字の円弧状に形成されている。溝流路210は円弧溝流路211および終端溝流路212を有し、溝流路220は円弧溝流路221(図示せず)および終端溝流路222を有している。円弧溝流路211および221によりポンプ流路201の円弧流路202が形成され、終端溝流路212および222によりポンプ流路201の終端流路203が形成されている。ポンプ流路201の円弧流路202で加圧した燃料はポンプ流路201の終端流路203から排出流路120に向かう。終端流路203は、図7の(A)に示すようにインペラ23の回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かっている。
【0024】
図7の(B)、(C)および(D)に示すように、終端溝流路212および終端溝流路222は燃料排出口121に向かうにしたがい浅くなっている。つまり、インペラ23の回転軸方向の終端流路203の流路幅は燃料排出口121に向かうにしたがい小さくなっている。これに対し、終端流路203を形成するケーシング本体200の外側流路面200aとインペラ23の外周縁23cとの間隔は、燃料排出口121に向かうにしたがい大きくなっている。したがって、インペラ23が占有している空間を除く終端流路203の流路面積はほぼ一定に設定されている。
【0025】
図8に示すように、終端流路203の終端溝流路212と排出流路120とが連通する角度は、第1実施例において、終端流路43の終端溝流路102と排出流路120とが連通する角度よりも180°に近い。終端流路203から排出流路120に流入する燃料流れに対する流路抵抗が小さくなるので、燃料流れのエネルギーが低下せず所望の燃料量を吐出できる。つまり、ポンプ効率を保持できる。
【0026】
また図8に示すように、終端溝流路222は終端溝流路212よりもインペラ23の回転方向の手前で浅くなり、流路が絞られている。終端溝流路212が燃料流れを絞る位置と、終端溝流路222が燃料流れを絞る位置とが異なるので、燃料流れのエネルギーが一箇所に集中せず、騒音の発生を低減できる。
【0027】
以上説明した本発明の上記複数の実施例では、終端流路で燃料流れをインペラ外周部に集めて燃料排出口に流すので、流路抵抗が小さい。また、インペラ23が占有する空間を除く終端流路の流路面積が燃料排出口に向けほぼ一定に設定されており、流路面積の急激な拡大部がない。したがって、流速低下によるエネルギー損失が少ない。さらに、終端流路を形成するケーシング本体の外側流路面が終端流路開始位置におけるインペラ23の接線と形成する角度と、インペラ23の羽根溝23bから流出する燃料がインペラ23の前記接線と形成する角度とがほぼ等しい。したがって、燃料流れの剥離を防止し燃料流れのエネルギーの低下を防止する。さらに、ポンプ流路から燃料排出口に流入する流路抵抗が小さく、燃料流れのエネルギーの低下を防止している。これにより、インペラ23を回転駆動する駆動力を増加することなく、小型で高効率の燃料ポンプで所望の燃料吐出量を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施例による燃料ポンプを示す図2のI−I線断面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図であり、(C)は(A)のC−C線断面図であり、(D)は(A)のD−D線断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による燃料ポンプを示す断面図である。
【図3】図1の(A)においてインペラ23を取り除いたケーシング本体21を示す図である。
【図4】図1のIV方向矢視図である。
【図5】(A)は第1実施例のケーシング本体を示す斜視図であり、(B)は(A)のB方向から見た斜視図である。
【図6】第1実施例と従来例との回転数とポンプ効率との関係を示す特性図である。
【図7】(A)は本発明の第2実施例による図1の(A)と同じ位置の燃料ポンプを示す断面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図であり、(C)は(A)のC−C線断面図であり、(D)は(A)のD−D線断面図である。
【図8】図7のVIII方向矢視図である。
【図9】(A)は従来例による図1の(A)と同じ位置の燃料ポンプを示す断面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図であり、(C)は(A)のC−C線断面図である。
【図10】図9のX−X線断面図である。
【符号の説明】
10 燃料ポンプ
21、200 ケーシング本体(流路部材)
21a 外側流路面
22 ケーシングカバー(流路部材)
23 インペラ(回転部材)
23c 外周縁
40 燃料吸入口
41、201 ポンプ流路
42、202 円弧流路
43、203 終端流路
100、110、210 溝流路
101、111、211 円弧溝流路
102、112、212、222 終端溝流路
120 排出流路
121 燃料排出口

Claims (2)

  1. 羽根、ならびに羽根と羽根との間に羽根溝を外周縁に有する円板状の回転部材と、前記回転部材を回転可能に収容し、前記羽根に沿って円弧状のポンプ流路を形成している流路部材とを備え、前記流路部材は前記ポンプ流路と連通する燃料吸入口および燃料排出口を有し、前記回転部材が回転することにより、前記燃料吸入口から吸入した燃料を前記ポンプ流路を通り前記燃料排出口から排出する燃料ポンプであって、
    前記ポンプ流路は、前記燃料吸入口と連通する円弧流路と、前記円弧流路と前記燃料排出口とを連通する終端流路とを有し、前記燃料排出口は前記ポンプ流路の径方向外側に位置し、前記終端流路は前記回転部材の回転方向に向かうにしたがい径方向外側に向かい、前記回転部材が占有する空間を除く前記終端流路の流路面積は、前記円弧流路と前記燃料排出口との間でほぼ一定であり、
    前記終端流路は、前記回転部材の回転軸方向に底部を有するように前記流路部材に形成された終端溝流路を有し、
    前記終端流路の外側流路面と前記回転部材の外周縁とが形成する間隔は、前記終端流路が前記燃料排出口に向かうにしたがい大きくなり、
    前記終端流路の内側流路面は、前記終端流路が前記燃料排出口に向かうにしたがい径方向外側に位置し、
    前記終端流路の深さは、前記終端流路が前記燃料排出口に向かうにしたがい浅くなり、
    前記終端溝流路の径方向の流路幅は、前記終端流路が前記燃料排出口に向かうにしたがい狭くなっていることを特徴とする燃料ポンプ。
  2. 前記外側流路面が終端流路開始位置における前記回転部材の前記外周縁の接線と形成する角度は、前記羽根溝から流出する流体が前記接線と形成する角度とほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載の燃料ポンプ。
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