JPH06284188A - トラヒック輻輳制御方法 - Google Patents

トラヒック輻輳制御方法

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JPH06284188A
JPH06284188A JP7178593A JP7178593A JPH06284188A JP H06284188 A JPH06284188 A JP H06284188A JP 7178593 A JP7178593 A JP 7178593A JP 7178593 A JP7178593 A JP 7178593A JP H06284188 A JPH06284188 A JP H06284188A
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JP
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call
regulation
traffic congestion
subscriber
caller number
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Application number
JP7178593A
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English (en)
Inventor
Seiichi Nakajima
誠一 中島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 着信番号だけでなく発信者番号をも利用して
効果的にトラヒック輻輳を抑制する。 【構成】 TV局7で視聴者参加等の番組の放映があ
り、該TV局7の加入者11へのトラヒック輻輳が予想
されるとする。番組開始等と同時に、トラヒック輻輳制
御センタ6はデータリンク31〜35等を介して規制情
報を加入者交換機1〜3や中継交換機4、5等に転送す
る。規制情報は規制着信番号(加入者11の番号)、指
定発信番号(末尾番号3など)、第1および第2の規制
処理の内容から構成される。加入者交換機3等は、発呼
があると、該呼の着信番号(宛先番号)が規制着信番号
に含まれる場合、発信者番号が指定発信者番号に含まれ
ていると第1の規制処理を行い,含まれていないと第2
の規制処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、災害や各種催しものに
伴い発生する通信網のトラヒック輻輳を効果的に抑制す
るトラヒック輻輳制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電話による視聴者参加のラジオ番
組やTV番組(クイズ、リクエスト、アンケート等)が
行われているが、これに伴い一般の電話も接続しにくく
なるトラヒック輻輳の問題が生じている。これらに起因
するトラヒック輻輳は企画型輻輳と呼ばれている。ま
た、災害等に伴い見舞い呼や問い合わせ呼が被災地に殺
到し通信網が輻輳することがある。これらに起因するト
ラヒック輻輳は災害型輻輳と呼ばれている。
【0003】従来、これらのトラヒック輻輳に対して
は、着信側の交換機や中継回線の輻輳を検出し、輻輳し
ている着信側の加入者番号、市内番号、市外番号等を規
制着信番号として定め、発信側の加入者交換機や中継交
換機等において規制着信番号に含まれる着信番号(宛先
番号)をもつ呼に対して一定の割合や一定の量等(単位
時間の呼数など)で規制するトラヒック輻輳制御方法が
用いられてきた。これについては例えば、特開昭63−
182945号および特開昭63−182946号に詳
しく述べられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
トラヒック輻輳制御方法は規制着信番号に基づいてのみ
規制制御するというもので、規制対象呼の発信者番号
(加入者番号、その市内番号、市外番号等を含む)には
基づいていないため、トラヒック輻輳を効果的に抑制で
きない場合が生じる問題があった。
【0005】例えば、視聴者参加のTV番組等では非常
に多数の人々が一斉に電話を掛け始めるため、着信側の
交換機は従来の輻輳制御によって輻輳は防止されるもの
の、発信側の加入者交換機が輻輳するという新たな問題
が生じている。このため、番組の中で電話の自粛や加入
者番号の末尾制限のお願いのテロップを流す等の対策が
とられているが、効果はほとんど期待できない状況であ
る。この主な理由は、加入者番号の末尾制限をお願いし
ても末尾制限が通信網の中で行われておらず、また、着
信側の受付者が発信者番号を確認することが困難であ
り、視聴者はこの事実を知っているためテロップを無視
して何度も電話を掛け続ける、すなわち再呼することに
ある。
【0006】災害型輻輳においては、他の地域から被災
地域に向う呼よりも被災地域や被災地域付近から被災地
域に向う呼を優先して接続させる必要がある。従来のト
ラヒック輻輳制御方法においては、発側の地域毎に異な
った規制処理を割当てることは煩雑なため、発信地にか
かわらず被災地域宛の呼を一律に規制制御するのが実情
であった。このため、他の地域から被災地域に向う呼よ
りも被災地域付近から被災地域に向う呼を優先して接続
させることは困難であった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、発信者番号をも利用して
効果的にトラヒック輻輳を抑制し、また、これを利用す
ることにより視聴者参加のTV番組等の番組構成に自由
度を与えることのできるラヒック輻輳制御方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、あらかじめ規制着信番号と指定
発信者番号を定め、網内の任意システムで、呼の着信番
号が規制着信番号に含まれ、かつ、該呼の発信者番号が
指定発信者番号に含まれる第1の呼に関しては第1の規
制処理を行ない、呼の着信番号が規制着信番号に含ま
れ、かつ、該呼の発信者番号が指定発信者番号に含まれ
ない第2の呼に対しては第2の規制処理を行うようにし
たことである。
【0009】また、請求項2の発明は、規制着信番号と
指定発信者番号と第1の規制処理情報と第2の規制処理
の内容を示す第2の規制処理情報からなる規制情報のう
ち、少なくとも1つを加入者から受信するシステムを網
内に配備し、該加入者から受信した規制着信番号と指定
発信者番号と第1の規制処理情報と第2の規制処理情報
のうちの少なくとも1つを、第1の規制処理と第2の規
制処理のうち少なくとも1つの規制処理を実行するシス
テムに転送するようにしたことである。
【0010】また、請求項3の発明は、通信網の輻輳状
況に基づき、規制着信番号と指定発信者番号と第1の規
制処理と第2の規制処理のうち少なくとも1つを定め、
かつ、時間の経過にともない修正するようにしたことで
ある。
【0011】
【作用】本発明では、あらかじめ定めた規制着信番号に
含まれる着信番号を持つ呼について、あらかじめ定めた
指定発信者番号に含まれる発信者番号を持つ呼と、指定
発信者番号に含まれない発信者番号を持つ呼との規制処
理をおのおの独立に実行する。このため、例えばTV番
組等で末尾制限が行われたとき、指定発信者番号(末尾
番号)に含まれる第1の呼に関しては、従来のように一
定の割合等でトーキ等に接続して規制し(第1の規制処
理)、指定発信者番号(末尾番号)に含まれない第2の
呼はすべてトーキ等に接続して規制(第2の規制処理)
することにより、末尾番号以外の呼を通信網内で確実に
規制することが可能になる。したがって、末尾制限番号
以外の発信番号(加入者番号等)をもつ視聴者は電話を
掛けても必ず規制されることを知るので電話を自粛し、
その結果、企画型輻輳の場合にも着信側の交換機等の輻
輳が防止されることに加え、発信側の交換機等の輻輳を
避けることができる。また、TV番組の企画側に設置し
た端末等からトラヒック輻輳制御センタ等を介して、規
制処理を行う交換機等に規制着信番号、指定発信者番
号、規制処理の内容等の規制情報を転送することによ
り、規制着信番号、指定発信者番号、第1の規制処理、
第2の規制処理は加入者の端末から容易に変更できるた
め、末尾制限番号等のTV番組のなかでの逐次変更が可
能になり、即ち、企画側からのいわゆるカストマコント
ロールが可能になり、番組構成に自由度をも提供するこ
とができる。
【0012】また、災害型輻輳においては、上記第1の
規制処理と第2の規制処理とにより発信地域に応じ各々
の規制処理を行うことが可能となり、他の地域から被災
地域に向う呼よりも被災地域や被災地域付近から被災地
域に向かう呼を優先して接続させることが容易に実現で
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1は本発明のトラヒック輻輳制御方法の
一実施例を示す通信システムの構成図であって、1、
2、3は加入者交換機、4、5は中継交換機、6はトラ
ヒック輻輳制御センタ、7はTV局、11、12、1
3、14は加入者、15はデータ端末、21、22、2
3、24は中継回線、31、32、33、34、35、
36はデータリンクである。加入者11はTV局7に設
定された受付等の加入者であって、受付電話機あるいは
自動音声応答装置等である。加入者11は複数の加入者
を同一番号とした代表番号加入者であることが一般的で
ある。
【0015】本実施例の動作概要を、TV局7で視聴者
参加のクイズ番組が放映される例で説明する。このよう
な番組が放映される場合には、トラヒック輻輳が予想さ
れるため、TV局7からの通知や通信網運用業者の事前
調査により、通信網運用業者が規制情報をトラヒック輻
輳制御センタ6の制御卓等から投入しておく。番組開始
と同時に、あるいは番組のシーンに対応して、トラヒッ
ク輻輳制御センタ6の制御が自動あるいは手動により発
動され、該トラヒック輻輳制御センタ6からデータリン
ク31〜35等を介して規制情報が加入者交換機1〜3
や中継交換機4、5等に転送される。規制情報を受信し
た加入者交換機や中継交換機等は、規制情報に基づいて
後で詳述するような規制処理を実行する。また、トラヒ
ック輻輳制御センタ6は、データリンク32を介して、
この輻輳の例では、着信側の交換機にあたる加入者交換
機1や加入者11の輻輳情報を収集し、規制量等をフィ
ードバック制御する。
【0016】規制情報は規制着信番号(この例では加入
者11の市外、市内番号を含む加入者番号)、指定発信
者番号(例えば末尾番号3)、第1の規制処理の内容を
示す第1の規制処理情報、第2の規制処理の内容を示す
第2の規制処理情報から構成される。例えば、加入者交
換機3において加入者14からの発呼があると、加入者
交換機3は該呼の着信番号(宛先番号)と規制着信番号
とを比較して、規制着信番号に着信番号が含まれるか否
かを判断する。規制着信番号に着信番号が含まれた場合
には、さらに発信者番号と指定発信者番号とを比較し
て、発信者番号が指定発信者番号に含まれているか否か
を判断する。発信者番号が指定発信者番号に含まれてい
ない第2の呼の場合には、第2の規制処理に基づき、加
入者をトーキ(例えば、末尾番号制限で接続ができない
等のメッセージ)に接続して呼損にる。発信者番号が指
定発信者番号に含まれている第1の呼の場合には、第1
の規制処理に基づき、一定の規制量に従い該呼を規制す
るか否かを決定する。該呼が規制呼になった場合にはト
ーキ(例えば、掛けた番号は大変こみあっている旨のメ
ッセージ)に接続する呼損処理を行ない、規制呼に該当
しなかった場合には接続処理を続行する。
【0017】このようにして、加入者11を着信番号と
する呼について、この例では発信者番号の末尾番号が3
以外の呼は全て第2の規制処理に基づいてトーキに接続
されて規制され、発信者番号の末尾番号3の加入者は第
1の規制処理に基づき処理されることになる。このた
め、テロップに末尾制限番号3が流されたにもかかわら
ず末尾番号3以外の加入者が電話をかけても、確実にト
ーキに接続されて規制され、その結果、視聴者は末尾制
限に従うようになる。
【0018】番組が次のシーンに進み、末尾制限番号を
変更する場合には、TV局7に設置したデータ端末15
よりデータリンク36を介して新たな指定発信者番号
(例えば末尾番号5)をトラヒック輻輳制御センタ6に
転送する。トラヒック輻輳制御センタ6は、末尾番号5
を受信すると、指定発信者番号を末尾番号5として新た
な規制情報をデータリンク31〜35等を介して加入者
交換機1〜3や中継交換機4、5等に転送し、各交換機
はこの新たな規制情報に基づいて規制処理を開始する。
このため、今度は発信者番号の末尾番号が5以外の呼は
全て規制され、末尾番号5の加入者は第1の規制処理に
基づき一定の割合等で規制されることになる。
【0019】図2は、加入者交換機3等に設けられた規
制制御装置の構成例であって、41、42、43、44
はレジスタ、45、46は比較回路、47、48は規制
回路、51〜62は制御線、71は中央処理装置であ
る。
【0020】トラヒック輻輳制御センタ6からデータリ
ンクを介して転送される規制情報のうち、規制着信番号
はレジスタ41に、指定発信者番号はレジスタ43に、
第1の規制処理情報は規制回路47に、第2の規制処理
情報は規制回路48に、それぞれ制御線51を介して中
央処理装置71から設定される。呼が発呼すると、中央
処理装置71は制御線52を介して、該呼の着信番号を
レジスタ42、発信者番号をレジスタ44に設定する。
レジスタ42に設定された着信番号はレジスタ41に設
定された規制着信番号と比較回路45で比較される。比
較回路45は、着信番号が規制着信番号に含まれない場
合には制御線57に接続処理の続行の指示を出力する。
中央処理装置71は、制御線51の出力を検出して接続
処理を続行する。
【0021】一方、着信番号が規制着信番号に含まれる
と、制御線58が論理1となる。これと同時に、レジス
タ43に設定されている指定発信者番号とレジスタ44
に設定された該呼の発信者番号が比較回路46で比較さ
れ、発信者番号が指定発信者番号に含まれない場合には
制御線60は論理1になる。規制回路48は、制御線5
8と制御線60が論理1になると第2の規制処理を実行
する。ここでは、第2の規制処理は第2の呼を全て規制
するものであり、規制回路48は末尾制限で接続できな
い旨のトーキ等に接続し該呼を呼損処理にする指示を制
御線62に出力する。中央処理装置71は、制御線62
の出力を検出して該呼をトーキ等に接続して該呼の呼損
処理を実行する。これらトーキ内容はTV局の責任にお
いてTV局から音声回線を介して供給されることも可能
である。
【0022】規制着信番号に着信番号が含まれ、かつ、
指定発信者番号に発信者番号が含まれる第1の呼の場合
には、制御線58、制御線59が論理1になり、規制回
路47が起動される。ここでは、第1の規制処理は一定
の量(例えば1分間に1呼のみ接続し、その他の呼は規
制する等)で規制するものとする。規制回路47は、設
定された一定の量に基づき該呼を規制するか否かを決定
する。該呼が規制される呼に選ばれた場合には、規制回
路47は、該呼をトーキに接続して呼損処理にする指示
を制御線61に出力する。中央処理装置71は制御線6
1の内容を読み取り、該呼を着信加入者が輻輳のため接
続できない旨等のトーキに接続し、該呼の呼損処理を実
行する。該呼が規制呼に選ばれなかった場合には、規制
回路47は、該呼の接続処理続行の指示を制御線61に
出力する。中央処理装置71は制御線61の内容を読み
取り、該呼の接続処理を続行する。
【0023】上記図2の実施例は、加入者交換機3等の
規制制御機能をハードウエアで実現した例であるが、中
央処理装置71のソフトウエアを用いても実現できるこ
とは明らかである。図3に、その場合のプログラム処理
のフローチャートを示す。
【0024】加入者交換機(例えば加入者交換機3)が
トラヒック輻輳制御センタ6から規制情報を受信すると
(S101)、その規制着信番号、指定発信者番号、第
1の規制処理情報、第2の規制処理情報がRAM等に記
憶される(S102)。
【0025】発呼が検出されると(S201)、該呼の
宛先である着信番号と記憶してある規制着信番号とが比
較され、着信番号が規制着信番号に含まれるか否かが判
断される(S202)。着信番号が規制着信番号に含ま
れない場合には、規制処理対象の呼でないため、該呼の
接続処理が継続される(S203)。着信番号が規制着
信番号に含まれる場合には、該呼は規制処理対象の呼で
あるため、次に、該呼の発信番号が指定発信者番号に含
まれるか否かが判断される(S204)。発信者番号が
指定発信者番号に含まれない第2の呼の場合は、末尾制
限以外の呼等であるため、該呼は第2の規制処理に基づ
き末尾制限で接続できない旨のトーキ等に接続されて、
該呼の呼損処理が行われる(S205)。一方、発信番
号が指定発信者番号に含まる第1の呼の場合には、第1
の規制処理に基づき一定の量で規制される(S20
6)。そして、該呼が第1の規制処理に基づき規制呼に
選択されるか否か判断され(S207)、規制呼に選択
された場合には、例えば着信加入者が輻輳しているため
接続できない旨のトーキ等に接続されて、該呼の呼損処
理が行わける(S208)。該呼が規制呼に選択されな
かった場合には、該呼の接続処理が継続される(S20
3)。
【0026】次に、本発明の種々の実施態様について詳
述する。 〈規制着信番号、指定発信者番号〉実施例の説明で、規
制着信番号と着信番号との比較、指定発信者番号と発信
者番号との比較において、それらが「含まれる」、「含
まれない」等の用語を使用したが、これは規制着信番号
や指定発信者番号が単なる番号だけでなく、規制着信番
号という番号の集合や指定発信者番号という番号の集合
を意味しているためである。例えば、指定発信者番号と
しては、末尾番号が3の集合、偶数番の集合、7で割る
と余りが4である集合、下4桁が1234番の集合、等
である。これらの集合に含まれるか否かは従来の技術で
容易に実現できる。例えば、従来、規制着信番号と着信
番号の比較においては、全桁の比較ではなく、各桁をマ
スクすることが可能である。即ち、ある桁のみを比較対
象とし、他の桁はdon't careにすることができる。この
技術は指定発信者番号と発信者番号との比較においても
流用できることは明らかである。例えば、末尾制限番号
3の場合には、下位1桁のみが比較対象であり、他の桁
はdon't careにすればよい。この比較技術を用いると、
例えば、図1の加入者交換機2の市外番号を比較対象桁
とし、局番、加入者番号の桁をdon't careとすれば、加
入者交換機2に収容される特定地域の加入者のみを第1
の呼に指定することができ、番組構成に自由度を提供す
ることができる。このときは、例えば「今回は市外番号
東京03の方に限定します」等のテロップや司会者の指
示が流されることになる。また、すべての桁をdon't ca
reにすれば、第2の呼は存在しないため、発信者番号は
規制制御に使用されないことを意味し、発信者番号を用
いない従来のトラヒック輻輳制御方式と同様になる。こ
のときは、例えば「今回末尾制限は致しません。どなた
でもお電話ください」等のテロップや司会者の指示が流
されることになる。また、指定発信者番号の集合を末尾
番号3以外の番号とすれば、TV番組の中では、例え
ば、「末尾番号3の方は今回は電話をご遠慮下さい」と
のテロップを流すことも可能になる。さらには、例え
ば、番組の中でプレゼントのための4桁の抽選番号を定
め、その4桁を指定発信者番号として、一定時間内に電
話が掛かってきた視聴者をプレゼント当選者とするなど
番号番組構成の自由度を提供することができる。
【0027】このように、規制着信番号や指定発信者番
号は番号の集合であり、これらの集合に含まれるか否か
を判断する論理回理(図2では比較回路45等)やプロ
グラム(図3ではS204等)は、従来の技術で容易に
構成できるので、集合に対する制約は特にない。当然な
がら、規制着信番号や指定発信者番号が空集合、全体集
合をも取り得ることは明らかである。
【0028】〈番号の制約〉実施例の説明において、規
制着信番号、指定発信者番号等は市外番号、市内番号、
加入者番号等の通常使用される番号を意味したが、着信
番号や発信者番号等はこれらの番号に限定するものでは
なく、例えば、周知の日本電信電話株式会社が提供して
いるフリーダイヤル、ダイヤルQ2や今後サービスが予
定されるパーソナル通信等の種々の番号を規制着信番
号、指定発信者番号として使用することは、何ら本発明
の実施を制約するものではないことは明らかである。
【0029】〈規制制御の位置〉図2、図3の実施例の
説明では、図1の加入者交換機3等で規制制御を行うと
したが、発信者番号や着信番号が共通線通信号等で各交
換機に中継して転送される環境では、規制制御はさらに
中継交換機4、5等でも、あるいは中継交換機4、5等
のみでも実施できることは明らかである。同様に、TV
局7に接続される加入者交換機1等でも、あるいは加入
者交換機1のみでも規制制御することも可能である。ど
この交換機で規制制御するかは、例えばトラヒック輻輳
制御センタ6からどこの交換機に規制情報を転送するか
によっても制御することができる。また、加入者交換機
1のみで規制制御する場合、指定発信者番号に含まれな
い発信者番号を持つ呼を呼損処理にするのではなく、ユ
ーザが指定した特定の電話、特定の音声応答装置等に接
続することも可能である。この場合には企画側、この例
ではTV局7の意図とする処理が可能となり、例えば末
尾制限外の呼に対して丁寧なお断りのメッセージを臨機
応変に流すことも可能であり、さらに、指定発信者番号
に含まれない呼とそれ以外の呼に対して異なった受付電
話に接続することも可能であり、番組構成に自由度を提
供することができる。
【0030】逆に、発信者番号や着信番号が共通線信号
で各交換機に中継して転送されない環境においても、デ
ータリンク34等により任意の交換機に規制情報を送出
できるので、上記の種々の規制制御を通信網の任意の位
置で行えることは明らかである。さらに、加入者交換機
1に上記の種々の規制制御を集中せずに分散させること
により、より高度な規制制御が可能となる。
【0031】また、規制制御を実行する位置は加入者交
換機や中継交換機等に限る必要性はなく、前述の規制情
報を受信でき、かつ呼びの発信者番号と着信番号が得ら
れる通信網内のどのようなシステムにおいても実行が可
能であることは明らかである。例えば、インテリジェン
トネットワーク(IN)のネットワークサービスポイン
ト(NSP)等でも行なえること明らかである。
【0032】また、第1の規制処理と第2の規制処理を
同一の交換機等で行う必要もなく、第1の規制処理と第
2の規制処理を異なった位置で実施することができるこ
とも明らかである。
【0033】〈規制処理の内容〉図2、図3の実施例で
は、第1の規制処理は一定の量で規制する(例えば1分
間あたり1呼のみ接続し、その他の呼は規制する等)も
のであり、また、第2の規制処理はすべてトーキ等に接
続して該呼を呼損にする例であったが、必ずしもこれに
限定するものではない。例えば、第1の規制処理として
一定の割合で規制(例えば3つの呼に1つ呼の割合で接
続し他の呼は規制する)したり、第2の規制処理として
全ての第2の呼を呼損にするのではなく、第1の規制処
理と同様に一定の量(量の数値は第1の規制処理とは異
なる)で規制したり、実施例とは異なるトーキに接続す
る等の規制処理を行うことも可能である。規制処理情報
はこれらの規制処理の内容を示したり、その制御パラメ
ータ値を指示したりするものであり、これらの規制処理
の内容は規制処理情報内にコード化して転送され、図2
の規制回路45、46でデコードすることにより、容易
に規制回路に規制処理を指示することができ、また、図
3のソフトウエアにおいても同様なことが言える。本発
明においては、規制着信番号に着信番号が含まれる呼に
ついて、指定発信者番号に発信者番号が含まれるかに従
い異なった規制処理を行い得ることが特徴であり、それ
らの規制処理の内容自体やその変更法には何ら制限を課
するものではない。
【0034】〈輻輳制御〉実施例の説明においては、通
信網の輻輳検出やフィードバック制御についてはあまり
触れなかったが、これらは周知の技術が適用できる。図
1のトラヒック輻輳制御センタ6は、交換機の中央処理
装置の使用率、プログラムキューバッファ長、回線群の
話中率、通信網に加わるトラヒック量等を監視すること
により、通信網の輻輳が検出でき、これらの輻輳情報に
基づき規制着信番号、指定発信者番号、第1の規制処
理、第2の規制処理などの規制情報を決定することがで
きる。また、時間の経過にともない、上記の輻輳情報に
基づき規制情報をフィードバックして、過剰規制や規制
不足が生じない等の最適なトラヒック輻輳制御を行うこ
とができる。また、前記輻輳情報のほかTV番組の監
視、外部からの通報等の情報も利用でき、通信網運用会
社の担当者による手動制御も自由に行える。
【0035】〈規制情報の送出契機〉実施例において
は、トラヒック輻輳制御センタ6等から加入者交換機3
等に送出される規制情報(規制制御情報)はトラヒック
輻輳が検出されたり、トラヒツク輻輳が予想される場合
に送出されることを想定したが、制御情報はこれらに限
らず随時送出することも可能であり、また、それにより
何ら問題が生じるものではない。例えば、トラヒック輻
輳は予測されないがTV局7での受付回線(加入者11
の回線数等)が少ないため、視聴者に迷惑を掛けたくな
い場合には、企画側が末尾制限をする必要がある。この
場合は、第1の規制処理の規制量を零に設定すればよ
く、トラヒック輻輳が生じていない場合でも制御情報を
送出しても何ら問題が生じるものではない。
【0036】〈規制情報の変更法〉実施例では、指定発
信者番号を加入者から変更する例を説明したが、規制着
信番号、第1の規制処理、第2の規制処理についてもデ
ータリンク、トラヒック輻輳制御センタ6を介して通信
網運用会社との合意の範囲内で変更できることは明らか
である。
【0037】また、実施例では、指定発信者番号の変更
はTV局7の端末15から行う例であったが、発信側の
交換機輻輳状況に基づき通信網運用会社の担当者の判断
や自動により、トラヒック輻輳制御センタ6からも変更
できること明らかである。
【0038】〈規制情報間の関係〉前述したように、ト
ラヒック輻輳制御センタ6からの規制情報は規制着信番
号、指定発信者番号、第1の規制処理情報、第2の規制
処理情報から構成されるが、これらの情報の利用の仕方
によって種々の規制制御が実現できる。例えば第1の規
制処理の規制量を零とすれば、規制着信番号宛の呼のう
ち、指定発信者番号に含まれる呼のみを接続し、それ以
外の呼をすべて規制してトーキ接続することも可能にな
る。このように、規制着信番号、指定発信者番号、第1
の規制処理、第2の規制処理により種々の規制制御が可
能であり、規制着信番号、指定発信者番号、第1の規制
処理、第2の規制処理の組み合わせに何ら制約はないこ
とは明らかである。
【0039】〈トラヒック輻輳制御形態〉図1の実施例
においては、トラヒック輻輳制御形態はトラヒック輻輳
制御センタ6を設置する集中型の制御形態であったが、
本発明は集中型の制御形態に限定するものではなく、制
御センタを設けずに各交換機で分散して制御する分散型
のトラヒック輻輳制御の形態でも実現可能である。例え
ば、図1の網構成において、従来の分散型のトラヒック
輻輳制御では、加入者交換機3等は加入者交換機1から
の制御情報に基づいてトラヒック規制制御をするが、こ
の制御情報に前記した規制着信番号、指定発信者番号、
第1の規制処理情報、第2の規制処理情報を含むように
構成すればよい。
【0040】〈災害型輻輳の例〉図1の実施例では、T
V番組による企画型輻輳の例で説明したが、災害型輻輳
の例でも同様である。例えば、加入者交換機3の地域が
被災し、これらの地域に呼が集中する場合には、加入者
交換機3や中継回線24が輻輳するため、加入者交換機
3への呼を規制する必要がある。このとき、前述したよ
うに加入者交換機3の地域付近から加入者交換機3へ向
かう呼はその他の地域から加入者交換機3への呼よりも
優先する必要がある。このトラヒック輻輳の例に対して
は、規制着信番号を加入者交換機3の市内+市外番号と
し、指定発信者番号を加入者交換機2、3の市内+市外
番号とし、前記説明の第2の規制処理と第1の規制処理
を同一の方法とし、第2の規制処理の規制量を第1の規
制処理の規制量よりもより厳しい値に設定することによ
り、加入者交換機1から加入者交換機3への呼よりも加
入者交換機2から加入者交換機3への呼を優先させるこ
とが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、あらか
じめ規制着信番号と指定発信者番号を定め、呼の着信番
号が規制着信番号に含まれ、かつ該呼の発信者番号が指
定発信者番号に含まれる第1の呼に関しては第1の規制
処理を行い、呼の着信番号が規制着信番号に含まれ、か
つ該呼の発信者番号が指定発信者番号に含まれない第2
の呼に対しては第2の規制処理を行うものである(請求
項1の発明)。したがって、例えば、電話による視聴者
参加のTV番組等において、末尾制限等が行なわれた場
合には通信網内で指定発信者番号(末尾制限番号)に含
まれない呼と含まれる呼に対して異なった規制処理を行
うことが可能になるため、末尾制限等に含まれない呼を
確実に制限することができるようになる。その結果、該
当発信者番号以外の加入者は電話を自粛することが期待
でき、電話による視聴者参加のTV番組等が行なわれて
も、着信側の交換機や中継回線の輻輳を防止できること
に加え、発信側の交換機や中継回線の輻輳をも防止する
ことが可能となる。
【0042】また、規制着信番号、指定発信者番号、第
1の規制処理、第2の規制処理の内容をTV局等の企画
側からも端末を介して随時かつ任意に変更できるため
(請求項2の発明)、すなわちカスタマコントロールが
容易にできるため、番組構成に自由度を提供することで
きる。
【0043】また、災害型輻輳においても、指定発信者
番号に含まれる呼に対する規制処理を異にすることが可
能であるため、被災地域付近から被災地域への呼を、そ
れ以外の地域から被災地域への呼よりも優先させること
が容易になり、効果的にトラヒック輻輳を抑制すること
ができる。
【0044】また、通信網の輻輳検出情報に基づき規制
着信番号、指定発信者番号、第1の規制処理、第2の規
制処理を決定し、かつ、時間の経過にともない修正する
ことにより(請求項3の発明)、過剰規制や規制不足が
生じない最適なトラヒック輻輳制御を行うことができ
る。
【0045】なお、本発明は通信網にトラヒック輻輳が
存在していることを特に前提条件とするものではない。
このため、任意の規制着信番号と指定発信者番号と第1
の規制処理と第2の規制処理とを任意の時点で、規制処
理が行える網内の任意のシステムに与えることができる
ため、前述の末尾制限のように着信加入者が発信者を選
択する等のサービスをも提供することが可能となる。し
たがって、例えば、集団共謀によるマスコミ機関への妨
害電話に対して、規制着信番号をマスコミ機関の所定部
署の電話番号とし、指定発信者番号を関連支局等の番号
の集合とし、第1の規制処理の規制率を零とし、第2の
規制処理を規制処理を呼損とすることにより、妨害電話
を防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の通信システムを示す構成図
である。
【図2】規制制御手段のハードウエア構成例を示す図で
ある。
【図3】図2の規制制御手段を交換機の中央処理装置に
おいてソフトウエアで実現した場合のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1、2、3 加入者交換機 6 トラヒック輻輳制御センタ 7 TV局 11〜14 加入者 15 データ端末 21〜24 中継回線 31〜36 データリンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網のトラヒック輻輳を制御する方法
    において、あらかじめ規制着信番号と指定発信者番号を
    定め、網内の任意システムで、呼の着信番号が規制着信
    番号に含まれ、かつ、該呼の発信者番号が指定発信者番
    号に含まれる第1の呼に関しては第1の規制処理を行な
    い、呼の着信番号が規制着信番号に含まれ、かつ、該呼
    の発信者番号が指定発信者番号に含まれない第2の呼に
    対しては第2の規制処理を行うことを特徴とするトラヒ
    ック輻輳制御方法。
  2. 【請求項2】 規制着信番号と指定発信者番号と第1の
    規制処理の内容を示す第1の規制処理情報と第2の規制
    処理の内容を示す第2の規制処理情報からなる規制情報
    のうち、少なくとも1つを加入者から受信するシステム
    を網内に配備し、該加入者から受信した規制着信番号と
    指定発信者番号と第1の規制処理情報と第2の規制処理
    情報のうちの少なくとも1つを、第1の規制処理と第2
    の規制処理のうちの少なくとも1つの規制処理を実行す
    るシステムに転送することを特徴とする請求項1記載の
    トラヒック輻輳制御方法。
  3. 【請求項3】 通信網の輻輳状況に基づき、規制着信番
    号と指定発信者番号と第1の規制処理と第2の規制処理
    のうち少なくとも1つを定め、かつ、時間の経過にとも
    ない修正することを特徴とする請求項1記載のトラヒッ
    ク輻輳制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001508621A (ja) * 1997-01-22 2001-06-26 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 通信ネットワーク
JP2002344400A (ja) * 2001-05-21 2002-11-29 Fujitsu Ltd データ放送連動制御方法及び連動制御方法
JP2005302017A (ja) * 2005-04-04 2005-10-27 Doonappu Corporation:Kk ネットワークサービスシステム

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