JPH10136126A - 分担課金方法 - Google Patents

分担課金方法

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JPH10136126A
JPH10136126A JP23745097A JP23745097A JPH10136126A JP H10136126 A JPH10136126 A JP H10136126A JP 23745097 A JP23745097 A JP 23745097A JP 23745097 A JP23745097 A JP 23745097A JP H10136126 A JPH10136126 A JP H10136126A
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JP
Japan
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call
charge
caller
destination
called party
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Application number
JP23745097A
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English (en)
Inventor
Naoki Takeda
直樹 竹田
Ryuichi Yoshimura
隆一 吉村
Miyuki Nakamura
美由紀 中村
Koichi Nakamaru
浩一 中丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信者が許容した通話料金区域からの着信呼
に対してのみ、着信者が指定した条件に基づいて通話料
金を分担することが可能な分担課金方法を提供する。 【解決手段】 本方法では、特定番号呼接続に基づく通
話料金に関する、発信者および/または着信者の課金負
担情報を制御局等に予め登録しておき、この課金負担情
報に基づいて実際の通話料金を発信者と着信者で分担負
担する。具体的には、着信先が当初予定した着信先6か
ら変更された場合、変更後の着信先6’の通話料金が変
更前の着信先6までの通話料金より高くなる場合、発信
元から変更前の着信先までの通話料金分は発信者が負担
し、不足分を着信者が負担する拠点分担課金方法、制御
局への登録内容に基づいて通話料金をいずれか一方で負
担する選択着信課金方法、MBI値に基づいて分担課金
を行うMBI値分担課金方法等がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発信端末と
複数の着信端末とを収容する複数の加入者収容交換機を
備えるネットワークにおける通話料金の分担課金方法に
関し、特に特定番号呼接続に基づく通話料金を発信者と
着信者とに任意に分担課金する分担課金方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の発信端末と複数の着信端
末とを収容する複数の加入者収容交換機を備えるネット
ワークにおいては、全通話料金を発信者が一括して負担
するのが普通である。しかし、通話料金を着信者に負担
させる方法も実用化されており、例えば、呼接続の際に
交換手が介在するコレクトコールや、発信者が特定の着
信課金識別番号をダイヤルした場合に着信者が通話料金
を全額負担する自動着信課金サービス(例えば、フリー
ダイヤル)などが知られている。なおフリーダイヤルな
どについては、例えば、「村瀬、池尻、武井;サービス
のカスタム化とカスタムコントロール、NTT技術ジャ
ーナル、Vol. 1, No. 9, pp. 16-20, 1989. 12」、「上
坂、網谷;INサービスの先駆け、フリーダイヤルサー
ビス、NTT技術ジャーナル、Vol. 1, No. 9, pp. 21-
26, 1989. 12」を参照されたい。これらの従来技術にお
いては、通話料金が発信者または着信者のいずれか一方
だけに一括課金されていたため、発信者または着信者の
一方の負担だけが増大し、不公平感が増すという欠点が
あった。
【0003】このような欠点を解消するために発信者と
着信者とで通話料金を分担するようにした発明が、例え
ば、特開昭63−115452号公報に開示されてい
る。該公報に開示されたものでは、通信料金を発信加入
者と着信加入者とで分担させて課金する対象の加入者に
ついては、予め交換機の加入者関連情報記憶装置に課金
分担制御情報を登録しておく。そして、発信加入者の接
続要求に対する接続制御時に、発信加入者または着信加
入者の加入者関連情報記憶装置から読み出した情報に課
金分担制御情報が含まれている場合には、所定の論理則
に従って当該発信加入者と着信加入者との接続および当
該通話料金の分担課金を行っている。
【0004】さらに詳しくいうと、加入者毎に格納され
る課金分担制御情報は、(A)発信時の発・着信優先情
報、(B)着信時の発・着信優先情報、(C)発信時の
分担比率、(D)着信時の分担比率からなり、発信者と
着信者との通話料金をこれらの課金分担制御情報に基づ
いて所定の論理則に従って決定している。
【0005】実施例における論理則としては、 (1)着信側の課金分担制御情報を優先する着加入者優
先形(発信側および着信側ともに着信優先に設定されて
いる場合には着側の分担比率を採用) (2)発信側の課金分担制御情報を優先する発加入者優
先形(発信側および着信側ともに発側優先に設定されて
いる場合には発側の分担比率を採用) (3)発着照合形その1(一致形;発信側が発側優先、
着信側が着側優先に設定されている場合には、双方の分
担比率が一致する場合のみ通信を受け付け、該一致した
分担比率を採用) (4)発着照合形その2(不一致形;発信側が発側優
先、着信側が着側優先に設定されている場合で双方の分
担比率が不一致の場合、発信側の発着分担課金情報の発
着分担比率で発信側の負担率が高いときのみ通信を受け
付けて、発信側加入者の予め登録・指定した課金分担制
御情報に従って通信料金を決定する) (5)一律分担比率形(課金分担制御情報が登録されて
いる場合には、一律の分担比率で、例えば、1/2ずつ
通信料金を分担させるように課金する) がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これら公知例では、着
信者は通話料金を分担する発信者を特別に指定せずに全
ての発信者を対等に扱っている。即ち、着信者が通話料
金を分担すべき発信者を指定していないため、分担課金
を希望しない発信者を含む不特定多数の発信者からの着
信に対しても一律に分担課金が行われてしまうという問
題点があった。さらに、上述したように、上記公開公報
における課金分担方法には様々な論理則のものがあり、
発信者の課金分担制御情報と着信側の課金分担制御情報
の登録の仕方により分担課金の方法が異なる場合や、ま
た、課金分担制御情報が発信側と着信側とで一致しない
と呼接続が禁止される場合があるなど、分担課金が非常
に煩雑になるという問題点があった。
【0007】本発明は、着信者が指定した通話料金区域
から発信された特定番号の着信呼について、その発信者
および着信者に関する課金負担情報を予め記憶すること
により、上述したような問題点を改善し、着信者が許容
した通話料金区域からの着信呼に対してのみ、着信者が
指定した条件に基づいて通話料の分担課金を行うことが
可能な分担課金方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の発信端末と複数の着信端末を収容
する複数の加入者収容交換機を備えるネツトワ−クにお
いて、複数の通話料金区域の中から着信者により予め指
定された区域から発信された、一般の加入者電話番号と
は異なる特定番号に対する呼を、該着信者により予め指
定された加入者電話番号で受信する特定番号呼接続にお
ける分担課金方法であって、前記特定番号呼接続におけ
る所定の通話料金に対する発信者および/または着信者
の課金負担情報を設定して記憶し、該記億された前記課
金負担情報に基づき前記通話料金を前記発信者と前記着
信者に分担課金することを特徴としている。
【0009】より具体的には、以下のような方法を実施
できる。 (1)前記特定番号に対する呼の着信先が着信不可の場
合にルーティング接続される第二の着信先が予め指定さ
れており、呼が第一の着信先ではなく前記第二着信先に
ルーティング接続された場合、 ・前記第二着信先までの通話料金が前記第一着信先まで
の通話料金より高くなる場合には、該第一着信先までの
通話料金を前記発信者に課金し、 ・前記第二着信先までの通話料金から該第一着信先まで
の通話料金を差し引いた差額分の通話料金について、全
額を前記着信者に課金するか、一部を前記着信者に課金
して残りを前記発信者に課金し、 ・前記第二着信先までの通話料金が前記第一着信先まで
の通話科金以下である場合には、該第二着信先までの通
話料金を全額発信者に課金する。上記差額分の通話料金
に関する前記発信者と前記着信者との分担比率は、所定
の時間帯における発信、もしくは所定の地域からの発信
という条件に基づいて設定もしくは変更しても良い。
【0010】(2)同様に、前記特定番号に対する呼の
着信先が着信不可の場合にルーティング接続される第二
の着信先が予め指定されており、呼が第一の着信先では
なく前記第二着信先にルーティング接続された場合、該
第二着信先までの通話料金を、前記課金負担情報に基づ
き、前記発信者または前記着信者のいずれか一方に課金
する。ここで、いずれの側に課金するかは、所定の時間
帯における発信、所定の地域からの発信、もしくは、予
め登録された所定の電話番号からの発信という条件に基
づいて決定しても良い。
【0011】(3)前記特定番号呼接続において、各通
話料金区域について、該区域を起点として距離別に同一
通話料金とする複数の距離範囲が設定されており、 ・前記発信者の通話料金区域から、前記複数の距離範囲
のうちの所定の距離範囲までの通話料金を前記発信者に
課金し、 ・前記予め指定された加入者電話番号までの通話料金か
ら前記所定の距離範囲までの通話料金を差し引いた差額
分の通話料金を前記着信者に課金し、 ・前記予め指定された加入者電話番号までの通話料金が
前記所定の距離範囲までの通話料金以下である場合は、
該加入者電話番号までの通話料金を全額発信者に課金す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を、図
面を参照して詳細に説明する。本発明で提案する分担課
金方法は、一般の加入者電話番号とは異なる特定番号を
任意の加入者電話番号に変換して接続する場合、係る特
定番号呼接続に基づく通話料金に対する発信者および/
または着信者の課金負担情報を予め記憶しておき、この
課金負担情報に基づいて実際の通話料金を発信者側と着
信者側で分担負担するようにしたものである。具体的に
は、以下の3種類がある。
【0013】(a)着信先が、着信側の都合により当初
予定した着信先から変更された場合、変更後の着信先の
通話料金が当初予定していた変更前の着信先までの通話
料金より高くなる場合、発信元から変更前の着信先まで
の通話料金分を発信者側で負担し、不足分だけを着信者
側で負担するようにした拠点分担課金方法。 (b)着信者側で着信者側負担か発信者側負担かについ
ての情報を登録しておき、これに基づいて通話料金をい
ずれの側で負担するかを決める選択着信課金方法。 (c)MBI値(10円で通話できる秒数は距離別に複
数の段階に区分されて決められており、この段階をMB
I値1、2…などと呼ぶ。例えば、「MBI値1」は3
分/10円、「MBI値2」は90秒/10円、等とな
り、各通話料金区域内はMBI値として1が、また、任
意の2つの通話料金区域には、その距離に応じて2以上
のMBI値が割り当てられる。)に基づいて分担課金を
決めるMBI値分担課金方法。
【0014】以下、これら3種類の分担課金方法を詳細
に説明する。 (a)拠点分担課金方法 着信先を変更する公知の機能としては、 (1)受付先変更機能−−(営業時間外等)予め指定し
た時間帯において、他の着信先に自動的に接続される機
能 (2)広域代表機能−−複数の地域にまたがって広域代
表を登録しておき(例えば、第1選択順位として東京に
複数回線(親)、第2選択順位として名古屋に複数回線
(子1)、第3選択順位として大阪に複数回線(子
2))、発信者によって特定番号がダイヤルされた場合
に、まず親の回線を探して空きがあった場合にはその回
線と接続するが、親の回線に空きがなかった場合には順
次下位選択順位の子の回線の空きを探し、空きが見つか
った場合にその回線と接続(空き回線が見つからなかっ
た場合は話中音送出)するようにした機能 などがある。
【0015】ここで説明する拠点分担課金方法は、この
ような受付先変更機能または広域代表機能を利用したと
きに接続先がルーティングされ、第一着信先(受付先変
更機能の場合は受付先変更元、広域代表機能の場合は
親)までの通話料金より、第二着信先(変更された後の
実際の接続先)までの通話料が高くなる場合には、第一
着信先までの通話料は発信者側に課金し、残りの通話料
は着信者側に課金する課金方法である。なお、着信者側
に課金する通話料金については、高くなった差額分を、
特定の時間帯または特定の地域からの発信という条件を
基に更に細分化し、ある分担比率で発信者と着信者の双
方に課金することも可能である。
【0016】以下、拠点分担課金方法に関する具体例を
示す。図1は、本発明を実現するためのシステム構成例
である。同図において、1は制御局であり、予め着信者
によって指定された、任意の特定番号による呼の接続が
可能な時間帯、通話許容地域(1以上の通話料金区域:
ここで、通話料金区域とは、同一料金設定が行われる各
区域で、例えば、東京(市外局番:03)、川崎(市外
局番:044)等のことを指す)、特定番号に対応する
加入者電話番号などが登録されている。また、上述した
ような、高くなった差額分を特定の時間帯または特定の
地域からの発信という条件を基に更に細分化し、ある分
担比率で発信者と着信者の双方に課金するようにする場
合には、上記条件や分担比率についての情報が併せて登
録される。
【0017】制御局1は、上記登録情報を参照し、予め
着信者によって指定された通話料金区域から発信された
任意の特定番号を、同様に着信者が予め指定した任意の
加入者電話番号に変換するとともに、着信者が指定した
全ての加入者電話番号に関する回線の空塞状況を管理す
る。2、3、3’は複数の発信端末と複数の着信端末を
収容する複数の加入者収容交換機、4は共通線信号網、
5は発信者側の端末(電話機、ファクシミリ等の任意の
通信機器を指す)、6および6’は着信者側の端末(同
様に、電話機、ファクシミリ等の任意の通信機器を指
す)、7、8、8’は、それぞれ加入者収容交換機2、
3、3’の収容地域である。次に、9ないし11、1
1’は、制御局1と加入者収容交換機2、3、3’とを
共通線信号網4を介して接続し、情報伝達のための制御
信号を相互に送受信するための回線、12は加入者収容
交換機2と3を相互に接続する中継回線、12’は加入
者収容交換機2と3’を相互に接続する中継回線であ
る。なお、以下の説明では、5、6、6’は電話機であ
るとする。
【0018】図2は、本実施形態例における拠点分担課
金方法の動作フローチャートである。利用者が電話機5
で特定番号(例えば、0AB0−******という論
理番号:0AB0は例えば0570)をダイヤルすると
(ステップ21)、制御局1にアクセス可能な加入者収
容交換機2に接続され、特定番号が加入者収容交換機2
に送出される。加入者収容交換機2は、上記特定番号と
発信地域情報(例えば発信者の電話番号)とを共通線信
号網4を用いて制御局1に送出する(ステップ22)。
【0019】制御局1では、受け取った特定番号と発信
地域情報と、予め着信者によって登録されている、当該
特定番号に対応した接続可能時間帯、通話許容地域など
の情報を比較参照し、加入者収容交換機2から受け取っ
た特定番号を着信者が予め登録している一般の加入者電
話番号(物理番号)に変換する(ステップ23)。ここ
では、変換された加入者電話番号の電話機を図1の電話
機6とする。制御局1は、次に、変換された加入者電話
番号の電話機が接続不可などの理由でさらに別の加入者
電話番号に変換する必要があるか否かを判定する(ステ
ップ24)。そして、加入者電話番号を変更する必要が
なければ、その加入者電話番号の電話機6に対して通常
の接続処理を行う(ステップ25)。
【0020】加入者電話番号を変更する必要があれば、
制御局1は加入者電話番号変換を行う。即ち、変換され
た加入者電話番号(受付先変更機能の場合は変更後の加
入者電話番号、広域代表機能の場合は空きの見つかった
子番号)の電話機(端末)を接続先の電話機(図1の電
話機6’に対応)と決定する(ステップ26)。接続先
の電話機が決定されたら、制御局1は、発信者側の加入
者収容交換機2に、変更後の接続先番号、課金情報(電
話機5までの接続に対応する課金秒数)を通知する。加
入者収容変換機2は、通知された接続先番号により着信
電話機に接続する前に、発信者側の端末に通話料金の情
報を示すガイダンスを送出し、ガイダンス送出終了後に
着信側電話機6’に接続する(ステップ27)。
【0021】制御局1は、当初の着信先(図1の電話機
6)と変更後の着信先(図1の電話機6’)に関する通
話料金を比較し、当初の着信先の通話料金が変更後の着
信先の通話料金以上であれば分担課金を行わず、基本課
金とする(即ち、発信者が通話料の全額を負担する)。
一方、当初の着信先の通話料金が変更後の着信先の通話
料金より少ない場合には分担課金とし、電話機5から電
話機6までの通話料金に相当する額は発信者の負担と
し、それ以外の通話料金の差額分を着信者側の負担とす
る(ステップ28)。また、設定条件(上述した特定の
時間帯または特定の地域からの発信等の条件)によって
は、着信者の負担分を更に細分化し、ある分担比率で発
着信者双方の負担とする。
【0022】以上説明した拠点分担課金方法の場合、図
3に課金分担のイメージ図を示すように、例えば、発信
者(電話機5)からルーティング接続された実際の着信
先(電話機6’)までの通話料が90円、発信者(電話
機5)から当初の着信先(電話機6)までの通話料が7
0円の場合、発信者が70円、着信者が20円(90円
−70円=20円)負担することになる。また、設定条
件によっては着信者負担分の20円を細分化し、例えば
図4に示すように、発信者側が80円、着信者側が10
円を負担するようにしても良い。すなわち、変更によっ
て増加した通話料金は、全額もしくは一部を着信者側で
負担し、発信者側は着信先が変更されても、変更されな
かった場合の通話料金もしくはある加算分だけを負担す
ればよく、より公平感の高い、また、フレキシビリティ
(適応性)の高い課金が行える。
【0023】(b)選択着信課金方法 本分担課金方法は、特定番号によって着信先に接続され
た呼に関する通話料金を着信先で全額負担するか発信元
で全額負担するかの情報を、着信先ごとに予め指定して
制御局1に登録しておく、そして、上記(a)と同様に
して着信先に接続された呼に対し、この登録情報を用い
て、着信先ごとにどちらが全額負担するかを決定する方
法である。
【0024】この方法のイメージ図を図5に示す。この
方法によると、(a)で述べた受付先変更機能や広域代
表機能を利用して特定の着信先に接続された呼を、着信
者の指定(制御局への登録)により着信者側に全額課金
したり、発信者側に全額課金したりすることが可能とな
る。なお、着信先ごとの指定について、ある特定の時間
帯またはある特定の地域からの発信、あるいは予め登録
された電話番号からの発信という条件を基に発着いづれ
の側が全額負担するという付加条件のついた着信先を指
定することも可能である。着信者側で全額負担する場合
は、発信者側に、例えば、「電話料金は当方で全額負担
いたします」のようなガイダンスを送出することも可能
である。
【0025】(c)MBI値に基づいた分担課金方法 本分担課金方法は、予め着信者によって指定された通話
料金区域から発信された任意の特定番号を、着信者が指
定した任意の加入者電話番号に変換して接続して通話す
る場合、着信先の変更の有無に関係なく、着信者によっ
て制御局1に予め登録された特定のMBI値の範囲まで
の通話料を発信者側で負担し、残りの通話料を着信者側
で負担する方法である。ここで、着信者側は、任意の加
入者電話番号を指定登録しておくようにし、該電話番号
までの通話料金が、上記登録された特定のMBI値によ
り算出された通話料金以下の場合は、着信者が指定した
任意の加入者電話番号までの通話料金は全額発信者側で
負担するようにする。
【0026】この方法のイメージ図を図6に示す。即
ち、この方法によると、例えば、制御局1に特定のMB
I値としてMBI値1(3分/10円)を登録しておく
と、昼間3分以内の通話で20円の通話料金がかかった
場合、そのうちの10円を発信者側で負担し、残りの1
0円(20円−10円=10円)を着信者側で負担する
ことになる。この分担課金方法によると、発信者は、着
信者側の地域に関係なく一定の料金以下を負担すること
になるため、安心して通話をすることが可能になる。
【0027】以上説明した本実施形態例によれば、特定
番号によってダイヤルした場合、ネットワーク内の着信
者が予め登録した課金負担情報に基づいて発信者と着信
者間の分担課金を行うことにより、着信者がそれぞれ指
定した発信者及び対象区間において、着信者の指定した
課金負担条件で分担課金を行うことができる。即ち、着
信者の指定により、着信呼がルーティング接続された場
合の第一着信先と第二着信先との分担課金ができるた
め、発信者負担の通話料が不測に高額になることが防止
できる。
【0028】また、着信呼が(ある条件の基に)ルーテ
ィング接続された場合の任意の着信先を着信者課金に指
定できるため、例えば、電話回線を利用した通信販売シ
ステムにおいて、第一着信先の注文受付センタを発信者
側課金対象として指定し、第二着信先の商品完売後の受
付先、すなわち商品が売り切れた後の着信呼を着信側課
金対象とすることが可能となる。また、ある特定の通話
料金区域までの区間を発信者側に、残りの区間を着信者
側に分担課金することができるため、例えば、パソコン
通信およびインターネットにおけるアクセスポイントが
ない地域に住んでいる利用者の通話料金の負担を軽減す
ることが可能となる。更に、着信者に呼接続する前に課
金に関する情報(ガイダンス情報)を事前に発信者に通
知するため、発信者に対して通話料金が明確になり、安
心して通話をすることができるので、発信者が不測に高
額の通話料を負担する事態を回避できる。
【0029】
【発明の効果】上記発明によれば、特定番号を用いてダ
イヤルした場合、着信者が許容した通話料金区域からの
着信呼に対してのみ、着信者が指定した条件に基づいて
通話料金を分担することが可能になり、テレマーケティ
ングにおける販売促進、注文受付、顧客サービスなどの
分野において非常に有効である。また、前記特定番号呼
接続において、前記発信者と前記着信者との間で呼接続
される前に、課金に関する事前情報を前記発信者を収容
する加入者収容交換機に通知するとともに、該発信者に
対し、前記事前情報を伝えるガイダンスを送出するよう
にしても良い。これにより、発信者が予め課金に関する
情報を知り、安心して通話をすることができるので、発
信者が不測に高額の通話料を負担する事態を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例におけるシステム構成例
である。
【図2】 本発明の実施形態例における拠点分担課金方
法の動作フローチャートである。
【図3】 拠点分担課金の実施イメージ図(その1)で
ある。
【図4】 拠点分担課金の実施イメージ図(その2)で
ある。
【図5】 選択着信課金の実施イメージ図である。
【図6】 MBI値に基づいた分担課金の実施イメージ
図である。
【符号の説明】
1…制御局 2、3、3’…加入者収容交換機 4…共通線信号網 5…発信者側端末(電話機) 6、6’…着信者側端末(電話機) 7、8、8’…交換機2、3、3’の収容地域 9〜11、11’…回線 12、12’…中継回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中丸 浩一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発信端末と複数の着信端末を収容
    する複数の加入者収容交換機を備えるネツトワ−クにお
    いて、複数の通話料金区域の中から着信者により予め指
    定された区域から発信された、一般の加入者電話番号と
    は異なる特定番号に対する呼を、該着信者により予め指
    定された加入者電話番号で受信する特定番号呼接続にお
    ける分担課金方法であって、 前記特定番号呼接続における所定の通話料金に対する発
    信者および/または着信者の課金負担情報を設定して記
    憶し、 該記億された前記課金負担情報に基づき前記通話料金を
    前記発信者と前記着信者に分担課金することを特徴とす
    る分担課金方法。
  2. 【請求項2】 前記特定番号呼接続において、前記特定
    番号に対する呼の着信先が着信不可の場合にルーティン
    グ接続される第二の着信先が予め指定されており、 呼が第一の着信先ではなく前記第二着信先にルーティン
    グ接続された場合、 前記第二着信先までの通話料金が前記第一着信先までの
    通話料金より高くなる場合には、該第一着信先までの通
    話料金を前記発信者に課金し、 前記第二着信先までの通話料金から該第一着信先までの
    通話料金を差し引いた差額分の通話料金について、全額
    を前記着信者に課金するか、一部を前記着信者に課金し
    て残りを前記発信者に課金し、 前記第二着信先までの通話料金が前記第一着信先までの
    通話科金以下である場合には、該第二着信先までの通話
    料金を全額発信者に課金することを特徴とする請求項1
    記載の分担課金方法。
  3. 【請求項3】 前記差額分の通話料金に関する前記発信
    者と前記着信者との分担比率を、所定の時間帯における
    発信、もしくは所定の地域からの発信という条件に基づ
    いて設定する請求項2記載の分担課金方法。
  4. 【請求項4】 前記特定番号呼接続において、前記特定
    番号に対する呼の着信先が着信不可の場合にルーティン
    グ接続される第二の着信先が予め指定されており、 呼が第一の着信先ではなく前記第二着信先にルーティン
    グ接続された場合、該第二着信先までの通話料金を、前
    記課金負担情報に基づき、前記発信者または前記着信者
    のいずれか一方に課金することを特徴とする請求項1記
    載の分担課金方法。
  5. 【請求項5】 前記発信者または前記着信者のいずれに
    課金するかを、所定の時間帯における発信、所定の地域
    からの発信、もしくは、予め登録された所定の電話番号
    からの発信という条件に基づいて決定する請求項4記載
    の分担課金方法。
  6. 【請求項6】 前記特定番号呼接続において、各通話料
    金区域について、該区域を起点として距離別に同一通話
    料金とする複数の距離範囲が設定されており、 前記発信者の通話料金区域から、前記複数の距離範囲の
    うちの所定の距離範囲までの通話料金を前記発信者に課
    金し、前記予め指定された加入者電話番号までの通話料
    金から前記所定の距離範囲までの通話料金を差し引いた
    差額分の通話料金を前記着信者に課金し、 前記予め指定された加入者電話番号までの通話料金が前
    記所定の距離範囲までの通話料金以下である場合は、該
    加入者電話番号までの通話料金を全額発信者に課金する
    ことを特徴とする請求項1記載の分担課金方法。
  7. 【請求項7】 前記複数の距離範囲は、所定の金額で通
    話できる秒数を距離別に複数の段階に区分した結果に基
    づいて設定されていることを特徴とする請求項6記載の
    分担課金方法。
  8. 【請求項8】 前記特定番号呼接続において、前記発信
    者と前記着信者との間で呼接続される前に、課金に関す
    る事前情報を前記発信者を収容する加入者収容交換機に
    通知するとともに、該発信者に対し、前記事前情報を伝
    えるガイダンスを送出することを特徴とする請求項1〜
    7いずれかに記載の分担課金方法。
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