JP2002199109A - 交換接続における業者間回線の確保方式 - Google Patents

交換接続における業者間回線の確保方式

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JP2002199109A
JP2002199109A JP2000394255A JP2000394255A JP2002199109A JP 2002199109 A JP2002199109 A JP 2002199109A JP 2000394255 A JP2000394255 A JP 2000394255A JP 2000394255 A JP2000394255 A JP 2000394255A JP 2002199109 A JP2002199109 A JP 2002199109A
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JP2000394255A
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Tomohiro Murayama
朋寛 村山
Satoshi Tsuchiya
訓 土屋
Koji Uruma
康志 漆間
Kazuo Kariya
和夫 苅谷
Motoko Yoshihashi
素子 吉橋
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は加入者交換機から関門交換機を通って
他の通信業者の関門交換機に接続する業者間回線を介し
た特定番号への呼により発生する輻輳に対応するための
交換接続における業者間回線の確保方式に関し,特定番
号への呼が増大しても業者間回線を介した一般呼の接続
を確保することを目的とする。 【解決手段】加入者交換機に対し特定番号と規制量とか
らなる規制情報を指定し,該加入者交換機の加入者から
の呼が関門交換機に接続されると,加入者交換機から関
門交換機に対して送信される共通線信号のアドレス信号
の中に,一般呼か規制通過呼かを識別する表示する情報
を設定し,関門交換機はアドレス信号により呼が規制通
過呼であることを検出すると,業者間回線の中の規制通
過呼に使用する回線数または比率が予め決められた回線
数または比率以内となるよう業者間回線への接続制御を
行うよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交換接続における業
者間回線の確保方式に関する。
【0002】近年,複数の通信事業者の間の交換接続が
関門交換機(ゲートウエイスイッチ)を介した異業者間
の回線を介して行われている。また,コンサート等のイ
ベント開催等のチケット予約を特定番号(代表)で一斉
に受け付けることが多くなったが,ある通信事業者の加
入者交換機から異なる通信事業者の加入者交換機に収容
された特定番号への呼により輻輳が生じることが多く発
生する。
【0003】その場合,事業者間の回線の殆どが特定番
号への呼によって使用されることになって特定番号以外
の一般呼の接続が制限されてしまい,その改善が望まれ
ている。
【0004】
【従来の技術】図8は従来例の説明図である。図中,8
0はある通信事業者(以下,単に通信業者という)Xの
移動通信用の加入者交換機(またはLS階梯交換機と呼
ばれる)でありMLS(Mobile Line Switch)で表示
し,81は通信業者80と関門交換機82の間の回線,
82は通信業者Xの移動通信用の関門交換機(またはG
S階梯交換機と呼ばれる:Gateway Switch) でありMG
S(Mobile Gateway Switch)で表示, 83は通信業者X
と通信業者Yの各加入者間を接続するための業者間回
線,84は業者間回線83により関門交換機82と接続
された他の通信業者Yの関門交換機(またはGS階梯交
換機)でありIGS(Inter Gateway Switch )で表示,
85は関門交換機84と加入者交換機86間の回線,8
6は他の通信業者Yの加入者交換機(またはLS階梯交
換機)でありLS(Line Switch)で表示,87はイベン
ト開催等のチケット予約を受け付ける特定番号(代表)
の電話機である。なお,80,81は移動通信業者の交
換機であるが,有線の固定電話業者の加入者交換機であ
ってもよい。
【0005】通常は,通信業者Xの加入者交換機80の
加入者は他の通信業者Yの加入者交換機86に収容され
た加入者を宛先とする呼を発生すると,加入者交換機8
0,回線81,関門交換機82,業者間回線83,関門
交換機84,回線85,加入者交換機86を介して相手
加入者の電話機と接続されて通話をすることができる。
【0006】このような業者網において,通信業者Yの
加入者交換機86の特定番号(代表番号)の電話機87
でイベントの予約受付けを行う場合,チケット予約受付
を行う時間になると,多数の加入者交換機80及び86
からその特定番号(代表番号)の電話機87を宛先とす
る呼が一斉に発生する。その場合,通信業者Xに属する
各加入者交換機80の加入者から予約のための呼が多数
発生すると,業者間回線83が予約呼によって占有され
てしまい,一般呼が業者間回線83を使用する通話を行
うことができなくる。
【0007】これを防ぐため,従来は各加入者交換機8
0毎に,コマンドによりイベントの受付を行う電話機8
7の電話番号を規制対象の電話番号(これを規制電話番
号という)として指定すると共に規制量(例えば,規制
電話番号への呼の中でこの規制量を越えると接続が禁止
される量)を指定することにより対応していた。このよ
うに,発信側の加入者交換機内において,規制処理を行
う技術は,例えば,特開平3−214951号公報や,
特開2000−78635号公報等にも開示されてい
る。
【0008】このように発信側の加入者交換機80にお
いて規制をかけた場合,発信側の加入者交換機80の段
階において一般呼がかかりにくくなるということはな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記,従来の発信側の
加入者交換機で規制をかけた場合,各加入者交換機にお
ける一般呼の接続は確保できるが,関門交換機82(中
継系)側は,複数の加入者交換機80からそれぞれで規
制されているが規制量以下の呼(加入者交換機を通過し
た規制呼)が着信するので,このような規制通過呼のト
ラヒックが増大すると,関門交換機82では各加入者交
換機80からの呼を全て同等に扱うため,一般呼に使用
できる業者間回線数が少なくなってしまい,業者間回線
を介した一般呼がかかりにくくなるという問題があっ
た。また,関門交換機に同様の規制を行う場合でも,同
様の問題が発生する。
【0010】本発明は各加入者交換機に対し特定番号へ
の接続を規制しても関門交換機を通って業者間回線を介
した特定番号への呼が増大した時に,業者間回線を介し
た一般呼の接続を確保することができる交換接続におけ
る業者間回線の確保方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
を示す図である。図中,1は加入者交換機,2は加入者
交換機と関門交換機3の間の通話回線,3は関門交換
機,4は業者間回線(n回線とする),5は加入者交換
機1と関門交換機3の間で共通線信号方式により信号が
送受信される共通線である。加入者交換機1内の1aは
従来技術と同様に加入者交換機1に対し設定された規制
情報(規制対象の電話番号と規制量とからなる),1b
は共通線信号の中の一つの信号であるアドレス信号(I
AM信号と呼ばれる:Initial Address Message)を発生
するアドレス信号発生部である。関門交換機3内の3a
は,コマンドによりこの関門交換機3に対して設定され
る規制情報であり,一般呼,規制呼に対して業者間回線
4を使用できる最大・最小の回線数または業者間回線の
全体(n個)に対する規制呼と一般呼に対して割り当て
られる最大・最小の割合(%)の指定,及び変動量(ト
ラフィックが予め設定したしきい値より少なくなった時
に,最大回線数(または最大割合)から低減させる量
(回線数または割合)等により構成される。3bは業者
間回線接続部である。また,50は共通線信号方式にお
いて使用されているアドレス信号(IAM信号)の構成
を示し,50aは選択数字,50bは選択数字数,50
cは呼種別表示,50dは発呼者種別,50e,50f
はヘッダ1,2,50gはラベルを表す。
【0012】加入者交換機1には予めイベント等の予約
券の申込みを受付ける電話番号について規制量(割合)
を含む規制情報1aが設定されている(規制情報には日
時等を含む場合もある)。加入者交換機1は加入者から
の呼の中の規制対象の相手への呼(以下,これを規制呼
という)であっても設定された規制量以内である場合に
は,その規制呼に対し回線2を割り当てて関門交換機3
との接続を許容する。本発明は,この規制呼が関門交換
機3と接続した時,共通線信号のアドレス信号発生部1
bから,関門交換機3へ送るための公知のフォーマット
のアドレス信号50を発生する時,その中の発呼者種別
50dとして,「規制通過呼」の種別を新たに設けて,
この種別を関門交換機3へ通知するようにした。
【0013】関門交換機3には予め,一般呼,規制呼に
対して業者間回線4を使用できる規制値(最大・最小の
回線数または最大・最小の割合)や,トラフィックの減
少に対応した規制値の変動量が規制情報3aに設定され
ており,業者間回線接続部3bは共通線信号5からのア
ドレス信号50を受け取ると,その中の発呼者種別50
dの中に規制通過呼という種別が検出されると,規制情
報3aと現在の業者間回線4の規制呼と一般呼による使
用状況を参照して,規制による制限を超えると業者間回
線4の使用を禁止するという,一般呼と規制通過呼の識
別による呼制御を行うことができる。これにより,イベ
ントの予約の受付時間と同時に規制通過呼により業者間
回線4が専有されるという問題を解決することができ
る。また,関門交換機3は,予めトラフィック量のしき
い値を予め設定しておくことで,規制情報3aに設定さ
れ変動量により規制呼に対して割当られた回線数(また
は割合)を低減させるという制御を行うことが可能とな
る。
【0014】図2は関門交換機における業者間回線の回
線数による規制値設定の例である。図中,1〜4は上記
図1の同じ符号の各部と同じであり,1〜3はAという
通信業者の網であり,符号1’〜3’は,それぞれの名
称は1〜3と同じであるが,通信業者は1〜3とは異な
る別のBという通信業者である。
【0015】この図2の例は,業者間回線の総数がn個
の場合に,一般呼に対して使用が可能な一般呼回線数
(最大回線数)をm1,規制呼に対して使用が可能な規
制呼回線数(最大回線数)をm2とした場合であり,m
1+m2=nである。このようにして,複数の加入者交
換機1のそれぞれから多数の規制呼が発生しても関門交
換機3において,指定された最大回線数(割合)を超え
て業者間回線を規制呼に割り当てることはない。
【0016】
【発明の実施の形態】図3,図4は本発明が実施される
交換機のブロック構成の例であり,図3は加入者交換機
のブロック構成例,図4は関門交換機のブロック構成例
を示す。
【0017】図3の加入者交換機(LS)1において,
10は着信信号分析部,11は共通線信号の信号編集部
である。この図には交換機のスイッチ機構等は図示省略
されている。図4の関門交換機(GS)3において,3
0はコマンド制御部,31は業者間回線を制御する中継
線制御部,32は信号分析部,33はトラヒック分析
部,34はしきい値チェック部,35は使用回線比率変
更部,36は輻輳処理部,37は接続処理部である。
【0018】加入者交換機1には複数の加入者が収容さ
れ,加入者からの発呼に対して着信信号分析部10にお
いて接続先の情報を分析する。加入者交換機1には図示
省略されているが,上記図1と同様に他の通信業者の加
入者交換機の特定番号を規制対象とし,その規制量(例
えば,特定番号を宛先とする呼の50%だけ通過させ
る)を含めた規制情報(図2では図示省略)が設定され
ており,相手が規制呼であって,且つ規制量の範囲内で
あると,関門交換機3への回線2を捕捉し,共通線信号
の信号編集部11を駆動して共通線信号のアドレス信号
の編集を行い,上記図1に示すフォーマットで,その中
の発呼者種別50dとして「規制通過呼」を設定して共
通線信号で送信する。
【0019】関門交換機3では,コマンド制御部30に
は予め操作者により上記図1で説明したような規制情報
として一般呼と規制呼のそれぞれについて使用回線数
(最大・最小)または割合(最大・最小)と変動量が設
定されており,中継線制御部31はコマンドや使用回線
比率変更部35の結果を受けて,業者間回線の接続処理
を行う接続処理部37を制御する。加入者交換機1から
共通線信号により送られてきた回線2を捕捉した呼に対
応したアドレス信号を信号分析部32で分析し,規制通
過呼か一般呼かを識別し,規制通過呼であればコマンド
による規制値に従って業者間回線の使用が可能かの制御
を行い,トラヒック分析部33は現在の業者間回線のト
ラヒックを分析し,輻輳状態の場合は輻輳処理部36で
輻輳処理を行ない,しきい値チェック部34はトラヒッ
クが予め設定したしきい値を越えたか否かを判別し,し
きい値より低いと使用回線比率変更部35はコマンドで
設定した変動量だけ比率を変更(低減)する。なお,変
動量として回線数が設定されている時は使用回線比率変
動部35で比率を変更する代わりに,回線数を変更して
も良い。接続処理部37は中継線制御部31からの業者
間回線を介する接続が許容された時に呼に対して業者間
回線による接続を行う。
【0020】本発明による業者間回線の確保方式のため
の制御方法として複数の接続制御の処理方法があり,図
5乃至図7に示す実施例1乃至実施例3の処理フローと
して示し,図5乃至図7の各図において,1は加入者交
換機,3は関門交換機,4は業者間回線を表す。
【0021】最初に図5に示す実施例1の処理フローを
説明する。この実施例1では関門交換機3には規制呼と
一般呼に対する業者間回線の割当比率を指定する規制コ
マンドを指定する必要がないが,本発明による規制通過
呼に対してトラヒックのしきい値(輻輳状態と判断する
基準のトラヒック量)を変化させて,「一般呼」の回線
数を確保する方法である。また,トラヒックのしきい値
の変動量は,コマンドではなく関門交換機の方式データ
等で予め設定しておく。
【0022】まず,加入者交換機1に対して規制コマン
ドを投入する(図5のS1)。この場合の規制の内容と
して,業者間回線を介した他の通信業者の特定番号を指
定し,この特定番号への呼(規制呼)と業者間回線を介
した一般呼に対して当該加入者交換機1を通過すること
ができる比率(または回線数)を設定する。例えば,一
般呼を40%,規制呼を60%とする。この後,一般呼
または規制呼が発生すると(図5のS2),加入者交換
機1の呼の状態が,規制呼に対して設定された比率を超
えて,あふれ状態か否かの判別をし(図5のS2),あ
ふれの場合はトーキを発呼加入者に送出する接続を行っ
て相手へ接続できない旨を通知し,あふれでない場合
は,一般呼または規制通過呼について,関門交換機3へ
の共通線信号のアドレス信号(AIM信号)の中の発呼
者種別(図1の50d)に一般呼の場合は「一般呼」,
規制を通過した呼の場合は「規制通過呼」の表示を設定
して,共通線信号により関門交換機3へ通知する。
【0023】関門交換機3では,アドレス信号の中の呼
種(発呼者種別)を識別し(図5のS5),規制通過呼
である場合は対象となる呼が入ってきた時のトラヒック
量をチェックする(同S6)。トラヒック量が設定した
範囲(最大値αとする)をオーバしていたら輻輳通知を
加入者交換機1へ送り,加入者交換機1からトーキによ
り発呼加入者に対し輻輳により接続できない旨を通知
し,範囲内の場合はステップS7へ移行する。上記ステ
ップS5において発呼者種別が一般呼であることが分か
った場合,及び規制通過呼であってステップS6のチェ
ックにおいてトラヒック量が設定範囲内であった場合
は,業者間回線に空きがあるかの判別が行われる(同S
7)。空きが無い場合は上記のS6のオーバの場合と同
様に輻輳通知を加入者交換機1へ送られ,トーキにより
加入者への通知が行われる。空きが有った場合は,対象
となる呼(規制通過呼)の過去の一定時間範囲内でのト
ラヒック量が上記の設定した範囲(α)をオーバしてい
たことが無いか判別する(図5のS8)。ここで,オー
バしていたことが無いと判別されると,業者間回線4へ
の接続を行い,オーバしていたことがある場合,トラヒ
ックしきい値(α)を変更(減少)させて(図5のS
9),業者間回線4への接続を行う。
【0024】具体的な例で,過去の一定時間が例えば5
分間のトラヒック量を調べ,もししきい値を越えている
経緯があれば,しきい値の変更は行わない。また,越え
た経緯がなければ,しきい値の変更を行う。
【0025】このように実施例1によれば,発呼者種別
が規制通過呼の場合は,トラヒック量が設定範囲をオー
バしていると輻輳通知されて,その発呼者は業者間回線
を介した特定番号への接続ができないが,トラヒックが
設定範囲以下であれば業者間回線に空きがあると接続が
許容される。
【0026】次に図6に示す実施例2の処理フローを説
明する。この実施例2でも,加入者交換機1に対して規
制コマンドを投入する(図5のS1)。この規制コマン
ドの内容は上記図5の実施例1の場合と同様に,業者間
回線を介した特定番号への規制呼と業者間回線を介した
一般呼に対して当該加入者交換機1を通過することがで
きる比率(または回線数)を設定する。上記実施例1と
違って,関門交換機3に対しては保守者により規制コマ
ンドが投入される(図6のS2)。この例では,業者間
回線全体の中で一般呼と規制通過呼に割り当てる回線の
数として,規制通過呼に対して割当て可能な最大回線数
(及び最小回線数),一般呼に対して割当て可能な最大
回線数(及び最小回線数),及び変動量(トラヒックの
変動により最大使用回線数を増減させる量)をコマンド
で指定する。
【0027】加入者交換機1において一般呼または規制
呼が発生すると(図6のS3),加入者交換機1の呼の
状態が,規制呼に対して設定された比率を超えて,あふ
れ状態か否かの判別をし(図6のS4),あふれの場合
はトーキを発呼加入者に送出する接続を行って相手へ接
続できない旨を通知し,あふれでない場合は,一般呼ま
たは規制通過呼について,関門交換機3への共通線信号
のアドレス信号(AIM信号)の中の発呼者種別に,一
般呼の場合「一般呼」,規制を通過した呼の場合「規制
通過呼」の表示を設定し(同S5),共通線信号により
関門交換機3へ通知する。これを受けた関門交換機3で
は,上記図5の実施例1のS5〜S8と同様のS6〜S
9の処理が実行され,説明は省略する。そして,図6の
ステップS9において,過去一定時間内にトラヒックし
きい値のオーバが無いか判別して,オーバしていた場合
は規制通過呼に対して設定された最大回線数を変更(増
加)し(図6のS10),オーバしていない場合は,規
制通過呼に対して設定された最大回線数を変更(減少)
させて(同S11),S10,S11の処理の後,当該
呼を業者間回線に接続する。
【0028】この実施例2では,トラヒックがしきい値
を越えるか否かによりコマンドで指定された変動量だ
け,規制通過呼の使用回線数を増減させて,一般呼の回
線数を確保するものである。
【0029】図7は実施例3の処理フローである。この
実施例3でも,上記図6の実施例2の場合と同様(図6
のS1)の加入者交換機1に対して規制コマンドを投入
し(図7のS1),関門交換機3に対しても実施例2と
同様(図6のS2)の保守者による規制通過呼,一般呼
の回線数及び変動量を含む規制コマンドが投入される
(図6のS2)。
【0030】この後,実施例2と同様に一般呼または規
制呼が発生すると(図7のS3),上記実施例2(図
6)と同様に規制呼のあふれ状態か否かの判別をし(図
7のS4),あふれの場合はトーキによる加入者への接
続できない旨の通知を行い,あふれでない場合は,関門
交換機3への共通線信号のアドレス信号(AIM信号)
の中の発呼者種別に,一般呼の場合「一般呼」,規制を
通過した呼の場合「規制通過呼」の表示を設定し(図7
のS5),共通線信号により関門交換機3へ通知する。
【0031】関門交換機3では,この共通線信号による
アドレス信号を受け取ると,その中の発呼者種別を識別
し(図7のS6),規制通過呼である場合は現在の規制
通過呼総呼数をチェックし(同S7),予め規制通過呼
に対し上記設定された最大回線数(上記S2により設定
された回線比率に対応する最大回線数)を越えていると
接続拒否を加入者交換機1に指示し,加入者交換機1か
ら発呼加入者にトーキで通知が行われる。最大回線数の
範囲内の場合は,現在のトラヒックが予め設定されたし
きい値を越えたかチェックする(同S8)。しきい値
は,現在の最大回線数に対して一定比率(例えば,90
%)を乗算した回線数であり,最大回線数の初期値が1
00回線の場合,しきい値は90回線となる。
【0032】しきい値をオーバ(輻輳状態)した場合
は,後述するステップS12に移行し,オーバしていな
い場合は,「規制通過呼」について設定した最大回線数
を上記で設定した変動量だけ変更(減少)させる(同S
9)。最大回線数が100で変動量を5回線に設定した
場合,100−5=95(回線)になる。続いて,「一
般呼」の最大回線数を変動量だけ変更(増加)させ(図
7のS10),規制通過呼のしきい値を変更して(同S
11),S8に戻る。そのサイクルでは,最大回線数は
95回線で,しきい値は95×0.9=85.5≒85
となり,図7のS8におけるしきい値チェックに使用す
るしきい値は,S8〜S11のループ処理により変化
(低減)して,しきい値<規制通過呼になると,S12
により業者間回線へ接続するための処理に移行する。
【0033】上記ステップS6において一般呼であると
判別されると,現在の一般呼の総個数をチェックし(図
7のS13),設定された一般呼の最大回線数を越えて
いると,この一般呼の接続拒否を加入者交換機1に通知
し,最大回線数を越えない場合は,現在のトラヒックが
予め設定されたしきい値を越えたかチェックする(同S
14)。この場合のしきい値も,例えば一般呼の最大回
線数の90%とする。しきい値をオーバした場合は,ス
テップS12に移行する。ステップS12では,業者間
回線に空きがあるか判別して,空きがあると業者間回線
に当該呼を接続し,空きがない場合は当該業者間回線を
介する呼の接続拒否を加入者交換機1に対して通知し,
加入者交換機1からトーキが加入者に送られる。S14
において,しきい値をオーバしていない場合は,「一般
呼」について設定された最大回線数を上記で設定した変
動量だけ変更(減少)させ(図7のS15),「規制通
過呼」の設定された最大回線数を設定された変動量だけ
変更(増加)させる(同S16)。続いて,しきい値の
変更を行い(図7のS17),S14に戻る。
【0034】この実施例3によれば,規制通過呼のトラ
ヒック増減で,規制通過呼と一般呼の使用可能回線数を
変更させると共に,一般呼のトラヒックの増減でも規制
通過呼と一般呼の使用可能回線数を変更することがで
き,呼の分布の変化に応じてきめ細かな制御が可能とな
る。
【0035】(付記1)加入者交換機から関門交換機を
通って他の通信業者の関門交換機に接続する業者間回線
を介して該他の通信業者の特定番号への呼により発生す
る輻輳に対応するための交換接続における業者間回線の
確保方式において,前記加入者交換機に対し前記特定番
号と規制量とからなる規制情報を指定し,該加入者交換
機の加入者からの呼が前記関門交換機に接続されると,
前記加入者交換機から前記関門交換機に対して送信され
る共通線信号のアドレス信号の中に,一般呼か規制通過
呼かを識別する情報を設定し,前記関門交換機は前記ア
ドレス信号により呼が規制通過呼であることを検出する
と,前記業者間回線の中の規制通過呼に使用する回線数
または比率が予め決められた回線数または比率以内とな
るよう業者間回線への接続制御を行うことを特徴とする
交換接続における業者間回線の確保方式。
【0036】(付記2)付記1において,前記関門交換
機に対して予めコマンドにより規制通過呼と一般呼の一
方または両方に対して使用可能な最大回線数と最小回線
数を設定することにより関門交換機において規制通過呼
及び一般呼に対する業者間回線を介する接続制御を行う
ことを特徴とする交換接続における業者間回線の確保方
式。
【0037】(付記3)付記1において,前記関門交換
機に対して予めコマンドにより規制通過呼と一般呼の一
方または両方に対して業者間回線全体の中でそれぞれに
使用可能な最大比率を設定することにより関門交換機に
おいて規制通過呼及び一般呼に対する業者間回線を介す
る接続制御を行うことを特徴とする交換接続における業
者間回線の確保方式。
【0038】(付記4)付記2または3のいずれかにお
いて,前記規制通過呼と一般呼に対して設定された業者
間回線を使用可能として設定された数値は,当該関門交
換機におけるトラヒックの状態の変化に応じて増減する
ことを特徴とする交換接続における業者間回線の確保方
式。
【0039】(付記5)付記2において,前記コマンド
により,規制通過呼と一般呼の一方または両方に対して
設定する使用可能な業者間回線数と共に,トラヒックの
増減に応じて前記設定した回線数を変動させる変動量を
設定することを特徴とする交換接続における業者間回線
の確保方式。
【0040】(付記6)付記3において,前記コマンド
により,規制通過呼と一般呼に一方または両方に対して
設定する使用可能な比率と共に,トラヒックの増減に応
じて前記設定した比率を変動させる変動量を設定するこ
とを特徴とする交換接続における業者間回線の確保方
式。
【0041】(付記7)付記5または6のいずれかにお
いて,前記関門交換機は,トラヒックが予め設定された
しきい値より少ないと前記設定された使用可能な回線数
を前記設定された変動量だけ増加または減少させること
を特徴とする交換接続における業者間回線の確保方式。
【0042】
【発明の効果】本発明によればトラヒック規制では加入
者交換機で規制通過呼のトラヒックが増加した場合関門
交換機で一般呼の業者間回線捕捉が困難になるという事
態の発生を防止することができる。そして,規制通過呼
のトラヒックが増大した場合でも,一般呼の通話を保証
することができる。
【0043】また,トラヒックの増大により確保した回
線以上に呼が入ってきた場合は,発呼加入者へ規制の通
知を行うことで不完全呼の減少と関門交換機での処理の
負担を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示す図である。
【図2】関門交換機における業者間回線の回線数による
規制値設定の例を示す図である。
【図3】加入者交換機のブロック構成例を示す図であ
る。
【図4】関門交換機のブロック構成例を示す図である。
【図5】実施例1の処理フローを示す図である。
【図6】実施例2の処理フローを示す図である。
【図7】実施例3の処理フローを示す図である。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 加入者交換機 1a 規制情報 1b アドレス(IAM)信号発生部 2 通話回線 3 関門交換機 3a 規制情報 3b 業者間回線接続部 4 業者間回線(n回線とする) 5 共通線 50 アドレス(IAM)信号 50a 選択数字 50b 選択数字数 50c 呼種別表示 50d 発呼者種別 50e ヘッダ1 50f ヘッダ2 50g ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 漆間 康志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 苅谷 和夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 吉橋 素子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K051 AA01 BB01 CC01 EE01 FF03 FF11 FF22 FF23 FF24 HH03 HH17 HH18 HH26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者交換機から関門交換機を通って他
    の通信業者の関門交換機に接続する業者間回線を介して
    該他の通信業者の特定番号への呼により発生する輻輳に
    対応するための交換接続における業者間回線の確保方式
    において,前記加入者交換機に対し前記特定番号と規制
    量とからなる規制情報を指定し,該加入者交換機の加入
    者からの呼が前記関門交換機に接続されると,前記加入
    者交換機から前記関門交換機に対して送信される共通線
    信号のアドレス信号の中に,一般呼か前記特定番号への
    規制通過呼かを識別する情報を設定し,前記関門交換機
    は前記アドレス信号により呼が規制通過呼であることを
    検出すると,前記業者間回線の中の規制通過呼に使用す
    る回線数または比率が予め決められた回線数または比率
    以内となるよう業者間回線への接続制御を行うことを特
    徴とする交換接続における業者間回線の確保方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記関門交換機に対
    して予めコマンドにより規制通過呼と一般呼の一方また
    は両方に対して使用可能な最大回線数と最小回線数を設
    定することにより関門交換機において規制通過呼及び一
    般呼に対する業者間回線を介する接続制御を行うことを
    特徴とする交換接続における業者間回線の確保方式。
  3. 【請求項3】 請求項1において,前記関門交換機に対
    して予めコマンドにより規制通過呼と一般呼の一方また
    は両方に対して業者間回線全体の中でそれぞれに使用可
    能な最大比率を設定することにより関門交換機において
    規制通過呼及び一般呼に対する業者間回線を介する接続
    制御を行うことを特徴とする交換接続における業者間回
    線の確保方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3のいずれかにおいて,
    前記規制通過呼と一般呼に対して設定された業者間回線
    を使用可能として設定された数値は,当該関門交換機に
    おけるトラヒックの状態の変化に応じて増減することを
    特徴とする交換接続における業者間回線の確保方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8676057B2 (en) 2009-03-18 2014-03-18 Nec Corporation Optical transmission device, operational wavelength number restricting method, and program

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