JPH0628381A

JPH0628381A - 自動券売機

Info

Publication number: JPH0628381A
Application number: JP20452492A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Rikuta; 正明陸田; Takashi Nagaoka; 孝士長岡
Original assignee: Hitachi Ltd; Chubu Hitachi Electric Co Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd; Chubu Hitachi Electric Co Ltd
Priority date: 1992-07-08
Filing date: 1992-07-08
Publication date: 1994-02-04

Abstract

(57)【要約】【目的】自動券売機において、利用者が指定席券の発
行を無料で受けられる券種の券を所持している場合、利
用者自身の操作で座席予約ができるようにする。【構成】自動券売機に、指定席回数券が挿入されたと
き回数券に記録された情報を読取る読取りエンコード部
８と、回数券に記録された情報中の指定席予約の有無等
の情報を解析する指定席予約情報解折部９と、回数券に
指定券発行済を印字するための発行済券印字制御部７
と、回数券に記録された情報中に指定席の予約済情報を
書込むための指定席予約情報書込み制御部１０を設け、
前記解折部９の解析結果が指定席予約無しのとき、利用
者による入力に基づき、予約センター１５と交信して指
定席情報を受け、指定席券を無料で発行し、前記制御部
７の制御により回数券に指定券発行済を印字し、かつ前
記制御部１０の制御により回数券に記録された情報中に
指定席の予約済情報を書込み、回数券を返却する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、利用者が操作すること
により料金なしの指定席券を発行する自動券売機に関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、自動券売機としては、利用者が自
ら操作して現金を投入することで乗車券付指定席券を販
売する自動券売機があり、このような自動券売機につい
ては特開昭５４−７０９００号に記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では指定
席券は、乗車券付指定席券しか発行できなかった。この
ため、予め指定席券の料金が支払われている回数券など
の指定席券無料引換券により料金なし指定席券の発行を
受けるとき、利用者はいちいち料金なしの指定席券の発
行可能な場所（予約販売窓口）に出向かなければならな
いという煩わしさがあった。本発明の目的は、上記従来
技術の問題点を解決し、回数券等の指定席券無料引換券
を挿入することより料金なしの指定席券を容易に発行で
きる自動券売機を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、自動券売機に、指定席券無料引換券に記録された情
報を読取る磁気読取りエンコード部と、前記引換券に記
録された情報の中の指定席予約の有無等を解析する指定
席予約情報解析部と、前記引換券に指定券発行済を印字
するための発行済券印字制御部と、前記引換券に記録さ
れた情報の中に指定席の予約済情報を書込むための指定
予約情報書込み制御部を設け、前記引換券に記録された
情報として指定席の予約の有無を定義した指定席予約情
報を設けることにより、指定席券の発行を無料で受けら
れる指定席券無料引換券を自動券売機に挿入し、該引換
券に指定席の予約無しの情報が記録されているとき、利
用者の入力により料金なしの指定席券の発行を可能とし
た。

【０００５】

【作用】指定席券無料引換券が挿入されたとき、該引換
券に記録された情報を読み取る読取りエンコード部で読
み取り、読み取り結果を指定席予約情報解折部で解析
し、指定席予約無しのとき、利用者の操作により入力さ
れた入力情報に基づき予約センターとの交信が行なわ
れ、指定席情報を受信することにより指定席券が無料で
発行される。そして、指定席券が発行されると、引換券
に指定券発行済が印字され、かつ引換券に記録された情
報中に指定席の予約済情報が書き込まれ、引換券は返却
される。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。図１は、本発明の自動券売機の構成を示す
ブロック図である。自動券売機１には、ディスプレイ
２、該ディスプレイ２上に入力エリアが重なるように置
かれたタッチパネル３、用紙供給部４、発券印字部５、
磁気書込みエンコード部（磁気書込み部に相当する）
６、発行済券印字制御部７、磁気読取りエンコード部
（磁気読取り部に相当する）８、指定席予約情報解析部
９、指定席予約情報書込み制御部１０、紙幣計数機１
１、コイン計数機１２、制御部１３、そして回線制御部
１４が設けられる。

【０００７】ディスプレイ２は利用者へのガイダンス表
示、利用者が入力した情報の表示等を行なう。タッチパ
ネル３は利用者が操作して情報を入力するためのもので
ある。用紙供給部４は指定席券，乗車券等の切符となる
用紙を供給する。発券印字部５は用紙供給部４から供給
された用紙に切符の内容を印字し、また、挿入口（図示
省略）から挿入された指定席券の発行を無料で受けられ
る指定席券無料引換券である指定席回数券に所定の印字
をする。磁気書込みエンコード部６は発行する指定券の
磁気記録領域に指定券情報を書き込み、また、指定席回
数券に所定の情報を書き込む。発行済券印字制御部７は
指定券発行済の指定席回数券に発券印字部５で指定席発
行済を印字するための制御部である。磁気読取りエンコ
ード部８は指定席回数券の磁気記録領域から情報を読み
取る。指定席予約情報解析部９は指定席回数券から読み
取られた指定席予約の有無等の情報を解析する。指定席
予約情報書込み制御部１０は指定席回数券の磁気記録領
域に指定席の予約済情報を書込むための制御部である。
紙幣計数機１１とコイン計数機１２は代金決済が必要と
なる切符の発行の場合に用いられるものである。制御部
１３は上記各構成要素を制御するマイクロプロセッサお
よびプログラム、データ等を記憶部からなる。回線制御
部１４は通信回線を介して制御部１３と予約センター１
５を接続するものである。

【０００８】このように構成された自動券売機１におい
て、利用者が指定席回数券を自動券売機に挿入すること
により、自動券売機が料金なしの指定券を発行する場合
について以下、図２、図３、図４を用いて説明する。図
２は、料金なしの指定券を発行するときの自動券売機１
における処理のフローチャートであり、図３は、回数券
の磁気記録領域および該領域に記録された磁気情報を示
す図である。図４は、指定券発行済と印字された回数券
の例を示す図である。

【０００９】まず、利用者がディスプレイ２に表示され
たガイダンスにしたがいタッチパネルにより回数券挿入
許可キーの押下を行なう。次に利用者は、自動券売機１
の挿入口に指定席回数券の挿入を行なう。そして、指定
席回数券が挿入されると磁気読取りエンコード部８で、
図３に示す指定席回数券の磁気記録領域３１の磁気情報
３２を読取り制御部１３の記憶部に記憶する。指定席予
約情報解析部９では、記憶された磁気情報３２の解析を
行ない、まず指定券付券種かどうかの判定を行ない、指
定券付券種でない（ビット＝０）と判定したとき、この
判定を受けて制御部１３はディスプレイ２に“本券では
指定券の発行はできません”を表示し、指定席回数券を
排出して処理を終了する。指定券付券種で有る（ビット
＝１）と判定した場合には、次に指定席予約がされてい
るかどうかの判定を行ない、指定席予約有り（ビット＝
１）と判定したとき、この判定を受けて制御部１３はデ
ィスプレイ２に“指定席予約済です”を表示し、指定席
回数券を排出して処理を終了する。指定席予約無し（ビ
ット＝０）と判定したとき、この判定を受けて制御部１
３はディスプレイ２に“指定席予約をして下さい”を表
示する。そこで表示に従い利用者は、タッチパネル３に
より料金なしの指定券を発行するのに必要な、乗車駅、
降車駅、列車名、時刻等の情報の入力操作を行なう。そ
して、制御部１３は入力された情報を記憶部に記憶し、
回線制御部１４を介して予約センター１５に対し、発券
要求デ−タを送信する。予約センター１５からの回答を
制御部１３は回線制御部１４を介して受信する。次に、
制御部１３は用紙供給部４を起動して用紙を発券印字部
５に供給し、発券印字部５により用紙上に予約センター
１５からの回答に基づき印字を行ない、さらに磁気書込
みエンコード部６により用紙の磁気記録領域に前記回答
に基づく記録を行ない、料金なしの指定券を作成し発行
する。

【００１０】料金なしの指定券発行が終了した後、制御
部１３は指定席予約情報書込み制御部１０および磁気書
込みエンコード部６により挿入済の指定席回数券の磁気
記録領域内の磁気情報である指定席予約情報としてビッ
ト１（予約有）を書込み、さらに、発行済券印字制御部
７および発券印字部５により指定席回数券に“指定席発
行済”４１を印字し（図４）、指定席回数券を排出して
処理を終了する。

【００１１】上記実施例は、予め指定席券の料金が支払
われている磁気記録領域を有する回数券等を挿入して料
金なしの指定席券を発行するために本発明を適用したも
のであるが、情報量を大量に格納でき、回数券、乗車
券、定期券等、種々の用途に共用できるＩＣカ−ドを挿
入して料金なしの指定席券を発行するために本発明を適
用することができる。

【００１２】

【発明の効果】本発明によれば、自動券売機に料金なし
の指定席券発行機能を持たせたことにより、予め指定席
料金が支払われた回数券等により利用者が窓口に行かな
くても利用者自身の操作で座席予約が行なわれ、指定席
券を求めることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の自動券売機の構成を示すブロック図で
ある。

【図２】実施例の自動券売機における処理のフローチャ
ートを示す図である。

【図３】回数券の磁気記録領域および該領域に記録され
た磁気情報を示す図である。

【図４】指定券発行済と印字された回数券の例を示す図
である。

【符号の説明】

１自動券売機２ディスプレイ３タッチパネル４用紙供給部５発券印字部６磁気書込みエンコード部７発行済券印字制御部８磁気読取りエンコード部９指定席予約情報解析部１０指定席予約情報書込み制御部１１紙幣計数機１２コイン計数機１３制御部１４回線制御部１５予約センター３１回数券磁気記録領域３２磁気情報４１指定席発行済印字回数券

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】予約センターに接続され、利用者が自ら
操作して座席指定切符を購入する自動券売機において、指定席券の発行を無料で受けられる指定席券無料引換券
が挿入されたとき、該引換券に記録された情報を読み取
る読取りエンコード部と、前記引換券に記録された情報中の指定席予約の有無等の
情報を解析する指定席予約情報解折部と、前記引換券に指定券発行済を印字するための発行済券印
字制御部と、前記引換券に記録された情報中に指定席の予約済情報を
書き込むための指定席予約情報書込み制御部を設け、前記指定席予約情報解折部の解析結果が指定席予約無し
のとき、利用者の操作により入力された入力情報に基づ
き、予約センターから指定席情報を受け、指定席券を発
行すると共に、前記発行済券印字制御部の制御により前
記引換券に指定券発行済を印字し、かつ前記指定席予約
情報書込み制御部の制御により前記引換券に記録された
情報中に指定席の予約済情報を書き込み、該引換券を返
却するよう構成したことを特徴とする自動券売機。
【請求項２】請求項１記載の自動券売機において、指
定席券無料引換券に磁気記録領域を設けたことを特徴と
する自動券売機。
【請求項３】予約センターに接続され、利用者が自ら
操作して座席指定切符を購入する自動券売機において、指定席券の発行を無料で受けられる指定席券無料引換Ｉ
Ｃカードが挿入されたとき、該引換ＩＣカードに記録さ
れた情報を読み取る読取りエンコード部と、前記引換ＩＣカードに記録された情報中の指定席予約の
有無等の情報を解析する指定席予約情報解折部と、前記引換ＩＣカードに記録された情報中に指定席の予約
済情報を書き込むための指定席予約情報書込み制御部を
設け、前記指定席予約情報解折部の解析結果が指定席予約無し
のとき、利用者の操作により入力された入力情報に基づ
き、予約センターから指定席情報を受け、指定席券を発
行すると共に、前記指定席予約情報書込み制御部の制御
により前記引換ＩＣカードに記録された情報中に指定席
の予約済情報を書き込み、該引換ＩＣカードを返却する
よう構成したことを特徴とする自動券売機。