JPH0692197B2 - 磁気カードのデータ保護方式 - Google Patents

磁気カードのデータ保護方式

Info

Publication number
JPH0692197B2
JPH0692197B2 JP63259097A JP25909788A JPH0692197B2 JP H0692197 B2 JPH0692197 B2 JP H0692197B2 JP 63259097 A JP63259097 A JP 63259097A JP 25909788 A JP25909788 A JP 25909788A JP H0692197 B2 JPH0692197 B2 JP H0692197B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
data
card
variable data
magnetic card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63259097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02105985A (ja
Inventor
清昭 滝口
Original Assignee
日本カードセンター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本カードセンター株式会社 filed Critical 日本カードセンター株式会社
Priority to JP63259097A priority Critical patent/JPH0692197B2/ja
Publication of JPH02105985A publication Critical patent/JPH02105985A/ja
Publication of JPH0692197B2 publication Critical patent/JPH0692197B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変データを磁気記録した磁気カードにより、
情報を繰り返し記録することができる磁気カード記録シ
ステムに関し、特に磁気カードに記録した可変データを
簡単に改ざんできないようにして可変データの保護を図
ってなる磁気カードのデータ保護方式に関する。
〔従来の技術〕
この種の磁気カード記録システムは、前払い金額等の可
変データを磁気記録した磁気カードにより、代金を精算
できるシステムとして知られている。かかる磁気カード
記録システムにおいて、磁気カードには可変データ用の
磁気記録エリアが設けられており、この磁気記録エリア
に金額等の可変データが例えばFM記録によって記録され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところで、従来の磁気カード記録システムは、磁気カー
ドの磁気記録エリアに可変データを磁気記録する場合
に、磁気記録データを秘話状態にして記録している訳で
はないので、可変データの改ざんが可能である。したが
って、従来の磁気カード記録システムによれば、磁気カ
ードの磁気記録エリアに記録されている可変データを改
ざんして不正に使用されてしまうという欠点がある。
本発明は上述した欠点を解決するためになされたもの
で、磁気カードの磁気記録エリアに記録されている可変
データを容易に読み出し、書き込みができないようにし
た磁気カードのデータ保護方式を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明に係る磁気カードの
データ保護方式は、可変データを磁気記録できる磁気カ
ードを用い、情報を記録することができる磁気カード記
録システムにおいて、前記磁気カードには可変データを
記録する第一の磁気記録エリアを設けるとともに、コン
トロールデータが記録された第二の磁気記録エリアを設
け、磁気記録時には、予め設けておいた所定の波形信号
で可変データを変調することにより得た記録可変データ
を前記磁気カードの第一の磁気記録エリアに書き込み、
再生時には、前記磁気カードの前記各磁気記録エリアか
ら記録可変データとコントロールデータとをそれぞれ読
み出し、前記コントロールデータと予め設けておいた逆
波形信号とを基に復調して正規の可変データを得ること
を特徴とするものである。
〔作用〕
磁気カードには、可変データを磁気記録する第一の磁気
記録エリアと、コントロールデータを磁気記録する第二
の磁気記録エリアとが設けられている。この磁気カード
は、発行される際に、第二の磁気記録エリアには一定の
ビットインターバルのコントロールデータが記録されて
おる。また、可変データは、予め設けられた波形信号で
変調されて記録可変データとされてから、磁気カードの
第一の磁気記録エリアに記録される。
磁気カードが使用されて代金を精算する場合、磁気カー
ドの各磁気記録エリアから記録可変データとコントロー
ルデータとを読み出す、第一の磁気記録エリアから読み
出した記録可変データは、予め設けた逆波形信号と、前
記コントロールデータとに基づいて復調を行わせる。こ
れにより、可変データを得ることができる。
このようにして可変データが得られたところで、この可
変データを用いて代金の精算を行う。また、精算が完了
したところで、再び精算完了後の可変データを、予め設
けた波形信号をもって変調し、記録可変データとしてか
ら、磁気カードの第一の磁気記録エリアに磁気記録す
る。
このように作用させることにより、磁気カードによる代
金の精算を完了とする。
本発明の磁気カードのデータ保護方式によれば、磁気カ
ードの第一の磁気記録エリア記録されている記録可変デ
ータは、波形信号で変調されているので、逆波形信号を
もって復調しない限り、元の可変データが得られないこ
とから、可変データの改ざんをすることが著しく困難と
なる。したがって、本発明によれば、システムの信頼性
を高めることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第11図は本発明の実施例を説明するためのに示
すものである。
第1図は本発明に係る磁気カードのデータ保護方式が適
用された磁気カード記録システムを示す説明図であり、
タクシー業界を例にとって説明する。また、第2図
(I)は本実施例の磁気カードであるプリペイドカード
の裏面を、第2図(II)は本実施例の磁気カードである
プリペイドカードの表面をそれぞれ示す図である。
第1図において、磁気カードのデータ保護方式が適用さ
れた磁気カード記録システム1は、次のように構成され
ている。すなわち、タクシー業者とは独立した磁気カー
ド発行者2は現金等を予め利用者から受領し、その前払
い金額・発行年月・発行者等の可変データを磁気カード
発行機3に入力する。前記磁気カード発行機3は、前述
のように入力した可変データを予め図示しないROMに記
憶させておいた波形信号で変調し、記録可変データと
し、生磁気カードの第一の磁気記録エリア5に記録する
ことにより、磁気カードであるプリペイドカード4を発
行する。
前記プリペイドカード4には、第2図(I)に示すよう
に、代金等の記録可変データを書き込んだ第一の磁気ス
トライプ5と、基準ビットインターバルのジッターでコ
ントロールデータを書き込んだ第二の磁気ストライプ6
とが設けられている。また、前記プリペイドカード4の
第二の磁気ストライプ6には、生磁気カードの状態で基
準ビットインターバルでコントロールデータが書き込ま
れているものとする。また、プリペイドカード4の表面
には、利用回数7、利用回数を表示する領域7B、発行者
8、金額9等が印刷されている。
このようにして発行されたプリペイドカード4を所持す
る利用者は、プリペイドカード4により代金を精算でき
る磁気カード端末装置10を備えた甲社11Aのタクシー12A
に乗車し、乗車料金をプリペイドカード4で支払う。す
なわち、前記タクシー12Aのタクシーメータ13Aで計算さ
れた利用料金は、磁気カード端末装置10にも入力されて
いる。この磁気カード端末装置10にプリペイドカード4
を挿入すると、磁気カード端末装置10は、プリペイドカ
ード4の第一の磁気ストライプ5から記録可変データ
を、第二の磁気ストライプ6からコントロールデータを
読み出し、予めROM(図示せず)に記憶しておいた逆波
形信号と前記コントロールデータとを基に前記記録可変
データを復調して正規の可変データに得る。そして、前
記磁気カード端末装置10は、正規の可変データから利用
料金を差し引くとともに、利用料金、プリペイドカード
発行者、利用日時等を、その内部メモリ(図示せず)に
記憶する。また、前記磁気カード端末装置10は、前述し
たように差し引いた金額データ・その他のデータからな
る可変データを、予め図示しないROMに記憶させておい
た波形信号で変調して記録可変データとし、プリペイド
カード4の第一の磁気記録エリア5に再書き込みを行
い、このプリペイドカード4を排出する。
同様に、前記プリペイドカード4を所持する利用者は、
プリペイドカード4により代金を精算できる磁気カード
端末装置10を備えた乙社11Bのタクシー12Bに乗車し、乗
車料金をプリペイドカード4で支払う。すなわち、前記
タクシー12Bのタクシーメータ13Bで計算された利用料金
は、磁気カード端末装置10にも入力されている。この磁
気カード端末装置10にプリペイドカード4を挿入する
と、磁気カード端末装置10は、プリペイドカード4の第
一の磁気ストライプ5から記録可変データを、第二の磁
気ストライプ6からコントロールデータを読み出し、予
めROM(図示せず)に記憶しておいた逆波形信号と前記
コントロールデータとを基に前記記録可変データを復調
して正規の可変データに得る。
そして、前記磁気カード端末装置10は、正規の可変デー
タから利用料金を差し引くとともに、利用料金、プリペ
イドカード発行者、利用日時等を、その内部メモリ(図
示せず)に記憶する。また、前記磁気カード端末装置10
は、前述したように差し引いた金額データ・その他のデ
ータからなる可変データを、予め図示しないROMに記憶
させておいた波形信号で変調して記録可変データとし、
プリペイドカード4の第一の磁気記録エリア5に再書き
込みを行い、このプリペイドカード4を排出する。
前記タクシー12Aも、前記タクシー12Bも業務が終了する
と、甲社11A、乙社11Bの各営業所に戻る。そして、自社
11A、11Bの営業所において、営業中に磁気カード端末装
置10の内部メモリに記憶させておいた代金等の情報を端
末装置や運転者等の固有の情報が書き込まれた集計カー
ド14に書き込む。当該集計カード14に書き込まれた代金
等の情報は、A社11A、11Bの営業所にそれぞれ設置され
た処理装置15により前記固有の情報とともに読み取られ
る。
前記処理装置15は、前記集計カード14から読み取った代
金等の情報と固有の情報とを集計する。前記処理装置15
により集計が終了し、かつ一定の条件が整ったところ
で、各社11A、11Bは、磁気カード発行者2に代金を請求
し(図示D)、かつその支払い(図示P)を受ける。
第3図は磁気カード発行機3を示す斜視図である。
第3図において、磁気カード発行機3は、処理装置20
と、発券機21とから構成されている。前記処理装置20は
ディスプレイ22を備え、磁気ディスク駆動装置23を内蔵
するコンピュータ25と、前記コンピュータ25にケーブル
26を介して接続された27とから構成されている。発券機
21はケーブル28を介してコンピュータ25に接続されてお
り、かつその正面パネル部にカード排出口30を設けてい
る。前記処理装置20と、発券機21は、机上に載置されて
いる。
第4図は、本発明の実施例の磁気カード端末装置10をタ
クシー内に設けたもので、タクシーメータ13とともに示
す正面図である。
第4図において、前記磁気カード端末装置10は、その正
面に、金額表示器34と、プリペイドカード4または集計
カード14を挿入し排出する挿入排出口35と、金額表示装
置36とが設けられている。前記磁気カード端末装置10は
ケーブル37を介してタクシーメータ13が、ケーブル38を
介してプリンタ39が、ケーブル41を介してキー入力装置
40が、それぞれ接続されている。前記タクシーメータ13
にはタクシー料金を表示器42と、空車や実車を指示する
腕43とが設けられている。
第5図は、同実施例で用いる発券機21を示す構成図であ
る。
第5図において、生プリペイドカード4を収納した収納
箱51は、発券機21の本体50の段部52に着脱できるように
なっている。また、収納箱51には前記本体50の段部52に
装着したときに、その底部53にローラー54、55の一部が
突出するような孔56が設けられている。さらに、収納箱
51の底部53に接する側面には、生プリペイドカード4を
一枚だけ通す切り欠き部57が設けられている。
前記本体50の段部52の側面には、生プリペイドカード4
を取り入れる取入口58が設けられている。前記取入口58
と、カード排出口30を結ぶ直線には、ローラー61〜66が
設けられている。前記ローラー61〜66は、プリペイドカ
ード4の進行方向に対して両端を挟めるような間隔に設
けられている。前記ローラー61、63、65には、無端状の
ベルト67がそれぞれ掛け渡されている。また、前記ロー
ラー62、64、66には、無端状のベルト68がそれぞれ掛け
渡されている。
前記ローラー61、62と、前記ローラー63、64との間に
は、生プリペイドカード4の表面に必要な情報を印刷す
るためのプリンター70が設けられている。このプリンタ
ー70の下部には、印刷時に用いる補助板7が設けられて
いる。前記ローラー63、64と、前記ローラー65、66との
間には、生プリペイドカード4の第一の磁気ストライプ
5に残金額等を書き込む書込ヘッド74が設けられてお
り、かつプリペイドカード4の第二の磁気ストライプ6
に基準のコントロールデータを書き込む書込ヘッド73が
設けられている。前記プリンター70は制御回路75に接続
されており、前記制御回路45からの記録情報を生プリペ
イドカード4の表面に所定の文字を印刷できるようにな
っている。
また、書込ヘッド73は書込回路76を介して、書込ヘッド
74は信号処理回路77を介して、制御回路75にそれぞれ接
続されており、各磁気ストライプ5、6に記録可変デー
タ、コントロールデータを書き込めるようになってい
る。前記ローラー54、55は、ステップモータ78に図示し
ない機構を介して連結されている。また、ローラー61〜
66は、ステップモータ79に図示しない機構を介して連結
されている。前記ステップモータ78、79は、前記制御回
路75に接続されており、該制御回路75の制御下に駆動さ
れるようになっている。
前記制御回路75はコンピュータ25からの可変データを取
り込み、これを所定の磁気記録データに変換し、信号処
理回路77に供給できるようになっている。前記制御回路
75は、基準ビットインターバルのコントロールデータを
書込回路76に供給できるようになっている。前記信号処
理回路77は、図示しないROMに記憶された波形信号によ
り可変データを変調して記録可変データを形成し、これ
を書込ヘッド74に供給できるようになっている。制御回
路75は、基準ビットインターバルのコントロールデータ
を書込ヘッド73に供給できるようになっている。
第6図は、信号処理回路77の信号系統を示す説明図であ
る。
制御回路75からの発行データは、コントローラ80の制御
下に書込タイミング信号SWに従って一旦メモリ81に記憶
される。また、書込タイミングとなったときに、コント
ローラ80の制御下に、ROM82、デジタルアナログ変換器
(DA変換器)83、電圧周波数発振器(VF0)84が動作
し、ROM82に記憶されている波形を読み出して、DA変換
器83で波形電圧を作り、これをVFO84に供給する。前記V
FO84は、入力された電圧に応じた周波数のクロックを作
り、読み出しパルスSRとしてメモリ81に供給する。これ
により、メモリ81から記録可変データを読み出し、増幅
回路85を介して書込ヘッド74を駆動するようになってい
る。
第7図は同実施例に用いられる磁気カード端末装置10を
示す構成図である。
第7図において、前記磁気カード端末装置10は次のよう
に構成されている。すなわち、前記カード挿入排出口35
に対応した位置には、一対の送りローラ90、91が回転可
能に設けられており、前記ローラ90、91に近接して読取
書込ヘッド92および読取ヘッド93が設けられている。こ
の読取書込ヘッド92はプリペイドカード4の第一の磁気
ストライプ5に書き込まれた情報を読み取るとともに、
精算終了後の情報をプリペイドカード4の第一の磁気ス
トライプ5に書き込むものである。
また、読取ヘッド93はプリペイドカード4の第二の磁気
ストライプ6に書き込まれたコントロールデータを読み
出すものである。前記読取書込ヘッド92の隣には、反射
型のフォトカップラー94が設けられている。前記フォト
カップラー94の隣には、一対のローラー95、96が設けら
れている。前記ローラー95、96の図示右側には、パンチ
機構97が設けられている。
このパンチ機構97は、プリペイドカード4の使用に応じ
てエリア7Bの所定の位置にパンチ孔を穿設する機構であ
る。前記パンチ機構97の図示右側には、一対のローラー
98、99が設けられている。前記ローラー98、99に対して
一定の距離をおいて一対のローラー100、101が設けられ
ている。前記ローラー100とローラー101の図示右側に
は、ストッパ兼用のカード当接検出センサ102が設けら
れている。前記ローラ90、91と、ローラー95、96と、ロ
ーラー98、99と、ローラー100、101とは、図示しない機
構を介してステップモータ103の出力軸に連結されてい
る。また、前記カード挿入排出口35の近傍内部には、プ
リペイドカード4が挿入されたことを検出するための反
射型のフォトカップラー104が設けられている。前記読
取書込ヘッド92は記録・再生回路105を介して、読取ヘ
ッド93は波形成形回路106を介してそれぞれコントロー
ラ110に接続されている。フォトカップラー94、104と、
パンチ機構97と、ステップモータ103と、カード当接検
出センサ102とは、コントローラ110にそれぞれ接続され
ている。
第8図は、前記磁気カード端末装置10の記録・再生回路
105の信号系統を示す説明図である。
第8図において、読取書込ヘッド92から読み出した記録
可変データは、コントローラ110の処理装置120の制御下
にタイミング信号SW1に従って波形整形回路121を介して
メモリ122に一旦記憶されるようになっている。また、
メモリ122から可変データを取り出すのには、スイッチ1
23をROM124側に切り換えて、ROM124から逆波形信号を読
み出し、DA変換器125で波形信号とし、VFO126で入力電
圧に応じた周波数信号を形成できるようにしてある。こ
のVFO126からの周波数信号は、メモリ122から可変デー
タを読み出すタイミング信号として使用されるようにな
っている。
前記タイミングはメモリ122に記憶されている記録可変
データのビットインターバルと逆の関係にあるので、可
変データは、元のタイミングとしてメモリ122から読み
出され、復調されたことになる。この可変データはコン
トローラ110の処理装置120に取り込まれ、タクシーメー
タ42からの利用料金を差し引き、かつ利用日、発行者
名、利用料金、その他必要なデータをコントローラ110
のメモリ130に記憶しておくようになっている。
前記処理装置120は、差し引いた金額、その他必要なデ
ータを、タイミング信号SW2に従ってメモリ131に記憶さ
せるようになっている。このようにしてメモリ131に記
憶されている可変データは、次のように変調されて出力
されるようになっている。まず、スイッチ123をROM132
側に切り換えて、ROM132から波形信号を読み出し、DA変
換器125で波形信号とし、VFO126に入力する。これによ
り、VFO126は、入力電圧に応じた周波数信号を形成でき
るようにしてある。このVFO126からの周波数信号は、メ
モリ131から記録可変データを読み出すタイミング信号
として使用されるようになっている。これにより、波形
信号で変調された記録可変データが増幅回路133を介し
て読取書込ヘッド92に供給されるようにしてある。
このように構成された実施例の作用を説明する。
ここで、本実施例の全体的な説明は、第1図において、
済んでいるので、以下では各装置の動作を中心に説明す
ることにする。
<プリペイドカードの発行動作> プリペイドカード4は、磁気カード発行者2に現金等を
支払うことにより発行される。すなわち、現金等の支払
いがあると、磁気カード発行者2は磁気カード発行機3
のキーボード入力装置27からコンピュータ25に金額を入
力し、カード発行指令を入力する(ステップ500)。こ
れにより、コンピュータ25は発行年月、発行者名、シリ
アルナンバー等を金額データに加えて、ケーブル28を介
して発券機21の制御回路75に与える(ステップ501)。
これにより、制御回路75はステップモータ78を回転させ
て収納箱51から生プリペイドカード4を取り出せるとと
もに、ステップモータ78を回転させてローラー61〜66を
回転させ、生プリペイドカード4をプリンター70の下に
位置させて必要な印刷をする(ステップ502)。
また、生プリペイドカード4はさらに図示左方向に移動
させられて、書込ヘッド73によってプリペイドカード4
の第二の磁気ストライプ6の基準ビットインターバルで
コントロールデータが書き込まれる(ステップ503)。
また、プリペイドカード4の第二の磁気ストライプ6に
書き込まれる可変データは、制御回路75から信号処理回
路77に与えられて、所定の波形信号で変調されて記録可
変データとされる。この信号処理回路77からの記録可変
データは、書込ヘッド74を介してプリペイドカード4の
第一の磁気ストライプ5に書き込まれる(ステップ50
4)。
それでは、このプリペイドカード4の第一の磁気ストラ
イプ5への記録可変データの書込について、第6図およ
び第9図を参照して説明する。
コントローラ80は、制御回路75からの可変データ(第9
図a)を、タイミング信号SWに従ってメモリ81に記憶さ
せるようになっている。このようにして、メモリ81に記
憶されている可変データは次のように変調されて出力さ
れる。まず、ROM82から、所定のタイミングで波形信号
を読み出し、DA変換器83で第9図bに示すような波形信
号とし、VFO85に入力する。これにより、VFO85は、第9
図に示す入力波形信号の電圧に応じた周波数信号を形成
する。このVFO126からの周波数信号は、メモリ131から
記録可変データを読み出すタイミング信号として使用さ
れる。つまり、読み出しタイミングが、波形信号に応じ
て可変であり、これにより読み出された出力信号は、第
9図cのように、波形信号に応じてビットインターバル
が変化した記録可変データとなる。これにより、波形信
号で変調された記録可変データが、増幅回路85を介して
読取書込ヘッド74に供給されて、プリペイドカード4の
第一の磁気ストライプ5に書き込まれることになる。
第9図dは、プリペイドカード4の第一の磁気ストライ
プ5に書き込まれた記録可変データを示している。
<磁気カード端末装置の動作、特に再生動作について> 磁気カード端末装置10の動作を第11図を用いてさらに詳
細に説明する。
タクシー12を利用し、目的地に到着すると、腕43を廻
し、精算となる。これにより、タクシーの利用料金が表
示器42に表示される(ステップ600)。ここでは、現金
精算は考えないでプリペイドカード4による精算が行わ
れるものとする。
ついで、その利用料金が磁気カード端末装置10の表示器
34に表示される(ステップ601)。ついで、プリペイド
カード4が磁気カード端末装置10のカード挿入排出口35
に挿入されたかを判定する(ステップ602)。ここで、
カード挿入排出口35にプリペイドカード4が挿入された
ことがフォトカプラー104で検出されると、コントロー
ラ110は、該プリペイドカード4が当接センサ102に当接
するまでステップモータ102を回転させる。これによ
り、該プリペイドカード4の第一の磁気ストライプ5か
らは読取書込ヘッド92を介して記録可変データが、該プ
リペイドカード4の第二の磁気ストライプ6からは読取
ヘッド93を介してコントロールデータが、それぞれ読み
出される(ステップ603)。
前記コントロールデータは、波形整形回路106で整形さ
れてコントローラ110に入力される。また、読取書込ヘ
ッド92によりプリペイドカード4の第一の磁気ストライ
プ5から読み出された記録可変データは、第9図eに示
すような信号となっており、これが記録・再生回路105
に入力される。そして、記録・再生回路105では、入力
した記録可変データを波形整形回路121で処理をし、第
9図fに示すような信号としてから、第9図cと同一の
信号を第9図gに示すように得る。この記録可変データ
は、コントローラ110の処理装置120の制御下にタイミン
グ信号SW1に従ってメモリ122に一旦記憶される。また、
メモリ122から可変データを取り出すのには、スイッチ1
23をROM124側に切り換えて、ROM124から第9図hに示す
ような逆波形信号を読み出し、DA変換器125で波形信号
とし、VFO126で入力電圧に応じた周波数信号を形成す
る。
このVFO126からの周波数信号は、メモリ122から可変デ
ータを読み出すタイミング信号として使用される。前記
タイミングは、メモリ122に記憶されている記録可変デ
ータのビットインターバルと逆の関係にあるので、可変
データは、メモリ122から読み出され、第9図aに示す
可変データと同一な信号として第9図iに示すように得
られて、復調されたことになる。この可変データは、コ
ントローラ110の処理装置120に与えられる。このように
して読み出された可変データは、所望の代金を差し引か
れる。また、利用料金、使用日時、発行者、その他のデ
ータをメモリ130に記憶するとともに、その差し引いた
金額等のデータを処理装置120の制御下にメモリ131に記
憶させる。
そして、コントローラ110の処理装置120はスイッチ123
をROM132側に切り換えて、再書込の処理を行わせる(ス
テップ605)。この再書込の動作は、次のようである。
まず、再書込動作となるとステップモータ103を逆回転
させるとともに、パンチ機構97を駆動するタイミングで
あるならこれを駆動する。ついで、前記処理装置120は
差し引いた金額、その他必要なデータを、タイミング信
号SW2に従ってメモリ131に記憶させる。このようにして
メモリ131に記憶されている可変データ(第9図a)
は、次のように変調されて出力される。まず、スイッチ
123をROM132側に切り換えて、ROM132から波形信号を読
み出し、DA変換器125で第9図bに示すような波形信号
とし、VFO126に入力する。これにより、VFO126は入力電
圧に応じた周波数信号を形成する。このVFO126からの周
波数信号は、メモリ131から記録可変データを読み出
す。これにより、波形信号で変調された第9図cのよう
な記録可変データが、増幅回路133を介して読取書込ヘ
ッド92に供給される。そして、プリペイドカード4の第
一の磁気ストライプ5には、第9図dに示すように記録
されることになる。
このように動作し、第9図bに示す波形信号で、第9図
aの可変データを変調して第9図cに示すような記録可
変データを得て、この記録可変データをプリペイドカー
ド4の第一の磁気ストライプ5に磁気記録する。また、
再生するときには、プリペイドカード4の第一の磁気ス
トライプ5から読み出した記録可変データ(第9図g)
を、第9図hの逆波形信号で復調し、これにより元の可
変データを得るようにしている。したがって、この波形
信号、逆波形信号が無い限り、プリペイドカード4の第
一の磁気ストライプ5に記録されている記録可変データ
の改ざんが不可能となって、データの保護が図れ、シス
テムの安全が図れることになる。
なお、上記実施例において、波形信号および逆波形信号
に正弦波を使用したが、これに限らず、三角波、方形波
等を用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明は所定の波形信号で可変デー
タを変調して記録可変データを得て、この記録可変デー
タをプリペイドカードの第一の磁気ストライプに磁気記
録し、また、再生するときには、プリペイドカードの第
一の磁気ストライプから読み出した記録可変データを、
逆波形信号で復調し、これにより元の可変データを得る
ようにしているので、プリペイドカードの第一の磁気ス
トライプに記録されている記録可変データの改ざんが不
可能となって、データの保護が図れ、システムの安全が
図れることになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図は本発
明の実施例で用いられるプリペイドカードを示す説明
図、第3図は同実施例で用いられる磁気カード発行機を
斜視図、第4図は同実施例で用いられ磁気カード端末装
置を示す正面図、第5図は同実施例の磁気カード発行機
の詳細を示す構成図、第6図は同磁気カード発行機の信
号系を示す説明図、第7図は同磁気カード端末装置の詳
細を示す説明図、第8図は同磁気カード端末装置の信号
系を示す説明図、第9図は同実施例の信号を示すタイム
チャート、第10図は磁気カード発行機の動作を示すフロ
ーチャート、第11図は磁気カード端末装置の動作を説明
するためのフローチャートである。 1……磁気カード記録システム、2……磁気カード発行
者、3……磁気カード発行機、4……プリペイドカード
(磁気カード)、5……第一の磁気ストライプ、6……
第二の磁気ストライプ、10……磁気カード端末装置、12
……タクシー、13……タクシーメータ、14……集計カー
ド、15……処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 5/80 7303−5D 20/10 H 7736−5D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変データを磁気記録できる磁気カードを
    用い、情報を記録することができる磁気カード記録シス
    テムにおいて、前記磁気カードには可変データを記録す
    る第一の磁気記録エリアを設けるとともに、コントロー
    ルデータが記録された第二の磁気記録エリアを設け、磁
    気記録時には、予め設けておいた所定の波形信号で可変
    データを変調することにより得た記録可変データを前記
    磁気カードの第一の磁気記録エリアに書き込み、再生時
    には、前記磁気カードの前記各磁気記録エリアから記録
    可変データとコントロールデータとをそれぞれ読み出
    し、前記コントロールデータと予め設けておいた逆波形
    信号とを基に復調して正規の可変データを得ることを特
    徴とする磁気カードのデータ保護方式。
JP63259097A 1988-10-14 1988-10-14 磁気カードのデータ保護方式 Expired - Lifetime JPH0692197B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63259097A JPH0692197B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 磁気カードのデータ保護方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63259097A JPH0692197B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 磁気カードのデータ保護方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02105985A JPH02105985A (ja) 1990-04-18
JPH0692197B2 true JPH0692197B2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=17329279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63259097A Expired - Lifetime JPH0692197B2 (ja) 1988-10-14 1988-10-14 磁気カードのデータ保護方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0692197B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04132046A (ja) * 1990-09-20 1992-05-06 Csk Corp 磁気記録カード及びデータ読取り方式
JPH04137087A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Anritsu Corp プリペイドカード及びカードリーダ
JPH04137086A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Anritsu Corp プリペイドカード及びカードリーダ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02105985A (ja) 1990-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0692197B2 (ja) 磁気カードのデータ保護方式
JPH03100791A (ja) 磁気カード自動販売装置
JPS59173887A (ja) タクシ−ク−ポン券の処理システム
JPS61220088A (ja) 金額券処理装置
JP2872157B2 (ja) 切符自動販売システム
JPH0240786A (ja) カード式自動販売機の精算装置
JPH0562034A (ja) 定期券発行機
JPH0639390Y2 (ja) カ−ド式自動販売機の制御装置
JP2536818B2 (ja) タクシ−用プリペイカ−ド方式
JPH0628381A (ja) 自動券売機
JPH0720788Y2 (ja) カード式乗車券精算装置
JPH0268692A (ja) 磁気カードの処理方法
JP2521323B2 (ja) 料金収受システム
JP2730171B2 (ja) 自動発券装置
JP2735265B2 (ja) 自動券売機と自動券売機におけるカード処理方法
JPS61160186A (ja) タクシ−・カ−ド処理装置
JPH0477944B2 (ja)
JPH08293043A (ja) 車内精算用携帯端末
JPH0325259Y2 (ja)
JPH089799Y2 (ja) カード式運賃精算装置
JPS6052557U (ja) タクシ−メ−タ
JPH1196408A (ja) 乗車券発行機
JPS61220083A (ja) 料金カ−ドの処理方法および処理装置
JPS6250984A (ja) 交通機関における精算方式
JPH08147437A (ja) 精算機能付定期券