JPS6250984A - 交通機関における精算方式 - Google Patents

交通機関における精算方式

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JPS6250984A
JPS6250984A JP60191192A JP19119285A JPS6250984A JP S6250984 A JPS6250984 A JP S6250984A JP 60191192 A JP60191192 A JP 60191192A JP 19119285 A JP19119285 A JP 19119285A JP S6250984 A JPS6250984 A JP S6250984A
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清昭 滝口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は交通機関の料金精算方式に関し、特に、一定の
情報を磁気的に記録してなる回数券カードを複数の移送
系統経営主体が独自に発行し、いずれの回数券カードを
所持していても、いずれの移送系統に乗車できるように
し、乗車利用時には前記回数券カードの情報を読み取り
、これを処理して回数券カードの一回当たりの料金に不
足あるときはこれを表示して精算し、かつ所定の情報を
可搬可能な記憶手段に記憶せしめ、移送系統の運行終了
時等に前記記憶手段に記憶させておいた情報を基に各経
営主体相互間における料金精算を正確かつ迅速に行う交
通機関の料金精算方式に関する。
〔従来の技術〕
電車、バス等の交通機関の各経営主体では、それぞれ独
自に回数券を発行して当該交通機関の利用者の便に供し
ている。これは、回数券を用いることにより利用者側と
しては乗車の都度乗車券を購入するという手間が省け、
経営主体側としては料金精算に伴う現金の授受が回数券
購入時に完了しているという利点があるためである。
しかしながら、交通機関の各路線が複雑に入り組んだ地
域に置いては、利用客はそれぞれの交通機関に対してそ
れぞれ回数券を購入するか、或いは現金で料金を精算す
るかしなければ乗車できないものであり、回数券による
利点を生かすことができないものであった。この場合、
単一の経営主体により特定地域の各交通機関の全てが運
営されているならば共通の回数券を発行することは容易
であり、乗客は共通回数券に印刷された料金の範囲内で
自由に乗車する路線を選んで利用することができ、料金
の精算も単一の経営主体内であることから一括して精算
をすることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、現実には、各交通機関における経営主体がそ
れぞれ異なっており、各系統が同一地域内に入り組んで
いる場合には、全ての交通機関のそれぞれの系統に共通
して利用できる共通回数券を各経営主体から販売するこ
とは現実的でなかった。なぜならば、共通回数券を販売
する経営主体と実際に乗客が利用する経営主体が一致せ
ず、利用した回数券を回収後に集計し、販売した経営主
体と乗車させた経営主体との間で料金の精算を行う必要
があるからである。
そこで、どの経営主体が運行する移送系統にも利用でき
る回数券カードを予め発行し、後日、実際に利用した状
況を把握して経営主体相互間で精算する方式が提案され
ている。しかしながら、上記方式によれば料金改正によ
る差額分の徴収や、料金体系の異なる移送系統での差額
分の徴収については配慮されていないものである。
本発明は上述した問題点に鑑み、料金改定により料金が
変更となったときや、料金体系の異なる場合であっても
、回数券カードの利用を可能にした交通機関における料
金精算方式を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決した本発明の交通機関における料金精
算方式は、一定の情報をあらかじめ記録させてなる回数
券カードをそれぞれ独自に発行する複数の移送系統の経
営主体と、これらの移送系統の経営主体によりそれぞれ
別個に運営される移送系統とよりなり、いずれの経営主
体から前記回数券カードを購入した乗客はその回数券カ
ードによっていずれの移送系統にも乗車でき、各移送系
統にはそれぞれ回数券カードの精算装置が搭載され、前
記精算装置には表示装置が設けられ、かつ所定量の記憶
領域を有すると共に予め設定させた料金体系を記憶する
可搬な記憶手段が脱着自在に装着されており、該移送系
統を利用する際には前記回数券カードの情報を精算装置
に読み取らせ、当該情報を基に回数券カードの有効性を
判断し、有効のときは前記記憶手段の料金体系を参照し
て不足が生じたならその不足分を前記表示装置に表示し
、かつ回数券カードの情報を前記記憶手段の領域に書込
み、この記憶手段に書き込まれた情報に基づいて各移送
系統経営主体相互間で料金の精算を行わせることを特徴
とする。
〔作用〕
各移送系統には回数券カードを精算する精算装置が設け
られていて、この精算装置により回数券カードの情報が
読み取られる。精算装置には可搬記憶手段が脱着自在に
装着されており、この記憶手段は一定量の記憶領域を有
しかつ料金体系を記憶させてあり、移送系統を利用する
都度、回数券カードの情報を精算装置に読み取らせる。
また、精算装置は、回数券カードの有効性をチェックす
る0回数券カードが存効のときは記憶装置内の料金体系
を参照して、回数券カードの乗車回数の料金と比較し、
不足分があるときは不足の料金を表示装置に表示する。
このとき、乗客はこの表示装置の料金を支払うことにな
る。しかる後に回数券カードの情報を前記記憶手段に書
き込む、経営主体相互間では、前記記憶手段に記憶した
情報に基づいて料金の精算を1テゎせる。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例により説明する。
第1図は本発明の実施例の概要を示す説明図である。こ
の第1図において、符号ASB、Cは経営主体であり、
3社の経営主体である企業がそれぞれの所有するバスI
A、IB、ICを運行させており、各企業A、B、Cは
それぞれ独自に回数券カード2A、2B、2Cを発行し
ているが、利用者はいずれの企業のバスLA、IB、I
Cにも乗車できるものである。A社、B社、0社はそれ
ぞれ共通の回数券カード2A、2B、2Cを製造発行し
ており、その製造発行の工程において各共通の回数券カ
ード2A、2B、2Cの表面に塗布した磁気ストライプ
に特定の情報、例えば「発行企業名」、「金額」、「残
り乗車回数」、「有効)IJI IIIU J等を磁気
的に記憶させておくものとする。
各企業A社、B社、0社はいずれの利用客にそれらの回
数券カード2A、2B、2Cを販売するものであり、利
用客はいずれの企業A社、B社、0社からもその回数券
カード2A、2B、2Cを購入することができ、発行す
る企業を選別する必要は無い。この回数券カード2A、
2B、2Cのうちいずれかを購入した利用客は移動する
目的地に合ったバス路線を選び出し、その路線上にある
ツマスストップ3A+、3Bい3C+の前でバスを待つ
ことになる。A社のバスLAはバスストップ3A1から
3Azまで、B社のバスIBはバスストップ3B+から
3Btまで、0社のバスICはバスストップ3CIから
3Czまでの間をそれぞれ運行しており、前記バススト
ップの間の所定のバスストップにバス1が移動してきた
それぞれ対応するバスIA、IB、ICに利用客が乗り
込み、バスに設けである精算装置4に回数券カード2A
、2B、2Cの情報を読み取らせる。
精算装置4については詳細は後述するが、該精算装置4
にはこれに着脱自在とされた可搬なICカード5が装着
されており、前記回数券カード2A、2B、2Cから読
み取った情報の一部を前記ICカード5に書き込むこと
ができるようになっている。また、前記ICカード5は
、その路線に対応する料金体系を記憶していると共に、
上記回数券カード2に関する情報を記憶できるようにな
っている。しかして、上記精算装置4は回数券カード2
A、2B、2Cの情報を読み取り、[有効側し、「残り
乗車回数」をチェックし、いずれの条件にも満足されて
いる場合に、「金額コード」からICカード5の料金体
系を参照し、「金額コード」と料金体系との間に相違が
あるときには、その差額を表示してその差額分を現金で
受領し、かつ「残り乗車回数」から−回分の乗車回数を
差し引き、回数券カード2A、2B、2Cの磁気ストラ
イプの当該領域に再書き込みする。しかる後に回数券カ
ード2A、2B、2Cを利用客に返却し、かつ前記IC
カード5に前記回数券カード2A、2B、2Cの「会社
コード」及び「乗車回数」を記憶させるようにしである
。利用客は、精算装置4から排出された回数券カードを
受領して目的地のバスストップで下車することになる。
運行を終了した各社のバスIA、IB、ICではバスス
トップ3Aい3Bg、3Cオに到着したる後に、ICカ
ード5を取り外して集計用の装置に接続し、今までIC
カード5に記憶させておいた情報を集計用の装置に読み
取らせて、実際に利用者がどの企業のバス1を利用した
かを集計し、これに基づいてA社、B社、0社の相互間
で販売実績を実際の利用実績と付き合わせて精算を行う
ものである。
このように、本実施例は、利用客の乗車の都度回数券カ
ード2の情報を精算装置4に読み込ませ、料金に不足あ
るときは現金で不足分を精算できるようにし、精算装置
4に着脱自在とされたICカード5に前記回数券カード
2の一定の情報を記憶させ、交通機関の運行終了後、そ
のICカード5を精算装置4から外して、これを精算集
計用の装置に読み取らせて集計処理をするようにしたの
で、正確かつ迅速に集計処理ができるものである。従っ
て、この回数券カード2と着脱可能なICカード5の使
用により、全路線の共通乗車が可能となり、交通網が入
り組んだ特定の地域では利用客にとってそれぞれの企業
A社、B社、0社が独自に発行した乗車券を使用しなく
てすみ、かつ、料金の不足分があればそれが表示される
ので、その差額分を現金で支払えばよいから安心して利
用でき、利用者にとって便利なものとなる。
尚、この説明では交通機関はバスで説明したが、これに
限定されず、電車、モルレール、路面電車、船等のいず
れでもよく、また、これらの組み合わせによる交通機関
であっても構わない。
次に、第2図乃至第7図について、この交通機関におけ
る料金精算方式に用いられる装置等について説明する。
第2図には上記本発明の概要でバス1を示すものであり
、バス1には入口6及び出ロアを設けてあり、′その人
口6の近傍には精算装置4を配設しである。バス1の入
口6より乗車した利用客は、精算装置4に回数券カード
2を挿入し、回数券カード2の料金と運行利用料金との
間に差額があるときはこれを表示して利用料金を精算し
、精算が終了したる後に回数券カード2を受は取り、目
的とするバスストップで出ロアより降車する。
第3図は精算装置4を詳細に示す斜視図である。
精算装置4は、前記回数券カード2を挿入する挿入口8
がその一側面に設けてあり、その上部面には精算等を終
了した回数券カード2を排出する排出口9が設けである
。そして、その上部面で排出口9の近傍には現金投入口
10を設け、その下方で前記−側面にはつり銭等を受け
る受は皿11を設けてあり、他の側面には着脱自在とし
た記憶手段としてのICカード5を装着する装着口12
を設けである。また排出口9の近傍には、料金の不足分
を表示する表示装置13を設けである。
第4図はこの回数券カード2の券面及び記録データを詳
細に示すもので、回数券カード2の長手方向には所定の
幅で磁気ストライプ14が設けてあり、回数券カード2
の磁気ストライプ14以外の部分には販売した金額、社
名、その他必要なインフォメーションが印刷しである。
前述の磁気ストライプ14には図中に模示的にデータフ
ォーマットが示されており、このデータフォーマットで
はその書き込みの順にrSTXJ、「会社コード」、「
金額コード」、「残り乗車回数コード」、「有効期限」
、rETXJが記録されている。rSTX」は読取り開
始方向を示し、「会社コード」は発行した会社にあらか
じめ定められたコードで、「金額コード」は印刷した金
額と同じ金額がコードで、「残り乗車回数コード」はそ
の回数券で乗車できる残りの回数をコードで、「有効期
限」はその回数券が使用できる有効年月日の期限をコー
ドで、rETXJは読取りの終了をそれぞれ示している
また、第5図(1)、(II)は可搬の記憶手段として
のICカード5を示すもので、このICカード5はその
表面に「路線系」、「バス番号」、「企業名」が印刷さ
れており、その表面の一部に接続端子15が設けである
。ICカード5には、上記印刷した内容と同じ情報や料
金等に関する情報がそれぞれコードで記憶させてあり、
かつ外部からの情報を書き込む領域も有している。尚、
このICカード5は料金の改正があればその都度記憶内
容を変更しておくものとする。
第6図は精算装置4の処理回路を示すブロック図である
。ICカード5を装着口12に装着すると、ICカード
5の接続端子15は接続手段16を介してメモリ続出書
込回路17に接続され、ICカード5に記憶しである必
要な上記情報を読み取りが可能となり、かつ情報を書き
込み可能としである。また、利用客が回数券カード2を
精算装置4の挿入口8に挿入すると、検知機18及び検
知回路19でICカード5の挿入されたのを検知し、こ
の検知信号を制御回路20に与えるようにしである。制
御回路20では、検知信号を受は取ると直ちに駆動回路
21に必要な駆動指令を与えるようになっている。
駆動回路21は駆動機構22を作動させて、読取ヘッド
23に回数券カード2を通過させるようにしである。こ
れにより、読取ヘッド23、読取回路24を介して回数
券カード2の磁気ストライプ14の内容が読み取られて
一時記憶回路25に記憶されるようにしである。制御回
路20は一時記憶回路25の記憶が完了したものと検出
すると、判定回路26に判定指令を出すようにしである
。この指令により、判定回路26は、メモリ続出書込回
路17を介してICカード5から読み出した「料金」に
関する情報と、時間回路(例えば年月日の出力できる時
計又は設定装置)27からの時間に関する情報及び一時
記憶回路25からの「残り乗車回数」、「有効期限」に
関する情報とを取り込んで判定し、その結果を制御回路
20に与えるようにしである。判定回路26では、「有
効期限」内であるか、「残り乗車回数」があるか、「金
額コード」が「料金体系」と相違するか、相違するとき
はその差額は幾らかを判定するようにしである。制御回
路20は、前記判定回路26からの判定結果に応じて各
種処理を指令制御するようにしである。すなわち、制御
回路20は「有効期限」内であるかどうかの判定をさせ
、さらに「残り乗車回数」があるか判定をさせ、「残り
乗車回数」があるときには、ICカード5の料金体系と
参照して料金体系との差額を求めるよう指令を出す。
判定回路26で、「有効期限」内であり、かつ「残り乗
車回数」があると判定されると、制御回路20は、メモ
リ続出書込回路17を介してICカード5内の料金体系
を参照させるようにしである。
「料金体系」との差がないと判定回路26で判定される
と、メモリ続出書込回路17は一時記憶回路25内の情
報(会社コード、回数等)をメモリ続出書込回路17に
取り込んでICカード5にその情報(会社コード、回数
等)を書き込ませ、駆動回路21は駆動機構22を駆動
させることにより回数券カード2を移動させて、一時記
憶回路25に記憶されている残り乗車回数から一乗車回
数分差し引いて書込回路28に記憶させておいた“残り
乗車回数コード”を書込ヘッド29を介して回数券カー
ド2の「残り乗車回数コード」の記録エリアに書き込み
、排出口9から回数券カード2を排出するようにしであ
る。一方「料金体系」との間に差があるときはその差額
分を判定回路26で求め、その金額を表示装置30に表
示し、表示された金額が現金投入口10に投入されたこ
とを確認して回数券カード2が排出口9から排出される
ようにしである。一方、判定回路26によって「有効期
限」が切れていると判定されたら、その旨を表示装置3
oに表示し、回数券カード2を排出するようになってい
る。また、「残り乗車回数」が零のときは表示装置3o
にその旨表示すると共に「料金」を表示するようにしで
ある。
次に、本実施権の作用を第7図と共に説明する。
各バス40〜42を運営する企業であるA社31,8社
32.0社33はそれぞれ回数券カード2A、2B。
2Cを発行するものであるが、実際の販売は各社の販売
所34.35.36によって行われ、各社31〜32に
共通に使用可能な回数券カード2A〜2cにはその製造
時において第4図に示すようなデータがそれぞれ会社別
に記憶させである。この回数券カード2A〜2cの売上
金はそれぞれの販売所34〜36から所属する会社31
〜33にそれぞれ現金として納入保管される。
これら回数券カード2A〜2cは販売所34〜36より
販売されて利用客によって所持されることになる。各回
数券カード2八〜2cを所持する利用客は、その販売所
34〜36の所属する会社31〜33が運営するバス4
0〜42のいずれかに選択して自由に乗車することがで
き、各バス40〜42では回数券カード2A〜2Cのい
ずれかを図示しない精算装置4の挿入口8に挿入し、料
金精算可能であると料金体系と参照し、不足分があれば
その不足金額が表示装置30に表示され、その金額を支
払うことにより乗車できることになる。
バス40〜42の精算装置4(図示せず)には、各系統
ごとのrcカード5A、5B、5Cが装着されており、
そのICカード5A〜5Cに記憶されている情報を精算
装置4が利用すると共に、利用客がバス40〜42を利
用する都度精算装置4に挿入される回数券カード2A〜
2Cの情報を取り込み、必要な処理をして精算可能なら
ば前記ICカード5A〜5Cに前記情報を記憶させる。
各バス40〜42は設定された路線を運行した後、車内
に設けた精算装置4に固定しである料金箱と前記ICカ
ード5A〜5Cとを車外に運び出し、現金等を回収する
。現金等については、A社31.8社32.0社33に
所属する営業所43.44.45にそれぞれ運び込まれ
、各バス40〜42の所属する営業所43〜45で整理
され、各社31〜33に納入保管される。
各営業所43〜45では、ICカード5A〜5Cに記録
されている情報を読み取って自社発行の回数券カード2
八〜2Cによる利用か、他社発行の回数券カード2A〜
2Cによる利用かを整理し、その金額、会社別を集計し
てフロッピーディスク装置を介してフロッピーディスク
46〜48に磁気的に記録しておいて、各社が共通に使
用する精算センター49に集計したデータを伝える。こ
のデータの収集は、各フロッピーディスク46〜48を
毎日終業時に精算センター49に持参することによって
行うことができる。精算センター49では各社の営業所
43〜45から回収されてきたフロッピーディスク46
〜48のデータを読み取って磁気テープ等に移し替えて
記憶させると共に、各社の回数券カード2A〜2Cがど
れ程使用されたかを計算し、その総金額等を週毎、或い
は月毎に集計して自社と他社の回数券カード2の金額の
差額を算出する。しかして、各社則の精算書50〜52
を週次、或いは月次に作成してA社31.8社32.0
社33にそれぞれ別個に送付し、各社31〜33はこの
精算書50〜′52に基づいてその差額の金額を相互に
精算する。
次に、精算装置4による回数券カード2及びICカード
5の処理手順を説明する。
バス40〜42を運行する前に当該運行経路に対応する
ICカード5を精算装置4の装着口12に挿入して装着
しておくものとする。すると、接続端子15及び接続手
段16をもってICカード5はメモリ読出書込回路17
に接続されて読み出し書込み可能となり、必要な情報が
ICカード5から読み出すことができる。バス40〜4
2が運行系統を運行し、バスストップから利用客が乗り
込み回数°券カード2を精算装置4の挿入口8に挿入す
ると、検知器18で回数券カード2が挿入されたことを
検知するので、その検知信号が検知回路19を介して制
御回路20に与えられる。これにより制御回路2oは駆
動回路21に駆動指令を与えて駆動機構22を作動させ
るので、回数券カード2の磁気ストライプ14が読取ヘ
ッド23を通過して、その磁気ストライプ14に記憶し
である情@(第4図)が読み取られ、この情報が一時記
憶回路25に記憶される。一時記憶回路25に必要な情
報が記憶されたことが制御回路20で確認されると、制
御回路20から判定回路26に判定指令が与えられる。
判定回路26は、ICカード5内にある料金等に関する
情報、時間回路27から与えられる当該年月日の情報及
び一時記憶回路25から「有効期限」、「残り乗車回数
」に関する情報を取り込み、有効期限が過ぎていないか
、残り乗車回数があるかを判定し、その判定結果を制御
回路20に与える。制御回路20は判定回路26が「有
効期限」の期間前であり、「残り乗車回数」の残がある
と判定したときは、「料金体系」との比較を行い差額の
有無にかかわらず、メモリ続出書込回路17、書込回路
28及び駆動回路21を起動する。これにより、書込回
路28は、一時記憶回路25内の情報(会社コード、回
数等)を読み取り、これをICカード5に書き込む。書
込回路28は、一時記憶回路25に記憶されている残り
乗車回数を読み取り、これから−乗車分差し引いて再び
回数券カード2の磁気ストライプ14の“残り乗車回数
コード”の領域に書き込み、判定回路26、一時記憶回
路25等をクリアとする。この間、駆動回路21及び駆
動機構22により回数券カード2は排出口9に向けて移
動され、差額のないときはそのまま排出口9より排出さ
れ、差額があるときは表示装置30にその差額の表示を
し、料金が支払われると排出口9より排出する。
判定回路26が“使用不能”の判定、すなわち、「有効
期間」、「残り乗車回数」なしとの判定をすると、制御
回路20は、ICカード5の料金体系から必要な料金を
読み出し、この運賃を表示装置30に表示をし、駆動回
路21を起動して回数券カード2を排出口9から排出さ
せ、一時記憶回路25、判定回路26、書込回路28等
をクリアする。
このような一連の動作を、利用客が回数券カード2を使
用する都度繰り返すことにより、ICカード5には自社
、他社の回数券カード2の使用状況が記憶されることに
なる。これにより、この■Cカード5の情報をフロッピ
ーディスク46〜48に記憶させて精算センター49に
送り、ここで集計等に利用される。
第7図は各営業所43〜45からの集計データの伝送の
他の方法を示すもので、前述のフロッピーディスク46
〜48の代わりに電話器53〜55を用いて公衆回線に
よって読み取ったデータをリアルタイムに精算センター
49に伝える方法や、プリンターによって各営業所43
〜45での集計結果を用紙56〜58に打ち出させ、こ
の用紙56〜58を精算センター49に持参するか郵送
することでデータを伝える方法などもある。尚、上記実
施例では記憶手段としてICカード5を用いたが、誤記
録がなければどのような記憶手段であってもよい。
〔発明の効果〕
本発明は上述ように構成したので、複数の経営主体の運
営する多数の系統の路線が混在する地域において、いず
れの経営主体に属する交通機関にも共通して乗車するこ
とができ、しかも利用料金に不足分があればこれが表示
されるので安心して利用でき、利用者にとって非常に便
利なものとなる。また、回数券カードの利用後における
集計、計算が回数券カードの情報を可搬の記憶手段に記
憶させてあり、これを読み取って集計を行うものである
から、人手がいらず、迅速に集計作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を示す説明図、第2図は本実施例
が適用されたバスを示す斜視図、第3図は本発明の実施
例に用いる精算装置の外観を示す斜視図、第4図は本発
明の実施例に用いる回数券カードの例を示す平面図、第
5図は本発明の実施例に用いるrcカードの一例を示す
説明図、第6図は精算装置の処理回路を示すブロック図
、第7図は本実施例を実際に用いるバスの料金精算方式
の概念を示す説明図、第8図はデータ伝送の他の実施例
を示す説明図である。 1・・・バス、2・・・回数券カード、4・・・精算装
置、5・・・ICカード、13・・・磁気ストライプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一定の情報をあらかじめ記録させてなる回数券カードを
    それぞれ独自に発行する複数の移送系統の経営主体と、
    これらの移送系統の経営主体によりそれぞれ別個に運営
    される移送系統とよりなり、いずれの経営主体から前記
    回数券カードを購入した乗客はその回数券カードによっ
    ていずれの移送系統にも乗車でき、各移送系統にはそれ
    ぞれ回数券カードの精算装置が搭載され、前記精算装置
    には表示装置が設けられ、しかも所定量の記憶領域を有
    し、かつ、予め設定させた料金体系を記憶する可搬な記
    憶手段が脱着自在に装着されており、該移送系統を利用
    する際には前記回数券カードの情報を精算装置に読み取
    らせ、当該情報を基に回数券カードの有効性を判断し、
    有効のときは前記記憶手段の料金体系を参照して不足が
    生じたならその不足分を前記表示装置に表示し、かつ回
    数券カードの情報を前記記憶手段の領域に書込み、この
    記憶手段に書き込まれた情報に基づいて各移送系統の経
    営主体相互間で料金の精算を行わせることを特徴とする
    交通機関における料金精算方式。
JP60191192A 1985-08-30 1985-08-30 交通機関における精算方式 Pending JPS6250984A (ja)

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