JPH0628331Y2 - 運転室の構造 - Google Patents
運転室の構造Info
- Publication number
- JPH0628331Y2 JPH0628331Y2 JP7076888U JP7076888U JPH0628331Y2 JP H0628331 Y2 JPH0628331 Y2 JP H0628331Y2 JP 7076888 U JP7076888 U JP 7076888U JP 7076888 U JP7076888 U JP 7076888U JP H0628331 Y2 JPH0628331 Y2 JP H0628331Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- front window
- skylight
- guide rail
- opened
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建設機械用運転室の構造に関す
る。
る。
従来の技術 第2図は、建設機械のうち油圧ショベルの側面図であ
る。図において、1は下部走行体、2は上部旋回体、3
は運転室である。第3図は、運転室3用キャブ4の斜視
図である。図において、5はキャブ4の浅梁部、6は天
窓、7はフロントウインド、8は下ウインドである。第
4図は、従来技術運転室3を示す要部断面図である。図
において9は運転席、10は操作レバー、11はガイド
レール、12はフロントウインド7のローラである。
る。図において、1は下部走行体、2は上部旋回体、3
は運転室である。第3図は、運転室3用キャブ4の斜視
図である。図において、5はキャブ4の浅梁部、6は天
窓、7はフロントウインド、8は下ウインドである。第
4図は、従来技術運転室3を示す要部断面図である。図
において9は運転席、10は操作レバー、11はガイド
レール、12はフロントウインド7のローラである。
次に、従来技術運転室3の構造および機能を第4図につ
いて述べる。運転室3用キャブ4の前面窓部両側から天
井側にわたってフロントウインド7開閉用のガイドレー
ル11を延設している。そして、フロントウインド7の
ローラ12がガイドレール11に摺動転動可能に嵌合さ
れている。それにより、フロントウインド7をガイドレ
ール11に沿って、手動にて摺動移動させることができ
る。それで、キャブ11前面側イ位置にあるフロントウ
インド7を開放するときには、フロントウインド7をガ
イドレール11に沿って上方に移動させ、天井側ロ位置
(仮想線のところ)に収納する。
いて述べる。運転室3用キャブ4の前面窓部両側から天
井側にわたってフロントウインド7開閉用のガイドレー
ル11を延設している。そして、フロントウインド7の
ローラ12がガイドレール11に摺動転動可能に嵌合さ
れている。それにより、フロントウインド7をガイドレ
ール11に沿って、手動にて摺動移動させることができ
る。それで、キャブ11前面側イ位置にあるフロントウ
インド7を開放するときには、フロントウインド7をガ
イドレール11に沿って上方に移動させ、天井側ロ位置
(仮想線のところ)に収納する。
考案が解決しようとする課題 従来技術の運転室では、フロントウインドを開放すると
きに、フロントウインドをキャブ天井側に収納してい
た。その状態のときに、運転者が天窓をあけて上方視界
や通風エアを得ようとしても、上記フロントウインドが
天井側にあるので、天窓をあけることができなかった。
運転者は天窓の開閉を行う度に、フロントウインドを前
面側へ戻さなければならなかったので、その手間がわず
らわしかった。また天窓を開放しているときでも、天井
側に収納しているフロントウインドは、天窓からの視界
や通気性を阻害していた。一方、フロントウインド開放
時には、フロントウインドのかなり大なる重量が運転室
最上部にかかるので、油圧ショベルの走行あるいは掘削
作業時に、運転室の振動が大きかった。なおキャブ自体
も上記振動などに耐えるよう剛性強度をもたせているの
で、その桟梁部の幅寸法が大きく、その周辺の視界を妨
げていた。
きに、フロントウインドをキャブ天井側に収納してい
た。その状態のときに、運転者が天窓をあけて上方視界
や通風エアを得ようとしても、上記フロントウインドが
天井側にあるので、天窓をあけることができなかった。
運転者は天窓の開閉を行う度に、フロントウインドを前
面側へ戻さなければならなかったので、その手間がわず
らわしかった。また天窓を開放しているときでも、天井
側に収納しているフロントウインドは、天窓からの視界
や通気性を阻害していた。一方、フロントウインド開放
時には、フロントウインドのかなり大なる重量が運転室
最上部にかかるので、油圧ショベルの走行あるいは掘削
作業時に、運転室の振動が大きかった。なおキャブ自体
も上記振動などに耐えるよう剛性強度をもたせているの
で、その桟梁部の幅寸法が大きく、その周辺の視界を妨
げていた。
この考案は上記の課題を解決し、運転室用天窓の機能に
支障をもたらさないようにフロントウインドをキャブ後
面側に収納可能とするとともに、キャブ桟梁部の構造軽
量化を可能とする運転室の構造を提供することを目的と
する。
支障をもたらさないようにフロントウインドをキャブ後
面側に収納可能とするとともに、キャブ桟梁部の構造軽
量化を可能とする運転室の構造を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じたこの考案の手段は、 イ.運転室の前面窓部両側から天井側にわたってフロン
トウインド開閉用のガイドレールを延設せしめているキ
ャブにおいて、天井側ガイドレールの後部側を延長して
運転室後面両側に固着せしめ、 ロ.フロントウインドを開放するとき前面側のフロント
ウインドを天井側ガイドレールを通過して、さらに運転
室後面側のガイドレールに収納可能に構成した。
トウインド開閉用のガイドレールを延設せしめているキ
ャブにおいて、天井側ガイドレールの後部側を延長して
運転室後面両側に固着せしめ、 ロ.フロントウインドを開放するとき前面側のフロント
ウインドを天井側ガイドレールを通過して、さらに運転
室後面側のガイドレールに収納可能に構成した。
作用 イ.ガイドレールを前面側より天井側を介して後面側へ
延長して設けたので、フロントウインド開放時には、そ
のフロントウインドを運転室後面側へ収納できる。それ
により、フロントウインドが天井側に存在することはな
いので、天窓はいつでも自由に開閉できるし、また天窓
からの上方視界や通気性は妨げられない。
延長して設けたので、フロントウインド開放時には、そ
のフロントウインドを運転室後面側へ収納できる。それ
により、フロントウインドが天井側に存在することはな
いので、天窓はいつでも自由に開閉できるし、また天窓
からの上方視界や通気性は妨げられない。
ロ.従来技術では、かなり重量の大なるフロントウイン
ドを運転室最上部に収納していたので、油圧ショベルの
走行あるいは掘削作業時に運転室が大きく振動をおこし
ていた。しかしこの考案では、比較的低所の運転室後面
側に収納するようにしたので、上記振動は大巾に低減さ
れた。
ドを運転室最上部に収納していたので、油圧ショベルの
走行あるいは掘削作業時に運転室が大きく振動をおこし
ていた。しかしこの考案では、比較的低所の運転室後面
側に収納するようにしたので、上記振動は大巾に低減さ
れた。
ハ.上記ロ項における振動低減により、キャブの桟梁部
構造を軽量化させることができる。それにともない、キ
ャブ桟梁部の幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよ
くなる。
構造を軽量化させることができる。それにともない、キ
ャブ桟梁部の幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよ
くなる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。第1図は、この考案にかかる運転室13を示す要部
断面図である。14は運転室13のキャブ、15はキャ
ブ14の桟梁部、16は天窓、17はフロントウイン
ド、18はガイドレールである。
る。第1図は、この考案にかかる運転室13を示す要部
断面図である。14は運転室13のキャブ、15はキャ
ブ14の桟梁部、16は天窓、17はフロントウイン
ド、18はガイドレールである。
次に、この考案にかかる運転室13の構造を第1図につ
いて述べる。運転室13用キャブ14の前面窓部両側か
ら天井側にわたってフロントウインド17開閉用のガイ
ドレール18を延設せしめているキャブ14において、
天井側ガイドレールの後部側を延長して、運転室13後
面両側に固着せしめた。そして、フロントウインド17
を開放するとき前面側ハ位置のフロントウインド17を
天井側ガイドレールを通過して、さらに運転室13後面
側ニ位置(仮想線のところ)のガイドレールに収納可能
に構成した。
いて述べる。運転室13用キャブ14の前面窓部両側か
ら天井側にわたってフロントウインド17開閉用のガイ
ドレール18を延設せしめているキャブ14において、
天井側ガイドレールの後部側を延長して、運転室13後
面両側に固着せしめた。そして、フロントウインド17
を開放するとき前面側ハ位置のフロントウインド17を
天井側ガイドレールを通過して、さらに運転室13後面
側ニ位置(仮想線のところ)のガイドレールに収納可能
に構成した。
次に、この考案にかかる運転室13の作用機能について
述べる。フロントウインド17を運転室13後面側に収
納できるので、フロントウインド17は天井側に存在し
ない。それにより天窓16はいつまでも自由に開閉でき
るし、また天窓16からの上方視界や通気は妨げられな
い。それと同時に、フロントウインドが比較的低所の運
転室13後面側に収納されることにより、油圧ショベル
の走行あるいは掘削作業時に発生する運転室13の振動
は、従来技術運転室3に比べて大巾に低減した。また上
記振動低減により、キャブ14の桟梁部15構造を軽量
化させることができる。それにともない、キャブ桟梁部
などの幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよくな
る。
述べる。フロントウインド17を運転室13後面側に収
納できるので、フロントウインド17は天井側に存在し
ない。それにより天窓16はいつまでも自由に開閉でき
るし、また天窓16からの上方視界や通気は妨げられな
い。それと同時に、フロントウインドが比較的低所の運
転室13後面側に収納されることにより、油圧ショベル
の走行あるいは掘削作業時に発生する運転室13の振動
は、従来技術運転室3に比べて大巾に低減した。また上
記振動低減により、キャブ14の桟梁部15構造を軽量
化させることができる。それにともない、キャブ桟梁部
などの幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよくな
る。
考案の効果 従来技術の運転室では、フロントウインドを開放すると
きに、フロントウインドをキャブ天井側に収納してい
た。そのために、運転者は天窓の開閉を行う度に、フロ
ントウインドを前面側へ戻さなければならなかったの
で、その手間がわずらわしかった。また天窓を開放して
いるときでも、天井側に収納しているフロントウインド
は、天窓からの視界や通気性を阻害していた。一方、フ
ロントウインド開放時には、フロントウインドのかなり
大なる重量が運転室最上部にかかるので、油圧ショベル
の走行あるいは掘削作業時に、運転室の振動が大きかっ
た。なおキャブ自体も上記振動などに耐えるよう剛性強
度をもたせているので、その桟梁部の幅寸法が大きく、
その周辺の視界を妨げていた。
きに、フロントウインドをキャブ天井側に収納してい
た。そのために、運転者は天窓の開閉を行う度に、フロ
ントウインドを前面側へ戻さなければならなかったの
で、その手間がわずらわしかった。また天窓を開放して
いるときでも、天井側に収納しているフロントウインド
は、天窓からの視界や通気性を阻害していた。一方、フ
ロントウインド開放時には、フロントウインドのかなり
大なる重量が運転室最上部にかかるので、油圧ショベル
の走行あるいは掘削作業時に、運転室の振動が大きかっ
た。なおキャブ自体も上記振動などに耐えるよう剛性強
度をもたせているので、その桟梁部の幅寸法が大きく、
その周辺の視界を妨げていた。
しかしこの考案にかかる運転室の構造では、ガイドレー
ルを前面側より天井側を介して後面側へ延長して設けた
ので、フロントウインド開放時には、そのフロントウイ
ンドを運転室後面側へ収納できる。それにより、フロン
トウインドが天井側に存在することはないので、天窓は
いつでも自由に開閉できるし、また天窓からの上方視界
や通気性は妨げられない。それと同時に、フロントウイ
ンドが比較的低所の運転室後面側に収納されることによ
り、油圧ショベルの走行あるいは掘削作業時に発生する
運転室の振動は、従来技術運転室に比べて大巾に低減し
た。また上記振動低減により、キャブの桟梁部構造を軽
量化させることができる。それにともない、キャブ桟梁
部などの幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよくな
る。
ルを前面側より天井側を介して後面側へ延長して設けた
ので、フロントウインド開放時には、そのフロントウイ
ンドを運転室後面側へ収納できる。それにより、フロン
トウインドが天井側に存在することはないので、天窓は
いつでも自由に開閉できるし、また天窓からの上方視界
や通気性は妨げられない。それと同時に、フロントウイ
ンドが比較的低所の運転室後面側に収納されることによ
り、油圧ショベルの走行あるいは掘削作業時に発生する
運転室の振動は、従来技術運転室に比べて大巾に低減し
た。また上記振動低減により、キャブの桟梁部構造を軽
量化させることができる。それにともない、キャブ桟梁
部などの幅寸法は小さくなり、その周辺の視界もよくな
る。
しかがって、この考案にかかる運転室構造をそなえた建
設機械では、運転室の天窓をいつでも自由に開閉でき、
かつ天窓の機能に支障をもたらすこともなく、さらにキ
ャブ桟梁部の構造軽量化を可能としてその周辺の視界を
よくするので、運転室の居住性と作業用機能性を向上さ
せる。
設機械では、運転室の天窓をいつでも自由に開閉でき、
かつ天窓の機能に支障をもたらすこともなく、さらにキ
ャブ桟梁部の構造軽量化を可能としてその周辺の視界を
よくするので、運転室の居住性と作業用機能性を向上さ
せる。
第1図はこの考案にかかる運転室を示す要部断面図、第
2図は油圧ショベルの側面図、第3図は運転室用キャブ
の斜視図、第4図は従来技術運転室を示す要部断面図で
ある。 3,13……運転室 4,14……キャブ 5,15……桟梁部 6,16……天窓 7,17……フロントウインド 11,18……ガイドレール 12……ローラ
2図は油圧ショベルの側面図、第3図は運転室用キャブ
の斜視図、第4図は従来技術運転室を示す要部断面図で
ある。 3,13……運転室 4,14……キャブ 5,15……桟梁部 6,16……天窓 7,17……フロントウインド 11,18……ガイドレール 12……ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】運転室の前面窓部両側から天井側にわたっ
てフロントウインド開閉用のガイドレールを延設せしめ
ているキャブにおいて、天井側ガイドレールの後部側を
延長して運転室後面両側に固着せしめ、フロントウイン
ドを開放するとき前面側のフロントウインドを天井側ガ
イドレールを通過して、さらに運転室後面側のガイドレ
ールに収納可能に構成したことを特徴とする運転室の構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7076888U JPH0628331Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 運転室の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7076888U JPH0628331Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 運転室の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01173015U JPH01173015U (ja) | 1989-12-07 |
JPH0628331Y2 true JPH0628331Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31295996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7076888U Expired - Lifetime JPH0628331Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | 運転室の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628331Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007076535A (ja) * | 2005-09-15 | 2007-03-29 | Denso Corp | 建設機械用空調装置 |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP7076888U patent/JPH0628331Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01173015U (ja) | 1989-12-07 |
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