JP2566772Y2 - キヤノピ式作業車におけるフード構造 - Google Patents

キヤノピ式作業車におけるフード構造

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JP2566772Y2
JP2566772Y2 JP1992079774U JP7977492U JP2566772Y2 JP 2566772 Y2 JP2566772 Y2 JP 2566772Y2 JP 1992079774 U JP1992079774 U JP 1992079774U JP 7977492 U JP7977492 U JP 7977492U JP 2566772 Y2 JP2566772 Y2 JP 2566772Y2
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正 中尾
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧シヨベル等のキヤ
ノピ式作業車におけるフード構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種作業車のなかには、キヤビン式の様に運転席全体
を覆うことなく、運転席上方のみを簡易的にキヤノピで
覆つて必要な安全性および居住性を確保する所謂キヤノ
ピ式のものがある。しかるにキヤノピ式の作業車では、
コスト面等でキヤビン式に勝るものの、運転席周囲から
の風雨の吹き込み、土砂や塵埃の侵入、日光の直射等を
阻止することができないため、キヤビン式のものに比し
て居住性や作業性が大きく劣るのが実状であつた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるキヤノピ
式作業車におけるフード構造を提供することを目的とし
て創案されたものであつて、運転席上方がキヤノピで覆
われるキヤノピ式作業車に、キヤノピの外周縁部から垂
下して運転席の周囲を局部的に覆う透光性フード部材を
設けるにあたり、キヤノピは略円形で、その外周縁部に
周回り方向にガイドが形成されたものとし、フード部材
には、前記ガイドに案内されてキヤノピ外周縁部に沿つ
てフード部材を移動自在に支持する支持部と、任意の位
置に移動したフード部材をキヤノピに対して固定−解除
の操作をするための操作手段を備えた固定機構とが設け
られていることを特徴とするものである。そして本考案
は、この構成によつて、風雨の吹き込み、土砂や塵埃の
侵入、日光の直射等を可及的に阻止して、キヤノピ式作
業車の居住性および作業性を著しく向上させることがで
きるようにしたものである。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は油圧シヨベルであつて、該
油圧シヨベル1は、クローラ式の走行部2、該走行部2
の上方に旋回自在に支持される旋回部3、該旋回部3の
前端部に連結される作業部4等を備えると共に、前記各
部を、旋回部3の後部に搭載されるエンジン(図示せ
ず)の動力で油圧作動せしめるが、これらの基本構成は
何れも従来通りである。
【0005】5は前記旋回部3に左右一対の支柱6を介
して取付けられるキヤノピであつて、該キヤノピ5は、
旋回部3の左側偏倚位置に配設される運転席7を上方か
ら覆うべく設けられるものであるが、本実施例のキヤノ
ピ5は円形に形成されると共に、その外周縁部には樋溝
5aが周回り方向に形成されている。
【0006】さらに、8は前記キヤノピ5の外周縁部に
複数の吊持金具9を介して垂下状に支持されるフードで
あつて、該フード8は、キヤノピ5の外周面に沿うべく
曲面成形された色付きの透光性樹脂部材によつて形成さ
れるものであるが、前記吊持金具9は、樋溝5aの側壁
を形成するキヤノピ5の外周片5bをガイドにして周
方向摺動自在に係合しており、このためフード8はキ
ヤノピ5の外周縁部に沿つて任意の位置に移動すること
ができるようになつている。
【0007】ところで、前記吊持金具9には、樋溝5a
の溝底部5cに下方から接当して吊持金具9の外止めを
するL字状のストツパ金具10が一体的にボルト固定1
1されているが、複数設けられるストツパ金具10のう
ち、中間に位置するものには、上下方向を向く長孔状の
ボルト挿通孔10aが形成され、しかも該ボルト挿通孔
10aに挿通されたボルト11には、固定操作レバー1
2aが一体的に固着されたカム12が回動自在に外嵌さ
れている。即ち、カム12を図3に示すA位置に回動操
作した状態では、ストツパ金具10が前記溝底部5cか
ら下方に離間してフード8の移動が許容される一方、カ
ム12をB位置に回動操作した状態では、カム12に押
圧されたストツパ金具10が吊持金具9との間に溝底部
5cを挟持し、この挟持作用によつてフード8の移動が
規制される固定状態に切換わるようになつている。
【0008】一方、13は前記運転席7の左側部に配設
されるサイドボツクスであつて、該サイドボツクス13
は、角度調整自在な操作ボツクス14、肘掛け15、手
掛け16等が組付けられるものであるが、サイドボツク
ス13の底部後端は機体の床部17に対して左右揺動自
在に連結支持されている。つまり、サイドボツクス13
は、運転席7の側部に沿う第一姿勢と、機体外方に突出
する第二姿勢とに揺動変姿自在であり、そして第二姿勢
においては、床部17に形成される点検口17aを露出
させることにより、機体内部に配設される配線、配管等
の組換え、点検、整備等を著しく簡略化し、しかもオペ
レータの通行幅Lを広げることが可能なため、操作ボツ
クス14に体や衣服を引つ掛ける不都合を回避して乗降
性も良好にすることができるようになつている。またさ
らに、18はサイドボツクス13の内側部に前後揺動自
在に連結支持されたロツクレバーであつて、該ロツクレ
バー18を後側位置に操作した状態では、ロツクレバー
18の基端部に固設されるロツクプレート18aが床部
17に固設されるフツク19から離脱してサイドボツク
ス13の揺動が許容される一方、ロツクレバー18を前
側位置に操作した状態では、ロツクプレート18aがフ
ツク19に係合してサイドボツクス13の揺動が規制さ
れるようになつている。尚、20はサイドボツクス13
のベースプレート13aを左右方向摺動自在にガイドす
る押えプレートである。
【0009】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、オペレータは、上方がキヤノピ5で覆われた運転
席7に着座して作業を行うことになるが、運転席7に風
雨が吹き込むような場合には、固定操作レバー12aを
A位置に操作した後、キヤノピ5の外周縁部に沿つてフ
ード8を適宜移動させ、そして所望の位置で固定操作レ
バー12aをB位置に操作すれば風雨の吹き込みを阻止
し得る位置にフード8を固定できることになり、また、
土砂や塵埃が侵入する場合にも、同様の操作でフード8
を移動させれば土砂や塵埃の侵入を阻止できることにな
る。従つて、キヤビン式の様に運転席全体を覆うことな
く、運転席上方のみをキヤノピ5によつて覆うものであ
つても、フード8を適宜位置変更することによつて風雨
の吹き込みや土砂、塵埃等の侵入を可及的に阻止できる
ことになり、この結果、快適な作業環境を確保してキヤ
ノピ式油圧シヨベルにおける居住性および作業性を向
できることになる。
【0010】しかも、フード8は色付きの透光性樹脂部
材で形成されるため、直射日光を遮るバイザーとしても
利用することができ、このため日光の直射で作業が妨げ
られる不都合を解消してさらに作業性を向上させること
ができる。
【0011】さらに、キヤノピ5の外周縁部に形成され
る既存の樋溝5aを利用してフードの移動支持および固
定を行うようにしたため、殊更キヤノピ5を設計変更す
ることなく実施できて都合がよい。
【0012】尚、本考案は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えばフードの形状、
個数、支持部構造、固定部構造等が前記実施例のものに
限定されないことは言うまでもない。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、キヤビン式の様に運転席全体を覆
うことなく、運転席上方のみをキヤノピによつて覆うも
のでありながら、運転席の周囲は、透光性フード部材に
よつて局部的に覆われており、しかもフード部材によつ
て覆われる位置は、略円形に形成されるキヤノピの外周
縁部に沿つてフード部材を任意の位置に移動することが
でき、しかも該移動した任意の位置に固定することで
安定した位置変更ができることになる。従つて、前記フ
ード部材の位置変更に基づいて風雨の吹き込みや土砂、
塵埃等の侵入を可及的に阻止することができる許りか、
色付きのフード部材を用いることによつて日光の直射も
阻止できることになり、この結果、キヤノピ式走行車の
居住性および作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧シヨベルの側面図である。
【図2】同上要部斜視図である。
【図3】フードの要部分解斜視図である。
【図4】フード支持部の縦断面図である。
【図5】サイドボツクスの作用を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 油圧シヨベル 3 旋回部 5 キヤノピ 7 運転席 8 フード 9 吊持金具 10 ストツパ金具 12 カム 12a 固定操作レバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席上方がキヤノピで覆われるキヤノ
    ピ式作業車に、キヤノピの外周縁部から垂下して運転席
    の周囲を局部的に覆う透光性フード部材を設けるにあた
    り、キヤノピは略円形で、その外周縁部に周回り方向に
    ガイドが形成されたものとし、フード部材には、前記ガ
    イドに案内されてキヤノピ外周縁部に沿つてフード部材
    を移動自在に支持する支持部と、任意の位置に移動した
    フード部材をキヤノピに対して固定−解除の操作をする
    ための操作手段を備えた固定機構とが設けられている
    とを特徴とするキヤノピ式作業車におけるフード構造。
JP1992079774U 1992-10-23 1992-10-23 キヤノピ式作業車におけるフード構造 Expired - Lifetime JP2566772Y2 (ja)

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JPH0636919U JPH0636919U (ja) 1994-05-17
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