JPH0627470B2 - サッシ位置決め方法およびサッシ位置決め装置 - Google Patents

サッシ位置決め方法およびサッシ位置決め装置

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JPH0627470B2
JPH0627470B2 JP63078117A JP7811788A JPH0627470B2 JP H0627470 B2 JPH0627470 B2 JP H0627470B2 JP 63078117 A JP63078117 A JP 63078117A JP 7811788 A JP7811788 A JP 7811788A JP H0627470 B2 JPH0627470 B2 JP H0627470B2
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pole
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positioning
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、サッシ位置決め方法およびその実施に使用
するサッシ位置決め装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のサッシ位置決め装置としては、例えば特公昭48
−35309号(特願昭45−18152号)公報(以
下第1従来例という。)と特開昭56−119088号
(特願昭55−19508号)公報(以下第2従来例と
いう。)に開示されているものがある。
第1従来例に開示されているサッシ位置決め装置は、サ
ッシを躯体開口部に嵌め込む場合、支柱に支持したサッ
シを上記開口部の手前に位置させてから、支柱を立設し
た台車のねじ棒を床に突き刺すとともに、支柱上端のね
じ棒を天井に突き刺すことによって、上記支柱を固定す
る構造になっている。
一方、第2従来例に開示されているサッシ位置決め装置
は、サッシを支持する支柱を躯体開口部の上縁部と下縁
部の間にばね付勢して立設する場合、支柱の下端部に螺
入したねじ付き可動脚をナットで上下に移動させて支柱
内のばね力を調整する構造になっている。
また、両従来例とも、サッシの上下,左右および前後方
向の位置を調整するためのハンドル操作が、ラック,ピ
ニオン,ベベルギア,ウオームホイール等を使用した連
動機構によって、サッシに伝達される構造になってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のサッシ位置決め装置は、サッシを支持する支柱を
固定する場合、ねじ棒やねじ付可動脚を、それぞれハン
ドルやナットを廻して上下に移動させるので、操作に手
間と時間がかかり、機能的でなかった。
また、サッシの位置調整のためのハンドル操作がラッ
ク,ピニオン,ベベルギア,ウオームホイール等を使用
した連動機構によってサッシに伝達される構造になって
いるので、装置全体の構成が複雑で重量が重くなってい
る。このため、可搬性に欠け、小回りが利かず、また、
手動操作するにも重くて操作しにくかった。
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、操作が簡単であり、かつ構成が簡単で軽くて
小回りの利く機能的なサッシ位置決め装置サッシ位置決
め方法を提供することを目的する。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るサッシ位置決め方法は、次の5つの工程
を有するものである。
(a) 下部および上部に第1および第2のサッシ位置決め
具を有する第1のポールと下部および上部に第3および
第4のサッシ位置決め具を有する第2のポールを所定の
間隔で躯体開口部の上縁と室内側の床面間に固定して立
設する工程。
(b) サッシの躯体開口部に対する概略の位置を決めなが
ら、上記第1〜第4のサッシ位置決め具に、サッシの上
枠と下枠の左右2個所を取付けて、第1のポールと第2
のポールでサッシを支持する工程。
(c) 第1のサッシ位置決め具と第3のサッシ位置決め具
を上下方向に駆動するとともに、サッシのタテ枠を介し
て第2,第4のサッシ位置決め具を連動させてサッシの
躯体開口部に対する上下方向の位置を決める工程。
(d) 第1のサッシ位置決め具と第2のサッシ位置決め具
を左右方向に駆動するとともに、サッシの上枠と下枠を
介して第3,第4のサッシ位置決め具を連動させてサッ
シの躯体開口部に対する左右方向の位置を決める工程。
(e) 第1〜第4のサッシ位置決め具を、それぞれ前後に
駆動してサッシの躯体開口部に対する前後方向の位置を
決める工程。
この発明に係るサッシ位置決め装置は、躯体開口部の上
縁と、室内側床面に固定して立設する第1のポールおよ
び第2のポールと、第1のポールの下部に装着した第1
のサッシ位置決め具と、同じく上部に装着した第2のサ
ッシ位置決め具と、第2のポールの下部に装着した第3
のサッシ位置決め具と、同じく上部に装着した第4のサ
ッシ位置決め具と、各サッシ位置決め具に取り付けたサ
ッシ把持具とよりなり、かつ第1のサッシ位置決め具
は、ねじ桿で駆動され、かつ支柱にガイドされて上下に
移動する上下作動体と、ねじ桿で駆動され、かつ上下作
動体にガイドされて前後に移動する前後作動体と、ねじ
桿で駆動され、かつ前後作動体にガイドされて左右に移
動するとともに、サッシ把持具を取り付けた左右作動体
とより構成し、第2のサッシ位置決め具は、第1のサッ
シ位置決め具における上下作動体を、支柱にガイドされ
て上下に遊動する上下遊動体で構成し、第3のサッシ位
置決め具は、第1のサッシ位置決め具における左右作動
体を、前後作動体にガイドされて左右に遊動する左右遊
動体で構成し、第4のガイド位置決め具は、第1のサッ
シ位置決め具における上下,左右作動体を、支柱、前後
作動体にガイドされて遊動する上下,左右遊動体で構成
したものである。
〔作用〕
上記サッシ位置決め装置は、これを構成する2本のポー
ルが独立した部材となっており、しかも、例えば、ペダ
ルロックのペダルを踏んでばね受け部材を駆動して支柱
との間のばね力を調整する構造になっている。したがっ
て、ポールを立設して固定する場合は、ポールを躯体開
口部の室内側の床に立ち上げ、支柱を下方に軽く押して
ばねを圧縮しながら、アームを躯体開口部の上縁部に掛
け、しかるのちペダルロックのペダルを踏んでばねをさ
らに圧縮すれば、そのときのばね力で簡単に固定でき
る。
また、上記サッシ位置決め装置は、上述のように2本の
ポールが独立した機材になっているし、またねじ桿の操
作が、上下,左右および前後作動体を介してサッシに伝
達され、ねじ桿と各作動体の間にラック,ピニオン,ベ
ベルギア,ウオームホイール等を使用した連動機構が介
在しないので、装置全体の構成が簡単で、重量が軽くな
る。したがって、運び易く、小回りが利き、また、手動
操作が軽くなり操作し易い。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を第1〜第10図によって説明
する。
第1,2図はサッシ位置決め装置の全体構成を示す。
図において、Pは、左側の第1のポール、Pは右側
の第2のポールで、それぞれ長さが調節自在である。A
は第1のサッシ位置決め具(以下、この項で第1のア
ジャスタという。)、Aは第2の位置決め具(以下、
この項で第2のアジャスタという。)で、前者Aは第
1のポールPの下部に、後者Aは同ポールPの上
部に装着されている。Aは第3のサッシ位置決め具
(以下、この項で第3のアジャスタという。)、A
第4のサッシ位置決め具(以下、この項で第4のアジャ
スタという。)で、前者Aは第2のポールPの下部
に、後者Aは同ポールPの上部に装着されている。
Gは第1〜第4のアジャスタA〜Aに支持アームa
を介して装着したサッシ把持具(以下、この項でグリッ
パという。)である。bは第1,第2のポールP,P
の上方に固定したロックアームである。
なお、Kは建築物の躯体で、kは躯体開口部、fは床、
SはグリッパGで把持したサッシ(窓枠)である。
第3図は第1のポールPの構成を示す。第2のポール
も第1のポールPと基本的に同じ構成である。図
において、1は脚柱、2は筒状の支柱で、脚柱1は支柱
2に挿入されている。3は脚柱1に多段にロックして位
置決めできるように装着されたばね受け部材、4はこの
ばね受け部材3のロック位置を上下に可変するペダルロ
ック、5はばね受け部材3と支柱2の間に介装したばね
(コイルスプリング)である。ばね5の脚柱1と支柱2
に対する付勢力は、ペダルロック4を踏んでばね受け部
材3の脚柱1へのロック位置を可変することによって任
意に調整できる。この他の構成は第2図と同じである。
第4図は第1のアジャスタAの構成を示す。図におい
て、Yは支柱2に嵌められ、同支柱2にそって、上下に
移動する上下作動体(図面にはプロット表示してあ
る。)、N上下作動体Yを上下に駆動するねじ桿で、
同作動体Yの雌ねじに垂直に螺入してその上下部を支柱
2に固定したフレーム6に回動可能に取付けられてい
る。7はそのハンドルである。
Zは上下作動体Yの上下一対の穴に挿通した前後方向水
平のガイドシャフト8によって前後に移動する前後作動
体、Nは前後作動体Zを前後に駆動するねじ桿で、同
作動体Zの雌ねじに前後方向水平に螺入して上下作動体
Yの一部に回動可能に取り付けられている。9はそのハ
ンドルである。
Xは前後作動体Zの外側面に左右に横設した上下一対の
ガイドシャフト10にガイドされて左右に移動する左右
作動体、Nは左右作動体Xを左右に駆動するねじ桿
で、左右作動体Xの雌ねじに螺入してその両端部を前後
作動体Zに回動可能に取り付けられている。11はその
ハンドルである。上述したグリッパGを取り付けた支持
アームaは上記左右作動体Xに取り付けられている。
第5図は、第2のアジャスタAの構成を示す。このア
ジャスタAは、第4図に示す第1のアジャスタA
の比較で言えば、同アジャスタAにおけるねじ桿N
に代えて、上下作動体Yの支柱2廻りの回転を防止する
ためのガイドシャフト12を取り付けることによって、
上記上下作動体Yを、支柱2にガイドされて上下に自由
に移動する上下遊動体Yとしたものである。その他の
構成は、第2のアジャスタAと同じであるので、同一
部分は同一符号で付してある。
第6図は第3のアジャスタAの構成を示す。このアジ
ャスタAは、第4図に示す第1のアジャスタAとの
比較で言えば、同アジャスタAにおける左右作動体X
を駆動するねじ桿Nを設けないで、その左右作動体X
を、ガイドシャフト10にガイドされて左右に自由に移
動する左右遊動体Xとしたものである。その他の構成
は、第1のアジャスタAと同じである。
第7図は第4のアジャスタAの構成を示す。このアジ
ャスタAは、第4図に示す第1のアジャスタAとの
比較で言えば、同アジャスタAにおける以下作動体Y
を、第2のアジャスタAと同様、上下遊動体Y
し、同じく左右作動体Xを、第3のアジャスタAと同
様、左右作動体Xとしたものである。その他の構成
は、第1のアジャスタAと同じである。なお第1およ
び第4のアジャスタA〜Aにおいて、フレーム6に
支柱2と平行のガイド桿を立設し、上下作動体Yと上下
遊動体Yを、このガイド桿をガイドとして上下動させ
ることもできる。
第8図はグリッパGの構成を示す。
図において、13はトンネル状の第1のガイドケース、
14は第1のガイドケース13の後方に同ケース13と
直交するように設けた第2のガイドケースである。第1
のガイドケース13は、前後方向に長い方形のベース板
15aに断面ハット形の波板15bをねじ止めして形成
してあり、第2のガイドケース14はベース板15aに
左右一対の同じく断面ハット形の波板16a,16bを
ねじ止めして形成してある。
17は、第1のガイドケース13の両側壁を、その後方
から前方に向けて斜め上方に切り抜いて形成した一対の
ガイド溝で、後述する係止板18をガイドするためのも
の、18は左右のガイドピン19部分で上記ガイド溝1
7にガイドされて第1のガイドケース13内を上昇しな
がら前進または下降しながら後進する係止板である。2
0は、その係止突起21において係止板18と連結され
た操作板で、係止板18は操作板20に対し上下方向へ
移動可能になっている。操作板20は、係止板18を前
後進させるためのものである。
22,23は第2のガイドケース14を構成する左右の
波板16a,16bに設けた左右方向に長い左右一対の
長穴である。24,25は左右一対の作動板で、両者は
それぞれの一端部に設けた縦軸26,27を前記長穴2
2,23に嵌め、他端部を操作板20の縦軸28にピン
結合することによってリンクさせてある。
29は作動板24,25の縦軸26,27間に張架した
ばね(コイルスプリング)である。このばね29は、両
作動板24,25を縦軸28部分で折り曲げて、操作板
20を前進位置と後進位置にそれぞれ固定するためのも
のである。
30は係止板18が後進したとき、サッシSのエッジ部
を同係止板18とともに把持するサッシ受け部である。
実施例では、上記ベース板15aの前端部が、このサッ
シ受け部30となっいる。
上記のような構成になっているので、操作板20を前後
進させると、左右一対の作動板24,25がばね29に
よってくの字形に折り曲げられ、それぞれ前進位置と後
進位置に付勢されて固定される。したがって、操作板2
0に連動する係止板18も、前進位置と後進位置に固定
され、前進位置ではサッシSのエッジ部の把持を解除
し、後進位置では同エッジ部を係止部18とサッシ受け
部30と間に把持する。
なお、第8図(b)は、グリッパGを第2,第4の両ア
ジャスタA,Aに装着する場合の位置関係を示し、
同図(c)はグリッパGを第1,第3の両アジャスタA
,Aに装着する場合の位置関係を示したものであ
る。このように、グリッパGは反転させるこにとよって
いずれのアジャスタにも装着できる。
第9図に示すグリッパGは、上記グリッパGの他の態
様を示したものである。
図において、31はトンネル状のガイドケースである。
このガイドケース31は、前後方向に長い方形のベース
板33に断面ハット形の波板34をねじ止めして形成し
てあり、上記波板34の側壁には後述する作動板40を
挿通する穴hが設けてある。
35は第1のガイドケース31の両側壁を、その後方か
ら前方に向けて斜め上方に切り抜いて形成した一対のガ
イド溝で、後述する係止板36をガイドするためのも
の、36は左右のガイドピン37部分で上記ガイド溝3
5にガイドされて第1のガイドケース31内を上昇しな
がら前進または下降しながら後進する係止板である。3
8は係止板36の上面に左後方から右前方にかけて斜め
に設けた第1のスリット溝、39は前記波板34の上壁
に左右方向に設けた第2のスリット溝、40は第1のス
リット溝38と第2のスリット溝39とに縦軸41部分
を嵌めてガイドケース31の左右方向に挿通した作動板
である。この作動板40を左右へ移動させると、係止板
36が前後進する。42はガイドケース31と作動板4
0との間に張架したばねで、作動板40はこのばね42
によって左側へ付勢されている。
43,44は、それぞれ一端部を第1の縦軸45でピン
結合し、他端部を作動板40と第1のガイドケース32
とにそれぞれ第2の縦軸46と第3の縦軸47とでピン
結合した左右一対の操作板である。43aは左側の操作
板43に設けたストッパである。このストッパ43a
は、前記ばね42によって両操作板43,44が第1の
縦軸45部分で前方へ折れ曲がるのを一定角にとどめる
ためのものである。これによって、作動板40はばね付
勢に抗して右側に保持される。両操作板43,44を後
方へ引くと、ばね42による付勢が解除されて作動板4
0が左側へ移動し、係止板36が後進位置かた前進位置
にくる。
48は係止板36が後進したとき、サッシSのエッジ部
を同係止板36とともに把持するサッシ受け部である。
この例では、上記ベース板33の前端部が、このサッシ
受け部48となっている。
上記構造のグリッパGの場合は、操作板43,44の
第1の縦軸45部分を、ばね42の付勢に抗して前進さ
せ、またはこれを解除して後進させると、作動板40が
右進位置または左進位置に固定される。そうすれば、作
動板40に連動する係止板36が後進位置または前進位
置に固定され、前進位置ではサッシSのエッジ部の把持
を解除し、後進位置では同エッジ部を係止板36とサッ
シ受け部48との間に把持できる。なお、上記グリッパ
は、前記グリッパGと同様に、第9図(b)の場合
は、第2,第4のアジャスタA,Aに装着し、また
第1,第3のアジャスタA,Aに装着する場合は、
反転して使用する。
第10図に示すグリッパGは、上記グリッパGの操
作板44,45部分の機構を異なる構造にしたものであ
る。
図において、31〜41,48は第9図のグリッパG
におけると同一構成要素またはこれに相当する部分を示
す。49は作動板40に連結され、かつガイドケース3
1に設けたガイドフレーム50にガイドされる操作レバ
ーである。51は操作レバー49に長穴52部分で嵌
め、かつガイドフレーム50に枢支して操作レバー49
方向に回動可能にした制止板、53は操作レバー49に
嵌めて制止板51とガイドフレーム50との間に介装し
たばねである。
このグリッパGの場合は、制止板51を操作して、こ
れに対するばね付勢を解除して操作レバー49を左また
は右へ移動させ、再び制止板51にばね付勢をかける
と、移動板40が右進位置または左進位置に固定され
る。そうすれば、作動板40に連動する係止板36が後
進位置または前進位置に固定され、前進位置ではサッシ
Sのエッジ部の把持を解除し、後進位置では同エッジ部
を係止板36とサッシ部48との間に把持する。なお、
アジャスタA〜Aに対する装着方法は、前記グリッ
パGおよびGと同様である。
次に、サッシ位置決め方法、すなわち、サッシSを躯体
開口部Kに位置決めしてセットする場合の手順を工程順
に説明する。
(a)第1のポールPと第2のポールPを所定の間
隔で躯体開口部Kの室内側の床fに立ち上げて、それぞ
れのロックアームbを同開口部Kの上縁部に掛ける。
ついでペダルロック4を踏んでばね受け部材3を駆動し
てばね5を圧縮し、そのときのばね力を利用して動かな
いように固定する。
(b)ポールP,Pを固定したところで、グリッパ
G,G,GでサッシSを把持して、両ポールP
に取り付ける。この過程で、同サッシSの躯体開口
部kに対する概略の位置を決める。
(c)次に、第1および第3のアジャスタA,A
上下作動体Yを駆動して、サッシSの躯体開口部Kに対
する上下方向の位置を決める。このとき、サッシSの左
右タテ枠を介して第2,第4のアジャスタA,A
上下作動体Yが連動する。
(d)引き続き、第1のアジャスタAの左右作動体X
と第2のアジャスタAの左右作動体Xを駆動してサッ
シSの躯体開口部に対する左右方向の位置を決める。こ
のとき、サッシSの上枠と下枠を介して第3,第4のア
ジャスタA,Aの左右作動体Xが連動する。
(e)最後に、第1〜第4の各アジャスタA〜A
前後作動体Zを、それぞれ前後に駆動してサッシSの躯
体開口部Kに対する前後方向の位置を決める。位置決め
後はサッシSを躯体開口部Kの鉄筋に溶接等の適宜の手
段で固定する。
なお、上記(c)〜(e)の工程は、要すれば、適宜繰
り返すことができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係るサッシ位置決め装
置は、全体の構成が簡単であり、また2本のポールが独
立した部材になっているので、重量が軽くて運び易く、
小回りが利くようになった。また、例えば2本のポール
はペダルロックの操作で簡単に立設して固定できるの
で、操作し易くなった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例によるサッシ位置決め装置を
模式的に示した正面図、第2図は第1図の側面図、第3
図は第2図の詳細図、第4図〜第7図はそれぞれ第1図
における第1〜第4のサッシ位置決め具(アジャスタ)
を示し、各図において(a)は平面図、(b)は側面
図、(c)は正面図、第8図は第1,2図におけるサッ
シ把持具(グリッパ)を示し、同図(a)は平面図、同
図(b),(c)は側面図、第9図および第10図は他
の態様のサッシ把持具(グリッパ)を示し、各図におい
て(a)は平面図、(b)は側面図である。 P……第1のポール P……第2のポール A……第1のサッシ位置決め具 A……第2のサッシ位置決め具 A……第3のサッシ位置決め具 A……第4のサッシ位置決め具 G……サッシ把持具 K……躯体開口部 a……アーム f……床
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 裕司 東京都江東区木場2丁目7目23号 新日軽 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−96376(JP,A) 実公 昭45−22871(JP,Y1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の工程を有するサッシ位置決め方法。 (a) 下部および上部に第1および第2のサッシ位置決め
    具を有する第1のポールと下部および上部に第3および
    第4のサッシ位置決め具を有する第2のポールを所定の
    間隔で躯体開口部の上縁と室内側の床面間に固定して立
    設する工程。 (b) サッシの躯体開口部に対する概略の位置を決めなが
    ら、上記第1〜第4のサッシ位置決め具に、サッシの上
    枠と下枠の左右2個所を取付けて、第1のポールと第2
    のポールでサッシを支持する工程。 (c) 第1のサッシ位置決め具と第3のサッシ位置決め具
    を上下方向に駆動するとともに、サッシのタテ枠を介し
    て第2,第4のサッシ位置決め具を連動させてサッシの
    躯体開口部に対する上下方向の位置を決める工程。 (d) 第1のサッシ位置決め具と第2のサッシ位置決め具
    を左右方向に駆動するとともに、サッシの上枠と下枠を
    介して第3,第4のサッシ位置決め具を連動させてサッ
    シの躯体開口部に対する左右方向の位置を決める工程。 (e) 第1〜第4のサッシ位置決め具を。それぞれ前後に
    駆動してサッシの躯体開口部に対する前後方向の位置を
    決める工程。
  2. 【請求項2】躯体開口部の上縁と、室内側床面に固定し
    て立設する第1のポールおよび第2のポールと、第1の
    ポールの下部に装着した第1のサッシ位置決め具と、同
    じく上部に装着した第2のサッシ位置決め具と、第2の
    ポールの下部に装着した第3のサッシ位置決め具と、同
    じく上部に装着した第4のサッシ位置決め具と、各サッ
    シ位置決め具に取り付けたサッシ把持具とよりなり、か
    つ第1のサッシ位置決め具は、ねじ桿で駆動され、かつ
    支柱にガイドされて上下に移動する上下作動体と、ねじ
    桿で駆動され、かつ上下作動体にガイドされて前後に移
    動する前後作動体と、ねじ桿で駆動され、かつ前後作動
    体にガイドされて左右に移動するとともに、サッシ把持
    具を取り付けた左右作動体とより構成し、第2のサッシ
    位置決め具は、第1のサッシ位置決め具における上下作
    動体を、支柱にガイドされて上下に遊動する上下遊動体
    で構成し、第3のサッシ位置決め具は、第1のサッシ位
    置決め具における左右作動体を、前後作動体にガイドさ
    れて左右に遊動する左右遊動体で構成し、第4のサッシ
    位置決め具は、第1のサッシ位置決め具における上下,
    左右作動体を、支柱、前後作動体にガイドされて遊動す
    る上下,左右遊動体で構成したことを特徴とするサッシ
    位置決め装置。
JP63078117A 1988-04-01 1988-04-01 サッシ位置決め方法およびサッシ位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0627470B2 (ja)

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JPH01256682A JPH01256682A (ja) 1989-10-13
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