JPH06155038A - 長尺物の溶接装置 - Google Patents

長尺物の溶接装置

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JPH06155038A
JPH06155038A JP4310186A JP31018692A JPH06155038A JP H06155038 A JPH06155038 A JP H06155038A JP 4310186 A JP4310186 A JP 4310186A JP 31018692 A JP31018692 A JP 31018692A JP H06155038 A JPH06155038 A JP H06155038A
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秀幸 塩沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺の角パイプと長尺部材とを強固に溶接す
ることができ、しかも長尺角パイプと長尺物を溶接する
際の溶接作業性を向上させることができる長尺物の溶接
装置を提供することにある。 【構成】 基台10の一側にその長手方向に沿ってガイ
ドレール16a,16bを設けるとともに他側に載置台
20を設ける。ガイドレールに移動テーブル40を移動
自在に設け、載置台20に長尺角パイプ18とアングル
部材19を載置する。移動テーブルには長尺角パイプと
アングル部材とをスポット溶接するスポット溶接機50
を搭載し、載置台に長手方向に所定間隔を存して長尺角
パイプとアングル部材とを位置決め固定する複数のクラ
ンプ機構30を配設する。基台に移動テーブルをガイド
レールに沿って移動させる駆動機構60を設け、この駆
動機構にワイヤロープ73を介して対向電極80を連結
し、この対向電極を移動テーブルと同期して長尺角パイ
プの内部を移動するように構成したことにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺な角パイプと長
尺部材との溶接に用いられる長尺物の溶接装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バス等の車両におけるルーフ構造は、ル
ーフパネルと、このルーフパネルの両側に設けられたル
ーフサイドパネルとからなり、これらはサイドレールに
より支持されている。このサイドレールは車両の前後に
亘って左右一対に配置されている。
【0003】一対のサイドレールは同一構造であるた
め、その一方について説明すると、図9に示すように、
大型バス等においては、長さが10m前後の長尺な角パ
イプからなるレール本体1と、このレール本体1の一側
面に溶接された長尺なアングル部材2とから構成されて
いる。
【0004】上記レール本体1とアングル部材2とは通
常スポット溶接されるが、従来のスポット溶接機は、そ
の本体に設けられたクランプアームの一方に電極が、他
方に対向電極が設けられ、電極と対向電極とで被溶接物
を挟持できるようにクランプアームに対して電極と対向
電極とが対向状態に固定されている。
【0005】一方、上記レール本体1は、長尺で、しか
も中空筒形状であるため、スポット溶接機の対向電極を
レール本体1の内部に挿入してスポット溶接しようとし
てもクランプアームが邪魔になってレール本体1の内部
に挿入することはできない。
【0006】そこで、従来においては、図10に示すよ
うに、レール本体1の一方の側面1aにアングル部材2
を接合して両者を治具等で保持した状態で、スポット溶
接機の電極4をアングル部材2に当接し、対向電極3を
レール本体1の他方の側面1bに当接する。
【0007】そして、レール本体1とアングル部材2と
を対向電極3と電極4とで挟み込んだ状態で、両電極
3,4間に大電流を流してレール本体1の側面1aとア
ングル部材2とをスポット溶接している。なお、スポッ
ト溶接箇所はサイドレールの長さによって異なるが、長
さが10mの場合には長さ方向に所定間隔を存して10
箇所前後である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のスポット溶接機では、被溶接物であるレール本体1が
長尺で、しかも中空筒形状であることから、レール本体
1の一方の側面1aにアングル部材2を接合した状態
で、スポット溶接機の電極4をアングル部材2に当接
し、対向電極3をレール本体1の他方の側面1bに当接
せざるを得ない。
【0009】このため、電極4と対向電極3との距離が
長くなり、高電圧を印加しないと溶接できない。また、
サイドレールは、所定間隔を存して複数箇所をスポット
溶接しているが、溶接箇所を増やさないと十分な溶接強
度が得られない。
【0010】また、長尺のサイドレールの一端側から他
端側までスポット溶接機を移動させ、あるいは逆にサイ
ドレールを移動させて対向電極3、電極4を溶接箇所に
位置決めして溶接しているので、溶接作業性が悪かっ
た。
【0011】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、長尺角パイプと長尺部
材とを強固に溶接することができ、しかも長尺角パイプ
と長尺部材とを溶接する際の溶接作業性を向上すること
ができる長尺物の溶接装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、基台の一側にその長手方向に沿って直
線ガイドを設けるとともに他側に載置台を設ける。そし
て、直線ガイドに移動テーブルを移動自在に設け、載置
台に被溶接部材としての長尺角パイプと長尺部材を載置
する。また、移動テーブルには長尺角パイプと長尺部材
とをスポット溶接するスポット溶接機を搭載し、載置台
に長手方向に所定間隔を存して上記長尺角パイプと長尺
部材とを位置決め固定する複数のクランプ機構を配設す
る。
【0013】さらに、上記基台に移動テーブルを直線ガ
イドに沿って移動させる駆動機構を設け、この駆動機構
に連結索を介して対向電極を連結し、この対向電極を上
記移動テーブルと同期して上記長尺角パイプの内部を移
動するように構成したことにある。
【0014】
【作用】上記構成の長尺物の溶接装置によれば、まず、
載置台に被溶接部材としての長尺角パイプと長尺部材を
載置して、クランプ機構により位置決め固定するととも
に、長尺角パイプの内部にスポット溶接機の対向電極を
挿入する。そして、移動テーブルを駆動機構により移動
させ、スポット溶接機の電極を長尺角パイプと長尺部材
の溶接箇所に移動すると、上記対向電極が連結索を介し
て移動テーブルと同期して長尺角パイプの内部を移動す
る。そして、移動テーブルに搭載されたスポット溶接機
の電極と長尺角パイプの内部の対向電極とが常に対向
し、この状態でスポット溶接機により長尺角パイプと長
尺部材とをスポット溶接する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】図1〜図7は第1の実施例を示す。図1〜
図3は長尺物の溶接装置の全体構成を示すもので、基台
10は被溶接物としての長尺物に対応して長尺の天板1
1を備えている。この天板11は支持枠11aによって
支持され、この支持枠11aには複数本の支柱12が設
けられている。
【0017】これらの支柱12の下端にはブラケット1
3が固定され、このブラケット13には車輪14が設け
られている。したがって、基台10は工場内の床面を自
由に移動できるように構成されている。
【0018】基台10の天板11の一側にはその長手方
向に沿って直線ガイドとしての一対のガイドレール16
a,16bが天板11から突出した状態で平行に敷設さ
れている。
【0019】天板11の他側には、被溶接部材としての
長尺角パイプ18と長尺なアングル部材19とが載置さ
れる載置台20が設けられている。この載置台20の両
側には図6に示すように、上記ガイドレール16a,1
6bと平行する状態に一対の長尺な角棒からなるゲージ
21が離間して取付け固定されている。
【0020】一対のゲージ21間における上記載置台2
0の上面には角パイプからなる一対のゲージガイド23
が着脱自在に設けられ、これらゲージガイド23の間に
平板形状のスペーサ24が着脱自在に設けられている。
これらゲージガイド23と上記スペーサ24とは同一厚
さ寸法となっている。
【0021】上記スペーサ24には上記長尺角パイプ1
8とアングル部材19とが載置されるようになってい
る。これらゲージガイド23と上記スペーサ24とは長
尺角パイプ18とアングル部材19の幅寸法に応じて組
み替えられるようになっている。
【0022】上記基台10の一側部には上記長尺角パイ
プ18とアングル部材19を位置決めする複数個のクラ
ンプ機構30が所定間隔を存して配置されている。これ
らクランプ機構30は、上記載置台20の側部に取付け
られたブラケット31を備えている。このブラケット3
1には支柱32が立設され、この支柱32には枢支軸3
3を介して回動アーム34が回動可能に枢着されてい
る。
【0023】この回動アーム34の自由端部には上記長
尺角パイプ18の上部に嵌合する凹部35aを有する保
持部材35が設けられている。この保持部材35の凹部
35aを挟んで両側部の端面にはねじ孔37aが穿設さ
れ、このねじ孔37aにはロックナット37を有するボ
ルト36が螺合されている。
【0024】このボルト36は保持部材35の下面から
下方に突出しており、その頭部36aは、上記回動アー
ム34を下方へ回動させることにより長尺角パイプ18
に一側部19aが接合されたアングル部材19の他側部
19bに当接され、アングル部材19を上方からスペー
サ24に押え込むようになっている。
【0025】すなわち、アングル部材19の厚さ寸法に
応じて上記ボルト36を保持部材35のねじ孔37aに
ねじ込み操作してボルト36の突出量を変え、ロックナ
ット37を締め付けることにより、アングル部材19の
位置決めができるようになっている。
【0026】一方、上記ガイドレール16a,16bに
は移動テーブル40が設けられている。この移動テーブ
ル40の裏面には図1に示すように一端側から他端側に
貫通する一対の凹部41a,41bが互いに平行した状
態で設けられ、これら凹部41a,41bが上記ガイド
レール16a,16bに嵌合し、移動テーブル40は上
記ガイドレール16a,16bに沿ってスライド自在と
なっている。
【0027】この移動テーブル40には図4及び図5に
示すようにガンブラケット42が立設され、このガンブ
ラケット42の一側には垂直状態に補強板43が取付け
られている。上記ガンブラケット42の他側には上記長
尺角パイプ18とアングル部材19を抵抗溶接するスポ
ット溶接機50の本体50aが枢支軸52を介して回動
可能に支持されている。
【0028】スポット溶接機50の本体50aには移動
テーブル40の側方へ突出するロッド50bが突設さ
れ、このロッド50bの先端部には載置台20方向に突
出する電極51が設けられている。したがって、枢支軸
52を支点として回動する本体50aに伴って電極51
が上下方向に首振り可能な構成となっている。さらに、
上記移動テーブル40には側方に突出するチェーンアン
カー45が設けられている。
【0029】また、上記基台10の長手方向の一端部に
は移動テーブル40を駆動する駆動機構60が設けられ
ている。この駆動機構60について説明すると、61は
基台10に固定された正逆回転可能なギヤードモータで
あり、このギヤードモータ61の回転軸61aには駆動
ギヤ62が嵌着されている。
【0030】この駆動ギヤ62はチェーン63を介して
基台10の一端部に設けられた従動ギヤ64に駆動力が
伝達される。この従動ギヤ64の回転軸には第1のスプ
ロケット65が嵌着されている。
【0031】基台10の長手方向の他端部には第1のス
プロケット65と対応する第2のスプロケット66が設
けられ、この第1と第2のスプロケット65,66との
間にはエンドレスチェーン67が掛け渡されている。
【0032】第1のスプロケット65と第2のスプロケ
ット66との間に張設されたエンドレスチェーン67の
上側は天板11の上方を走行し、その中途部が上記チェ
ーンアンカー45に接続されている。また、エンドレス
チェーン67の下側は天板11の下方を走行し、その中
途部には後述する連結索が接続されている。
【0033】なお、上記ギヤードモータ61にはコント
ロールボックスに設けられたインバータ(図示しない)
が電気的に接続され、ギヤードモータ61を駆動制御す
るようになっている。
【0034】すなわち、上記コントロールボックスを操
作することにより、ギヤードモータ61がインバータを
介して速度調整可能に駆動され、エンドレスチェーン6
7が走行することにより、このエンドレスチェーン67
と接続されたチェーンアンカー45を介して上記移動テ
ーブル40がガイドレール16a,16bに沿ってスラ
イド移動するようになっている。
【0035】また、上記第2のスプロケット66の回転
軸66aには図1及び図7に示すように平歯車68が嵌
着されている。この平歯車68には小歯車69が噛合さ
れている。この小歯車69は回転伝達軸70の一端部に
嵌着され、この他端部には樹脂製の圧接ローラ71が嵌
着されている。この圧接ローラ71は前記回転軸66a
に回転自在に嵌合されたプーリ72の外周面と転接して
いる。
【0036】このプーリ72には上記エンドレスチェー
ン67に一端が接続された連結索としてのワイヤロープ
73が掛け渡されている。このワイヤロープ73は上記
プーリ72と圧接ローラ71との転接部を通過し、軸心
が傾いた状態に設けられたガイドプーリ74に掛け渡さ
れている。
【0037】また、ワイヤロープ73の他端には前記ス
ポット溶接機50の対向電極80が接続され、この対向
電極80はスポット溶接機50と電気的に接続されてい
る。この対向電極80は角棒形状で、上記長尺角パイプ
18の内部に挿入されたとき、対向電極80の外側面が
上記長尺角パイプ18の内側面と常に当接する大きさに
形成されている。
【0038】上記ワイヤロープ73の長さは、上記対向
電極80とスポット溶接機50の電極51とが常に対向
するようにセットされている。すなわち、スポット溶接
機50が移動することにより、対向電極80が移動テー
ブル40と同期して長尺角パイプ18の内部を移動し、
電極51と対向電極80とが常に対向した状態にセット
されるようになっている。
【0039】また、この対向電極80の上記ワイヤロー
プ73が接続される端部の反対側の端部にはリターンワ
イヤ81が接続されている。このリターンワイヤ81
は、長尺角パイプ18の内部に対向電極80が挿入する
際に、対向電極80に接続されるもので、リターンワイ
ヤ81を引っ張ることにより、長尺角パイプ18の内部
に対向電極80を導入することができる。
【0040】このように構成された長尺物の溶接装置の
作用について説明する。まず、図6に示すように載置台
20のゲージ21間に長尺角パイプ18とアングル部材
19との幅寸法に合うように、ゲージガイド23とスペ
ーサ24とを選定する。このスペーサ24の上に長尺角
パイプ18とアングル部材19とを載置して、図1に示
すように、複数のクランプ機構30の回動アーム34を
枢支軸33を中心に回動させ、保持部材35の凹部35
aにより長尺角パイプ18を保持するとともにボルト3
6の頭部36aによりアングル部材19の他側部19b
を位置決めする。
【0041】次に、リターンワイヤ81を長尺角パイプ
18の一端側(a点)から挿入し、そのリターンワイヤ
81を長尺角パイプ18の他端側(b点)から導出す
る。そして、このリターンワイヤ81と対向電極80と
を接続し、このリターンワイヤ81を引き戻すことによ
り、長尺角パイプ18の内部に対向電極80を挿入す
る。
【0042】リターンワイヤ81によって対向電極80
を長尺角パイプ19の一端側(a点)まで引き戻すと、
リターンワイヤ81と接続されたエンドレスワイヤ67
の下側が矢印c方向に引かれるため、エンドレスワイヤ
67の上側が矢印d方向に走行し、チェーンアンカー4
5を介して移動テーブル40は同方向に移動する。
【0043】したがって、移動テーブル40に搭載され
たスポット溶接機50の電極51は長尺角パイプ18と
アングル部材19の一端側(a点)に対向し、電極51
と対向電極80とが長尺角パイプ18とアングル部材1
9との溶接部を挟んで対向する。
【0044】このように溶接の準備が完了した後、コン
トロールボックスを操作して駆動機構60のギヤードモ
ータ61を駆動すると、駆動ギヤ62、チェーン63、
従動ギヤ64の順に回転が伝達され、第1のスプロケッ
ト65が回転する。したがって、第1と第2のスプロケ
ット65,66との間に掛け渡されたエンドレスチェー
ン67が矢印e方向に走行する。
【0045】エンドレスチェーン67の走行に伴ってチ
ェーンアンカー45を介して移動テーブル40がガイド
レール16a,16bに沿って同方向に移動し、この移
動テーブル40に搭載されたスポット溶接機50の電極
51が長尺角パイプ18とアングル部材19の溶接箇所
に位置すると、ギヤードモータ61が一時停止する。
【0046】このとき、エンドレスチェーン67に接続
されたワイヤーロープ71を介して対向電極80が引っ
張られるため、対向電極80が長尺角パイプ18の内部
を移動してスポット溶接機50の電極51と対向電極8
0とが常に対向する。
【0047】この状態で、スポット溶接機50の電極5
1と対向電極80とによって長尺角パイプ18の一側面
とアングル部材19の一側部19aとを挟持し、さらに
両電極51,80との間に大電流を流すと、長尺角パイ
プ18の一側面とアングル部材19の一側部19aとが
スポット溶接される。
【0048】第1番目のスポット溶接が終了すると、ス
ポット溶接機50の電極51と対向電極80とによる挟
持力は解除され、ギヤードモータ61が再び駆動してエ
ンドレスチェーン67を走行させる。そして、移動テー
ブル40に搭載されたスポット溶接機50の電極51が
長尺角パイプ18とアングル部材19の第2番目の溶接
箇所に位置すると、ギヤードモータ61が一時停止し、
スポット溶接機50が前述と同様に作動して長尺角パイ
プ18の一側面とアングル部材19の一側部19aとを
スポット溶接する。
【0049】このような作用を繰り返すことにより、長
尺角パイプ18とアングル部材19の長手方向の一端側
から他端側に亘って所定間隔を存して複数の溶接箇所で
スポット溶接することができ、長尺角パイプ18とアン
グル部材19とを一体化することができる。
【0050】また、長尺角パイプ18とアングル部材1
9は、その中途部が複数のクランプ機構30によってク
ランプされているため、移動テーブル40の移動により
スポット溶接機50がクランブ機構30に対応する位置
に到達した時、スポット溶接機50の本体50を枢支軸
52を支点として回動することにより、ロッド50bの
先端部の電極51を上方へ退避することができ、電極5
1とクランプ機構30との干渉を防止できる。
【0051】図8は第2の実施例を示すもので、84は
対向電極である。この対向電極84は、同一形状の2枚
の電極平板85の長手方向の両端部における両者間に回
転ローラ86を設けた構造であり、この対向電極84の
一端部には回動可能なフック87が設けられ、このフッ
ク87にはワイヤーロープ73が接続されている。ま
た、この対向電極84の他端部にはリターンワイヤ81
が接続されている。
【0052】このように構成された対向電極84は回転
ローラ86の回転によって長尺角パイプ18との摩擦抵
抗が軽減され、長尺角パイプ18の内部をスムーズに移
動することができ、対向電極84をリターンワイヤ81
によって長尺角パイプ18の内部に引込む操作が容易と
なる。
【0053】
【発明の効果】この発明は、前述の如く構成したから、
スポット溶接機の対向電極が被溶接部材として長尺角パ
イプの内部に移動可能に挿入されているので、電極と対
向電極との距離が短くなり、長尺角パイプと長尺部材と
を強固に溶接することができる。しかも、対向電極が移
動テーブルと同期して長尺角パイプの内部を移動し、電
極と対向電極とが常に対向した状態に位置決めセットさ
れるので、スポット溶接機の電極と対向電極とを位置決
めセットする必要がなくなり、長尺部材を溶接する際の
溶接作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係わる長尺物の溶接
装置を示す斜視図。
【図2】同実施例の長尺物の溶接装置を示し、(a)は
平面図、(b)は側面図。
【図3】同実施例の長尺物の溶接装置を示す側面図。
【図4】同実施例の長尺物の溶接装置のスポット溶接機
及び移動テーブルを示す側面図。
【図5】同実施例の長尺物の溶接装置を示す正面図。
【図6】図1のA−A線に沿う断面図。
【図7】図1のB部を拡大して示す正面図。
【図8】この発明の第2の実施例に係わる対向電極の斜
視図。
【図9】長尺角パイプとアングル部材の溶接箇所を示す
斜視図。
【図10】従来の長尺角パイプとアングル部材の溶接態
様を示す断面図。
【符号の説明】
10…基台、16a,16b…ガイドレール、18…長
尺角パイプ、19…アングル部材、20…載置台、30
…クランプ機構、40…移動テーブル、51…電極、6
0…駆動機構、73…ワイヤーロープ、80…対向電
極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、この基台の一側にその長手方向
    に沿って設けられた直線ガイドと、上記基台の他側に上
    記直線ガイドと平行に設けられ被溶接部材としての長尺
    角パイプと長尺部材を載置する載置台と、上記直線ガイ
    ドに沿って移動自在であるとともに上記長尺角パイプと
    長尺部材とをスポット溶接するスポット溶接機を搭載し
    た移動テーブルと、上記載置台に長手方向に所定間隔を
    存して配設され上記長尺角パイプと長尺部材とを位置決
    め固定する複数のクランプ機構と、上記基台に設けられ
    移動テーブルを直線ガイドに沿って移動させる駆動機構
    と、この駆動機構と連結索を介して連結され上記移動テ
    ーブルと同期して上記長尺角パイプの内部を移動し上記
    溶接機の電極と対向する対向電極とを具備したことを特
    徴とする長尺物の溶接装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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