JP2858054B2 - 鈑桁へのスチフナ自動仮付け装置 - Google Patents

鈑桁へのスチフナ自動仮付け装置

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JP2858054B2 JP14254791A JP14254791A JP2858054B2 JP 2858054 B2 JP2858054 B2 JP 2858054B2 JP 14254791 A JP14254791 A JP 14254791A JP 14254791 A JP14254791 A JP 14254791A JP 2858054 B2 JP2858054 B2 JP 2858054B2
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Matsumoto Kikai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁や建築物の桁材と
して使用されるスチフナ付き鈑桁を形成するために鈑桁
にスチフナを溶接するのに先立ちスチフナを鈑桁に仮付
けする装置に関する。
【0002】
【従来技術】平行に配置した2枚のフランジ同士を平鋼
板製ウエブで連結した鈑桁では、ウエブ部分にフランジ
延設方向と同方向に配設した水平スチフナやフランジ同
士を結ぶ方向に配置した垂直スチフナを溶着してウエブ
部分の補強を行う。この水平スチフナや垂直スチフナの
溶接固定は自動溶接で行うことが一般的であるが、自動
溶接する場合、スチフナがウエブにしっかりと仮付け固
定されていないと、スチフナの本溶接時に溶け込み不足
等の溶接欠陥が発生する。このため、一般にスチフナの
ウエブへの仮付け溶接は手作業による溶接で行ってい
た。ところが、ウエブへのスチフナ仮付け溶接を手作業
で行う場合、スチフナの位置合わせが面倒であるうえ、
ウエブとスチフナとの開先ギャップの設定が難しいとい
う問題があった。そこで、鈑桁を水平姿勢で支持する定
盤に沿ってガイドレールを配置し、このガイドレールに
案内されて往復走行する門型走行台車を配置し、門型走
行台車に支持させた溶接装置の溶接トーチで鈑桁にスチ
フナを仮付けするように構成した鈑桁へのスチフナ自動
仮付け装置も提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鈑桁に溶着される垂直
スチフナは、鈑桁の長手方向に対して交叉した角度で設
けられることがあるが、従来の自動仮付け装置は、門型
台車の縦柱に固定されているサイドビームに横移動可能
に装着してあったことから、鈑桁の長手方向に対して角
度を持った状態で垂直スチフナを配置した場合には垂直
スチフナの仮付けを行うことができないという問題があ
った。本発明はこのような点に着目して、スチフナの配
置姿勢にかかわらずスチフナを鈑桁のウエブ自動溶接で
仮付け固定できる仮付け自動溶接装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、定盤に沿って配置したガイドレール上往復
走行する門型走行台車の左右縦柱間にサイドビームを水
平揺動に支持し、このサイドビームに走行キャリッジを
駆動走行可能に支持し、この走行キャリッジにクランプ
ヘッドとトーチホルダとを昇降可能かつ、縦軸回りに旋
回可能な状態で支持し、トーチホルダに溶接トーチを固
定したことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明では、溶接トーチを支持する走行キャリ
ッジを走行案内するサイドビームを門型走行台車の左右
縦柱間に水平揺動に支持していることから、溶接トーチ
を鈑桁の長手方向に対して交叉した方向に移動させるこ
とができることになり、角度を持って配置した垂直スチ
フナの鈑桁ウエブ部分への仮付け固定を自動溶接で効率
よく行うことができる。
【0006】また、本発明では、走行キャリッジにクラ
ンプヘッドとトーチホルダとを昇降可能かつ、縦軸回り
に旋回可能な状態で支持し、トーチホルダに溶接トーチ
を固定しているので、水平スチフナにでも垂直スチフナ
にでも簡単に対応することができ、しかも、ワーククラ
ンプ装置でスチフナを鈑桁ウエブ部分の所定位置にしっ
かりと保持した状態で仮付け溶接することができること
になる。
【0007】
【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図1は仮付け
溶接装置の概略斜視図、図2は正面図、図3は平面図、
図4は側面図である。この仮付け装置(1)は、鈑桁(2)
を水平姿勢で支持する定盤(3)に沿って配置したガイド
レール(4)に案内されて往復走行する門型走行台車(5)
と、この門型走行台車(5)に支持させた溶接装置(6)の
溶接トーチ(7)で鈑桁(2)のウエブ部材(8)にスチフナ
(9)を仮付けするように構成してある。
【0008】この門型走行台車(5)は、ガイドレール
(4)に載置されている左右走行台(10)から立設した前後
各1対の縦柱(11)を立設し、この前後縦柱(11)の上端部
同士間に桁部材(12)を架着するとともに、左右に位置す
る前後縦柱(11)の上端部同士を横桟(13)で連結すること
により、門型の枠体構造に形成してある。そして、左右
の桁部材(12)同士間に溶接トーチ(7)を走行可能に支持
するサイドビーム(15)が架着してある。
【0009】このサイドビーム(15)は、図5に示すよう
に、その一端部を一方の桁部材(12a)に水平揺動可能な
状態に支持するとともに、他端部をネジ式駆動機構(16)
を介して他方の桁部材(12b)に支持させてあり、このネ
ジ式駆動機構(16)を作動させることにより、サイドビー
ム(15)を走行台車(5)の走行移動方向に対して傾斜した
姿勢に保持できるようにしてある。
【0010】ネジ式駆動機構(16)は、図6に示すよう
に、桁部材(12b)形成した案内路(17)と、この案内路(1
7)を走行移動する移動台(18)と、この移動台(18)の下面
に固定したナット部材(19)と、ナット部材(19)に螺合す
るネジ棒(20)と、ネジ棒(20)を正逆回転駆動する電動モ
ータ(21)とで構成してあり、移動台(18)の上面に突設し
た係合ピン部材(22)がサイドビーム(15)の端部下面に形
成した係合孔(23)に突入係合することにより、移動台(1
8)の移動力をサイドビーム(15)に伝達するようにしてあ
る。なお、サイドビーム(15)に形成した係合孔(23)はサ
イドビーム(15)が水平揺動する際での左右方向の長さ変
化を吸収するために、サイドビーム(15)の長手方向(左
右方向)に沿う長穴で形成してある。
【0011】また、サイドビーム(15)には走行キャリッ
ジ(24)が左右方向に移動可能に支持させてあり、この走
行キャリッジ(24)に昇降シリンダ(25)を縦向きに固定し
てある。そして、昇降シリンダ(25)の下端部には図7及
び図8に示すように、クランプヘッド(26)が旋回継手(2
7)を介して支持してあり、このクランプヘッド(26)に溶
接トーチ(7)を保持する一対のトーチホルダ(28)とワー
ククランプ(29)が支持されている。なお、このワークク
ランプ(29)はスチフナ(9)の両側面を挟持する一対のサ
イドクランプ具(30)とスチフナの上面をウエブ部材(8)
に対して押し付ける上部クランプ具(31)とで構成してあ
る。また、図示は省略したがクランプヘッド(26)には対
向しているサイドクランプ具(30)の中心線の延長線上を
照射するレーザ光照射具が配置してある。
【0012】なお、この自動仮付け装置では、門型走行
台車(5)の走行速度、走行キャリッジ(24)の走行速度、
及び各溶接トーチ(7)への通電時間は図示を省略した制
御装置によって制御されるようになっており、サイドク
ランプ具(30)や上部クランプ具(31)の作動は圧力スイッ
チでの挟持力検出に基づき停止するように構成してあ
る。
【0013】次に上述の構成からなる仮付け装置の使用
手順を説明する。鈑桁(2)に水平スチフナを仮付け溶接
する場合、定盤(3)上に載置されている鈑桁(2)のケガ
キ線とクランプヘッド(26)に固定したレーザ光照射具か
らのレーザ光とが一致する状態に走行キャリッジ(24)を
移動させるとともに、門型走行台車(5)を溶接開始点ま
で移動させる。しかる後、昇降シリンダ(25)を作動させ
てクランプヘッド(26)を下降させ、溶接開始ボタンをお
す。すると、サイドクランプ具(30)が接近作動するとと
もに、上部クランプ具(31)が下降作動して、スチフナを
所定の位置にしっかりと保持した状態でアークがスター
トし、あらかじめ設定した移動速度及びアークタイムに
したがってスチフナの両側部分が仮付け溶接される。
【0014】また、垂直スチフナを溶接する場合には、
走行キャリッジ(24)に旋回可能に支持されているクラン
プヘッド(26)を回転させてサイドクランプ具(30)が前後
に位置する状態に保持し、鈑桁(2)のケガキ線とクラン
プヘッド(26)に固定したレーザ光照射具からのレーザ光
とが一致する状態でクランプヘッド(26)を固定する。そ
して、鈑桁(2)のケガキ線とサイドビーム(15)の中心軸
線とが一致するように、サイドビーム(15)を水平揺動さ
せ、走行キャリッジ(24)と門型走行台車(5)とを溶接開
始点まで移動させる。しかる後、昇降シリンダ(25)を作
動させてクランプヘッド(26)を下降させ、溶接開始ボタ
ンをおす。すると、サイドクランプ具(30)が接近作動す
るとともに、上部クランプ具(31)が下降作動して、スチ
フナを所定の位置にしっかりと保持した状態でアークが
スタートし、あらかじめ設定した移動速度及びアークタ
イムにしたがってスチフナの両側部分が仮付け溶接され
る。
【0015】
【発明の効果】本発明では、溶接トーチを支持する走行
キャリッジを走行案内するサイドビームを門型走行台車
の左右縦柱間に水平揺動に支持していることから、溶接
トーチを鈑桁の長手方向に対して交叉した方向に移動さ
せることができることになり、角度を持って配置した垂
直スチフナの鈑桁ウエブ部分への仮付け固定を自動溶接
で効率よく行うことができる。
【0016】また、本発明では、走行キャリッジにクラ
ンプヘッドとトーチホルダとを昇降可能かつ、縦軸回り
に旋回可能な状態で支持し、トーチホルダに溶接トーチ
を固定しているので、水平スチフナにでも垂直スチフナ
にでも簡単に対応することができ、しかも、クランプ装
置でスチフナを鈑桁ウエブ部分の所定位置にしっかりと
保持した状態で仮付け溶接することができることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮付け溶接装置の概略斜視図である。
【図2】仮付け溶接装置の正面図である。
【図3】仮付け溶接装置の平面図である。
【図4】仮付け溶接装置の側面図である。
【図5】サイドビーム部の取り出し斜視図である。
【図6】サイドビームの揺動駆動機構を示す縦断面図で
ある。
【図7】溶接トーチを外した状態でのクランプヘッドの
正面図である。
【図8】クランプヘッドの側面図である。
【符号の説明】
2…鈑桁、 3…定盤、4
…ガイドレール、 5…門型走行台
車、6…溶接装置、 7…溶接
トーチ、9…スチフナ、 11…
門型走行台車の左右縦柱、15…サイドビーム、
24…走行キャリッジ、26…クランプヘッ
ド、 28…トーチホルダ30…サイドク
ランプ具、 31…上部クランプ具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−234370(JP,A) 特開 昭52−103342(JP,A) 特開 昭60−102281(JP,A) 実開 平3−4378(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 9/12 331 B23K 9/00 501 B23K 9/127 503 B23K 37/02 B23K 9/235

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鈑桁(2)を水平姿勢で支持する定盤(3)
    に沿ってガイドレール(4)を配置し、このガイドレール
    (4)に門型走行台車(5)を往復走行可能に配置し、門型
    走行台車(5)に支持させた溶接装置(6)の溶接トーチ
    (7)で鈑桁(2)にスチフナ(9)を仮付けするように構成
    した鈑桁へのスチフナ自動仮付け装置において、 門型走行台車(5)の左右縦柱(11)間にサイドビーム(15)
    を水平揺動に支持し、このサイドビーム(15)に走行キャ
    リッジ(24)を駆動走行可能に支持し、この走行キャリッ
    ジ(24)にクランプヘッド(26)とトーチホルダ(28)とを昇
    降可能かつ、縦軸回りに旋回可能な状態で支持し、トー
    チホルダ(28)に溶接トーチ(7)を固定したことを特徴と
    する鈑桁へのスチフナ自動仮付け装置。
  2. 【請求項2】 走行キャリッジ(24)に支持させたクラン
    プヘッド(26)をサイドクランプ具(30)と上部クランプ具
    (31)とで構成した請求項1に記載した鈑桁へのスチフナ
    自動仮付け装置。
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