JPS5929821Y2 - 重ね溶接装置 - Google Patents

重ね溶接装置

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JPS5929821Y2
JPS5929821Y2 JP11045778U JP11045778U JPS5929821Y2 JP S5929821 Y2 JPS5929821 Y2 JP S5929821Y2 JP 11045778 U JP11045778 U JP 11045778U JP 11045778 U JP11045778 U JP 11045778U JP S5929821 Y2 JPS5929821 Y2 JP S5929821Y2
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JP
Japan
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lap
welding
joint
traveling
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Application number
JP11045778U
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English (en)
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JPS5528054U (ja
Inventor
成夫 坂元
博正 亀井
善久 西川
彰司 櫛本
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、薄板溶接構造物(たとえばLNG貯蔵用地下
タンク)において、第1図および第2図に示すように、
ヘリ継手部aと重ね継手開先部すとの間隔り、〜LPが
非常に接近(30〜300mm)している個所がある場
合、通常ヘリ継手部aを溶接後、重ね継手開先部すを重
ね溶接装置で溶接している。
この場合、従来の重ね溶接装置では、LO。LPがヘリ
側面から近く、かつヘリ高さHが80〜150mmと高
いため、その溶接作業性は悪く、しかも手動TIG溶接
法を用いているため、溶接能率が低く、また高度の溶接
技術が要求されるという欠点があった。
本考案は、上記従来の重ね溶接装置の欠点を解消し、ヘ
リ継手部に接近した個所の重ね溶接を、能率的にしかも
高度の熟練度を必要とすることなく、簡易に行なうこと
の可能な重ね溶接装置を提供することを目的として提案
されたもので、比較的高さの高いヘリ継手部に接近せる
重ね継手部をもつ薄板構造物用重ね溶接装置において、
溶接トーチを保持する走行台車の走行用レールの左右両
端部適所と、上記へり継手部のクランプ治具との間に、
リンクを介装するとともに、該リンクの作動で上記走行
用レールの左右両端適所に取付けた重ね継手部開先位置
決め治具により上記走行レールを重ね継手部開先位置へ
移動せしめるようにしてなることを特徴とする重ね溶接
装置に係るものである。
以下第3図乃至第5図に示す実施例により本考案につき
具体的に説明する。
第3図において、1は本装置を後述する前後の後部側脚
柱とともに支持する前部側左脚柱19a。
右脚柱19bの各上端部間に水平に支持された溶接ヘッ
ドの走行用レールで、同走行用レール1に沿って走行台
車2が走行可能となっている。
3は両端部を上記左右の前脚柱19a、19bの上端部
に回転自在に軸支され、一端の延出部を駆動用モータ4
の出力軸に連結された駆動力伝達用ねじ棒で、同ねじ棒
3は上記走行台車2とねじ結合されていて、上記駆動モ
ータ4の正逆回転作動で、該走行台車2をねじ棒3に沿
ってその軸方向(図で左右方向)に移動せしめるように
なっている。
5は上記走行台車2の外側面上に上下動可能に装着され
た摺動部材で、同摺動部材5はその下端部に装着された
加圧ローラ8および溶接トーチ9の高さおよび加圧力を
調整するようになっており、加圧ローラ8はその支持部
に巻装された圧縮ばねの圧縮力で加圧ローラ8の加圧力
を調整することにより、重ね溶接部32の仮付溶接の役
割を果している。
なお加圧ローラ8の加圧力に対する反力は、隣接ヘリ継
手31を後述するクランプ治具でクランプすることによ
り対向させている。
10a。10bおよび11a、11bはヘリ継手31の
左右両側のクランプ治具で、それら部材10a、10b
の各一端は、第5図に示す如く一端を水平調整用ねじ1
7,18を介して左右の後部の左右脚柱16a、16b
に連結された水平リンク12の内側端に図示の如く一体
的に装着されている。
またクランプ治具11a、11bは図示の如く水平リン
ク12a、12bに装着されており、該クランプ治具1
1a、11bと上記クランプ治具10a。
10bによってヘリ継手31をクランプするようになっ
ている。
なお水平リンク12a、12bの水平調整は調整ねじ1
7,18を適宜操作して行なわれる。
なお16′は後脚柱16a、16bの下端に装着された
ゴム等の緩衝材で、同緩衝材16′は重ね溶接用被溶接
材に傷をつげるのを防ぐに役立つ。
13a、13b(第3図)は上記走行用レール1と水平
リンク12 a 、12 bとをそれぞれ連結するリン
クで、それらリンク13a、13bは部材14a、14
bおよび15’a 、 15’bを軸として回転できる
ようになっている。
15a 、1 sb(第4図、第5図参照)は、上記リ
ンク13の動きを止めるためのストッパで、カム機構を
形成している。
6は溶接トーチ9の左右および上下位置微調整スライド
、7は溶接トーチ9のオシレート機構部で、それら部材
6,7は図示の如く上記摺動部材5の一側に装備されて
いる。
20a、20bは上記左右の前側脚柱19a、19bの
下端部に図示の如(取付けられた重ね継手32の開先位
置決め治具で、それら治具20a、20bを操作するこ
とによって重ね継手部32の開先の位置決めを行なうよ
うになっている。
21は上記左右の前側脚柱19a 、19bの各上端部
間に左右摺動可能に架設された水平の案内棒で、同案内
棒21上には、ストッパ22a、22bが該案内棒21
上の所望位置に固定できるようになっている、23は上
記前側支柱のうちの右側支柱19bの上端部−側の上部
に装備されたリミットスイッチで、同リミットスイッチ
23は上記案内棒21の右方への摺動で作動し、上記電
動モータ4の回転を停止させるようになっている。
なお図中24a 、24bは本装置運搬用ハンドルを示
す。
本考案装置は、上記のように構成されており、つぎにそ
の作用につき、第6図A、B、Cを参照しながら説明す
る。
それらの図で示されるように、ヘリ継手部31に対して
重ね継手部32の位置が異なる場合のリンク13a、1
3bの動きをそれぞれ示しており、ヘリ継手部31をク
ランプする距離はL ]、 t L2 t L3と変化
する。
この場合、まず装置のヘリ継手部クランプ部間10 a
t 10 bおよび11a、11b間にへり継手部3
1を挿入する。
このとき装置の荷重はレール1の左右の前後の脚柱16
a、16bおよび19a、19bによってヘリ継手部3
1にはかからない。
つぎにリンク13a、13bの各連結部のロックをはず
してそれらリンク13a、13bを自由に動けるように
したのち、レール1の両端にセットした開先位置決め治
具20a 、20bを重ね継手部32の開先部に接する
ようにレール1を動かす。
この場合、ヘリ継手部31と重ね継手部32との距離に
応じたヘリ継手部の左右のクランプ部間の間隔(第6図
A、B、CのLl、L2.L3)を適宜調整させる。
以上のようにしてレール1の位置決めが終った時点で、
クランプ治具11a、11bおよびがん機構15’a
、15’bでリンク13a、13bを固定させるとレー
ル1と重ね継手部32の溶接線は平行となる。
そこで溶接トーチ9の位置、調整を上記微調整スライド
6およびオシレート機構で行なわれ、この位置、調整を
終れば重ね自動溶接の準備体制が完了し、爾後、重ね継
手部32の自動溶接は円滑に行なわれる。
本考案の重ね自動溶接機は上記のように構成、構成を具
有するものであるから、本考案によれば、(1)ヘリ継
手部と重ね継手部とが極端に接近し、またヘリ継手部が
高い場合においても、溶接トーチを保持する走行台車と
そのレールは、ヘリ継手部の直上あるいは手前側にあり
、溶接トーチ類だけが重ね継手部の開先上にセットされ
る状態とすることができるため、溶接作業者は、重ね継
手部の上板上のどの位置でも溶接作業を行なうことがで
きる。
(2)重ね継手部がヘリ継手部と平行でなくても、溶接
台車の走行レールをリンク機構および位置決め治具によ
って簡単に重ね継手部の開先部に平行にセットでき、従
って重ね溶接作業を確実、容易に行なうことができる。
(3)薄板材の重ね継手では、仮付溶接を細かなピッチ
で行なう必要があるが、重ね継手部の上板開先近傍を加
圧ローラ8で加圧しながら溶接を行なうため、仮付溶接
工数の低減をはかることができる。
(4)狭あい部の自動化による溶接工数の低減をはかる
ことができるばかりでなく、溶接が確実に行なわれるた
め、溶接部の品質向上をはかることができる。
などの実用的効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヘリ継手部近傍に重ね溶接を行なった状
態の斜視図、第2図はその平面図、第3図乃至第5図は
本考案の一実施例の概略説明図で、第3図は正面図、第
4図は平面図、第5図は側面図、第6図A t B 、
Cは本装置の作用説明図である。 第3図乃至第5図A、B、Cにおいて、1・・・・・・
走行用レール、2・・・・・・走行台車、3・・・・・
・駆動力伝達用ねじ棒、4・・・・・・駆動モータ、5
・・・・・・摺動部材、6・・・・・・溶接トーチ9の
左右および上下位置微調整スライド、7・・・・・・溶
接トーチ9のオシレート機構部、8・・・・・・加圧ロ
ーラ、10a、10b、11a。 11b・・・・・・クランプ治具、12・・・・・・水
平リンク、13a。 13b・・・・・・水平リンク12a、12bと走行レ
ール1を連結するリンク、16a、16b・・・・・・
左右の後側脚柱、19 a t 19 b・・・・・・
左右の前側脚柱、31・・・・・・ヘリ継手部、32・
・・・・・重ね継手部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 比較的高さの高いへり継手部に接近せる重ね継手部をも
    つ薄板構造物用重ね溶接装置において、溶接トーチを保
    持する走行台車の走行用レールの左右両端部適所と、上
    記ヘリ継手部のクランプ治具との間に、リンクを介装す
    るとともに、該リンクの作動で上記走行用レームの左右
    両端適所に取付けた重ね継手部開先位置決め治具により
    上記走行レールを重ね継手部開先位置へ移動せしめるよ
    うにしてなることを特徴とする重ね溶接装置。
JP11045778U 1978-08-14 1978-08-14 重ね溶接装置 Expired JPS5929821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11045778U JPS5929821Y2 (ja) 1978-08-14 1978-08-14 重ね溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11045778U JPS5929821Y2 (ja) 1978-08-14 1978-08-14 重ね溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5528054U JPS5528054U (ja) 1980-02-23
JPS5929821Y2 true JPS5929821Y2 (ja) 1984-08-27

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ID=29057351

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JP11045778U Expired JPS5929821Y2 (ja) 1978-08-14 1978-08-14 重ね溶接装置

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JPS5528054U (ja) 1980-02-23

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