JP2638707B2 - 鉄骨仕口溶接装置 - Google Patents

鉄骨仕口溶接装置

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JP2638707B2
JP2638707B2 JP1053892A JP1053892A JP2638707B2 JP 2638707 B2 JP2638707 B2 JP 2638707B2 JP 1053892 A JP1053892 A JP 1053892A JP 1053892 A JP1053892 A JP 1053892A JP 2638707 B2 JP2638707 B2 JP 2638707B2
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Hitachi Zosen Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨構造用柱材、たと
えばボックス柱,十字柱,H形柱などにH形梁やボック
ス形梁を取り付ける為の継手材を溶接する為の鉄骨仕口
溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶接仕口溶接装置を図3および図
4に示す。これは、柱材Aを固定側回転ポジショナー3
1および移動側回転ポジショナー32により回転可能に
支持する溶接エリア33の両側に、柱材1の長さ方向に
沿って左右一対のガイドレール34,35をそれぞれ敷
設し、この左右ガイドレール34,35上にそれぞれ2
台の溶接台車36A,36Bおよび37A,37Bを移
動自在に配置している。そして、各溶接台車36A,3
6B,37A,37Bに立設した昇降自在な昇降支柱3
8に水平ビーム39を出退自在に設け、水平ビーム39
の先端部にそれぞれ円筒座標型5軸ロボット40を介し
て溶接ヘッド41を設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各溶接台車36A,3
6B,37A,37Bは、継手材aの取り付け間隔の範
囲内に接近可能なものの、溶接台車36Aと36B,3
7Aと37Bとを余り接近させることができないため、
1個の継手材2aを2台の溶接ヘッド41を使用してよ
り効率的に溶接作業を行う場合、左右に対向する溶接台
車36Aと37A,36Bと37Bを1組としてそれぞ
れ1個の継手材aを溶接する必要があった。したがっ
て、必ず溶接エリア33の両側にそれぞれ溶接台車36
A,36B,37A,37Bを設置する必要が生じ、溶
接装置の占有面積が広くなるという問題があった。ま
た、離れている両側の溶接台車36A,36B,37
A,37Bを1組として1つの継手材aを溶接するた
め、溶接装置の操作に必要な運転データーの作成も複雑
化するという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点を解決して、占有面
積を狭くできるとともに、運転データーの作成も単純化
可能な鉄骨仕口溶接装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の鉄骨仕口溶接装置は、柱材を回転自在に支
持して位置決め可能な柱材支持装置を具備した溶接エリ
アの一側側に、柱材の長さ方向に沿ってガイドレールを
敷設し、このガイドレール上に移動自在な溶接台車を設
け、この溶接台車に、溶接台車移動方向に移動自在で互
いに接近離間可能な2台の可動台を配置し、前記両可動
台に溶接エリア側に出退自在な水平ビームをそれぞれ設
けるとともに、前記水平ビームの先端部に昇降自在な昇
降支柱を設け、この昇降支柱に、作業アームに設けた溶
接ヘッドを任意方向に操作可能な溶接ロボットを設けた
ものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、1台の溶接台車に設けた2
台の可動台を互いに接近させて2台の溶接ロボットを操
作し、前部の可動台に設けた溶接ヘッドで継手材の前部
側の溶接箇所を溶接し、後部の可動台に設けた溶接ヘッ
ドで継手材の後部側の溶接箇所を溶接することにより、
柱材に接合される1個の継手材を2台の溶接ヘッドで同
時に行うことができる。したがって、狭い占有面積の溶
接装置で効率的な溶接作業を行うことができ、しかも1
台の溶接台車に設けた2台の溶接ロボットを使用するの
で、溶接ロボットの運転データーの作成を従来に比べて
単純化することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る鉄骨仕口溶接装置の一実
施例を図面に基づいて説明する。溶接エリア1には、柱
材Aを継手材aの接合面が上向きとなるように軸心回り
に回転させて90°毎に位置決めする固定側回転ポジシ
ョナー2と移動側ポジショナー3(柱材支持装置の一
例)が配置され、移動側ポジショナー3は柱材Aの長さ
方向に敷設された調整用レール4に案内されて柱材Aの
長さに合わせて支持位置を調整することができる。
【0008】この作業エリア1の一側側には、柱材Aの
長さ方向に沿う左右一対のガイドレール5が敷設され、
このガイドレール5上に2台の溶接台車6,7が移動自
在に配置されている。これら溶接台車6,7上には、溶
接エリア1側に支持架台8を介して左右一対の作業レー
ル9がガイドレール5と平行に配設され、この作業レー
ル9上に第1可動台10および第2可動台11がそれぞ
れ移動自在に搭載されている。第1,第2可動台10,
11には、水平ビーム13が、下面のビームレール14
を介して作業レール9と直交する水平方向に出退自在に
支持されている。そして、水平ビーム13の先端部に
は、垂直旋回装置12を介して配置された回動体15に
昇降支柱16が支柱レール17を介して上下方向に昇降
自在に支持されている。昇降支柱16の下端部には円筒
座標型5軸ロボット17が設けられ、このロボット17
の作業アーム18に溶接ヘッド(ガス溶接の場合の溶接
トーチを含む)19が設けられている。
【0009】前記円筒座標型5軸溶接ロボット17は、
昇降支柱16に設けられた第1垂直軸回転装置21に水
平移動装置(図示せず)を介して水平可動軸材22が移
動自在に支持され、水平軸材22の先端部に垂直移動装
置(図示せず)を介して垂直可動軸材23が昇降自在に
設けられている。そして、垂直軸材23に設けられた第
2垂直回転装置24に、水平回転装置25を介して作業
アーム18が取り付けられている。なお、この溶接ロボ
ット17は多関節アーム型溶接ロボットを使用すること
もできる。
【0010】26は溶接台車6,7に設けられた制御
盤、27は溶接用ワイヤーパックで、昇降支柱16に設
けられたワイヤー給送装置28を介して溶接ヘッド19
に送るように構成されている。
【0011】上記構成の溶接装置において、継手材aを
柱材Aに溶接する場合には、1つの継手材aに対して2
台の溶接ヘッド19を使用する。すなわち、溶接台車6
または7に設けた第1,第2可動台10,11を互いに
接近させて溶接ロボット17を制御盤26により操作
し、前部の第1可動台10に設けた溶接ヘッド19で、
柱材Aに仮付けされた継手材aの前部側を溶接し、後部
の第2可動台11に設けた溶接ヘッド19で継手材aの
後部側を溶接する。そして、この継手材aの溶接が終了
すると、固定側回転ポジショナー2と移動側ポジショナ
ー3を駆動して柱材Aを90°回転させ、次の継手材a
を同じように溶接する。
【0012】これにより、狭い占有面積の溶接装置であ
っても、より効率的に溶接作業を行うことができる。さ
らに従来のように別々に配置された溶接台車の溶接ロボ
ットを2台協動させるのに比べて、1台の溶接台車1
0,11に設けた2台の第1,第2溶接ロボット17を
使用するので、溶接ロボット17の運転データー作成を
従来に比べて単純化することができる。しかも、4台の
溶接台車を2台にできるので、コスト面からも有利とな
る。
【0013】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の鉄骨仕口溶
接装置によれば、1台の溶接台車に設けた2台の可動台
を互いに接近させて2台の溶接ロボットを操作し、前部
の可動台に設けた溶接ヘッドで継手材の前部側の溶接箇
所を溶接し、後部の可動台に設けた溶接ヘッドで1個の
継手材の後部側の溶接箇所を溶接することにより、柱材
に接合される継手材を2台の溶接ヘッドで同時に行うこ
とができる。したがって、狭い占有面積の溶接装置で効
率的な溶接作業を行うことができ、しかも1台の溶接台
車に設けた2台の溶接ロボットを使用するので、溶接ロ
ボットの運転データーの作成を従来に比べて単純化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄骨仕口溶接装置の一実施例を示
す平面図である。
【図2】同装置の正面図である。
【図3】従来の鉄骨仕口溶接装置の平面図である。
【図4】同従来の鉄骨仕口溶接装置の正面図である。
【符号の説明】
A 柱材 .a 継手材 1 作業エリア 2 固定側回転ポジショナー 3 移動側回転ポジショナー 5 ガイドレール 6 溶接台車 7 溶接台車 9 作業レール 10 第1可動台 11 第2可動台 13 水平ビーム 16 昇降支柱 17 溶接ロボット 18 作業アーム 19 溶接ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 37/02 B23K 37/02 B // B23K 37/047 501 37/047 501C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱材を回転自在に支持して位置決め可能
    な柱材支持装置を具備した溶接エリアの一側側に、柱材
    の長さ方向に沿ってガイドレールを敷設し、このガイド
    レール上に移動自在な溶接台車を設け、この溶接台車
    に、溶接台車移動方向に移動自在で互いに接近離間可能
    な2台の可動台を配置し、前記両可動台に溶接エリア側
    に出退自在な水平ビームをそれぞれ設けるとともに、前
    記水平ビームの先端部に昇降自在な昇降支柱を設け、こ
    の昇降支柱の下端部に、作業アームに設けた溶接ヘッド
    を任意方向に操作可能な溶接ロボットを設けたことを特
    徴とする鉄骨仕口溶接装置。
JP1053892A 1992-01-24 1992-01-24 鉄骨仕口溶接装置 Expired - Lifetime JP2638707B2 (ja)

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