JP2541763Y2 - サッシ枠の取り付け位置調整装置 - Google Patents

サッシ枠の取り付け位置調整装置

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JP2541763Y2
JP2541763Y2 JP1990404434U JP40443490U JP2541763Y2 JP 2541763 Y2 JP2541763 Y2 JP 2541763Y2 JP 1990404434 U JP1990404434 U JP 1990404434U JP 40443490 U JP40443490 U JP 40443490U JP 2541763 Y2 JP2541763 Y2 JP 2541763Y2
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JP
Japan
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bracket
sash frame
frame
bolt
base plate
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JP1990404434U
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JPH0490672U (ja
Inventor
忠雄 大野
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立山アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建築物の開口部に取
り付けられるサッシ枠の取り付け位置を微調整するサッ
シ枠の取り付け位置調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、建物へのサッシ枠の取り付
けは、サッシ枠を建物の開口部に直接溶接またはピス止
め等で固定してしまう方法をとっている。
【0003】また、サッシ枠の取り付け位置の微調整を
可能にするために、サッシ枠と建物の躯体との間に、ブ
ラケットと調整ボルトを介挿し、サッシ枠をラケット
に取り付け、調整ボルトによってサッシ枠の高さや角度
を微調整することも、本願考案の出願人により考案され
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
は、サッシの取り付けに高い精度が要求される場合、サ
ッシ枠を躯体に固定した後に微調整することは不可能で
あり、取り付けに高度の熟練と多くの工数が要求される
という問題がある。
【0005】また、上記従来の技術の後者の場合、サッ
シ枠を水平方向に簡単に調整することはできず、縦横に
正確な位置あわせはできないものである。このような状
況において、先願技術としての実開昭62−23980
号公報の全文明細書には、ドア窓等のサッシ枠をコンク
リート躯体に対して取付位置を出すために用いられるス
ライドジャッキとして「建築現場のドア窓等のサッシ枠
を躯体に取り付け溶接固定するに際して、チャンネル型
のジャッキ本体の底板にチャンネルを伏せた形で係合す
るスライダの端を底板に付設されたガイドにて滑動自由
に係合して有し、スライダにはその天板を貫通して滑動
自由のネジ端にて係合する2本のネジ棒を有し、ネジ棒
の把手の回転により可動板とジャッキ本体との間隔を調
節する可動板に固着したナット部を有し、ジャッキ本体
の底板の開放端にはこれを閉じるジャッキ端板及びこれ
と一体のナットを有し、同様にスライダの開放端を閉じ
るスライダ端板を有し、ジャッキ端板とスライダ端板を
ナットを介して貫通係合せしめるハンドルを有するボル
トを有し、且つボルトの端にスライダ端板をはさんで前
ワッシャーと後ワッシャーとをボルトに固着して有し、
ボルトの他端のハンドルの回転によりスライダを可動板
と共にジャッキ本体の底板上を滑動せしめる構造のサッ
シ枠取り付け用スライドジャッキ」が記載されている。
しかしながら、この先願技術のスライドジャッキは、ジ
ャッキ本体に対して可動板がその長さ方向及び遠近方向
にしか移動できないこと、および、これらの調節がネジ
部のみで行われることから、調節に手数がかかるのみな
らずネジ部に可動板からの大きな外力が加わることから
対応力の観点から好ましいものではない。
【0006】この考案は、上記従来の技術の問題点及び
先願技術の不具合点に鑑みて成されたもので、簡単な構
成で、取り付けが容易であり、位置調整も正確かつ容易
にでき構造的に無理のないサッシ枠の取り付け位置調整
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案のサッシ枠の取
り付け位置調整装置位置調整装置は、建物の躯体に固定
されるベース板と、サッシ枠に固定されるブラケットと
を有し、上記ベース板とブラケットの縦方向の間隙部に
スペーサー部材が介挿され、サッシ枠の見込み方向に調
整ボルトを設けてその一端部に係合部を形成し、この係
合部が上記ベース部材とブラケットの一方に形成された
被係合部に係合し、上記調整ボルトの他端側が上記ベー
ス部材またはブラケットの他方に螺合して取り付けら
れ、上記調整ボルトによりサッシ枠を見込み方向に移動
可能に設けると共に、スペーサー部材の見込み方向の両
側位置においてベース枠にボルトを略垂直方向に立設し
てブラケットに穿設した長孔に挿通させ、ベース枠にブ
ラケットをナットにより固定可能で且つ水平方向に移動
可能及び傾動可能に形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】この考案のサッシ枠の位置調整装置は、水平方
向に調整ボルトを設け、この調整ボルトを回動させるこ
とにより、ベース板に対してブラケットを移動可能に
し、サッシ枠の水平方向の位置調整を可能としたもので
あるが、更に下記の3つの作用を有する。即ち、 1.サッシ枠の高さ位置調整のため、スペーサー部材
が、一対のボルトの間に位置するようにブラケットをベ
ース板の上に設ける。このスペーサー部材の下には、必
要に応じてライナーを敷き、高さの微調整をする。 2.サッシ枠の見込み方向の位置調整のために、調整ボ
ルトの係合部を、ブラケットの被係合部に係合させ、調
整ボルトを回して、ブラケットを引き奇せ、または、押
しやり、サッシ枠を所定の位置に合わせる。 3.サッシ枠の角度調整のため、一対のナットを回転さ
せ、スペーサー部材をはさんで、ブラケットの水平方向
の角度や捩れ等を調整する。
【0009】
【実施例】以下この考案の一実施例について図面に基づ
いて説明する。この実施例の位置調整装置は、サッシ枠
(図示せず)に取り付けられるブラケット10と、建物
の躯体(図示せず)に取り付けられるベース板12とを
有し、ベース板12には、縦方向に2本のボルト14が
その基端部で溶接されて突接されている。さらにベース
板12はその一端部が90度折曲げられて立設部16が
形成され、この立設部16の中央にねじ孔18が形成さ
れている。
【0010】ブラケット10には、その中央部に長孔2
0が形成され、この長孔20と交差するようにスペーサ
ー部材22が裏面側に溶接されて固定されている。さら
に、ブラケット10の一端部にもベース板12に対応し
て、90度折曲げられた立設部24が設けられている.
この立設部24には、その端縁部からU字状の切り込み
が形成されて被係合部26を形成している。
【0011】ベース板12のねじ孔18には、調整ボル
ト28が螺合し、そのねじ部30の先端部は、細首状に
削られて係合部32を形成し、上記ブラケット10の被
係合部26に、この係合部32が係合している。また、
上記2本のボルト14は、スペーサー部材22を間に位
置させてブラケット10の長孔20に挿通され、その先
端側からナット34が螺合されて、ブラケット10が外
れないようになっている。
【0012】この実施例の、サッシ枠の取り付け位置調
整装置の使用方法は、ブラケット10をサッシ枠に、ボ
ルトとナットまたは溶接等の方法により固定し、ベース
板12を建物の躯体に溶接等により固定する。そして、
サッシ枠の高さ位置調整のため、スペーサー部材22
が、一対のボルト14の間に位置するようにブラケット
10をベース板12の上に設ける。このスペーサー部材
22の下には、必要に応じてライナー36を敷き、高さ
の微調整をする。また、サッシ枠の見込み方向の位置調
整のために、調整ボルト28の係合部32を、ブラケッ
ト10の被係合部26に係合させ、調整ボルト28を回
して、ブラケット10を引き奇せ、または押しやり、サ
ッシ枠を所定の位置に合わせる。さらに、サッシ枠の角
度調整のため、一対のナット34を回転させ、スペーサ
ー部材22をはさんで、ブラケット10の水平方向の角
度や捩れ等を調整する。
【0013】この実施例の位置調整装置によれば、サッ
シ枠の高さ、角度、および水平方向の位置を容易にかつ
正確に調整することができる。しかも、見込み方向の調
整は、調整ボルト28を回転させるだけで簡単に行なう
ことができ、サッシ枠の組み付け現場での作業をきわめ
て簡単にし、作業の合理化を図ることができる。
【0014】尚、この考案の調整装置は、上記実施例に
限定されず、係合部材と被係合部材は、ブラケットとベ
ース板のいずれに設けられていても良く、その形状は任
意に設定できるものであり、ブラケットやペース板の形
状もサッシに合わせて適宜設計できるものである。さら
に、スペーサー部材も、ベース板に取り付けられていて
良い
【0015】
【考案の効果】1.本考案は、サッシの取り付け位置調
整装置は、サッシ枠の取り付け位置を調整ボルトを回転
させるだけで、サッシの見込み方向に容易に位置合わせ
をすることができる。しかも、ブラケットとベース板
は、単に係合しているだけであり、組み立ても容易であ
るので、現場での作業工数もかからず、正確なサッシ枠
の取り付けができる。2.また、ボルトによるベース板に対するブラケットの
高さ調整ばかりでなく、スペーサー部材が、一対のボル
トの間に位置するようにブラケットをベース板の上に設
けてあるから、スペーサー部材の下に必要に応じてライ
ナーを敷けばブラケットの高さの微調整が可能になる。
また、調整後においてもベース板とブラケットとの間に
はスペーサー部材が存在するから、ブラケットを通して
サッシ枠の安定的な支持が可能となる。 3.更に、一対のナットを回転させ、スペーサー部材を
梃子としてブラケットの 水平方向の角度や捩れ等の調整
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の調整装置の斜視図であ
る。
【図2】この実施例の調整装置の縦断面図である。
【符号の説明】
10 ブラケット 12 ベース板 28 調整ボルト 26 被係合部 32 係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の躯体に固定されるベース板と、サッ
    シ枠に固定されるブラケットとを有し、上記ベース板と
    ブラケットの縦方向の間隙部にスペーサー部材が介挿さ
    れ、サッシ枠の見込み方向に調整ボルトを設けてその一
    端部に係合部を形成し、この係合部が上記ベース部材と
    ブラケットの一方に形成された被係合部に係合し、上記
    調整ボルトの他端側が上記ベース部材またはブラケット
    の他方に螺合して取り付けられ、上記調整ボルトにより
    サッシ枠を見込み方向に移動可能に設けると共に、スペ
    ーサー部材の見込み方向の両側位置においてベース枠に
    ボルトを略垂直方向に立設してブラケットに穿設した長
    孔に挿通させ、ベース枠にブラケットをナットにより固
    定可能で且つ水平方向に移動可能及び傾動可能に形成し
    たことを特徴とするサッシ枠の取り付け位置調整装置。
JP1990404434U 1990-12-20 1990-12-20 サッシ枠の取り付け位置調整装置 Expired - Lifetime JP2541763Y2 (ja)

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JP1990404434U JP2541763Y2 (ja) 1990-12-20 1990-12-20 サッシ枠の取り付け位置調整装置

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Publication Number Publication Date
JPH0490672U JPH0490672U (ja) 1992-08-07
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JPS6223980U (ja) * 1985-07-30 1987-02-13

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JPH0490672U (ja) 1992-08-07

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