JPH0627440B2 - 移動壁の吊設装置 - Google Patents

移動壁の吊設装置

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JPH0627440B2
JPH0627440B2 JP63236961A JP23696188A JPH0627440B2 JP H0627440 B2 JPH0627440 B2 JP H0627440B2 JP 63236961 A JP63236961 A JP 63236961A JP 23696188 A JP23696188 A JP 23696188A JP H0627440 B2 JPH0627440 B2 JP H0627440B2
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B2/00Walls, e.g. partitions, for buildings; Wall construction with regard to insulation; Connections specially adapted to walls
    • E04B2/74Removable non-load-bearing partitions; Partitions with a free upper edge

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は可動間仕切の壁パネル(以下パネルとする)
を吊設し、走行(移動)させる吊車及びその走行レール
の技術に係り、更にパネルの方向変換、特に直角に交差
する走行レールにおける方向変換の技術に係る。なお、
パネルは相当重量級のパネルを主に対象とする。
(従来技術) 従来パネルの吊設、走行には断面下向き開口のコ字形
で、両開放先端部を内方へ直角に折り曲げ、先方中央に
摺動溝を余して突出させた車輪底を有する長尺材の走行
レールを天井方面に敷設し、荷車の車輪のように垂直方
向に回転する吊車の車輪を車輪底上に載せ、吊軸を摺動
溝間に車台から垂れ下げて吊車を走行レール内に設置
し、吊軸にパネルの上端面部を連結する垂直車輪の吊車
装置(例えば特公昭50−20496号、特公昭60−
7114号等)、又前記吊軸に直接水平車輪を取り付
け、これとパネルを連結する水平車輪の吊車装置(例え
ば実公昭55−24288号等)とがある。
総じて、これら本発明も含めて該吊車装置には次のよう
な要請がある。すなわち、安定した走行が得られるこ
と、及び方向変換が容易になされることである。方向変
換は間仕切りを新しく造出したり、又それを解消するた
めにパネルを移動させるのに必要である。
さて、従来の技術においての欠点は、先ず走行レールに
おける直進行において、吊軸を摺動溝間に垂直に保持し
て走行し難いことである。すなわち、前者における垂直
車輪はともすると走行レールの内壁に摩擦したり衝突し
たりし、後者の水平車輪は車輪下面の一点でもってパネ
ルの重量を支えるものであるため、走行レールの車輪底
上を蛇行しがちになるからである。このため前記発明等
においては車輪を収める車輪さやの形状を複雑なものに
したり、誘導輪を加えたりして、走行時における吊車の
バランス保持に腐心しているが、こと重量パネルに関し
てはよい結果が未だ得られていない。その原因の最たる
ものは、吊車の立ち上がり丈が高いことや、横長大の形
状となるためである。
次に走行レールにおけるパネルの方向変換について、従
来垂直車輪の吊車装置では、交差部(分岐部)では直進
するレールに対しなだらかなR線による屈曲交差を行う
ことにし、一方水平車輪の吊車装置ではレールの直角交
差がなされていたが、直角交差による走行レールの配置
の方がパネルの設営にも便利であり、天井面の美観上も
優れている等利点が多いので、垂直車輪の吊車装置で
も、直角交差の方向変換方法が用いられるようになって
きた。その構造は直方体の車台の四つの側面部に、それ
ぞれ垂直車輪を取り付けたものである(例えば実公昭6
1−9958号、実公昭61−36708号、特公昭6
2−17062号)。
本発明はこの種類のものに属し、垂直車輪の吊車装置で
あって、且つ交差部は直角交差のものである。走行レー
ルの交差部においては、前記R線の屈曲交差でも本発明
に係る直角交差でも、同じ形状の走行レールを摺動溝を
下にした下方開口の連続形状に一体形成するもので、交
差部では車輪底が切断状態となり、車輪さやは拡げら
れ、広い空間となる。このため車輪底の受けを喪った車
輪は傾き、広くなった交差部車輪さやの中で吊車は不安
定な状態となり、車台や車輪を摺動溝間に落としたり、
車輪さや内壁に衝突したりする。
交差部におけるこのような事態に対処するために採られ
ている従来の装置の工夫について、本発明の関わる垂直
車輪の吊車装置の直角交差のみについて述べれば、前掲
の考案、発明(実公昭61−9958号以下)のよう
に、交差部では垂直車輪を浮かせて用いず、車台の上又
は下の四隅部等に設けた大きなボール(鋼球)により、
吊車を支えるものである。
この従来の装置の欠点は、車輪底と同じ高さにおいての
下のボールの支承が困難であったり、又は上のボールと
交差部の懸垂柱との嵌め合わせが巧く行かなかったりす
ることである。すなわち、走行レールにおいて車輪を車
輪底に載せて保ってきた吊車の高さが、交差部レールで
は前記のように車輪底の受が切断されているので、同一
の高さの保持が困難となるためである。
なお、ボールと走行レールとの接触は、点における接触
であり、このため回転が滑らかになされない欠点が見ら
れる。この従来の装置において、走行レールの直進の場
合は、車台を車輪さや内一パイに保持し、吊車の振れを
防ぐと共に、レール壁にガイドされて回転する小さな水
平車輪を用いて、良い走行状態を得ているのであるが、
交差部車輪さやは、走行レールの車輪さやより拡がって
いるので、吊車の進行をガイド(案内)する前記水平車
輪の役目は成り立たなくなり、正確にパネルを進行方向
に押さなければ、前記ボールの回転は気ままであり、所
期方向へ吊車を進めることが出来ない。
又ボールではパネルの負担力が弱く、100kg以上、特に5
00kgを超す重量級パネルを交差部において走行させるに
は、この工夫は不向きであり、ボールへのパネルの負担
を再び垂直車輪の負担へと切り替えて交差部を脱出する
ことに重大な欠点を有する。一般にボールによる交差部
走行には難点が多いと考えられるのである。
本発明は以上の従来の吊車装置の欠点を解消し、且つ前
記要請に応えてなされたもので、特に重量級パネルの吊
設、走行に新しい展望を拓いたものである。
(本発明の構成) 本発明に係る移動壁の吊設装置は上記問題点の解決を図
るため、次の特徴をもって構成されている。
該吊設装置は移動壁上端面に連結して該移動壁を吊り下
げる吊車と、該吊車が走行・移動するところの走行レー
ルからなり、天井の縦・横方向に配設された上記走行レ
ールの交差部には交差部レールが連結・配置されてい
る。そこで吊車は直方体の車台を本体としてその1側面
に垂直車輪を少なくとも3個、合計12個以上取着し、
これら垂直車輪は回転自在に軸支されている。1側面に
3個以上の垂直車輪を取着する場合には車台が大きくな
るため、該側面に段差を設けて多段側面として形成し、
垂直車輪を一部垂複する位置に配置してもよい。このよ
うに垂直車輪を軸支した車台は走行レールを移動可能な
らしむため、上記垂直車輪の外周は下面から下方に突出
しており、又車台の上面部四隅には水平車輪を軸支して
いて、これら各車輪を取着した車台下面中央には移動壁
を吊り下げるための吊軸が回転可能な状態にて連結して
いる。
一方、走行レールは横断面下向き開口の略コ字形の長尺
材であり、両開放先端部を内方へ屈曲させ、上記垂直車
輪が走行する車輪底を形成し、該車輪底から僅かに段差
を設けて下受け部を有している。両下受け部間は上記吊
軸が移動するに十分な間隔を有す摺動溝となっていて、
又走行レールの上辺部には、一定間隔をおいて2本の誘
導溝が長手方向に形成され、該誘導溝巾は上記水平車輪
が遊嵌され得る大きさとなっている。更に該走行レール
の交差部に連結される交差部レールは、基本的には走行
レールの横断面を延長して形成したもので、車輪底、交
差部の下受け部が同一面上に位置して形成され、又上辺
部には同じく誘導溝が設けられている。そして相対向す
る上記下受け部間には摺動溝が直角にクロスして設けら
れ、該下受け部の交差部にはターンテーブルが回転自在
に軸支され、ターンテーブルの上面は車輪底と同一高さ
となっている。
(作用) このように構成された走行レールを吊車が走行・移動す
る訳であるが、左右の垂直車輪が走行レールの車輪底に
沿って回転移動し、この場合、前後の垂直車輪は車輪底
に接触することなく下受け部上に浮いた状態にて移動す
る。すなわち、前後の垂直車輪は走行レールを移動する
際には不要となる。そして、交差部レールに差し掛かる
ならば、先ず前方垂直車輪がターンテーブルと当接し、
該ターンテーブルを回転させながら自らも同調回転して
進行する。この場合には左右の垂直車輪はなお車輪底に
位置し、後方垂直車輪は浮いた状態にある。そして更に
移動壁を押して吊車が進行すれば、前方垂直車輪はター
ンテーブルから離れ摺動溝を通り、対向する側に配置さ
れたターンテーブルに到達する。前方垂直車輪が摺動溝
を通過している間は、未だ左右の垂直車輪は車輪底及び
ターンテーブルに載っていなければならず、前方垂直車
輪が対向側のターンテーブルに到達した段階で、左右垂
直車輪の前方側、時には中間垂直車輪がターンテーブル
を離れて摺動溝に位置することが出来る。更に吊車が進
行すれば吊軸が摺動溝の交差点に到達し、前後・左右の
垂直車輪はそれぞれのターンテーブル上に位置し、その
後は更に直進しても良く、直角に方向変換することも出
来る。
(実施例) 本発明を詳細に説述するために、以下実施例により添付
図面に従ってこれを説明する。
本発明の吊車1は主として第1図、第3図、第5図及び
第8図で示され、走行レール2は第2図及び第3図で、
交差部レール3は第4図、第5図及び第9図で示されて
いる。
吊車1は金属等硬質の素材よりなるもので、直方体の車
台4の側面部5、5、5、5にそれぞれ車軸6、6…を
外方へ垂直に突出させ、この車軸6に軸受7の垂直車輪
8を3ケ又は3ケ以上回転自在に取り付ける。或は側面
部の中央部を縦に直角に切り欠いて二段側面部9、9、
9、9とし、二段側面部9にそれぞれ車軸6、6…を外
方へ直角に突出させ、この車軸6にも軸受7の垂直車輪
8を、側面部5における垂直車輪8と二重に取り付け、
3ケ又は3ケ以上とする。
側面部5における垂直車輪8の輪巾は(W)とし二段側
面部9における垂直車輪8の輪巾は(W′)とする。垂
直車輪8の取り付けは、他の側面部5から外周部10を
突出させてはならず、又車台4の下面部11からは突出
状態にあり、外周部10、10…を互いに面一にし、且
つ互いの垂直車輪8、8…を相接することなく回転自在
とする。なお、対向する一の側面部5、5及び二段側面
部9、9(これを進行方向に対する前後部とする)にお
ける前後の垂直車輪8、8…の軸心12、12…は、後
記交差部レール3の2つのターンテーブルの軸心13、
13間に位置するものとし、一致させてはならない。車
台4の上面部14の四隅部15、15、15、15から
上方へ垂直に、車軸6、6、6、6を突出させる。この
車軸6は回転自在に取着してもよいが、この車軸6に軸
受7の水平車輪16を回転自在に取り付ける。そしてこ
の水平車輪16の輪径巾を(X)とする。
車台4の下面部11の中央より垂直下方へ吊軸17を回
転自在に連結し、該吊軸17を介して移動壁が吊り下げ
られる。
以上が本発明の吊車1の構造である。
第1図で見るように、吊車1は中心線18に対し、前後
左右対称にバランスよく構成されている。なお、第1図
の(ロ)図は(イ)図のA部拡大断面図であり、同じく(ハ)図
はB部分の拡大断面図である。
次に走行レール2は金属等硬質の素材よりなり、横断面
下向きに開口した略コ字形の長尺材19であり、その側
辺部20、20の両開放先端部を、内方へ直角にほぼ前
記垂直車輪8の走行面21巾(W)、又は前記二段側面
部9にも垂直車輪8を取り付けている場合には、少なく
ともその走行面巾(W′)を加えた(W+W′)巾に突
出させて形成した巾を有す車輪底22、22とする。更
に車輪底22の開放先端部を延ばして、内壁を深く水平
に削ぎ状にして段差を設け、中央に前記吊車1の吊軸1
7が移動する摺動溝23を残して突出させた下受け部2
4、24を長手方向に形成している。又前記横断面コ字
形の上辺部25に前記吊車1を搭載する場合、水平車輪
16、16が位置する箇所に水平車輪16の輪径(X)
巾に下方開口にして直角に切り欠いた誘導溝26、26
を沿設する。該誘導溝26、26を挟む突出部を中仕切
り部とするが、該中仕切り部は設けなくてもよい。
このようにしてなる走行レール2の中空内部を車輪さや
27とする。車輪さや27内ほぼ一パイに吊車1は収容
される(第3図)。
以上が本発明の走行レール2の構造である。
次にこの走行レール2、2…を縦横にクロスし、且つ各
摺動溝23の交差点開口28を中心に十字形に交差させ
た交差部レール3について述べる。交差部レール3は前
記走行レール2の下受け部24に相当する交差部下受け
部29、29、29、29を形成しているが、この交差
部下受け部29に、前記車輪底22と同一高さになるよ
うに軸受を介して回転自在にターンテーブル31、3
1、31、31を配置している。なお、ターンテーブル
の軸心13は使用時において、吊車1の垂直車輪3の軸
心12を外れているものとする(第6図)。
ターンテーブル31は交差している車輪底22、22の
一部を切り欠いて取り付けてもよい(第4図)。又交差
している摺動溝23、23から突出状態になっていて
も、前記吊軸17の摺動が可能であればとがめなくても
よい。天板部32に切り欠き設けられる誘導溝26、2
6を摺動溝23と同様に、走行レールの各溝と連続して
形成され、そして前記中仕切り部を、交差部中仕切り部
33とする。このようにしてなる交差部レール3の中空
内部を、交差部車輪さや34とする。
以上が本発明の交差部レール3の構造である。
本発明は上記の吊車1、走行レール2及び交差部レール
3とよりなる移動壁の吊設装置35である。
次に全図、特に第3図、第5図、第6図、第7図及び第
9図により、本発明の使用態様及び効果について述べ
る。吊車1の走行レール2への組込み状態は第3図で示
されており、又交差部レール3への組込み状態は第5図
で示されている。
先ず天井に走行レール2、2…を摺動溝23を下向きに
開口させて、直角縦横に施設し、交差箇所では交差部レ
ール3、3…を配置し、走行レール2の各部、すなわち
車輪底22を同一面とし、摺動溝23及び誘導溝26を
一致させて固定する。
第3図に見るように、走行レール2の車輪さや27内へ
吊車1を係架した状態では、左右の垂直車輪8、8、
8、8は車輪底22、22上に位置し、前後の垂直車輪
8、8、8、8は下受け部24、24上に浮かせ、水平
車輪は誘導溝26内に遊嵌し、同時に吊軸17を摺動溝
23間より垂れ下げ、パネルの上端面の両サイド(図示
せず)に、吊車1、1の上記吊軸17、17を介して吊
り下げている。
この状態において第3図に見るように、吊車1は走行レ
ール2の車輪さや27内にほぼ一パイに収まっており、
水平車輪8、8…は誘導溝26に沿って吊車1の揺れを
規制し、移動壁を押し動かすことで、左右の垂直車輪
8、8…を回転させるにおいて、前記のように車輪さや
27内壁へ衝突したり、車輪外れを起こすことが全くな
く、中心線18に対しバランスが保たれて安定した良好
な走行を得ることが出来る。
又数トンといった超重量級パネルの吊設走行に対して
も、軸受7の垂直車輪8は充分耐えることが出来る。吊
車1は丈高かや横長の形状とならず、扁平な直方体の形
状にほぼまとまっている。
次にこの移動壁を交差部レール3(第4図)へと進める
と、第6図に見るように、先ず浮き状態で進んで来た前
方の垂直車輪8、8…がターンテーブル31、31上に
載る。該垂直車輪8がターンテーブル31上に載れば、
移動壁の運動を受けてターンテーブル31は回転し始
め、同時にこれに載った垂直車輪8も同調して回転し、
後から載って来る左右の垂直車輪8、8…も回転しなが
らターンテーブル31上を通過していく。
ターンテーブルの軸心13と、これに向かう垂直車輪8
の軸心12は互いに一致していないので、上記のような
回転が得られるのであり、回転が得られることによっ
て、吊車1の交差点開口28への進入、到達はスムーズ
になされる。又この進入、到達には吊車1の水平車輪1
6、16…を導く誘導溝26の働きがある。またターン
テーブル31は吊車1を載せて来た車輪底22と面一に
なっており、前記ボールの例のような交差部での支承位
置の違いによる障害を全く生じない。
ターンテーブル31は又垂直荷重に対し強力な負荷力を
有する軸受30よりなっており、重量級パネルの移動壁
が抱えていた交差部での困難点は解消される。なお、重
量級パネルを吊設する場合、垂直車輪8を大型にしたり
するが、同時に吊軸17も太目のものを用いる。この場
合、吊軸17の太さに応じて、これを通過させる摺動溝
23の幅も広くならざるを得ない。したがって、側面部
5(二段側面部9を含める)に2ケの垂直車輪8、8を
有する吊車では、この広くなっている摺動溝23を渡る
において、前記吊車1の後方左右の垂直車輪8や後尾の
垂直車輪8を摺動溝23間に落とす危険がある。すなわ
ち、四点若しくは少なくとも三点において、ターンテー
ブル31上に吊車1を支えなければならない垂直車輪
8、8…が二点で、時には一点で支えるという事態を招
くのである。ここにおいて本発明では前記側面部5にお
いて、三ケ又は三ケ以上の垂直車輪8、8…を設けてい
るため、吊車1は車台4を傾けることなく、又垂直車輪
8と交差部車輪さや34との衝突もなく、交差点開口2
8に達する(第5図、第7図参照)。
交差点開口28に達すると、実施例では第7図に見るよ
うに二段側面部9にある垂直車輪8を除いて、側面部5
にある垂直車輪8、8…はターンテーブル31上にあ
り、吊車1がそのまま同じ方向へ直進することも、直角
に方向変換をすることも出来る。垂直車輪8、8はそれ
ぞれの進行方向の車輪底22、22の近くに位置し、且
つ正対しており、更に又その車輪底22とターンテーブ
ル31とは面一であるので、移動壁をその方向に更に押
し進めると、水平車輪16は誘導溝26のガイドを受
け、直進の場合では前後の垂直車輪8の前方の垂直車輪
8、8…がターンテーブル31より離れ、左右の垂直車
輪8、8…もターンテーブル31を離れて対向する車輪
底22へと載って進行し、直角に方向変換する場合に
は、左(又は右)の垂直車輪8、8…がターンテーブル
31より離れ、前後の垂直車輪8、8…もターンテーブ
ル31を離れて対向する車輪底22へと載り、順次ター
ンテーブル31の支承から解かれて、交差部レール3よ
り脱して進行する。
すなわち、本発明では交差部における前記の従来の装置
の難点は全く生ずることがなく、しかも重量級の移動壁
であっても充分耐え得ることが出来る。
吊車1における水平車輪16の車軸16の上端部に半
球、円錐、角錐等先細りのガイド突出部を一体に、或は
回転自在に取り付け、走行レール2にガイド突出溝や、
交差部レール3に交差部ガイド突出溝を誘導溝26を更
に深く切り欠き設けて吊車1の走行をより安定させ、交
差部においてのより正確な進行を得させることが出来
る。
本発明の移動壁の吊設装置35を構成する吊車1、走行
レール2及び交差部レール3のいずれも構造が簡素であ
り、従来の装置の複雑化による大型化、製作費高、故障
の多発の難点を回避しており、特にボールによる支承を
廃したこと、交差部レール3に軸受30を介して軸支さ
れたターンテーブル31を配したことが、該交差部での
任意方向への進行を容易化している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例による本発明の吊車1の一部拡大縦断面
図であり、第2図は走行レール2の縦断面斜視図であ
り、第3図は吊車1と走行レール2との関わりを示す縦
断面図であり、第4図は交差部レール3の交差部車輪さ
や34の下半分の横断面図であり、第5図は交差部レー
ル3と吊車1との関わりを示す縦断面図であり、第6図
及び第7図は、吊車が交差部レール3へ進行する過程を
示しており、第8図は本発明の吊車1を下方から見た平
面図であり、第9図は交差部レール3の交差部車輪さや
34を上半分の横断面図であり、吊車1との関わりを示
す。 1……吊車、2……走行レール、 3……交差部レール、4……車台、 5……側面部、6……車軸、 7,30……軸受、8……垂直車輪、 9……二段側面部、10……外周部、 12……垂直車輪の軸心、 13……ターンテーブルの軸心、 16……水平車輪、17……吊軸、 18……中心線、20……側辺部、 22……車輪底、23……摺動溝、 24……下受け部、25……上辺部、 26……誘導溝、27……車輪さや、 28……交差点開口、30……交差点下受け部、 31……ターンテーブル、32……天板部、 33……交差部中仕切り部、34……交差部車輪さや、 35……移動壁の吊設装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井には断面略コ字形で下方に向いて開口
    した走行レールを縦横方向にクロスして配設し、該走行
    レールには走行レールに沿って走行・移動する吊車を係
    架し、該吊車から垂直下方に伸びた吊軸に移動壁を連結
    して成る移動壁の吊設装置において、上記吊車は直方体
    の車台を本体としてその1側面に垂直車輪を3個以上、
    合計12個以上を該車台下面から下方に外周に一部が突
    出した状態で回転自在に軸支し、又該車台の上面四隅に
    は水平車輪を軸支し、一方上記走行レールの両開放先端
    部を内方へ屈曲させて上記垂直車輪が走行する車輪底を
    長手方向に沿って形成し、該車輪底から段差を持って下
    受け部を沿設し、相対向する両下受け部の間には上記吊
    軸が移動するに十分な幅を有す摺動溝を設け、そして該
    走行レールの上辺部には一定間隔をおいて上記水平車輪
    が遊嵌される2本の誘導溝を長手方向に沿って形成し、
    更に両走行レールのクロス部には交差部レールを配置し
    て連結し、該交差部レールの下受け部交差点にはそれぞ
    れターンテーブルを回転自在に軸支し、該ターンテーブ
    ルの上面を車輪底と同一高さに配置したことを特徴とす
    る移動壁の吊設装置。
  2. 【請求項2】上記車台の側面に段差を設けて多段側面と
    し、該側面に取着する垂直車輪の外周を一部重複して軸
    支した特許請求の範囲第1項記載の移動壁の吊設装置。
  3. 【請求項3】上記水平車輪を軸支している車輪の上端に
    ガイド突出部を形成し、走行レール及び交差部レールに
    は該ガイド突出部がガイドされるべきガイド突出溝並び
    に交差部ガイド突出溝を形成した特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の移動壁の吊設装置。
JP63236961A 1988-09-21 1988-09-21 移動壁の吊設装置 Expired - Lifetime JPH0627440B2 (ja)

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