JPH0431979Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0431979Y2
JPH0431979Y2 JP1986184461U JP18446186U JPH0431979Y2 JP H0431979 Y2 JPH0431979 Y2 JP H0431979Y2 JP 1986184461 U JP1986184461 U JP 1986184461U JP 18446186 U JP18446186 U JP 18446186U JP H0431979 Y2 JPH0431979 Y2 JP H0431979Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
rail
roller block
roller
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986184461U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6389085U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986184461U priority Critical patent/JPH0431979Y2/ja
Publication of JPS6389085U publication Critical patent/JPS6389085U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0431979Y2 publication Critical patent/JPH0431979Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、間仕切用の移動壁を走行可能に懸吊
支持するための懸吊支持装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 近時、ホテルの宴会場やオフイス等において
は、広いフロアーを必要に応じて簡単に仕切るこ
とのできる間仕切用の移動壁が設備されているこ
とが少なくない。
この種の移動壁は、その前後2箇所の各々天井
レールに懸吊杆を介して懸吊支持されており、そ
の天井レールに沿つて移動させ得るようになつて
いる。そして、このような移動壁は、格納等のた
めに種々の態様で移動させることが必要であり、
天井レールが直角に接合されている箇所を通過さ
せ得るように構成されているものもある。
しかして、この場合の懸吊支持装置としては、
連続的な開口部の両側に第1レール部を備えてな
る一方の天井レールと、前記開口部と直交する連
続的な開口部を有しその開口部の両側に対をなす
第2レール部を備えてなる他方の天井レールと、
前記天井レール内に走行可能に配設され前記開口
部に挿通させた懸吊杆を介して移動壁を懸吊支持
するローラブロツクと、このローラブロツクの一
方の対向する二側面に軸着されこのローラブロツ
クが一方の天井レール内を走行する際に前記第1
レール部上を転動する一対の第1ローラと、前記
ローラブロツクの他方の二側面に軸着され該ロー
ラブロツクが他方の天井レール内を走行する際に
前記第2レール部上を転動する一対の第2ローラ
とを具備してなるものが知られている。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、このような構成のものでは、前記ロ
ーラブロツクが天井レールの交差点に達した際
に、第1ローラが前記他方の天井レールの開口部
に若干量落込むとともに、第2ローラが前記一方
の天井レールの開口部に若干量落込むことにな
る。そして、この状態から、懸吊杆を介して前記
ローラブロツクに一方の天井レールに沿う方向の
力を作用させた場合には、第1ローラが第1レー
ル部上に乗上げることになり、他方の天井レール
に沿う方向の力を作用させた場合には、第2ロー
ラが第2レール部上に乗上げることになる。その
ため、ローラブロツクが天井レールの交差点を通
過する毎に、移動壁に衝撃が加わることになり、
また、その交差点を脱出させる瞬間に比較的大き
な操作力が必要になるという問題がある。また、
その力に偏り等があると、ローラブロツクが交差
点から第1レール部あるいは第2レール部上に乗
上げる際に水平方向に旋回してしまい、該ローラ
ブロツクがいずれの天井レール内にも進行し得な
くなつてしまうという不具合を招くことがある。
このような不具合を解消するために、本出願人
は、例えば、実公昭61−9958号公報に示されるよ
うな懸吊支持装置を提案し実施している。すなわ
ち、この装置は、交差点でのローラブロツクの落
ち込みを防止するために、両天井レールの交差部
分における、第1ローラの平行な走行軌道と第2
ローラの平行な走行軌道とにより囲まれる平面視
四角形の領域内の隅部対角位置に、球状をなす無
方向性の回転支持部材をそれぞれ配設し、該交差
部分に位置するローラブロツクの下面に井桁状に
形成した溝の底面をこの回転支持部材により転接
支持して該ローラブロツクを走行中と同一の高さ
位置に保持し得るようにしたものである。
ところが、このような構成のものでは、実施す
る際に難しい問題が発生している。すなわち、前
記回転支持部材の配設位置および態様は、第1ロ
ーラおよび第2ローラのいずれとも干渉しないと
いう条件を満足させるために非常に限られたもの
となる。具体的には、この回転支持部材は、第1
ローラの平行な走行軌道と第2ローラの平行な走
行軌道とにより囲まれる平面視四角形の領域内の
隅部対角位置に配設する必要がある。この配設可
能位置は、ローラブロツクを小型化して天井レー
ル全体を軽量なものにしようとすると、きわめて
狭い範囲のものとなり、その回転支持部材のレー
ル面からの突出量も厳しく制限される。レール面
を転動している左右の第1ローラ(又は第2ロー
ラ)に接触してはいけないだけでなく、宙に浮い
た状態で進行してくる前後の第2ローラ(又は第
1ローラ)にも衝突してはいけないためである。
しかも、かかる球状の回転支持部材は、小径化し
て高さだけを確保することは困難である。半径以
上レール面から突出させると、抜落ち不能に保持
することが不可能になるためである。このような
事情から、球状の回転支持部材は、レール面から
その上端部分をわずかに突出させた状態で配設せ
ざるを得ないものである。そのため、このわずか
に突出している回転支持部材の上端部分をローラ
ブロツクの下面に形成した井桁溝に係合させる
と、ローラブロツクの下面がレール面に非常に接
近したものとなる。その結果、天井レールの継目
部分の工作誤差や組立誤差等に起因してレール面
に段差が存在すると、ローラブロツクの下面がレ
ール面に摺接し、適切に移動壁を作動させること
が不可能になることがある。
また、このような構成のものでは、前記ローラ
ブロツクが走行する際には、いずれの天井レール
内を移動する際にも2輪走行状態となる。しか
も、ローラブロツクと懸吊杆とは、部材に無理な
応力が繰返し作用するのを防ぐために揺動可能に
連結されているのが一般的である。そのため、走
行中のローラブロツクは、荷重が作用している一
対のローラの軸心を中心にして、上下方向に首振
運動を行い易い。その結果、移動壁の円滑な移動
が阻害されるという不具合が生じる。
本考案は、このような問題点をことごとく解消
することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、以上のような目的を達成するため
に、次のような構成を採用したものである。
すなわち、本考案に係る間仕切用移動壁の懸吊
支持装置は、連続的な開口部の両側に一対の第1
レール部を備えてなる一方の天井レールと、前記
開口部と直交する連続的な開口部を有しその開口
部の両側に一対の第2レール部を備えてなる他方
の天井レールと、前記天井レール内に走行可能に
配設され前記開口部に挿通させた懸吊杆を介して
移動壁を懸吊支持するローラブロツクと、このロ
ーラブロツクの一方の対向する二側面に軸着され
このローラブロツクが一方の天井レール内を走行
する際に前記第1レール部上を転動する一対の第
1ローラと前記ローラブロツクの他方の対向する
二側面に軸着され該ローラブロツクが他方の天井
レール内を走行する際に前記第2レール部上を転
動する一対の第2ローラと、前記ローラブロツク
の上面隅部における対角位置に突設された少なく
とも一対の案内凸部と、前記両天井レールの交差
部分における天壁面に設けられ前記案内凸部と係
合して前記ローラブロツクを一方の天井レールに
沿う方向に案内する2本の平行な第1凹溝と、前
記天壁面に設けられ前記案内凸部と係合して前記
ローラブロツクを他方の天井レールに沿う方向に
案内する2本の平行な第2凹溝と、前記交差部分
における第1ローラの平行な走行軌道と第2ロー
ラの平行な走行軌道とに囲まれた平面視四角形の
領域内の隅部対角位置にそれぞれ配設された球状
をなす無方向性の回転支持部材とを具備してな
り、前記交差部分に位置するローラブロツクの平
坦な下面を前記回転支持部材により転接支持し得
るように構成したことを特徴とする。
[作用] このような構成のものであれば、天井レールの
交差部分においてはローラブロツクの下面が回転
支持部材に転接支持されるため、該ローラブロツ
クが交差点に達しても第1ローラおよび第2ロー
ラが天井レールの開口部に落込むことがない。そ
して、この回転支持部材は、無方向性ものである
ため、交差点のローラブロツクは、力のかけ具合
によつて、いずれの天井レール内にも導くことが
できる。しかも、ローラブロツクが天井レールの
交差点に接近する際、あるいは交差点から離れる
際には、その隅部対角位置にそれぞれ設けた案内
凸部が2本の平行な第1凹溝または2本の平行な
第2凹溝に係合して案内されることになる。その
ため、ローラブロツクが天井レールの交差部分で
水平方向に旋回してしまうのを確実に防止するこ
とができる。
しかも、この考案では、ローラブロツクの下面
に溝を設けず、ローラブロツクの平坦な下面を回
転支持部材により転接支持するようにしているの
で、ローラブロツクの下面が回転支持部材の頂点
よりも低くなることはなく、ローラブロツクの下
面と各レール部の上面との間に回転支持部材の突
出高さに相当する隙間を確保することができる。
そのため、回転支持部材をローラブロツクの下面
に設けた溝に係合させる場合のようにローラブロ
ツクの下面がレール部に接近しすぎることがな
く、レール部上面間に多少の段差が存在しても、
ローラブロツクの下面がレール部に接触するのを
有効に防止することができる。
また、ローラブロツクが走行する際には、いず
れの天井レール内を移動する場合にも2輪走行状
態になるため、前述したように上下方向の首振運
動をしようとするが、本考案のものは、そのロー
ラブロツクの隅部対角位置に案内凸部が設けてあ
るため、該ローラブロツクが上下方向に首を振ろ
うとすると、その案内凸部のいずれかが天井レー
ルの天壁面に転接することになる。そのため、ロ
ーラブロツクの首振運動は防止され、円滑に走行
することになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
この間仕切用移動壁の懸吊支持装置は、第1図
および第2図に示すように、連続的な開口部を有
した一方の天井レール1と、前記開口部1aと直
交する開口部2aを有した他方の天井レール2
と、前記天井レール1,2内に走行可能に配設さ
れ前記開口部1a,2aに挿通させた懸吊杆3を
介して移動壁4を懸吊支持するローラブロツク5
と、このローラブロツク5に軸着された第1、第
2ローラ6,7とを具備してなる。
天井レール1,2は、建物の天井に埋設された
もので、中央部に連続的な開口部1a,2aを有
した底壁11,21を天井面に表出させている。
そして、一方の天井レール1内には、その底壁1
1と平行な対をなす第1レール部12が前記開口
部1aの両側に位置させて一体に設けてある。ま
た、第2の天井レール2内には、その底壁21と
平行な対をなす第2レール部22が、前記開口部
2aの両側に位置させて一体に設けてある。そし
て、この一方の天井レール1と他方の天井レール
2とを直角に交差させて接合している。すなわ
ち、その交差部分には、4個の連結支持部材8が
配設されており、これらの連結支持部材8によつ
て、前記第1レール部12と第2レール部22と
が位置決め状態で連接されている。連結支持部材
8はL字形の金具であり、一端側8aがボルト8
1と板状ナツト82とを用いて一方の天井レール
1の第1レール部12と底壁11との間に固定さ
れているとともに、他端側8bがボルト81と板
状ナツト82とを用いて他方の天井レール2の第
2レール部22と底壁21との間に固定されてい
る。各連結支持部材8の上面は第1、第2レール
部12,22の上面と面一に設定されており、そ
の中央屈曲部8c間に一方の天井レール1の開口
部1aと、他方の天井レール2の開口部2aとの
十字交差部分が形成されている。なお、一方の天
井レール1と、他方の天井レール2との交差部分
においては、それら各天井レール1,2の天壁1
3,23が切除されており、十字形の天板9がそ
の天壁13,23と面一に配置されている。この
天板9は、第3図に示すように、チヤンネル材9
1により前記天井レール1,2の側壁14,24
に固定されている。
ローラブロツク5は、外形が平面視略矩形をな
す金属製のブロツクであり、その中心部に懸吊杆
3の上端を傾動可能に連設している。そして、こ
のローラブロツク5の一方の対向する二側面に第
1ローラ6を回転自在に軸着するとともに、他方
の対向する二側面に第2ローラ7を回転自在に軸
着している。なお、このローラブロツク5は、各
移動壁4に対して2個ずつ設けられている。そし
て、このローラブロツク5が、一方の天井レール
1内を走行する際には、第2ローラ7を浮かせた
状態で第1ローラ6が第1レール部12上を転動
するようになつており、他方の天井レール2内を
走行する際には、第1ローラ6を浮かせた状態で
第2ローラ7が第2レール部22上を転動するよ
うになつている。
そして、このローラブロツク5の隅部対角位置
に案内凸部たる一対の転動ボール51を上方に向
けて突設している。すなわち、ローラブロツク5
の隅部には、ねじ穴52aを有した受座52が一
体に形成されており、これら受座52上にボルト
部53aを有したボールホルダ53をそれぞれ螺
着している。そして、この各ボールホルダ53に
前記転動ボール51を回転自在に保持させてい
る。転動ボール51は、その上端部分がボールホ
ルダ53の上面よりも突出した状態で保持されて
おり、その突出部分を対をなす平行な第1凹溝9
2あるいは対をなす平行な第2凹溝93に係合さ
せ得るようにしている。
第1凹溝92および第2凹溝93は、前記天井
レール1,2の交差部分における天壁面、すなわ
ち、前記天板9の下面9aに格子状に形成されて
いる。すなわち、第1凹溝92は、前記転動ボー
ル51の上端部分が転動可能に係合し得る横断面
円弧状をなすもので、前記ローラブロツク5を一
方の天井レール1に沿う方向に案内し得るように
平行に形成されている。第2の凹溝92は、前記
転動ボール51の上端部分が転動可能に係合し得
る横断面円弧状をなすもので、前記ローラブロツ
ク5を他方の天井レール2に沿う方向に案内し得
るように平行に形成されている。なお、この実施
例では、一方の天井レール1の天壁13の下面に
は前記第1凹溝92に連続する平行な補助第1凹
溝15が形成されているとともに、他方の天井レ
ール2の天壁23の下面には、前記第2凹溝93
に連続する平行な補助第2凹溝25が形成されて
いる。
また、前記天井レール1,2の交差部分におけ
る第1ローラ6の平行な走行軌道aと第2ローラ
7の走行軌道bとに囲まれた平面視四角形の領域
c内の隅部対角位置に、球状をなす二対の無方向
性の回転支持部材、例えば、支持ボール83を設
けている。具体的には、前記各連結支持部材8の
中央屈曲部8cの上面部に支持ボール83を回転
自在に保持させている。支持ボール83の上端部
分は、前記連結支持部材8の上面よりも上方に突
出しており、この交差部分に位置するローラブロ
ツク5の平坦な下面5aをこれらの支持ボール8
3により転接支持し得るようにしている。すなわ
ち、この交差部分を通過中のローラブロツク8
は、これらの支持ボール83により天井レール
1,2内を走行している際と同一の高さ位置に保
持されるようになつている。
第4図は、交差点nに位置するローラブロツク
5の下面5aを示すもので、この図面に前述した
第1、第2ローラ6,7の走行軌道a,bと前記
支持ボール83との位置関係が明示されている。
このような構成のものであれば、天井レール
1,2の交差部分において、ローラブロツク5の
下面5aが支持ボール83により転接支持される
ため、該ローラブロツク5が交差点nに達しても
第1ローラ6および第2ローラ7が天井レール
1,2の開口部1a,2aに落込むことがない。
そして、この支持ボール83は全方向に転動可能
な無方向性のものであるため、交差点nのローラ
ブロツク5は力のかけ具合によつて、いずれの天
井レール1,2内にも導くことができる。しか
も、一方の天井レール1から交差点nに向かうロ
ーラブロツク5の転動ボール51は、その交差点
nの手前で天板9に設けた第1凹溝92に係合し
案内される。また、他方の天井レール2から交差
点nに向かうローラブロツク5の転動ボール51
は、その交差点nの手前で天板9に設けた第2凹
溝93に係合して案内される。そして、交差点n
に達したローラブロツク5に一方の天井レール1
に沿う方向の力を作用させた場合には、第1ロー
ラ6が第1レール部12上に進行するが、この際
には、前記転動ボール51が第1凹溝92に係合
して案内される。また、交差点nのローラブロツ
ク5に他方の天井レール2に沿う方向の力を作用
させた場合には、第2ローラ7が第2レール部2
2上に進行するが、この際には、前記転動ボール
51が第2凹溝93に係合して案内される。
そのため、ローラブロツク5のローラ6,7が
天井レール1,2の交差点nで開口部1a,2a
に落込むのを防ぐことができるとともに、ローラ
ブロツク5が天井レール1,2の交差部分で水平
方向に旋回してしまうのを確実に防止することが
できる。したがつて、ローラブロツク5が天井レ
ール1,2の交差点nを通過する際に、移動壁4
に衝撃が加わつたり一時的に大きな操作力が必要
になるという不具合を無くすことができるととも
に、そのローラブロツク5の方向が不意に偏向し
てどちらの天井レール1,2にも円滑に導くこと
ができなくなるという不都合が生じるのを防ぐこ
とができ、移動壁4を所望のルートに円滑かつ確
実に進行させることができるものである。
また、ローラブロツク5が天井レール1,2内
を走行している際には、前記転動ボール51は天
井レール1,2の天壁13,23に転接して該ロ
ーラブロツク5の上下方向の首振運動を防止する
ことになる。すなわち、ローラブロツク5の上下
方向の首振運動は前述したように荷重が作用して
いる側のローラ6または7の軸心を中心にして生
じようとする。一方、前記転動ボール51は、ロ
ーラブロツク5の隅部対角位置に設けてあるた
め、前記軸心を挟んで前後両側に位置することに
なる。そのため、ローラブロツク5が上下方向に
首を振ろうとすると、前後いずれかに位置する転
動ボール51が天井レール1,2の天壁13,2
3に押付けられることになり、その首振運動が阻
止されることになる。そのため、ローラブロツク
5は無駄な運動を行うことなしに天井レール1,
2内を円滑に走行することになり、移動壁4を軽
快に移動させることが可能となる。
なお、案内凸部は、転動ボールに限らず、例え
ば、フツソ樹脂などにより作られたスライダであ
つてもよい。
また、天井レールの交差部分以外の天壁面に
は、案内凸部が係合する凹溝を設けなくても、以
上説明した作用効果を得ることはできるが、図示
実施例のように交差部分以外にも凹溝を設けてお
けば、天井レール内を走行中のローラブロツクが
水平方向に偏向するのをより確実に防止すること
ができる。
さらに、以上の実施例では、一方の天井レール
と他方の天井レールとを十字に交差させた場合に
ついて説明したが、本考案は、一方の天井レール
と他方の天井レールとをL字形やT字形に交差さ
せた場合にも同様に適用が可能である。
[考案の効果] 本考案は、以上のような構成であるから、ロー
ラブロツクが天井レールの交差点を通過する際に
生じる問題点、すなわち、ローラが開口部に落込
んで移動壁に衝撃が加わつたり、その開口部を乗
越えるために大きな操作力が必要になるという不
具合、あるいは、その際にローラブロツクが水平
旋回して適正な進行が不可能になるという不都合
を簡単な構成により確実に解消することができ、
しかも、天井レール内を走行中のローラブロツク
が上下方向に首を振るという問題も合わせ解消す
ることができる間仕切用移動壁の懸吊支持装置を
提供できるものである。
さらに、本考案では、レール面に大きく突出さ
せることが難しい球状の回転支持部材を、ローラ
ブロツクの下面に設けた溝に係合させるのではな
く、ローラブロツクの平坦は下面に転接させるよ
うにしているので、ローラブロツクの下面とレー
ル部上面との間に、溝に係合させるようにした従
来品よりもはるかに大きな隙間を確保することが
可能となる。そのため、天井レールの継目等に多
少の段差が存在してもローラブロツクを円滑に走
行させることができる。そのため、天井レールの
加工や天井レールの交差部分における組立て等に
高い精度が要求されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は一部
を切欠して示す斜視図、第2図は一部を切欠して
示す平面図、第3図は第2図における−線に
沿う概略的な拡大断面図、第4図はローラブロツ
クの下面を示す概略底面図である。 1……一方の天井レール、1a……開口部、2
……他方の天井レール、2a……開口部、3……
懸吊杆、4……移動壁、5……ローラブロツク、
5a……平坦な下面、6……第1ローラ、7……
第2ローラ、9……天壁面(天板の下面)、12
……第1レール部、22……第2レール部、51
……転動ボール、83……回転支持部材(支持ボ
ール)、92……第1凹溝、93……第2凹溝、
a,b……走行軌道、c……領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 連続的な開口部の両側に一対の第1レール部を
    備えてなる一方の天井レールと、前記開口部と直
    交する連続的な開口部を有しその開口部の両側に
    一対の第2レール部を備えてなる他方の天井レー
    ルと、前記天井レール内に走行可能に配設され前
    記開口部に挿通させた懸吊杆を介して移動壁を懸
    吊支持するローラブロツクと、このローラブロツ
    クの一方の対向する二側面に軸着されこのローラ
    ブロツクが一方の天井レール内を走行する際に前
    記第1レール部上を転動する一対の第1ローラ
    と、前記ローラブロツクの他方の対向する二側面
    に軸着され該ローラブロツクが他方の天井レール
    内を走行する際に前記第2レール部上を転動する
    一対の第2ローラと、前記ローラブロツクの上面
    隅部における対角位置に突設された少なくとも一
    対の案内凸部と、前記両天井レールの交差部分に
    おける天壁面に設けられ前記案内凸部と係合して
    前記ローラブロツクを一方の天井レールに沿う方
    向に案内する2本の平行な第1凹溝と、前記天壁
    面に設けられ前記案内凸部と係合して前記ローラ
    ブロツクを他方の天井レールに沿う方向に案内す
    る2本の平行な第2凹溝と、前記交差部分におけ
    る第1ローラの平行な走行軌道と第2ローラの平
    行な走行軌道とに囲まれた平面視四角形の領域内
    の隅部対角位置にそれぞれ配設された球状をなす
    無方向性の回転支持部材とを具備してなり、前記
    交差部分に位置するローラブロツクの平坦な下面
    をこの回転支持部材により転接支持し得るように
    構成したことを特徴とする間仕切用移動壁の懸吊
    支持装置。
JP1986184461U 1986-11-29 1986-11-29 Expired JPH0431979Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986184461U JPH0431979Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986184461U JPH0431979Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6389085U JPS6389085U (ja) 1988-06-09
JPH0431979Y2 true JPH0431979Y2 (ja) 1992-07-31

Family

ID=31132156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986184461U Expired JPH0431979Y2 (ja) 1986-11-29 1986-11-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0431979Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619958U (ja) * 1984-06-21 1986-01-21 富士通株式会社 プリンタ付ホワイトボ−ド

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177176U (ja) * 1985-04-24 1986-11-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619958U (ja) * 1984-06-21 1986-01-21 富士通株式会社 プリンタ付ホワイトボ−ド

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6389085U (ja) 1988-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3879799A (en) Multidirectional suspension system for operable partitions
JPS6253673B2 (ja)
CA2049543C (en) Track system for operable wall
JPH0627438B2 (ja) 移動壁の吊設装置
JPH0431979Y2 (ja)
JPH0431978Y2 (ja)
JPH0431977Y2 (ja)
JPH0431975Y2 (ja)
JPH0446465Y2 (ja)
JPH0431976Y2 (ja)
JPH0425505Y2 (ja)
JPS63217084A (ja) 間仕切用移動壁の懸吊支持装置
JPH0430294Y2 (ja)
JPH0439551B2 (ja)
JPH0430295Y2 (ja)
KR930000120B1 (ko) 이동벽의 현수장치
JPS6136708Y2 (ja)
JP3203546B2 (ja) 移動壁用走行装置
JPH0439555B2 (ja)
JPH0425503Y2 (ja)
JP3641804B2 (ja) 移動間仕切装置における交差部走行装置
JPS6332284Y2 (ja)
JPS6217062B2 (ja)
JPH0469714B2 (ja)
JP3001827U (ja) 移動壁の吊車装置