JPH0454299Y2 - - Google Patents
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- JPH0454299Y2 JPH0454299Y2 JP1987035457U JP3545787U JPH0454299Y2 JP H0454299 Y2 JPH0454299 Y2 JP H0454299Y2 JP 1987035457 U JP1987035457 U JP 1987035457U JP 3545787 U JP3545787 U JP 3545787U JP H0454299 Y2 JPH0454299 Y2 JP H0454299Y2
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- wheel
- fishing
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- wheels
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 4
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
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- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
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- 230000005587 bubbling Effects 0.000 description 1
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Leg Units, Guards, And Driving Tracks Of Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
この考案は、可動間仕切りの壁パネル(以下パ
ネルとする)を釣り下げて移動走行する技術に係
り、且つパネルを直角方向に方向変更させる釣車
及び走行レールの技術に係る。又、パネルは100
Kgを超す重量級のものを対称とする技術に係る。
ネルとする)を釣り下げて移動走行する技術に係
り、且つパネルを直角方向に方向変更させる釣車
及び走行レールの技術に係る。又、パネルは100
Kgを超す重量級のものを対称とする技術に係る。
背景技術
従来、パネルの釣設、移動走行には、縦断面下
方開口のコ字形をなすレール材の両開放先端部
を、内方へ直角に、先方中央に摺動溝を余して突
出させて車輪底とした走行レールを、天井方向に
敷設し、荷車の車輪のように垂直方向に回転する
釣車の車輪を車輪底上に載せ、釣軸を摺動溝間に
車台から垂れ下げて釣車を走行レール内に敷設
し、釣軸にパネルの上端面を連結する垂直車輪の
釣車装置と、 前記釣軸に直接水平車輪をとりつけ、これとパ
ネルを連結する水平車輪の釣車装置とがある。
方開口のコ字形をなすレール材の両開放先端部
を、内方へ直角に、先方中央に摺動溝を余して突
出させて車輪底とした走行レールを、天井方向に
敷設し、荷車の車輪のように垂直方向に回転する
釣車の車輪を車輪底上に載せ、釣軸を摺動溝間に
車台から垂れ下げて釣車を走行レール内に敷設
し、釣軸にパネルの上端面を連結する垂直車輪の
釣車装置と、 前記釣軸に直接水平車輪をとりつけ、これとパ
ネルを連結する水平車輪の釣車装置とがある。
総じて、これら本考案も含めて釣車装置には次
のような要請がある。即ち、安定した移動走行が
得られること、及び方向変換が容易になされるこ
とである。方向変換は、間仕切りを新しく造出し
たり、又これを解消したりするために、パネルを
移動させるに必要である。
のような要請がある。即ち、安定した移動走行が
得られること、及び方向変換が容易になされるこ
とである。方向変換は、間仕切りを新しく造出し
たり、又これを解消したりするために、パネルを
移動させるに必要である。
そして、前者の垂直車輪の釣車装置は、パネル
の重量負担に対しては優れているが、パネルの方
向変換殊に直角方向への変更には劣つている。又
一方、後者の水平車輪の釣車装置では、方向変換
殊に直角方向への変更に優れているが、パネルの
重量負担には劣つている。なお水平車輪の場合、
車輪底は断面三角形状をなして摺動溝へ傾斜する
ように形成し、水平車輪の下端面の一点をその車
輪底で支えるのが、従来の技術である。前者の例
として、特公昭50−20496号特公昭60−7114号、
特公昭60−7116号等があり、後者の例として実公
昭55−24288号等がある。
の重量負担に対しては優れているが、パネルの方
向変換殊に直角方向への変更には劣つている。又
一方、後者の水平車輪の釣車装置では、方向変換
殊に直角方向への変更に優れているが、パネルの
重量負担には劣つている。なお水平車輪の場合、
車輪底は断面三角形状をなして摺動溝へ傾斜する
ように形成し、水平車輪の下端面の一点をその車
輪底で支えるのが、従来の技術である。前者の例
として、特公昭50−20496号特公昭60−7114号、
特公昭60−7116号等があり、後者の例として実公
昭55−24288号等がある。
これら従来の技術においての欠点は、先ず走行
レールにおける直進行において、釣車のバランス
がとり難いことである。例えば、前記水平車輪の
釣車においては、水平車輪の一転をもつてパネル
の重量を支えるものであるため、車輪底上を蛇行
するおそれがある。このため前記発明等において
も、車輪を収める車輪さやの形状を複雑にした
り、誘導輪を加えたりして、走行時における釣車
のバランス保持に腐心しているが、こと重量級パ
ネルに関してはよい結果が未だ得られていない。
レールにおける直進行において、釣車のバランス
がとり難いことである。例えば、前記水平車輪の
釣車においては、水平車輪の一転をもつてパネル
の重量を支えるものであるため、車輪底上を蛇行
するおそれがある。このため前記発明等において
も、車輪を収める車輪さやの形状を複雑にした
り、誘導輪を加えたりして、走行時における釣車
のバランス保持に腐心しているが、こと重量級パ
ネルに関してはよい結果が未だ得られていない。
次に、走行レールのなだらかなR線による曲が
りや直角交差に沿つた、方向変換の進行における
釣車のバランス喪失について、走行レールの交差
点においては、摺動溝が交差するため車輪底が切
断状態となり、レールの交差によつて車輪さやは
より広い空間となる。車輪底の受けを喪つた車輪
は傾き、広くなつた車輪さやの中で釣車は不安定
状態となり、車台や車輪を摺動溝間に落すことも
生ずる。
りや直角交差に沿つた、方向変換の進行における
釣車のバランス喪失について、走行レールの交差
点においては、摺動溝が交差するため車輪底が切
断状態となり、レールの交差によつて車輪さやは
より広い空間となる。車輪底の受けを喪つた車輪
は傾き、広くなつた車輪さやの中で釣車は不安定
状態となり、車台や車輪を摺動溝間に落すことも
生ずる。
走行レールの交差点における方向変換を容易に
するための手段として、垂直車輪の釣車装置にお
いては、つばつき副車輪や大型副車輪を方向変更
側の走行レールの車輪さやに経止させ、誘導を受
けながら進行させる方法がとられている。しかし
この方法では、つばつき副車輪等により釣車(パ
ネル)全体を支え、他の車輪を浮かして方向変換
をするもので、釣車の構造が複雑なものになると
共に、左右前後対称形でないためバランスが悪
く、又つばつき副車輪等に無理がかゝる。
するための手段として、垂直車輪の釣車装置にお
いては、つばつき副車輪や大型副車輪を方向変更
側の走行レールの車輪さやに経止させ、誘導を受
けながら進行させる方法がとられている。しかし
この方法では、つばつき副車輪等により釣車(パ
ネル)全体を支え、他の車輪を浮かして方向変換
をするもので、釣車の構造が複雑なものになると
共に、左右前後対称形でないためバランスが悪
く、又つばつき副車輪等に無理がかゝる。
垂直車輪の釣車装置においては、交差点をなだ
らかなR線の曲がりをもつ走行レールで構成し、
一般には直角交差を行なわないのであるが、垂直
車輪を左右ばかりでなく前後にも互いに対向させ
てとりつけた四つ垂直車輪の釣車が、直角交差に
用いられ、交差点における走行レールに張り出し
の副車輪底を工夫し、交差点では回転球等による
副車輪をこの副車輪底で支え、他の車輪を浮かし
て、摺動溝への転落や車輪さやへの衝突を防ぎ、
方向変換をさせるものがある。しかしこの方法で
も、交差点で釣車は一旦、下の方へ落ちこむか又
は反対に持ち上げられるのであり、且つ副車輪底
上等において支承する回転球等の副車輪が面一に
揃わぬ欠点もあつて、重量パネルの方向変換は容
易でなく且つ変更方向に正しく、浮いている車輪
を向け難いという難点もある。しかしながら本考
案は、左右前後の四つの垂直車輪の釣車に関わる
ものである。
らかなR線の曲がりをもつ走行レールで構成し、
一般には直角交差を行なわないのであるが、垂直
車輪を左右ばかりでなく前後にも互いに対向させ
てとりつけた四つ垂直車輪の釣車が、直角交差に
用いられ、交差点における走行レールに張り出し
の副車輪底を工夫し、交差点では回転球等による
副車輪をこの副車輪底で支え、他の車輪を浮かし
て、摺動溝への転落や車輪さやへの衝突を防ぎ、
方向変換をさせるものがある。しかしこの方法で
も、交差点で釣車は一旦、下の方へ落ちこむか又
は反対に持ち上げられるのであり、且つ副車輪底
上等において支承する回転球等の副車輪が面一に
揃わぬ欠点もあつて、重量パネルの方向変換は容
易でなく且つ変更方向に正しく、浮いている車輪
を向け難いという難点もある。しかしながら本考
案は、左右前後の四つの垂直車輪の釣車に関わる
ものである。
前記のように、従来の技術においては、ラジア
ル玉軸受の垂直車輪は、本考案の目的とする方向
変換における直角交差について難点があり、水平
車輪の釣車もバランス保持や負担力に弱点があ
り、対向四垂直車輪の釣車による直角交差の方向
変換においても、車輪の変換方向への正対が確実
になされ得ないことや、構造の複雑性、交差点で
の衝突(移動困難)が見られ、重量級のパネルを
釣設し走行させる釣車装置殊に、交差点において
の方向変換の技術において、多くの不満が聞かれ
たのであるが、本考案はこれらの欠点を解消し
て、重量級パネルの釣設、走行と方向変換に新し
い技術と方法をもたらしたものである。
ル玉軸受の垂直車輪は、本考案の目的とする方向
変換における直角交差について難点があり、水平
車輪の釣車もバランス保持や負担力に弱点があ
り、対向四垂直車輪の釣車による直角交差の方向
変換においても、車輪の変換方向への正対が確実
になされ得ないことや、構造の複雑性、交差点で
の衝突(移動困難)が見られ、重量級のパネルを
釣設し走行させる釣車装置殊に、交差点において
の方向変換の技術において、多くの不満が聞かれ
たのであるが、本考案はこれらの欠点を解消し
て、重量級パネルの釣設、走行と方向変換に新し
い技術と方法をもたらしたものである。
考案の開示
本考案においては、釣車に負担力の強いラジア
ル玉軸受の垂直車輪を四ケ、左右前後互いに対向
させて用いると共に、バランス保持及び交差点で
の車輪の落ちこみや衝突防止、変換方向への車輪
の正対のため、車輪さや及び交差点部にピツタリ
収まる正方形板状の釣下げ板を車台上方に一体に
とりつけ、走行レールには、釣下げ板を支承する
支承台の突出を設け、直角方向変換では、釣下げ
板を支承台で支えて垂直車輪を浮かし、支承台の
面上を滑らせながら進行させて方向変換をなす、
左右前後対称形のバランスのよい形状となしたも
のである。
ル玉軸受の垂直車輪を四ケ、左右前後互いに対向
させて用いると共に、バランス保持及び交差点で
の車輪の落ちこみや衝突防止、変換方向への車輪
の正対のため、車輪さや及び交差点部にピツタリ
収まる正方形板状の釣下げ板を車台上方に一体に
とりつけ、走行レールには、釣下げ板を支承する
支承台の突出を設け、直角方向変換では、釣下げ
板を支承台で支えて垂直車輪を浮かし、支承台の
面上を滑らせながら進行させて方向変換をなす、
左右前後対称形のバランスのよい形状となしたも
のである。
考案を実施するための最良の形態
本考案を詳細に詳述するために、以下添付図面
に従つてこれを説明する。
に従つてこれを説明する。
第1図は、本考案を示す釣車20と走行レール
28を示す断面図である。この図における一部の
断点は第2図によつて示されている。
28を示す断面図である。この図における一部の
断点は第2図によつて示されている。
先ず、釣車20を第1図〜第3図によつて説明
する。釣車20は、金属等硬質の素材よりなり、
正四角柱の小部品である車台1の上面に、ほゞ正
方形状の広く平らな面を有する平板体である釣下
げ板2を一体にとりつけて本体4とする。釣下げ
板2は、車台1の横断面四角形よりも大きく、そ
の四角形及び釣下げ板2の前記正方形の中心点
3,3を上下一線に合わせた状態で車台1と一体
になつている。本体4において、釣下げ板2の側
端部を蔽い包むように縁枠5をとりつけるが、縁
枠5の表面は面滑動し易い素材をもつてなる。本
体4の前記中心点3,3部を上下に貫き開口する
断面円形の釣軸穴6を設け、釣下げ板2における
釣軸穴6の上部開口部位を中心円状に拡げて平ら
な円柱状に切欠いて軸受皿7とし、車台1の下面
における釣軸穴6の下部開口部位を同心円状に少
し拡げて平らな円柱状に切欠いて軸保持皿8とす
る。他方、釣軸穴6内へ貫き挿入される釣軸11
は、長い丸棒体9の一方の先端に平らな円柱柱状
の頭部10を一体に備えるものであるが、この釣
軸11を前記本体4の釣下げ板2上にもたらし、
頭部10の下面にスラスト玉軸受12を配し、丸
棒体9を先にして釣軸穴6の開口部から車台1下
方へ貫き通し、頭部10及びスラスト玉軸受12
を軸受皿7内に収め、又、この釣軸11の丸棒体
9の下方開放端部からニードルベアリング13を
嵌めこみ軸保持皿8内に収め、丸棒体9を車台1
の下面部にクリツプ座金14で回転自在に固定す
る。そして、車台1の四つの側面15,15,1
5,15部の夫々の中心より、外方へ直角に、本
体4の釣下げ板2(縁枠5)先端よりは少し引き
こんだ位置において突出させて、車軸16,1
6,16,16とする。この車軸16に、スペー
サー17を介して、前記車台1の側面15横巾と
ほゞ同径のラジアル玉軸受18の垂直車輪19
を、車台1の下面部よりは下方に突出させて、回
転自在にとりつけてなるものが、釣車20であ
る。
する。釣車20は、金属等硬質の素材よりなり、
正四角柱の小部品である車台1の上面に、ほゞ正
方形状の広く平らな面を有する平板体である釣下
げ板2を一体にとりつけて本体4とする。釣下げ
板2は、車台1の横断面四角形よりも大きく、そ
の四角形及び釣下げ板2の前記正方形の中心点
3,3を上下一線に合わせた状態で車台1と一体
になつている。本体4において、釣下げ板2の側
端部を蔽い包むように縁枠5をとりつけるが、縁
枠5の表面は面滑動し易い素材をもつてなる。本
体4の前記中心点3,3部を上下に貫き開口する
断面円形の釣軸穴6を設け、釣下げ板2における
釣軸穴6の上部開口部位を中心円状に拡げて平ら
な円柱状に切欠いて軸受皿7とし、車台1の下面
における釣軸穴6の下部開口部位を同心円状に少
し拡げて平らな円柱状に切欠いて軸保持皿8とす
る。他方、釣軸穴6内へ貫き挿入される釣軸11
は、長い丸棒体9の一方の先端に平らな円柱柱状
の頭部10を一体に備えるものであるが、この釣
軸11を前記本体4の釣下げ板2上にもたらし、
頭部10の下面にスラスト玉軸受12を配し、丸
棒体9を先にして釣軸穴6の開口部から車台1下
方へ貫き通し、頭部10及びスラスト玉軸受12
を軸受皿7内に収め、又、この釣軸11の丸棒体
9の下方開放端部からニードルベアリング13を
嵌めこみ軸保持皿8内に収め、丸棒体9を車台1
の下面部にクリツプ座金14で回転自在に固定す
る。そして、車台1の四つの側面15,15,1
5,15部の夫々の中心より、外方へ直角に、本
体4の釣下げ板2(縁枠5)先端よりは少し引き
こんだ位置において突出させて、車軸16,1
6,16,16とする。この車軸16に、スペー
サー17を介して、前記車台1の側面15横巾と
ほゞ同径のラジアル玉軸受18の垂直車輪19
を、車台1の下面部よりは下方に突出させて、回
転自在にとりつけてなるものが、釣車20であ
る。
釣車20において、釣軸11の円心を通る中心
線30は、第1図に見る釣車20の縦断面におい
て、釣車20を左右対称形に同分し、第2図に見
る釣車20の平面図において、釣車20を対称形
に同分する。
線30は、第1図に見る釣車20の縦断面におい
て、釣車20を左右対称形に同分し、第2図に見
る釣車20の平面図において、釣車20を対称形
に同分する。
次に、第1図及び第4図により、走行レール2
8について述べる。走行レール28は、金属等硬
質の素材よりなり、縦断面下向き開口のコ字形を
なす横長材21において、コ字形の左右辺部2
2,22の上辺部23寄りに、内方へ直角に且つ
後記車輪底24の突出巾と同じく又は少し長めに
突出させて横長の支承台25,25とする。更
に、前記コ字形の開放両先端部を内方へ直角に、
先方に前記釣軸11の丸棒体9が摺動する摺動溝
26を、ほゞ前記釣車20の車台1の側面15の
横巾に余して横長の車輪底24,24とする。縦
断面に見られる走行レール28の中空内部を車輪
さや27とするが、縦断面における車輪さや27
内に、前記釣車20の釣下げ板2、車台1及び垂
直車輪19,19がほゞ一パイに収まり、釣下げ
板2は支承台25の上方にあり且つ二つの垂直車
輪19,19が車輪底24,24上に載る大きさ
となしたものが、走行レール28である。
8について述べる。走行レール28は、金属等硬
質の素材よりなり、縦断面下向き開口のコ字形を
なす横長材21において、コ字形の左右辺部2
2,22の上辺部23寄りに、内方へ直角に且つ
後記車輪底24の突出巾と同じく又は少し長めに
突出させて横長の支承台25,25とする。更
に、前記コ字形の開放両先端部を内方へ直角に、
先方に前記釣軸11の丸棒体9が摺動する摺動溝
26を、ほゞ前記釣車20の車台1の側面15の
横巾に余して横長の車輪底24,24とする。縦
断面に見られる走行レール28の中空内部を車輪
さや27とするが、縦断面における車輪さや27
内に、前記釣車20の釣下げ板2、車台1及び垂
直車輪19,19がほゞ一パイに収まり、釣下げ
板2は支承台25の上方にあり且つ二つの垂直車
輪19,19が車輪底24,24上に載る大きさ
となしたものが、走行レール28である。
走行レール28は、互いに交差させて交差点2
9を形成するに、摺動溝26を直角交差状に結
び、車輪底24同士、支承台25同士隣り合わせ
に連結する。
9を形成するに、摺動溝26を直角交差状に結
び、車輪底24同士、支承台25同士隣り合わせ
に連結する。
次に全図面、殊に第5図によつて、本考案の用
い方及び効果について述べる。釣車20の走行レ
ール28への組込み状態は、第1図で示されてお
り、交差点29部での各構成部品の関わりは、第
5図で示されている。
い方及び効果について述べる。釣車20の走行レ
ール28への組込み状態は、第1図で示されてお
り、交差点29部での各構成部品の関わりは、第
5図で示されている。
先ず天井方向に走行レール28,28…を、摺
動溝26を下向きに開口させて、直角縦横に敷設
し、交差箇所では前記のように隣り合わせ同士を
結んで、交差点29,29…を形成する。第1図
に見るように、一の走行レール28の車輪さや2
7内へ、釣車20,20をもたらし、釣下げ板2
を支承台25の上方に位置させて、垂直車輪1
9,19を車輪底24,24上に載せ、釣軸11
を摺動溝26間より下方へ垂れ下げ、パネルの上
端面前後部(図示せず)に前記釣車20,20の
釣軸11,11を回転自在に連結して釣設する。
動溝26を下向きに開口させて、直角縦横に敷設
し、交差箇所では前記のように隣り合わせ同士を
結んで、交差点29,29…を形成する。第1図
に見るように、一の走行レール28の車輪さや2
7内へ、釣車20,20をもたらし、釣下げ板2
を支承台25の上方に位置させて、垂直車輪1
9,19を車輪底24,24上に載せ、釣軸11
を摺動溝26間より下方へ垂れ下げ、パネルの上
端面前後部(図示せず)に前記釣車20,20の
釣軸11,11を回転自在に連結して釣設する。
この状態において釣車20は、第1図に見るよ
うに、走行レール28の車輪さや27内にほゞ一
パイに収容され、釣下げ板2は支承台25との間
に間隔を存して接触しておらず、殆ど垂直車輪1
9の輪径の高さという重心の低い構造において、
パネルの重量を負担しても、バランスのとれた安
定した走行が得られる。走行レール28方向へパ
ネルを押し進める直進行においては、重量負担に
強いラジアル玉軸受18の垂直車輪19が、平坦
な車輪底24面上を、回転しながら進む。
うに、走行レール28の車輪さや27内にほゞ一
パイに収容され、釣下げ板2は支承台25との間
に間隔を存して接触しておらず、殆ど垂直車輪1
9の輪径の高さという重心の低い構造において、
パネルの重量を負担しても、バランスのとれた安
定した走行が得られる。走行レール28方向へパ
ネルを押し進める直進行においては、重量負担に
強いラジアル玉軸受18の垂直車輪19が、平坦
な車輪底24面上を、回転しながら進む。
次に、この釣設パネルを、走行レール28の交
差点29に進めると、第5図に見られるように、
車輪底24上にあつた垂直車輪19が車輪底24
との接触を喪つて、釣車20は僅かに下降して停
止する。こゝにおいて、第1図に見られる釣下げ
板2と支承台25との間隔が埋つて、釣下げ板2
の滑り易い表面を有する縁枠5と支承台25とが
面接触し、釣車20はそれ以上下降することな
く、支承台25によつて安定した支承を受ける。
この状態において垂直車輪19,19は、直角に
交差した走行レール28の車輪底24,24方向
にも正対している(直進行における垂直車輪1
9,19を左右輪とすると交差方向に正対するの
は前後輪)。パネルを方向変換側に押し進めると、
釣車20は支承台25でバランス良く支えられ
つゝ、支承台25の面上を釣下げ板2の縁枠5に
より面滑動をさせながら移動し、直きに新たに正
対した車輪底24,24の突出により垂直車輪
(前記前後輪)19,19を支承させるように移
行し、再び第1図に見られる状態となり、パネル
の方向変換を支障なく終えることになる。
差点29に進めると、第5図に見られるように、
車輪底24上にあつた垂直車輪19が車輪底24
との接触を喪つて、釣車20は僅かに下降して停
止する。こゝにおいて、第1図に見られる釣下げ
板2と支承台25との間隔が埋つて、釣下げ板2
の滑り易い表面を有する縁枠5と支承台25とが
面接触し、釣車20はそれ以上下降することな
く、支承台25によつて安定した支承を受ける。
この状態において垂直車輪19,19は、直角に
交差した走行レール28の車輪底24,24方向
にも正対している(直進行における垂直車輪1
9,19を左右輪とすると交差方向に正対するの
は前後輪)。パネルを方向変換側に押し進めると、
釣車20は支承台25でバランス良く支えられ
つゝ、支承台25の面上を釣下げ板2の縁枠5に
より面滑動をさせながら移動し、直きに新たに正
対した車輪底24,24の突出により垂直車輪
(前記前後輪)19,19を支承させるように移
行し、再び第1図に見られる状態となり、パネル
の方向変換を支障なく終えることになる。
方向変換においては前記のように、交差点29
部での釣車20の下降又は上昇があつて釣車の安
定が保たれ難く、又、殊にパネルを横向きに進行
させる場合、パネルの前後動も加わり且前記下降
等による釣車20の車輪さや27との衝突があつ
て、故障が多いのであるが、本考案によれば交差
点29での前記トラブルは全くなく、交差点29
での移動でも、摩擦面を滑り易い素材で滑り移動
(滑動)させる工夫があり、重量パネルの方向変
換でも何ら難点が見られない。
部での釣車20の下降又は上昇があつて釣車の安
定が保たれ難く、又、殊にパネルを横向きに進行
させる場合、パネルの前後動も加わり且前記下降
等による釣車20の車輪さや27との衝突があつ
て、故障が多いのであるが、本考案によれば交差
点29での前記トラブルは全くなく、交差点29
での移動でも、摩擦面を滑り易い素材で滑り移動
(滑動)させる工夫があり、重量パネルの方向変
換でも何ら難点が見られない。
産業上の利用可能性
本考案は、パネルの重量負担力の強いこと、安
定した移動走行が得られること、パネルの方向変
換が容易であること、という産業界の要望に全く
応えることの出来る釣車装置であり、産業上の利
用可能性は極めて高いものである。
定した移動走行が得られること、パネルの方向変
換が容易であること、という産業界の要望に全く
応えることの出来る釣車装置であり、産業上の利
用可能性は極めて高いものである。
第1図は、本考案に係る実施例の、直進行にお
ける釣車20と走行レール28(釣車20は第2
図断点による)の縦断面図であり、第2図は、
同、釣車20の下面側から見た平面図であり、第
3図は、同、釣車28の構成を示す一部省略の斜
視図であり、第4図は、同、走行レール28の一
部切欠き斜視図であり、第5図は、同、走行レー
ル28の交差点29部における、各構成部分の関
わりを示す一部省略、合わせ平面図である。 符号、1……車台、2……釣下げ板、4……本
体、5……縁枠、6……釣軸穴、7……軸受皿、
8……軸保持皿、9……丸棒体、10……頭部、
11……釣軸、15……側面、16……車軸、1
9……垂直車輪、24……車輪底、25……支承
台、26……摺動溝、27……車輪さや、28…
…走行レール、29……交差点。
ける釣車20と走行レール28(釣車20は第2
図断点による)の縦断面図であり、第2図は、
同、釣車20の下面側から見た平面図であり、第
3図は、同、釣車28の構成を示す一部省略の斜
視図であり、第4図は、同、走行レール28の一
部切欠き斜視図であり、第5図は、同、走行レー
ル28の交差点29部における、各構成部分の関
わりを示す一部省略、合わせ平面図である。 符号、1……車台、2……釣下げ板、4……本
体、5……縁枠、6……釣軸穴、7……軸受皿、
8……軸保持皿、9……丸棒体、10……頭部、
11……釣軸、15……側面、16……車軸、1
9……垂直車輪、24……車輪底、25……支承
台、26……摺動溝、27……車輪さや、28…
…走行レール、29……交差点。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 A 金属等硬質の素材よりなり、正四角柱の小部
品である車台1の上面に、ほぼ正方形状の広く
平らな面を有する平板体である釣下げ板2を、
前記小部品及び平板体の平面における四角形、
正方形の中心点3,3を合わせて一体となした
本体4において、釣下げ板2の側端部に面滑動
し易い素材でなる縁枠5をとりつけ、本体4の
前記中心点3,3を上下に貫き開口する断面円
形の釣軸穴6を設け、釣下げ板2における釣軸
穴6の上部開口部位を同心円状に拡げて平らな
円柱状に切欠いて軸受皿7とし、車台1の下面
における釣軸穴6の下部開口部位を同心円状に
少し拡げて平らな円柱状に切欠いて軸保持皿8
とし、他方、長い丸棒体9の一方の先端に平ら
な円柱状の頭部10を有する釣軸11をもたら
し、頭部10の下面にスラスト玉軸受12を配
し、前記本体4の釣下げ板2の釣軸穴6開口部
に、丸棒体9を先にして、車台1下方へ貫き通
し、頭部10及びスラスト玉軸受12を軸受皿
7内に収め、丸棒体9の下開放端部からニード
ルベアリング13を嵌込み軸保持皿8内に収
め、クリツプ座金14で丸棒体9を車台1下面
部に回転自在に固定し、車台1の四つの側面1
5部中心より、外方へ直角に突出する車軸1
6,16,16,16を本体4の釣下げ板2
(縁枠5)先端より少し引つ込めて設け、スペ
ーサー17を介して、前記車台1の側面15横
巾とほぼ同径のラジアル玉軸受18の垂直車輪
19を車輪16に回転自在に且つ車台1下面部
よりは下方に突出させて取り付けてなる釣車2
0と、 B 金属等硬質の素材よりなり、縦断面下向き開
口のコ字形の横長材21において、コ字形の左
右辺部22,22の上辺部23寄りに、内方へ
直角に且つ後記車輪底24突出巾と同じく又は
少し長めに突出させて横長の支承台25,25
となし、前記コ字形の開放両先端部を内方へ直
角に、先方に前記釣軸11の丸棒体9が摺動す
る摺動溝26を、ほぼ前記釣車20の車台1の
側面15横巾に余して突出させて横長の車輪底
24,24となし、縦断面において内部中空部
の車輪さや27内に、前記釣車20の釣下げ板
2、車台1及び垂直車輪19,19がほぼ一杯
に収まり且つ二つの垂直車輪19,19が車輪
底24,24上に載る大きさとした走行レール
28とよりなり、 C 天井方向に直角縦横に交差させて敷設した走
行レール28,28…の一の走行レール28の
車輪さや27内へ釣車20をもたらし、釣下げ
板2を支承台25の上方に位置させて垂直車輪
19,19を車輪底24,24上に載せ、釣軸
11を摺動溝26間より下方へ垂れ下げ、パネ
ルの上端面前後部に前記釣車20の釣軸11を
回転自在に連結してパネルを釣設し、走行レー
ル28方向にパネルを押して直進行させ、交差
点29部において方向変換して直角に曲がり進
行するにおいて、釣車20を釣下げ板2によつ
て支承台25で支承させ、縁枠5を支承台25
面上に滑らせながら進行させて、方向変換させ
ることを特徴とする可動間仕切りの釣車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987035457U JPH0454299Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987035457U JPH0454299Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63143669U JPS63143669U (ja) | 1988-09-21 |
JPH0454299Y2 true JPH0454299Y2 (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=30844969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987035457U Expired JPH0454299Y2 (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0454299Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841340U (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-18 | 藤沢 正明 | 切り口付き封筒 |
JPS5916466U (ja) * | 1982-07-24 | 1984-01-31 | 鈴木 文夫 | 高さ調節自由の壁鏡 |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP1987035457U patent/JPH0454299Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5841340U (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-18 | 藤沢 正明 | 切り口付き封筒 |
JPS5916466U (ja) * | 1982-07-24 | 1984-01-31 | 鈴木 文夫 | 高さ調節自由の壁鏡 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63143669U (ja) | 1988-09-21 |
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