JPH0627201B2 - 成形体および塗装された成形体 - Google Patents

成形体および塗装された成形体

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JPH0627201B2
JPH0627201B2 JP2210084A JP21008490A JPH0627201B2 JP H0627201 B2 JPH0627201 B2 JP H0627201B2 JP 2210084 A JP2210084 A JP 2210084A JP 21008490 A JP21008490 A JP 21008490A JP H0627201 B2 JPH0627201 B2 JP H0627201B2
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勇太 熊野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の背景〕 <産業上の利用分野> 本発明は、表面に塗装を施すのに適したオレフィン系樹
脂素材より形成されている成形体および該成形体表面に
塗装を施した塗装された成形体に関する。
さらに詳しくは、オレフィン系樹脂、末端に水酸基を有
するジエンポリマー又はその水素添加物およびエチレン
とカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物
との共重合体からなる樹脂組成物から形成された成形
体、およびそれら各成分にさらにエラストマー成分を加
えてなる樹脂組成物から形成さた成形体、およびそれら
成形体表面に塗装を直接施した塗装された成形体に関す
る。
<従来の技術> 従来、ポリオレフィン樹脂は、その構造中に極性基が存
在せず、しかも結晶性が高いことから塗料の付着が極め
て悪く、塗装性が劣っていることが知られている。従っ
て、この付着性の悪さを改善するために、ポリオレフィ
ン樹脂の表面に予めプライマーを塗布したり、プラズマ
処理すること等によって表面を改質し、塗装性を改良し
てから塗料を塗布していた。
しかしながら、このような塗装方法においては、従来か
ら以下に示すような問題点があった。
すなわち、プライマー塗布法においては、高価なプライ
マーを使用しなければならないことや、塗装工程数が多
くなることなどから塗装コストが高くなるといった欠点
があるが、それ以外にも、プライマーの溶媒を発揮させ
る必要があることなどから作業環境が悪くなると共に火
災の危険性を伴い安全性にも問題があった。
一方、プラズマ処理法においては、高度の真空状態が必
要であるために、高価な装置を設置しなければならず、
しかも、バッチ式のためコストの上昇は避けることがで
きなかった。更に、プラズマ処理後の表面は不安定で、
異物に接触すると塗料の付着性が低下するため、塗膜性
能にバラつきが生じることもあり、取り扱いが非常に不
便であった。
従って、このようなプライマー塗布や、プラズマ処理す
る工程を省略することができれば、塗装工程の簡略化、
作業環境の改善、コストの低減化等を図ることが可能と
なることから、これまでにもこれらの問題点を改善しよ
うと多くの研究がなされてきた。
しかしながら、結局、未だにこの目的を達成するには至
っておらず、ポリオレフィン系樹脂素材ではこのような
プライマー塗布やプラズマ処理等を省くことが出来ず、
このような処理後に塗装が施されている場合が多い。
一方、樹脂成形体にプライマー塗布等の処理をせずに、
直接塗料を塗布する場合には、樹脂組成物中に添加され
ている光安定剤、酸化防止剤、滑剤等の添加物が、塗料
付着性を低下させることがあることも知られている。
〔発明の概要〕
<要旨> 本発明者らは上記課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、
被塗装体に特定の樹脂組成物を用いることによって、上
記課題を解決し得ることができるとの見知を得て、本発
明を完成するに至った。
すなわち、本発明成形体は、オレフィン系樹脂、該オレ
フィン系樹脂100重量部に対して、末端に水酸基を有
するジエンポリマー又はその水素添加物を0.01〜2
0重量部およびエチレンとカルボキシル基(酸無水基を
含む)含有不飽和化合物との共重合体を0.01〜30
重量部配合(さらにエラストマー成分0.01〜30重
量部を配合することができる)してなる樹脂組成物から
形成されたものであることを特徴とするものである。
また、本発明のもう一つの発明である塗装された成形体
は、オレフィン系樹脂、該オレフィン系樹脂100重量
部に対して、末端に水酸基を有するジエンポリマー又は
その水素添加物を0.01〜20重量部およびエチレン
とカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物
との共重合体を0.01〜30重量部配合(さらにエラ
ストマー成分0.01〜30重量部を配合することがで
きる)してなる樹脂組成物から形成された成形体の表面
に、塗料が直接塗装されたものであることを特徴とする
ものである。
<効果> 本発明の成形体および塗装された成形体は、該成形体を
形成している樹脂組成物に特定な成分のものを用いるこ
とにより、従来の「オレフィン系樹脂へ直接塗装するこ
とは不可能である。」との常識を覆して、成形体にプラ
イマー塗布、プラズマ処理等の表面改質処理を予め施す
ことなく、塗料を直接塗布しても良好な塗料付着性を示
すことができるものである。
また、該樹脂組成物に、更に、通常使用されている樹脂
の光安定剤、酸化防止剤、滑剤等の添加物を添加して
も、塗料付着力が低下することがなく、良好な塗料付着
性を示し、工業的に極めて有用なものである。
〔発明の具体的説明〕
〔1〕樹脂組成物 (1)構成成分 本発明の成形体を形成する樹脂組成物は、下記(a)〜
(c)に示す構成成分から基本的に形成されている。
(a)オレフィン系樹脂 本発明において使用されるオレフィン系樹脂としては、
エチレン、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−
ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1
−ペンテン等で代表されるα−オレフィンの単独重合
体、或いはこれらα−オレフィン相互の共重合体であっ
て、しかも、JIS−K7203に準拠して測定した曲
げ弾性率が1,000〜20,000kg/cm2、好まし
くは2,000〜18,000kg/cm2、特に好ましく
は3,000〜15,000kg/cm2の樹脂を挙げるこ
とができる。また、この共重合体樹脂のメルトフローレ
ート(MFR)については特別に制限されないが、AS
TM−D1238に準拠して測定した値が通常0.01
〜200g/10分、好ましくは0.1〜100g/1
0分の範囲内であるのが最適である。
具体的には、例えば、いわゆる低圧法ポリエチレン、中
圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン等のポリエチレン系樹脂、立体規則性ポリプ
ロピレン、立体規則性ポリ−1−ブテン、立体規則性ポ
リ−4−メチル−ペンテン等の立体規則性ポリ−α−オ
レフィン系樹脂などを挙げることができる。これらオレ
フィン系樹脂の中では立体規則性ポリプロピレン(以下
単に「プロピレン系樹脂」と略記する。)が好ましい。
このプロピレン系樹脂の中ではプロピレンと他のα−オ
レフィンとの共重合体が好ましく、特にエチレンとの共
重合体が好ましい。該共重合体はランダム共重合体であ
っても、ブロック共重合体であってもよいが、ブロック
共重合体の方が特に好ましい。
これらのオレフィン系樹脂は上記樹脂を単独で或いは複
数種混合した混合物として使用することもでき、通常、
市販の樹脂の中から適宜選んで使用することができる。
(b)末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはその
水素添加物 末端に水酸基を有するジエンポリマー 本発明の成形体において用いられる末端に水酸基を有す
るジエンポリマーまたはその水素添加物のうち、末端に
水酸基を有するジエンポリマーとしては、例えばポリヒ
ドロキシブタジエンなどがある。
具体的には末端には少なくとも一個の水酸基を有し、分
子量が200〜100,000、好ましくは500〜5
0,000、特に好ましくは800〜10,000の、
常温で液体、半固体、固体のポリマーが含まれる。1分
子当たりの平均水酸基数は一般に1〜10、特に1.5
〜5のものが好ましく、水酸基価が一般に15〜25
0、好ましくは25〜125(KOHmg/g)のものが
特に好ましい。
末端に水酸基を有するジエンポリマーは、1,3−ジエ
ンを原料に用いて、周知の方法、例えばラジカル重合
法、アニオン重合法などによって製造することができ
る。具体的には例えば特開昭51−71391号公報に
記載される方法などを挙げることができる。
上記ラジカル重合により製造する場合には、例えば過酸
化水素を重合開始剤として用いてジエチレン系モノマー
を重合することにより容易に得られる。
また、上記アニオン重合により製造する場合には、共役
ジエンを周知の方法に従って、アニオン重合触媒、例え
ばアルカリ金属または有機アルカリ金属化合物を用いて
重合させることにより得られた、両末端の少なくとも一
方にアルカリ金属が結合した構造のリビングポリマー
に、例えばモノエポキシ化合物、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、アセトン、もしくはハロゲノアルキレ
ノキシド、ポリエポキシドを反応させれば良い。
これらポリマーの原料モノマーとしては少なくとも1種
類の共役ジエンモノマーが使用される。共役ジエンモノ
マーとしては、1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジ
エン、イソプレン、クロロプレン、2,3−ジメチル−
1,3−ブタジエン、1−フェニル−1,3−ブタジエ
ンなどを挙げることができる。
末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加物 また、末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加
物としては、前述の末端に水酸基を有するジエンポリマ
ーを、通常の方法、例えば特開昭51−71391号公
報に記載される方法などで水素添加することによって得
られるものである。
水素添加の程度については、ポリマー中に含まれる二重
結合を全部または部分的に水素添加したものであっても
よいが、特にヨウ素価が通常0〜20、特に0〜5(g
/100g)のものが好ましい。
これらの末端に水酸基を有するジエンポリマーおよびそ
の水素添加物は、それぞれ単独でも、複数種混合した混
合物としても使用することができる。
(c)エチレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含
有不飽和化合物との共重合体 本発明の成形体において使用されるエチレンとカルボキ
シル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合
体とは、構造的な見地から、分岐状あるいは線状の炭素
鎖中に、不規則あるいは規則的に、カルボキシル基(酸
無水基を含む)含有不飽和化合物がエチレンと共重合し
ている構造を有するもの全般を指す。
具体的には、カルボキシル基(酸無水基を含む)含有不
飽和化合物の含量が0.1〜40重量%、好ましくは
0.5〜35重量%、特に好ましくは1〜30重量%を
示すものであり、JIS−K6760に準拠して測定し
たメルトフローレート(MFR)が、0.1〜1,00
0g/10分、好ましくは0.5〜700g〜10分、
特に好ましくは1〜500g/10分のもので、常温で
液体、半固体、固体のポリマーが含まれる。
このエチレン・カルボキシル基(酸無水基を含む)含有
不飽和化合物共重合体は、エチレンとカルボキシル基
(酸無水基を含む)含有不飽和化合物とを原料に用い
て、周知の方法、例えば高圧ラジカル重合法などによっ
て製造することができる。該高圧ラジカル重合法による
製造の場合、エチレン、カルボキシル基(酸無水基を含
む)含有不飽和化合物およびラジカル重合開始剤を、例
えば圧力1,000〜3,000気圧、温度90〜30
0℃に保たれた反応帯域中に、エチレンと、カルボキシ
ル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との比が1:
0.0001〜1:0.1になるように連続的に供給し
て、転化率が3〜20%となるような条件にてエチレン
共重合体とし、反応帯域から該共重合体を連続的に取り
出すことによって製造される。
このようなカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽
和化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、テトラヒドロフタル酸、ノルボルネン−5,6−ジ
カルボン酸、およびこれらの無水物等の不飽和カルボン
酸又はそれらの酸無水物等を挙げることができる。これ
ら具体例の中ではアクリル酸およびメタクリル酸が好ま
しい。
また、上記エチレンおよびカルボキシル基(酸無水基を
含む)含有不飽和化合物成分のほかに第三の共重合モノ
マー成分として、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、メチルメタアクリレート等
の不飽和カルボン酸エステル;スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン等のビニル芳香族化合物;アク
リロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル化合
物;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン等のビニ
ルピジン;メチルビニルエーテル、2−クロルエチルビ
ニルエーテル等のビニルエーテル:塩化ビニル、臭化ビ
ニル等のハロゲン化ビニル:酢酸ビニル等のビニルエス
テル:アクリルアミド等を挙げることができ、三元系、
多元系共重合体として用いることも可能である。
そしてこれらの共重合体は、それぞれ単独でも、複数種
混合した混合物としても使用することができる。
(d)エラストマー成分 本発明の好適な成形体において使用されるエラストマー
成分としては、スチレン系およびオレフィン系から選ば
れた少なくとも一種のエラストマーが最適である。
スチレン系エラストマー 上記スチレン系エラストマーとしては、スチレン、α−
メチルスチレン等のスチレン系化合物と、1,3−ブタ
ジエン、イソプレン等の共役ジエンとのエラストマー状
ランダム又はブロック共重合体およびこれら共重合体の
水素添加物である。これらスチレン系エラストマーの中
では、スチレン系化合物と共役ジエンとのブロック共重
合体が好ましく、これらブロック共重合体は一般式が次
式で表わされるものが最適である。
一般式 (A−B)n+1、または A−(B−A)、または B−(A−B)n+1 (上記式中のAはスチレン系化合物よりなる重合体ブロ
ック、Bは共役ジエン重合体ブロックであり、nは1〜
20の整数、Aブロックの全体の分子に占める割合は1
〜50重量%である。) これら共重合体の平均分子量は10,000〜1,00
0,000、好ましくは50,000〜250,000
である。
これらスチレン系エラストマーの具体例としては、スチ
レン・ブタジエンランダム共重合体、スチレン・イソブ
レンランダム共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレ
ントリブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチ
レントリブロック共重合体、ポリスチレンブロックが末
端であるスチレン・ブタジエンラジアルブロック共重合
体、ポリスチレンブロックが末端であるスチレン・イソ
プレンラジアルブロック共重合体、スチレン・ブタジエ
ンマルチブロック共重合体、スチレン・イソプレンマル
チブロック共重合体、等のスチレン・共役ジエンブロッ
ク共重合体、およびこれらを水素添加した生成物等を挙
げることができる。
これらのスチレン系エラストマーの中で好ましいものは
水素添加されたスチレン・共役ジエンブロック共重合体
である。
オレフィン系エラストマー 上記オレフィン系エラストマーとしては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン等のα−オレフィ
ン相互の共重合体、あるいはこれらと非共役ジエンとの
共重合体、あるいは1−ヘキセン等の高級α−オレフィ
ンの単独重合体であって、エラストマー状の重合体であ
り、100℃で測定したムーニー粘度ML1+4が、通常
1〜200、好ましくは5〜150、特に好ましくは7
〜100の範囲のものである。
これらオレフィン系エラストマーの中ではエチレン系エ
ラストマーが品質および安定性の点で特に好ましい。
具体的にはエチレン・プロピレン共重合ゴム(EP
M)、エチレン・1−ブテン共重合ゴム、エチレン・プ
ロピレン・1−ブテン共重合ゴム、エチレン・プロピレ
ン・非共役ジエン共重合ゴム(EPDM)、エチレン・
1−ブテン・非共役ジエン共重合ゴム、エチレン・プロ
ピレン・1−ブテン・非共役ジエン共重合ゴム等があ
る。
なお上記非共役ジエンの具体例としては、ジシクロペン
タジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエ
ン、ジシクロオクタジエン、メチレンノルボルネン、5
−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノ
ルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−メ
チル−1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オ
クタジエン等を挙げることができる。
こうしたエラストマー成分の中でも、特にオレフィン系
エラストマーが、成形体の表面荒れが起こり難いために
好んで使用される。
(e)付加的成分 本発明の成形体を形成する樹脂組成物の中には、本発明
の効果を著しく損なわない範囲で上記(a)〜(c)ま
たは(a)〜(d)の必須成分に加えて以下に示すよう
な付加的成分を含有させることができる。
該付加的成分としては、例えば、無機フィラー、具体的
には石英等の天然シリカ、湿式法、乾式法で製造した合
成シリカ、カオリン、マイカ、タルク、石綿等の天然珪
酸塩、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム、等の合成珪
酸塩、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金
属水酸化物、アルミナ、チタニア等の金属酸化合物、炭
酸カルシウム、アルミニウム、ブロンズ等の金属粉、カ
ーボンブラック、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリ
ウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、チッ化ケイ素、サフ
ァイア、ベリリア、炭化ホウ素、炭化ケイ素等のウィス
カーがある。また、滑剤、可塑剤ないしは流動性改良
剤、その他添加剤、具体的には着色剤、安定剤、分散助
剤、分子量調整剤、架橋剤、核剤等を挙げることができ
る。
(2)量比 本発明に用いる樹脂組成物を構成する上記各成分の配合
の量比としては、通常、(a)成分のオレフィン系樹脂
100重量部に対して、(b)成分の末端に水酸基を有
するジエンポリマーまたはその水素添加物は0.01〜
20重量部、好ましくは、0.05〜17重量部、特に
好ましくは0.1〜15重量部の範囲内であり、また、
(C)成分のエチレンとカルボキシル基(酸無水基を含
む)含有不飽和化合物との共重合体は0.01〜30重
量部、好ましくは0.05〜20重量部、特に好ましく
は0.1〜10重量部の範囲内である。
(b)は成分の末端に水酸基を有するジエンポリマーま
たはその水素添加物の配合量が上記範囲未満のときは、
塗料の付着性に再現性が乏しかったり、塗料の付着強度
が弱かったりして好ましくない。一方、上記範囲を越え
ると高価な該ポリマーの添加量が多いために、樹脂組成
物としてのコストが高くなり、また該ポリマーがデラミ
ネーションやブリードアウトしてくるために、塗料の付
着性が低下する等のため好ましくない。
また、(c)成分のエチレンとカルボキシル基(酸無水
基を含む)含有不飽和化合物の共重合体が、上記範囲未
満のときは、塗布する塗料によっては、その付着強度が
非常に弱くなることがあり、好ましくない。一方、上記
範囲を越えると、高価な該ポリマーの添加量が多いため
に、樹脂組成物としてのコストが高くなるばかりでな
く、該ポリマーの添加量に比例した効果が得られるもの
ではない。また該ポリマーが、デラミネーションや、上
記末端に水酸基を有するジエンポリマーまたは、その水
素添加物と反応して架橋密度が増加するので、塗装性が
低下したり、塗装外観が悪化したり、成形性が低下する
ので好ましくない。
また、上記構成成分の配合量比からなる樹脂組成物に、
更に(d)成分のエラストマー成分を配合することは、
剛性や耐衝撃性などの調整を行うことができるので好都
合である。従って、機械的強度の点から、エラストマー
成分をオレフィン系樹脂100重量部に対して1〜20
0重量部、好ましくは5〜150重量部、特に好ましく
は、10〜100重量部使用するのが良い。
(3)配合 上記の各構成成分を混合することによって本発明の成形
体を形成する樹脂組成物が製造される。
これら各構成成分の混合順序も特に制限はなく、上記構
成成分を同時に混合する方法、任意の2成分を予め混合
しておき、次いで残りの成分を混合する方法などいずれ
の方法を採用してもよい。
混合方法としては、ブラベンダーブラストグラフ、一軸
あるいは二軸押出機、強力スクリュー型混練機、バンバ
リーミキサー、ニーダー、ロール等の従来知られている
混練機であればいかなるものでも使用することができ
る。
〔II〕成形体 上記樹脂組成物を各種成形方法によって成形することに
よって本発明の成形体が得られる。
成形は通常の方法によって行うことができる。すなわ
ち、射出成形、圧縮成形、押出し成形(シート成形、ブ
ロー成形)等のいずれの成形方法であっても構わない。
特に複雑な形状に射出成形された成形体において特に有
効である。
〔III〕塗装 本発明の塗装された成形体を形成するための塗装法とし
ては、従来の塗装工程からプライマー塗布やプラズマ処
理等の表面改質工程を除いた工程を採用することができ
る。すなわち、上記樹脂組成物を形成加工して得られた
成形体に直接あるいは必要により脱脂処理を施した後
に、塗料を塗布するものである。
本発明における「直接塗装する」とは従来行われていた
プライマー塗布やプラズマ処理を施さずに塗布すること
であって、本発明の技術思想を逸脱しない限り、塗料を
塗布する前に何らかの表面処理を施すことを除外するも
のではない。
そのような表面処理の一つとして脱脂処理などを挙げる
ことができる。
このような脱脂処理は、一般に塗料を塗布する直前に行
われている通常の操作であって、これによって、樹脂組
成物の成形から塗装までの工程で不可避的に成形物の表
面に付着した手垢や機械油等を洗浄除去することができ
る。具体的には、有機溶剤またはその蒸気、水、水蒸
気、酸、アルカリ水溶液あるいは界面活性剤水溶液等に
よる洗浄法があり、これらのなかでは有機溶剤蒸気や各
種水溶液による洗浄法が好んで用いられる。
また塗料の塗布手段としては、スプレーによる吹き付け
塗布、はけ塗り、ローラーによる塗布等があるが、いず
れの方法をも採用することができる。
本塗装工程にて使用することができる塗料としては、一
般に広く用いられている塗料、例えば、アクリル系塗
料、エポキシ系塗料、ポリエステル系塗料、ウレタン系
塗料、アルキッド系塗料等が使用できる。この中で好ま
しいのはアクリル系塗料およびウレタン系塗料であり、
特に好ましくはアクリル系塗料である。
〔IV〕塗装された樹脂成形体 このようにして塗装された成形体には、塗料が一般に1
0〜100μm、好ましくは20〜70μm程度の厚さ
で塗装され、その塗膜は強固に被着されているので、各
種工業用部品、例えば自動車のバンパー、マッドガー
ド、サイドモール、ホイールキャップ、スポイラー類等
の自動車外装部品、インスツルメントパネル、レバー、
ノブ、内張り等の自動車内装部品、ポット、掃除機、洗
濯機、冷蔵庫、照明器具、オーディオ機器等の電気製
品、カラーボックス、収納ケース等の日用雑貨品等とし
て利用することができる。
〔実施例〕
以下に実施例および比較例を掲げ、本発明を更に具体的
に説明する。
各実験例において製造された樹脂組成物から試験試料を
得るための成形条件および試験方法は以下に示す通りで
ある。なお、実験例中の「部」は重量部である。
<成形条件> 成形機 各機製作所製の射出成形機 M40A−SJ 成形温度 230℃ 成形品 平板(65mm×65mm×2mm) 三点曲げ弾性率試験片(90mm×10mm×4mm) 曲げ弾性率 JIS K−7203に準拠して測定した。
MFR ASTM D−1238に準拠して測定した。
<塗装> 塗料 一液型アクリル系塗料および一液型ウレタン系塗料を用
いて、塗装を行なった。
塗装法 各塗料をそれぞれ調合し、エアースプレーガンを用い
て、塗膜厚さが、碁盤目試験では、約40μm、剥離強
度試験が約100μmとなるように、スプレー塗布し
た。その後、アクリル系塗料では100℃で60分間、
ウレタン系塗料では120℃で60分間それぞれ焼き付
けて乾燥させた。
<塗料付着性評価> 碁盤目試験 片刃カミソリを用い試験片の表面に直交する縦横11本
ずつの平行線を2mm間隔で引いて碁盤目を100個作
る。その上にセロハン粘着テープ(JIS Z152
2)を十分圧着し、塗膜面と約30度に保ち手前に一気
に引き剥し、碁盤目で囲まれた部分尾状態を観察し、剥
離しなかった碁盤目の数を記録した。
剥離強度 試験片の上半分には塗料が付着しないような処理を施し
た後その下半分に各塗料を塗膜厚さが100μmになる
ように塗布し焼き付け乾燥した。試験片にセロハン粘着
テープ(例:ニチバン製幅24mm)を全面に密着させ、
幅1cmで、上下方向に素地にまで達する切り傷を付け
る。塗膜付着のない側を手で剥し、引張試験機に取付け
180度方向に50mm/分の速度で引き剥したときの負
荷を記録した。なお、塗膜が破断した場合は破断と記し
た。
実施例1〜25および比較例1〜11 樹脂成形体の製造 第1表および第2表に示した各成分を配合させて、二軸
押出機により200℃で溶融混練してペレットとした。
このペレットを用いて平板および三点曲げ弾性率測定用
試験片を射出成形した。
なお、第1表および第2表中の配合成分は次の通りであ
る。
<オレフィン系樹脂:(a)成分> ブロックPP(1):エチレン含量が8.2重量%、曲
げ弾性率が10,000kg/cm2かつMFRが33g/
10分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体。
ブロックPP(2):エチレン含量が13重量%、曲げ
弾性率が6,000kg/cm2かつMFRが30g/10
分であるプロピレン・エチレンブロック共重合体。
ランダムPP:エチレン含量3.4重量%、曲げ弾性率
が10,500kg/cm2かつMFRが15g/10分で
あるプロピレン・エチレンランダム共重合体。
単独PP:曲げ弾性率が13,000kg/cm2かつMF
Rが25g/10分であるポリプロピレン。
HDPE:曲げ弾性率が9,000kg/cm2、かつMF
Rが20g/10分の高密度ポリエチレン。
<末端に水酸基を有するジエンポリマーまたはその水素
添加物:(b)成分> 末端に水酸基を有するジエンポリマーの合成 容量500mのオートクレーブに、1,3−ブタジエ
ン100g、イソプロピルアルコール70gおよび60
%過酸化水素水10gを用い、アルゴン雰囲気中で90
℃、5時間重合を行なった。反応終了後、未反応ノモマ
ーを除去し生成したジエンポリマーを乾燥した。
得られたポリマーの分子量の約2,900、水酸基価が
約88(KOHmg/g)であった。
末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加物の合
成 上記末端に水酸基を有するジエンポリマーの合成で得ら
れたジエンポリマーを50g、シクロヘキサン50g、
5重量%カーボン担持ルテニウム触媒5gを、容量20
0mのオートクレーブに仕込みアルゴンガスで系内を
置換した後、水素ガスを50kg/cm2になるまで送入し
た。これを100℃まで昇温し、全圧が50kg/cm2
保たれるように水素ガスを供給しつつ10時間反応を行
なった。反応終了後、水素を除去し、過にて触媒を除
いてから生成した水素添加物をメタノール中で析出さ
せ、別、乾燥をして目的物を得た。得られたジエンポ
リマー水素添加物のヨウ素価は1.5(g/100
g)、水酸基価は87.8(KOHmg/g)であった。
ジエンポリマー:前記末端に水酸基を有するジエンポリ
マーの合成で得たジエンポリマー。
ジエンポリマー水素添加物(1):上記末端に水酸基を
有するジエンポリマーの水素添加物に水酸基を有するジ
エンポリマー水素添加物。
ジエンポリマー水素添加物(2):ヨウ素価0.5(g
/100g)、水酸基価46.9(KOHmg/g)のブ
タジエンポリマー水素添加物 <エチレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不
飽和化合物との共重合体:(c)成分>(MFRはJI
S−K6760に準拠して測定した。
EAA(1):高圧ラジカル重合法で得た、アクリル酸
含有率13重量%、MFR 7g/10分であるエチレ
ン・アクリル酸共重合体。
EAA(2):高圧ラジカル重合法で得た、アクリル酸
含有率20重量%、MFR 300g/10分であるエ
チレン・アクリル酸共重合体。
<エラストマー成分:(d)成分> EPM(1):ムーニー粘度ML1+4(100℃)が7
0、比重が0.86であるエチレン・プロピレン・共重
合ゴム。
EPM(2):ムーニー粘度ML1+4(100℃)が2
4、比重が0.86であるエチレン・プロピレン共重合
ゴム。
EPDM:ムーニー粘度ML1+4(100℃)が47、
比重が0.86であるエチレン・プロピレン・エチリデ
ンノルボルネン共重合ゴム。
SEBS:数平均分子量が70,000、比重が0.9
1であるスチレン・ブタジエンブロック共重合ゴムの水
素添加物。
<添加物:(e)成分> フェノール系酸化防止剤:チバガイギ−社製「イルガノ
ックス1010」{テトラキス〔メチレン−3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート〕メタン}。
HALS(ヒンダードアミン系光安定剤):三共社製
「サノール770」(ビス−2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジニルセバケート)。
滑剤:日本精化社製「ニュートロン」(オレイン酸アミ
ド) パラフィンオイル(可塑剤):数平均分子量750、比
重0.88 樹脂成形体の塗装 上記樹脂成形体の製造によって成形した平板を、トリク
ロロエタン蒸気で30秒間脱脂処理を施した後、エアー
ガンを用いて塗料を塗布した。焼き付け乾燥終了後、4
8時間室温放置して、碁盤目試験を行なった。
得られた樹脂組成物の弾性率と塗料付着性の結果を第1
表および第2表に示す。
比較例3に示す配合の組成物においては、柔らかすぎて
JIS−K7203に準拠した測定方法では曲げ弾性率
を測定することはできなかった。また塗装時において
は、塗料塗布後の焼き付け乾燥時に試験片の平板がひど
く変形をしてしまい、また平板の表面にも凹凸が生じて
しまって、評価することができなかった。
また、第1表および第2表の比較例4〜7の配合から、
(e)成分の添加物がなければ塗料付着性は良好である
が、添加物が添加されると、その塗料付着性が急激に低
下しているのがわかる。しかしながら、これらと比較し
て、実施例22〜25の配合においては、(e)成分の
添加物も加わっているにもかかわらずかなり強い塗料付
着性を示していることが理解できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オレフィン系樹脂、該オレフィン系樹脂1
    00重量部に対して、末端に水酸基を有するジエンポリ
    マー又はその水素添加物を0.01〜20重量部および
    エチレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽
    和化合物との共重合体を0.01〜30重量部配合して
    なる樹脂組成物から形成されたものであることを特徴と
    する成形体。
  2. 【請求項2】オレフィン系樹脂、該オレフィン系樹脂1
    00重量部に対して末端に水酸基を有するジエンポリマ
    ー又はその水素添加物を0.01〜20重量部、エチレ
    ンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合
    物との共重合体を0.01〜30重量部およびエラスト
    マー成分を1〜200重量部配合してなる樹脂組成物か
    ら形成されたものであることを特徴とする成形体。
  3. 【請求項3】オレフィン系樹脂、該オレフィン系樹脂1
    00重量部に対して末端に水酸基を有するジエンポリマ
    ー又はその水素添加物を0.01〜20重量部およびエ
    チレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和
    化合物との共重合体を0.01〜30重量部配合してな
    る樹脂組成物から形成された成形体の表面に、塗料が直
    接塗装されたものであることを特徴とする成形体。
  4. 【請求項4】オレフィン系樹脂、該オレフィン系樹脂1
    00重量部に対して末端に水酸基を有するジエンポリマ
    ー又はその水素添加物を0.01〜20重量部、エチレ
    ンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合
    物との共重合体を0.01〜30重量部および、エラス
    トマー成分を1〜200重量部配合してなる樹脂組成物
    から形成された成形体の表面に、塗料が直接塗布された
    ものであることを特徴とする塗装された成形体。
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