JPH04335053A - 成形体および塗装された成形体 - Google Patents

成形体および塗装された成形体

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JPH04335053A
JPH04335053A JP10602791A JP10602791A JPH04335053A JP H04335053 A JPH04335053 A JP H04335053A JP 10602791 A JP10602791 A JP 10602791A JP 10602791 A JP10602791 A JP 10602791A JP H04335053 A JPH04335053 A JP H04335053A
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JP
Japan
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weight
parts
copolymer
ethylene
molding
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Application number
JP10602791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Kitamura
北 村 和 久
Jichio Deguchi
出 口 自治夫
Yuuta Kumano
熊 野 勇 太
Sadao Kitagawa
北 川 貞 雄
Hideki Takahashi
高 橋 英 樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、表面に塗装を施すのに
適したビニルシラン変性オレフィン系樹脂素材を含有す
る組成物より形成されている成形体および該成形体表面
に塗装を施した塗装された成形体に関する。更に詳しく
は、ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、末端に水酸基
を有するジエンポリマー又はその水素添加物、および、
エチレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽
和化合物との共重合体からなる樹脂組成物から形成され
た成形体、および、それら各成分にさらにエラストマー
成分を加えてなる樹脂組成物から形成された成形体、お
よび、それら成形体の表面に、塗料を直接施した塗装さ
れた成形体に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、ポリオレフィン樹脂は、その分子
構造中に極性基が存在せず、しかも結晶性が高いことか
ら、塗料の付着が極めて悪く、塗装性が劣っていること
が知られている。従って、この付着性の悪さを改善する
ために、ポリオレフィン樹脂の表面に予めプライマーを
塗布したり、プラズマ処理すること等によって表面を改
質し、塗装性を改良してから塗料を塗布していた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな塗装方法においては、従来から以下に示すような問
題点があった。すなわち、上記プライマー塗布法におい
ては、高価なプライマーを使用しなければならないこと
や、塗装工程数が多くなることなどから塗装コストが高
くなるといった欠点があるが、それ以外にも、プライマ
ーの溶媒を揮発させる必要があることなどから作業環境
が悪くなると共に火災の危険性を伴い安全性にも問題が
あった。一方、上記プラズマ処理法においては、高度の
真空状態が必要であるために、高価な装置を設置しなけ
ればならず、しかも、バッチ式であるためコストの上昇
を避けることができなかった。更に、プラズマ処理後の
表面は不安定で、異物に接触すると塗料の付着性が低下
するため、塗膜性能にバラつきが生じることもあり、取
り扱いが非常に不便であった。従って、このようなプラ
イマー塗布や、プラズマ処理する工程を省略することが
できれば、塗装工程の簡略化、作業環境の改善、コスト
の低減化等を図ることが可能となることから、これまで
にもこれらの問題点を改善しようと多くの研究がなされ
てきた。しかしながら、結局、未だにこの目的を達成す
るには至っておらず、ポリオレフィン系樹脂素材ではこ
のようなプライマー塗布やプラズマ処理等を省くことが
できず、このような処理の後に塗装が施されている場合
が多い。一方、樹脂成形体にプライマー塗布などの処理
をせずに、直接塗料を塗布する場合には、樹脂組成物中
に添加されている光安定剤、酸化防止剤、滑剤などの添
加物が塗料付着性を低下させることがあることも知られ
ている。 【0004】 【課題を解決するための手段】 [発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、被塗装体に特定の樹脂組成物を用い
ることによって上記課題を解決し得ることができるとの
見知に基づき本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明の成形体は、ビニルシラン変性オレフィ
ン系樹脂、該ビニルシラン変性オレフィン系樹脂100
重量部に対して、末端に水酸基を有するジエンポリマー
又はその水素添加物0.01〜20重量部、および、エ
チレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和
化合物との共重合体0.01〜30重量部、(さらに、
エラストマー成分1〜200重量部)を配合してなる樹
脂組成物から形成されたものであることを特徴とするも
のである。また、本発明のもう一つの発明である塗装さ
れた成形体は、ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、該
ビニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対し
て、末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素
添加物0.01〜20重量部、および、エチレンとカル
ボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共
重合体を0.01〜30重量部、(さらに、エラストマ
ー成分1〜200重量部)を配合してなる樹脂組成物か
ら形成された成形体の表面に、塗料が直接塗布されたも
のであることを特徴とするものである。 【0005】 [発明の具体的説明] [I]   樹脂組成物 (1)   構成成分 本発明の成形体を形成する樹脂組成物は、下記 (a)
〜(c) 成分に示す構成成分から基本的に形成された
ものである。 (a) 成分:ビニルシラン変性オレフィン系樹脂ビニ
ルシラン変性 本発明において用いられるビニルシラン変性オレフィン
系樹脂としては、分子中にアルコキシシラン基を含有す
るオレフィン系樹脂であって、該アルコキシシラン基に
よりポリマー同士を架橋させることができるものである
。具体的には、ビニルシラン化合物、例えばビニルトリ
メトキシシラン、γ‐メタクロイルオキシプロピルトリ
メトキシシランをオレフィン重合体にグラフト共重合さ
せたもの、またはビニルシラン化合物とエチレンとをラ
ンダム共重合させたものを挙げることができる。これら
のビニルシラン変性オレフィン重合体については、例え
ば特公昭48−1711号、特開昭59−36115号
および特開昭55−9611号各公報に詳細に記載され
ており、また市場でも入手することができる。これらビ
ニルシラン変性オレフィン系樹脂の中で好ましいものは
、ビニルシラン化合物で変性されたオレフィン系樹脂で
ある。 【0006】オレフィン系樹脂 該ビニルシラン変性オレフィン系樹脂において用いられ
るオレフィン系樹脂としては、エチレン、プロピレン、
1‐ブテン、3‐メチル‐1‐ブテン、4‐メチル‐1
‐ペンテン、1‐ヘキセン、1‐ペンテン等で代表され
るα‐オレフィンの単独重合体、或いはこれらα‐オレ
フィン相互の共重合体であって、しかも、JIS−K7
203に準拠して測定した曲げ弾性率が1,000〜2
0,000kg/cm2 、好ましくは2,000〜1
8,000kg/cm2 、特に好ましくは3,000
〜15,000kg/cm2 の樹脂を挙げることがで
きる。また、この共重合体樹脂のメルトフローレート(
MFR)については特別に制限されないが、ASTM−
D1238に準拠して測定した値が通常0.01〜20
0g/10分、好ましくは0.1〜100g/10分の
範囲内であるのが最適である。このようなオレフィン系
樹脂について具体的に示せば、低圧法ポリエチレン、中
圧法ポリエチレン、高圧法ポリエチレン、線状低密度ポ
リエチレン等のポリエチレン系樹脂、立体規則性ポリプ
ロピレン、立体規則性ポリ‐1‐ブテン、立体規則性ポ
リ‐4‐メチル‐1‐ペンテン等の立体規則性ポリ‐α
‐オレフィン系樹脂などを挙げることができる。これら
オレフィン系樹脂の中では立体規則性ポリプロピレン(
以下単に「プロピレン系樹脂」と略記する。)が好まし
い。このプロピレン系樹脂の中では、プロピレンと他の
オレフィンとの共重合体が好ましく、特にエチレンとの
共重合体が好ましい。該共重合体はランダム共重合体で
あっても、ブロック共重合体であってもよいが、ブロッ
ク共重合体の方が特に好ましい。これらのオレフィン系
樹脂は上記樹脂を単独で或いは複数種混合した混合物と
して使用することもでき、通常、市販の樹脂の中から適
宜選んで使用することができる。 【0007】架  橋 このようなビニルシラン変性オレフィン系樹脂は、シラ
ノール縮合触媒、例えばジブチル錫ジラウレートにより
水で容易に架橋反応を進行させることができるように、
該樹脂中に通常シラノール縮合触媒を一般に0.001
〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%配合させ
ることができる。このようなビニルシラン変性オレフィ
ン系樹脂は、得られた成形品を水または水分を含む雰囲
気下に置くことにより、容易に水架橋させ得る。また、
ビニルシラン変性オレフィン系樹脂は、目的に応じて、
単独でも、またオレフィン系樹脂と混合した混合物とし
ても使用することができるが、その際、JIS−C30
05に規定される架橋度が20重量%以上、さらに30
重量%以上、特に30〜90重量%であることが好まし
い。 【0008】(b) 成分:末端に水酸基を有するジエ
ンポリマーまたはその水素添加物 ■  末端に水酸基を有するジエンポリマー本発明の成
形体において用いられる末端に水酸基を有するジエンポ
リマーまたはその水素添加物のうち、末端に水酸基を有
するジエンポリマーとしては、例えばポリヒドロキシブ
タジエンなどがある。具体的には、末端に少なくとも一
個の水酸基を有し、分子量が200〜100,000、
好ましくは500〜50,000、特に好ましくは80
0〜10,000の、常温で液体、半固体、固体のポリ
マーが含まれる。1分子当たりの平均水酸基数は一般に
1〜10、特に1.5〜5のものが好ましく、水酸基価
が一般に15〜250、好ましくは25〜125(KO
Hmg/g)のものが特に好ましい。このような末端に
水酸基を有するジエンポリマーは、1,3‐ジエンを原
料に用いて、周知の方法、例えばラジカル重合法、アニ
オン重合法などによって製造することができる。具体的
には例えば特開昭51−71391号公報に記載される
方法などを挙げることができる。上記ラジカル重合によ
り製造する場合には、例えば過酸化水素を重合開始剤と
して用いてジエン系モノマーを重合することにより容易
に得られる。また、上記アニオン重合により製造する場
合には、共役ジエンを周知の方法に従って、アニオン重
合触媒、例えばアルカリ金属または有機アルカリ金属化
合物を用いて重合させることにより得られた、両末端の
少なくとも一方にアルカリ金属が結合した構造のリビン
グポリマーに、例えばモノエポキシ化合物、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、アセトン、もしくはハロゲ
ノアルキレンオキシド、ポリエポキシドを反応させれば
よい。これらポリマーの原料モノマーとしては少なくと
も1種類の共役ジエンモノマーが使用される。共役ジエ
ンモノマーとしては、1,3‐ブタジエン、1,3‐ペ
ンタジエン、イソプレン、クロロプレン、2,3‐ジメ
チル‐1,3‐ブタジエン、1‐フェニル‐1,3‐ブ
タジエンなどを挙げることができる。 【0009】■  末端に水酸基を有するジエンポリマ
ーの水素添加物 また、末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加
物としては、前述の末端に水酸基を有するジエンポリマ
ーを、通常の方法、例えば特開昭51−71391号公
報に記載される方法などで水素添加することによって得
られるものである。水素添加の程度については、ポリマ
ー中に含まれる二重結合を全部または部分的に水素添加
したものであってもよいが、特にヨウ素価が通常0〜2
0、特に0〜5(g/100g)のものが好ましい。こ
れらの末端に水酸基を有するジエンポリマーおよびその
水素添加物は、それぞれ単独でも、複数種混合した混合
物としても使用することができる。 【0010】(c) 成分:エチレンとカルボキシル基
(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合体本発
明の成形体において使用されるエチレンとカルボキシル
基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合体と
しては、構造的な見地から分岐状或いは線状の炭素鎖中
に、不規則或いは規則的に、カルボキシル基(酸無水基
を含む)含有不飽和化合物がエチレンと共重合している
構造を有するもの全般を指す。具体的には、カルボキシ
ル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物の含量が0.
1〜40重量%、好ましくは0.5〜35重量%、特に
好ましくは1〜30重量%を示すものであり、JIS−
K6760に準拠して測定したメルトフローレート(M
FR)が0.1〜1,000g/10分、好ましくは1
〜500g/10分のもので、常温で液体、半固体、固
体のポリマーが含まれる。このエチレン・カルボキシル
基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物共重合体は、エ
チレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和
化合物とを原料に用いて、周知の方法、例えば高圧ラジ
カル重合法などによって製造することができる。 該高圧ラジカル重合法による製造の場合、エチレン、カ
ルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物及び
ラジカル重合開始剤を、例えば圧力1,000〜3,0
00気圧、温度90〜300℃に保たれた反応帯域中に
、エチレンとカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不
飽和化合物との比が1:0.0001〜1:0.1とな
るように連続的に供給して、転化率が3〜20%となる
ような条件にてエチレン共重合体とし、反応帯域から該
共重合体を連続的に取り出すことによって製造される。 このようなカルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽
和化合物としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、テトラヒドロフタル酸、ノルボルネン−5,6−ジ
カルボン酸、及びこれらの無水物などの不飽和カルボン
酸又はそれらの酸無水物などを挙げることができ、これ
ら具体例の中ではアクリル酸及びメタクリル酸が好まし
い。また、上記エチレン及びカルボキシル基(酸無水基
を含む)含有不飽和化合物成分の他に第三の共重合モノ
マー成分として、メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート、メチルメタクリレートなど
の不飽和カルボン酸エステル;スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族化合物;ア
クリロニトリル、メタクリロニトリルなどのニトリル化
合物;2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどの
ビニルピリジン;メチルビニルエーテル、2−クロルエ
チルビニルエーテルなどのビニルエーテル;塩化ビニル
、臭化ビニルなどのハロゲン化ビニル;酢酸ビニルなど
のビニルエステル;アクリルアミドなどを挙げることが
でき、三元系、多元系共重合体として用いることも可能
である。そしてこれらの共重合体は、それぞれ単独でも
、複数種混合した混合物としても使用することができる
。 【0011】(d) 成分:エラストマー成分本発明の
好適な成形体において使用されるエラストマー成分とし
ては、スチレン系およびオレフィン系から選ばれた少な
くとも一種のエラストマーが最適である。 ■  スチレン系エラストマー 上記スチレン系エラストマーとしては、スチレン、α‐
メチルスチレン等のスチレン系化合物と、1,3‐ブタ
ジエン、イソプレン等の共役ジエンとのエラストマー状
ランダムまたはブロック共重合体およびこれら共重合体
の水素添加物である。これらスチレン系エラストマーの
中では、スチレン系化合物と共役ジエンとのブロック共
重合体が好ましく、これらブロック共重合体は一般式が
次式で表わされるものが最適である。 一般式 (A−B)n+1 、または A−(B−A)n 、または B−(A−B)n+1  (上記式中のAはスチレン系化合物よりなる重合体ブロ
ック、Bは共役ジエン重合体ブロックであり、nは1〜
20の整数、Aブロックの全体の分子に占める割合は1
〜50重量%である。)これら共重合体の平均分子量は
10,000〜1,000,000、好ましくは50,
000〜250,000である。これらスチレン系エラ
ストマーの具体例としては、スチレン・ブタジエンラン
ダム共重合体、スチレン・イソプレンランダム共重合体
、スチレン・ブタジエン・スチレントリブロック共重合
体、スチレン・イソプレン・スチレントリブロック共重
合体、ポリスチレンブロックが末端であるスチレン・ブ
タジエンラジアルブロック共重合体、ポリスチレンブロ
ックが末端であるスチレン・イソプレンラジアルブロッ
ク共重合体、スチレン・ブタジエンマルチブロック共重
合体、スチレン・イソプレンマルチブロック共重合体等
のスチレン・共役ジエンブロック共重合体、およびこれ
らを水素添加した生成物等を挙げることができる。これ
らのスチレン系エラストマーの中で好ましいものは水素
添加されたスチレン・共役ジエンブロック共重合体であ
る。 【0012】■  オレフィン系エラストマー上記オレ
フィン系エラストマーとしては、エチレン、プロピレン
、1‐ブテン、1‐ヘキセン等のα‐オレフィン相互の
共重合体、あるいはこれらと非共役ジエンとの共重合体
、あるいは1‐ヘキセン等の高級α‐オレフィンの単独
重合体であって、エラストマー状の重合体であり、10
0℃で測定したムーニー粘度ML1+4 が、通常1〜
200、好ましくは5〜150、特に好ましくは7〜1
00の範囲のものである。これらオレフィン系エラスト
マーの中ではエチレン系エラストマーが品質および安定
性の点で特に好ましい。具体的にはエチレン・プロピレ
ン共重合ゴム(EPM)、エチレン・1‐ブテン共重合
ゴム、エチレン・プロピレン・1‐ブテン共重合ゴム、
エチレン・プロピレン‐非共役ジエン共重合ゴム(EP
DM)、エチレン・1‐ブテン・非共役ジエン共重合ゴ
ム、エチレン・プロピレン・1‐ブテン・非共役ジエン
共重合ゴム等がある。なお上記非共役ジエンの具体例と
しては、ジシクロペンタジエン、1,4‐ヘキサジエン
、シクロオクタジエン、ジシクロオクタジエン、メチレ
ンノルボルネン、5‐エチリデン‐2‐ノルボルネン、
5‐ビニル‐2‐ノルボルネン、5‐メチレン‐2‐ノ
ルボルネン、5‐メチル‐1,4‐ヘキサジエン、7‐
メチル‐1,6‐オクタジエン等を挙げることができる
。こうしたエラストマー成分の中でも、特にオレフィン
系エラストマーが、成形体の表面荒れが起こり難いため
に好んで使用される。 【0013】(e) 成分:付加的成分本発明の成形体
を形成する樹脂組成物の中には、本発明の効果を著しく
損なわない範囲で上記 (a)〜(c) 成分または 
(a)〜(d) 成分の必須成分に加えて以下に示すよ
うな付加的成分(任意成分)を含有させることができる
。 該付加的成分としては、例えば、無機フィラー、具体的
には石英等の天然シリカ、湿式法、乾式法で製造した合
成シリカ、カオリン、マイカ、タルク、石綿等の天然珪
酸塩、珪酸カルシウム、珪酸アルミニウム等の合成珪酸
塩、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム等の金属
水酸化物、アルミナ、チタニア等の金属酸化物、炭酸カ
ルシウム、アルミニウム、ブロンズ等の金属粉、カーボ
ンブラック、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム
、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、チッ化ケイ素、サファイ
ア、ベリリア、炭化ホウ素、炭化ケイ素等のウィスカー
がある。また、可塑剤ないしは流動性改良剤、その他添
加剤、具体的には着色剤、安定剤、分散助剤、分子量調
整剤、架橋剤、核剤等を挙げることができる。 【0014】(2)  量  比 本発明の成形体に用いられる樹脂組成物を構成する上記
各成分の配合の量比としては、通常、(a) 成分のビ
ニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対して
、(b) 成分の末端に水酸基を有するジエンポリマー
またはその水素添加物は0.01〜20重量部、好まし
くは、0.05〜17重量部、特に好ましくは0.1〜
15重量部の範囲内であり、(c) 成分のエチレンと
カルボキシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物と
の共重合体は0.01〜30重量部、好ましくは、0.
05〜20重量部、特に好ましくは0.1〜10重量部
の範囲内である。(b) 成分の末端に水酸基を有する
ジエンポリマー又はその水素添加物の配合量が上記範囲
未満のときは、塗料の付着性に再現性が乏しかったり、
塗料の付着強度が弱かったりして好ましくない。一方、
上記範囲を越えると高価な該ポリマーの添加量が多いた
めに、樹脂組成物としてのコストが高くなり、また該ポ
リマーがデラミネーションやブリードアウトしてくるた
めに、塗料の付着性が低下する等のために好ましくない
。また、(c) 成分のエチレンとカルボキシル基(酸
無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合体が、上記
範囲未満のときは、塗布する塗料によっては、その付着
強度が非常に弱くなることがあり、好ましくない。一方
、上記範囲を越えると、高価な該ポリマーの添加量が多
いために、樹脂組成物としてのコストが高くなるばかり
でなく、該ポリマーの添加量に比例した効果が得られる
ものでもない。また、該ポリマーがデラミネーションや
、上記末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水
素添加物と反応して架橋密度が増加するので、塗装性が
低下したり、塗装外観が悪化したり、成形性が低下する
ので好ましくない。また、上記構成成分の配合量比から
なる樹脂組成物に、さらに(d) 成分のエラストマー
成分を配合することは、剛性や耐衝撃性などの調整を行
なうことができるので好都合である。従って、機械的強
度の点から、エラストマー成分をオレフィン系樹脂10
0重量部に対して1〜200重量部、好ましくは5〜1
50重量部、特に好ましくは、10〜100重量部使用
するのがよい。 【0015】(3)  配  合 上記の各構成成分を混合することによって本発明の成形
体を形成する樹脂組成物が製造される。これらの各構成
成分の混合順序も特に制限はなく、上記構成成分を全て
同時に混合する方法、任意の2成分を予め混合しておき
、次いで残りの成分を混合する方法などいずれの方法を
採用してもよい。混合方法としては、ブラベンダープラ
ストグラフ、一軸あるいは二軸押出機、強力スクリュー
型混練機、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等の
従来知られている混練機であればいかなるものでも使用
することができる。 【0016】[II]  成形体 上記樹脂組成物を各種成形方法によって成形することに
よって本発明の成形体が得られる。成形は通常の方法に
よって行なうことができる。すなわち、射出成形、圧縮
成形、押出し成形(シート成形、ブロー成形)等のいず
れの成形方法であっても構わない。特に複雑な形状に射
出成形された成形体において特に有効である。 【0017】[III]   架橋処理ここでできた成
形体を水架橋する方法としては、水もしくは湯に浸漬す
る方法、水蒸気の雰囲気中にさらす方法または、水を含
んだ材料で梱包しておく方法等があるが、原則としては
、成形体が水分と接触することができるならば、どのよ
うな方法でも良く、例えば大気中に放置しておいただけ
でも架橋させることができる。このようにして得られた
水架橋成形品は耐熱性や機械的強度に著しく優れた性質
を発揮させられる。 【0018】[IV]  塗  装 本発明の塗装された成形体を形成するための塗装法とし
ては、従来の塗装工程からプライマー塗布やプラズマ処
理等の表面改質工程を除いた工程を採用することができ
る。すなわち、上記樹脂組成物を成形加工して得られた
成形体に直接あるいは必要により脱脂処理を施した後に
、塗料を塗布するものである。本発明における「直接塗
装が施された」とは従来行われていたプライマー塗布や
プラズマ処理を施さずに塗料を塗布することであって、
本発明の技術思想を逸脱しない限り、塗料を塗布する前
に何らかの表面処理を施すことを除外するものではない
。そのような表面処理の一つとして脱脂処理などを挙げ
ることができる。このような脱脂処理は、一般に塗料を
塗布する直前に行われている通常の操作であって、これ
によって、樹脂組成物の成形から塗装までの工程で不可
避的に成形物の表面に付着した手垢や機械油等を洗浄除
去することができる。具体的には、有機溶剤またはその
蒸気、水、水蒸気、酸、アルカリ水溶液あるいは界面活
性剤水溶液等による洗浄法があり、これらのなかでは有
機溶剤蒸気や各種水溶液による洗浄法が好んで用いられ
る。また塗料の塗布手段としては、スプレーによる吹き
付け塗布、はけ塗り、ローラーによる塗布等があるが、
いずれの方法も採用することができる。塗装工程にて使
用することができる塗料としては、一般に広く用いられ
ている塗料、例えば、アクリル系塗料、エポキシ系塗料
、ポリエステル系塗料、ウレタン系塗料、アルキッド系
塗料等が使用できる。この中で好ましいのはアクリル系
塗料及びウレタン塗料であり、特に好ましくはアクリル
系塗料である。 【0019】[V]   塗装された樹脂成形体このよ
うにして塗装された成形体には、塗料が一般に10〜1
00μm、好ましくは20〜70μm程度の厚さで塗装
され、その塗膜は強固に被着されているので、各種工業
用部品、例えば自動車のバンパー、マッドガード、サイ
ドモール、ホイールキャップ、スポイラー類等の自動車
外装部品、インスツルメントパネル、レバー、ノブ、内
張り等の自動車内装部品、ポット、掃除機、洗濯機、冷
蔵庫、照明器具、オーディオ機器等の電気製品、カラー
ボックス、収納ケース等の日用雑貨品等として利用する
ことができる。 【0020】 【実施例】以下に実施例および比較例を掲げ、本発明を
さらに具体的に説明する。実施例などにおいて使用され
た樹脂組成物の配合成分および該樹脂組成物から試験試
料を得るための成形条件および試験方法は以下に示す通
りである。なお、実験例中の「部」は重量部である。 (1)  配合成分 <ビニルシラン変性オレフィン系樹脂: (a)成分>
Si化PP(1):  エチレン含量が13.8重量%
、JIS−K7203に準拠して測定した曲げ弾性率が
13,000kg/cm2 、かつASTM−D123
8に準拠して測定したMFRが11g/10分で、シラ
ン化合物含有量が2.2重量%であるビニルトリメトキ
シシラングラフト・プロピレン・エチレンブロック共重
合体(三菱油化社製「リンクロンXPM700B」)S
i化PP(2):  JIS−K7203に準拠して測
定した曲げ弾性率が17,000kg/cm2 、かつ
ASTM−D1238に準拠して測定したMFRが14
g/10分で、シラン化合物含有量が2.5重量%であ
るビニルトリメトキシシラングラフト・ポリプロピレン
共重合体(三菱油化社製「リンクロンXPM800H」
)Si化PE:  ASTM−D747に準拠して測定
した曲げ弾性率が10,800kg/cm2 、かつJ
IS−K6760に準拠して測定したMFRが12g/
10分で、シラン化合物含有量が1.4重量%であるビ
ニルトリメトキシシラングラフト・ポリエチレン(三菱
油化社製「リンクロンHM600A」) ブロックPP:  エチレン含量が4重量%、JIS−
K7203に準拠して測定した曲げ弾性率が14,00
0kg/cm2 、かつASTM−D1238に準拠し
て測定したMFRが60g/10分のプロピレン・エチ
レンブロック共重合体。 ホモPP:  JIS−K7203に準拠して測定した
曲げ弾性率が13,000kg/cm2 、かつAST
M−D1238に準拠して測定したMFRが25g/1
0分のポリプロピレン。 HDPE:  ASTM−D747に準拠して測定した
曲げ弾性率が10,500kg/cm2 、かつJIS
−K6760に準拠して測定したMFRが20g/10
分の低圧法ポリエチレン(高密度ポリエチレン)。 【0021】<末端に水酸基を有するジエンポリマー又
はその水素添加物: (b)成分> 末端に水酸基を有するジエンポリマーの合成容量500
mlのオートクレーブに、1,3‐ブタジエン100g
、イソプロピルアルコール70gおよび60%過酸化水
素水10gを用い、アルゴン雰囲気中で90℃、5時間
重合を行なった。反応終了後、未反応モノマーを除去し
生成したジエンポリマーを乾燥した。得られたポリマー
の分子量は約2,900、水酸基価が約88(KOHm
g/g)であった。 末端に水酸基を有するジエンポリマーの水素添加物の合
成 上記末端に水酸基を有するジエンポリマーの合成で得ら
れたジエンポリマーを50g、シクロヘキサン50g、
5重量%カーボン担持ルテニウム触媒5gを、容量20
0mlのオートクレーブに仕込みアルゴンガスで系内を
置換した後、水素ガスを50kg/cm2 になるまで
送入した。これを100℃まで昇温し、全圧が50kg
/cm2 に保たれるように水素ガスを供給しつつ10
時間反応を行なった。反応終了後、水素を除去し、濾過
にて触媒を除いてから生成した水素添加物をメタノール
中で析出させ、濾別、乾燥をして目的物を得た。得られ
たジエンポリマー水素添加物のヨウ素価は1.5(g/
100g)、水酸基価は87.8(KOHmg/g)で
あった。 ジエンポリマー:  前記末端に水酸基を有するジエン
ポリマーの合成で得たジエンポリマー。 ジエンポリマー水素添加物(1):  上記末端に水酸
基を有するジエンポリマーの水素添加物に水酸基を有す
るジエンポリマー水素添加物。 ジエンポリマー水素添加物(2):  ヨウ素価は0.
5(g/100g)、水酸基価は46.9(KOHmg
/g)のブタジエンポリマー水素添加物 【0022】<エチレンとカルボキシル基(酸無水基を
含む)含有不飽和化合物との共重合体: (c)成分>
(MFRはJIS−K6760に準拠して測定した。)
EAA(1):  高圧ラジカル重合法により得られた
アクリル酸含有率13重量%,MFRが7g/10分で
あるエチレン・アクリル酸共重合体。 EAA(2):  高圧ラジカル重合法により得られた
アクリル酸含有率20重量%,MFRが300g/10
分であるエチレン・アクリル酸共重合体。 【0023】<エラストマー成分: (d)成分>EP
M(1):  ムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が70、比重が0.86であるエチレン・プロピレン・
共重合ゴム。 EPM(2):  ムーニー粘度ML1+4 (100
℃)が24、比重が0.86であるエチレン・プロピレ
ン・共重合ゴム。 EPDM:  ムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が47、比重が0.86であるエチレン・プロピレン・
エチリデンノルボルネン共重合ゴム。 SEBS:  数平均分子量が70,000、比重が0
.91であるスチレン・ブタジエン・スチレントリブロ
ック共重合ゴムの水素添加物。 【0024】<付加的成分: (e)成分>HALS(
ヒンダードアミン系光安定剤):  三共(株)製「サ
ノール770」(ビス−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジルセバケート)。 【0025】(2)  評  価 <成形条件> 成形機 名機製作所製の射出成形機  M40A−SJ成形温度 230℃ 成形品 平板(65mm×65mm×2mm) 三点曲げ弾性率試験片(90mm×10mm×4mm)
曲げ弾性率 JIS−K7203に準拠して測定した。 MFR ASTM−D1238に準拠して測定した。 【0026】<塗  装> 塗  料 一液型アクリル系塗料及び一液型ウレタン系塗料を用い
て塗装を行なった。 塗装法 塗料を調合し、エアースプレーガンを用いて、塗膜厚さ
が、碁盤目試験では約40μm、剥離強度試験では約1
00μmとなるように、スプレー塗布した。その後、ア
クリル系塗料では100℃で60分間、ウレタン系塗料
では120℃で60分間それぞれ焼き付けて乾燥させた
。 【0027】<塗料付着性評価> 碁盤目試験 片刃カミソリを用い試験片の表面に直交する縦横11本
ずつの平行線を2mm間隔で引いて碁盤目を100個作
る。その上にセロハン粘着テープ(JIS  Z−15
22)を十分圧着し、塗膜面と約30度に保ち手前に一
気に引き剥がし、碁盤目で囲まれた部分の状態を観察し
、剥離しなかった碁盤目の数を記録した。 剥離強度 試験片の上半分に塗料が付着しないような処理を施した
後、各塗料を塗膜厚さが100μmになるように塗布し
焼き付け乾燥した。試験片にセロハン粘着テープ(例:
ニチバン製幅24mm)を全面に密着させ、幅1cmで
、上下方向に素地にまで達する切り傷を付ける。塗膜付
着のない側を手で剥がし、引張試験機に取付け180度
方向に50mm/分の速度で引き剥がしたときの負荷を
記録した。なお、塗膜が破断した場合は破断と記した。 【0028】<架橋処理>成形体を95℃熱水中に16
時間浸漬した。 【0029】<架橋物の評価> ゲル分率 架橋体サンプルを、溶媒としてキシレンを用いソックス
レー型抽出器により約24時間沸点温度にて抽出し、下
式にしたがい抽出残の重量を百分率で表示したものとす
る。                         抽
出残重量(g)  ゲル分率(%)=        
                    ×100 
                   抽出前のサン
プル重量(g)加熱加圧変形率 厚さ2mmのシートを成形し、このシートを縦10mm
、横10mmの試験片に切り取る。この試験片を180
℃のシリコンオイル浴中で加圧板間にセットして、荷重
を所定量(3kg)載せて1時間に亘り試験片に圧力を
印加する。試験片厚さの変化量をダイヤルゲージにより
求め、下式により加熱加圧変形率(%)を算出する。                          
 試験片厚さの変化量(mm)  加熱加圧変形率(%
)=                       
     ×100                
            試験片厚さ(2mm)   
 【0030】実験例1〜16および比較例1〜9樹脂
成形体の製造 表1、表2及び表3に示した各成分を配合させて、二軸
押出機により200℃で溶融混練してペレットとした。 このペレットを用いて、平板および三点曲げ弾性率測定
用試験片を射出成形した。 樹脂成形体の塗装 上記樹脂成形体の製造によって成形した平板にトリクロ
ロエタン蒸気で30秒間脱脂処理(TCE処理)を施し
た後、エアーガンを用いて塗料を塗布した。焼き付け乾
燥終了後、48時間室温放置して、碁盤目試験を行なっ
た。得られた樹脂組成物の弾性率と塗料付着性の結果を
、表1、表2及び表3に示す。なお、比較例3に示す配
合の組成物においては、柔らかすぎてJIS−K720
3に準拠した測定方法では曲げ弾性率を測定することが
できなかった。また塗装時においては、塗料塗布後の焼
き付け乾燥時に試験片の平板がひどく変形してしまい、
また、平板の表面にも凹凸が生じてしまって評価するこ
とができなかった。 【0031】 【表1】 【0032】 【表2】 【0033】 【表3】 【0034】これらの結果から、表3の比較例1及び5
を対比してみると明らかなように、(e)成分の付加的
成分が添加されると、その塗料付着性が急激に低下する
ことがわかる。しかしながら、これらと比較して実施例
14の配合においては、 (e)成分の付加的成分も加
わっているのにもかかわらずかなり強い塗料付着性を示
していることが理解できる。また、実施例2、16にお
いては、得られた成形体を架橋処理した以外は、実施例
1、15と同様の方法で評価した結果であるが、加熱加
圧変形率が架橋処理することにより著しく小さくなって
おり、耐熱性が向上しているのみでなく、特に実施例2
では塗料付着強度も一層向上していることが理解できる
。 【0035】 【発明の効果】本発明の成形体および塗装された成形体
は、該成形体を形成している樹脂組成物に特定な成分の
ものを用いることにより、従来の「オレフィン系樹脂へ
直接塗装することは不可能である。」との常識を覆して
、成形体にプライマー塗布、プラズマ処理等の表面改質
処理を予め施すことなく、塗料を直接塗布しても良好な
塗料付着性を示し、工業的に極めて有用なものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、該ビ
    ニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対して
    、末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添
    加物0.01〜20重量部、および、エチレンとカルボ
    キシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重
    合体0.01〜30重量部を配合してなる樹脂組成物か
    ら形成されたものであることを特徴とする成形体。
  2. 【請求項2】ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、該ビ
    ニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対して
    、末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添
    加物0.01〜20重量部、エチレンとカルボキシル基
    (酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合体0.
    01〜30重量部、および、エラストマー成分1〜20
    0重量部を配合してなる樹脂組成物から形成されたもの
    であることを特徴とする成形体。
  3. 【請求項3】ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、該ビ
    ニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対して
    、末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添
    加物0.01〜20重量部、および、エチレンとカルボ
    キシル基(酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重
    合体0.01〜30重量部を配合してなる樹脂組成物か
    ら形成された成形体の表面に、塗料が直接塗布されたも
    のであることを特徴とする塗装された成形体。
  4. 【請求項4】ビニルシラン変性オレフィン系樹脂、該ビ
    ニルシラン変性オレフィン系樹脂100重量部に対して
    、末端に水酸基を有するジエンポリマー又はその水素添
    加物0.01〜20重量部、エチレンとカルボキシル基
    (酸無水基を含む)含有不飽和化合物との共重合体0.
    01〜30重量部、および、エラストマー成分1〜20
    0重量部を配合してなる樹脂組成物から形成された成形
    体の表面に、塗料が直接塗布されたものであることを特
    徴とする塗装された成形体。
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