JPH06271784A - 繊維反応性フタロシアニン染料およびその製造法 - Google Patents

繊維反応性フタロシアニン染料およびその製造法

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JPH06271784A
JPH06271784A JP6016059A JP1605994A JPH06271784A JP H06271784 A JPH06271784 A JP H06271784A JP 6016059 A JP6016059 A JP 6016059A JP 1605994 A JP1605994 A JP 1605994A JP H06271784 A JPH06271784 A JP H06271784A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複素環式繊維反応性基を含むフタロシアニン
化合物およびその製造法を提供する。 【構成】式I、 [例えば] (上式中、Rはフタロシアニン基を表わす) の化合物およびその塩、またはこのような化合物もしく
は塩の混合物およびこれらの化合物の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は複素環式繊維反応性基を含むフタ
ロシアニン化合物およびそれらの製造法に関する。これ
らの化合物はあらゆる従来の染色または捺染法において
繊維反応性染料として適切である。
【0002】特に詳細には、本発明は式I、
【0003】
【化24】 の化合物およびその塩、またはこのような化合物もしく
は塩の混合物を提供し、ここで、Pcはフタロシアニン
基であり、M1 はCu、Ni、Co、FeまたはAlで
あり、aは1、2または3であり、bは0、1または2
であり、但し、aおよびbの総計は最大で3であり、;
各R1 は、独立に、水素、置換C1-4 アルキルまたは、
ヒドロキシ、ハロゲン、−SO3 H、−OSO3 Hもし
くは−COOHによって一置換されたC1-4 アルキルで
あり、各R2 およびR3 は、独立に、水素もしくはC
1-6 アルキル、またはR2 およびR3 は共に、−0−ま
たは−NH−によって遮られうるC4-5 アルキレン鎖を
形成し、R4 は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1-4
アルキル、C1-4 アルコキシ、−COOHまたは−SO
3 Hであり、Zは、
【0004】
【化25】 であり、Halはフルオロまたはクロロであり、Za
式、
【0005】
【化26】 のフルオロ含有ピリミジル基であり、W1 は、
【0006】
【化27】 であり、ここで、mは0または1であり、*付き窒素原
子はトリアジン環の炭素原子に結合し、B1 は、C2-4
アルキレン、;Qが−O−または−NR1 −である−C
2-3 アルキレン−Q−C2-3 アルキレン−、;ヒドロキ
シ、
【0007】
【化28】 によって一置換されたC3-4 アルキレンであり、ここ
で、*付き炭素原子はトリアジン環の炭素原子に結合し
た−NR1 −基に結合し、nは0または1〜4の整数で
あり、および、各R7 は、独立に、水素、ハロゲン、C
1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、−COOHまたは−
SO3 Hであり、K1 は、
【0008】
【化29】 であり、ここで、*付き炭素原子はカップリング位置を
示し、R5 は−OHまたは−NH2 であり、R6 はC
1-4 アルキルまたはCOR8 であり、各R8 は、独立
に、−OH、−OC1-4 アルキルまたは−NH2 であ
り、W2 は二価の橋架け基であり、Q1 は、水素、C
1-4 アルキル、C5-6 シクロアルキル、フェニルもしく
は(C 1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、ハロゲン、−
COOHおよび−SO3 H)から選ばれる1〜3個の置
換基によって置換されたフェニル、フェニル(C1-4
ルキル)もしくはフェニル環が(C1-4 アルキル、C
1-4 アルコキシ、ハロゲン、−COOHおよび−SO3
H)から選ばれる1〜3個の置換基によって置換された
フェニル(C1-4 アルキル)、−COR8 、−C1-4
ルキレン−SO3 H、−C1-4 アルキレン−OSO3
または−C1-4 アルキレン−COR8 であり、Q2 は、
水素、−CN、−SO3 H、−COR8 、C1-4 アルキ
ル、(−OH、ハロゲン、−CN、C1-4 アルコキシ、
【0009】
【化30】 、SO3 H、−OSO3 Hまたは−NH2 )によって一
置換されたC1-4 アルキル、−SO2 NH2
【0010】
【化31】 であり、ここで、R7 は上記に定義の通りであり、R9
は、水素、C1-4 アルキル、またはC2-4 ヒドロキシア
ルキルであり、および、
【0011】
【化32】 は、非発色性アニオンであり、および、W3 はB1 に示
すうちの一つを有すが、それと独立であり、ここで、*
付き炭素原子はピリドン環の窒素原子に結合し、または
−W3 −NR1 −Zは、
【0012】
【化33】 である。
【0013】明細書中において、いずれのアルキル、ア
ルコキシ、またはアルキレン基も特に示さないかぎり直
鎖又は分枝鎖である。窒素原子に結合しているいずれの
ヒドロキシ置換アルキルまたはアルキレン基において
も、ヒドロキシ基は窒素原子に直接結合していない炭素
原子に優先的にする。窒素原子に結合しているQにより
遮られているいずれのアルキレン鎖においても、Qは窒
素原子に直接結合していない炭素原子に優先的に結合す
る。
【0014】M1 は好ましくはCu、NiまたはAlで
あり、最も好ましくはそれはCuまたはNiである。
【0015】いずれのハロゲンも、好ましくはフッ素、
塩素または臭素であり、より好ましくはそれは塩素また
は臭素であり、最も好ましくはそれは塩素である。
【0016】R1 としてのいずれのアルキルも、好まし
くは1または2個の炭素原子を含む。、好ましくは、R
1 としてのいずれの置換アルキルも、好ましくはヒドロ
キシ、−SO3 H、−OSO3 Hまたは−COOHによ
って一置換されたC1-3 アルキル基であり、最も好まし
くは、それはC2-3 ヒドロキシアルキルである。各R1
は、好ましくはR1aであり、ここで、各R1aは、独立
に、水素、メチル、エチル、C2-3 ヒドロキシアルキ
ル、−(CH2 p SO3 H、−(CH2 pOSO3
Hまたは−(CH2 p COOHであり、ここで、pは
1または2であり、qは1、2または3である。
【0017】より好ましくは、各R1 はR1bであり、こ
こで、各R1bは、独立に、水素、メチル、エチルまたは
2−ヒドロキシエチルである。最も好ましくは各R1
1cであり、ここで、各R1cは、独立に、水素またはメ
チルである。
【0018】R2 およびR3 としてのいずれのアルキル
も、好ましくはC1-4 アルキル基、特にメチルまたはエ
チルである。−O−または−NH−によって遮られても
よいR2 およびR3 としてのいずれのアルキレン鎖も、
2 およびR3 が結合する窒素原子とともに、好ましく
はピロリジン、ピペリジン、モルホリンまたはピペラジ
ン環を形成する。
【0019】各R2 およびR3 は、好ましくはR2aおよ
びR3aであり、各R2aおよびR3aは、独立に、水素もし
くはC1 - 4 アルキル、またはR2aおよびR3aはそれら
が結合される窒素原子とともにピロリジン、ピペリジ
ン、モルホリンまたはピペラジン環を形成する。より好
ましくは、各R2 およびR3 は、R2bおよびR3bであ
り、ここで、各R2bおよびR3bは、独立に、水素、メチ
ルまたはエチルである。
【0020】R4 は、好ましくはR4aであり、ここで、
4aは、水素、メチル、メトキシ、−COOHまたは−
OSO3 Hである。より好ましくはそれはR4bであり、
ここで、R4bは水素、−COOHまたは−SO3 Hであ
る。
【0021】R7 は、好ましくはR7aであり、ここで、
各R7aは、独立に、水素、クロロ、メチル、メトキシ、
−COOHまたは−SO3 Hである。より好ましくは、
各R 7 はR7bであり、ここで、各R7bは、独立に、水素
または−SO3 Hである。
【0022】B1 は、好ましくはB1aであり、ここで、
1aはC2-3 アルキレン、−CH2CH2 −NR1b−C
2 CH2 −、モノヒドロキシ置換C3-4 アルキレン、
【0023】
【化34】
【0024】であり、ここで、n’は0または1であ
る。
【0025】より好ましくは、B1 はB1bであり、ここ
で、B1bはC2-3 アルキレン、−CH2 CH2 −NR1b
−CH2 CH2 −、−CH2 CH(OH)CH2 −、ま
たは、
【0026】
【化35】 である。
【0027】最も好ましくは、B1 はB1cであり、ここ
で、B1cは−CH2 CH2 −、−CH2 CH2 CH
2 −、−* CH2 CH(CH3 )−または−CH2 CH
(OH)CH2 −であり、ここで、*付き炭素原子は、
トリアジン環の炭素原子に結合している−NR1 −基に
結合する。
【0028】W1 は、好ましくはW1aであり、ここで、
1aは、
【0029】
【化36】 であり、より好ましくは、それはW1bであり、ここで、
1bは、
【0030】
【化37】 であり、最も好ましくは、それはW1cであり、ここで、
1cは、−NH−B1c−NH−である。
【0031】Za が(b)基であるとき、これは、好ま
しくは、式、
【0032】
【化38】 の(b1 )または(b2 )基である。
【0033】Za は、好ましくはZb であり、ここで、
b は(a)、(b1 )、(b2 )または(c)基であ
り、最も好ましくは、それはZc であり、ここで、Zc
は(a)基である。
【0034】Zは好ましくはZ’であり、ここで、Z’
は、
【0035】
【化39】 である。より好ましくは、ZはZ”であり、ここで、
Z”は、
【0036】
【化40】 である。最も好ましくは、ZはZ"'であり、ここで、
Z"'は、
【0037】
【化41】 である。Z基中にHalは最も好ましくはクロロであ
る。
【0038】R5 は、好ましくは−OHである。R
6 は、好ましくはR6aであり、ここで、R6aはメチル、
−COOHまたは−CONH2 である。各R8 は、好ま
しくはR8aであり、ここで、各R8aは、独立に、−OH
または−NH2 である。
【0039】いずれの二価の橋架け基W2 も、好ましく
は芳香族橋架け基であり、より好ましくはそれは未置換
もしくは置換フェニレンまたはスチルベン橋架け基であ
る。
【0040】W2 は好ましくはW2aであり、ここで、W
2aは、好ましくは、
【0041】
【化42】 であり、より好ましくは、W2 はW2bであり、ここで、
2bは、
【0042】
【化43】 である。Q1 は、好ましくはQ1aであり、ここで、Q1a
は、水素、メチル、エチル、フェニル、−COR8a、−
CH2 SO3 Hまたは−CH2 OSO3 Hであり、より
好ましくは、それはQ1bであり、ここで、Q1bはメチル
またはエチルであり、特に、メチルである。
【0043】Q2 は、好ましくはQ2aであり、ここで、
2aは、水素、−CN、−SO3 H、−COR8 または
−CH2 SO3 Hであり、より好ましくは、それはQ2b
であり、ここで、Q2bは水素または−CONH2 であ
り、最も好ましくはQ2 は水素である。
【0044】W3 は、好ましくはW3aであり、ここで、
3aは、C2-4 アルキレン、モノヒドロキシ置換C3-4
アルキレン、
【0045】
【化44】 、またはW3aはW3aが結合されている−NR1 −Zとも
【0046】
【化45】 を形成する。K1 は、好ましくは、式、
【0047】
【化46】 のK1aである。より好ましくは、K1 は、式、
【0048】
【化47】 のK1bである。最も好ましくは、K1 はK1cであり、こ
こで、K1cは、式、
【0049】
【化48】 を有し、ここで、Q2bは最も好ましくは水素である。
【0050】式Iの好ましい化合物は、式Ia、
【0051】
【化49】
【0052】およびその塩またはこのような化合物もし
くは塩の混合物に対応し、ここで、M1 ’はCuまたは
Niであり、a’は2または3であり、b’は0または
1であり、但し、a’およびb’の総計は最大で3であ
る。
【0053】式Iaのより好ましい化合物およびそれら
の混合物は、 (1)a’は2または3であり、b’は0である。 (2)K1bはK1cである。 (3)Z”がZ"'である(1)または(2)である。
【0054】式Iの化合物が塩の形で存在する場合、ス
ルホ基およびあらゆるカルボキシ基に会合したカチオン
も重要ではなく、対応する塩が水溶性であれば繊維反応
性染料の分野における従来のいかなる非発色性のカチオ
ンであってもよい。このようなカチオンの例は、アルカ
リ金属カチオン、並びに無置換および置換アンモニウム
カチオン、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、
アンモニウム、モノ−、ジ−、トリ−およびテトラメチ
ルアンモニウム、トリエチルアンモニウム、並びにモノ
−、ジ−およびトリエタノールアンモニウムである。
【0055】好ましいカチオンはアルカリ金属カチオン
およびアンモニウムであり、ナトリウムが最も好まし
い。
【0056】式Iの化合物中、スルホおよびあらゆるカ
ルボキシ基のカチオンも同一でも、または異なっていて
もよく、例えば、式Iの化合物は混合された塩の形で存
在する上記カチオンの混合物であってもよい。
【0057】Q2 中で定義したピリジニウムイオンの正
電荷をバランスするように存在するあらゆる
【0058】
【化50】 はあらゆる従来の非発色性有機または無機アニオンであ
ってよく、最も好ましくはそれはクロリド、アセテート
またはメチルスルフェートである。本発明はさらに式I
の化合物またはその混合物の製造方法を提供し、その方
法は、式II
【0059】
【化51】 の化合物( 上式中、符号は上記に定義した通りであり、
Xは水素または
【0060】
【化52】 であり、ここで、HalおよびW1 は上記に定義の通り
であるか、または式IIの混合物である)と、Za が上
記に定義した通りであり、Hal1 がフルオロまたはク
ロロであるZa−Hal1 化合物とを反応させることを
含む。
【0061】式Iの化合物とZa −Hal1 化合物との
縮合反応は、適切にはpH6.0〜7.5において、2
0〜50℃、好ましくは30〜40℃の範囲の若干高め
の温度で行われる。
【0062】式Iの化合物は公知の方法、例えば、従来
のアルカリ金属塩により塩析し、濾過し、任意に真空中
で若干高めの温度で乾燥するといった方法により単離す
ることができる。
【0063】反応および単離の条件によって、式Iの化
合物は遊離酸もしくは、好ましくは塩の形、または、例
えば、1種以上の前記カチオンを含む混合塩の形で得ら
れる。それは、従来の手段によって、遊離酸の形から塩
の形もしくは塩の形の混合物、またはその逆に変成さ
れ、或いは、ある塩から別の塩に変成されることができ
る。
【0064】あらゆるアミノ含有発色団とジフルオロも
しくはトリフルオロピリミジンとの反応は、2つの位置
異性体を生じうることに注目すべきである。これは、フ
ッ素の交換が選択的でなく、Za として存在するいずれ
の基、(a)または(b1
【0065】
【化53】 も、浮遊(floating) フルオロ置換基が2−または6−
位のいずれにあるかによって2つの異性体を生じうると
いう事実による。
【0066】好ましくは、式Iの化合物は混合物であ
る。これらの混合物は、フタロシアニン基上のあらゆる
浮遊置換基の位置によって一方で異なり、他方、Za
に存在する浮遊フルオロ置換基の位置によってことなり
うる位置異性体を含む。
【0067】一般に、この得られた染料混合物は、使用
のために単一異性体の単離して回収することなくそのま
ま使用することが好ましいが、もしこれを望むならば従
来の方法により容易に行うことができる。
【0068】式IIおよびZa −Halの出発化合物は
公知の化合物でもよく、または公知の方法によって公知
の出発材料から容易に製造することができる。
【0069】式Iの化合物およびその混合物はヒドロキ
シ基または窒素含有有機基材を染色または捺染するため
の繊維反応性染料として有用である。好ましい基材は皮
革および天然または合成ポリアミド、並びに、特に綿、
ビスコースおよびスフ糸のような天然および再生セルロ
ースを含む繊維材料である。最も好ましい基材は綿を含
む繊維紡績材料である。
【0070】染色または捺染は、繊維反応性染料の分野
における従来の公知の方法に従って行われる。好ましく
は式Iの化合物には30〜100℃の範囲の温度、特に
50〜60℃のそれぞれの温度にて吸尽染色法が用いら
れ、それぞれ、溶液/ 製品比は4:1〜30:1が用い
られ、より好ましくは6:1〜20:1が用いられる。
【0071】本発明の化合物は公知の繊維反応性染料と
の相溶性が良く、それらは、単独でで用いられてもよ
く、または共通の堅牢度特性および染浴から繊維に吸収
する能力の程度等の染色特性のような同様の染色特性を
有する同じ種類の繊維反応性染料との組み合わせで用い
てもよい。このような組み合わせ混合物から得られる染
色物は良好な堅牢度特性を有し、単独の染料から得られ
る染色物に匹敵する。
【0072】式Iの化合物は染料として用いる場合、良
好な吸収および定着収率を与える。さらに、あらゆる未
定着化合物は容易に基材から洗い落とすことができる。
式Iの化合物より得られる染色および捺染物は、良好な
耐光堅牢度特性並びに洗濯、水、海水および汗に対する
堅牢度のような湿潤堅牢度特性を示す。それらはまた、
塩素処理された水、次亜塩素酸漂白剤、過酸化物漂白
剤、過ホウ酸塩含有洗濯用洗剤のような酸化剤に対して
良好な耐性を示す。
【0073】特に、本発明に係わる化合物によるセルロ
ース紡績繊維材料上に得られる染色物は、異なるハロピ
リミジン基を含有する優れた繊維反応性染料によって製
造される対応する染色物よりも、家庭用洗濯に関して向
上した洗濯堅牢度を示す。
【0074】次の例は本発明を説明するものである。例
のなかで、特に示さないかぎり、全ての部およびパーセ
ントは重量基準であり、また、全ての温度は摂氏温度で
ある。
【0075】例1 ニッケルフタロシアニンをスルホクロリン化し、次いで
1,3−ジアミノベンゼン−4−スルホン酸と反応させ
ることによって、従来の方法に従って製造された1分子
当たり平均で2.5個のスルホン酸基および1個のスル
ファミド基を含むニッケルフタロシアニン染料を基礎と
する化合物、25.5部(0.025モル)を150部
の水中で攪拌することによって1.8部の亜硝酸ナトリ
ウムに混合する。この溶液を0〜2℃に冷却して、10
0部の氷/水および12容積部の30%の塩酸の混合物
に滴下して加える。得られたジアゾニウム塩の懸濁液を
0〜5℃の温度に保ち、300部の氷/水および5.9
部の1−(3−メチルアミノプロピル)−6−ヒドロキ
シ−4−メチルピリドン−(2)からなる溶液に加え
る。カップリング反応の間に、20%水酸化ナトリウム
溶液を加えることによってpHを6.5〜7.5に維持
する。得られた緑色の溶液に4部の2,4,6−トリフ
ルオロピリミジンを20〜25℃で加える。反応の間
に、20%炭酸ナトリウム溶液の連続添加によってpH
を6.5〜7.0に維持する。後に反応温度を40℃に
上昇して、反応が終わるまで維持した。3〜4時間後、
反応は終了した。反応混合物を塩化ナトリウムによって
塩析し、沈殿した染料を濾過して40℃で乾燥した。こ
の染料は、式
【0076】
【化54】 を有し、それは、セルロース材料、特に綿を輝いた緑色
(brilliant green shade)に染色する。これらの染色物
は良好な耐光堅牢度および優れた湿潤堅牢度特性を示
す。
【0077】例2 例1のニッケルフタロシアニン染料を基礎とする化合
物、25.5部を用いるかわりに、1分子当たり2.5
個のスルホン酸基および1個のスルファミド基を有する
アルミニウムフタロシアニン染料を基礎とする化合物の
等量、即ち、24.8部を用いることによって、式
(1)のフタロシアニン染料のアルミニウム類似体を得
る。これは綿を緑色(green shade)に染色する。これら
の染色物は良好な湿潤堅牢度を有する。
【0078】例1に記載した方法と同様にして、適切な
出発材料を用いて、次の表IおよびIIに示す更なる式
Iのフタロシアニン化合物を製造することができる。そ
れらは、式(T1)および(T2)(遊離酸の形)
【0079】
【化55】 に対応し、ここで、符号は表中に定義の通りである。
【0080】例3〜42の化合物は、セルロース繊維を
含む基材、特に綿を含む紡績繊維材料に従来の吸尽染色
法または捺染法を用いて適用されうる。(高い定着率
値)の緑色染色物および捺染物が得られ、良好な耐光堅
牢度および良好な湿潤堅牢度のような良好な堅牢度特性
を示す。M1 がニッケルである染料は、特に輝いた緑色
(brilliantgreen shade) の綿染色物を提供する。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】例1に記載した方法と同様にして、適切な
出発材料を用いて、式(遊離酸の形)
【0084】
【化56】
【0085】に対応する染料を製造し、単離することが
できる。この染料によって、綿上に輝いた緑色(brilli
ant green)の染色物が得られ、それは良好な耐光堅牢度
および湿潤堅牢度を示す。
【0086】5部のシアヌル酸クロリドを10部の水お
よび20部の氷の混合物中で攪拌して、均質懸濁液を生
じる。水250部中で34部の式(44a)
【0087】
【化57】
【0088】の染料のナトリウム塩の中性溶液(pH
7)をそれに加え、第二アミノ基の反応が完了するまで
20〜25℃およびpH6.0〜6.5で攪拌を行う。
pH6.5〜7.0において、反応混合物の温度は徐々
に35℃に上昇し、次いで2.9部の1,2−ジアミノ
プロパンを加える。このpHを50℃で3時間保持し、
この時間の後にあらゆる出発材料はもはや検知されな
い。それから100部の塩化ナトリウムを加え、緑色の
懸濁液を濾過する。フィルターケークを500容積部の
10%塩化ナトリウム溶液によって洗浄する。このよう
に得られるペーストを600部の水中に入れ、4部の
2,4,6−トリフルオロピリミジンをそれに加える。
反応が終了するまで35〜40℃およびpH6.5〜
7.0において4時間攪拌を行う。次いで、塩化ナトリ
ウムを加え、沈殿する染料を濾過し、それは式(44
b)(遊離酸の形)
【0089】
【化58】
【0090】に対応し、セルロース紡績繊維材料、特に
綿を輝いた緑色(brilliant green shade)に染色する。
これらの染色物は高い耐光堅牢度および完全な湿潤堅牢
度を有する。
【0091】例45〜81 例1または44に記載した方法と同様に、適切な出発材
料化合物を用いて、更なる式Iの化合物を製造すること
ができる。それらは式(T3)(遊離酸の形)
【0092】
【化59】
【0093】に対応し、ここで、符号は次の表IIIに
定義の通りである。更に次の符号を表IIIのZa 欄中
で用いる。
【0094】
【化60】
【0095】表IIIのW1 欄中、*付き窒素原子はト
リアジン環の炭素原子に結合される。
【0096】例45〜81の染料は綿上に緑色の染色物
を提供し、良好な堅牢度特性を示す。ニッケルフタロシ
アニン染料から製造される綿染色物は、更に、特に輝い
た緑色(brilliant green shade)も与える。
【0097】
【表3】
【0098】
【表4】
【0099】例1または44に記載した製造法によっ
て、例1〜88の化合物をナトリウム塩の形で得る。反
応もしくは単離条件を変更することまたは他の公知の方
法を用いることによって、遊離酸もしくは他の塩の形ま
たは上記の1種類以上のカチオンを含む混合塩の形で化
合物を製造することも可能である。
【0100】既に明細書の前記に述べたように、Z1
たはZ3 基を含む例示の染料(対応する遊離酸および他
の塩の形)は、
【0101】
【化61】
【0102】基(ここで、Tx は水素またはフルオロで
ある)に関する2つの異性体を含み、1つの化合物はピ
リミジン環上の浮遊フルオロ置換基が2−位に存在し、
対応する化合物では6−位に存在する。
【0103】更に、例示の染料は、可能な浮遊置換基の
位置に関して異なる異性体を含むフタロシアニン環上の
置換基に関する異性体の混合物であることもできる。
【0104】これらの異なる異性体染料の混合物はあら
ゆる従来の染色または捺染法において用いられることが
でき、使用のための単一異性体の単離は通常必要ない。
【0105】次の例において、本発明の化合物の用途を
説明する。適用例A 0.3部の例1の染料を100部の脱イオン水に溶解
し、8部のグラウバー塩(焼成された)を加える。染浴
を50℃に加熱して、それから10部の綿布帛(漂白さ
れた)を加える。50℃にて30分の後、0.4部の炭
酸ナトリウム(焼成された)を浴に加える。炭酸ナトリ
ウムの添加の間に、温度を50℃に維持する。次いで、
染浴を60℃に加熱して、60℃にて染色を更に1時間
行う。
【0106】それから、染色された布帛を3分間冷水を
流しながら、次いで更に3分間温水を流しながら濯ぐ。
この染色物を、0.25部のマルセーユソープ存在下で
500部の脱イオン水中で15分間煮沸洗浄する。温水
で(3分間)流しながら濯ぎ、遠心脱水した後、染色物
をキャビネットドライヤー中で約70℃で乾燥する。輝
いた緑色の綿染色物が得られ、良好な堅牢度特性、特に
高い耐光堅牢度および湿潤堅牢度特性を示す。これら
は、酸化の影響に対して安定である。
【0107】適用例B 100部の脱イオン水を含む染浴に、8部のグラウバー
塩(焼成された)および10部の綿布帛(漂白された)
を加える。この浴を10分以内に50℃に加熱して、
0.5部の例1の染料をを浴に加える。更に50℃で3
0分の後、1部の炭酸ナトリウム(焼成された)を加え
る。この浴を60℃に加熱し、染色を60℃で更に45
分間続ける。
【0108】染色された布帛を、適用例Aに与えた方法
に従って、冷水を流しながら、それから温水を流しなが
ら濯ぎ、煮沸洗浄する。濯ぎおよび乾燥の後、輝いた緑
色の綿染色物が得られ、これは適用例Aに示したのと同
じ良好な堅牢度を有する。
【0109】適用例C 255部の例55の染料を1000部の水に溶解する。
100部の綿布帛を染浴に加え、10分間にわたって温
度を80℃に維持する。50部のグラウバー塩(焼成さ
れた)を染浴に加え、次いで30分後に10部の炭酸ナ
トリウム(焼成された)を加える。染色された材料を、
適用例Aに与えた手順に従って濯ぎ、洗浄し、乾燥す
る。良好な堅牢度を有する輝いた緑色の染色物が得られ
る。
【0110】同様に、例2〜81または例示の染料の混
合物は、適用例A〜Cに記載の方法に従って綿を染色す
るのに用いられうる。このようにして得られた綿染色物
は緑色であり、良好な堅牢度特性を示す。
【0111】適用例D 40部の例1の染料、100部の尿素、350部の水、
500部の4%アルギン酸ナトリウム増粘剤、および、
10部の重炭酸ナトリウム、総量1000部からなる捺
染ペーストを従来の捺染法に従って適用する。
【0112】捺染された布帛を102〜104℃のスチ
ーム中で4〜8分間乾燥し、定着する。冷水中で濯ぎ、
それから温水中で濯ぎ、煮沸洗浄し(適用例Aに記載し
た方法に従って)、乾燥する。輝いた緑色の捺染物が得
られ、これは良好な一般的な堅牢度特性を示す。
【0113】同様に、例2〜81または例示の染料の混
合物は、適用例Dに記載の方法に従って綿を捺染するの
に用いられうる。全ての捺染物は緑色であり、良好な堅
牢度特性を示す。
【0114】次に例示の染料の最大吸収波長(λmax
ナノメートル)を示す。二つの値は各染料に対して与え
られ、一番目の値は染料(アゾ)のアゾ部分に関し、二
番目の値はフタロシアニン環(Pc)に関する。測定は
0.1%炭酸ナトリウム溶液中で行われた。
【0115】
【表5】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I、 【化1】 の化合物およびその塩、またはこのような化合物もしく
    は塩の混合物であって、ここで、Pcはフタロシアニン
    基であり、M1 はCu、Ni、Co、FeまたはAlで
    あり、aは1、2または3であり、bは0、1または2
    であり、但し、aおよびbの総計は最大で3であり、;
    各R1 は、独立に、水素、置換C1-4 アルキルまたは、
    (ヒドロキシ、ハロゲン、−SO3 H、−OSO3 Hも
    しくは−COOH)によって一置換されたC1-4アルキ
    ルであり、各R2 およびR3 は、独立に、水素もしくは
    1-6 アルキル、またはR2 およびR3 は共に、−0−
    または−NH−によって遮られうるC4-5 アルキレン鎖
    を形成し、R4 は、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C
    1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、−COOHまたは−
    SO3 Hであり、Zは、 【化2】 であり、Halはフルオロまたはクロロであり、Za
    式、 【化3】 のフルオロ含有ピリミジル基であり、W1 は、 【化4】 であり、ここで、mは0または1であり、*付き窒素原
    子はトリアジン環の炭素原子に結合し、B1 は、C2-4
    アルキレン、;Qが−O−または−NR1 −である−C
    2-3 アルキレン−Q−C2-3 アルキレン−、;ヒドロキ
    シ、 【化5】 によって一置換されたC3-4 アルキレンであり、ここ
    で、*付き炭素原子はトリアジン環の炭素原子に結合し
    た−NR1 −基に結合し、nは0または1〜4の整数で
    あり、および、各R7 は、独立に、水素、ハロゲン、C
    1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、−COOHまたは−
    SO3 Hであり、K1 は、 【化6】 であり、ここで、*付き炭素原子はカップリング位置を
    示し、R5 は−OHまたは−NH2 であり、R6 はC
    1-4 アルキルまたはCOR8 であり、各R8 は、独立
    に、−OH、−OC1-4 アルキルまたは−NH2 であ
    り、W2 は二価の橋架け基であり、Q1 は、水素、C
    1-4 アルキル、C5-6 シクロアルキル、フェニルもしく
    は(C 1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、ハロゲン、−
    COOHおよび−SO3 H)から選ばれる1〜3個の置
    換基によって置換されたフェニル、フェニル(C1-4
    ルキル)もしくはフェニル環が(C1-4 アルキル、C
    1-4 アルコキシ、ハロゲン、−COOHおよび−SO3
    H)から選ばれる1〜3個の置換基によって置換された
    フェニル(C1-4 アルキル)、−COR8 、−C1-4
    ルキレン−SO3 H、−C1-4 アルキレン−OSO3
    または−C1-4 アルキレン−COR8 であり、Q2 は、
    水素、−CN、−SO3 H、−COR8 、C1-4 アルキ
    ル、(−OH、ハロゲン、−CN、C1-4 アルコキシ、 【化7】 、SO3 H、−OSO3 Hまたは−NH2 )によって一
    置換されたC1-4 アルキル、−SO2 NH2 、 【化8】 であり、ここで、R7 は上記に定義の通りであり、R9
    は、水素、C1-4 アルキル、またはC2-4 ヒドロキシア
    ルキルであり、および、 【化9】 は、非発色性アニオンであり、および、W3 はB1 に示
    すうちの一つを有すが、それと独立であり、ここで、*
    付き炭素原子はピリドン環の窒素原子に結合し、または
    −W3 −NR1 −Zは、 【化10】 である化合物およびその塩、またはこのような化合物も
    しくは塩の混合物。
  2. 【請求項2】 MiがCu、NiまたはAlである請求
    項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 K1 はK1aであり、ここで、K1aは、 【化11】 であり、ここで、*付き炭素原子はカップリング位置を
    示し、R5 は−OHまたは−NH2 であり、R6aはメチ
    ル、−COOHまたは−CONH2 であり、W2aは、 【化12】 であり、ここで、各R7 は、独立に、水素、ハロゲン、
    1-4 アルキル、C1-4アルコキシ、−COOHまたは
    −SO3 Hであり、Q1aは、水素、メチル、エチル、フ
    ェニル、−COR8a、−CH2 SO3 Hまたは−CH2
    OSO3 Hであり、Q2aは、水素、−CN、−SO
    3 H、−COR8aまたは−CH2 SO3 Hであり、ここ
    で、R8aは、独立に、−OHまたは−NH2 であり、お
    よび、W3aはC2-4 アルキレン、モノヒドロキシ置換C
    3-4 アルキレン、 【化13】 であり、ここで、R7aは水素または−SO3 Hであり、
    および、*付き炭素原子はヒロリドン環の窒素原子に結
    合する請求項1または2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式Ia、 【化14】 の化合物およびその塩、またはこのような化合物もしく
    は塩の混合物であって、ここで、M1 ’はCuまたはN
    iであり、a’は2または3であり、b’は0または1
    であり、但し、a’およびb’の総計は最大で3であ
    り、;各R2aおよびR3aは、独立に、水素もしくはC
    1-6 アルキル、またはR2aおよびR3aは窒素原子と共に
    ピロリジノン−、ピペリジン、モルホリンまたはピペラ
    ジン環を形成し、R1cは、水素またはメチルであり、R
    4bは、水素、−COOHまたは−SO3 Hであり、K1b
    は式、 【化15】 であり、ここで、R6aは、メチル、−COOHまたは−
    CONH2 であり、W2bは、 【化16】 であり、ここで、R7bは、水素または−SO3 Hであ
    り、Q1bは、メチルまたはエチルであり、Q2bは、水素
    または−CONH2 であり、および、W3aは、C2-4
    ルキレン、モノ置換C3-4 アルキレン、 【化17】 であり、ここで、R7bは、独立に、上記に定義の通りで
    あり、および、*付き炭素原子はピリドン環の窒素原子
    に結合し、および、Z”は、 【化18】 であり、ここで、Halはフルオロまたはクロロであ
    り、W1bは−NR1b−B1b−NR1b−または、 【化19】 であり、ここで、各R1bは、独立に、水素、メチル、エ
    チルまたは2−ヒドロキシエチルであり、B1bはC2-3
    アルキレン、−CH2 CH2 −NR1b−CH2 CH
    2 −、−CH2CH(OH)CH2 −または、 【化20】 であり、ここで、R7bは、独立に、上記に定義の通りで
    あり、および、Zc は(a)基、 【化21】 である請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の式Iの化合物またはそ
    の混合物の製造法であって、式II、 【化22】 の化合物(ここで、符号は上記に定義の通りであり、X
    は水素、または、 【化23】 であり、ここで、HalおよびW1 は上記に定義の通り
    である)、または式IIの化合物の混合物と、Za −H
    al1 (ここで、Za は上記に定義の通りであり、Ha
    1 はフルオロまたはクロロである)とを反応させるこ
    とを含む方法。
  6. 【請求項6】 ヒドロキシ基もしくは窒素含有有機基材
    を染色または捺染する方法であって、請求項1から4の
    いずれか1項に記載の化合物またはその混合物を前記の
    基材に適用することを含む方法。
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