JPH06270440A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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Publication number
JPH06270440A
JPH06270440A JP6534293A JP6534293A JPH06270440A JP H06270440 A JPH06270440 A JP H06270440A JP 6534293 A JP6534293 A JP 6534293A JP 6534293 A JP6534293 A JP 6534293A JP H06270440 A JPH06270440 A JP H06270440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
drum
sheet
color
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP6534293A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Suzuki
保 鈴木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成された単一の原版から複数枚のカラ
ープルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作
成のための時間を短縮する画像形成装置を得る。 【構成】 原位置設定後、吸盤40で感光性シート12
を吸着してドラム18へ円孔12Aへ第2のピン28A
を挿入するように運搬し、感光性シート12のドラム1
8への装着が完了する。加熱・加圧ローラ44の回転を
開始し、剥離爪64をドラム18に近接する位置へ移動
させ、ドラム18を回転させる。これにより、インキシ
ート50から感光シート12へ選択的にインキを付着さ
せる。その後、ブランケット70をドラム18に接触さ
せてインキをブランケット70へ転写する。4色転写後
にブランケット70と載置台274との移動の同期をと
りながら、載置台274上のカラープルーフ用紙272
へ画像を転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成材料へ各色に
対応するインキを転写した後、各色のインキを順次受像
材料へ転写することによって受像材料上へ印刷原画像に
対応するカラー画像を形成する画像形成方法及び装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機で多量のカラー印刷、例えばカレ
ンダー、絵画集、写真集、新聞等に添付されるカラー広
告(所謂折り込み広告)等特に色についてチェックが必
要な印刷物を印刷する場合には、印刷機で実際の印刷を
行う前にカラープルーフを用いて事前にチェックするよ
うにしている(校正刷り)。
【0003】この校正刷りにおいては、数枚の印刷がで
きればよいため、実際の印刷に使用される感光性平版印
刷版(PS版)に比べて耐刷性の低い安価な感光材料を
用いる。
【0004】校正刷りによって仕上がった印刷物は、各
チェック部署に配付され、様々なチェック後に原稿に修
正が施される。
【0005】ところが、従来の校正刷り装置では、数枚
印刷される印刷物間で品質のばらつきがあり、各チェッ
ク部署へ配付する前に品質の合ったものを選別しなけれ
ばならない。また、実際の印刷時に適用されるインキを
用いて印刷するため、作業者の手が汚れたり、装置のメ
ンテナンスが煩雑であり、作業性がよくない。
【0006】そこで、近年、予め顔料を含有する感光材
料とこの顔料に対応する色分解印刷原稿とを重ね合わせ
た状態で露光、現像することにより各色毎の色分解画像
が記録された感光材料を得て、これらを1枚の受像フィ
ルムへ順次転写し、次いで実際の印刷紙(本紙)へ転写
する画像形成装置(カラーアート「富士写真フイルム株
式会社製・商品名」)によってカラープルーフを作成す
ることがなされている。
【0007】この画像形成装置によれば、インキを使用
しないため、手が汚れる等の作業上の不具合はなく、メ
ンテナンス性も向上する。さらに、品質が安定するた
め、仕上がった本紙上の画像にばらつきがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置によるカラープルーフの作成は、従
来の欠点(品質の不安定やメンテナンス性等)は解消さ
れるものの、1枚のカラープルーフを作成する毎に各色
の色分解原稿を用いての露光を行わなければならず、時
間、手間がかかるという問題点あった。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、各色毎に1回
の露光を行うだけで、画像形成材料(感光材料)を繰り
返し使用できるため、単一の原版から複数枚のカラープ
ルーフを作成することができ、複数枚のカラープルーフ
作成のための時間を短縮し、手間を省くことができる画
像形成装置を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、色分解原稿に応じた活性光線による露光、又は該露
光後の現像処理によって色分解原稿に応じたインキ受容
部とインキ非受容部とが形成された画像形成材料が周面
に巻き付けられた回転ドラムに、色分解原稿に対応する
色のインキ層が支持体上に形成されているインキシート
を密着し、かつ加熱及び/又は加圧を施しながら前記回
転ドラムと同期させて搬送することにより、画像形成材
料のインキ受容部へインキシートからインキを転写する
第1転写工程と、前記回転ドラムに巻き付けられた画像
形成材料と密着し、かつ加熱及び/又は温度を付与する
ことにより画像形成材料からインキをドラム状ブランケ
ットへ転写する第2転写工程と、前記ブランケットへ転
写された各色のインキを順次に、又は同時に同一の用紙
へ転写する第3転写工程と、から成ることを特徴として
いる。
【0011】請求項2に記載の発明は、色分解原稿毎に
対応する色のインキについて第1転写工程及び第2転写
工程を連続的に行う工程を各色について順次行い、1つ
のブランケットに複数の色のインキ画像を形成した後、
これらのインキ画像を同時に転写する第3転写工程を行
うことを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の発明は、色分解原稿に対
応する色のインキについて第1転写工程乃至第3転写工
程を連続的に行う工程を、各色のインキについて順次行
うことを特徴としている。
【0013】請求項4に記載の発明は、色分解原稿に応
じた活性光線による露光、又は該露光後の現像処理によ
って色分解原稿に応じたインキ受容性部とインキ非受容
性部とが形成された画像形成材料が周面に巻き付けられ
る回転ドラムと、支持体にインキ層が設けられたインキ
シートを前記ドラムの回転に同期させて搬送するインキ
シート搬送機構と、前記回転ドラムに巻付けられた画像
形成材料と前記インキシート搬送機構により搬送される
インキシートとを密着させ、かつ密着状態で加熱及び/
又は加圧を施すことによって、画像形成材料のインキ受
容性部へインキシートからインキを転写するインキ転写
手段と、前記回転ドラムと同期して回転し、前記回転ド
ラムの周面に巻付けられてインキが転写されたインキが
画像形成材料と密接しかつ圧力及び/又は温度を付与す
ることによってインキが転写されるドラム状のブランケ
ットと、前記ブランケットに転写されたインキを前記ブ
ランケットと同期して搬送される所定の用紙に転写する
画像転写手段と、を有している。
【0014】
【作用】請求項1乃至4に記載の発明において、画像形
成材料には、色分解原稿を介して露光されることによ
り、又は露光後に現像処理されることによって原稿に応
じたインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成され
る。
【0015】この画像形成材料を回転ドラムの周面に巻
き付けた状態でインキシートを密着させる。このインキ
シートは、支持体上にインキ層を持つ構成を有してお
り、画像形成材料と回転ドラム周面上で密着される。そ
の後、インキ転写手段では、画像形成材料とインキシー
トとを加熱及び加圧するか或いは加熱又は加圧の一方を
施すことにより、画像形成材料のインキ受容性部のみに
インキが転写される。
【0016】インキが転写された画像形成材料は、回転
ドラムの回転に同期して搬送される画像形成材料と所定
の圧力で密着せしめられる。また、回転ドラムの回転に
対して従動回転するドラム状のブランケットへ画像形成
材料に付着しているインキが転写される。これらを色分
解原稿の数だけ繰り返し行うことにより、カラープルー
フを得る。
【0017】請求項2に記載の発明において、複数の色
のインキが1つのブランケットとに転写された後、これ
らのインキを同時に1つの用紙に転写することによりカ
ラープルーフを得る。
【0018】請求項3に記載の発明においては、各色毎
のインキについて用紙への転写まで連続的に行われ、こ
れを複数の色について順次行うことによりカラープルー
フを得る。
【0019】一般にカラー印刷画像は、C(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)及びK(ブラック)の
4色のインキで形成するため、例えば、各色分解原稿を
介して画像露光され対応する色のインキを転写された画
像形成材料を順次取り替えて、ブランケットに4回の転
写を繰り返すことにより、ブランケット上にカラー画像
を形成することができる。その後、ブランケットを回転
させながら、所定の印刷用紙を重ね合わせて加圧(及び
/又は加熱)することにより、カラープルーフが仕上が
る。
【0020】異なる色のインキをブランケットへ転写し
て1つのカラープルーフの作成を完了した後に、一度用
いた画像形成材料を再度回転ドラムへ巻き付け、適切な
色のインキを転写すれば、溶剤等によって前の画像を消
去した状態のブランケットへ同一の画像を転写すること
ができるため、複数枚のカラープルーフを作成するにあ
たり1枚毎に画像露光を行う必要がなく、比較的短時間
で複数枚のカラープルーフを作成することができる。
【0021】
【実施例】図1には、本発明の実施例である画像形成装
置10が示されている。
【0022】図1の右側には、画像形成材料としての感
光性シート12を載置する載置台14が配設されてい
る。載置台14は、感光性シート12を積み重ねて載置
するようになっている。感光性シート12は、既に露光
処理及び現像処理を終了したもので、その表面には、カ
ラー画像を構成する各色(C、M、Y、K)の画像に対
応するインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成され
ている。
【0023】感光性シート12の一方(図1の左端)に
は、位置決め(レジスト用)孔12Aが2個設けられて
いる。
【0024】載置台14には、前記位置決め孔12Aに
対応する第1のピン14Aが設けられている。感光性シ
ート12は、前記位置決め孔12Aに第1のピン14A
が挿入された状態で載置され、複数の感光性シート12
が整えられた状態で積み重ねられている。
【0025】載置台14の上方には、感光性シート搬送
ユニット16が配設されている。この感光性シート搬送
ユニット16は、載置台14に積層された最上層の感光
性シート12を吸着して、ドラム18の周面上に移送す
る役目を有している。
【0026】ドラム18は、金属製で内方が空洞であ
り、モータ20(図2参照)の駆動力で図1の反時計周
り方向へ回転されるようになっている。ドラム18の軸
芯部には、ハロゲンランプ等のヒータ22が配設されて
おり、点灯されることによって、ドラム18が加熱さ
れ、所謂ヒートローラとしての役目を有している。な
お、このヒータ22によってドラム18の周面の温度
は、最高約100 ℃程度に加熱される。なお、ハロゲンヒ
ータ22に代えて、加熱したオイルを循環させて温度を
保つ構成を採用してもよい。
【0027】また、ドラム18の周面には、図示しない
吸着溝が枠状に設けられており、巻き付けられる感光性
シート18の周辺部(非画像部)を負圧によって吸着保
持するようになっている。
【0028】ドラム18の周面に感光性シート12を精
度よく装着するために、感光性シート12の一部に位置
決め用のマーク(通商トンボ)を記録しておき、ドラム
18の周面に対応させて上記マークを光電的に検出機構
を配し、ドラム18に対し上記マークの位置が一定以上
ずれている場合には感光性シート12をドラム18の周
面へ装填し直すよう警告するようにするのが好ましい。
この目的のためにドラム18をインキ転写前に回転させ
ることも考えられる。これにより、色ずれを防止でき
る。
【0029】ドラム18の周面に対応してロータリエン
コーダ24が配設されている。このロータリエンコーダ
24は、ドラム18の軸線方向一端部に白黒のバーが交
互に配色された回転板(図示省略)と、この回転板に対
応するセンサ部24Aとで構成され、センサ部24Aで
はドラム18の回転をパルス波形によって読取るように
なっている。センサ部24Aは、後述する制御装置26
に接続され、制御装置26ではドラム18の回転位置
(角度)を認識する。
【0030】ドラム18の周面の一部には、切欠部28
が形成され、この切欠部28の底部からは、第2のピン
28Aが突出している。前記感光性シート搬送ユニット
16では、感光性シート12の位置決め孔12Aへ第2
のピン28Aが挿入されるまでの感光性シート12の移
動を行うようになっている。
【0031】感光性シート搬送ユニット16は、互いに
平行な一対のガイド板30(図1では、一方のみを図
示)を備え、それぞれ長孔30Aが設けられている。こ
の長孔30Aは、吸盤ユニット32のブロック34から
突出しているピン36をそれぞれ案内し、これにより、
吸盤ユニット32は、長孔30Aに沿って移動可能とな
っている。ブロック34には、エアシリンダ38が取付
けられ、このエアシリンダ38の伸縮ロッド38Aの先
端に吸盤40が取付けられている。この吸盤40は、図
示しない負圧発生手段によって吸着及び吸着解除可能と
されている。
【0032】従って、吸盤ユニット32が長孔30Aの
図1の右端にあるときに伸縮ロッド38Aが伸長される
と、吸盤40は、最上層の感光性シート12と密着す
る。この状態で、負圧発生手段を駆動させることによ
り、吸盤40は感光性シート12を吸着することができ
る。
【0033】感光性シート12を吸着した状態で伸縮ロ
ッド38Aが引込むと、感光性シート12が持ち上げら
れて位置決め孔12Aを第1のピン14Aから離脱させ
る。
【0034】ここで、吸盤ユニット32を長孔30Aに
沿って図1の左端へ搬送し、伸縮ロッド38Aを再度伸
長させることにより、感光性シート12をドラム18の
周面へ向けて運び、位置決め孔12Aへ第2のピン28
Aを挿入した後、吸盤40の吸着を解除することによ
り、ドラム18に装着する構成となっている。感光性シ
ート搬送ユニット16は、ドラム18の回転位置と連動
して駆動される。
【0035】ドラム18は、図1の反時計周り方向へ回
転するように駆動される。このため、第2のピン28A
によってドラム18に係止された感光性シート12は、
ドラム18の回転に伴って、徐々にドラム周面に巻き付
けられることになる。感光性シート搬送ユニット16よ
りドラム回転方向の下流側には、スクイズローラ42が
配設されており、感光シート12は、このスクイズロー
ラ42によってドラム18に密着させながら巻き付けら
れる。スクリズローラ42の代わりにドラム18の周面
に摺接するブラシを用いることもできる。
【0036】このスクイズローラ42のさらに下流側に
は、インキ転写手段としての加熱・加圧ローラ44が配
設されている。この加熱・加圧ローラ44は、長孔46
に沿って図1の上下方向に移動可能とされ、ドラム18
と接触及び離反可能な構造となっている。
【0037】また、加熱・加圧ローラ44の内方は空洞
であり、その中には、ハロゲンランプ等のヒータ48が
収容されている。このヒータ48によって、周面の温度
が最高約150 ℃程度に加熱されるようになっている。
【0038】また、加熱・加圧ローラ44の外周は、ゴ
ムシートの層44Aで被覆され、若干の弾力性を有して
いる。
【0039】この加熱・加圧ローラ44には、ドラム1
8に最も接近した状態でインキシート50をドラム18
の周面へ向けて押しつける働きを持つ。また、加熱・加
圧ローラ44は、ドラム18から離反したとき、インキ
シート50とも接触しない状態になる。
【0040】インキシート50は、長尺状の支持体の一
方の面にインキ層が設けられた構造となっており、一端
が供給ローラ52に固定され、他端が巻取ローラ54に
固定されている。
【0041】未使用のインキシート50は、供給ローラ
52側に全て巻き取られており、使用済のインキシート
50が、巻取ローラ54側に巻き取られる構成となって
いる。なお、このインキシート50は、4種の色素のイ
ンキシートが用意されており、ドラム18に巻き付けら
れている感光性シート18に記録された色分解画像に対
応して、交換されるようになっている。
【0042】供給ローラ52に巻き取られているインキ
シート50のインキ層側には保護フィルム56が貼付け
られており、供給ローラ52から引き出される毎に剥離
され、ローラ58を介して保護フィルム巻取ローラ60
へ巻き取られるようになっている。この剥離操作は、最
初にオペレータの手作業で先端部を保護フィルム巻取ロ
ーラ60にセットしておけば、後は自動的に剥離させる
ことができる。
【0043】供給ローラ52から引き出され、保護フィ
ルム56が剥離されたインキシート50は、テンション
ローラ62を介して、ドラム18の周面近傍へ供給され
るようになっている。
【0044】テンションローラ62は、図示しない付勢
手段の付勢力によって図1の鎖線位置方向へ付勢されて
おり、インキシート50に常に一定のテンションがかか
るようになっている。これにより、加熱・加圧ローラ4
4の位置に関わりなく、インキシート50の弛みが防止
される。また、巻取ローラ52はクラウン形状に加工さ
れており、インキシート50の蛇行を防止している。
【0045】一方、加熱・加圧ローラ44の下流へと至
るインキシート50は、剥離爪64によって巻取ローラ
54方向へ搬送方向が変換されるようになっている。
【0046】剥離爪64は、インキシート50を所定の
曲率半径より小さい曲率半径でドラム18(実際には、
ドラム18に巻き付けられた感光性シート12)から剥
離されるようになっている。剥離爪64の内部を空洞に
して中へ冷却液体を流すことにより剥離をスムーズにす
ることもできる。剥離爪64の代わりに小径のローラを
用いることもできる。
【0047】この剥離爪64と巻取ローラ54との間に
は、中間ローラ66が配設されている。中間ローラ66
は、互いに平行な一対のガイド板68(図1では、一方
のみを図示)に設けられた長孔68Aに沿って軸66A
が案内されるようになっており、図1の左右方向へ移動
可能となっている。
【0048】ここで、中間ローラ66が図1の左端にあ
るときは、インキシート50の剥離角度は略90°であ
り、図1の右端にあるときは、インキシート50の剥離
角度は略45°である。すなわち、中間ローラ66の位
置に応じて、インキシート50のドラム18からの剥離
角度を45°〜90°に変更可能となっている。
【0049】加熱・加圧ローラ44は、感光性シート1
2がドラム18の周面に巻き付けられドラム18が反時
計方向に回転するのに同期して、ドラム18と密着する
方向へ移動させられる。ローラ44の回転の周速度はド
ラム18の半時計方向の周速度とほぼ同一であることが
好ましい。このとき、インキシート50もドラム18方
向へ移動するため、感光性シート12面上にインキシー
ト50が密着することになる。ここで、ドラム18及び
加熱・加圧ローラ44はそれぞれ所定の温度に加熱され
ているため、感光性シート12及びインキシート50は
所定の圧力及び所定の温度で加圧及び加熱され、感光性
シート12のインキ受容性部にインキが転写される。
【0050】インキ受容性部にインキが転写した感光性
シート12は、ドラム18の回転に伴って、さらに図1
の反時計周り方向へ回転せしめられ、図1の下部へと至
るようになっている。
【0051】ドラム18の下方にはドラム状のブランケ
ット70が配設されている。ブランケット70の軸70
Aは、図示しない支持板に設けられた長孔72に挿入さ
れており、軸70Aが長孔72の上端に位置した時に
は、ブランケット70とドラム18との周面同士が接触
し、軸70Aが長孔72の下端に位置した時には、ドラ
ム18とは離反されるようになっている。
【0052】ブランケット70の軸70Aは、レバー7
4の先端に設けられた円孔74Aに挿入されている。レ
バー74は、その中間部が軸76によって軸支され、他
端がソレノイド78の伸縮ロッド78Aに軸78Bを介
して取付けられている。このソレノイド78が非通電状
態で伸縮ロッド78Aが伸び出し状態で保持されるよう
になっており、ブランケット70をドラム18から離反
状態に保持するようになっている。ここで、ソレノイド
78が通電されると、伸縮ロッド78Aが引き込んで、
レバー74が図1の時計方向へ軸76を中心に回転さ
れ、ブランケット70をドラム18に接触させることが
できる構成である。
【0053】ブラケット70は、ドラム18との離反状
態では、低トルクモータ80(図2参照)の駆動力で図
1の時計方向へ回転可能とされ、かつ、ドラム18に接
触した状態では、ドラム18の回転に追従して回転駆動
されるようになっている。
【0054】また、ブランケット70の周面には、ロー
タリエンコーダ82が配設されている。このロータリエ
ンコーダ82は、ブランケット70の軸線方向一端部に
白黒のバーが交互に配色された回転板(図示省略)と、
この回転板に対応するセンサ部82Aとで構成され、セ
ンサ部82Aではブランケット70の回転をパルス波形
によって読取るようになっている。センサ部82Aは、
制御装置26に接続され、制御装置26ではブランケッ
ト70の回転位置(角度)を認識する。
【0055】ここで、ロータリエンコーダ82によって
検出される回転位置と、前記ドラム18のロータリエン
コーダ24によって検出される回転位置とは、同期がと
られており、4種類の感光性シート12に記録された画
像が一致した状態で、ブランケット70をドラム18に
接触させて順次ブランケット70へインキが転写される
ようになっている。
【0056】すなわち、ブランケット70は、ドラム1
8との接触、離反を繰り返し、4色の画像に対応するイ
ンキが順次転写されることになる。
【0057】また、ブランケット70の周囲の一部に
は、インキ拭き取り部84が設けられている。このイン
キ拭き取り部84は、インキを溶かす溶剤を含むスポン
ジがブランケット70と接触、離反可能に配置されてお
り、後述するカラープルーフ用紙272へのインキの転
写が終了した後に、ブランケット70の回転状態でスポ
ンジを接触させ、残ったインキを拭き取るようになって
いる。
【0058】ブランット70の下方には、カラープルー
フ搬送ユニット270が配設されている。
【0059】カラープルーフ搬送ユニット270は、カ
ラープルーフ用紙272を載置する載置台274を備え
ている。載置台274の上面には、ゴムシート276が
敷設されている。この載置台274の上でカラープルー
フ用紙272は前述の感光性シート載置台14への感光
性シート12の位置決めと同様に位置決めされ、例え
ば、カラープルーフ用紙272をローラやブラシでスク
イズした後にカラープルーフ用紙272の周縁部を吸引
して固定することにより、カラープルーフ用紙272を
載置台274へ密着させることができる。
【0060】載置台274は、移動台278にエアシリ
ンダ280を介して支持されている。すなわち、通常は
エアシリンダ280の伸縮ロッド280Aに取付けられ
た圧縮コイルばね282の付勢力で伸縮ロッド280A
が伸長した状態で載置台274を支持している。
【0061】ここで、エアシリンダ280を作動させる
と、伸縮ロッド280Aが圧縮コイルばね282の付勢
力に抗して引込み、載置台274の高さ位置を下げるこ
とができる。
【0062】移動台278は、一対のガイドレール28
4(図1では一方のみを図示)に案内され、ブランケッ
ト70の接線方向に図1の左右方向へ移動可能となって
いる。
【0063】移動台278の中央部には、駆動モータ2
86が取付けられ、その駆動軸は移動台278を貫通し
て、下面へ突出している。突出先端には、ピニオンギヤ
288が取付けられ、前記ガイドレール284と平行に
配設されたラック290に噛み合っている。これによ
り、移動台280は、駆動モータ286の駆動力によっ
て、ガイドレール284に沿って移動する。
【0064】載置台274の搬送方向先端部(図1の右
側端部)は、肉厚寸法が小さい段差部274Aが設けら
れ、この段差部にピン292が形成されている。このピ
ン292には、カラープルーフ用紙272に設けられた
位置決め用の孔に挿入されるようになっており、このピ
ン292によって位置決めされた状態で、カラープルー
フ用紙272がブランケット70へ接近する。
【0065】ここで、ブランケット70の回転と移動台
278の移動とは同期が取られており、ブランット70
に転写されたカラー画像領域の先端とカラープルーフ用
紙272の先端とを一致させて重ね合わされる構成とな
っている。このとき、エアシリンダ280の伸縮ロッド
280Aに取付けられた圧縮コイルばね282の付勢力
によってカラープーフ272には所定の圧力が加えられ
るようになっており、ブランケット70に転写している
インキがカラープルーフ用紙272へ転写される構成と
なっている。
【0066】この装置において、各色毎に色分解原稿を
露光した感光性シート12を交換して順次ドラム18へ
巻き付け、それぞれ対応する色のインキシート50を用
いてインキを転写した後、ブランケット70へ転写させ
る1つの態様では、カラー画像に必要な4色(C、M、
Y、K)のインキ画像をブランケット70に重ねて転写
した後、各色のインキを同時にカラープルーフ用紙27
2へ転写するようになっており、このため、移動台27
8の1回の移動で1枚のカラー画像が得られることにな
る。但し、移動第278を始動位置へ戻すため往復動作
は必要である。この往復動作の復路時には、エアシリン
ダ280が作動して載置台274を下げるため、載置台
274とブランケット70との接触はない。
【0067】このような装置の使い方をする場合、1回
の転写が終わる毎にドラム18から感光性シート12を
外す必要があるため、ブランケット70へのインキの転
写が終了した感光性シート12は、ドラム18の図1右
側に配設された感光性シート剥離ユニット94によって
剥離されるようになっている。
【0068】感光性シート剥離ユニット94は、軸96
Aを中心に回動可能なブラケット96に吸盤ユニット9
8が取付けられて構成されている。吸盤ユニット98に
は、エアシリンダ100が取付けられ、このエアシリン
ダ100の伸縮ロッド100Aの先端に吸盤102が取
付けられている。吸盤102は、図示しない負圧発生手
段の作動によって吸着可能となっている。
【0069】ここで、感光性シート12の先端、すなわ
ち第2のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したとき
にエアシリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが
伸長され、吸盤102が感光性シート12面に密着す
る。この状態で、負圧発生手段を作動させることによ
り、感光性シート12を吸着保持することができる。
【0070】ブラケット96は、吸盤102によって感
光性シート12を吸着保持し、伸縮ロッド100Aを引
き込んだ状態で図1の想像線位置へ回動するようになっ
ている。
【0071】この想像線位置の下部には、ガイド板10
4及び送り出しローラ106が配設され、さらに下流側
には駆動力で回転可能な一対の挟持ローラ108が配設
されている。
【0072】このため、ブラケット96の図1の想像線
位置に至った後、吸盤102による感光性シート12の
吸着を解除すると、感光性シート12は、ドラム18の
回転に伴ってガイド板104及び送り出しローラ106
に支持されて、挟持ローラ108へと至り、この挟持ロ
ーラ108に挟持されて、取出トレイ110へと送り出
される。
【0073】なお、上記構成のドラム18の周囲におけ
る感光性シート搬送ユニット16、ブランケット70、
感光性シート剥離ユニット94及びパルスエンコーダ2
4の存在しない、開放領域には、周面に沿った遮熱板1
11が配設されている。
【0074】図2には、上記画像形成装置10の駆動系
の制御ブロック図が示されている。制御装置26は、マ
イクロコンピュータ112を含んで構成されており、マ
イクロコンピュータ112は、CPU114、RAM1
16、ROM118、入出力ポート120及びこれらを
接続するデータバスやコントロールバス等のバス122
で構成されている。
【0075】入出力ポート120には、供給ローラ52
を回転させるモータ124、巻取ローラ54を回転させ
るモータ126、保護フィルム巻取ローラ60を回転さ
せるモータ128、加熱・加圧ローラ44を回転させる
モータ130、ドラム18を回転させるモータ20、ブ
ランケット70を回転させる低トルクモータ80、駆動
モータ286及び挟持ローラ108を駆動させるための
モータ134がそれぞれドライバ136、138、14
0、142、144、145、146、148を介して
接続されている。
【0076】また、入出力ポート120には、感光性シ
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32を長孔30A
に沿って移動させるための駆動部150、感光性シート
剥離ユニット94のブラケット96を回動させるための
駆動部152、中間ローラ66を長孔68Aに沿って移
動させるための駆動部154がドライバ156、15
8、160を介して接続されている。
【0077】さらに、入出力ポート120には、エアシ
リンダ38、80、100を作動させるための電磁弁1
62、164、166及びブランケット70を上下動さ
せるためのソレノイド78がドライバ168、170、
172、173を介して接続されている。
【0078】上記出力系の他、入力系として、入出力ポ
ート120には、巻出ローラ52から巻き出されるイン
キシート50の後端を検出するセンサ174、感光性シ
ート搬送ユニット16の吸盤ユニット32の左右端の位
置を検出するセンサ176、178、感光性シート剥離
ユニット94のブラケット96の回動両端の位置を検出
するセンサ180、182、ドラム18の回転位置を検
出するロータリエンコーダ24のセンサ部24A、ブラ
ンケット70の回転位置を検出ロータリエンコーダ82
のセンサ部82A、カラープルーフ搬送ユニット270
の載置台278の左右端位置を検出するセンサ184、
186及び感光性シート剥離ユニット94の挟持ローラ
108の上流側で感光性シート12の先端部を検出する
センサ188がそれぞれ接続されている。
【0079】以下に本実施例の作用を図3のフローチャ
ートに従い説明する。まず、ステップ200では、各駆
動系を原位置に設定し、ステップ202へ移行してハロ
ゲンランプ22、48を点灯して、ドラム18と加熱・
加圧ローラ44との加熱を開始する。
【0080】次のステップ204では、感光性シート搬
送ユニット16を作動させる。すなわち、原位置設定に
より、吸盤ユニット32が長孔30Aの図1の右端にあ
り、この状態で伸縮ロッド38Aを伸長させ、吸盤40
を最上層の感光性シート12と密着させる。この状態
で、負圧発生手段を駆動させることにより、吸盤40は
感光性シート12を吸着することができる。
【0081】その後、伸縮ロッド38Aを引込み、感光
性シート12を第1のピン14Aから離脱させ、吸盤ユ
ニット32を長孔30Aに沿って図1の左端へ搬送し、
伸縮ロッド38Aを再度伸長させる。これにより、円孔
12Aへ第2のピン28Aを挿入することができ、感光
性シート12の先端部のドラム18への装着が完了す
る。
【0082】次のステップ206では、巻掛ローラ66
の位置を設定する。これは、感光性シート12及びイン
キシート50の材質等により予め定められているため、
これに応じて設定する。この設定によって、インキシー
ト50の感光性シート12からの剥離角度が決定され
る。
【0083】ステップ208では、加熱・加圧ローラ4
4の回転を開始し、次いでステップ210へ移行して加
熱・加圧ローラ44をドラム18と接触する位置へ移動
させ、ステップ212へ移行する。インキシート50か
らインキを感光性シート12へ転写するときに、両者の
間に相対速度があってはならないため、ドラム18とロ
ー44が接触する際に両者の周速度を略一致させる構成
が必要である。
【0084】ステップ212では、供給ローラ52、巻
取ローラ54及び保護フィルム巻取ローラ60の回転を
それぞれ開始し、次いでステップ214へ移行して剥離
爪64をドラム18と対応する位置へ移動させる。
【0085】以上で、インキを感光性シート12へ付着
させる準備が完了し、ステップ216へ移行して、ドラ
ム18を回転させる。このドラム18の回転に伴って、
感光シート12は、徐々にドラム18の周面に巻き付け
られていく。このとき、スクイズローラ42によってド
ラム18に押圧されながら巻き付けられるため、ドラム
18と感光性シート12との間に気泡等が生じることが
なく、確実に密着される。また、ドラム18の周面に
は、吸着溝が設けられているため、巻き付けられた感光
シート12は、この吸着溝による吸着によって巻き付け
状態が保持される。
【0086】ステップ218では、ドラム18が所定回
転角度となったか否かが判断され、肯定判定されると、
ステップ220へ移行してブランケット70が所定回転
角度となったか否かが判断される。ここで、肯定判定さ
れると、ステップ222でソレノイド78へ通電する。
これにより、レバー74が図1の時計方向へ軸76を中
心に回転され、ブランケット70を長孔72の上端へと
移動させてドラム18と接触させることができる。ブラ
ンケット70はドラム18と接触されると、ドラム18
からの回転力を受けて追従回転される。
【0087】すなわち、ドラム18の回転と、ブランケ
ット70の回転とは同期がとられており、ドラム18に
巻き付けられた感光性シート12の先端とブランケット
70の回転初期位置とが一致するように重ね合わされ
る。このとき、ブランケット70自体の弾性力によって
感光性シート12とブラケンット70の表面とには所定
の圧力が加えられながら、搬送され、感光性シート12
に付着しているインキがブランケット70へ転写され
る。
【0088】転写された後は(ステップ224)、ステ
ップ226へ移行してソレノイド78への通電が遮断さ
れ、ブランケット70はドラム18から離反する。次い
でステップ228では、ブラケット70が低トルクモー
タ80によって回転され、所定位置にきた時点で回転を
停止させる(ステップ228)。なお、この所定位置
は、第2色乃至第4色の転写を行うときには、ドラム1
8と対応する位置であり、カラープルーフ用紙272へ
転写するときには、載置台274と対応する位置であ
る。また、ブランケット70は、この回転時にインキ拭
き取り部84によって、残ったインキが溶剤によって拭
き取られる。
【0089】ブランケット70には、上記工程によって
第1色(例えば、Y色素)の画像た転写されたことにな
り、以下残りの3色(M、C、K)を同一の工程で順次
転写する。このため、ドラム18に巻き付けられた感光
性シート12を次の色の感光性シート12に交換する必
要がある。
【0090】ステップ230では、ドラム18の回転角
度が、感光性シート剥離位置となったか否かが判断さ
れ、肯定判定されると、ステップ232へ移行して感光
性シート剥離ユニット94の作動を開始する。
【0091】すなわち、感光性シート12の先端の第2
のピン28Aが吸盤102の近傍に位置したときにエア
シリンダ100が作動して伸縮ロッド100Aが伸長さ
れ、吸盤102が感光性シート12面に密着する。この
状態で、負圧発生手段を作動させることにより、感光性
シート12を吸着保持し、ブラケット96を図1の想像
線位置まで回動させる。その後、吸盤102による感光
性シート12の吸着を解除すると、感光性シート12
は、ドラム18の回転に伴ってガイド板104及び送り
出しローラ106に支持されて、挟持ローラ108へと
至り、この挟持ローラ108に挟持されて、取出トレイ
110へと送り出される。
【0092】次のステップ234では、4色の転写が終
了したか否かが判断され、否定判定の場合は、ステップ
204へ移行して次の感光性シート12の装着からブラ
ンケット70への転写までの工程を繰り返す。また、ス
テップ234で肯定判定された場合は、ブランケット7
0へ4色の転写が終了したと判断され、ステップ236
へ移行する。
【0093】ステップ236では、ブランケット70が
所定回転角度位置か否かが判断され、肯定判定される
と、ステップ238へ移行してカラープルーフ搬送ユニ
ット270の作動を開始する。
【0094】すなわち、ブランケット70の回転と、移
動台78の移動とは同期がとられており、ブランケット
70に転写された画像領域の先端とカラープルーフ用紙
272の先端とが一致するように重ね合わされる。この
とき、エアシリンダ80の伸縮ロッド80Aに取付けら
れた圧縮コイルばね82の付勢力によって重ね合わされ
たブランケット70の表面とカラープルーフ用紙272
とには所定の圧力が加えられながら搬送され、ブランケ
ット70に付着しているインキがカラープルーフ用紙2
72へ転写される。
【0095】ガイドレール284の図1の右端へ至った
載置台274は、復路時にエアシリンダ280が作動し
て下降する。このため、移動台278が原位置に戻ると
きに載置台274とブランケット70とが接触すること
なく、ガイドレール284の図1の左端へと戻ることが
できる。
【0096】ステップ240では、処理を継続するか否
かが判断され、肯定判定の場合は、ステップ204へ移
行し、否定判定された場合は、処理は終了する。
【0097】なお、本実施例では、巻出ローラ52及び
巻取ローラ54に巻き取られているインキシート50を
感光性シート12に対応させて、交換するようにした
が、インキシート50の長手方向に沿って、YMCKが
順番に塗布されているインキシートを用いれば、交換の
必要はない。
【0098】本発明の他の態様として、ドラム18から
感光性シート12を交換せずに対応する色のインキを、
ブランケット70を介してカラープルーフ用紙272へ
転写する工程を、載置台274を必要なカラープルーフ
の枚数だけ用意しておき、これを次々と往動作させて、
それぞれのカラープルーフ用紙272へ続けて行う。し
かる後にに全ての載置台274を復動作させると共に感
光性シート12を次の感光性シート12と交換し、同様
に前のカラープルーフ用紙272へ次の色のインキを転
写する。
【0099】これを繰り返すことにより、カラープルー
フを得ることができる。この態様の場合、カラープルー
フ1枚毎に感光性シート12を交換する必要は無くなる
が、載置台の数を増す必要がある。
【0100】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
装置は、画像形成された単一の原版から複数枚のカラー
プルーフを作成すると共に複数枚のカラープルーフ作成
のための時間を短縮することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施例に係る駆動系の制御ブロック図であ
る。
【図3】本実施例に係る制御フローチャートである。
【符号の説明】
10 画像形成装置 12 感光性シート(画像形成材料) 14 載置台 16 感光性シート搬送ユニット 18 ドラム 26 制御装置 44 加熱・加圧ローラ 50 インキシート 52 供給ローラ 54 巻取ローラ 70 ブランケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/34 7124−2H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解原稿に応じた活性光線による露
    光、又は該露光後の現像処理によって色分解原稿に応じ
    たインキ受容部とインキ非受容部とが形成された画像形
    成材料が周面に巻き付けられた回転ドラムに、色分解原
    稿に対応する色のインキ層が支持体上に形成されている
    インキシートを密着し、かつ加熱及び/又は加圧を施し
    ながら前記回転ドラムと同期させて搬送することによ
    り、画像形成材料のインキ受容部へインキシートからイ
    ンキを転写する第1転写工程と、 前記回転ドラムに巻き付けられた画像形成材料と密着
    し、かつ加熱及び/又は温度を付与することにより画像
    形成材料からインキをドラム状ブランケットへ転写する
    第2転写工程と、 前記ブランケットへ転写された各色のインキを順次に、
    又は同時に同一の用紙へ転写する第3転写工程と、 から成る画像形成方法。
  2. 【請求項2】 色分解原稿毎に対応する色のインキにつ
    いて第1転写工程及び第2転写工程を連続的に行う工程
    を各色について順次行い、1つのブランケットに複数の
    色のインキ画像を形成した後、これらのインキ画像を同
    時に転写する第3転写工程を行うことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 色分解原稿に対応する色のインキについ
    て第1転写工程乃至第3転写工程を連続的に行う工程
    を、各色のインキについて順次行うことを特徴とする請
    求項1記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 色分解原稿に応じた活性光線による露
    光、又は該露光後の現像処理によって色分解原稿に応じ
    たインキ受容性部とインキ非受容性部とが形成された画
    像形成材料が周面に巻き付けられる回転ドラムと、 支持体にインキ層が設けられたインキシートを前記ドラ
    ムの回転に同期させて搬送するインキシート搬送機構
    と、 前記回転ドラムに巻付けられた画像形成材料と前記イン
    キシート搬送機構により搬送されるインキシートとを密
    着させ、かつ密着状態で加熱及び/又は加圧を施すこと
    によって、画像形成材料のインキ受容性部へインキシー
    トからインキを転写するインキ転写手段と、 前記回転ドラムと同期して回転し、前記回転ドラムの周
    面に巻付けられてインキが転写されたインキが画像形成
    材料と密接しかつ圧力及び/又は温度を付与することに
    よってインキが転写されるドラム状のブランケットと、 前記ブランケットに転写されたインキを前記ブランケッ
    トど同期して搬送される所定の用紙に転写する画像転写
    手段と、 を有する画像形成装置。
JP6534293A 1993-03-24 1993-03-24 画像形成方法及び装置 Pending JPH06270440A (ja)

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