JPH0627042Y2 - 農作業機の作業機高さ自動調節装置 - Google Patents
農作業機の作業機高さ自動調節装置Info
- Publication number
- JPH0627042Y2 JPH0627042Y2 JP1987104985U JP10498587U JPH0627042Y2 JP H0627042 Y2 JPH0627042 Y2 JP H0627042Y2 JP 1987104985 U JP1987104985 U JP 1987104985U JP 10498587 U JP10498587 U JP 10498587U JP H0627042 Y2 JPH0627042 Y2 JP H0627042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- working machine
- machine height
- height
- automatic
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンバイン,トラクタ等の農作業機の作業機高
さを検出する作業機高さセンサを備えた農作業機の作業
機高さ自動調節装置に関するものである。
さを検出する作業機高さセンサを備えた農作業機の作業
機高さ自動調節装置に関するものである。
コンバイン等の移動農機の作業機高さ制御装置は、対地
高さ感知センサにより作業機の対地高さを検出して、そ
の検出値が所定の範囲内を維持するように作業機の高さ
を自動制御するものである。このような作業機高さ制御
装置においては手動操作により刈取部が上昇されること
によって自動制御が中断された後は再び手動操作で刈取
部が下降され、刈高さセンサが刈取部の低刈り状態、つ
まり刈取部を上昇させる上昇指令域に達していることを
検出した場合に刈高さの自動調節に復帰させる刈高さ自
動調節装置が特公昭60-40804号により知られている。
高さ感知センサにより作業機の対地高さを検出して、そ
の検出値が所定の範囲内を維持するように作業機の高さ
を自動制御するものである。このような作業機高さ制御
装置においては手動操作により刈取部が上昇されること
によって自動制御が中断された後は再び手動操作で刈取
部が下降され、刈高さセンサが刈取部の低刈り状態、つ
まり刈取部を上昇させる上昇指令域に達していることを
検出した場合に刈高さの自動調節に復帰させる刈高さ自
動調節装置が特公昭60-40804号により知られている。
ところでこのような刈高さ自動調節装置を備える収穫機
においては、枕地等で回行作業を行う場合、通常刈取部
は手動操作によって上昇され待避状態にあるが、例えば
枕地に存在するワラ等を刈高さセンサが地面として誤検
出したとき、即ち、その検出値が所定の対地高さであっ
たとき収穫機は刈高さの自動調節に復帰する。
においては、枕地等で回行作業を行う場合、通常刈取部
は手動操作によって上昇され待避状態にあるが、例えば
枕地に存在するワラ等を刈高さセンサが地面として誤検
出したとき、即ち、その検出値が所定の対地高さであっ
たとき収穫機は刈高さの自動調節に復帰する。
つまり、本来回行作業が終了して手動操作によって刈取
部が下降され刈高さセンサが所定の対地高さを検出して
自動調節に復帰するのと同じ状態が、収穫機の回行作業
の途中に生じるのである。この結果、収穫機は刈高さセ
ンサがワラ等の次に枕地の地面高さを検出してこの検出
値に応じて刈取部を自動的に下降させる。このため刈取
部が枕地内のワラ等の異物を巻き込む虞れが生じる。
部が下降され刈高さセンサが所定の対地高さを検出して
自動調節に復帰するのと同じ状態が、収穫機の回行作業
の途中に生じるのである。この結果、収穫機は刈高さセ
ンサがワラ等の次に枕地の地面高さを検出してこの検出
値に応じて刈取部を自動的に下降させる。このため刈取
部が枕地内のワラ等の異物を巻き込む虞れが生じる。
本考案は斯かる事情に鑑みてみなされたものであり、回
行作業時等、手動操作によって刈取部が上昇され、自動
調節が中断されている場合に刈高さセンサの誤動作によ
る刈高さの自動調節の復帰を防止する農作業機の作業機
高さ自動調節装置の提供を目的とする。
行作業時等、手動操作によって刈取部が上昇され、自動
調節が中断されている場合に刈高さセンサの誤動作によ
る刈高さの自動調節の復帰を防止する農作業機の作業機
高さ自動調節装置の提供を目的とする。
本考案に係る農作業機の作業機高さ自動調節装置は、作
業機高さを検出する作業機高さセンサを備え、検出した
作業機高さに応じて作業機高さの自動調節を行い、また
作業機高さを手動操作で昇降させた場合は、作業機高さ
の自動調節を中断させるようにしている農作業機の作業
機高さ自動調節装置において、前記作業機高さセンサが
所定時間継続して前記作業機高さの上昇指令域を検出し
た場合に作業機の自動上昇を開始させる手段と、前記自
動調節の中断後、前記作業機高さセンサが前記所定時間
より長い時間継続して上昇指令域を検出した場合に作業
機高さの自動調節に復帰させる手段とを具備することを
特徴とする。
業機高さを検出する作業機高さセンサを備え、検出した
作業機高さに応じて作業機高さの自動調節を行い、また
作業機高さを手動操作で昇降させた場合は、作業機高さ
の自動調節を中断させるようにしている農作業機の作業
機高さ自動調節装置において、前記作業機高さセンサが
所定時間継続して前記作業機高さの上昇指令域を検出し
た場合に作業機の自動上昇を開始させる手段と、前記自
動調節の中断後、前記作業機高さセンサが前記所定時間
より長い時間継続して上昇指令域を検出した場合に作業
機高さの自動調節に復帰させる手段とを具備することを
特徴とする。
作業機高さ自動調節装置は作業機高さセンサが作業機高
さの上昇指令域を所定時間継続して検出した場合にその
指令に基づく作業機の自動上昇が開始され、また作業機
高さの自動調節が中断された場合は、作業機高さセンサ
が前記所定時間より長い時間継続して上昇指令域を検出
した場合に作業機高さの自動調節に復帰される。
さの上昇指令域を所定時間継続して検出した場合にその
指令に基づく作業機の自動上昇が開始され、また作業機
高さの自動調節が中断された場合は、作業機高さセンサ
が前記所定時間より長い時間継続して上昇指令域を検出
した場合に作業機高さの自動調節に復帰される。
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案に係る刈高さ自動調節装置を装備し
た収穫機(農作業機)の模式的右側面図である。図にお
いて、1は走行クローラであり、その上側には連転席
2、脱穀装置3等が搭載されていて、これらにより本体
部8が構成されている。本体部8の前側には分草板4,
刈刃5,穀稈引起装置6等で構成された刈取部(作業
機)7が油圧シリンダ9により昇降可能に取付けられて
いる。
る。第1図は本考案に係る刈高さ自動調節装置を装備し
た収穫機(農作業機)の模式的右側面図である。図にお
いて、1は走行クローラであり、その上側には連転席
2、脱穀装置3等が搭載されていて、これらにより本体
部8が構成されている。本体部8の前側には分草板4,
刈刃5,穀稈引起装置6等で構成された刈取部(作業
機)7が油圧シリンダ9により昇降可能に取付けられて
いる。
刈取部7における右側の分草板4の取付杆41には、刈取
部7の刈高さを検出するため刈高さセンサ(作業機高さ
センサ)10が設けられている。この刈高さセンサ10は取
付杆41の外側部に取付板31を立設させて、この取付板31
の外側面上部に超音波発信器11,超音波受信器12を機体
の前後方向として並設されており、超音波発信器11の発
信面及び超音波受信器12の受信面を夫々下方に向けて取
付けられている。そして超音波発信器11から発せられた
超音波が圃面で反射して超音波受信器12に捉えられるよ
うになっている。
部7の刈高さを検出するため刈高さセンサ(作業機高さ
センサ)10が設けられている。この刈高さセンサ10は取
付杆41の外側部に取付板31を立設させて、この取付板31
の外側面上部に超音波発信器11,超音波受信器12を機体
の前後方向として並設されており、超音波発信器11の発
信面及び超音波受信器12の受信面を夫々下方に向けて取
付けられている。そして超音波発信器11から発せられた
超音波が圃面で反射して超音波受信器12に捉えられるよ
うになっている。
第2図は本考案に係る刈高さ自動調節装置の電気回路及
び油圧回路である。図において60はマイクロコンピュー
タを用いた制御部であり、a0は図示しない直流電源に
接続された電源端子である。
び油圧回路である。図において60はマイクロコンピュー
タを用いた制御部であり、a0は図示しない直流電源に
接続された電源端子である。
出力ポートb1は刈高さセンサ10の超音波発信器11を動
作させる駆動回路13にトリガ出力を与える。駆動回路13
の出力は刈高さセンサ10の超音波発信器11に与えられて
おり、超音波発信器11は所定周波数の超音波を圃面に向
けて発する。超音波受信器12は、超音波受信器11から発
せられ圃面にて反射した超音波を捉えるようになってい
る。超音波受信器12の出力は図示しない波形整形回路等
により2値化されて制御部60の入力ポートa1に与えら
れている。入力ポートa2には、脱穀クラッチを係脱さ
せる場合に手動操作される脱穀クラッチレバ(図示せ
ず)の基端部に設けられて、脱穀クラッチを係合した場
合にオンとなる脱穀スイッチ50の信号が与えられてお
り、入力ポートa3には刈取部7の昇降を自動調節とす
るときにオンさせる自動スイッチ51の信号が与えられて
いる。入力ポートa4には刈取クラッチの係脱のために
手動操作される刈取クラッチレバ(図示せず)の基端部
に設けられて、刈取動作を行わせるために刈取クラッチ
を係合した場合にオンとなる刈取スイッチ52の信号が与
えられている。また入力ポートa5には、刈取部7の昇
降を手動操作するための上昇スイッチ70の信号が与えら
れており、入力ポートa6には下降用スイッチ71の信号
が与えられている。そして前記入力ポートa2乃至a6
は、それぞれのスイッチのオンによりローレベルに転じ
る。a7は接地端子であって接地されている。
作させる駆動回路13にトリガ出力を与える。駆動回路13
の出力は刈高さセンサ10の超音波発信器11に与えられて
おり、超音波発信器11は所定周波数の超音波を圃面に向
けて発する。超音波受信器12は、超音波受信器11から発
せられ圃面にて反射した超音波を捉えるようになってい
る。超音波受信器12の出力は図示しない波形整形回路等
により2値化されて制御部60の入力ポートa1に与えら
れている。入力ポートa2には、脱穀クラッチを係脱さ
せる場合に手動操作される脱穀クラッチレバ(図示せ
ず)の基端部に設けられて、脱穀クラッチを係合した場
合にオンとなる脱穀スイッチ50の信号が与えられてお
り、入力ポートa3には刈取部7の昇降を自動調節とす
るときにオンさせる自動スイッチ51の信号が与えられて
いる。入力ポートa4には刈取クラッチの係脱のために
手動操作される刈取クラッチレバ(図示せず)の基端部
に設けられて、刈取動作を行わせるために刈取クラッチ
を係合した場合にオンとなる刈取スイッチ52の信号が与
えられている。また入力ポートa5には、刈取部7の昇
降を手動操作するための上昇スイッチ70の信号が与えら
れており、入力ポートa6には下降用スイッチ71の信号
が与えられている。そして前記入力ポートa2乃至a6
は、それぞれのスイッチのオンによりローレベルに転じ
る。a7は接地端子であって接地されている。
制御部60の出力ポートb2,b3は、ソレノイド駆動回
路15,16を介して刈取部昇降用の油圧シリンダ9の油圧
回路に設けられた電磁切換弁28におけるソレノイドSu,
Sdに夫々与えられており、ソレノイドSuが励磁されると
刈取部7は上昇し、ソレノイドSdが励磁されると刈取部
7は下降する。
路15,16を介して刈取部昇降用の油圧シリンダ9の油圧
回路に設けられた電磁切換弁28におけるソレノイドSu,
Sdに夫々与えられており、ソレノイドSuが励磁されると
刈取部7は上昇し、ソレノイドSdが励磁されると刈取部
7は下降する。
次に制御部60の制御内容を第3図のフローチャートに基
づいて説明する。まず制御部60は脱穀スイッチ50,自動
スイッチ51及び刈取スイッチ52がすべてオンされ入力ポ
ートa2,a3,a4がローレベルに転じた場合に自動
制御が開始され、フラグF1〜F5をリセット(=0)
する(ステップ)。そして上昇用スイッチ70,下降用
スイッチ71に連なる入力ポートa5,a6を調べ手動操
作がなされたかどうかを判別する(ステップ)。手動
操作がなされていない場合には、制御部60は出力ポート
b1からのトリガ信号を発した時間から入力ポートa1
に受信波を検出する時間を算出し、刈高さセンサ10から
圃面までの距離hを求め、この値と予め刈取高さに基づ
いて決定された下限距離Lとの大小を比較し(ステップ
)、これが下限距離L未満の場合、即ち刈取部7の刈
高さが低過ぎ、上昇指令域にある場合にはステップ,
,において各フラグを判別し、この場合各フラグS
(手動操作によって刈取部7が高さ調節範囲外に操作さ
れたことを示すフラグ),F4,F1は夫々、リセット
状態であるためディレータイマt1をリセットし(ステ
ップ)、所定時間T1の計時を開始し(ステップ
)、フラグF1をセツト(=1)する(ステップ
)。ディレータイマt1は距離hの誤検出を防止する
ために設けてあり、h<Lである状態がT1時間継続さ
れた場合に出力ポートb2をハイレベルとしてソレノイ
ドSuを励磁し(ステップ)、フラグF4をセツト(=
1)する。このソレノイドSuの励磁はhがL以上となる
まで続行されて刈取部7は上昇される。
づいて説明する。まず制御部60は脱穀スイッチ50,自動
スイッチ51及び刈取スイッチ52がすべてオンされ入力ポ
ートa2,a3,a4がローレベルに転じた場合に自動
制御が開始され、フラグF1〜F5をリセット(=0)
する(ステップ)。そして上昇用スイッチ70,下降用
スイッチ71に連なる入力ポートa5,a6を調べ手動操
作がなされたかどうかを判別する(ステップ)。手動
操作がなされていない場合には、制御部60は出力ポート
b1からのトリガ信号を発した時間から入力ポートa1
に受信波を検出する時間を算出し、刈高さセンサ10から
圃面までの距離hを求め、この値と予め刈取高さに基づ
いて決定された下限距離Lとの大小を比較し(ステップ
)、これが下限距離L未満の場合、即ち刈取部7の刈
高さが低過ぎ、上昇指令域にある場合にはステップ,
,において各フラグを判別し、この場合各フラグS
(手動操作によって刈取部7が高さ調節範囲外に操作さ
れたことを示すフラグ),F4,F1は夫々、リセット
状態であるためディレータイマt1をリセットし(ステ
ップ)、所定時間T1の計時を開始し(ステップ
)、フラグF1をセツト(=1)する(ステップ
)。ディレータイマt1は距離hの誤検出を防止する
ために設けてあり、h<Lである状態がT1時間継続さ
れた場合に出力ポートb2をハイレベルとしてソレノイ
ドSuを励磁し(ステップ)、フラグF4をセツト(=
1)する。このソレノイドSuの励磁はhがL以上となる
まで続行されて刈取部7は上昇される。
フラグF4はその際、ディレータイマt1がその都度、
作動されないようにして刈取部7が連続して上昇される
ように設けてある。
作動されないようにして刈取部7が連続して上昇される
ように設けてある。
一方、h>Hである場合(ステップ)、即ち、刈取部
7の刈高さが上限距離Hより高い場合には同様にディレ
ータイマt2によって所定時間T2(=T1)の計時が
開始され(ステップ,)、これの終了後、ソレノイ
ドSdを励磁し(ステップ)、フラグF5をセット(=
1)して(ステップ)、刈取部7は下降される。そし
て刈取部7が上昇又は下降されて所定範囲内に刈高さが
設定されると、即ちH〜L間にhが位置するとソレノイ
ドSu又はSdを消磁し(ステップ)、フラグF1〜F5
をリセット(=0)(ステップ)した後、ステップ
へ戻り再び制御を続行する。さて、上述の如く刈取部7
の刈高さの自動調節が行われている状態で、機体を回行
させるために刈取部7を上昇させるように操作レバを手
動操作した場合は、ステップ及びによりそれが認識
され、ソレノイドSuを励磁する(ステップ)。この手
動操作によってh>Hとなると、即ち刈取部7が待避位
置に設定されると(ステップ)、フラグSをセツト
(=1)し(ステップ)、フラグF1〜F5をリセッ
ト(=0)することにより刈高さの自動調節が中断され
る。そして機体が枕地内での回行を終了して再び刈取り
を開始する場合には、手動操作により刈取部7を下降さ
せるべくソレノイドSdを励磁する(ステップ)。刈取
部7が下降され、hが下限距離L未満になると(ステッ
プ)、ステップにおいてSがセツトされているので
ステップへ進み、フラグF3=0により自動復帰用タ
イマt3をリセットし(ステップ)、所定時間T3の
計時を開始し(ステップ)、フラグF3をセツト(=
1)する。時間T3は前記ディレータイマt1及びt2
の設定時間T1及びT2よりも少し長い時間に設定して
あり、これにより機体回行中に刈取部7が上昇されてい
る場合において刈高さセンサ10がワラ等を地面として誤
検出しても通常h<Lとなる状態がT3時間以上継続さ
れないため途中で自動調節に復帰することはない。そし
て上述の如く回行中に一時的にh<Lとなることによっ
てステップでフラグF3がセツト(=1)された場合
にはステップ及びによってフラグF3は再びリセッ
ト(=0)される。
7の刈高さが上限距離Hより高い場合には同様にディレ
ータイマt2によって所定時間T2(=T1)の計時が
開始され(ステップ,)、これの終了後、ソレノイ
ドSdを励磁し(ステップ)、フラグF5をセット(=
1)して(ステップ)、刈取部7は下降される。そし
て刈取部7が上昇又は下降されて所定範囲内に刈高さが
設定されると、即ちH〜L間にhが位置するとソレノイ
ドSu又はSdを消磁し(ステップ)、フラグF1〜F5
をリセット(=0)(ステップ)した後、ステップ
へ戻り再び制御を続行する。さて、上述の如く刈取部7
の刈高さの自動調節が行われている状態で、機体を回行
させるために刈取部7を上昇させるように操作レバを手
動操作した場合は、ステップ及びによりそれが認識
され、ソレノイドSuを励磁する(ステップ)。この手
動操作によってh>Hとなると、即ち刈取部7が待避位
置に設定されると(ステップ)、フラグSをセツト
(=1)し(ステップ)、フラグF1〜F5をリセッ
ト(=0)することにより刈高さの自動調節が中断され
る。そして機体が枕地内での回行を終了して再び刈取り
を開始する場合には、手動操作により刈取部7を下降さ
せるべくソレノイドSdを励磁する(ステップ)。刈取
部7が下降され、hが下限距離L未満になると(ステッ
プ)、ステップにおいてSがセツトされているので
ステップへ進み、フラグF3=0により自動復帰用タ
イマt3をリセットし(ステップ)、所定時間T3の
計時を開始し(ステップ)、フラグF3をセツト(=
1)する。時間T3は前記ディレータイマt1及びt2
の設定時間T1及びT2よりも少し長い時間に設定して
あり、これにより機体回行中に刈取部7が上昇されてい
る場合において刈高さセンサ10がワラ等を地面として誤
検出しても通常h<Lとなる状態がT3時間以上継続さ
れないため途中で自動調節に復帰することはない。そし
て上述の如く回行中に一時的にh<Lとなることによっ
てステップでフラグF3がセツト(=1)された場合
にはステップ及びによってフラグF3は再びリセッ
ト(=0)される。
さて、自動復帰用タイマt3によってh<Lとなる状態
がT3時間継続されると、フラグS及びF3を共にリセ
ット(=0)し(ステップ,)、フラグF4をセツ
ト(=1)する(ステップ)。そしてステップへ戻
り、ステップ及びを経てステップはF4=1であ
るのでステップへ進み、ソレノイドSuを励磁させ、h
が下限距離L以上になるように刈取部7を上昇させて刈
取高さの自動調節に復帰する。
がT3時間継続されると、フラグS及びF3を共にリセ
ット(=0)し(ステップ,)、フラグF4をセツ
ト(=1)する(ステップ)。そしてステップへ戻
り、ステップ及びを経てステップはF4=1であ
るのでステップへ進み、ソレノイドSuを励磁させ、h
が下限距離L以上になるように刈取部7を上昇させて刈
取高さの自動調節に復帰する。
なお、本実施例においては刈取高さの自動調節の中断
後、刈高さセンサが所定時間、上昇指令域を継続して検
出した場合に自動調節に復帰するように構成してある
が、これを不感帯の検出に代えても良い。更に本実施例
は収穫機に適用する場合を示してあるが、作業機がロー
タリであるトラクタに適用しても良いことは言うまでも
ない。
後、刈高さセンサが所定時間、上昇指令域を継続して検
出した場合に自動調節に復帰するように構成してある
が、これを不感帯の検出に代えても良い。更に本実施例
は収穫機に適用する場合を示してあるが、作業機がロー
タリであるトラクタに適用しても良いことは言うまでも
ない。
以上の如く本考案装置においては刈高さの自動調節の中
断後は刈高さセンサ自動調節時に誤検出を防止するため
に設けてある所定時間よりも長い時間継続して上昇指令
域を検出した場合にのみ自動調節に復帰するので自動調
節中断中の回行動作中にワラ等を地面として誤検出して
自動復帰するのを確実に防止することができ収穫機は回
行終了後、刈取再開と共に刈高さの自動調節に復帰さ
れ、刈取作業が円滑に行われる等、本考案は優れた効果
を奏する。
断後は刈高さセンサ自動調節時に誤検出を防止するため
に設けてある所定時間よりも長い時間継続して上昇指令
域を検出した場合にのみ自動調節に復帰するので自動調
節中断中の回行動作中にワラ等を地面として誤検出して
自動復帰するのを確実に防止することができ収穫機は回
行終了後、刈取再開と共に刈高さの自動調節に復帰さ
れ、刈取作業が円滑に行われる等、本考案は優れた効果
を奏する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は収穫機の略示右
側面図、第2図は刈高さ自動調節装置の電気回路図及び
油圧回路図、第3図は制御部の動作を示したフローチャ
ートである。 7……刈取部、9……油圧シリンダ、10……刈高さセ
ンサ、28……電磁切換弁、60……制御部、Su,Sd…
…ソレノイド、70……上昇用スイッチ(手動)、71
……下降用スイッチ(手動)
側面図、第2図は刈高さ自動調節装置の電気回路図及び
油圧回路図、第3図は制御部の動作を示したフローチャ
ートである。 7……刈取部、9……油圧シリンダ、10……刈高さセ
ンサ、28……電磁切換弁、60……制御部、Su,Sd…
…ソレノイド、70……上昇用スイッチ(手動)、71
……下降用スイッチ(手動)
Claims (1)
- 【請求項1】作業機高さを検出する作業機高さセンサを
備え、検出した作業機高さに応じて作業機高さの自動調
節を行い、また作業機を手動操作で昇降させた場合は、
作業機高さの自動調節を中断させるようにしている農作
業機の作業機高さ自動調節装置において、 前記作業機高さセンサが所定時間継続して前記作業機高
さの上昇指令域を検出した場合に作業機の自動上昇を開
始させる手段と、 前記自動調節の中断後、前記作業機高さセンサが前記所
定時間より長い時間継続して上昇指令域を検出した場合
に作業機高さの自動調節に復帰させる手段と を具備することを特徴とする農作業機の作業機高さ自動
調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987104985U JPH0627042Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 農作業機の作業機高さ自動調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987104985U JPH0627042Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 農作業機の作業機高さ自動調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS649525U JPS649525U (ja) | 1989-01-19 |
JPH0627042Y2 true JPH0627042Y2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=31337193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987104985U Expired - Lifetime JPH0627042Y2 (ja) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | 農作業機の作業機高さ自動調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627042Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884310A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-20 | Kubota Ltd | 自動制御機構付き移動農機の故障診断装置 |
JPS6040804A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-04 | Iseki Kaihatsu Koki:Kk | 複動式液圧多段ジヤツキ |
-
1987
- 1987-07-07 JP JP1987104985U patent/JPH0627042Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5884310A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-20 | Kubota Ltd | 自動制御機構付き移動農機の故障診断装置 |
JPS6040804A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-04 | Iseki Kaihatsu Koki:Kk | 複動式液圧多段ジヤツキ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS649525U (ja) | 1989-01-19 |
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