JPH0534502Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0534502Y2 JPH0534502Y2 JP1985090726U JP9072685U JPH0534502Y2 JP H0534502 Y2 JPH0534502 Y2 JP H0534502Y2 JP 1985090726 U JP1985090726 U JP 1985090726U JP 9072685 U JP9072685 U JP 9072685U JP H0534502 Y2 JPH0534502 Y2 JP H0534502Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaping
- section
- cutting height
- height
- harvester
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims description 64
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 241001124569 Lycaenidae Species 0.000 claims description 3
- 241000196324 Embryophyta Species 0.000 description 8
- 239000010902 straw Substances 0.000 description 8
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 2
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 1
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000003608 fece Anatomy 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は収穫機の刈高さ自動調節装置に関し、
更に詳述すれば、刈取部の対地高さを、たとえば
超音波センサ等の非接触式の距離検出センサにて
検出する方式の収穫機の刈高さ自動調節装置に関
する。
更に詳述すれば、刈取部の対地高さを、たとえば
超音波センサ等の非接触式の距離検出センサにて
検出する方式の収穫機の刈高さ自動調節装置に関
する。
収穫機においては、刈取部の前端部が圃面に当
接して刈取部及びその周辺機器が損傷しないよう
に、また穀稈の高刈りを防止するために刈取部の
対地高さ、即ち刈高さをセンサにて検出して刈取
部が圃面に対して常に一定の高さ(厳密には、制
御のハンチング現象を回避するためにある程度の
幅を有する高さの範囲内)を維持するように刈取
部を昇降制御する刈高さ自動調節装置が装備され
ているものが多い。
接して刈取部及びその周辺機器が損傷しないよう
に、また穀稈の高刈りを防止するために刈取部の
対地高さ、即ち刈高さをセンサにて検出して刈取
部が圃面に対して常に一定の高さ(厳密には、制
御のハンチング現象を回避するためにある程度の
幅を有する高さの範囲内)を維持するように刈取
部を昇降制御する刈高さ自動調節装置が装備され
ているものが多い。
このような収穫機の刈高さ自動調節装置に使用
される対地高さ検出センサとして、従来は刈取部
に回動自在に取付けられたソリ(橇)状のセンサ
アームを圃面に向けて突出させ、刈取部の対地高
さの変化に伴うセンサアームの回動量を基に刈取
部の対地高さを検出する構成の機械的接触式の対
地高さセンサが一般的に使用されていた。しか
し、近年ではたとえば超音波センサ等の非接触式
の対地高さセンサが使用される場合が多い。即
ち、刈取部に超音波の発信器及び受信器を取付
け、この発信器から発信れた超音波の圃面での反
射波を受信器にて受信し、その間の時間を計測す
ることにより、刈取部と圃面との間の距離、即ち
刈取部の刈高さを検出する。
される対地高さ検出センサとして、従来は刈取部
に回動自在に取付けられたソリ(橇)状のセンサ
アームを圃面に向けて突出させ、刈取部の対地高
さの変化に伴うセンサアームの回動量を基に刈取
部の対地高さを検出する構成の機械的接触式の対
地高さセンサが一般的に使用されていた。しか
し、近年ではたとえば超音波センサ等の非接触式
の対地高さセンサが使用される場合が多い。即
ち、刈取部に超音波の発信器及び受信器を取付
け、この発信器から発信れた超音波の圃面での反
射波を受信器にて受信し、その間の時間を計測す
ることにより、刈取部と圃面との間の距離、即ち
刈取部の刈高さを検出する。
ところで、従来の機械式の対地高さセンサを使
用する場合には、対地高さセンサのセンサアーム
はある程度の圧力で圃面を押圧しているため、収
穫機の停止状態時にはたとえセンサアームの検出
域、即ちセンサアームと圃面との間に挟まれる状
態で雑草、排藁等が存在していても、対地高さセ
ンサの検出結果に影響を及ぼすような事態はほと
んど考えられなかつた。しかし、非接触式の対地
高さセンサでは、たとえば1行程の刈取作業が終
了して次の行程に移る間等に収穫機を停止させた
際に、対地高さセンサの検出域に雑草、排藁等が
位置していると、対地高さセンサは雑草、排藁等
の上端部を圃面の位置であるとして誤検出する。
そして、雑草、排藁等が風に靡いて対地高さセン
サの検出域から外れた場合には対地高さセンサは
実際の圃面を検出することになる。従つて、この
ような場合には、雑草、排藁等の上端の位置と実
際の圃面の位置とを反復検出するため、収穫機自
体が停止していて作業者には刈取部が昇降すると
いう認識が無いにも拘わらず刈取部が不意に昇降
することがままあり、非常に危険であつた。
用する場合には、対地高さセンサのセンサアーム
はある程度の圧力で圃面を押圧しているため、収
穫機の停止状態時にはたとえセンサアームの検出
域、即ちセンサアームと圃面との間に挟まれる状
態で雑草、排藁等が存在していても、対地高さセ
ンサの検出結果に影響を及ぼすような事態はほと
んど考えられなかつた。しかし、非接触式の対地
高さセンサでは、たとえば1行程の刈取作業が終
了して次の行程に移る間等に収穫機を停止させた
際に、対地高さセンサの検出域に雑草、排藁等が
位置していると、対地高さセンサは雑草、排藁等
の上端部を圃面の位置であるとして誤検出する。
そして、雑草、排藁等が風に靡いて対地高さセン
サの検出域から外れた場合には対地高さセンサは
実際の圃面を検出することになる。従つて、この
ような場合には、雑草、排藁等の上端の位置と実
際の圃面の位置とを反復検出するため、収穫機自
体が停止していて作業者には刈取部が昇降すると
いう認識が無いにも拘わらず刈取部が不意に昇降
することがままあり、非常に危険であつた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、収穫機の刈高さ自動調節装置に非接触式
の対地高さセンサを使用する場合に、収穫機が停
止している間に刈取部が予め設定された適正刈高
さの範囲内へ昇降制御された際は、再び収穫機が
走行を開始するまでは刈取部の昇降制御、即ち刈
高さ自動調節を行わない構成とすることにより、
収穫機が停止中に作業者の虚をついて不意に刈取
部が昇降するというような危険性を解消した収穫
機の刈高さ自動調節装置の提供を目的とする。
であり、収穫機の刈高さ自動調節装置に非接触式
の対地高さセンサを使用する場合に、収穫機が停
止している間に刈取部が予め設定された適正刈高
さの範囲内へ昇降制御された際は、再び収穫機が
走行を開始するまでは刈取部の昇降制御、即ち刈
高さ自動調節を行わない構成とすることにより、
収穫機が停止中に作業者の虚をついて不意に刈取
部が昇降するというような危険性を解消した収穫
機の刈高さ自動調節装置の提供を目的とする。
本考案に係る収穫機の刈高さ自動調節装置は、
非接触式の対地高さセンサの検出結果に従つて刈
取部を適正刈高さの範囲内に昇降制御する収穫機
の刈高さ自動調節装置において、収穫機が走行停
止したとき、刈取部が適正刈高さの範囲にあつて
刈取部の昇降が行なわれていない場合には昇降制
御を停止し、また刈取部の昇降が行なわれている
場合は、刈取部が前記適正刈高さの範囲内へ昇降
されて刈取部の昇降が行なわれない状態となつた
後、昇降制御を停止する刈取部の刈高さ制御用の
論理回路を備えたことを特徴とする。
非接触式の対地高さセンサの検出結果に従つて刈
取部を適正刈高さの範囲内に昇降制御する収穫機
の刈高さ自動調節装置において、収穫機が走行停
止したとき、刈取部が適正刈高さの範囲にあつて
刈取部の昇降が行なわれていない場合には昇降制
御を停止し、また刈取部の昇降が行なわれている
場合は、刈取部が前記適正刈高さの範囲内へ昇降
されて刈取部の昇降が行なわれない状態となつた
後、昇降制御を停止する刈取部の刈高さ制御用の
論理回路を備えたことを特徴とする。
以下本考案を、その実施例に示す図面に基づい
て説明する。第1図は本考案に係る刈高さ自動調
節装置(以下、本案装置という)を装備した収穫
機の模式的外観図、第2図はその略視側面図であ
る。
て説明する。第1図は本考案に係る刈高さ自動調
節装置(以下、本案装置という)を装備した収穫
機の模式的外観図、第2図はその略視側面図であ
る。
図において1は走行クローラであり、その上側
には運転席2、脱穀装置3等が搭載されていて、
これらにより本体部8が構成されている。本体部
8の前側にはデバイダ4、刈刃5、引起し装置6
等で構成された刈取部7が油圧シリンダ9による
昇降可能に取付けられている。
には運転席2、脱穀装置3等が搭載されていて、
これらにより本体部8が構成されている。本体部
8の前側にはデバイダ4、刈刃5、引起し装置6
等で構成された刈取部7が油圧シリンダ9による
昇降可能に取付けられている。
刈取部7における最右側のデバイダ4の取付杆
41には、刈取部7の対地高さを検出するための
超音波センサ10が設けられている。第3図がそ
れらを示すための最右側のデバイダ4周囲の要部
斜視図である。
41には、刈取部7の対地高さを検出するための
超音波センサ10が設けられている。第3図がそ
れらを示すための最右側のデバイダ4周囲の要部
斜視図である。
最右側のデバイダ4の取付杆41における外側
部分には、仕切板31が立設されており、仕切板
31の外側面上部には、刈取部7の対地高さを検
出するための超音波センサ10が取付けられてい
る。この超音波センサ10は発信器11と受信器
12を前後方向に並設したものであり、発信器1
1の発信面及び受信器12の受信面をそれぞれ下
方に向けている。そして、発信器11から発せら
れた超音波の圃面での反射波を受信器12にて受
信するよう構成されている。
部分には、仕切板31が立設されており、仕切板
31の外側面上部には、刈取部7の対地高さを検
出するための超音波センサ10が取付けられてい
る。この超音波センサ10は発信器11と受信器
12を前後方向に並設したものであり、発信器1
1の発信面及び受信器12の受信面をそれぞれ下
方に向けている。そして、発信器11から発せら
れた超音波の圃面での反射波を受信器12にて受
信するよう構成されている。
第4図は本発明装置の回路構成を示すブロツク
図である。
図である。
図において60はマイクロコンピユータを用い
た論理回路であり、その出力は刈取部7の昇降用
の油圧シリンダ9の制御油圧回路内に設けられた
電磁弁28のソレノイドSu,Sdにそれぞれ与え
られており、ソレノイドSuが励磁されると刈取
部7は上昇され、ソレノイドSdが励磁されると
刈取部7は下降される。
た論理回路であり、その出力は刈取部7の昇降用
の油圧シリンダ9の制御油圧回路内に設けられた
電磁弁28のソレノイドSu,Sdにそれぞれ与え
られており、ソレノイドSuが励磁されると刈取
部7は上昇され、ソレノイドSdが励磁されると
刈取部7は下降される。
発信器11に超音波を発信させるための発振回
路65の発振出力は電気的パルス信号を超音波に
変換発振する発信器11及び論理回路60に与え
られている。受信した超音波を電気的パスル信号
に変換する受信器12の出力は増幅器62,フイ
ルタ61を介して論理回路60に与えられてい
る。
路65の発振出力は電気的パルス信号を超音波に
変換発振する発信器11及び論理回路60に与え
られている。受信した超音波を電気的パスル信号
に変換する受信器12の出力は増幅器62,フイ
ルタ61を介して論理回路60に与えられてい
る。
論理回路60は、発振回路65から直接与えら
れる発振パルスと、受信器12から入力されるパ
ルス信号(圃面からの反射波の信号)とを対比
し、その時差により刈取部7の圃面との距離、即
ち対地高さ(厳密には発信器11、受信器12の
対地高さ)を検出し、その結果を基に後述する制
御内容に従つて電磁弁28のソレノイドSuまた
はSdを励磁し、あるいは両方を消磁して刈取部
7の刈高さを適正な刈高さの範囲内となるように
昇降制御するものである。
れる発振パルスと、受信器12から入力されるパ
ルス信号(圃面からの反射波の信号)とを対比
し、その時差により刈取部7の圃面との距離、即
ち対地高さ(厳密には発信器11、受信器12の
対地高さ)を検出し、その結果を基に後述する制
御内容に従つて電磁弁28のソレノイドSuまた
はSdを励磁し、あるいは両方を消磁して刈取部
7の刈高さを適正な刈高さの範囲内となるように
昇降制御するものである。
更に、論理回路60には、脱穀クラツチを継合
した場合にオンして論理回路60にハイレベルの
信号を与える脱穀スイツチ71、オンされると論
理回路60にハイレベルの信号を与えて本案装置
による刈高さの自動調節を行わせる刈高さ調節自
動スイツチ(以下、単に自動スイツチという)7
2及び刈取クラツチが継合されるとオンして論理
回路60にハイレベルの信号を与える刈取スイツ
チ73等が接続されている。
した場合にオンして論理回路60にハイレベルの
信号を与える脱穀スイツチ71、オンされると論
理回路60にハイレベルの信号を与えて本案装置
による刈高さの自動調節を行わせる刈高さ調節自
動スイツチ(以下、単に自動スイツチという)7
2及び刈取クラツチが継合されるとオンして論理
回路60にハイレベルの信号を与える刈取スイツ
チ73等が接続されている。
以上の如く構成された本案装置の動作につい
て、論理回路60の制御内容を示す第5図のフロ
ーチヤートに従つて以下に説明する。
て、論理回路60の制御内容を示す第5図のフロ
ーチヤートに従つて以下に説明する。
まず、論理回路60はその電源(図示せず)が
投入されると、初期設定としてフラグSFをリセ
ツト(SF=0)する。そして、刈高さの自動調
節が指示されない場合、即ち刈高さの自動調節を
指示する自動スイツチ72がオンされずに作業者
自身の判断による手動調節が行われる場合、脱穀
クラツチが継合されずに脱穀スイツチ71がオン
しない場合、あるいは刈取クラツチが継合されず
に刈取スイツチ73がオンしない場合にはフラグ
SFのリセツト状態が維持される。
投入されると、初期設定としてフラグSFをリセ
ツト(SF=0)する。そして、刈高さの自動調
節が指示されない場合、即ち刈高さの自動調節を
指示する自動スイツチ72がオンされずに作業者
自身の判断による手動調節が行われる場合、脱穀
クラツチが継合されずに脱穀スイツチ71がオン
しない場合、あるいは刈取クラツチが継合されず
に刈取スイツチ73がオンしない場合にはフラグ
SFのリセツト状態が維持される。
一方、自動スイツチ72がオンされて刈高さの
自動調節が指示され、更に脱穀クラツチ及び刈取
クラツチが共に継合されて脱穀スイツチ71及び
刈取スイツチ73が共にオンした場合には、本案
装置による刈高さの自動調節が行われる。まず、
自動スイツチ72がオンされた直後はフラグSF
がリセツトされているので、刈取部7を昇降制御
しての実際の刈高さ調節が行われる。即ち、論理
回路60は超音波センサ10の検出結果に従つ
て、刈取部7が予め設定されている適正刈高さの
範囲より高い位置にある場合にはソレノイドSd
を励磁して刈取部7を降下させ、逆に刈取部7が
予め設定されている適正刈高さの範囲より低い位
置にある場合にはソレノイドSuを励磁して刈取
部7を上昇させる。このように刈高さの自動調節
は、超音波センサ10の検出結果に基づいてソレ
ノイドSuまたはSdを適宜励磁して刈取部7を適
正刈高さの範囲内に昇降移動させ、また刈取部7
が昇降移動されて適正刈高さの範囲内に至つた場
合には両ソレノイドSu,Sdを共に消磁状態とし
て刈取部7の昇降を停止することにより実行され
る。
自動調節が指示され、更に脱穀クラツチ及び刈取
クラツチが共に継合されて脱穀スイツチ71及び
刈取スイツチ73が共にオンした場合には、本案
装置による刈高さの自動調節が行われる。まず、
自動スイツチ72がオンされた直後はフラグSF
がリセツトされているので、刈取部7を昇降制御
しての実際の刈高さ調節が行われる。即ち、論理
回路60は超音波センサ10の検出結果に従つ
て、刈取部7が予め設定されている適正刈高さの
範囲より高い位置にある場合にはソレノイドSd
を励磁して刈取部7を降下させ、逆に刈取部7が
予め設定されている適正刈高さの範囲より低い位
置にある場合にはソレノイドSuを励磁して刈取
部7を上昇させる。このように刈高さの自動調節
は、超音波センサ10の検出結果に基づいてソレ
ノイドSuまたはSdを適宜励磁して刈取部7を適
正刈高さの範囲内に昇降移動させ、また刈取部7
が昇降移動されて適正刈高さの範囲内に至つた場
合には両ソレノイドSu,Sdを共に消磁状態とし
て刈取部7の昇降を停止することにより実行され
る。
なお、刈取部7の昇降制御が行われている間は
勿論のこと、その結果刈取部7が適正刈高さの範
囲内に位置されていて昇降制御が行われない間に
おいても収穫機が停止されない限りはフラグSF
はその前の状態、即ちリセツト状態を維持され
る。
勿論のこと、その結果刈取部7が適正刈高さの範
囲内に位置されていて昇降制御が行われない間に
おいても収穫機が停止されない限りはフラグSF
はその前の状態、即ちリセツト状態を維持され
る。
さて、たとえばこのようにして刈高さが自動調
節されつつ1行程の刈取り作業が行われた後の方
向変換の際等に収穫機の走行が一旦停止された場
合には、論理回路60は以下のような制御を行
う。
節されつつ1行程の刈取り作業が行われた後の方
向変換の際等に収穫機の走行が一旦停止された場
合には、論理回路60は以下のような制御を行
う。
収穫機の停止時に刈取部7が適正刈高さの範囲
内に位置している場合には、収穫機が停止した時
点(車速0)でフラグSFがセツト(SF=1)さ
れ、それ以後の停止状態の間においてもフラグ
SFがセツト(SF=1)状態に維持される。この
ため、超音波センサ10の検出域に雑草、排藁等
が位置していてこれが風に靡いて超音波センサ1
0が雑草、排藁等の上端部の位置と圃面の位置と
を交互に検出するような場合にも、刈取部7の昇
降制御は行われず、従つて収穫機の停止中に刈取
部7が不意に昇降することはない。
内に位置している場合には、収穫機が停止した時
点(車速0)でフラグSFがセツト(SF=1)さ
れ、それ以後の停止状態の間においてもフラグ
SFがセツト(SF=1)状態に維持される。この
ため、超音波センサ10の検出域に雑草、排藁等
が位置していてこれが風に靡いて超音波センサ1
0が雑草、排藁等の上端部の位置と圃面の位置と
を交互に検出するような場合にも、刈取部7の昇
降制御は行われず、従つて収穫機の停止中に刈取
部7が不意に昇降することはない。
一方、収穫機が停止した時点(車速0)におい
て刈取部7の昇降制御が行われている場合には、
刈取部7の昇降制御が終了するまではフラグSF
はその状態を変更されることなくそれ以前の状
態、即ちリセツト状態(SF=0)に維持される
ため、刈取部7が適正刈高さの範囲内へ昇降移動
されるまでそのまま昇降制御が継続される。そし
て、刈取部7が適正刈高さの範囲内に昇降移動さ
れると、収穫機は停止しているのであるから、フ
ラグSFはセツト(SF=1)され、以後の停止状
態(車速0)の間はその状態が維持される。この
ため、刈取部7の昇降制御は行われず、従つてこ
の場合にも前述同様に刈取部7が不意に昇降する
ことは無い。
て刈取部7の昇降制御が行われている場合には、
刈取部7の昇降制御が終了するまではフラグSF
はその状態を変更されることなくそれ以前の状
態、即ちリセツト状態(SF=0)に維持される
ため、刈取部7が適正刈高さの範囲内へ昇降移動
されるまでそのまま昇降制御が継続される。そし
て、刈取部7が適正刈高さの範囲内に昇降移動さ
れると、収穫機は停止しているのであるから、フ
ラグSFはセツト(SF=1)され、以後の停止状
態(車速0)の間はその状態が維持される。この
ため、刈取部7の昇降制御は行われず、従つてこ
の場合にも前述同様に刈取部7が不意に昇降する
ことは無い。
そして再度収穫機が走行を開始した場合には、
フラグSFはリセツト(SF=0)されるため、前
述同様の刈高さの自動調節が開始される。この刈
高さの自動調節が再開される際、刈取部7は適正
刈高さの範囲内に位置しているため、刈り始めの
時点から適正な刈高さにて刈取り作業が行われ
る。
フラグSFはリセツト(SF=0)されるため、前
述同様の刈高さの自動調節が開始される。この刈
高さの自動調節が再開される際、刈取部7は適正
刈高さの範囲内に位置しているため、刈り始めの
時点から適正な刈高さにて刈取り作業が行われ
る。
〔効果〕
以上詳述した如く本考案によれば、収穫機が停
止している間は刈取部は適正刈高さの範囲内で停
止され、非接触式の刈高さセンサが風に靡く雑
草、排藁等の上端部と圃面とを交互に検出するこ
とによる刈取部の昇降移動が回避され、収穫機の
停止中に刈取部が不意に昇降移動して作業者に危
険が及ぶことはない。また収穫機の停止期間中は
刈取部は予め設定された適正刈高さの範囲内に位
置しているため、収穫機が次に走行を開始して刈
取り作業が行われる際には、刈取部が適正な刈高
さに位置している状態から刈取作業が開始出来る
こととなり、刈取り作業開始直後における、所謂
高刈り状態の回避が可能となる。
止している間は刈取部は適正刈高さの範囲内で停
止され、非接触式の刈高さセンサが風に靡く雑
草、排藁等の上端部と圃面とを交互に検出するこ
とによる刈取部の昇降移動が回避され、収穫機の
停止中に刈取部が不意に昇降移動して作業者に危
険が及ぶことはない。また収穫機の停止期間中は
刈取部は予め設定された適正刈高さの範囲内に位
置しているため、収穫機が次に走行を開始して刈
取り作業が行われる際には、刈取部が適正な刈高
さに位置している状態から刈取作業が開始出来る
こととなり、刈取り作業開始直後における、所謂
高刈り状態の回避が可能となる。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本考案に係る刈高さ自動調節装置を装備した
収穫機の模式的外観図、第2図はその略視側面
図、第3図は本案装置の収穫機への取付け状態を
示すための収穫機の刈取部の要部斜視図、第4図
は本案装置の制御系の構成を示すためのブロツク
図、第5図はその論理回路の制御内容を示すため
のフローチヤートである。 7……刈取部、9……油圧シリンダ、10……
超音波センサ、11……発信器、12……受信
器、28……電磁弁、50……電磁リレ、60…
…論理回路、Su,Sd……ソレノイド。
図は本考案に係る刈高さ自動調節装置を装備した
収穫機の模式的外観図、第2図はその略視側面
図、第3図は本案装置の収穫機への取付け状態を
示すための収穫機の刈取部の要部斜視図、第4図
は本案装置の制御系の構成を示すためのブロツク
図、第5図はその論理回路の制御内容を示すため
のフローチヤートである。 7……刈取部、9……油圧シリンダ、10……
超音波センサ、11……発信器、12……受信
器、28……電磁弁、50……電磁リレ、60…
…論理回路、Su,Sd……ソレノイド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 非接触式の対地高さセンサの検出結果に従つて
刈取部を適正刈高さの範囲内に昇降制御する収穫
機の刈高さ自動調節装置において、 収穫機が走行停止したとき、刈取部が適正刈高
さの範囲にあつて刈取部の昇降が行なわれていな
い場合には昇降制御を停止し、また刈取部の昇降
が行なわれている場合は、刈取部が前記適正刈高
さの範囲内へ昇降されて刈取部の昇降が行なわれ
ない状態となつた後、昇降制御を停止する刈取部
の刈高さ制御用の論理回路を備えたことを特徴と
する収穫機の刈高さ自動調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985090726U JPH0534502Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985090726U JPH0534502Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61207119U JPS61207119U (ja) | 1986-12-27 |
JPH0534502Y2 true JPH0534502Y2 (ja) | 1993-09-01 |
Family
ID=30645975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985090726U Expired - Lifetime JPH0534502Y2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-06-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0534502Y2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150227A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-13 | Iseki Agricult Mach | Control device for selffpropelled farm machinery |
JPS59109110A (ja) * | 1983-11-14 | 1984-06-23 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインの刈高さ調整装置 |
JPS59120019A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-11 | 株式会社クボタ | 刈取収穫機 |
-
1985
- 1985-06-14 JP JP1985090726U patent/JPH0534502Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52150227A (en) * | 1976-06-04 | 1977-12-13 | Iseki Agricult Mach | Control device for selffpropelled farm machinery |
JPS59120019A (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-11 | 株式会社クボタ | 刈取収穫機 |
JPS59109110A (ja) * | 1983-11-14 | 1984-06-23 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインの刈高さ調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61207119U (ja) | 1986-12-27 |
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