JPH0528982Y2 - - Google Patents

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JPH0528982Y2
JPH0528982Y2 JP1985202424U JP20242485U JPH0528982Y2 JP H0528982 Y2 JPH0528982 Y2 JP H0528982Y2 JP 1985202424 U JP1985202424 U JP 1985202424U JP 20242485 U JP20242485 U JP 20242485U JP H0528982 Y2 JPH0528982 Y2 JP H0528982Y2
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cutting height
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sensor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はコンバイン等の収穫機の刈取部の刈高
さを検出するためのセンサに関し、更に詳述すれ
ば、刈取部の刈高さが常に一定となるように制御
する自動刈高さ調節装置における超音波利用の刈
高さセンサに関する。
〔従来技術〕
コンバインにおいては、刈取部が圃面に対して
常に一定高さとなるよう、換言すれば刈取部の刈
高さが一定に保持されるように刈取部を昇降制御
する自動刈高さ調節装置が装備されている。
そして、このような収穫機の刈取部の刈高さを
検出するセンサに超音波を利用したものがあつ
て、刈取部に超音波の発信器と受信器とを並設
し、この発信器から発信された超音波の圃面での
反射波を受信器により受信し、その間の時間を検
出することにより、刈取部と圃面との間の距離、
即ち穀稈の刈高さを検出している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のこの種の収穫機としては、前
述した発信器及び受信器を、刈取部による刈幅よ
り外れた既刈側に発信面及び受信面を向けた構造
のものが知られており(実開昭58−73428号)、ま
た、刈取部の未刈側に位置したフレームに取付け
られたものが知られている(実開昭59−196038
号)。
しかし乍ら、刈取部の刈幅より外れた既刈側に
向けて発信器及び受信器を取り付けた前者の場合
には、発信した超音波が走行クローラが踏んだ圃
面で反射することになつて、刈取るべき穀稈が存
在する圃面での刈高さが検出されない問題があ
る。
また刈取部の未刈側に取り付けた後者の場合に
は、刈取るべき穀稈を中割りする場合、機体は既
刈側に存在する穀稈条に沿つた走行となるため、
未刈側の穀稈を株割りすることが起こり得て、発
信した超音波が株割りを起こした穀稈で反射する
ことになつて、いずれの場合も正確な刈高さが検
出できない。それ故、刈高さセンサを可及的に刈
取部の内側に位置して取付けることが考えられる
が、刈取部内側には操向センサを設けており、刈
取作業時はこの操向センサの操向センサアームが
その基端部を支点として回動するため、発信した
超音波が操向センサアームで反射することが起こ
り得て、操向センサアームの影響を無視すること
ができない問題がある。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは刈取部の既刈側にお
ける穀稈引起装置の後方に、収穫機の走行方向と
交叉する横向きに延在する取付部材を設け、この
取付部材の後側に支持部材を用いて超音波の発信
器と受信器とを夫々の発信面及び受信面を刈取部
の左右中心側下方に向けて並設することによつ
て、穀稈、葉柄、雑草等の絡み付き、或いは障害
物との直接接触を防止すると共に、穀稈が植立し
ている圃面で超音波を反射させて正確に刈高さを
検出可能とした収穫機の刈高さセンサを提案する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の収穫機の刈高さセンサは、穀稈引起装
置を備えており、下端部を昇降自在に機体に枢支
してなる刈取部に取付けてなる超音波の発信器及
び受信器を備え、発信器から圃面に向けて超音波
を発し、圃面からの反射波を受信器にて受信して
刈高さを検出すべくなした収穫機の刈高さセンサ
において、刈取部の既刈側であつて、穀稈引起装
置の後側に、収穫機の走行方向と交叉する向きに
延在する取付部材を設け、該取付部材の後方に支
持部材を介して前記発信器及び受信器を、夫々そ
の超音波発信面、超音波受信面を収穫機の左右方
向中心側下方に向けて取付けてあることを特徴と
する。
〔作用〕
本考案にあつては既刈側の穀稈引起装置の後側
に、収穫機の走行方向と交叉する向きに延在する
取付部材を設け、この取付部材の後方に支持部材
を介して超音波の発信器及び受信器をその発信面
及び受信面が刈取部の収穫機の左右方向中心側下
方に向けた状態で取り付けるから、発信した超音
波は刈取る直前の穀稈が植立している圃面で反射
し、発信した超音波が走行クローラが踏んだ圃面
又は切藁が散乱している圃面、或いは中割り時に
おける株割りが生じた穀稈等で反射せず、常に適
正な刈高さが得られる外、穀稈引起装置から外れ
た穀稈、葉柄等が刈高さセンサ側に倒れ込みこれ
らに絡み付くのを防止し、また路上走行時等の雑
草、障害物を排除して刈高さセンサに直接接触す
るのを防止し、刈高さセンサが保護されることと
なる。
〔実施例〕
以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案に係る収穫機の刈高さセンサを
装備した収穫機の左側外観斜視図である。第1図
において1は機体2の下部左右に設けられた走行
クローラ(左側のみ図示)であつて、機体2の上
側には運転席3及び脱穀装置4を装備している。
機体2の前側には、分草板5l,5l1,5r1,5
r、刈刃6、穀稈引起装置7l,7c,7r等で
構成された刈取部8を、油圧シリンダ(図示せ
ず)により刈取部8の下端部を昇降可能にして機
体2に取付けていて、刈取部8の刈高さが変更可
能となつている。刈取部8の既刈側の穀稈引起装
置7rの下部後方(背面側)には点線で図示した
本考案の刈高さセンサSを設けている。
第2図は刈高さセンサS等の構成及び取付状態
を示す刈取部既刈側の穀稈引起装置7の後方周辺
の要部側面図、第3図は同じく上面図、第4図は
同じく正面図である。
刈取部8の既刈側である穀稈引起装置7rの後
方下部には、取付杆8aに該取付杆8aと直角で
刈取部8の内方側、即ち収穫機の走行方法と交叉
する横向きに延在する取付部材たる補助取付杆1
5が設けられていて、この補助取付杆15の取付
杆8a寄りにこの補助取付杆15から機体後方側
に延在させて支持部材を構成する板状の第1のブ
ラケツト16が設けられ、このブラケツト16の
取付杆8a側の端部に鉛直に第2のブラケツト1
7を設けてある。そしてこの第2のブラケツト1
7の側面に、刈高さセンサSがネジ止め等の手段
により取付けられている。第2のブラケツト17
は途中で刈取部8の内方側に向けて約10°の傾斜
角で屈曲させている。
したがつて刈高さセンサSの超音波の発信器1
1及び受信器12の下端部は刈取部8の中心側下
方に、つまり指向性の中心を刈取部の中心側下方
に向けて取付けてある。
また、前記第1のブラケツト16の略中間位置
には前記補助取付杆15と平行して下方に延在さ
せた第3のブラケツト18が取付けられている。
そして、この第3のブラケツト18の穀稈引起装
置7r側側面に、操向センサアーム13rを備え
た操向センサ13がネジ止めにて取付けられてい
る。従つて、この取付状態においても操向センサ
アーム13rと横並びの取付杆8aとの間に刈高
さセンサSが設けられ、刈高さセンサSは操向セ
ンサアーム13rより上方に位置している。
刈高さセンサSの発信器11と受信器12とは
機体の前後方向に位置させて並設している。これ
らの発信器11、受信器12はそれぞれ取付けら
れた状態で、その上半部にトランスデユーサTD
(第5図参照)を内蔵しており、発信面、受信面
を共に下方に向け、下半部はホーン状に形成され
て下端部が拡開された超音波通過孔となつてい
る。
発信器11が発信した超音波は刈取部の内方側
の刈取る直前の穀稈が植立している圃面で直接反
射してその反射波が受信器12で受信されるよう
になつている。またこのような取付状態とした場
合には、発信面及び受信面が刈取部の中心側下方
に向いていても穀稈引起装置7rの後方に設けら
れた操向センサアーム13rの移動範囲外を超音
波が通過することになる。
したがつて発信器11が発信した超音波は操向
センサアーム13rで反射して受信されることが
なく、受信器12には常に圃面で反射してきた超
音波のみが受信されるので、発信器11と受信器
12は安定した発、受信状態となつて、刈高さの
検出が正確に行われる。
第5図は本考案の刈高さセンサSを用いた自動
刈高さ調節装置の電気回路及び油圧回路を示した
構成図である。
第5図において20はマイクロコンピユータを
用いた刈高さ制御回路であり、その出力は刈取部
8を昇降駆動する油圧ポンプ29の圧油を送る油
圧回路に設けた電磁切換弁30のソレノイド30
u,30dにそれぞれ与えられており、ソレノイ
ド30uが励磁されると電磁切換弁30は矢符方
向に切換動作して刈取部8は上昇し、ソレノイド
30dが励磁されると電磁切換弁30は矢符と反
対方向に切換動作して刈取部8は下降し、両ソレ
ノイド30u,30dが共に消磁されると刈取部
8の昇降動作は停止し、その状態が保持される。
発信器11に超音波を発信させるための超音波
用発信回路21の発信出力は、電気的パルス信号
を超音波に変換するトランスデユーサTDを備え
た発信器11及び刈高さ制御回路20に与えられ
ている。一方、受信した超音波を電気的パルス信
号に変換するトランスデユーサTDを備える受信
器12の出力は増幅器22を介して刈高さ制御回
路20に与えられている。
このように構成されたセンサの動作について説
明する。刈高さ制御回路20は、超音波発信回路
21から直接与えられる発信パルスと、受信器1
2から入力されるパルス信号(圃面からの反射波
の信号)の夫々の時点を比較し、その時差により
刈取部8と圃面Lとの間の距離、即ち刈高さ(厳
密には発信器11、受信器12の対地高さ)を検
出する。その結果、刈取部8の刈高さが刈高さ制
御回路20で予め設定されている値より高い場合
には電磁切換弁30のソレノイド30dを励磁し
て刈取部8を下降させ、反対に刈取部8の刈高さ
が予め設定していた値より低い場合には電磁切換
弁30のソレノイド30uを励磁して刈取部8を
上昇させ、刈取部8が予め設定された所定高さに
ある場合は両ソレノイド30d,30uを共に消
磁して刈取部8をそのままの状態で停止させて保
持するよう制御する。
そして前述の如く、刈高さセンサSが既刈側の
穀稈引起装置の下部後方に特に補助取付杆15の
後方に取付けられて、その発信器11及び受信器
12の超音波発信面及び受信面が刈取部の内方側
下方に向けられているため、例えば引起装置から
脱落した穀稈、葉柄、その他雑草が刈高さセンサ
状に倒れ込むのが排除され、これらが泥と共に刈
高さセンサSに絡み付いてこれを損傷し、またそ
の機能を損じることが防止される。また既刈側の
走行クローラが踏んだ圃面又は切藁が散乱する圃
面で超音波が反射せず、中割り時にも株割りした
穀稈で反射することがない。更に操向センサアー
ムで反射することもなく、正確で安定した刈取部
の刈高さ調節が行われる。
〔効果〕
以上詳述した如く、本考案にあつては既刈側で
あつて超音波センサの発信器の超音波発信面及び
受信器の超音波受信面を収穫機の左右方向中心側
下方に向けて取付けてあるから、発信器が発信し
た超音波は既刈側の走行クローラが踏みつけた圃
面または切藁が散乱している圃面、或いは中割り
時に株割りされた穀稈で反射されることがないこ
とは勿論、超音波は刈取られる直前の穀稈が植立
している圃面で常に反射して、適正で安定した刈
取部の刈高さ調節を行うことができ、また刈り高
さセンサは穀稈引起装置の後方に収穫機の走行方
向と交叉する向きに延在させた取付部材の後側
に、支持部材を介して取付けてあるから、中割り
時、或いは穀稈が倒伏している場合等において、
引起装置から外れた穀稈、葉柄が刈高さセンサ上
に倒れ込んできても取付部材、支持部材が刈高さ
センサの上方に位置して、刈高さセンサをガード
することとなり、これらが泥と共に刈高さセンサ
に絡み付きこれを損傷し、またその機能が損なわ
れるのを防止し出来る等本発明は優れた効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る刈高さセンサを備えた収
穫機の左側外観斜視図、第2図は刈高さセンサの
取付状態を示す刈取部部分側面図、第3図は第2
図の上面図、第4図は第2図の正面図、第5図は
刈高さセンサを用いた自動刈高さ調節装置の電気
回路及び油圧回路を示した構成図である。 8……刈取部、8a……取付杆、11……発信
器、12……受信器、13r……操向センサアー
ム、15……補助取付杆、16,17,18……
ブラケツト、S……刈高さセンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀稈引起装置を備えており、下端部を昇降自在
    に機体に枢支してなる刈取部に取付けてなる超音
    波の発信器及び受信器を備え、発信器から圃面に
    向けて超音波を発し、圃面からの反射波を受信器
    にて受信して刈高さを検出すべくなした収穫機の
    刈高さセンサにおいて、刈取部の既刈側であつ
    て、穀稈引起装置の後側に、収穫機の走行方向と
    交叉する向きに延在する取付部材を設け、該取付
    部材の後方に支持部材を介して前記発信器及び受
    信器を、夫々その超音波発信面、超音波受信面を
    収穫機の左右方向中心側下方に向けて取付けてあ
    ることを特徴とする収穫機の刈高さセンサ。
JP1985202424U 1985-12-24 1985-12-24 Expired - Lifetime JPH0528982Y2 (ja)

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JPS62107621U JPS62107621U (ja) 1987-07-09
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5873428U (ja) * 1981-11-11 1983-05-18 株式会社クボタ 刈取収穫機
JPS59196038U (ja) * 1983-06-13 1984-12-26 株式会社クボタ 刈取機における刈取部の構造

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JPS62107621U (ja) 1987-07-09

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