JPH0531861Y2 - - Google Patents

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JPH0531861Y2
JPH0531861Y2 JP13509887U JP13509887U JPH0531861Y2 JP H0531861 Y2 JPH0531861 Y2 JP H0531861Y2 JP 13509887 U JP13509887 U JP 13509887U JP 13509887 U JP13509887 U JP 13509887U JP H0531861 Y2 JPH0531861 Y2 JP H0531861Y2
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reaping
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cutting
height
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、コンバインにおける刈高さ制御装置
に係り、詳しくは刈高さ目標設定器にて設定した
刈高さに基づきアクチユエータを作動して、刈取
部を適宜の対地高さになるように昇降制御するよ
うに構成した刈高さ制御装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、コンバインの刈高さ制御装置は、刈取
部下面からセンサアームを垂下してなり、該アー
ム圃場面に接触することにより刈取部の高さを検
出していたが、前記接触型のセンサに代えて、超
音波等の波動を利用する非接触型のセンサを用い
て、発信から受信までの送れ時間を計測すること
により、刈取部の対地高さを検出するコンバイン
が、特開昭60−110205号公報にて案出されてい
る。
そして、該コンバインは、送信器から周期的に
繰り返し発信される波動が圃場面から反射され、
かつ該反射波に基づき検出される対地高さの所定
個数の平均値が、ポテンシヨメータ等の刈高さ目
標設定器によつて設定した基準目標値になるよう
に電磁バルブを作動して油圧シリンダ装置を作動
し、刈取部を自動的に昇降制御し得るように構成
している。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、上述した従来のコンバインは、圃場
の枕地部分からの穀稈の刈り始めにあたつて、走
行機体を畦から圃場に降ろしながら行う場合があ
り、この場合には走行機体の後部が畦又はその近
傍に乗り上げた状態から作業を開始することにな
るため、コンバインのヒツプアツプにより、刈取
部が刈高さ目標設定器にて設定した基準目標値よ
り低くされてしまう。このため、コンバインは刈
取部を圃場面に突入してしまい、刈取部要部の泥
詰まりや変形、破損を招いてしまう虞れがある。
そこで、本考案は、刈高さ自動制御に刈取り作
業の際、刈り始めの一定距離、即ち刈取部が穀稈
に達するまでは、刈取部を刈高さ目標設定器によ
る設定刈高さより高く制御し得るように構成し、
もつて上述問題点を解消した刈高さ制御装置を提
供することを目的とするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであつ
て、例えば第1図に示すように、刈高さ目標設定
器29にて設定した刈高さに基づきアクチユエー
タ45を作動して、刈取部7を適宜の対地高さに
なるように昇降制御してなるコンバイン1におい
て、前記刈取部7にて刈取つた穀稈の流れを検知
する穀稈検知手段40を設置し、かつ刈高さ自動
制御による刈取り作業時、前記穀稈検知手段40
が穀稈を検知するまでは前記刈高さ目標設定器2
9にて設定した刈高さより刈取部7を高く制御
し、かつ前記穀稈検知手段40が穀稈を検知した
時点で、刈取部7を前記刈高さ目標設定器29に
て設定した刈高さで制御する刈取部制御手段43
を設置したことを特徴とするものである。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、刈取部7の昇降自動制御に
よる刈取り作業を行うにあたり、例えばコンバイ
ン1が圃場の枕地から刈取り作業を始める場合、
刈取部制御手段43の制御に基き、刈取部7は、
穀稈検知手段40が穀稈を検知するまでの間は刈
高さ目標設定器29にて予めセツトした基準目標
値より刈り高さが高くなるように制御される。こ
れにより、コンバイン1が刈り始めにその機体後
部を畦に乗り上げる等でヒツプアツプを生じて
も、刈取部7が圃場面に突入することはない。そ
して、コンバイン1の走行に伴つて穀稈検知手段
40が穀稈を検知すると、該検知信号が刈取部制
御手段43に入力される。これに基き、アクチユ
エータ45が収縮作動され、刈取部7が、前記刈
高さ目標設定器29にて予めセツトした基準目標
値に対応した刈高さにて制御される。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
コンバイン1は、第4図に示すように、クロー
ラ2に支持されている走行機体3を有しており、
該機体3の一側には前方から運転席5、グレンタ
ンク6及びエンジンが配設されている。更に、走
行機体3の前方には刈取部7が昇降自在に支持さ
れており、該刈取部7には機体略々全幅に亘つて
多数のデイバイダ9……が配設され、かつ刈刃等
が設置されている。また、運転席5には、その前
方に操作台10が立設され、かつ該操作台10に
は上方に突出してモノレバー11が配設されてお
り、更にその上面には各種計器類、左右に予備の
サイドクラツチレバー12,12が設置されてい
る。
そして、第1図に示すように、CPU(マイコ
ン)30には、そのA/D1ポートに刈高さ目標
設定器29が接続され、かつOUT1には刈高さパ
イロツトランプ31及びIN1,IN2には刈高さ手
動操作スイツチ32u,32dがそれぞれ接続さ
れている。また、刈高さセンサ23の送信器21
が超音波発信器33及びドライブ回路35を介し
てCPU30のOUTO2ポートに接続され、かつ受
信器22が増幅検波回路36及びパルスを整形し
てデジタルパルス化するレベル変換回路37を介
してIN3ポートに接続している。更に無断変速操
作レバーに連係した車速検知用ポテンシヨメータ
39、刈取穀稈の有無を検出するメインセンサ4
0、そして刈取クラツチスイツチ41がCPU3
0の各ポートに接続されている。また、刈高さ制
御バルブ42の各ソレノイド42d,42uは
CPU30のOUTO3及び4に接続されており、
かつ刈高さ制御バルブ42は油圧ポンプPからの
圧油が導かれていると共に刈取部昇降用油圧シリ
ンダ装置45に連通している。
更に、CPU30には刈取部制御手段43が設
けられており、該刈取部制御手段43は、刈高自
動制御による刈取り作業時に、メインセンサ40
からの穀稈検知信号を受けるまでは、刈高さ目標
設定器29により設定した刈高さより高くした刈
高さh1に刈取部7を上昇するべくソレノイド42
uに信号を発し、該刈高さh1にて刈取部7を維持
する。そして、コンバイン1の走行により刈取部
7が圃場における穀稈の刈り始め部分に到達した
時点で、メインセンサ40が該穀稈を検知する
と、該検知信号が刈取部制御手段43に入力さ
れ、これに基づき該制御手段43がソレノイド4
2dに信号を発し、刈取部昇降用油圧シリンダ装
置45を収縮作動する。そして、刈取部7は刈高
さ目標設定器29にて予め設定した刈高さh2に維
持されて刈取り作業を続行する。
続いて、第2図a,b,cに示すフローチヤー
ト及び第3図に示すタイムチヤートに基づき、本
実施例の作動について説明する。
第3図中の横軸は時間経過を示しており、かつ
縦軸において、イは刈取部7の実際の対地刈高さ
を示し、ロは刈高さ目標設定器29により設定し
た刈取部7の刈高さV1を示し、ハはメインセン
サ40のオン・オフ作動を示している。
そして、メインフローにおいて、送信器21か
らの波動発信のためのタイミングパルスを、一定
周期で送り出す指令をすると共に(S1)、各種デ
ータの変換(S2)及び刈高自動制御(S3)が行
われる。
更に、各種データの変換は、圃場での刈り始め
にてメインセンサ40が穀稈を検知せずにオフ状
態であると(a)、刈取部制御手段43により刈高さ
目標設定器29にて設定した設定刈高さv1(b)より
高い対地高さh1(c)にセツトされており(S4)、従
つて刈取部7を該対地高さh1に制御しながらコン
バイン1は穀稈に向けて走行する。そして、刈取
部7が穀稈列に到達してメインセンサ40がオン
されると(d)、今度は刈取部制御手段43により前
記対地高さh1は解除され、刈高さ目標設定器29
にて予め設定していた刈高さh2に刈取部7を制御
するべく、該刈取部制御手段43からソレノイド
42dに信号が出力され(S5)、これにより刈取
部昇降用油圧シリンダ装置45が収縮作動して刈
取部7を前記刈高さh2まで下降し(e)、従つて該刈
取部7は該刈高さh2を維持しながらの刈取り作業
を開始する。
また、刈高さ制御においては、まず自動条件
(刈高自動スイツチ、刈取クラツチスイツチ等)
を満足しているかどうかが判断され(S6)、満足
していない場合は、刈高さ制御バルブ42の作動
により刈取部昇降用油圧シリンダ装置45を停止
して、刈取部7の上昇・下降作動を停止する
(S7)。そして、前記自動条件を満足している場
合には、制御刈高さh,h1,h2等と刈高さセンサ
23の検知による検知対地高さHとが比較され
(S8)、制御刈高さhより検知対地高さHが高い
場合には、刈取部制御手段43からソレノイド4
2dに信号が出力されて刈取部昇降用油圧シリン
ダ装置45が収縮作動して刈取部7を下降する
(S9)。また、検知対地高さHより制御刈高さh
が高い場合には、刈取部制御手段43からソレノ
イド42uに信号が出力されて刈取部昇降用油圧
シリンダ装置45が伸長作動して刈取部7を上昇
する(S10)。そして、制御刈高さhと検知対地
高さHとが等しくなつた時点で、刈取部制御手段
43により刈取部昇降用油圧シリンダ装置45の
作動は停止され、これにより刈取部7はその上
昇・下降を停止する(S11)。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、刈取部
制御手段43により、稈検知手段40が穀稈を検
知するまでは刈取部7を刈高さ目標設定器29に
て設定した刈高さより高く制御し、かつ穀稈検知
手段40が穀稈を検知すると、刈取部7を刈高さ
目標設定器29にて設定した刈高さで制御するよ
うに構成したので、刈高自動制御による刈取り作
業時、走行機体3がヒツプアツプを生じても、刈
取部7が圃場面に突入する等の不具合を確実に防
止することができ、これにより刈り始めの刈取部
要部への泥詰まり、或いは刈取りフレーム等の変
形や破損を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシステム構成を示す図、
第2図a,b,c及び第3図はその作動を示すフ
ローチヤート及びタイムチヤート、第4図はコン
バイン全体を示す斜視図である。 1……コンバイン、7……刈取部、40……穀
稈検知手段(メインセンサ)、43……刈取部制
御手段、45……アクチユエータ(刈取部昇降用
油圧シリンダ装置)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 刈高さ目標設定器にて設定した刈高さに基づき
    アクチユエータを作動して、刈取部を適宜の対地
    高さになるように昇降制御してなるコンバインに
    おいて、 前記刈取部にて刈取つた穀稈の流れを検知する
    穀稈検知手段を設置し、かつ刈高さ自動制御によ
    る刈取り作業時、前記穀稈検知手段が穀稈を検知
    するまでは前記刈高さ目標設定器にて設定した刈
    高さより刈取部を高く制御し、かつ前記穀稈検知
    手段が穀稈を検知した時点で、刈取部を前記刈高
    さ目標設定器にて設定した刈高さで制御する刈取
    部制御手段を設置したことを特徴とするコンバイ
    ンにおける刈高さ制御装置。
JP13509887U 1987-09-04 1987-09-04 Expired - Lifetime JPH0531861Y2 (ja)

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