JPH0432901Y2 - - Google Patents

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JPH0432901Y2
JPH0432901Y2 JP9269786U JP9269786U JPH0432901Y2 JP H0432901 Y2 JPH0432901 Y2 JP H0432901Y2 JP 9269786 U JP9269786 U JP 9269786U JP 9269786 U JP9269786 U JP 9269786U JP H0432901 Y2 JPH0432901 Y2 JP H0432901Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、超音波等の非接触型のセンサを利用
したコンバインの刈高さ制御装置に係り、詳しく
はセンサの設置構造に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、コンバインの刈高さセンサ制御装置
は、刈取り部下面からセンサアームを垂下して設
置し、該アームを圃場面に接触することにより刈
取り部の対地高さを検出していたが、近時、前記
接触型のセンサに代えて、超音波等の波動を利用
する非接触型のセンサを用い、該センサから波動
を発してその反射波の遅れ時間を計測することに
より、刈取り部の対地高さを検出する装置が案出
されている。しかし、前記センサから発した超音
波等が圃場面のみならず該センサ下方に位置する
刈取りフレームからも反射して返つてくるため、
該フレームによる反射波に妨害されて圃場面に対
する対地高さを正確に検地することが困難である
等の不具合が生じていた。
そこで、第9図に示すように上方から下方に向
けて刈取り部1′内方側に湾曲した案内板13′を
前記刈取りフレーム5′の機体外方端縁に沿つて
固定・支持すると共に、刈高さセンサ15′を該
案内板13′の上方機体外方位置に密着して設け
て、前記センサ15′から発信する波動を前記案
内板13′にて拡散を防止することにより、刈取
りフレーム5′に干渉されることなく圃場面Gを
正確に検出するように構成した刈高さ検出装置が
本出願人により提案されている(実願昭60−
028696号参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、上述した刈高さ検出装置は、機体の
上方から下方に向けて刈取り部1′の内方側に湾
曲するように設けた案内板13′の上方に刈高さ
センサ15′を設置しているため、該センサは機
体垂直方向と略々平行になるように配置されてい
る。このため、該センサ15′からの波動は、特
に圃場の穀稈の条列を横切るように刈取る横刈り
作業をする場合等には刈取りフレーム5′やナロ
ーガイド7′等に機体外方に押倒された穀稈の側
部に干渉されて該側部の高さlを対地高さとして
誤つて検出してしまうことがあり、これにより刈
取り作業の際に刈取り部1′は高刈りをしてしま
い、またコンバインの移動に伴い正常に圃場の対
地高さを検出した部分と、穀稈に干渉されてその
側部を検出した部分とがその刈高さにムラを生じ
る虞れがある。
(ハ) 問題を解決するための手段 本考案は、上述問題点を解消することを目的と
すものであつて、例えば第1図及び第2図に示す
ように、案内板13をその上方から下方に向けて
刈取り部1内方側に所定量傾斜して設置し、かつ
非接触型刈高さセンサ15を前記案内板13の上
方に該案内板13の傾斜に沿つて設置して、前記
刈高さセンサ15が刈取りフレーム5の下方近傍
部分の圃場面を検出し得るように構成したことを
特徴とするものである。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、コンバインCにて刈取り作
業特に圃場における穀稈の条列に沿わずに該条列
を横切るように横刈り作業をする際、コンバイン
Cは刈取り部1の刈取りフレーム5等により穀稈
を刈取り部1外方に押倒して走行する。この際、
刈高さセンサ15は該刈取り部1内方に傾斜して
設置され、刈取りフレーム3の下方近傍部分の圃
場面を検知するので、例え穀稈を検知しても、そ
の株元部分の圃場面Gからの僅かの高さl部分の
みを検知する。これにより、圃場面Gからの正常
値検知と、大きなバラつきを生じることなく、刈
高さを検知する。また、刈高さセンサ15から発
信される超音波等の波動における刈取り部1内方
に向いた側は、案内板13の案内作用により刈取
りフレーム5等に干渉することなく圃場面Gに導
かれる。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
コンバインCの刈取り部1は、第1図ないし第
3図に示すように、その未刈側に未刈側分草体2
がその先端2aにて直線状の支持杆3に固定・支
持されており、かつ該支持杆3が刈取りフレーム
5に固定・支持されている。更に、該支持杆3の
上部にはブラケツト6が固設されており、かつ該
ブラケツト6にはナローガイド7がその先端を回
動自在に支持されて配置されている。また、前記
分草体2の背面側における刈取りフレーム5との
間にはブラケツト9が連結・固定されており、更
に、分草体2の機体後方には穀稈引起こし装置1
0がその一端を刈取りフレーム5に支持部材11
を介して固定・支持されている。更に、穀稈引起
こし装置10の機体外方側部には刈取り部1の側
面を覆うように機体後方に延びて刈取り部側面カ
バー12が取付けられており、また穀稈引起こし
装置10の機体後方には案内板13が設置されて
いる。更に、該案内板13は、その上方から下方
に向けて機体内方側に所定量傾斜して設置されて
おり、かつその下端が刈取りフレーム5の機体外
方端縁に沿つて固定・支持されるようになつてい
る。そして、前記案内板13における上方部分に
は超音波送波器15a及び超音波受波器15bか
らなる刈高さセンサ15が、前記案内板13の傾
斜に沿つて刈取り部1内方側に所定量傾斜して設
置されており、第1図に示すように、該刈高さセ
ンサ15は刈取りフレーム5の下方近傍部分の圃
場面を検出し得るように構成されている。即ち、
前記センサ15の送波器15aから発信した放射
状に広がる波動の一側がナローガイド7等にて分
草された穀稈の株元に略々垂直に近い状態で照射
され、これにより前記波動の一側が該穀稈の株元
に近い部分の高さl1を検出するように構成されて
いる。更に、前記超音波送波器15a及び受波器
15bが発信及び受信する超音波刈取り部1側に
向いた他側の波動は、前記案内板13の案内作用
により刈取りフレーム5等に干渉されることなく
圃場面Gに向けて発信及び該圃場面Gから受信さ
れるように構成されている。また、前記刈高さセ
ンサ15はカバー16にて覆われており、該カバ
ー16は前記送・受波器15a,15bから発
信・受信される超音波の波動の伝播を防げないよ
うにして案内板13に固定されている。
また、第4図に示すように、非接触型刈高さセ
ンサ15の超音波送波器15aおよび受波器15
bは、それぞれドライブ回路17、発信回路1
9、サンプリング出力回路20、および増幅器2
1、検波回路22を介して距離検出回路23に接
続しており、そして該回路23からの信号と刈高
さ穀定器25からの信号を比較する比較回路26
および操作回路27を経て、刈取り部昇降用油圧
シリンダ28を制御するソレノイドバルブ29の
上昇用ソレノイド29aおよび下降用ソレノイド
29bに接続するようになつている(第6図参
照)。
また、コンバインCの運転席30は、第5図に
示すように、操作パネル31上に手動リフトレバ
ー32が機体前後方向に回動自在に設置されてお
り、かつ該レバー32の機体前方には刈高さ自動
スイツチ33、刈高さ設定ボリユーム35及び刈
高さ警報ランプ36が配設され、また運転席30
における前側方には刈高さ警報ブザー37が設置
されている。そして、前記設定ボリユーム35の
設定値が、第6図に示すように、マイコン39に
入力され、また機体に配置された刈高さメインス
イツチ40、刈取りクラツチスイツチ41、手動
アツプスイツチ42及び手動ダウンスイツチ43
がそれぞれオンした際の信号がマイコン39に入
力される。更に、刈高さセンサ15の超音波送波
器15aにはマイコン39よりインターフエイス
ユニツト45を介して所定時間毎に出力信号が発
信され、該信号に基づいて送波器15aより圃場
面Gに向けて超音波が発信される。更に、刈高さ
センサ15の超音波受波器15bには圃場面Gに
て反射された超音波が受信され、該信号(刈高さ
検出信号)がインターフエイスユニツト45を介
してマイコン39に入力される。また、刈高さ自
動スイツチ33のオフ時に前記刈高さセンサ15
にて検出された対地高さが、予め設定された最低
対地高さ以下である際には、マイコン39から刈
高さ警報ランプ36、刈高さ警報ブザー37に信
号が出力され、該ランプ36又はブザー37が警
報を発するように構成されている。更に、前記刈
高さセンサ15による対地高さ検出信号に基づい
て、マイコン39から刈取り部上昇信号又は刈取
り部下降信号が前記ソレノイドバルブ29の上昇
用ソレノイド29a及び下降用ソレノイド29b
に対して適時出力されるように構成されている。
そして、前記ソレノイドバルブ29は油圧ポンプ
Pを介してタンクTに連通していると共に刈取り
部昇降用油圧シリンダ28にチエツクバルブ49
を介して連通している。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、
第7図及び第8図a,bに示すフローに基づき作
用を説明すると、コンバインCの刈取り作業時、
オペレータは運転席30に設置された刈高さ設定
ボリユーム35を操作して刈取り部1の刈高さ距
離を設定しその刈高設定値をH0とする。更に、
電源オンによりマイコン39がスタートすると、
初期セツト(S1)を経て刈高さセンサ15の送
波器15aから圃場面Gに向けて所定時間毎に一
定時間超音波が発信されると共に、図示しない距
離タイマーがスタートされる(S2)。そして、刈
高さセンサ15の受波器15bにより前記超音波
が受信されない場合、前記距離タイマーはカウン
トを続行し、また前記受波器14bにより超音波
が受信されると(S3)前記距離タイマーが停止
され、同時に受波器15bにて受信された超音波
の時間遅れに基づき、対地高さの検出距離H1
演算される(S4)。そして、刈高自動スイツチ3
3のオン操作による刈高自動制御中(S5)には、
前記刈高設定値H0と前記検出距離値H1が比較回
路26にて比較される(S6)。この際、前記刈高
設定値H0の上下方向にそれぞれαづつ不感帯幅
を設けると、設定値H0から不感帯幅αを減算し
た値より検出距離値H1が小さい場合(H0−α>
H1)、ソレノイドバルブ29の上昇用ソレノイド
バルブ29aが励磁されて該バルブ29が切換え
られ、油圧ポンプPから圧油がチエツクバルブ4
9を介して刈取り部昇降用油圧シリンダ28に圧
送され、該シリンダ28が伸長して刈取り部1が
上昇される(S7)。また、設定値H0に不感帯幅α
を加算した値より検出距離値H1が大きい場合
(H0−α<H1)、ソレノイドバルブ29の下降用
ソレノイド29bが励磁されて該バルブ29が切
換えられ、前記シリンダ28から圧油がタンクT
に向けて排出され、該シリンダ28が収縮して刈
取り部1が下降される(S8)。更に、検出距離値
H1が設定距離H0から不感帯幅αを減算した値よ
り大きいか等しく、かつ設定距離H0に不感帯幅
αを加算した値より小さいか等しい場合(H0
α≦H1≦H0+α)、各ソレノイド29a,29
bは励磁されることなく非励磁状態にされ、これ
により刈取り1は作動されることなく停止状態に
保持される(S6)。
また、刈高自動スイツチ33のオフ操作により
刈取り部1の対地高さ自動制御を行わない場合
(S10)には、予め設定された最低刈高設定値H
と前記検出距離値H1が比較回路26にて比較さ
れる(S11)。そして、該検出距離値H1が前記最
低刈高値Hより小さい場合は(H1<H)、運転席
30に備えた刈高さ警報ランプ36又は刈高さ警
報ブザー37がマイコン39から出力された信号
により警報を発して、オペレータに刈取り部1の
対地高さが低過ぎることを知らせる(H12)。ま
た、前記検出距離値H1が前記最低刈高値Hより
大きいか等しい場合は(H1≧H)、前記刈高さ警
報ランプ36及びブザー37はオフされた状態の
まま警報を発することはない(S13)。
一方、コンバインCが刈取り作業特に穀稈の条
列に沿わずに該条列を横切るように横刈り作業を
する場合、前記刈高さセンサ15の超音波送波器
15aは刈取り部1側に傾斜して設置されている
ことにより放射状に発信する波動の刈取り部1外
方に向いた側を圃場面Gに略々垂直に近い状態で
発信する。このため、該波動は刈取りフレーム5
やナローガイド7により刈取り部1外方に向けて
押倒された穀稈の側面に干渉されることなく、該
穀稈の株元に近い部分に照射される。従つて、刈
高センサ15は該穀稈の側部に影響されることな
く圃場面Gに接近した対地高さl1を検出すること
ができる。また、前記送波器15aから発信され
る波動の刈取り部1内方に向いた側は、案内板1
3の案内作用にて刈取りフレーム5等に干渉され
ることなく圃場面Gに導かれる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、案内板
13をその上方から下方に向けて刈取り部1の内
方側に所定量傾斜して設置し、かつ非接触型刈高
さセンサ15を案内板13の上方に該案内13の
傾斜に沿つて設置したので、コンバインCによる
刈取り作業特に圃場に植立した穀稈の条列に沿わ
ず該条列を横切るように横刈り作業する場合、前
記刈高さセンサ15から超音波等の波動における
刈取り部1外方に向いた側も、刈取りフレーム5
等にて刈取り部1外方に押倒された穀稈の側部に
干渉されることなく該穀稈の株元のみを検知する
ことになり従つて圃場面Gへの対地高さと大差の
ない値にて高さを検出することができ、これによ
り圃場におけるどのような状況下においても対地
高さを正確に検出して、対地高さの検出ムラによ
る高刈りを確実に防止することができる。また、
刈高さセンサ15から発信する超音波等の波動に
おける刈取り部内方に向いた側が案内板13にて
案内されることにより、該波動を刈取りフレーム
5等に干渉されることなく確実に圃場面Gに導く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る非接触型刈高さセンサの
取付け構造を示す分草体部分の一部切欠いた正面
図、第2図はその側面図、第3図は刈取り部によ
る刈取り作業状態を示すコンバインの側面図、第
4図は刈高さ制御系を示す制御回路ブロツク図、
第5図は運転席の操作パネルを示す斜視図、第6
図は本考案の制御ブロツク図、第7図及び第8図
a,bは刈高さ制御を示すフローチヤートであ
る。そして、第9図は本出願人にて提案されてい
る刈高さ検出装置を示す正面図である。 1……刈取り部、5……刈取りフレーム、13
……案内板、15……非接触型刈高さセンサ(刈
高さセンサ)、C……コンバイン、G……圃場面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 刈取り部を備えると共に該刈取り部に設置した
    刈取りフレーム上方に案内板を設置して、該案内
    板に、圃場面に向けて超音波等を発しかつその反
    射波を受信して前記刈取り部の対地高さを検出す
    る非接触型刈高さセンサを設置してなるコンバイ
    ンであつて、 前記案内板をその上方から下方に向けて前記刈
    取り部内方側に所定量傾斜して設置し、かつ前記
    刈高さセンサを前記案内板の上方に該案内板の傾
    斜に沿つて設置して、前記刈高さセンサが前記刈
    取りフレームの下方近傍部分の圃場面を検出し得
    るように構成したコンバインにおける刈高さセン
    サ制御装置。
JP9269786U 1986-06-17 1986-06-17 Expired JPH0432901Y2 (ja)

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