JPH06269336A - ランバーサポート装置 - Google Patents

ランバーサポート装置

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Publication number
JPH06269336A
JPH06269336A JP5731093A JP5731093A JPH06269336A JP H06269336 A JPH06269336 A JP H06269336A JP 5731093 A JP5731093 A JP 5731093A JP 5731093 A JP5731093 A JP 5731093A JP H06269336 A JPH06269336 A JP H06269336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
lumbar
panel
backrest
pad material
Prior art date
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Pending
Application number
JP5731093A
Other languages
English (en)
Inventor
Daishirou Sakamoto
大志郎 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP5731093A priority Critical patent/JPH06269336A/ja
Publication of JPH06269336A publication Critical patent/JPH06269336A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ランバーサポート装置の構成を簡易化すること
により、部品点数を減らして、組立コストを低減させる
とともに、軽量化を実現する。 【構成】支持調節アーム21の支持杆23の揺動によっ
て前方に押出されるサポートパネルを、パッド材50の
裏面側52に一体的に取付け、前記支持杆23を単に直
線状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シート等の背凭
れにおける着座者の腰椎付近が当接する部位を前後に動
かし、着座者の好みに応じて腰部の支持感を調節するラ
ンバーサポート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のランバーサポート装置と
しては、図6に示すようなものがある。
【0003】すなわち、背凭れのフレームの両側(図示
せず)に、支持調節アーム1が前後方向に揺動可能に枢
支され、この支持調節アーム1に、背凭れのパッド材
(図示せず)の裏面を臨むサポートパネル2がヒンジブ
ラケット3を介して取付けられている。さらに詳しく言
えば、支持調節アーム1は、サポートパネル2とヒンジ
ブラケット3とにより挟まれ、支持調節アーム1に対し
てサポートパネル2が回動し得る状態で、ヒンジブラケ
ット3がサポートパネル2に複数か所スポット溶接され
ている。
【0004】さらに、支持調節アーム1に対するサポー
トパネル2の回動は、遊び分だけ残して規制する必要が
あるが、その方法として、ヒンジブラケット3の切欠孔
より現われる支持調節アーム1の一部に、回動規制用の
ストッパブラケット4がスポット溶接にて固着されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のランバーサポート装置では、支持調節アーム
1にサポートパネル2を取付けるために、別途ヒンジブ
ラケット3を溶接する必要があり、さらにサポートパネ
ル2の回転防止のために、ストッパブラケット4をも溶
接する必要があるから、部品点数が多く、組立コストが
嵩んだり、重量増加を招くという問題点があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、パネルをパッド材側に取付けて構
成を簡易化することにより、部品点数を減らし、組立コ
ストを低減させるとともに、軽量化を実現できるランバ
ーサポート装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、背凭れ(10)における着座
者の腰椎付近が当接する部位を前後に動かし、着座者の
好みに応じて腰部の支持感を調節するランバーサポート
装置(20)において、前記背凭れ(10)のフレーム
(11)の両側に、それぞれ揺動中心軸(22)が略水
平に枢支され、該揺動中心軸(22)より屈曲して前後
方向に揺動する両遊動端(22a)間を直線状に結ぶ支
持杆(23)を備えた支持調節アーム(21)と、前記
背凭れ(10)のパッド材(50)における腰椎当接部
位(51)の裏面側(52)に一体的に取付けられ、後
方より前記支持調節アーム(21)の支持杆(23)が
係合して前方に押出されるサポートパネル(30)と
を、具備して成ることを特徴とするランバーサポート装
置(20)に存する。
【0008】
【作用】ランバーサポート装置(20)を構成するサポ
ートパネル(30)は、背凭れ(10)のパッド材(5
0)における腰椎当接部位(51)の裏面側(52)に
一体的に取付ける。サポートパネル(30)の取付け
は、例えば、パッド材(50)の裏面に接着する他、パ
ッド材(50)の一体発泡成形時等に、パッド材(5
0)に固定するようにしてもよい。
【0009】同じく、ランバーサポート装置(20)を
構成する支持調節アーム(21)は、その支持杆(2
3)が前後方向に揺動して、前記サポートパネル(3
0)を前方へ押出せるように、支持杆(23)の両側に
ある揺動中心軸(22)を背凭れ(10)のフレーム
(11)の両側に略水平にして枢支する。
【0010】かかる場合、支持調節アーム(21)の支
持杆(23)には、別途サポートパネル(30)を装着
する必要はなく、該支持杆(23)はパッド材(50)
側のサポートパネル(30)に当接するよう係合できれ
ば足りるため、支持杆(23)の部分は単に直線状に延
びる形状であればよく、構成を簡易化することができ
る。
【0011】さらに、サポートパネル(30)はパッド
材(50)に一体的に取付けられているから、サポート
パネル(30)が支持調節アーム(21)に対して無用
に回動するおそれもなく、従って、支持調節アーム(2
1)に対するサポートパネル(30)の回動を規制する
特別な構成も不要となる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。図1〜図5は本発明の一実施例を示している。図
1に示すように、ランバーサポート装置20は、車両用
シート等に代表される一般シートの背凭れに設けるもの
であり、本実施例では車両用シートに設けたことを前提
として説明する。
【0013】ランバーサポート装置20は、背凭れ、す
なわちシートバック10における着座者の腰椎付近が当
接する部位51を前後に動かし、着座者の好みに応じて
腰部の支持感を調節する装置であり、シートバック10
を構成するバックフレーム11およびパッド材50に設
けられている。
【0014】図1及び図5に示すように、バックフレー
ム11は、両側のサイドフレーム12a,12bと、両
サイドフレーム12a,12bの上端間を結ぶ逆U字形
のアッパフレーム13と、両サイドフレーム12a,1
2bの下端間を結ぶロアフレーム14とから成る。な
お、アッパフレーム13には、ヘッドレスト(図示せ
ず)を取付けるための一対のホルダ部材15,15が固
着されている。
【0015】両サイドフレーム12a,12bの間に
は、略水平に延びる補強用パネル17が架設されてお
り、さらにその下方には、クッション用のSばね部材1
6a,16bが張設されている。このようなバックフレ
ーム11によってパッド材50は保形されており、バッ
クフレーム11の両サイドフレーム12a,12bおよ
びパッド材50の裏面側に、前記ランバーサポート装置
20が設けられている。
【0016】すなわち、両サイドフレーム12a,12
bの下端側には、両端に揺動中心軸22,22を有する
支持調節アーム21が略水平にして回動可能に枢支され
ている。この支持調節アーム21は、両端の揺動中心軸
22,22より屈曲して前後方向に揺動する両遊動端2
2a,22a間を直線状に結ぶ支持杆23を備えてい
る。
【0017】図3に示すように、支持調節アーム21は
単なる丸棒材をクランク状に折曲して形成したものであ
り、後述するようサポートパネル30をパッド材50の
取付けたことより、支持杆23の部分は単に直線状に延
びる形状であればよい。
【0018】図1および図2に示すように、サポートパ
ネル30は、パッド材50における腰椎当接部位51の
裏面52側に一体的に取付けられている。サポートパネ
ル30は、支持調節アーム21とともにランバーサポー
ト装置20を構成するものであり、後方より支持調節ア
ーム21の支持杆23が係合して前方に押出され、それ
により、パッド材50の腰椎当接部位51を前方へ出没
させる部材である。
【0019】さらに詳しくは、サポートパネル30は、
硬質合成樹脂を板状に成形したものであるが、その他、
薄い鉄板等より成形してもよい。図4および図1に示す
ように、サポートパネル30には、両側方向に延びるよ
う前面側に湾曲した係合凹部31が形成されている。こ
の係合凹部31には、支持調節アーム21の支持杆23
が当接するように係合している。
【0020】サポートパネル30は、支持調節アーム2
1の支持杆23の前後方向への揺動に伴い前後方向に移
動するが、次に、支持調節アーム21の支持杆23を揺
動させる機構について説明する。図5に示すように、片
側のサイドフレーム12aの内壁には、枢軸ピン40を
介してアーム部材41が、前後方向に揺動可能に枢支さ
れている。
【0021】さらに詳しく言えば、アーム部材41は、
細巾状の薄板材41aの遊動端に、支持調節アーム21
の遊動端22a側に係合するカギ状の丸棒材41bを固
着して成る。また、サイドフレーム12aの内壁には、
支持ブラケット42が固着されており、この支持ブラケ
ット42と内壁には、操作軸43が回動調節可能に軸支
されている。
【0022】サイドフレーム12aの外壁側に延出した
操作軸43の頭部には操作ノブ43aが設けられてお
り、一方、内壁に延出した操作軸43の先端には、偏心
カム44が固着されている。かかる偏心カム44の回動
に伴いアーム部材41が前後方向に揺動し、それにより
支持調節アーム21の揺動位置を調節できるようになっ
ている。
【0023】次に作用を説明する。図2に示すように、
サポートパネル30は、シートバック10のパッド材5
0における腰椎当接部位51の裏面側52に一体的に取
付ける。サポートパネル30の取付けは、例えば、パッ
ド材50の裏面に接着する他、パッド材50の一体発泡
成形時等に、パッド材50に固定するようにしてもよ
い。
【0024】一方、図3に示すように、支持調節アーム
21は、その支持杆23が前後方向に揺動して、サポー
トパネル30を前方へ押出せるように、支持杆23の両
側にある揺動中心軸22を、それぞれサイドフレーム1
2a,12bに略水平にして枢支する。
【0025】この支持調節アーム21の支持杆23に
は、別途サポートパネル30を装着する必要はなく、支
持杆23は、パッド材50に既に取付けてあるサポート
パネル30の係合凹部31に当接するよう係合できれば
足りる。それにより、支持杆23の部分は、図示したよ
うに単に直線状に延びる形状であればよく、構成を簡易
化することができる。
【0026】さらに、サポートパネル30はパッド材5
0に一体的に取付けられているから、支持調節アーム2
1に対して無用に回動するおそれもなく、従って、支持
調節アーム21に対するサポートパネル30の回動を規
制する特別な方策も不要となる。
【0027】以上のように、サポートパネル30をパッ
ド材50側に取付けることにより、ランバーサポート装
置20の構成を従来例に比して大幅に簡易化することが
可能となり、部品点数を減らし、組立コストを低減させ
るとともに、軽量化を実現できる。
【0028】本実施例にかかるランバーサポート装置2
0によって、着座者が腰部の支持感を調節する場合は、
以下のように操作する。図5に示すように、操作軸43
の操作ノブ43aを手で回して、偏心カム44を回転さ
せると、偏心カム44の回転半径の変化により、偏心カ
ム44に当接しているアーム部材41が前後方向に揺動
する。
【0029】それにより、アーム部材41によって後方
から支持されている支持調節アーム21が揺動し、図4
に示すように、サポートパネル30を前方へ押出すこと
ができ、パッド材50(の腰椎当接箇所51)を前方に
膨出させて腰部の支持感を適宜調節することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明にかかるランバーサポート装置に
よれば、支持調節アームの支持杆に係合して前方に押出
されるサポートパネルを、パッド材側に一体的に取付
け、前記支持杆を単に直線状に形成したから、装置の構
成を簡易化することができ、部品点数を減らし、組立コ
ストを低減させるとともに、軽量化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるランバーサポート装
置を備えたシートバック(背凭れ)を後方から見た状態
を示す斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】本発明の一実施例にかかるランバーサポート装
置を構成する支持調節アームを示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例にかかるランバーサポート装
置の操作を示す作用説明図である。
【図5】本発明の一実施例にかかるランバーサポート装
置を取付けたバックフレームを前方から見た状態を示す
斜視図である。
【図6】従来のランバーサポート装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…シートバック(背凭れ) 11…バックフレーム 20…ランバーサポート装置 21…支持調節アーム 23…支持杆 30…サイドサポートパネル 31…係合凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背凭れにおける着座者の腰椎付近が当接す
    る部位を前後に動かし、着座者の好みに応じて腰部の支
    持感を調節するランバーサポート装置において、 前記背凭れのフレームの両側に、それぞれ揺動中心軸が
    略水平に枢支され、該揺動中心軸より屈曲して前後方向
    に揺動する両遊動端間を直線状に結ぶ支持杆を備えた支
    持調節アームと、 前記背凭れのパッド材における腰椎当接部位の裏面側に
    一体的に取付けられ、後方より前記支持調節アームの支
    持杆が係合して前方に押出されるサポートパネルとを、
    具備して成ることを特徴とするランバーサポート装置。
JP5731093A 1993-03-17 1993-03-17 ランバーサポート装置 Pending JPH06269336A (ja)

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JP5731093A JPH06269336A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 ランバーサポート装置

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JP5731093A JPH06269336A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 ランバーサポート装置

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JPH06269336A true JPH06269336A (ja) 1994-09-27

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ID=13051994

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JP5731093A Pending JPH06269336A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 ランバーサポート装置

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