JP2001149177A - ランバーサポート装置 - Google Patents

ランバーサポート装置

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JP2001149177A
JP2001149177A JP34115499A JP34115499A JP2001149177A JP 2001149177 A JP2001149177 A JP 2001149177A JP 34115499 A JP34115499 A JP 34115499A JP 34115499 A JP34115499 A JP 34115499A JP 2001149177 A JP2001149177 A JP 2001149177A
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lumbar
waist
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support device
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JP34115499A
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Kazuaki Shimoki
一昭 下木
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TS Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 着座者の腰部にあたる部分の上下位置及び前
後位置を調整することができる。 【解決手段】 ランバーサポート装置2は、着座者の腰
部を支持するランバープレート4、ランバープレート4
の上部を前後に移動する第一の移動機構5、及びランバ
ープレート4の下部を前後に移動する第二の移動機構6
を備える。第一の移動機構5及び第二の移動機構6は、
それぞれの回転ノブを回動することにより、バー部材7
の揺動部7aが前後に揺動して、ランバープレート7の
上部及び下部をそれぞれ前後に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座者の腰部を支
持するランバーサポート装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗員が車両用シートに着座した際にシー
トバックにおける着座者の腰部(主に第三腰椎)があた
る位置にランバーサポート装置を備えた車両用シートが
ある。この種のランバーサポート装置としては、例え
ば、特開平10−234511号公報に開示されてい
る。このランバーサポート装置は、着座者の腰部にあた
るランバープレートを上下方向と前後方向に移動自在に
設けて座り心地を良くしたものである。すなわち、上記
ランバーサポート装置は、シートバックのサイドフレー
ムに回動自在に支持されるバー部材に上記ランバープレ
ートが摺動自在に支持されており、上記バー部材を第一
の駆動機構により回動させてることによって、上記ラン
バープレートを前後に移動させるようになっている。ま
た、上記ランバーサポート装置は、上記ランバープレー
トを上記バー部材に対して上下に移動させる第二の駆動
機構を備えており、該第二の駆動機構によって上記ラン
バープレートを上下に移動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のランバーサポート装置では、ランバープレートを上
下方向と前後方向に移動させているにすぎず、着座者の
体格差に応じてランバープレートをフィットできないよ
うなことがあった。特に、上下方向に対するランバープ
レートの傾きを設定できないため、着座者の体格差や好
みに応じてランバープレートを所望の箇所にあてること
ができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、簡単な構造で着
座者の腰部の支持位置を上下及び前後に任意に調整する
ことができ、かつ、着座者の腰部にあたる部分の傾きを
調整することが可能なランバーサポート装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図5に示すよう
に、シートバック(3)に設けられ、着座者の腰部を支
持するランバーサポート装置(2)であって、シートバ
ック内に配設され、着座者の腰部を支持する支持部材
(例えば、ランバープレート4)と、上記支持部材の上
部を前後方向に移動する第一の移動機構(5)と、上記
支持部材の下部を前後方向に移動する第二の移動機構
(6)とを備えることを特徴とするものである。
【0006】以上のように、請求項1記載の発明によれ
ば、第一の移動機構により支持部材を上部を前後方向に
移動可能となり、かつ、第二の移動機構により支持部材
の下部を前後方向に移動可能となるため、支持部材の上
下方向に対する傾き(シートバックに対する傾き)を調
整することができる。また、支持部材の傾きを調整する
ことによって、支持部材における着座者の腰部にあたる
部分を調整することができ、着座者の腰部の支持位置を
上下に調整することができる。例えば、支持部材の上部
が前方に移動すると、支持部材が前倒に傾き、支持部材
の上部が着座者の腰部にあたる。また、例えば、支持部
材の下部が後方に移動すると、支持部材が後倒に傾き、
支持部材の下部が着座者の腰部にあたる。このように、
着座者の腰部にあたる部分の上下位置を調整しながら、
その傾きを調整することができる。
【0007】例えば、支持部材をシートバックの幅方向
に延在する軸を中心として回動できるような構成にして
も、支持部材を傾けることができるが、支持部材を前後
に移動することができない。しかし、以上のように、第
一の移動機構と第二の移動機構とによってそれぞれ支持
部材の上部と下部とを独立して前後に移動させることに
よって、支持部材を傾けることができるうえ、支持部材
を前後に移動することができ、着座者の腰部のあたる箇
所の上下位置及び前後位置を任意に調整することができ
る。例えば、支持部材の上部及び下部を前方に移動する
と、支持部材全体が前方に移動して、支持部材全体が着
座者の腰部にあたる。また、例えば、支持部材の上部及
び下部を後方に移動すると、支持部材全体が後方に移動
して、支持部材全体が着座者の腰部にあたる。このよう
に、着座者のあたる部分を上下及び前後に移動すること
ができ、さらに、着座者の腰部にあたる部分の傾きを調
整することができる。したがって、着座者の体格や好み
に応じて腰部を支持することができ、着座者の座り心地
が向上する。また、第一の移動機構と第二の移動機構と
を同じ構成のものとすれば、ランバーサポート装置の部
品の種類が減るため、簡単な構造でランバーサポート装
置を提供することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、例えば、図1及び
図3に示すように、請求項1記載のランバーサポート装
置において、上記支持部材(例えば、ランバープレート
4)が前方に凸形状に湾曲している湾曲面(4a)を有
していることを特徴とするものである。
【0009】以上のように、請求項2記載の発明によれ
ば、支持部材が前方に凸形状に湾曲しているため、支持
部材の傾きに応じて、支持部材の腰部にあたる部分が上
下に滑らかになる。例えば、支持部材が最も前倒に傾い
た際には、支持部材の上部が着座者の腰部にあたる。ま
た、支持部材がシートバックと平行になると、支持部材
の中間部が着座者の腰部にあたる。そして、支持部材が
最前倒とシートバックに平行な状態との中間の状態に傾
いた際には、支持部材の上部と中間部との間の部分が着
座者の腰部に滑らかにあたる。すなわち、支持部材が前
方へ凸形状に湾曲した滑らかなあたり面となるため、支
持部材の傾きに応じて、腰部を支持する支持点が上記湾
曲面に沿って上下に滑らかに調整することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、例えば、図1〜図
4に示すように、請求項1または2記載のランバーサポ
ート装置において、上記第一の移動機構(5)及び上記
第二の移動機構(6)のそれぞれが、上記シートバック
(3)の側部に回転自在に支持される操作部材(例え
ば、回転ノブ18)と、上記操作部材と上記プレート部
材との間に配設される作動機構(例えば、バー部材7)
とを備え、上記操作部材の回転で上記作動機構がそれぞ
れ上記支持部材の上部と下部とを独立して前後方向に移
動することを特徴とするものである。
【0011】以上のように、請求項3記載の発明によれ
ば、着座者がそれぞれの操作部材を回転させることによ
り、それぞれの作動機構が支持部材の上部と下部とを独
立して前後方向に移動することができ、支持部材を傾け
ることができる。すなわち、シートバック側部のそれぞ
れの操作部材の回転操作で、着座者の体格や好みに合わ
せて、着座者自身が支持部材のあたる部分を適宜調整す
ることができる。また、シートバックの側部にそれぞれ
の操作部材が配置されているため、着座者が座った状態
で着座者の手の届く範囲で支持部材を傾けることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るランバーサ
ポート装置の実施の形態例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るランバーサポート装置2を適用し
ている車両用シート1を示す断面図であり、図2は、こ
のランバーサポート装置2を示す斜視図である。図3は
ランバーサポート装置2の主要部を概略して示す図面で
あり、図3(a)はランバーサポート装置2の平面図、
図3(b)はランバーサポート装置2の側面図である。
なお、図面は発明が理解できる程度に概略的に示してあ
るにすぎず、従って発明を図示例に限定するものではな
い。
【0013】図1、図2に示すように、ランバーサポー
ト装置2は、車両用シート1のシートバック3に備えら
れているものである。そして、このランバーサポート装
置2は、着座者の腰部を支持するランバープレート4
(支持部材)と、このランバープレート4の上部を前後
に移動する第一の移動機構5と、ランバープレート4の
下部を前後に移動する第二の移動機構6とを備えて構成
されている。
【0014】ランバープレート4は平面視して略長方形
の形状をしており、前方へ凸形状に湾曲をなす湾曲面4
aを有している。そして、このランバープレート4は、
シートバック3の内部に配設されており、シートバック
3の幅方向(左右方向)に延在している。そして、ラン
バープレート4は、クッション部材3aによって被覆さ
れている。
【0015】図2、図3に示すように、第一の移動機構
5は、バー部材7(作動機構)と、回転ノブ18(操作
部材)とを主にして構成されている。バー部材7は、シ
ートバック3内の両側部に配置される互いに平行な対の
サイドフレーム3b,3bに回動自在に支持されてい
る。そして、バー部材7は、回動自在にサイドフレーム
3bに支持され左右に延在する回動軸7a,7aと、前
後に揺動し左右に延在する揺動部7bと、揺動部7bを
回動部7aに支持する支持部7c,7cとから構成され
ている。そして、ランバープレート4の裏面上部に固定
されているスライド部材8,8に、上記揺動部7bが摺
動自在に支持されており、ランバープレート4が揺動部
7bに対して上下に移動可能となっている。
【0016】また、図3、図4に示すように、バー部材
7の一方の回動軸7aは、セクタギア9の基端部9aに
固定されている。このセクタギア9は、後述するブレー
キ機構10のピニオン11に噛み合っている。このブレ
ーキ機構10は、サイドフレーム3bに配設されてお
り、このブレーキ機構10のセレーション部17に回転
ノブ18が取り付けられている。
【0017】このブレーキ機構10の概略図を図4、図
5に示す。ピニオン11は、爪部材11aを有してい
る。また、ロックドラム12に回動自在に支持されてい
るブレーキシャフト15の外周にスプリングガイド14
が固定している。このスプリングガイド14は切欠部1
6を有しており、スプリングガイド14の外周に図示構
造の第一、第二の折曲部13a,13bを有するロック
スプリング13を嵌装してある。そして、ピニオン11
とブレーキシャフト15が同軸となるようにして、切欠
部16内に爪部材11aを嵌合し、爪部材11aを第
一、第二の折曲部13a,13b間に位置させた状態で
固定してある。そして、ブレーキシャフト15の一端に
は図示のようにセレーション部17が形成されており、
セレーション部17を利用して回転ノブ18と一体化さ
れている。また、サイドフレーム3bの外側に固着して
いる基台19(図3に図示)にロックドラム12が固定
されており、回転ノブ18はシートバック3の側部に配
置されている。
【0018】今、ブレーキシャフト15(回転ノブ1
8)の回動により切欠部16の何れか一方の端部16a
又は16bがロックスプリング13の第一又は第二の折
曲部13a又は13bの何れか一方を内側から押す。こ
れによりロックスプリング13の径は小さくなる。その
結果、ロックドラム12の内周面とロックスプリング1
3との接触抵抗が減少してロックスプリング13はブレ
ーキシャフト15と一緒に回動する。
【0019】この時、切欠部16は、爪部材11aをも
同時に回動させるために、ピニオン11も回動して、セ
クタギヤ9を駆動する。これにより、バー部材7が前後
に揺動して、ランバープレート4の上部を前後に移動可
能となる。
【0020】一方、ピニオン11(セクタギア9)側か
ら回動力が伝えられる時は、爪部材11aの爪部片側面
が第一の折曲部13a又は第二の折曲部13bを外側か
ら押圧する。そして、ロックスプリング13の径は大き
くなり、ロックドラム12内周面との接触抵抗が増大し
てブレーキシャフト15およびピニオン11の回動が抑
止されるようになる。
【0021】また、第二の移動機構6は、サイドフレー
ム3b,3bに回動自在に支持されているバー部材7
と、このバー部材7を作動させるための回転ノブ18と
を備えて構成されており、ランバープレート4の裏面下
部にスライド部材20,20が設けられており、このス
ライド部材20,20にこのバー部材7の揺動部7aが
摺動自在に支持されている。なお、この第二の移動機構
6は、上記第一の移動機構5と同一の構成をしており、
第一の移動機構5と同一の構成については同一の符号を
付して詳細の説明を省略する。
【0022】次に、ランバーサポート装置2の作用効果
について図6、図7を参照して説明する。なお、図7に
示す破線は、ランバープレート4が初期状態で、シート
バック3に対して平行に配置されている状態を示すもの
である。第一の移動機構5の回転ノブ18を回動するこ
とにより、バー部材7の揺動部7aが前後に揺動して、
ランバープレート4の上部が前後に移動することにな
る。また、第二の移動機構6の回転ノブ18を回動させ
ることにより、バー部材7の揺動部7aが前後に揺動し
て、ランバープレート4の下部が前後に移動することに
なる。これにより、ランバープレート4の上下方向に対
する傾きを調整することができる。
【0023】詳細に説明すると、ランバープレート4が
初期状態で、シートバック3に対して平行に配置されて
いる際に(図6(a)、図7(a)に示す状態)、第一
の移動機構5の回転ノブ18をA方向に回動すると、ラ
ンバープレート4の上部が前方に移動して、ランバープ
レート4が前倒に傾く(図6(b)、図7(b))。こ
れにより、ランバープレート4の上部が着座者の腰部に
あたることになる。
【0024】そして、この状態から第二の移動機構6の
回転ノブ18をC方向に回動すると、ランバープレート
4の下部が前方に移動して、ランバープレート4が傾か
ずにランバープレート4全体が前方に位置した状態にな
る(図6(c)、図7(c))。すなわち、ランバープ
レート4全体が着座者の腰部にあたっていることにな
る。特に、ランバープレート4は、前方へ凸形状にに湾
曲しているため、ランバープレート4の中央部が着座者
の第三腰椎にあたるようになっている。
【0025】そして、ランバープレート4全体が前方に
位置している状態から、第一の移動機構5の回転ノブ1
8をB方向に回動すると、ランバープレート4の上部が
後方に移動して、ランバープレート4は後倒に傾いた状
態になる(図6(d)、図7(d))。すなわち、着座
者の腰部にあたる部分はランバープレート4の下部にな
る。
【0026】また、ランバープレート4が初期位置にあ
る状態(図6(a)、図7(a))から、第一の移動機
構5の回転ノブ18をB方向に回動すると、ランバープ
レート4の下部が後方に移動して、ランバープレート4
が後倒に傾いた状態となる。すなわち、着座者の腰部に
あたる部分はランバープレート4の下部になるが、図6
(d)及び図7(d)に示す状態より、着座者の腰部に
あたる部分が後方になっている。
【0027】そして、この状態から第二の移動機構6の
回転ノブ18をD方向に回動すると、ランバープレート
4の下部が後方に移動して、ランバープレート4が傾か
ずにランバープレート4全体が初期位置より後方に位置
した状態となっている(図7(e))。すなわち、ラン
バープレート4全体が着座者の腰部にあたっていること
になるが、着座者の腰部にあたる部分は、ランバープレ
ート4が図6(c)及び図7(c)に示すような位置に
ある状態、や、ランバープレート4が初期位置にある状
態より後方になっている。特に、ランバープレート4が
前方へ凸形状にに湾曲しているため、ランバープレート
4の中央部が着座者の第三腰椎にあたるようになってい
る。
【0028】そして、この状態から第一の移動機構5の
回転ノブ18をA方向に回動すると、ランバープレート
4の上部が前方に移動して、ランバープレート4が前倒
に傾いた状態となる(図7(f))。すなわち、着座者
の腰部にあたる部分はランバープレート4の上部になる
が、図6(b)及び図7(b)に示すようにランバープ
レート4が前倒に傾いた状態より、着座者の腰部にあた
る部分が後方になっている。
【0029】それぞれの回転ノブ18,18を回動させ
る際には、上述のブレーキ機構10,10によって、そ
れぞれのバー部材7,7の揺動の抑止を解除し、回転ノ
ブ18,18の回転を止めるとバー部材7,7の揺動を
抑止することになる。したがって、着座者の腰部を支持
する位置(着座者の腰部にあたる部分)を無段階で任意
位置に変更することができる。すなわち、上述のように
図7(a)〜図7(f)に示す状態だけでなく、ランバ
ープレート4の移動範囲内において、任意の位置でラン
バープレート4を止めることができる。例えば、図7
(a)に示すようなランバープレート4の位置状態と図
7(b)に示すようなランバープレート4の位置状態と
の間の位置状態にランバープレート4を止めることがで
きる。この際に、ランバープレート4が前方へ凸形状に
湾曲しているため、着座者の腰部にあたる部分は、ラン
バープレート4の最上部とランバープレート4の中間部
との間になる。したがって、着座者の腰部の支持位置を
上下に任意に調整することができる。
【0030】以上のように、第一の移動機構5及び第二
の移動機構6によって、ランバープレート4の上部及び
下部を互いに独立して前後に移動させることにより、ラ
ンバープレート4を傾けることができ、これにより着座
者の腰部にあたる部分の上下位置及び前後位置を調整す
ることができる。さらに、ランバープレート4が前方に
凸形状をなす湾曲面4aを有するため、湾曲部4aが上
下に滑らかなあたり面となり、ランバープレート4の傾
斜に応じて、着座者の腰部の支持位置を湾曲面4aに沿
って上下に任意に調整することができる。その上、着座
者の腰部にあたる傾きを調整することができ、着座者の
体格差や好みに応じて腰部を支持することができる。ま
た、シートバック3の側部に回転ノブ18が配置されて
いるため、着座者の手の届く範囲でランバーサポート装
置2を操作することができ、容易にランバープレート4
の位置調整をすることができる。
【0031】なお、以上の実施の形態例においては、ラ
ンバーサポート装置2を車両用シート1に適用している
ものであるが、その他のシートや椅子にもこのランバー
サポート装置を適用することができる。その他具体的な
細部構造等についても、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることは勿論である。例えば、回転ノブ
18によってバー部材7を回動させているが、その他の
取手やレバーでバー部材7を回動させても良い。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るランバーサポート装置によれば、第一の移動機構及び
第二の移動機構によってそれぞれ支持部材の上部及び下
部を独立して前後に移動するため、着座者の腰部にあた
る部分の上下位置および前後位置を調整できる。さら
に、支持部材の傾きを調整することができ、これによ
り、着座者の腰部にあたる部分の傾きを調整し、着座者
の体格差や好みに応じて腰部を支持することができる。
【0033】請求項2記載の発明に係るランバーサポー
ト装置によれば、支持部材が前方へ凸形状に湾曲する湾
曲面を有しているため、着着座者の腰部の支持位置を上
下に滑らかに調整することができる。したがって、着座
者の体格差や好みに応じて腰部を支持することができ
る。
【0034】請求項3記載の発明に係るランバーサポー
ト装置によれば、操作部材がシートバックの側部に配置
されているため、着座者が座った状態で操作部材に手が
届く。そして、着座者が操作部材を操作することにより
それぞれの作動機構が独立して支持部材の上部及び下部
を独立して前後に移動することができ、これにより、着
座者にあたる部分の前後位置及び上下位置を調整でき、
さらに、その傾きを調整でき着座者の体格や好みに応じ
て腰部を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランバーサポート装置を適用した
シートを示す側面図である。
【図2】上記ランバーサポート装置を概略して示す斜視
図である。
【図3】上記ランバーサポート装置の主要部を概略して
示す図面である。
【図4】上記ランバーサポート装置の主要部を概略して
示す分解図である。
【図5】上記ランバーサポート装置が備えるブレーキ機
構を示す断面図である。
【図6】上記ランバーサポート装置の作用を説明するた
めの図面である。
【図7】上記ランバーサポート装置の作用を説明するた
めの図面である。
【符号の説明】
2 ランバーサポート装置 3 シートバック 4 ランバープレート(支持部材) 5 第一の移動機構 6 第二の移動機構 7 バー部材(作動機構) 8 スライド部材 9 セクタギヤ 10 ブレーキ機構 11 ピニオン 15 ブレーキシャフト 18 回転ノブ(操作部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックに設けられ、着座者の腰部を
    支持するランバーサポート装置であって、 シートバック内に配設され、着座者の腰部を支持する支
    持部材と、 上記支持部材の上部を前後方向に移動する第一の移動機
    構と、 上記支持部材の下部を前後方向に移動する第二の移動機
    構とを備えることを特徴とするランバーサポート装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のランバーサポート装置にお
    いて、 上記支持部材が前方へ凸形状に湾曲している湾曲面を有
    していることを特徴とするランバーサポート装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のランバーサポート
    装置において、 上記第一の移動機構及び上記第二の移動機構のそれぞれ
    が、 上記シートバックの側部に回転自在に支持される操作部
    材と、 上記操作部材と上記プレート部材との間に配設される作
    動機構とを備え、 上記操作部材の回転で上記作動機構がそれぞれ上記支持
    部材の上部と下部とを独立して前後方向に移動すること
    を特徴とするランバーサポート装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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