JPH06262749A

JPH06262749A - スクリーン印刷方法

Info

Publication number: JPH06262749A
Application number: JP5180993A
Authority: JP
Inventors: Tadahiro Ishikawa; 忠広石川; Hiroyuki Watabe; 博幸渡部; Shigeru Matsubara; 茂松原
Original assignee: Hitachi Computer Electronics Co Ltd; Hitachi Ltd; Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Current assignee: Hitachi Computer Electronics Co Ltd; Hitachi Ltd; Hitachi Computer Engineering Co Ltd
Priority date: 1993-03-12
Filing date: 1993-03-12
Publication date: 1994-09-20

Abstract

(57)【要約】【目的】印刷条件を自動的に設定するとともにスクリ
ーンと基板の自動照合を行い、印刷不良を低減する。【構成】バーコードリーダ７は、スクリーンに設けら
れたバーコードを読み取る。データサーバ２を検索し
て、読み取られたスクリーンに対応する印刷条件を読み
出し、印刷機１０に自動設定する。バーコードリーダ８
は、基板に設けられたバーコードを読み取り、スクリー
ンと基板とを照合し、照合が正しいときに印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、セラミック基板の製造
工程において基板（例えば、グリーンシート）にスクリ
ーン印刷を行う方法に関し、特に印刷条件の設定を自動
化したスクリーン印刷方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のスクリーン印刷機として
は、例えば特開平４−４４８４８号公報に記載された技
術がある。すなわち、このスクリーン印刷機は、電子回
路用基板に回路形成用の導体印刷やクリームはんだなど
をスクリーンとスキージを用いて印刷塗布するもので、
印刷塗膜の状態を検出し、印刷塗膜の形状寸法を予め設
定された値と比較し、その比較結果に応じて印刷条件を
自動調整することにより連続的に高精度印刷を可能する
ものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術では、作業者がスクリーンの変更毎に形状寸
法条件を選択して入力しなければならず、このため印刷
条件の設定ミスなどによって印刷不良が発生する。ま
た、スクリーンと基板との照合は作業者の確認によって
行われるので、確認不足によるスクリーン間違えなどに
よって、異なる基板に印刷を行ってしまうという問題が
ある。更に、スクリーンの使用回数による伸び、へたり
等によって発生する印刷ずれに対応するために、試刷り
を行ったり、あるいはスクリーンを交換する度に、その
ずれ量を基準位置の認識装置に入力しなければならない
という問題があった。

【０００４】本発明の目的は、印刷条件を自動的に設定
するとともにスクリーンと基板の自動照合を行い、印刷
不良を低減したスクリーン印刷方法を提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、基板にスクリーン印刷する方法におい
て、スクリーンおよび基板に設けられたバーコードを読
み取り、該読み取られたスクリーンに対応する印刷条件
を検索し、該検索された印刷条件を設定し、該読み取ら
れたスクリーンと基板との対応関係を照合し、該照合結
果が正しいことに応じて、前記設定された印刷条件に従
って印刷することを特徴としている。

【０００６】

【作用】印刷機にはバーコードリーダが設けられ、スク
リーンと基板に設けられたバーコードを読み取る。デー
タサーバを検索して、読み取られたスクリーンに対応す
る印刷条件を読み出し、印刷機に自動設定する。また、
基板に設けられたバーコードが読み取られ、読み取られ
たスクリーンと基板とを照合し、照合が正しいときに印
刷が行われる。これにより、印刷条件の未設定等による
印刷不良が防止される。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体
的に説明する。図１は、本発明のスクリーン印刷装置の
システム構成を示す。図において、１は、基板の番号
（シリアル番号）、品名、層名等を管理するホストコン
ピュータ、２は、スクリーンと基板との対応関係、印刷
条件、使用回数等を管理するデータサーバ、３は、イー
サネットなどのＬＡＮ、４は、制御装置とデータサーバ
間の通信を行う通信用サーバ、５は、ＲＳ−２３２Ｃイ
ンターフェース、６は、マルチプレクサ、７は、スクリ
ーン用のバーコードを読み取るバーコードリーダ、８
は、基板用のバーコードを読み取るバーコードリーダ、
９は、バーコードリーダへの読み取り等を指示する制御
装置、１０は、スクリーン印刷機、１１は、スクリーン
基準位置認識装置である。

【０００８】図２は、本実施例の印刷用のスクリーンを
示し、本実施例ではスクリーン印刷を行うスクリーン２
１にバーコード２２が設けてあり、このバーコード２２
にはスクリーン２１を特定する情報が入力されている。

【０００９】図３は、本実施例の印刷対象の基板を示
し、スクリーン印刷を行う基板３１についても基板３１
を特定するバーコード３２が設けられている。図４は、
スクリーン用バーコード内容の一例を示す図であり、ス
タートキャラクタ、スクリーン名称、層名、レビジョ
ン、インクの種類、スクリーン追番、ストップキャラク
タによって構成されている。図５は、基板用バーコード
内容の一例を示す図であり、スタートキャラクタ、基板
シリアル番号、ストップキャラクタによって構成されて
いる。

【００１０】図６は、本実施例のスクリーン印刷機を示
す。このスクリーン印刷機１０にはスクリーン２１のバ
ーコ−ド２２を読み取るバーコードリーダ７と基板３１
のバーコード３２を読み取るバーコードリーダ８が設け
られている。また、この印刷機１０には、バーコードリ
ーダへの読み取り指令、通信制御等を行う制御装置（例
えば、パソコン）９が設けられている。

【００１１】なお、スクリーンは、図示した方向に移動
してスキージ下にセットされる。また、印刷の対象とな
る基板がテーブルに載置されて、スクリーン下に移動さ
れる。そして、スキージがスクリーン上を水平方向に移
動することによって印刷が行われるが、印刷のプロセス
は公知であるので詳述しない。

【００１２】さらに、制御装置９の上位には、デ−タの
登録やスクリーン２１の品質管理を行うとともにホスト
コンピュータ１と連動されたデータサーバ２が接続され
ている。図７は、データサーバ２の外観を示す図であ
る。

【００１３】図１０は、本実施例の印刷条件設定の処理
フローチャートであり、図１１は、バーコード読み取り
の処理フローチャートである。以下、図１０、１１を参
照して本発明の動作を説明する。

【００１４】印刷機１０にスクリーン２１をセットする
（処理１０１、図１１の処理２０１）。次いで、制御装
置９からの指令によって、バーコードリーダ７はスクリ
ーンバーコード２２を読み取る（処理１０７、図１１の
処理２０２）。読み取った後、バーコードデータをキー
にして、デ−タサ−バ２を検索し（処理１１２）、スク
リーン２１を印刷するのに必要な条件（例えば、スキー
ジスピード、圧力、押し込み量、ギャップ等）を印刷機
１０に自動で設定する（処理１０３、図１１の２０
３）。ただし、印刷条件の検索を行った後に、現在印刷
機１０に設定されている値との比較を行い、同一ならば
再設定は行わない（処理１０９）。

【００１５】図８は、印刷条件の設定を説明する図であ
る。すなわち、制御装置９の命令によりデータサーバ２
において印刷条件の検索を行い、現在設定されている印
刷条件と異なった場合、データサーバ２から印刷条件を
読み出し、印刷機１０へ条件設定命令（外部トリガ−）
を出力し、スキージのスピードやストロークを設定する
モータ、押し込み量を設定するモータ、ギャップ量を設
定するモータ等を動作させる（図１１の処理２０５）。

【００１６】また、印刷条件の検索を行うと同時に、図
示しないカメラなどで撮影されたスクリーン２１の基準
位置と実際に印刷を行った場合の基準位置とのずれ量を
作業者が判定して、そのずれ量をスクリーン基準位置認
識装置１１に入力する（処理１０６）。印刷機１０は、
そのずれ量だけテーブルを移動させる。

【００１７】図９は、位置合わせを説明する図で、作業
者はモニタを見ながら誤差を補正する。これによって、
スクリーンの位置決め時の誤差、スクリーンの伸びやへ
たりによる誤差等に対応することができる。また、スク
リーンの基準位置を直接認識することができるので、試
し刷りを行う必要がない。

【００１８】なお、スクリーン２１のバーコード２２の
汚れ、キズ等によって読み取りができない場合は、制御
装置９からのキー入力によってスクリーン２１を特定す
るとともに、読み取り不可の異常表示を行う（図１１の
処理２０４）。

【００１９】次いで、基板３１を印刷する際に、制御装
置９は読み取り指令を出力し、バーコードリーダ８は、
基板３１に設けられたバーコード３２を読み取る（処理
１１０、図１１の処理２０６、２０７）。読み取られた
バーコード３２でデータサーバ２を検索し、基板３１の
データとスクリーン２１のデータとが照合される（処理
１１３、図１１の２０７）。

【００２０】照合の結果、正しいとき（ＯＫ信号）（処
理１１１、図１１の２０８）、印刷を行い（処理１０
５）、照合の結果が誤っているときには異常表示を行
い、基板３１またはスクリーン２１の交換を行う（図１
１の処理２０８）。また、照合時のＯＫ信号をカウント
することにより、スクリーン２１の印刷枚数を認識する
ことができ、従って該カウント値によってスクリーン２
１の寿命等の品質管理を行うことができる。

【００２１】なお、ホストコンピュータ１への未登録、
バーコードの汚れ、キズ等による読み取り不良、バーコ
ードなしに対しては、キー入力により対応するととも
に、その異常表示を行う。また、スクリーンの使用回数
等によってスクリーンに発生する伸び等に対応するずれ
量をデータベースに登録することにより、スクリーン交
換毎に、基準位置認識装置にずれ量を入力する必要がな
くなり、また、試し刷りによる基準位置の認識を行う必
要がなくなる。

【００２２】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、スクリーンおよび基板に設けられたバーコードを読
み取り、読み取られたスクリーンに対応する印刷条件を
検索し、検索された印刷条件を設定し、読み取られたス
クリーンと基板との対応関係を照合し、照合結果が正し
いことに応じて、設定された印刷条件に従って印刷して
いるので、印刷条件の未設定あるいは未変更に基づく印
刷不良を防止することができ、設定された印刷条件での
スクリーン印刷が可能になる。また、スクリーンと基板
との対応関係を照合しているので、印刷ミスが大幅に低
減される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスクリーン印刷装置のシステム構成を
示す。

【図２】本実施例の印刷用のスクリーンを示す図であ
る。

【図３】本実施例の印刷対象の基板を示す図である。

【図４】スクリーン用バーコード内容の一例を示す図で
ある。

【図５】基板用バーコード内容の一例を示す図である。

【図６】本実施例のスクリーン印刷機を示す。

【図７】データサーバの外観を示す図である。

【図８】印刷条件の設定を説明する図である。

【図９】位置合わせを説明する図である。

【図１０】本実施例の印刷条件設定の処理フローチャー
トである。

【図１１】バーコード読み取りの処理フローチャートで
ある。

【符号の説明】

１ホストコンピュータ２データサーバ３イーサネット４通信用サーバ５ＲＳ−２３２Ｃインターフェース６マルチプレクサ７スクリーン用バーコードリーダ８基板用バーコードリーダ９制御装置１０印刷機１１スクリーン基準位置認識装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者石川忠広神奈川県秦野市堀山下１番地株式会社日立コンピュータエレクトロニクス内 (72)発明者渡部博幸神奈川県秦野市堀山下１番地株式会社日立製作所汎用コンピュータ事業部内 (72)発明者松原茂神奈川県秦野市堀山下１番地株式会社日立コンピュータエンジニアリング株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】基板にスクリーン印刷する方法におい
て、スクリーンおよび基板に設けられたバーコードを読
み取り、該読み取られたスクリーンに対応する印刷条件
を検索し、該検索された印刷条件を設定し、該読み取ら
れたスクリーンと基板との対応関係を照合し、該照合結
果が正しいことに応じて、前記設定された印刷条件に従
って印刷することを特徴とするスクリーン印刷方法。