JP3351006B2 - 印刷版自動処理装置 - Google Patents

印刷版自動処理装置

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JP3351006B2
JP3351006B2 JP07153593A JP7153593A JP3351006B2 JP 3351006 B2 JP3351006 B2 JP 3351006B2 JP 07153593 A JP07153593 A JP 07153593A JP 7153593 A JP7153593 A JP 7153593A JP 3351006 B2 JP3351006 B2 JP 3351006B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動殖版機により印
刷版に自動的に焼付け処理を行ってからその印刷版を現
像し、その現像処理が行われた焼付け済み印刷版の絵柄
面積率を自動的に測定し、印刷に使用される最終印刷版
として仕上げるまでの一連の工程を自動的に処理する印
刷版自動処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、全自動殖版機により印刷版に自動
的に焼付け処理を行い、その焼付け済み印刷版を現像
し、その現像処理が行われた焼付け済み印刷版の絵柄面
積率を絵柄面積率測定装置により測定し、印刷に使用さ
れる最終印刷版として仕上げるまでの一連の工程の自動
化を図る印刷版自動処理装置が開発されつつある。
【0003】その絵柄面積率測定装置は、印刷紙へのイ
ンキ供給量を調整するインキキー毎に対応させて分割さ
れた印刷版の分割領域の面積に対する画線部の面積の割
合として定義される絵柄面積率を測定するものである。
【0004】すなわち、図9において、1は矩形状の印
刷版、2は図示を略す印刷紙へのインキ供給量を調整す
る各インキキーを模式的に示している。印刷版1は各イ
ンキキー2の配列方向に対応させて分割され、符号1〜
nはその各分割領域を示している。また、3は絵柄であ
る。各絵柄面積率はその各領域1〜nの各面積中に印刷
される絵柄3の画線部がどの位の割合を有しているか否
かによって定められ、例えば、i番目の分割領域の面積
をb、i番目の分割領域中の絵柄3の画線部の面積をa
とすると、i番目の絵柄面積率Sはa/bにより定義さ
れる。その各絵柄面積率に対してインキキー2の開度が
設定され、その開度に応じて印刷版1の各分割領域1〜
nへのインキの供給量が設定される。
【0005】また、印刷版1には、図5、図6に示すよ
うに位置決め用のピン孔4、4が穿設され、このピン孔
4、4は全自動殖版機を含めていわゆる殖版機に印刷版
1をセットして絵柄の焼付けを行うときに用いられると
共に、図示を略す印刷機に印刷版をセットするとき、印
刷版を印刷機にセットするための版曲げを行うときに用
いられる。ところが、例えば、図6(C)では、ある枚
葉機用の印刷機では、そのピン孔4、4が印刷機のイン
キキー2と平行する方向に間隔を開けるように穿孔さ
れ、そのピン孔にピンが挿入されて印刷版がセットさ
れ、図5(C)では、ある輪転機用の印刷機では、ピン
孔4、4が印刷機のインキキー2と直交する方向に間隔
を開けるように穿孔され、そのピン孔にピンが挿入され
て印刷版がセットされる。そのため、殖版機で焼き付け
た印刷版1の方向と、インキキーの方向が、図5(C)
と図6(C)の様に直交することがある。
【0006】このように印刷機の種類、メーカ等によっ
て印刷版をセットする向きが異なる場合があるため、図
7、図8の様に、全自動殖版機により焼き付けられた印
刷版1をそのままの状態で搬送して現像して絵柄面積率
を測定することとした場合、印刷紙の搬送方向を横切る
方向に配列された各インキキー2に各分割領域の絵柄面
積率が適合するときに、全自動殖版機により焼き付けら
れた印刷版1をそのままの状態で搬送し、現像して絵柄
面積率を測定することにすると、図示を略す印刷機に印
刷版1をセットしたときに図10に示すように絵柄面積
率の各分割領域にインキキー2が適合しないことにな
り、印刷の際に支障を生じる。これは従来の絵柄面積率
測定手段が一方向にしか分割領域を設定出来ないためで
ある。従って印刷版自動処理装置では絵柄面積率測定に
先だって、印刷版の方向を適合するように回転する必要
があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷版自動
処理装置は印刷版を製造する関係上、印刷機の近傍に設
置する必要があるが、印刷機自体が多大な設置面積を必
要とするため、印刷版の製造工程は出来るだけ面積を小
さくし、一台でも多く印刷機を設置したいという要望が
非常に強い。しかし、印刷版自動処理装置では、前述の
印刷版の回転のように、作業員が行っていた作業を行う
設備が必要となり、印刷版の焼付けから絵柄面積率測定
までを行う印刷版自動処理装置を設置する場合、従来の
各工程毎の設備を分離して設置し作業員が印刷版を持っ
て設備間を行き来する場合に比較して、設置面積が大き
くなるという問題があった。
【0008】更にまた、複数の全自動殖版機を印刷版自
動処理装置に設置する場合には、印刷版に識別子を付与
する識別子付与手段であるラベル貼付け装置等を各全自
動殖版機毎に設置していた。これは、印刷機がどの全自
動殖版機から排出されたかを搬送手段上で識別すること
ができず、全自動殖版機内または全自動殖版機から排出
した直後等でしか印刷版がどの全自動殖版機から排出さ
れたかを識別出来ないためである。しかし、その場合、
識別子付与手段を多数設置する必要があり設備効率が悪
い、付与された識別子は現像工程中の現像液、ブラシ等
に耐えうる高い耐性が必要であり、コストが高い、手段
が限定される等の問題点があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の全自動殖版機によ
る印刷版への絵柄の焼付けから印刷版の絵柄面積率の測
定までの工程の自動化を図る印刷版自動処理装置におい
て、その設置面積を削減可能な印刷版自動処理装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、全自動殖版
機により印刷版に自動的に焼付け処理を行う殖版工程
と、焼付け済印刷版を現像する現像工程と、印刷紙の搬
送方向を横切る方向に配列された各インキキーに対応さ
せて分割された焼付け済み印刷版の各分割領域毎の絵柄
面積率を測定する絵柄面積率測定工程を有する印刷版自
動処理装置において、該印刷版自動処理装置で印刷版を
処理する際に使用する焼付け基本情報を入力する入力手
段と、少なくとも前記殖版工程、現像工程、絵柄面積率
測定工程の間を、印刷版を搬送する印刷版搬送手段と、
該印刷版搬送手段上に載置される印刷版の位置を識別す
る搬送印刷版識別手段と、該搬送印刷版識別手段からの
情報と、前記焼付け基本情報とを対応付ける印刷版識別
制御手段と、前記印刷版搬送手段に設けられ、前記印刷
版識別制御手段からの情報に基づき、印刷版搬送方向と
印刷版の短い辺を一致させるように、印刷版を回転させ
る回転手段と、前記搬送されて来た印刷版を走査して該
印刷版からの反射光量を受光するために配列された多数
個の受光センサと、前記印刷版識別制御手段からの識別
情報に基づき、該受光センサの配列方向と前記印刷版を
印刷機にセットしたときの印刷機インキキーの配列方向
との適合を判断する適合判断手段と、該適合判断手段か
らの適合情報と前記印刷版識別制御手段からの識別情報
に基づき、適合する場合には各受光センサ毎に走査方向
に受光出力を積算してその積算結果を各インキキーに対
応づけ、不適合の場合には各受光センサの各受光出力を
各走査毎に積算してその積算結果を各インキキーに対応
づける演算手段とを設けた絵柄面積率測定手段とを有す
ることを特徴とする印刷版自動処理装置である。
【0011】また、本願発明は、前記印刷版搬送手段ま
たは回転手段に設けられ、前記印刷版識別制御手段から
の情報に基づき、前記印刷版に識別子を付与する識別子
付与手段と、該識別子付与手段にて付与された識別子に
基づいて前記焼付けられた印刷版の絵柄面積率を測定す
る前記絵柄面積率測定手段とを有することを特徴とする
印刷版自動処理装置である。
【0012】更にまた、本願発明は、少なくとも一部に
は、複数に分割された搬送部位と、該複数の搬送部位毎
に独立して搬送、停止を行う搬送駆動手段とが設けられ
た前記印刷版搬送手段と、前記複数の搬送部位毎に印刷
版を識別する前記搬送印刷版識別手段と、該搬送印刷版
識別手段からの情報に基づき、前記複数の搬送部位毎に
搬送駆動手段を制御する搬送制御手段とを有することを
特徴とする印刷版自動処理装置である。
【0013】
【作用】本願発明によれば、印刷版自動処理装置の全自
動殖版機により焼付け処理された印刷版は、搬送手段に
より現像工程、絵柄面積率測定工程へと搬送され、各印
刷版の搬送中の位置は搬送印刷版識別手段により識別さ
れ、印刷版識別制御手段により焼付け基本情報と対応づ
けられている。回転手段に到達した印刷版は、印刷版識
別制御手段からの情報に基づき、印刷版搬送方向と印刷
版の短い辺を一致させるように回転されてから現像工程
等の次工程へと搬送されるため、回転手段以降の工程は
印刷版の短い辺に対応するサイズまで小型化することが
可能となる。
【0014】例えば、市販の現像装置は大型のA倍サイ
ズ用(A倍サイズ印刷版は1050mm*1315m
m)と小型の菊全サイズ用(菊全サイズ印刷版は800
mm*1030mmであり、現像機の入口幅は1060
mm)の2種類が存在するが、A倍サイズ印刷版の短い
辺は小型の菊全サイズ用現像装置に挿入可能である。従
って、印刷版搬送方向と印刷版の短い辺を一致させるこ
とによって、A倍サイズ印刷版までを処理する印刷版自
動処理装置において、回転手段以降の工程は小型の菊全
サイズ用を採用することができ、設置面積を削減するこ
とが可能となる。
【0015】また、絵柄面積率測定手段は、印刷版識別
制御手段からの情報により、受光センサの配列方向(印
刷版搬送方向と直交する方向)と印刷版を印刷機にセッ
トしたときの印刷機インキキーの配列方向の適合を判断
し、その適合情報より受光センサからの受光出力の演算
を変更することで、印刷版と受光センサの配列方向が適
合、不適合どちらの場合でも絵柄面積率を測定すること
が可能となる。
【0016】更にまた、本願発明によれば、印刷版識別
制御手段からの情報に基づいて、識別子付与手段が印刷
版に識別子を付与し、この識別子に基づいて焼付けを行
った全自動殖版機を特定し、必要な印刷版管理番号、そ
の印刷版がセットされるべき印刷機、インキキーの個数
等のデータを選択して絵柄面積率を測定する。識別子付
与手段は印刷版識別制御手段からの情報に基づくため、
印刷版搬送手段または回転手段の少なくとも何れか一つ
に設けることができ、各全自動殖版機毎に設置する必要
が無く、設備を削減することが可能であり、更に、現像
終了後に設置した場合の搬送手段または回転手段の何れ
かに設置した場合には、現像工程に耐えうる耐性を識別
子自体に付与する必要性を削減でき、識別子の選択の幅
を広げることが可能となる。
【0017】更にまた、本願発明によれば、印刷版搬送
手段が複数の搬送部位より構成されており、搬送印刷版
識別手段で各搬送部位の上の印刷版の有無を識別する。
この搬送印刷版識別手段は各全自動殖版機から印刷版が
排出され搬送部位上に搭載された時点から、絵柄面積率
測定手段または識別子付与手段までの印刷版の搬送部位
上の位置と搬送部位間の位置移動を識別するので、その
識別情報より、どの全自動殖版機から排出された印刷版
がどの搬送部位上に有るかをリアルタイムで判断するこ
とが可能である。更に、各搬送部位は独立して搬送、停
止を行うことで、全自動殖版機からの情報で印刷版の排
出がなされる場合、その排出印刷版が搭載される搬送部
位上に他の印刷版が無いように、その手前の搬送部位を
一時的に停止させる。その場合、全自動殖版機からの印
刷版の排出を停止させる必要が無く、全自動殖版機の能
率を低下させないでおくことが可能となる。
【0018】
【実施例】本願発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本願発明に係わる印刷版自動処理装置の実施
例を示す図であって、全自動殖版機を2台設置した場合
であり、112A、112Bは全自動殖版機である。全
自動殖版機112A、112Bには例えば、図2に示す
構成のものが用いられる。その図2において、21、2
2は機枠である。その機枠21、22の間には台座23
が設けられている。機枠21、22の上部には露光ヘッ
ド24が設けられている。露光ヘッド24の下部25に
はパレット26ないし28が設けられ、このパレット2
6ないし28には焼付け前および焼付け後のポジフィル
ムまたはネガフィルムが収納される。このパレット26
ないし28のポジフィルムまたはネガフィルムは、全自
動殖版機コントローラ111A(または111B)によ
り一枚づつ露光装置内に移送される。各ポジフィルムま
たはネガフィルムは、その一辺部にピン孔が形成されて
おり、このピン孔を基準に位置合わせを行っている。
【0019】焼付け前の各印刷版はサイズ別にスタッカ
ー30内に収納されている。そのスタッカー30は矢印
A方向に引き出し可能である。なお、29は引き出し可
能な定盤である。絵柄を焼き付けるときには焼付け前の
印刷版が後述の吸着機構39によってスタッカー30よ
り吸着され、引き出された定盤29に載置され、定盤2
9が引き込まれて焼付けが行われる。定盤29は矢印A
方向および矢印Aと反対の方向に自在に移動可能であ
り、前記露光ヘッド24は下部25と共に矢印Aと直交
する方向に自在に移動可能であり、この二つの動きの組
み合わせで定盤29に載置された印刷版の任意の位置に
ポジフィルムまたはネガフィルムを焼き付けることがで
きる。枚葉機用の印刷版にセットするときには、図6
(A)に示す絵柄3の方向と同一方向に絵柄が焼付けら
れる。各印刷版は、輪転機用の印刷機にセットするとき
には、全自動殖版機のピンと輪転印刷機のピンの位置関
係により、図5(A)に示す絵柄3の方向と同一方向に
絵柄が焼付けられる。絵柄が焼付けられた印刷版は吸着
機構39によって外部に排出される。その制御は全自動
殖版機コントローラ111A(または111B)により
行われる。全自動殖版機コントローラ111A(または
111B)に入力されるデータとしてはジョブNO、印
刷版サイズ、印刷色別レジスターマーク焼付けのための
色別指定、ポジフィルムまたはネガフィルムの焼付け位
置、焼付け順、焼付け枚数、焼付け時の露光時間(また
は積算光量計のカウント数)等であり、焼付けはこれら
の条件データに基づき行われ、図5(A)、図6(A)
に示すように、後述する絵柄面積率測定の際に「0〜1
00」までの反射光量を決定するためのキャリブレーシ
ョンマーク9も同時に焼付けられる。無論、全自動殖版
機コントローラ111A(または111B)へのデータ
入力時に印刷版の種類を入力するようにしてもよい。
【0020】機枠21と機枠22との上部には、ガイド
部材31が設けられている。ガイド部材31には、移動
体32が設けられている。移動体32は全自動殖版機コ
ントローラ111A(または111B)により機枠2
1、22を横切る方向すなわち矢印Bおよび矢印Bの反
対方向に駆動される。移動体32はフレーム33、33
を有する。フレーム33、33には支持板34が取りつ
けられている。支持板34には支柱35が植立されてい
る。また、支柱35の上端には上板36が設けられてい
る。フレーム33、33との間にはピニオン37が設け
られている。ピニオン37は図示を略すモータによって
回転駆動される。このピニオン37はラック38に噛合
されている。ラック38の下部には吸着機構39が設け
られている。ラック38はそのピニオン37により上下
動される。吸着機構39は枠部40、40を有し、枠部
40、40はロッド41により連結されている。枠部4
0、40の下部には吸着盤42が設けられている。(こ
の全自動殖版機の構成については、例えば、特開平2−
304571号公報を参照)。
【0021】焼付け済みの印刷版は、全自動殖版機コン
トローラ111A(または111B)の制御により定盤
29より、吸着機構39の吸着盤42により吸着保持さ
れて、矢印B方向に移動し、図1の印刷版搬送手段11
3上に移動した時点で停止し、吸着を停止することで印
刷版搬送手段113上に印刷版を載置させる。図3は印
刷版搬送手段の拡大図であり、本実施例の場合、印刷版
搬送手段113は搬送部位113A〜113Dとそれら
を支える機枠142、142より構成されている。
【0022】搬送部位113A〜113Dは各々機枠1
42、142により軸支されるローラ115、ローラ1
16と、ローラ115、ローラ116間に掛け渡された
無端ベルト117と、ローラ115、ローラ116を駆
動させる図示しない搬送駆動手段より構成されている。
搬送駆動手段はローラ115、ローラ116を回転、停
止させることで無端ベルト117を駆動、停止させ、無
端ベルト117上に載置された焼付け済み印刷版を搬
送、停止させる。この搬送駆動手段は印刷版自動処理制
御装置110により制御される。搬送印刷版識別手段で
あるセンサ118A〜118Dは搬送部位113A〜1
13Dの間に設置され、焼付け済み印刷版の版端を検知
して、その情報を印刷版自動処理制御装置110に送
る。
【0023】図3において、全自動殖版機112Bで焼
付けられた焼付け済み印刷版5Bは搬送部位113Cに
載置されたのち、搬送部位113Bまで搬送されて停止
しており、全自動殖版機112Bの吸着機構39Bはガ
イド部材31B上を戻っている。全自動殖版機112A
の吸着機構39Aは焼付け済み印刷版5Aを吸着した状
態でガイド部材31Aの端部に達しており、焼付け済み
印刷版5Aは搬送部位113A上に達した状態を示して
いる。この状態の前、全自動殖版機112Bの全自動殖
版機コントローラ111Bは、吸着機構39Bが吸着を
停止して焼付け済み印刷版5Bを搬送部位113C上に
排出した時点でその情報を印刷版自動処理制御装置11
0に送り、印刷版自動処理制御装置110は搬送部位1
13Cの搬送駆動手段に駆動を指示、焼付け済み印刷版
5Bは搬送部位113C上を搬送されている。
【0024】センサ118Cは焼付け済み印刷版5Bの
版端を検知した時点でその情報を印刷版自動処理制御装
置110に送り始め、印刷版自動処理制御装置110は
搬送部位113Bの搬送駆動手段に駆動を指示、焼付け
済み印刷版5Bは搬送部位113B上に搬送され、焼付
け済み印刷版5Bが通り過ぎた時点でセンサ118Cか
らの情報は途絶える。このことで印刷版自動処理制御装
置110は搬送部位113B上に、全自動殖版機112
Bで焼付けられた焼付け済み印刷版5Bが載置されてい
ることを認識する。次に、センサ118Bが焼付け済み
印刷版5Bの版端を検知する前に、全自動殖版機112
Aの全自動殖版機コントローラ111Aより印刷版排出
の情報が印刷版自動処理制御装置110に送られると、
印刷版自動処理制御装置110は搬送部位113Bの搬
送駆動手段に対して停止を指示、搬送部位113Bは停
止して、焼付け済み印刷版5Bは搬送部位113B上で
待機する。
【0025】全自動殖版機112Aの全自動殖版機コン
トローラ111Aは、吸着機構39Aが吸着を停止して
焼付け済み印刷版5Aを搬送部位113A上に載置した
時点でその情報を印刷版自動処理制御装置110に送
り、印刷版自動処理制御装置110は搬送部位113A
の搬送駆動手段に駆動を指示、焼付け済み印刷版5Aは
搬送部位113A上を搬送される。この時点で印刷版自
動処理制御装置110は搬送部位113A上に全自動殖
版機112Aで焼付けられた印刷版5Aが、搬送部位1
13B上に全自動殖版機112Bで焼付けられた印刷版
5Bが載置されていることを認識する。センサ118A
は焼付け済み印刷版5Aの版端を検知した時点でその情
報を印刷版自動処理制御装置110に送り始め、焼付け
済み印刷版5Aは回転装置46上に搬送され、焼付け済
み印刷版5Aが通り過ぎた時点でセンサ118Aからの
情報は途絶える。センサ118Aが焼付け済み印刷版5
Aの版端を検知した時点で印刷版自動処理制御装置11
0は搬送部位113Bの搬送駆動手段に駆動を指示、印
刷版5Bは搬送部位113Aに搬送されはじめ、センサ
118Aからの情報が途切れた時点で、回転装置46上
に印刷版5Aが移動したことを、センサ118Bからの
情報が途切れた時点で印刷版5Bが搬送部位113A上
に移動したことを認識する。
【0026】図中140A〜140Hは印刷版抜取識別
手段であり、除去スイッチである。除去スイッチ140
は搬送部位毎に設けられており、搬送部位113Aの両
側に140A、140Bが、搬送部位113Bの両側に
140C、140Dが、搬送部位113Cの両側に14
0E、140Fが、搬送部位113Dの両側に140
G、140Hが各々設けられており、搬送部位の両側に
設けてあるのは作業員が印刷版搬送手段113のどちら
側からでも印刷版を抜き取れるためである。全自動殖版
機112A、112Bより排出された焼付け済み印刷版
5A、5Bは印刷版搬送手段上を搬送される間、焼付け
絵柄面を上に向けており、その絵柄の焼付け状態は全自
動殖版機112A、112B近辺で作業を行う作業員が
確認することが可能となる。
【0027】作業員が印刷版5Bが不良印刷版であるこ
とを発見した場合、作業員は印刷版5Bが載置されてい
る搬送部位113Bの除去スイッチ140Cまたは14
0Dを作動させる。この情報は印刷版自動処理制御装置
110に送られ、印刷版自動処理制御装置110は搬送
部位113Bの搬送駆動手段に停止を指示、作業員は搬
送部位113B上に載置されている不良印刷版5Bを抜
き取る。同時に、印刷版自動処理制御装置110は直前
の搬送部位113Cの搬送状況を確認し、駆動搬送中の
場合は安全のため駆動停止を指示、以後の搬送部位に対
しても、連続した搬送部位が搬送中の場合には、その搬
送部位を停止させるが、搬送中の搬送部位が非連続な場
合には、能率向上のため搬送中印刷版の間隔を詰めるべ
く、搬送を続行する。また印刷版自動処理制御装置11
0は搬送部位113B上に載置されていた印刷版の焼付
け基本情報を処理済みの記憶エリアから削除すると同時
に、未処理の記憶エリアに再記憶する。尚、抜き取らず
に、後述する排出手段により排出しても良い。
【0028】回転装置46は本実施例では回転手段と印
刷版排出手段の一部を兼ねており、図4に示すように固
定テーブル48と回転テーブル49とからなっている。
固定テーブル48には搬送ローラ50が設けられてい
る。搬送ローラ50は印刷版を搬送手段113A〜11
3Dの搬送方向と同方向に搬送する役割を果たす。固定
テーブル48の一側辺部には位置決め板51が設けられ
ている。また、位置決め板51の近傍には減速センサ5
2、停止センサ53、印刷版検出センサ54が設けられ
ている。
【0029】回転テーブル49には搬送ローラ55、5
6、印刷版検出センサ57が設けられている。搬送ロー
ラ55と搬送ローラ56とは互いに直交する方向に設け
られている。搬送ローラ55は印刷版5、8を矢印C方
向に搬送する役割を果たし、搬送ローラ56は印刷版を
矢印C方向と直交する方向(位置決め板51に向かう方
向)に搬送する役割を果たす。
【0030】印刷版検出センサ57は、印刷版の先端が
横切るとオンされ、焼付け済み印刷版が印刷版検出セン
サ57を通り越すとオフされ、印刷版検出センサ57は
焼付け済み印刷版5、8が回転テーブル49に載置され
たか否かを検出する役割を果たす。搬送ローラ50、5
5は印刷版検出センサ57がオンすると同時に駆動さ
れ、オフすると同時に駆動停止される。搬送ローラ56
は印刷版検出センサ57がオフすると同時に駆動され
る。焼付け済み印刷版はこの搬送ローラ56により矢印
C方向と直交する方向(位置決め板51に向かう方向)
に駆動される。減速センサ52は焼付け済み印刷版の一
側辺部を検出して搬送ローラ56の回転速度の減速を図
る。停止センサ53は焼付け済み印刷版5、8の一側辺
部を検出して搬送ローラ56の駆動を停止する。焼付け
済み印刷版5、8は、その一側辺部が位置決め板51に
当接され、その搬送が停止される。
【0031】印刷版検出センサ54は、焼付け済み印刷
版5、8の一隅部を検出してバーコード印刷装置やラベ
ル貼り付け装置等の識別子付与手段58を駆動させる役
割を果たす。識別子付与手段58は印刷版検出センサ5
4がオンすると、焼付け済み印刷版5、8の所定の位置
にバーコード等の識別子を直接印刷、またはバーコード
等の識別子を印刷したラベルを貼り付ける役割を果た
す。その識別子付与手段58の制御は印刷版自動処理制
御装置110によって行われる。その識別子は、予め全
自動殖版機コントローラ111A(または111B)に
入力された印刷版管理番号、その印刷版がセットされる
べき印刷機、インキキーの個数等の面積率測定の際に必
要とする条件データを与えるものである。印刷版管理番
号のうち、ジョブNO、印刷版サイズ、色別の指定等は
全自動殖版機で利用したものをそのまま利用することが
できる。
【0032】識別子の印刷または貼り付けが終了する
と、搬送ローラ50、55が再び駆動され、焼付け済み
印刷版5、8は、印刷版搬送手段の一部である搬送ベル
ト59を介して現像装置60に移送され、現像が自動的
におこなわれる。
【0033】ここで、全自動殖版機112A(または1
12B)による焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版搬送
方向が一致している場合には、全自動殖版機112A
(または112B)から排出された搬送状態を維持した
状態で焼付け済み印刷版が現像工程に向かって搬送され
る。また、焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版搬送方向
が一致していない場合には、回転装置46にて一致する
ように90度回転して現像工程に向かって搬送される。
その回転装置46の制御は印刷版自動処理制御装置11
0によって行われる。なお、回転テーブルは90度回転
後、この実施例では、90度回転されて元の状態に復帰
されるが、印刷版検出センサ57を90度毎に回転テー
ブル49に設けることにすれば、回転テーブル49を逆
回転させることは不要である。
【0034】図5は全自動殖版機112A(または11
2B)による焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版搬送方
向が一致している場合であり、Xは印刷版搬送方向、7
は絵柄面積率測定手段の配列された多数個の受光センサ
を模式的にあらわしている。図5(A)は全自動殖版機
112A(または112B)から排出された印刷版1の
向き、図5(B)は回転手段である回転装置46から出
た直後の印刷版1の向き、図5(C)は絵柄面積率測定
時の受光センサ7との位置関係、印刷機装着時における
インキキー2との位置関係、点線は分割領域を表してい
る。
【0035】また、図6も全自動殖版機112A(また
は112B)による焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版
搬送方向が一致している場合であり、Xは印刷版搬送方
向、7は絵柄面積率測定手段の配列された多数個の受光
センサを模式的にあらわしている。図6(A)は全自動
殖版機112A(または112B)から排出された印刷
版1の向き、図6(B)は回転手段である回転装置46
から出た直後の印刷版1の向き、図6(C)は絵柄面積
率測定時の受光センサ7との位置関係、印刷機装着時に
おけるインキキー2との位置関係、点線は分割領域を表
している。図5と図6では図示しない印刷機におけるピ
ンの位置が相違しており、インキキー2と印刷版1の位
置関係が相違し、その結果、分割領域が相違している。
【0036】また、図7は全自動殖版機112A(また
は112B)による焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版
搬送方向が一致していない場合であり、Xは印刷版搬送
方向、7は絵柄面積率測定手段の配列された多数個の受
光センサを模式的にあらわしている。図7(A)は全自
動殖版機112A(または112B)から排出された印
刷版1の向き、図7(B)は回転手段である回転装置4
6から出た直後の印刷版1の向きで90度回転されてお
り、図7(C)は絵柄面積率測定時の受光センサ7との
位置関係、印刷機装着時におけるインキキー2との位置
関係、点線は分割領域を表している。
【0037】また、図8も全自動殖版機112A(また
は112B)による焼付け済み印刷版の短い辺と印刷版
搬送方向が一致していない場合であり、Xは印刷版搬送
方向、7は絵柄面積率測定手段の配列された多数個の受
光センサを模式的にあらわしている。図8(A)は全自
動殖版機112A(または112B)から排出された印
刷版1の向き、図8(B)は回転手段である回転装置4
6から出た直後の印刷版1の向きで90度回転されてお
り、図8(C)は絵柄面積率測定時の受光センサ7との
位置関係、印刷機装着時におけるインキキー2との位置
関係、点線は分割領域を表している。図7と図8では図
示しない印刷機におけるピンの位置が相違しており、イ
ンキキー2と印刷版1の位置関係が相違し、その結果、
分割領域が相違している。
【0038】次に回転装置46を印刷版排出手段の一部
として使用する場合について説明する。印刷版検出セン
サ57は、印刷版の先端が横切るとオンされ、焼付け済
み印刷版が印刷版検出センサ57を通り越すとオフさ
れ、印刷版検出センサ57は焼付け済み印刷版5、8が
回転テーブル49に載置されたか否かを検出する役割を
果たす。搬送ローラ50、55は印刷版検出センサ57
がオンすると同時に駆動され、オフすると同時に駆動停
止される。搬送ローラ56は印刷版検出センサ57がオ
フすると同時に駆動されるが、焼付け済み印刷版はこの
搬送ローラ56により前述の回転の場合とは逆方向、す
なわち位置決め板51と反対方向に駆動される。第2停
止センサ45は焼付け済み印刷版の一側辺部を検出した
のち、その焼付け済み印刷版が第2停止センサ45を通
り越した時点で搬送ローラ56の駆動を停止させる。回
転装置46を排出された焼付け済み印刷版は排出ストッ
カー114に出され、そこでストックされる。この回転
装置46を印刷版排出手段の一部として使用する際の制
御は、印刷版自動処理制御装置110によって行われ
る。
【0039】本実施例では、回転装置46は回転手段と
印刷版排出手段の一部を兼ねることで、印刷版自動処理
装置全体の設置スペース削減と設備の削減を行っている
が、本願発明においては回転手段と印刷版排出手段を別
々に設けてもよい。その場合、回転手段には第2停止セ
ンサ45が不要となり、印刷版排出手段には回転テーブ
ル49、位置決め板51、減速センサ52、停止センサ
53、印刷版検出センサ54が不要となる。また、回転
装置が不要の場合には、本第1実施例の回転装置46に
換えて、回転テーブル49、位置決め板51、減速セン
サ52、停止センサ53、印刷版検出センサ54を削除
した印刷版排出手段を取りつければ良い。
【0040】図中140I〜140Kは回転装置46に
設けられた除去スイッチである。作業員が回転装置46
上の印刷版が不良印刷版であることを発見した場合、作
業員は除去スイッチ140I、140J、140Kの何
れかを作動させる。この情報は印刷版自動処理制御装置
110に送られ、印刷版自動処理制御装置110は回転
装置46に停止を指示、作業員は回転装置46に載置さ
れている不良印刷版を抜き取る。同時に、印刷版自動処
理制御装置110は直前の搬送部位113Aの搬送状況
を確認し、駆動搬送中の場合は安全のため駆動停止を指
示、以後の搬送部位に対しても、連続した搬送部位が搬
送中の場合には、その搬送部位を停止させるが、搬送中
の搬送部位が非連続な場合には、能率向上のため搬送中
印刷版の間隔を詰めるべく、搬送を続行する。また印刷
版自動処理制御装置110は回転装置46に載置されて
いた印刷版の焼付け基本情報を処理済みの記憶エリアか
ら削除すると同時に、未処理の記憶エリアに再記憶す
る。
【0041】図1において、回転装置46を経た印刷版
は、印刷版搬送手段の一部である搬送部位59により現
像装置60に搬送される。搬送部位59は前述の印刷版
搬送手段の搬送部位113A〜113Dと同様に、搬送
印刷版識別手段、除去スイッチ140が設けられてお
り、印刷版自動処理制御装置110により制御されてい
る。
【0042】現像装置60にて現像を終了した焼付け済
み印刷版は、印刷版搬送手段の一部である位置合わせ装
置61を経て絵柄面積率測定装置を内蔵する本体(絵柄
面積率測定手段)62に搬送される。本実施例において
は、印刷版搬送手段の一部は印刷版の位置合わせ装置6
1を兼ねている。位置合わせ装置61は図11に示すよ
うに絵柄面積率測定装置を内蔵する本体(絵柄面積率測
定手段)62の前に設けられている。絵柄面積率測定手
段62には版供給口62´が設けられている。絵柄面積
率測定手段62の手前側には一対の搬送ベルト63が設
けられている。焼付け済み印刷版5、8は現像装置60
から搬送ベルト63に受け渡される。この搬送ベルト6
3は、駆動ローラ65と従動ローラ66の間に掛け渡さ
れている。駆動ローラ65は図示を略すモータによりチ
ェーン67を介して回転駆動される。
【0043】焼付け済み印刷版の搬送方向左側には、印
刷版検出センサ68、68が設けられている。印刷版検
出センサ68、68の間隔は最も短い印刷版の長さ以下
に設定されている。焼付け済み印刷版の搬送方向右側に
は、位置合わせピン70、70が設けられている。位置
合わせピン70、70は搬送方向と直交する方向、すな
わち、印刷版検出センサ68、68に離反接近する方向
に駆動される。焼付け済み印刷版は、位置合わせピン7
0、70によりその位置合わせが行われる。
【0044】版供給口62´の手前側には、焼付け済み
印刷版先端検出センサ72が設けられている。焼付け済
み印刷版先端検出センサ72が焼付け済み印刷版5、8
の先端を検出すると、駆動ローラ65の回転が停止さ
れ、搬送が一時停止される。そして、位置合わせピン7
0、70が駆動され、焼付け済み印刷版の姿勢が搬送方
向と平行に揃えられる。この位置決めは絵柄面積率を測
定する際の位置決めを行うものであるが、識別子の、図
示を略す識別子読み取り装置に対する位置決めも行うこ
とができる。
【0045】絵柄面積率測定手段62は図12に示すよ
うにフレーム73を有する。フレーム73の左右側面間
74、74には、印刷版をフレーム73内に搬送する送
りローラ75、75が、軸受け76、76を介して設置
される。各送りローラ75、75はフレーム73に設置
のサーボモータ77によりタイミングベルト77´を介
して回転駆動される。側面74、74には可動フレーム
78、78が上下方向に揩動可能に設置される。その可
動フレーム78、78には押さえローラ79、79が掛
け渡されている。
【0046】送りローラ75、75は図示した手前の送
りローラ75と、その奥に平行に配置された送りローラ
75の2本より構成され、押さえローラ79も図示した
手前の押さえローラ79と、その奥に平行に配置された
押さえローラ79の2本より構成されている。送りロー
ラ75と送りローラ75との間にはストッパ装置80が
設けられている。ストッパ装置80は図示を略す支持手
段に支持されている。ストッパ装置80は、駆動シリン
ダ81とストッパー棒82とから構成されている。この
ストッパー棒82は送りローラ75と送りローラ75と
の空間部に進出・退避可能である。ストッパー棒82が
送りローラ75と送りローラ75との空間部に進出する
と、焼付け済み印刷版の搬送方向先端に当接し、焼付け
済み印刷版が測定ヘッド(配列された多数個の受光セン
サ)83に対して搬送方向に位置決めされる。
【0047】押さえローラ79と押さえローラ79との
間には、その内部に図示しない配列された多数個の受光
センサを持つ測定ヘッド83が配置されている。絵柄面
積率測定手段に挿入された印刷版は送りローラ75と押
さえローラ79に挟持して搬送され、その先端をストッ
パ装置80に当接させて位置決めされたのち、測定位置
まで搬送される。測定位置に達した印刷版は、測定ヘッ
ド83内の図示しない光源より照射され、印刷版の反射
光量は配列された多数個の受光センサにより受光され、
その受光光量より印刷版の一定幅の絵柄面積率が測定さ
れる。次に、送りローラ75と押さえローラ79は回転
して、一定幅印刷版を搬送し、再度測定ヘッド83によ
り一定幅の絵柄面積率を測定し、印刷版全体の測定が終
了するまで、これを繰り返す。
【0048】図13は絵柄面積率測定手段62内の演算
をしめす概念図である。図13においては、印刷版1は
搬送方向Xに簡欠的に搬送され、配列された多数個の受
光センサ7のセンサa1〜anによって、例えば区画a
11〜a1nが一度に測定され、次に区画幅搬送されて
区画a21〜a2nが測定され、それを繰り返すことで
印刷版1全体が測定される。図13の場合、印刷版1に
対するインキキー2の配列方向と受光センサ7の配列方
向が適合している。その場合、例えばインキキー2のキ
ーbiの分割領域に対応する受光センサはai、ai+
1となり、この受光センサはai、ai+1が一回の測
定で得る受光光量を搬送方向Xに積算することでキーb
iの分割領域の絵柄面積率が演算される。
【0049】図14も絵柄面積率測定手段62内の演算
をしめす概念図である。図14においても、印刷版1は
搬送方向Xに簡欠的に搬送され、配列された多数個の受
光センサ7のセンサa1〜anによって、例えば区画a
11〜a1nが一度に測定され、次に区画幅搬送されて
区画a21〜a2nが測定され、それを繰り返すことで
印刷版1全体が測定される。図14の場合、印刷版1に
対するインキキー2の配列方向と受光センサ7の配列方
向が適合していない。その場合、例えばインキキー2の
キーbiの分割領域に対応する受光センサは、a11〜
a1n、a21〜a2n測定時の受光センサai〜an
となり、受光センサai〜anがa11〜a1n、a2
1〜a2nを測定した際の受光光量を積算することでキ
ーbiの分割領域の絵柄面積率が演算される。
【0050】測定ヘッド83からの受光光量に基づく測
定データは図示しない測定ヘッド制御装置に入力され、
この測定ヘッド制御装置により前述の積算方法で測定デ
ータが処理されて、各インキキー毎の絵柄面積率が算出
され、データがファイル化される(特願平2−2461
42号参照)。なお、この絵柄面積率測定に先だって識
別子読み取り装置により識別子の条件データが読み取ら
れ、この条件データに基づき測定が実行される。尚、図
11の140L、140Mは除去スイッチであり、前述
の印刷版搬送手段と同様に作動し、印刷版自動処理制御
装置110により制御されている。
【0051】その絵柄面積率が測定された印刷版は、搬
送ベルト98により印刷版を洗浄する水洗機99に移送
され、水洗後、表面に薬剤を散布して表面のならしを行
う整面機100に移送される。そして、次段のバーニン
グ機101に移送され、感光剤を硬化させて、印刷版の
耐刷力の向上が図られる。そして、搬送ベルト102に
よりガム引き装置103に移送され、ゴム引きが行われ
る。次に、印刷版は乾燥機104に移送されて、印刷版
はストッカー105にストックされる。
【0052】図15は本実施例のデータの流れを示すブ
ロック図である。図中、121、122、123は入力
手段であり、印刷版自動処理制御装置110内部には、
全自動殖版機制御手段124、搬送制御手段125、印
刷版識別制御手段126、印刷版排出制御手段127、
回転手段制御手段128がある。尚、前述の如く、本実
施例においては印刷版排出手段と回転手段を兼用してい
るが、これは分離しても構わない。
【0053】入力手段121、122、123は入力情
報表示のためのモニターやディスプレイ等と入力操作の
ためのキーボード等より構成される。無論、これに限定
する必要は無く、工場内の印刷進行を管理するシステム
等が存在し、焼付け等に必要な情報をこの印刷進行管理
システムから得られる場合には、印刷進行管理システム
との接続装置となり、印刷進行管理システムがバーコー
ド等の識別子により進行管理とデータ管理をおこなって
いる場合には、更に識別子読み取り装置が追加される。
入力手段121、122、123は原則として同一のデ
ータ入力機能を有し、入力するデータとしては前述の全
自動殖版機で使用するジョブNO、印刷版サイズ、印刷
色別レジスターマーク焼付けのための色別指定、ポジフ
ィルムまたはネガフィルムの焼付け位置、焼付け順、焼
付け枚数、焼付け時の露光時間(または積算光量計のカ
ウント数)等や、それ以外に印刷版管理番号、その印刷
版がセットされるべき印刷機、インキキーの個数等の絵
柄面積率測定の際に必要とする条件データ等(以下、焼
付け基本情報と記す)がある。無論、前述の様に印刷版
の種類を同時に入力するようにしてもよいのは言うまで
も無い。
【0054】入力手段121において焼付け基本情報を
入力した場合、その焼付け基本情報は一旦、印刷版自動
処理制御装置110内部の全自動殖版機制御手段124
に記憶され、その焼付け基本情報は全自動殖版機コント
ローラ111A、111Bに送られる。その際には、入
力手段121において、データを送る全自動殖版機を指
定する。また、入力手段122、123において焼付け
基本情報を入力した場合、その焼付け基本情報は一旦、
全自動殖版機コントローラ111A、111Bに記憶さ
れ、その焼付け基本情報は全自動殖版機制御手段124
に送られる。その際には、全自動殖版機コントローラに
よって全自動殖版機を特定可能であり、この焼付け基本
情報を使用する全自動殖版機を指定する必要は無い。全
自動殖版機コントローラ111A、111Bは、この焼
付け基本情報に基づき全自動殖版機112A、112B
を制御し、焼付け作業を行う。
【0055】全自動殖版機制御手段124は直接には全
自動殖版機を制御せず、焼付け基本情報を記憶、蓄積
し、必要に応じて全自動殖版機コントローラ111A、
111Bに送る。これは、全自動殖版機においてトラブ
ルが発生した際に、その予定焼付け業務の焼付け基本デ
ータを他の全自動殖版機に送り、速やかに業務を遂行す
るためである。また、後述する印刷版識別制御手段12
6より排出停止の指示が送られた場合には、全自動殖版
機コントローラ111A、111Bに対して印刷版排出
停止及び排出再開の指示を送る。
【0056】搬送制御手段125は、搬送印刷版識別手
段118A〜118D等からの識別情報により、搬送部
位113A〜113D、回転装置46、搬送部位59、
位置合わせ装置61(以下、各部位と記す)上のどの位
置に印刷版が載置されているかを把握、この位置情報と
全自動殖版機制御手段124からの印刷版排出情報とに
基づいて、搬送部位113A〜113D、回転装置4
6、搬送部位59、位置合わせ装置61の各部位を駆
動、停止させるかを決定し、搬送部位の場合搬送駆動手
段を駆動、停止させる。例えば、図3の場合には、搬送
制御手段125は、搬送印刷版識別手段118Cから印
刷版5Bの通過情報を受け取り、搬送印刷版識別手段1
18Bからは印刷版5Bの通過情報を受けていないた
め、印刷版5Bは搬送部位113B上に載置されている
と認識し、搬送部位113Bの搬送駆動手段に対し駆動
を指示している。次に、搬送印刷版識別手段118Bが
印刷版5Bを識別する前に、全自動殖版機コントローラ
111Aから全自動殖版機制御手段124を通じて印刷
版5Aの排出情報が送られてくると、搬送部位113B
の搬送駆動手段に対し停止を指示、印刷版5Bを搬送部
位113B上で待機させ、同時に搬送部位113Aの搬
送駆動手段に対し駆動を指示する。搬送部位113A上
に排出された印刷版5Aは搬送されて搬送印刷版識別手
段118A上を通過し始め、搬送印刷版識別手段118
Aは搬送制御手段125に識別情報を送り、この識別情
報は印刷版5Aの通過が終了するまで継続して送られ
る。搬送制御手段125は、搬送印刷版識別手段118
Aからの識別情報が停止することで印刷版5Aが搬送部
位113A上より次の回転装置に搬送されたと認識し、
搬送部位113Bの搬送駆動手段に対し駆動を指示、搬
送印刷版識別手段118Bが印刷版5Bの通過を識別し
た時点で、搬送部位113Aの搬送駆動手段に対し駆動
を指示、搬送印刷版識別手段118Bが印刷版5Bの識
別情報を停止した時点で、印刷版5Bが搬送部位113
A上に移動したと識別する。
【0057】印刷版識別制御手段126は搬送制御手段
125から印刷版の位置情報と、全自動殖版機制御手段
124からの焼付け基本情報を受けて、その対応付けを
行い、どの印刷版が現在どこにあるかを絶えず識別して
いる。その場合、全自動殖版機制御手段124からの焼
付け基本情報により、ジョブNO、焼付け順、色別指定
等の情報より、単にどの全自動殖版機で焼付けたかだけ
では無く、印刷版一枚一枚の識別が可能となり、同一全
自動殖版機で焼付けた印刷版が複数枚印刷版搬送手段上
にあったとしても焼付け順、色別指定等の情報より混同
することは無い。印刷版識別制御手段126は、回転装
置46から印刷版の搭載情報(印刷版検出センサ57の
信号を使用する)を受けると、対応する焼付け基本デー
タの中の識別に必要なデータを全自動殖版機制御手段1
24より読み出し、その印刷版の識別を行う。
【0058】識別により、この印刷版を排出するか否か
を判断し、排出する場合には印刷版排出制御手段127
に対して排出を指示、排出しない場合にはセットする印
刷機により回転の有無を判断、回転する場合には回転手
段制御手段128に対して回転を指示し、回転をしない
場合には、そのまま印刷版を搬送するよう回転手段制御
手段128に対して指示を行う。
【0059】印刷版検出センサ54が印刷版を検出し、
識別子付与手段58が印刷版に識別子を付与すると、識
別子付与手段58はその識別子情報を印刷版識別制御手
段126に対して送り、印刷版識別制御手段126は識
別子情報と焼付け基本データの中の絵柄面積率測定に必
要なデータを対応付けて、その対応付け情報を絵柄面積
率測定手段62に送る。絵柄面積率測定手段62は識別
子読み取り装置129によって読み取られた識別子情報
に基づいて、記憶していた焼付け基本データを呼び出
し、絵柄面積率の測定を行う。本実施例においては識別
子を使用しているが、この識別子を省くことも可能であ
る。すなわち、印刷版は回転装置46を経た順で絵柄面
積率測定手段62に入るため、印刷版識別制御手段12
6より送られた順に焼付け基本データを使用すれば良
い。しかし、手焼き工程等、他の焼付け工程が同一職場
に存在する場合、現像工程、絵柄面積率測定工程を別途
に設けることは設備の無駄となるため、現像工程以降に
おいては作業員が印刷版を自由に挿入できるように識別
子を使用することとした。その際には識別子付与手段、
絵柄面積率測定手段62に対し絵柄面積率測定に必要な
データを入力する手段が別途存在している。
【0060】印刷版識別制御手段126が絵柄面積率測
定手段62に送る対応付け情報には、印刷版の種類のデ
ータが有り、絵柄面積率測定手段62はこの印刷版の種
類のデータに基づいて、印刷版の種類と印刷版焼付け部
分の反射光量情報を対応付けて別途記憶しているキャリ
ブレーション情報部より、印刷版に対応した反射光量情
報を呼出し、これをキャリブレーションデータとして使
用する。その場合、図5〜図8のキャリブレーションマ
ーク9の焼付けを省くことが可能となり、印刷版当たり
の焼付け回数を1回削減することで、全自動殖版機の能
率を向上させることができる(全自動殖版機の作動時間
の大部分は真空、露光時間で占められており、その焼付
け回数は大きく能率に影響を与える)。無論、本願発明
において、焼き付けたキャリブレーションマーク9を使
用しても良いことは言うまでも無い。
【0061】また、印刷版識別制御手段126が絵柄面
積率測定手段62に送る対応付け情報には、印刷版の向
きのデータが有り、そのデータは絵柄面積率測定手段6
2内の適合判断手段151に送られ、演算方向が決定さ
れる。その演算方向は演算手段152に送られ、演算手
段152は演算方向、識別子、印刷版識別制御手段から
の情報に基づき、受光センサ153からの受光データよ
り絵柄面積率を演算し、出力手段154より出力する。
出力手段154はカード、テープ等の磁気記憶手段を採
用し、印刷機へオフラインで絵柄面積率を渡しても良い
し、オンラインで直接印刷機へ絵柄面積率を渡しても良
い。
【0062】不良印刷版を作業員が発見した場合、その
載置する部位の印刷版抜取識別手段である除去スイッチ
等を作動させ、不良印刷版を抜き取る。印刷版抜取識別
手段140A…は、その抜取り情報を搬送制御手段12
5に送り、搬送制御手段125は載置される部位の駆動
等を停止する。同時に、搬送制御手段125は直前の部
位の搬送状況を確認し、駆動搬送中の場合は安全のため
駆動停止を指示、以後の部位に対しても、連続した部位
が搬送駆動中の場合には、その部位を停止させるが、搬
送駆動中の部位が非連続な場合には、能率向上のため搬
送中印刷版の間隔を詰めるべく、搬送駆動を続行する。
【0063】また、搬送制御手段125は抜取り情報を
印刷版識別制御手段126に送り、印刷版識別制御手段
126は、対応する印刷版の焼付け基本情報を処理済み
の記憶エリアから削除すると同時に、未処理の記憶エリ
アに再記憶することで、抜き取られた印刷版の焼付け基
本情報が、回転手段制御手段128、識別子付与手段5
8、絵柄面積率測定手段62等へ送られるのを防止す
る。
【0064】以上、本実施例においては、全自動殖版機
が2台の場合について述べたが、本願発明はこれに限定
する必要は無く、全自動殖版機が1台の場合、2台以上
の場合においても同様に行うことができる。また、印刷
版抜取識別手段は除去スイッチ等の作業員が作動させる
ものであったが、本願発明はこれに限定する必要は無
く、抜取り情報を自動的に発生させても良い。
【0065】また、識別子の情報容量が、絵柄面積率測
定に必要な情報を記憶可能な場合、識別子付与手段58
以降の印刷版抜取識別手段を削除することが可能とな
る。すなわち、印刷版管理番号、その印刷版がセットさ
れるべき印刷機、インキキーの個数、印刷版の向き等の
絵柄面積率測定の際に必要とする条件データ等をコード
化し、それに対応する条件データを絵柄面積率測定手段
62がデータベースと記憶し、識別子はそのコードのみ
を情報として持つようにするれば良い。その場合、識別
子付与後は、印刷版1枚1枚を識別する必要が無くな
り、抜き取ったとしてもデータが混乱することは無く、
識別子付与手段58以降の印刷版抜取識別手段を削除す
ることが可能となる。更に、手作業等の別ラインで作製
した印刷版も識別子を貼り付ければ、識別子付与手段5
8以降ならば、本印刷版自動処理装置に挿入することも
可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、印刷版自動処理装置の複数の全自動殖版機により焼
付け処理された印刷版は、搬送手段により現像工程、絵
柄面積率測定工程へと搬送され、各印刷版の搬送中の位
置は搬送印刷版識別手段により識別され、印刷版識別制
御手段により焼付け基本情報と対応づけられている。回
転手段に到達した印刷版は、印刷版識別制御手段からの
情報に基づき、印刷版搬送方向と印刷版の短い辺を一致
させるように回転されてから現像工程等の次工程へと搬
送されるため、回転手段以降の工程は印刷版の短い辺に
対応するサイズまで小型化することが可能となり、設備
の設置面積を削減するという効果を奏する。また、その
際、絵柄面積率測定手段は、印刷版識別制御手段からの
情報により、受光センサの配列方向(印刷版搬送方向と
直交する方向)と印刷版を印刷機にセットしたときの印
刷機インキキーの配列方向の適合を判断し、その適合情
報より受光センサからの受光出力の演算を変更すること
で、印刷版と受光センサの配列方向が適合、不適合どち
らの場合でも絵柄面積率を測定することが可能となる。
【0067】更にまた、本願発明によれば、印刷版識別
制御手段からの情報に基づいて、識別子付与手段が印刷
版に識別子を付与し、この識別子に基づいて焼付けを行
った全自動殖版機を特定し、必要な印刷版管理番号、そ
の印刷版がセットされるべき印刷機、インキキーの個数
等のデータを選択して絵柄面積率を測定する。識別子付
与手段は印刷版識別制御手段からの情報に基づくため、
印刷版搬送手段または回転手段の少なくとも何れか一つ
に設けることができ、各全自動殖版機毎に設置する必要
が無く、設備を削減することが可能であり、更に、現像
終了後に設置した場合の搬送手段または回転手段の何れ
かに設置した場合には、現像工程に耐えうる耐性を識別
子自体に付与する必要性を削減でき、識別子の選択の幅
を広げることが可能となるという効果を奏する。
【0068】更にまた、本願発明によれば、印刷版搬送
手段が複数の搬送部位より構成されており、搬送印刷版
識別手段で各搬送部位の上の印刷版の有無を識別する。
この搬送印刷版識別手段は各全自動殖版機から印刷版が
排出され搬送部位上に搭載された時点から、絵柄面積率
測定手段または識別子付与手段までの印刷版の搬送部位
上の位置と搬送部位間の位置移動を識別するので、その
識別情報より、どの全自動殖版機から排出された印刷版
がどの搬送部位上に有るかをリアルタイムで判断するこ
とが可能である。更に、各搬送部位は独立して搬送、停
止を行うことで、全自動殖版機からの情報で印刷版の排
出がなされる場合、その排出印刷版が搭載される搬送部
位上に他の印刷版が無いように、その手前の搬送部位を
一時的に停止させる。その場合、全自動殖版機からの印
刷版の排出を停止させる必要が無く、全自動殖版機の能
率を低下させないでおくことが可能となるという効果を
奏する。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる印刷版自動処理装置の全工程を
示す平面図である。
【図2】図1の全自動殖版機の全体構成を示す斜傾図で
ある。
【図3】図1の印刷版搬送手段の平面図である。
【図4】図1の回転装置の平面図である。
【図5】印刷版の全自動殖版機からの排出時の方向、回
転装置からの排出時の方向、絵柄面積率測定時の印刷版
の方向と受光センサ、インキキーの関係を表す説明図で
ある。
【図6】印刷版の全自動殖版機からの排出時の方向、回
転装置からの排出時の方向、絵柄面積率測定時の印刷版
の方向と受光センサ、インキキーの関係を表す説明図で
ある。
【図7】印刷版の全自動殖版機からの排出時の方向、回
転装置からの排出時の方向、絵柄面積率測定時の印刷版
の方向と受光センサ、インキキーの関係を表す説明図で
ある。
【図8】印刷版の全自動殖版機からの排出時の方向、回
転装置からの排出時の方向、絵柄面積率測定時の印刷版
の方向と受光センサ、インキキーの関係を表す説明図で
ある。
【図9】絵柄面積率測定の一例を示す図である。
【図10】印刷版に焼付けられた絵柄の方向が絵柄面積
率測定工程との関係で不適合な状態を説明するための説
明図である。
【図11】図1の絵柄面積率測定手段の挿入口の斜傾図
である。
【図12】図1の絵柄面積率測定手段の測定装置の内部
構成を示す断面図である。
【図13】絵柄面積率測定手段時の演算を示す概略図で
ある。
【図14】絵柄面積率測定手段時の演算を示す概略図で
ある。
【図15】本発明に係わる印刷版自動処理装置のデータ
の流れを示すブロック図である。
【符号の説明】
46…回転装置 48…固定テーブル 49…回転テー
ブル 58…識別子付与手段 60…現像装置 61…
位置合わせ装置(印刷版搬送手段) 62…絵柄面積率
測定装置を内蔵する本体(絵柄面積率測定手段) 98
…搬送ベルト 99…水洗機 100…整面機 101…バーニング機
102…搬送ベルト 103…ガム引き装置 104…乾燥機 105…スト
ッカー 110…印刷版自動処理制御手段 111…全
自動殖版機コントローラ 112…全自動殖版機 113…印刷版搬送手段 140…除去スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全自動殖版機により印刷版に自動的に焼付
    け処理を行う殖版工程と、焼付け済印刷版を現像する現
    像工程と、印刷紙の搬送方向を横切る方向に配列された
    各インキキーに対応させて分割された焼付け済み印刷版
    の各分割領域毎の絵柄面積率を測定する絵柄面積率測定
    工程を有する印刷版自動処理装置において、 該印刷版自動処理装置で印刷版を処理する際に使用する
    焼付け基本情報を入力する入力手段と、 少なくとも前記殖版工程、現像工程、絵柄面積率測定工
    程の間を、印刷版を搬送する印刷版搬送手段と、 該印刷版搬送手段上に載置される印刷版の位置を識別す
    る搬送印刷版識別手段と、 該搬送印刷版識別手段からの情報と、前記焼付け基本情
    報とを対応付ける印刷版識別制御手段と、 前記印刷版搬送手段に設けられ、前記印刷版識別制御手
    段からの情報に基づき、印刷版搬送方向と印刷版の短い
    辺を一致させるように、印刷版を回転させる回転手段
    と、 前記搬送されて来た印刷版を走査して該印刷版からの反
    射光量を受光するために配列された多数個の受光センサ
    と、前記印刷版識別制御手段からの識別情報に基づき、
    該受光センサの配列方向と前記印刷版を印刷機にセット
    したときの印刷機インキキーの配列方向との適合を判断
    する適合判断手段と、該適合判断手段からの適合情報と
    前記印刷版識別制御手段からの識別情報に基づき、適合
    する場合には各受光センサ毎に走査方向に受光出力を積
    算してその積算結果を各インキキーに対応づけ、不適合
    の場合には各受光センサの各受光出力を各走査毎に積算
    してその積算結果を各インキキーに対応づける演算手段
    とを設けた絵柄面積率測定手段と、 を有することを特徴とする印刷版自動処理装置。
  2. 【請求項2】前記印刷版搬送手段または回転手段に設け
    られ、前記印刷版識別制御手段からの情報に基づき、前
    記印刷版に識別子を付与する識別子付与手段と、 該識別子付与手段にて付与された識別子に基づいて前記
    焼付けられた印刷版の絵柄面積率を測定する前記絵柄面
    積率測定手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の印刷版自動処
    理装置。
  3. 【請求項3】少なくとも一部には、複数に分割された搬
    送部位と、該複数の搬送部位毎に独立して搬送、停止を
    行う搬送駆動手段とが設けられた前記印刷版搬送手段
    と、 前記複数の搬送部位毎に印刷版を識別する前記搬送印刷
    版識別手段と、 該搬送印刷版識別手段からの情報に基づき、前記複数の
    搬送部位毎に搬送駆動手段を制御する搬送制御手段と、 を有することを特徴とする請求項1、請求項2、記載の
    印刷版自動処理装置。
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