JP3316928B2 - 印刷版自動処理装置 - Google Patents

印刷版自動処理装置

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JP3316928B2
JP3316928B2 JP10437293A JP10437293A JP3316928B2 JP 3316928 B2 JP3316928 B2 JP 3316928B2 JP 10437293 A JP10437293 A JP 10437293A JP 10437293 A JP10437293 A JP 10437293A JP 3316928 B2 JP3316928 B2 JP 3316928B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動殖版機により印
刷版に自動的に焼付け処理を行ってからその印刷版を現
像し、その現像処理が行われた焼付け済み印刷版の絵柄
面積率を自動的に測定し、印刷に使用される最終印刷版
として仕上げるまでの一連の工程を自動的に処理する印
刷版自動処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、全自動殖版機により印刷版に自動
的に焼付け処理を行い、その焼付け済み印刷版を現像
し、その現像処理が行われた焼付け済み印刷版の絵柄面
積率を絵柄面積率測定装置により測定し、印刷に使用さ
れる最終印刷版として仕上げるまでの一連の工程の自動
化を図る印刷版自動処理装置が開発されつつある。
【0003】その絵柄面積率測定装置は、印刷紙へのイ
ンキ供給量を調整するインキキー毎に対応させて分割さ
れた印刷版の分割領域の面積に対する画線部の面積の割
合として定義される絵柄面積率を測定するものである。
【0004】すなわち、図10において、1は矩形状の
印刷版、2は図示を略す印刷紙へのインキ供給量を調整
する各インキキーを模式的に示している。印刷版1は各
インキキー2の配列方向に対応させて分割され、符号1
〜nはその各分割領域を示している。また、3は絵柄で
ある。各絵柄面積率はその各領域1〜nの各面積中に印
刷される絵柄3の画線部がどの位の割合を有しているか
否かによって定められ、例えば、i番目の分割領域の面
積をb、i番目の分割領域中の絵柄3の画線部の面積を
aとすると、i番目の絵柄面積率Sはa/bにより定義
される。
【0005】その各絵柄面積率に対してインキキー2の
開度が設定され、その開度に応じて印刷版1の各分割領
域1〜nへのインキの供給量が設定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷版1に
は、大きく分けてポジ型PS版、ネガ型PS版、水無し
平版等の種類があり、これらの印刷版は同じ全自動殖版
機で焼付けることは可能だが、現像はその種類に応じて
現像液、現像装置を変更する必要がある。従来の印刷版
自動処理装置において、全自動殖版機が1台しか設置さ
れていない場合には同一種類の印刷版が連続して現像工
程等に流れるため、中間に排出装置等を設け、現像と排
出の切り換えを作業員が行い、現像不可能な印刷版を排
出して対応していた。
【0007】しかし、印刷版自動処理装置においては全
自動殖版機1台の処理能力よりも現像工程等の処理能力
が大きいため複数の全自動殖版機を印刷版自動処理装置
に設置することが強く望まれている。その場合に、複数
種類の印刷版が混在して現像工程等に流れると、作業員
による切り換えが間に合わ無い、作業員の切り換え作業
負荷が大きく作業時間を大きく専有する等の理由で複数
種類の印刷版を印刷版自動処理装置で処理することが困
難であり、複数の全自動殖版機を有する印刷版自動処理
装置であっても、一度に処理するのは同一種類の印刷版
に限定されていた。そのため、他種類の印刷版について
は専用の印刷版自動処理装置を別途設置する、他種類の
印刷版は作業員が手作業で焼付けを行うなどの対応をし
ており、設備効率が悪い、作業負荷が大きい等の問題点
があった。
【0008】また、一枚一枚の印刷版を識別し、その搬
送手段上の位置を絶えず把握することで、複数種類の印
刷版が混在している場合であっても、印刷版の排出を自
動で行う方法では印刷版の識別に専用の設備が必要とな
り、更には情報処理設備等も必要となるなど極めて大き
なシステムの構築が不可欠となり、多大の費用が発生す
る等の問題があった。
【0009】また、印刷版1には、図11、図12に示
すように位置決め用のピン孔4、4が穿設され、このピ
ン孔4、4は全自動殖版機を含めていわゆる殖版機に印
刷版1をセットして絵柄の焼付けを行うときに用いられ
ると共に、図示を略す印刷機に印刷版をセットすると
き、印刷版を印刷機にセットするための版曲げを行うと
きに用いられる。
【0010】ところが、例えば、ある枚葉機用の印刷機
では、そのピン孔4、4が印刷紙の搬送方向Xと直交す
る横方向に間隔を開けるようにしてピンに挿入されて印
刷版がセットされ、輪転機用の印刷機ではそのピン孔
4、4が印刷紙の搬送方向Xである縦方向に間隔を開け
るようにしてピンに挿入されて印刷版がセットされる。
そのため、図11に示すように枚葉機用に使用される印
刷版5に焼き付けられる絵柄6と同一の絵柄7を輪転機
用に使用される印刷版8に焼き付けるとき、その枚葉機
用に使用される印刷版5と輪転機用に使用される印刷版
8とでピン孔4、4に対する絵柄3の位置関係を90度
変える必要がある。
【0011】このように印刷機の種類、メーカー等によ
って印刷版をセットする向きが異なる場合があるため、
全自動殖版機により焼き付けられた印刷版5をそのまま
の状態で搬送して現像して絵柄面積率を測定することと
した場合、印刷紙の搬送方向を横切る方向に配列された
各インキキー2に各分割領域の絵柄面積率が適合すると
きに、全自動殖版機により焼き付けられた印刷版8をそ
のままの状態で搬送し、現像して絵柄面積率を測定する
ことにすると、図示を略す印刷機に印刷版8をセットし
たときに図13に示すように絵柄面積率の各分割領域に
インキキー2が適合しないことになり、印刷の際に支障
を生じる。
【0012】更にまた、印刷版自動処理装置は印刷版を
製造する関係上、印刷機の近傍に設置する必要がある
が、印刷版自体が多大な設置面積を必要とするため、印
刷版の製造工程は出来るだけ面積を小さくし、一台でも
多く印刷機を設置したいという要望が非常に強い。しか
し、印刷版自動処理装置では、作業員が行っていた作業
を行う設備が必要となり、印刷版の焼付けから絵柄面積
率測定までを行う印刷版自動処理装置を設置する場合、
従来の各工程毎の設備を分離して設置し作業員が印刷版
を持って設備間を行き来する場合に比較して、設置面積
が大きくなるという問題があった。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、複数の全自動殖版機によ
る印刷版への絵柄の焼付けから印刷版の現像までの工程
の自動化を図る印刷版自動処理装置において、印刷版の
識別、情報処理設備等を必要とせずに複数種類の印刷版
が混在しても印刷版への絵柄の焼付けから印刷版の現
像、絵柄面積率の測定までの工程の自動化を図れる印刷
版自動処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の基本的な
形態は、全自動殖版機により印刷版に自動的に焼付け処
理を行う殖版部と、焼付け済印刷版を現像する現像部
と、殖版部にて焼付けられた印刷版を現像部へ搬送する
搬送手段とを有する印刷版自動処理装置において、前記
殖版部に、少なくとも印刷版の排出情報を入力する情報
入力手段と、該情報入力手段からの排出情報に基づき、
前記殖版部から前記搬送手段に移送され、搬送手段上に
載置される焼付け済印刷版の載置位置を、排出用位置と
非排出用位置に振り分ける載置位置振り分け手段と、前
記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷版の載置位置
が排出用位置であった場合、印刷版の排出を行う印刷版
排出手段とを有することを特徴とする印刷版自動処理装
置である。
【0015】また請求項は、全自動殖版機により印刷
版に自動的に焼付け処理を行う殖版部と、焼付け済印刷
版を現像する現像部と、印刷紙の搬送方向を横切る方向
に配列された印刷機のインキキーに対応して分割された
焼付け済み印刷版の各分割領域毎の絵柄面積率を測定す
る絵柄面積率測定部と、殖版部にて焼付けられた印刷版
を現像部及び絵柄面積率測定部へ搬送する搬送手段とを
有する印刷版自動処理装置において、前記殖版部に、少
なくとも印刷版の排出情報と、前記搬送手段上の印刷版
の搬送方向と前記絵柄面積率測定部の測定方向の関係を
示す回転情報を入力する情報入力手段と、該情報入力手
段からの排出情報と回転情報に基づき、前記殖版部から
前記搬送手段に移送され、搬送手段上に載置される焼付
け済印刷版の載置位置を、排出用位置、回転用位置、非
排出回転用位置の何れかに振り分ける載置位置振り分け
手段と、前記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷版
の載置位置が排出用位置であった場合、印刷版の排出を
行う印刷版排出手段と、前記搬送手段に設けられ、搬送
手段上の印刷版の載置位置が回転用位置であった場合、
前記印刷版の各分割領域と前記絵柄面積率測定部の測定
方向を一致させるように印刷版を回転させる印刷版回転
手段とを有することを特徴とする印刷版自動処理装置
ある。
【0016】また本発明の第2の基本的な形態は、全自
動殖版機により印刷版に自動的に焼付け処理を行う殖版
部と、焼付け済印刷版を現像する現像部と、印刷紙の搬
送方向を横切る方向に配列された印刷機のインキキーに
対応して分割された焼付け済み印刷版の各分割領域毎の
絵柄面積率を測定する絵柄面積率測定部と、殖版部にて
焼付けられた印刷版を現像部及び絵柄面積率測定部へ搬
送する搬送手段とを有する印刷版自動処理装置におい
て、前記殖版部に、少なくとも印刷版の排出情報と、前
記搬送手段上の印刷版の搬送方向と前記絵柄面積率測定
部の測定方向の適合を示す適合情報を入力する情報入力
手段と、該情報入力手段からの排出情報と適合情報に基
づき、前記殖版部から前記搬送手段に移送され、搬送手
段上に載置される焼付け済印刷版の載置位置を、排出用
位置、適合用位置、非適合用位置の何れかに振り分ける
載置位置振り分け手段と、前記搬送手段に設けられ、搬
送手段上の印刷版の載置位置が排出用位置であった場
合、印刷版の排出を行う印刷版排出手段と、前記絵柄面
積率測定部に設けられ、搬送されて来た印刷版を走査し
て該印刷版からの反射光量を受光するために配列された
多数個の受光センサと、搬送手段上の印刷版の載置位置
が適合用位置であった場合には各受光センサ毎に走査方
向に受光出力を積算してその積算結果を各インキキーに
対応づけ、非適合用位置の場合には各受光センサの各受
光出力を各走査毎に積算してその積算結果を各インキキ
ーに対応づける演算手段とを設けた絵柄面積率測定手段
とを有することを特徴とする印刷版自動処理装置であ
る。
【0017】また請求項は、全自動殖版機により印刷
版に自動的に焼付け処理を行う殖版部と、焼付け済印刷
版を現像する現像部と、印刷紙の搬送方向を横切る方向
に配列された印刷機のインキキーに対応して分割された
焼付け済み印刷版の各分割領域毎の絵柄面積率を測定す
る絵柄面積率測定部と、殖版部にて焼付けられた印刷版
を現像部及び絵柄面積率測定部へ搬送する搬送手段とを
有する印刷版自動処理装置において、前記殖版部に、少
なくとも印刷版の排出情報と、前記搬送手段上の印刷版
の搬送方向と前記絵柄面積率測定部の測定方向の適合を
示す適合情報と、印刷版のサイズ情報を入力する情報入
力手段と、前記全自動殖版機から前記搬送手段に印刷版
を移送する際に、前記印刷版のサイズ情報に基づき、印
刷版の搬送方向と印刷版の短い辺を一致させるように印
刷版を回転させ、かつ、前記情報入力手段からの排出情
報と適合情報に基づき、移送後の搬送手段上に載置され
る焼付け済印刷版の載置位置を、排出用位置、適合用位
置、非適合用位置の何れかに振り分ける載置位置振り分
け手段と、前記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷
版の載置位置が排出用位置であった場合、印刷版の排出
を行う印刷版排出手段と、前記絵柄面積率測定部に設け
られ、搬送されて来た印刷版を走査して該印刷版からの
反射光量を受光するために配列された多数個の受光セン
サと、搬送手段上の印刷版の載置位置が適合用位置であ
った場合には各受光センサ毎に走査方向に受光出力を積
算してその積算結果を各インキキーに対応づけ、非適合
用位置の場合には各受光センサの各受光出力を各走査毎
に積算してその積算結果を各インキキーに対応づける演
算手段とを設けた絵柄面積率測定手段とを有することを
特徴とする印刷版自動処理装置である。
【0018】また請求項は、前記入力される排出情報
は前記全自動殖版機の焼付け露光時間及びまたは印刷版
の種類であることを特徴とする請求項1又は請求項2の
何れかに記載の印刷版自動処理装置である。
【0019】
【作用】本発明の第1の基本的な形態によれば、全自動
殖版機により焼付けられた印刷版は、殖版機から搬送手
段に移送されて載置される。その際、情報入力手段から
の排出情報に基づいて載置位置振り分け手段により、印
刷版の載置される位置は排出用位置と非排出用位置に振
り分けられ、その状態で現像部へと搬送される。排出用
位置で搬送される印刷版は、搬送手段に設けられた印刷
版排出手段によって排出されるため、現像不可能な印刷
版等は現像前に印刷版自動処理装置より排出され、搬送
手段上の位置により排出される印刷版の識別が行われる
ため、一枚一枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置を絶
えず把握する必要がなく、複数種類の印刷版が混在して
いる場合であっても、印刷版の識別、情報処理設備等の
削減が可能となる。
【0020】また、請求項によれば、全自動殖版機に
より焼付けられた印刷版は、殖版機から搬送手段に移送
されて載置される。その際、情報入力手段からの排出情
報と回転情報に基づいて、載置位置振り分け手段によ
り、印刷版の載置される位置は排出用位置、回転用位
置、非排出回転用位置の何れかに振り分けられ、その状
態で現像部へと搬送される。排出用位置で搬送される印
刷版は搬送手段に設けられた印刷版排出手段によって排
出されるため、現像不可能な印刷版等は現像前に印刷版
自動処理装置より排出される。回転用位置で搬送される
印刷版は搬送手段に設けられた印刷版回転手段によって
回転されるため、印刷版の各分割領域と絵柄面積率測定
部の測定方向が一致した状態で絵柄面積率測定部に搬送
されて絵柄面積率が測定される。搬送手段上の位置によ
り排出、回転される印刷版の識別が行われるため、一枚
一枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置を絶えず把握す
る必要がなく、複数種類の印刷版が混在している場合で
あっても印刷版の識別、情報処理設備等の削減が可能と
なり、更に、印刷版の各分割領域と絵柄面積率測定部の
測定方向が一致せずに絵柄面積率が測定出来なくなるこ
とも無い。
【0021】また、本発明の第2の基本的な形態によれ
ば、全自動殖版機により焼付けられた印刷版は、殖版機
から搬送手段に移送されて載置される。その際、情報入
力手段からの排出情報と適合情報に基づいて、載置位置
振り分け手段により、印刷版の載置される位置は排出用
位置、適合用位置、非適合用位置の何れかに振り分けら
れ、その状態で現像部へと搬送される。排出用位置で搬
送される印刷版は搬送手段に設けられた印刷版排出手段
によって排出されるため、現像不可能な印刷版等は現像
前に印刷版自動処理装置より排出される。絵柄面積率測
定手段の演算手段は、適合用位置で搬送される印刷版の
場合には各受光センサ毎に走査方向に受光出力を積算し
てその積算結果を各インキキーに対応づけ、非適合用位
置の場合には各受光センサの各受光出力を各走査毎に積
算してその積算結果を各インキキーに対応づけて絵柄面
積率を測定される。搬送手段上の位置により排出、演算
方法が変更される印刷版の識別が行われるため、一枚一
枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置を絶えず把握する
必要がなく、複数種類の印刷版が混在している場合であ
っても印刷版の識別、情報処理設備等が不必要となり、
更に、印刷版回転手段等を削減することで印刷版自動処
理装置全体の小型化、設置面積の削減が可能となり、印
刷版の各分割領域と絵柄面積率測定部の測定方向が一致
せずに絵柄面積率が測定出来なくなることも無い。
【0022】また、請求項によれば、全自動殖版機に
より焼付けられた印刷版は、殖版機から搬送手段に移送
されて載置される。その際、情報入力手段からの印刷版
サイズに基づいて印刷版の搬送方向と印刷版の短い辺を
一致させるように、印刷版を回転させ、かつ、排出情報
と適合情報に基づいて、載置位置振り分け手段により、
印刷版の載置される位置は排出用位置、適合用位置、非
適合用位置の何れかに振り分けられ、その状態で現像部
へと搬送される。排出用位置で搬送される印刷版は搬送
手段に設けられた印刷版排出手段によって排出されるた
め、現像不可能な印刷版等は現像前に印刷版自動処理装
置より排出される。絵柄面積率測定手段の演算手段は、
適合用位置で搬送される印刷版の場合には各受光センサ
毎に走査方向に受光出力を積算してその積算結果を各イ
ンキキーに対応づけ、非適合用位置の場合には各受光セ
ンサの各受光出力を各走査毎に積算してその積算結果を
各インキキーに対応づけて絵柄面積率を測定される。搬
送手段上の位置により排出、演算方法が変更される印刷
版の識別が行われるため、一枚一枚の印刷版を識別し搬
送手段上の位置を絶えず把握する必要がなく、複数種類
の印刷版が混在している場合であっても印刷版の識別、
情報処理設備等が不必要となる。更に、印刷版回転手段
等を削減することで印刷版自動処理装置全体の小型化、
設置面積の削減が可能となり、印刷版の各分割領域と絵
柄面積率測定部の測定方向が一致せずに絵柄面積率が測
定出来なくなることも無い。更にまた、印刷版の搬送方
向と印刷版の短い辺を一致させるため、搬送手段の幅を
削減し、印刷版自動処理装置全体の小型化、設置面積の
削減が可能となる。
【0023】また、請求項によれば、入力される排出
情報を、全自動殖版機の焼付け露光時間及びまたは印刷
版の種類と兼用することで、入力情報を削減し作業員の
負荷低減と能率向上を行うことが可能となる。尚、露光
時間は、秒等の実際の時間でも積算光量計のカウント数
値等でもよい。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は本発明に係わる印刷版自動処理装置の第1の実施例
を示す図であって、全自動殖版機を2台設置した場合で
あり、112A、112Bは全自動殖版機である。全自
動殖版機112A、112Bには例えば、図2に示す構
成のものが用いられる。その図2において、21、22
は機枠である。その機枠21、22の間には台座23が
設けられている。機枠21、22の上部には露光ヘッド
24が設けられている。露光ヘッド24の下部25には
パレット26ないし28が設けられ、このパレット26
ないし28には焼付け前および焼付け後のポジフィルム
またはネガフィルムが収納される。このパレット26な
いし28のポジフィルムまたはネガフィルムは、全自動
殖版機コントローラ111A(または111B)により
一枚づつ露光装置内に移送される。各ポジフィルムまた
はネガフィルムは、その一辺部にピン孔が形成されてお
り、このピン孔を基準に位置合わせを行っている。
【0025】焼付け前の各印刷版は、バーコード等の識
別子を所定の位置に貼り付けた状態で、サイズ別にスタ
ッカー30内に収納されている。そのスタッカー30は
矢印A方向に引き出し可能である。なお、29は引き出
し可能な定盤である。絵柄を焼き付けるときには焼付け
前の印刷版が後述の吸着機構39によってスタッカー3
0より吸着され、引き出された定盤29に載置され、定
盤29が引き込まれて焼付けが行われる。定盤29は矢
印A方向および矢印Aと反対の方向に自在に移動可能で
あり、前記露光ヘッド24は下部25と共に矢印Aと直
交する方向に自在に移動可能であり、この二つの動きの
組み合わせで定盤29に載置された印刷版の任意の位置
にポジフィルムまたはネガフィルムを焼き付けることが
できる。枚葉機用の印刷版にセットするときには、図1
1に示す絵柄6の方向と同一方向に絵柄が焼付けられ
る。各印刷版は、輪転機用の印刷機にセットするときに
は、全自動殖版機のピンと輪転印刷機のピンの位置関係
により、図12に示す絵柄7の方向と同一方向に絵柄が
焼付けられる。絵柄が焼付けられた印刷版は吸着機構3
9によって外部に排出される。その制御は全自動殖版機
コントローラ111A(または111B)により行われ
る。全自動殖版機コントローラ111A(または111
B)は情報入力手段としてキーボード、専用入力パネル
等が設けられており、入力されるデータとしては印刷版
の排出情報、回転情報、ジョブNO、印刷版サイズ、印
刷色別レジスターマーク焼付けのための色別指定、ポジ
フィルムまたはネガフィルムの焼付け位置、焼付け順、
焼付け枚数、焼付け時の露光時間(または積算光量計の
カウント数)等であり、焼付けはこれらの条件データに
基づき行われ、図11、図12に示すように、後述する
絵柄面積率測定の際に「0〜100」までの反射光量を
決定するためのキャリブレーションマーク9も同時に焼
付けられる。
【0026】機枠21と機枠22との上部には、ガイド
部材31が設けられている。ガイド部材31には、移動
体(載置位置振り分け手段)32が設けられている。移
動体32は全自動殖版機コントローラ111A(または
111B)により機枠21、22を横切る方向すなわち
矢印Bおよび矢印Bの反対方向に駆動される。移動体3
2はフレーム33、33を有する。フレーム33、33
には支持板34が取りつけられている。支持板34には
支柱35が植立されている。また、支柱35の上端には
上板36が設けられている。フレーム33、33との間
にはピニオン37が設けられている。ピニオン37は図
示を略すモータによって回転駆動される。このピニオン
37はラック38に噛合されている。ラック38の下部
には吸着機構39が設けられている。ラック38はその
ピニオン37により上下動される。吸着機構39は枠部
40、40を有し、枠部40、40はロッド41により
連結されている。枠部40、40の下部には吸着盤42
が設けられている。
【0027】焼付け済みの印刷版は、全自動殖版機コン
トローラ111A(または111B)の制御により定盤
29より、吸着機構39の吸着盤42により吸着保持さ
れて、矢印B方向に移動し、図1の搬送手段113上に
移動した時点で停止し、吸着を停止することで搬送手段
113上に印刷版を載置させる。印刷版の搬送手段11
3上の載置位置の振り分けは、全自動殖版機コントロー
ラ111A(または111B)が移動体32の停止位置
を制御することで行われる。図1において、点線矢印D
は排出用位置に載置された印刷版の動きであり、搬送さ
れた印刷版は後述する印刷版排出手段100によりスト
ッカー101に排出される。点線矢印Eは回転用位置に
載置された印刷版の動きであり、印刷版は後述する回転
手段48により搬送方向を回転されたのち現像手段60
にて現像後、位置決め手段61により点線矢印Fに合流
する。点線矢印Fは非排出回転用位置に載置された印刷
版の動きであり、印刷版は印刷版排出手段100、回転
手段48を直進し現像手段60にて現像後、位置決め手
段61により位置決めされ、絵柄面積率測定手段62で
絵柄面積率を測定後、ストッカー103にストックされ
る。尚、点線矢印Gはオートフィーダ102より印刷版
自動処理装置に挿入された印刷版の動きであり、この印
刷版は手焼き等他の手段で焼付け処理された物である。
点線矢印Gはオートフィーダ102より一旦、回転手段
48上に載置され、現像手段60にて現像後、位置決め
手段61により点線矢印Fに合流する。
【0028】図3は搬送手段113の拡大図であり、本
第1実施例の場合、搬送部位113A〜113Dとそれ
らを支える機枠142、142より構成されている。搬
送部位113A〜113Dは各々機枠142、142に
より軸支されるローラ115、ローラ116と、ローラ
115、ローラ116間に掛け渡された無端ベルト11
7と、ローラ115、ローラ116を駆動させる図示し
ない搬送駆動手段より構成されている。搬送駆動手段は
ローラ115、ローラ116を回転、停止させることで
無端ベルト117を駆動、停止させ、無端ベルト117
上に載置された焼付け済み印刷版を搬送、停止させる。
【0029】図3おいて、全自動殖版機112Bで焼付
けられた焼付け済み印刷版5Bは回転用位置で搬送部位
113Cに一旦載置されたのち、搬送部位113Bまで
搬送されて停止しており、全自動殖版機112Bの移動
体32Bは次の焼付け済印刷版5Cを吸着した状態でガ
イド部材31B上に停止し、印刷版5Cを排出用位置に
載置しようとしている。全自動殖版機112Aの移動体
32Aは焼付け済み印刷版5Aを吸着した状態でガイド
部材31Aに停止しており、印刷版5Aを非排出回転用
位置に載置しようとしている。
【0030】焼付け済み印刷版5Bが搬送部位113C
から搬送部位113Bへ搬送される間に、センサ118
C上を通過した時点で、センサ118Cはその情報を全
自動殖版機コントローラ111A及び111Bに送りは
じめ、印刷版5Bがセンサ118Cを通過するまで情報
を送り続ける。全自動殖版機コントローラ111Aはセ
ンサ118Cからの情報を受けた時点で搬送部位113
B上に印刷版が載置されつつある事を認識すると同時
に、搬送部位113Bの搬送駆動手段に対して駆動を指
示する。また全自動殖版機コントローラ111Bは搬送
部位113Cから印刷版が無くなったことを認識する。
【0031】印刷版の焼付け処理が終了した時点で全自
動殖版機コントローラ111Aは移動体32Aに焼付け
済印刷版5Aの移送を指示、印刷版5Aは搬送部位11
3Aへ移送される。この際、入力された情報に基づい
て、排出用位置、回転用位置、非排出回転用位置の何れ
で停止するかも指示する。次に全自動殖版機コントロー
ラ111Aは搬送部位113Aと搬送部位113Bに載
置されている印刷版の状態を確認し、搬送部位113A
上に印刷版が載置され搬送されている場合は、センサ1
18Aより印刷版の通過終了(版検知情報の停止)情報
が来るまで、移動体32Aへの次動作の指示を停止、移
動体32Aは印刷版を吸着した状態で停止したまま待機
状態となる。そしてセンサ118Aより印刷版の通過終
了(版検知情報の停止)情報が来ると、移動体32Aに
吸着停止を指示、印刷版5Aは降下して指示された位置
に載置される。
【0032】搬送部位113Aと搬送部位113Bに載
置されている印刷版の状態を確認した際、搬送部位11
3Bに印刷版が載置されていると、全自動殖版機コント
ローラ111Aは搬送部位113Bの搬送駆動手段に対
し駆動停止を指示、搬送部位113Bに載置された印刷
版5Bは待機状態となり、搬送部位113Aに新たに載
置された印刷版5Aが搬送され、一定の距離を移動(移
動距離は搬送速度と時間により設定される)したのち全
自動殖版機コントローラ111Aは搬送部位113Bの
搬送駆動手段に対し駆動開始を指示、印刷版5Bは搬送
を再開する。
【0033】以上全自動殖版機が2台のため、全自動殖
版機コントローラ111Aの動作を中心に述べたが、2
台以上の場合には全自動殖版機コントローラ111Bも
同様に動作し、全自動殖版機コントローラ111A、1
11Bはセンサ118A、118B、118C、118
Dの情報に基づき搬送部位113A、113B、113
C、113Dに載置されている印刷版を認識し、印刷版
を新たに搬送部位に載置させた際に印刷版同士が重なる
事を防止する。その際、搬送部位113B、113Dは
印刷版の待機場所となり、移動体32A、32Bが待機
状態になる回数を削減することで全自動殖版機112
A、112Bの能率低下を防止する。
【0034】図4は印刷版排出手段の斜傾図、図5
(イ)は正面図、図5(ロ)は側面図であり、本体15
0、ストッカ101、本体に軸支される複数のローラ1
52、排出部位153A、153Bより構成されてい
る。搬送されている印刷版は矢印Hの方向より印刷版排
出手段100に進入し、センサ154A、154B、1
54Cの何れかが印刷版を検出すると、複数のローラ1
52が矢印方向に回転し、印刷版は矢印I方向に搬送さ
れる。複数のローラ152は無端ベルト157で連結さ
れており、更にその1本は無端ベルト156で駆動モー
タ155と連結され、駆動モータ155が回転駆動する
と複数のローラ152が回転する。矢印I方向に搬送さ
れた印刷版を印刷版排出センサ168が検出すると、複
数のローラ152の回転が停止、印刷版は一旦停止し、
次に排出部位153Bが矢印J方向に動き、排出部位1
53Bに植立したプッシャー161B、161Bが印刷
版を当接しつつ印刷版を矢印J方向に搬送してストッカ
101に印刷版を排出する。
【0035】排出部位153A、153Bはそれぞれ支
持基体160A、160Bと、その各々に植立したプッ
シャー161A、161A、161B、161Bから構
成されており、支持基体160A、160Bはガイドレ
ール162、162に沿って矢印J、J´方向に移動す
る。支持基体160A、160Bはそれぞれボール軸1
63A、163A、163B、163Bに螺合されてお
り、ボール軸163A、163A、163B、163B
はそれぞれネジ山を有する軸165A、165Bに螺合
されており、ネジ山を有する軸165A、165Bの先
端はそれぞれ駆動モータ164A、164Bの歯車に螺
合している。駆動モータ164A、164Bが回転する
と、ネジ山を有する軸165A、165Bの回転につれ
てボール軸163A、163A、163B、163Bが
回転し、支持基体160A、160Bはガイドレール1
62、162に沿って矢印J、J´方向に移動する。駆
動モータ164A、164Bは各々独立して正逆両方に
回転可能であり、支持基体153A、153Bは各々独
立して矢印J、J´方向に移動し、プッシャー161
A、161A、161B、161Bにより印刷版を押し
て、印刷版の排出を行う。
【0036】排出時、支持基体160Aは動かず、支持
基体160Aに植立するプッシャ161A、161Aは
図示しない可倒機構により倒れ、不良印刷版の搬送に障
害とならない状態となる。排出部位153Bは矢印J方
向に移動し、プッシャ161B、161Bにより押され
た印刷版がセンサ169、169上を通過するとセンサ
169、169は検出開始、印刷版がストッカー101
に排出され、センサ169、169が不良印刷版の検出
を停止すると、排出部位153Bは矢印J´方向に戻
り、支持基体160Aに植立するプッシャ161A、1
61Aは図示しない可倒機構により起立する。本第1実
施例の場合、ストッカ101が支持基体160Bと対向
する位置のため、支持基体160Aは使用されていない
が、支持基体160Aはストッカ101を逆位置に設置
する際に使用される。
【0037】印刷版排出センサ168は図1にしめす点
線矢印D(排出用位置)で搬送されて来た印刷版のみを
検知する位置に設けられており、点線矢印E(回転用位
置)、点線矢印F(非排出回転用位置)で搬送された印
刷版は検知しない。回転用位置と非排出回転用位置で搬
送されて来た印刷版は、そのまま矢印I方向に搬送さ
れ、センサ158が印刷版の通過終了を確認した時点
で、駆動モータ155が回転駆動を停止、複数のローラ
152の回転が停止する。
【0038】図6は回転手段の平面図である。回転手段
48は本第1実施例では回転手段と印刷版挿入手段の一
部を兼ねており、図6に示すように固定テーブル46と
回転テーブル49とからなっている。固定テーブル46
には搬送ローラー50が設けられている。搬送ローラー
50は印刷版を搬送手段113の搬送方向と同方向(矢
印K)に搬送する役割を果たす。固定テーブル46には
回転用検出センサ53、非回転用検出センサ52が設け
られている。回転テーブル49には搬送ローラ55、5
6、印刷版検出センサ57が設けられている。搬送ロー
ラ55と搬送ローラ56とは互いに直交する方向に設け
られている。搬送ローラ55は印刷版を矢印K方向に搬
送する役割を果たし、搬送ローラ56は印刷版を矢印K
方向と直交する方向に搬送する役割を果たす。
【0039】回転用検出センサ53、非回転用検出セン
サ52は印刷版の先端が横切るとオンされ、搬送されて
きた印刷版が回転すべきか否かを識別する。次に印刷版
検出センサ57が、印刷版の先端が横切るとオンされ、
焼付け済み印刷版が印刷版検出センサ57を通り越すと
オフされ、印刷版検出センサ57は焼付け済み印刷版が
回転テーブル49に載置されたか否かを検出する役割を
果たす。回転用検出センサ53のみがオンしたのち印刷
版検出センサ57がオンした場合、搬送ローラ50、5
5は印刷版検出センサ57がオンすると同時に駆動さ
れ、オフすると同時に駆動停止される。この場合、印刷
機の種別とピン孔の向きから全自動殖版機112A(ま
たは112B)による焼付け済み印刷版に対する絵柄の
位置関係が絵柄面積率測定部との関係で適合していない
場合であり、全自動殖版機112A(または112B)
から搬送された焼付け済み印刷版の位置関係が絵柄面積
率測定部との関係で適合するように回転されて次の現像
手段60に向かって搬送される。すなわち、図12
(イ)に示す焼付け済み印刷版8は90度回転されて、
図12(ロ)に示す姿勢に変更されて回転は停止、搬送
ローラ50、搬送ローラ56は回転を開始して印刷版を
現像手段60に向かって搬送する。なお、回転テーブル
は90度回転後、この実施例では、90度回転されて元
の状態に復帰されるが、印刷版検出センサ57を90度
毎に回転テーブル49に設けることにすれば、回転テー
ブル49を逆回転させることは不要である。
【0040】非回転用検出センサ52がオンしたのち印
刷版検出センサ57がオンした場合、搬送ローラ50、
55は印刷版検出センサ57がオンすると同時に駆動さ
れ、オフしても駆動は停止されず、そのまま次の現像手
段60へ搬送される。
【0041】次に回転手段48を印刷版挿入手段の一部
として使用する場合について説明する。挿入印刷版検出
センサ58は、印刷版の先端が横切るとオンされ、通り
越すとオフされ、挿入印刷版検出センサ58は挿入され
た印刷版が回転手段48に載置されたか否かを検出する
役割を果たす。搬送ローラ56は挿入印刷版検出センサ
58がオンすると同時に駆動され、オフすると同時に駆
動停止される。オートフィーダー102から回転手段4
8に矢印L方向に挿入された印刷版は、挿入印刷版検出
センサ58に検知され、搬送ローラ56で搬送されたの
ち、挿入印刷版検出センサ58がオフになった時点、す
なわち図1に示す点線矢印Gと重なる位置に達した時点
で停止する。次に、搬送ローラ50、搬送ローラ55が
回転を開始、挿入された印刷版は次の現像手段60へ搬
送される。
【0042】現像手段60にて現像を終了した焼付け済
み印刷版は、位置決め手段61を経て絵柄面積率測定手
段62に搬送される。位置決め手段61は図7に示すよ
うに絵柄面積率測定手段62の前に設けられている。絵
柄面積率測定手段62には版供給口62´が設けられて
いる。絵柄面積率測定手段62の手前側には一対の搬送
ベルト63が設けられている。焼付け済み印刷版は現像
手段60から搬送ベルト63に受け渡される。この搬送
ベルト63は、駆動ローラ65と従動ローラ66の間に
掛け渡されている。駆動ローラ65は図示を略すモータ
ーによりチェーン67を介して回転駆動される。
【0043】焼付け済み印刷版の搬送方向左側には、印
刷版検出センサ68、68が設けられている。印刷版検
出センサ68、68の間隔は最も短い印刷版の長さ以下
に設定されている。焼付け済み印刷版の搬送方向右側に
は、位置合わせピン70、70が設けられている。位置
合わせピン70、70は搬送方向と直交する方向、すな
わち、印刷版検出センサ68、68に離反接近する方向
に駆動される。焼付け済み印刷版は、位置合わせピン7
0、70によりその位置合わせが行われる。
【0044】版供給口62´の手前側には、焼付け済み
印刷版先端検出センサ72が設けられている。焼付け済
み印刷版先端検出センサ72が焼付け済み印刷版の先端
を検出すると、駆動ローラ65の回転が停止され、搬送
が一時停止される。そして、位置合わせピン70、70
が駆動され、焼付け済み印刷版の姿勢が搬送方向と平行
に揃えられる。この位置決めは絵柄面積率を測定する際
の位置決めを行うものであるが、識別マークの図示を略
す識別マーク読み取り装置に対する位置決めも行うこと
ができる。
【0045】絵柄面積率測定手段62は図8に示すよう
にフレーム73を有する。フレーム73の左右側面間7
4、74には、印刷版をフレーム73内に搬送する送り
ローラ75、75が、軸受け76、76を介して設置さ
れる。各送りローラ75、75はフレーム73に設置の
サーボモータ77によりタイミングベルト77´を介し
て回転駆動される。側面74、74には可動フレーム7
8、78が上下方向に揩動可能に設置される。その可動
フレーム78、78には押さえローラ79、79が掛け
渡されている。
【0046】送りローラ75と送りローラ75との間に
はストッパ装置80が設けられている。ストッパ装置8
0は図示を略す支持手段に支持されている。ストッパ装
置80は、駆動シリンダ81とストッパー棒82とから
構成されている。このストッパー棒82は送りローラ7
5と送りローラ75との空間部に進出・退避可能であ
る。ストッパー棒82が送りローラ75と送りローラ7
5との空間部に進出すると、焼付け済み印刷版の搬送方
向先端に当接し、焼付け済み印刷版が測定ヘッド83に
対して搬送方向に位置決めされる。
【0047】側面74、74にはブラケット84が掛け
渡されている。ブラケット84にはガイドレール85が
設置されている。測定ヘッド83は図9に示すようにガ
イドローラ86を介して駆動される。測定ヘッド83は
タイミングベルト87により駆動される。そのタイミン
グベルト87はタイミングプーリ88とタイミングプー
リ89とに掛け渡され、タイミングプーリ88はサーボ
モータ90により駆動される。そのタイミングベルト8
7の駆動により測定ヘッド83は印刷版の搬送方向と直
交する方向に走査される。
【0048】フレーム73の側面74、74には4本の
接触レール91が掛け渡され、この接触レール91はブ
ラケット84と平行に延びている。接触レール91は断
面正方形の支持部材91´の各面に各1本づつ支持され
ている。接触レール91は測定ヘッド83の後部に設け
た4本の接触ブラシ92に電気的に接触されている。接
触レール91と接触ブラシ92とは電力供給、通信手段
を構成している。
【0049】ブラケット84にはスケール部材93が設
けられている。測定ヘッド83の後部にはスケール部材
93を上下方向から挟むようにしてフォトインターラプ
タ94が設けられている。測定ヘッド83の前部には図
示を略す光源と光電変換器とを内蔵した箱体95が設け
られている。箱体95は可動フレーム96より上下動さ
れて、焼付け済み印刷版5、8に離反接近される。
【0050】フォトインターラプタ94からのスリット
検出パルス、光電変換器からの反射光量に基づく測定デ
ータは測定ヘッド制御装置97に入力され、この測定ヘ
ッド制御装置97により測定データが処理されて、各イ
ンキキー毎の絵柄面積率が算出され、データがファイル
化される(特願平2−246142号参照)。なお、こ
の絵柄面積率に先だって識別子読み取り装置により識別
子の条件データが読み取られ、この識別マークに基づき
測定が実行される。この識別子は前述のように、焼付け
前に予め印刷版の所定の位置に貼り付けられたものであ
る。
【0051】その絵柄面積率が測定された印刷版は、図
1に示すストッカー103にストックされ、必要に応じ
て水洗処理、整面処理、ガム引き処理、バーニング処理
等が施され、印刷工程へと送られる。
【0052】図14は本発明に係わる印刷版自動処理装
置の第2の実施例を示す図であって、全自動殖版機を2
台設置した場合であり、112A、112Bは全自動殖
版機である。全自動殖版機112A、112Bは主要部
は第1実施例と同一であり、図15を用いて相違点を説
明する。図15は移動体(載置位置振り分け手段)32
の拡大側面図である。フレーム33、33には支持板3
4が取りつけられている。支持板34には支柱35が植
立されている。また、支柱35の上端には上板36が設
けられている。フレーム33、33との間にはピニオン
37が設けられている。ピニオン37は図示を略すモー
タによって回転駆動される。このピニオン37はラック
38に噛合されている。ラック38の下部には吸着機構
39が設けられている。ラック38はそのピニオン37
により上下動される。吸着機構39は枠部40、40を
有し、枠部40、40はロッド41により連結されてい
る。枠部40、40の下部には吸着盤42が設けられて
いる。枠部40、40は下方支持板180に取付けられ
ており、支持板34と下方支持板180の間には回転部
181がある。回転部181は図示しない駆動機構によ
り回転されることにより、吸着機構39により吸着保持
されている印刷版を回転させる。
【0053】焼付け済みの印刷版は、全自動殖版機コン
トローラ111A(または111B)の制御により定盤
29より、吸着機構39の吸着盤42により吸着保持さ
れて、矢印B方向に移動し、図14の搬送手段113上
に移動した時点で停止し、吸着を停止することで搬送手
段113上に印刷版を載置させるが、その際、全自動殖
版機コントローラ111A(または111B)に入力さ
れた印刷版のサイズ情報に基づき、印刷版の搬送方向
(矢印C)と印刷版の短い辺を一致させるように印刷版
を回転させて載置する。印刷版の搬送手段113上の載
置位置の振り分けは、全自動殖版機コントローラ111
A(または111B)が移動体32の停止位置と回転を
制御することで行われる。図14において、点線矢印M
は排出用位置に載置された印刷版の動きであり、搬送さ
れた印刷版は前述の印刷版排出手段100によりストッ
カー101に排出される。点線矢印Nは適合用位置に載
置された印刷版の動きであり、位置決め手段61により
点線矢印Oに合流する。点線矢印Oは非排出回転用位置
に載置された印刷版の動きであり、印刷版は印刷版排出
手段100、挿入手段58を直進し現像手段60にて現
像後、位置決め手段61により位置決めされ、絵柄面積
率測定手段62で面積率を測定後、ストッカー103に
集積される。尚、点線矢印Pはオートフィーダ102よ
り印刷版自動処理装置に挿入された印刷版の動きであ
り、この印刷版は手焼き等他の手段で焼付け処理された
物である。点線矢印Pはオートフィーダ102より一
旦、挿入手段48上に載置され、現像手段60にて現像
後、位置決め手段61により点線矢印Oに合流する。
【0054】挿入手段58の基本構造は回転手段48と
主要構造は同一であり、図6における回転テーブル4
9、印刷版検出センサ57が削除され、搬送ローラ5
5、56が固定テーブル46に直接設けられている。
【0055】現像を終了した印刷版は位置決め手段61
において位置決めされる。図7に示す位置決め手段61
において、搬送されて来た印刷版は位置決め前に印刷版
検出センサ59A、59B、59Cにより搬送位置の識
別が行われる。本第2実施例の場合、印刷版検出センサ
59Aは非適合用位置、印刷版検出センサ59Bは適合
用位置を識別し、印刷版検出センサ59Cは挿入された
印刷版であり、その印刷版は作業員が手でオートフィー
ダにセットするため、任意の方向に設定可能であるが、
本第2実施例では適合用位置に設定している。
【0056】本第2実施例において、絵柄面積率測定手
段62は図16に示すようにフレーム73を有する。フ
レーム73の左右側面間74、74には、印刷版をフレ
ーム73内に搬送する送りローラ75、75が、軸受け
76、76を介して設置される。各送りローラ75、7
5はフレーム73に設置のサーボモータ77によりタイ
ミングベルト77´を介して回転駆動される。側面7
4、74には可動フレーム78、78が上下方向に揩動
可能に設置される。その可動フレーム78、78には押
さえローラ79、79が掛け渡されている。
【0057】送りローラ75、75は図示した手前の送
りローラ75と、その奥に平行に配置された送りローラ
75の2本より構成され、押さえローラ79も図示した
手前の押さえローラ79と、その奥に平行に配置された
押さえローラ79の2本より構成されている。送りロー
ラ75と送りローラ75との間にはストッパ装置80が
設けられている。ストッパ装置80は図示を略す支持手
段に支持されている。ストッパ装置80は、駆動シリン
ダ81とストッパー棒82とから構成されている。この
ストッパー棒82は送りローラ75と送りローラ75と
の空間部に進出・退避可能である。ストッパー棒82が
送りローラ75と送りローラ75との空間部に進出する
と、焼付け済み印刷版の搬送方向先端に当接し、焼付け
済み印刷版が測定ヘッド(配列された多数個の受光セン
サ)83に対して搬送方向に位置決めされる。
【0058】押さえローラ79と押さえローラ79との
間には、その内部に図示しない配列された多数個の受光
センサを持つ測定ヘッド83が配置されている。絵柄面
積率測定手段に挿入された印刷版はその先端をストッパ
装置80に当接させて位置決めされたのち、送りローラ
75と押さえローラ79に挟持して測定位置まで搬送さ
れる。測定位置に達した印刷版は、測定ヘッド83内の
図示しない光源より照射され、印刷版の反射光量は配列
された多数個の受光センサにより受光され、その受光光
量より印刷版の一定幅の絵柄面積率が測定される。次
に、送りローラ75と押さえローラ79は回転して、一
定幅印刷版を搬送し、再度測定ヘッド83により一定幅
の絵柄面積率を測定し、印刷版全体の測定が終了するま
で、これを繰り返す。
【0059】図17は適合用位置の場合の絵柄面積率測
定手段62内の演算をしめす概念図である。図17にお
いては、印刷版1は搬送方向Xに間欠的に搬送され、配
列された多数個の受光センサ7のセンサa1〜anによ
って、例えば区画a11〜a1nが一度に測定され、次
に区画幅搬送されて区画a21〜a2nが測定され、そ
れを繰り返すことで印刷版1全体が測定される。図17
の場合、印刷版1に対するインキキー2の配列方向と受
光センサ7の配列方向が適合している。その場合、例え
ばインキキー2のキーbiの分割領域に対応する受光セ
ンサはai、ai+1となり、この受光センサはai、
ai+1が一回の測定で得る受光光量を搬送方向Xに積
算することでキーbiの分割領域の絵柄面積率が演算さ
れる。
【0060】図18は非適合用位置の場合の絵柄面積率
測定手段62内の演算をしめす概念図である。図18に
おいても、印刷版1は搬送方向Xに間欠的に搬送され、
配列された多数個の受光センサ7のセンサa1〜anに
よって、例えば区画a11〜a1nが一度に測定され、
次に区画幅搬送されて区画a21〜a2nが測定され、
それを繰り返すことで印刷版1全体が測定される。図1
8の場合、印刷版1に対するインキキー2の配列方向と
受光センサ7の配列方向が適合していない。その場合、
例えばインキキー2のキーbiの分割領域に対応する受
光センサは、a11〜a1n、a21〜a2n測定時の
受光センサa1〜anとなり、受光センサa1〜anが
a11〜a1n、a21〜a2nを測定した際の受光光
量を積算することでキーbiの分割領域の絵柄面積率が
演算される。
【0061】測定ヘッド83からの受光光量に基づく測
定データは図示しない測定ヘッド制御装置に入力され、
この測定ヘッド制御装置により前述の積算方法で測定デ
ータが処理されて、各インキキー毎の絵柄面積率が算出
され、データがファイル化される(特願平2−2461
42号参照)。なお、この絵柄面積率測定に先だって識
別子読み取り装置により識別子の条件データが読み取ら
れ、この条件データに基づき測定が実行される。識別子
には印刷版管理番号、その印刷版がセットされるべき印
刷機、印刷ユニットの上下の別、印刷色、印刷版の向き
等の絵柄面積率測定の際に必要とする条件データ等をコ
ード化してあり、それに対応する条件データを絵柄面積
率測定手段62がデータベースとして記憶し、識別子の
コードに基づいて必要な情報を引き出している。
【0062】以上、本実施例においては、全自動殖版機
が2台の場合について述べたが、本願発明はこれに限定
する必要は無く、全自動殖版機が2台以上の場合におい
ても同様に行うことができる。
【0063】また、本実施例では現像不可能な印刷版を
排出しているが、これに限定する必要は無く、排出後に
専用現像手段を接続し、現像後に挿入可能にラインを接
続しても良い。その場合、排出手段100に専用現像機
(水無し平版用等)を接続し、その後挿入手段48(5
8)に搬送する搬送手段を設け、挿入手段はオートフィ
ーダー102を取り外した上、現像手段60の後方に配
置すれば良い。
【0064】以上説明したように本発明の第1の基本的
な形態になる印刷版自動処理装置は、全自動殖版機によ
り焼付けられた印刷版は、殖版機から搬送手段に移送さ
れて載置される。その際、情報入力手段からの排出情報
に基づいて載置位置振り分け手段により、印刷版の載置
される位置は排出用位置と非排出用位置に振り分けら
れ、その状態で現像部へと搬送される。排出用位置で搬
送される印刷版は、搬送手段に設けられた印刷版排出手
段によって排出されるため、現像不可能な印刷版等は現
像前に印刷版自動処理装置より排出され、搬送手段上の
位置により排出される印刷版の識別が行われるため、一
枚一枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置を絶えず把握
する必要がなく、複数種類の印刷版が混在している場合
であっても、印刷版の識別、情報処理設備等の削減が可
能となるという効果を奏する。
【0065】また、請求項になる印刷版自動処理装置
は、全自動殖版機により焼付けられた印刷版は、殖版機
から搬送手段に移送されて載置される。その際、情報入
力手段からの排出情報と回転情報に基づいて、載置位置
振り分け手段により、印刷版の載置される位置は排出用
位置、回転用位置、非排出回転用位置の何れかに振り分
けられ、その状態で現像部へと搬送される。排出用位置
で搬送される印刷版は搬送手段に設けられた印刷版排出
手段によって排出されるため、現像不可能な印刷版等は
現像前に印刷版自動処理装置より排出される。回転用位
置で搬送される印刷版は搬送手段に設けられた印刷版回
転手段によって回転されるため、印刷版の各分割領域と
絵柄面積率測定部の測定方向が一致した状態で絵柄面積
率測定部に搬送されて絵柄面積率が測定される。搬送手
段上の位置により排出、回転される印刷版の識別が行わ
れるため、一枚一枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置
を絶えず把握する必要がなく、複数種類の印刷版が混在
している場合であっても印刷版の識別、情報処理設備等
の削減が可能となり、更に、印刷版の各分割領域と絵柄
面積率測定部の測定方向が一致せずに絵柄面積率が測定
出来なくなることも無いという効果を奏する。
【0066】また、本発明の第2の基本的な形態になる
印刷版自動処理装置は、全自動殖版機により焼付けられ
た印刷版は、殖版機から搬送手段に移送されて載置され
る。その際、情報入力手段からの排出情報と適合情報に
基づいて、載置位置振り分け手段により、印刷版の載置
される位置は排出用位置、適合用位置、非適合用位置の
何れかに振り分けられ、その状態で現像部へと搬送され
る。排出用位置で搬送される印刷版は搬送手段に設けら
れた印刷版排出手段によって排出されるため、現像不可
能な印刷版等は現像前に印刷版自動処理装置より排出さ
れる。絵柄面積率測定手段の演算手段は、適合用位置で
搬送される印刷版の場合には各受光センサ毎に走査方向
に受光出力を積算してその積算結果を各インキキーに対
応づけ、非適合用位置の場合には各受光センサの各受光
出力を各走査毎に積算してその積算結果を各インキキー
に対応づけて絵柄面積率を測定される。搬送手段上の位
置により排出、演算方法が変更される印刷版の識別が行
われるため、一枚一枚の印刷版を識別し搬送手段上の位
置を絶えず把握する必要がなく、複数種類の印刷版が混
在している場合であっても印刷版の識別、情報処理設備
等が不必要となり、更に、印刷版回転手段等を削減する
ことで印刷版自動処理装置全体の小型化、設置面積の削
減が可能となり、印刷版の各分割領域と絵柄面積率測定
部の測定方向が一致せずに絵柄面積率が測定出来なくな
ることも無いという効果を奏する。
【0067】また、請求項になる印刷版自動処理装置
は、全自動殖版機により焼付けられた印刷版は、殖版機
から搬送手段に移送されて載置される。その際、情報入
力手段からの印刷版サイズに基づいて印刷版の搬送方向
と印刷版の短い辺を一致させるように、印刷版を回転さ
せ、かつ、排出情報と適合情報に基づいて、載置位置振
り分け手段により、印刷版の載置される位置は排出用位
置、適合用位置、非適合用位置の何れかに振り分けら
れ、その状態で現像部へと搬送される。排出用位置で搬
送される印刷版は搬送手段に設けられた印刷版排出手段
によって排出されるため、現像不可能な印刷版等は現像
前に印刷版自動処理装置より排出される。絵柄面積率測
定手段の演算手段は、適合用位置で搬送される印刷版の
場合には各受光センサ毎に走査方向に受光出力を積算し
てその積算結果を各インキキーに対応づけ、非適合用位
置の場合には各受光センサの各受光出力を各走査毎に積
算してその積算結果を各インキキーに対応づけて絵柄面
積率を測定される。搬送手段上の位置により排出、演算
方法が変更される印刷版の識別が行われるため、一枚一
枚の印刷版を識別し搬送手段上の位置を絶えず把握する
必要がなく、複数種類の印刷版が混在している場合であ
っても印刷版の識別、情報処理設備等が不必要となる。
更に、印刷版回転手段等を削減することで印刷版自動処
理装置全体の小型化、設置面積の削減が可能となり、印
刷版の各分割領域と絵柄面積率測定部の測定方向が一致
せずに絵柄面積率が測定出来なくなることも無い。更に
また、印刷版の搬送方向と印刷版の短い辺を一致させる
ため、搬送手段の幅を削減し、印刷版自動処理装置全体
の小型化、設置面積の削減が可能となるという効果を奏
する。
【0068】また、請求項になる印刷版自動処理装置
は、入力される排出情報を、全自動殖版機の焼付け露光
時間及びまたは印刷版の種類と兼用することで、入力情
報を削減し作業員の負荷低減と能率向上を行うことが可
能となるという効果を奏する。
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる印刷版自動処理装置の第1実施
例の全体を示す平面図である。
【図2】図1の全自動殖版機の全体構成を示す斜傾図で
ある。
【図3】図1の搬送手段の平面図である。
【図4】図1の排出手段の平面図である。
【図5】図1の排出手段の正面図、側面図である。
【図6】図1の回転手段の平面図である。
【図7】図1の位置決め手段を示す斜傾図である。
【図8】図1の絵柄面積率測定手段の内部構成を示す断
面図である。
【図9】図1の絵柄面積率測定手段の内部構成を示す側
面図である。
【図10】絵柄面積率測定の一例を示す図である。
【図11】印刷版に焼付けられる絵柄の方向と絵柄面積
率測定との関係が適合している場合の絵柄面積率の測定
を説明する説明図である。
【図12】印刷版に焼付けられる絵柄の方向と絵柄面積
率測定との関係が適合していない場合の絵柄面積率の測
定を説明する説明図である。
【図13】印刷版に焼付けられた絵柄の方向が絵柄面積
率測定工程との関係で不適合な状態を説明するための説
明図である。
【図14】本発明に係わる印刷版自動処理装置の第2実
施例の全体を示す平面図である。
【図15】第2実施例の載置位置振り分け手段の側面図
である。
【図16】第2実施例の絵柄面積率測定手段の内部構成
を示す断面図である。
【図17】絵柄面積率測定時の演算を示す概略図であ
る。
【図18】絵柄面積率測定時の演算を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
48…回転手段 49…回転テーブル 60…現像手段
61…位置決め手段 62…絵柄面積率測定手段 101…ストッカー 10
2…オートフィーダー 103…ストッカー 111…全自動殖版機コントロ
ーラ 112…全自動殖版機 113…搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−348345(JP,A) 特開 昭58−103605(JP,A) 特開 平2−84655(JP,A) 実開 昭55−162979(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全自動殖版機により印刷版に自動的に焼付
    け処理を行う殖版部と、焼付け済印刷版を現像する現像
    部と、印刷紙の搬送方向を横切る方向に配列された印刷
    機のインキキーに対応して分割された焼付け済み印刷版
    の各分割領域毎の絵柄面積率を測定する絵柄面積率測定
    部と、殖版部にて焼付けられた印刷版を現像部及び絵柄
    面積率測定部へ搬送する搬送手段とを有する印刷版自動
    処理装置において、 前記殖版部に、少なくとも印刷版の排出情報と、前記搬
    送手段上の印刷版の搬送方向と前記絵柄面積率測定部の
    測定方向の関係を示す回転情報を入力する情報入力手段
    と、 該情報入力手段からの排出情報と回転情報に基づき、前
    記殖版部から前記搬送手段に移送され、搬送手段上に載
    置される焼付け済印刷版の載置位置を、排出用位置、回
    転用位置、非排出回転用位置の何れかに振り分ける載置
    位置振り分け手段と、 前記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷版の載置位
    置が排出用位置であった場合、印刷版の排出を行う印刷
    版排出手段と、 前記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷版の載置位
    置が回転用位置であった場合、前記印刷版の各分割領域
    と前記絵柄面積率測定部の測定方向を一致させるように
    印刷版を回転させる印刷版回転手段と、 を有することを特徴とする印刷版自動処理装置。
  2. 【請求項2】全自動殖版機により印刷版に自動的に焼付
    け処理を行う殖版部と、焼付け済印刷版を現像する現像
    部と、印刷紙の搬送方向を横切る方向に配列された印刷
    機のインキキーに対応して分割された焼付け済み印刷版
    の各分割領域毎の絵柄面積率を測定する絵柄面積率測定
    部と、殖版部にて焼付けられた印刷版を現像部及び絵柄
    面積率測定部へ搬送する搬送手段とを有する印刷版自動
    処理装置において、 前記殖版部に、少なくとも印刷版の排出情報と、前記搬
    送手段上の印刷版の搬送方向と前記絵柄面積率測定部の
    測定方向の適合を示す適合情報と、印刷版のサイズ情報
    を入力する情報入力手段と、 前記全自動殖版機から前記搬送手段に印刷版を移送する
    際に、前記印刷版のサイズ情報に基づき、印刷版の搬送
    方向と印刷版の短い辺を一致させるように印刷版を回転
    させ、かつ、前記情報入力手段からの排出情報と適合情
    報に基づき、移送後の搬送手段上に載置される焼付け済
    印刷版の載置位置を、排出用位置、適合用位置、非適合
    用位置の何れかに振り分ける載置位置振り分け手段と、 前記搬送手段に設けられ、搬送手段上の印刷版の載置位
    置が排出用位置であった場合、印刷版の排出を行う印刷
    版排出手段と、 前記絵柄面積率測定部に設けられ、搬送されて来た印刷
    版を走査して該印刷版からの反射光量を受光するために
    配列された多数個の受光センサと、搬送手段上の印刷版
    の載置位置が適合用位置であった場合には各受光センサ
    毎に走査方向に受光出力を積算してその積算結果を各イ
    ンキキーに対応づけ、非適合用位置の場合には各受光セ
    ンサの各受光出力を各走査毎に積算してその積算結果を
    各インキキーに対応づける演算手段とを設けた絵柄面積
    率測定手段と、 を有することを特徴とする印刷版自動処理装置。
  3. 【請求項3】前記入力される排出情報は、前記全自動殖
    版機の焼付け露光時間及びまたは印刷版の種類であるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の
    印刷版自動処理装置。
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