JP4458578B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙葉類に対して所定の検査処理をなし、正常紙葉類と、再検査を必要とする紙葉類とに仕分けして送り出す紙葉類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
市場に流通する紙葉類である、たとえば券類を束供給装置において所定枚数束ねた状態にして供給し、複数配置される検査装置のいずれかへ送り込み、ここで券類を1枚づつ分けて真偽検査や破損程度などを検査する。
【0003】
その結果、正常な券類である正券類と、使用不能な券類である損券類と、何らかの理由で再検査が必要な券類である排除券類とに仕分けする、処理システムとしての券類処理装置が用いられている。
【0004】
上記各検査装置において、正券類は再び束状にして送り出され、損券類は検査装置内の所定部位に集積し、のちほど一括して廃棄処分をなす。また、排除券類は検査装置内に備えられるカセットに所定枚数投入される。
【0005】
上記束供給装置に隣接して束集積装置が配置されており、これら束供給装置および束集積装置と検査装置とは搬送装置で連結される。この搬送装置は、束供給装置から検査装置へ未検査の券類束を送り込む搬入路と、検査装置から送り出される正券類束を束集積装置へ戻す搬出路とから構成される。
【0006】
すなわち、束集積装置は正券類束を受け入れて、集積したあと必要な後処理工程をなす。一方、排除券類を集溜するカセットは作業者によって検査装置内から取り出され、別途備えられる排除券類専用の再検査装置へ運び込まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような券類処理装置において、何らかの理由で束供給装置が停止することがあり、このときは当然ながら、検査装置への未検査券類束の供給が断たれてしまう。さらに、検査装置から検査済みの正券類束を排出することが不可能になるため、検査装置と束集積装置の動作を停止せざるを得ない。
【0008】
このように束供給装置が故障すると、ここに搬送装置を介して連結される複数の検査装置の全ておよび束集積装置の稼動できなくなってしまう。すなわち、束供給装置の稼働率によって処理装置全体の稼働時間が大きく左右されている。
【0009】
また、排除券類が投入されるカセットを、バッチエンド毎に作業者が各検査装置まで取りに行くようになっているため、専用作業者を待機させる必要があり、機械操作に無駄が生じていた。
【0010】
特に、券類処理装置を構成する各装置がシステムとして同時に作動するときには、専用作業者が一度に多くの排除券類用カセットを回収しなければならず、労力がかかる。
【0011】
なお、束供給装置から送り出された未検査券類束が、何らかの理由により検査装置に取込まれないまま通過してしまうことがある。この場合は、その券類束は別途備えられる排除箱内に集積されるので、作業者は排除箱まで券類束を取りに行き、改めて束供給装置まで持参したうえで再度投入する必要があり、ここでも作業性が悪いものであった。
【0012】
上記未検査券類に巻回される帯の位置を束供給装置で確認しているが、検査装置に搬入される以前でずれることがある。そのため、検査装置での検査処理が困難となり信頼性が低下してしまう。また、検査装置から出た正券類束が束集積装置に導かれる以前に帯の位置がずれてしまうと、美観を損なう。
【0013】
本発明は、上記事情にもとづいてなされたものであり、その目的とするところは、3種の紙葉類の授受を可能として、処理効率の向上を図った紙葉類処理装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するため本発明の紙葉類処理装置は、請求項1として、未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出しかつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し正常紙葉類を束ねた正常紙葉類束と再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを別にして送り出す検査手段と、この検査手段で検査された再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを受け入れて紙葉類を再検査する再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込む第1の搬送手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、検査手段と再検査手段との間に亘って配置され査手段から再検査手段へ再検査紙葉類用カセットを送り出す第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0016】
請求項2として紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、上記検査手段と、上記再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに複数の未検査紙葉類を溜めるバッファ機能を備えた第1の搬送手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され検査手段から束処理手段に正常紙葉類束を送り戻すとともに複数の正常紙葉類束を溜めるバッファ機能を備えた第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】
請求項3として紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し正常紙葉類を束ねた正常紙葉類束と再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて紙葉類を再検査する再検査手段と、上記第1の搬送手段と、上記第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段と、検査手段と第2の搬送手段および第3の搬送手段との間に配置され検査手段から戻される正常紙葉類および再検査紙葉類を第2の搬送路と第3の搬送路とに振り分け案内する振り分け手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】
請求項4として、請求項3記載の紙葉類処理装置において上記振り分け手段は、正常紙葉類を第2の搬送手段に振り分け案内するときは再検査紙葉類を第3の搬送手段に振り分け案内する姿勢から所定角度変更することを特徴とする。
【0019】
請求項5として紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、上記検査手段と、上記再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともにその途中に未検査紙葉類を束ねる帯に印字する印字手段を備えた第1の搬送手段と、上記第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0020】
請求項6として紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、上記検査手段と、上記再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともにその途中に未検査紙葉類を束ねる帯の上面と側面に同時に印字する印字手段を備えた第1の搬送手段と、上記第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0021】
請求項7して紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、上記検査手段と、上記再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともにその途中に未検査紙葉類を束ねる帯の上面と側面に同時に印字しかつ同時に紙葉類束の側面を整位する整位機能付き印字手段を備えた第1の搬送手段と、上記第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0022】
請求項8として、請求項7記載の紙葉類処理装置において上記印字手段は、紙葉類束の側面を押圧して整位し反対側の側面にて印字することを特徴とする。
【0023】
請求項9として紙葉類処理装置は、上記束処理手段と、上記検査手段と、上記再検査手段と、束処理手段と検査手段との間に亘って配置され束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともにその途中から人為的に未検査紙葉類束の投入を可能とした第1の搬送手段と、上記第2の搬送手段と、上記第3の搬送手段とを具備したことを特徴とする。
【0024】
このような課題を解決する手段を備えることにより、請求項1の発明では3段ステージの搬送手段を備えたから、未検査紙葉類と、検査済みの正常紙葉類(束)および再検査紙葉類(用カセット)との、3種の紙葉類の授受を行うことができて処理効率が向上し、作業者の労力が大幅に軽減される。
【0025】
請求項2の発明では第1,第2の搬送手段にバッファ機能を持たせることで、たとえ未検査紙葉類の供給が停止するようなことがあっても、検査手段での稼働率の低下を極力阻止する。
【0026】
請求項3,4の発明では振り分け手段を備えたから、検査装置から送り出される正常紙葉類と再検査紙葉類を自動で振分け案内でき、しかもこのとき紙葉類を束ねる帯の方向の不一致を合せられ、その結果、紙葉類のずれがない。
【0027】
請求項5ないし8の発明では帯に印字する印字手段を備えたから、1つのアクチュエータを用いて帯の上面と側面とに同時印字をなしてコストの低減と印字効率の向上を図り、しかも同時に紙葉類束を整位する。
【0028】
請求項9の発明では未検査紙葉類束を第1の搬送手段に人為的に投入可能としたから、検査手段に供給されるべき未検査紙葉類束が何らかの理由で通過した場合でも、その紙葉類束を直接搬送手段に投入でき再処理を容易化した。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明するに、紙葉類として市場に流通する各種の券、すなわち券類を適用する。そして、券類を所定枚数揃えて帯を巻回して結束してなるものを、券類束と呼ぶ。
【0030】
図1は、システムとして構成される券類束処理装置を示す。
【0031】
一側端部に並行して束供給装置1Aおよび束集積装置1Bが配置され、これらで束処理手段が構成される。上記束供給装置1Aは、券類を所定枚数揃え帯で束ねるなどの前処理をなしてから送り出す作用をなす。束集積装置1Bは、送り返された正常券類(以下、正券類と呼ぶ)束を受け入れて、帯を切断するなどの後処理工程をなす。
【0032】
これら束供給装置1Aおよび束集積装置1Bには、主搬送装置2を構成する端末搬送部2a,2bが連結される。この主搬送装置2の搬送端末部2a,2bは1本の主搬送部2cに合流され、この主搬送部2cは対向して配置される再検査手段である排除券類処理ユニット3に連結される。
【0033】
主搬送部2cに沿って検査手段であるここでは、5台の検査装置4…が所定間隔を存して配置されてなる。いずれの検査装置4も全く同一構成をなしていて、それぞれの検査装置4と主搬送部2cとは互いに同一構成の分岐搬送装置5によって連結される。
【0034】
図2にも示すように、上記主搬送装置2は、最下流側の検査装置4に接続する分岐搬送装置5まで、上下に並行して3段構成の搬送路(コンベア)6a,6b,6cからなる。
【0035】
最上段は未検査券類束Paを搬送する未検査束主搬送路6aであり、中段は検査済みの正券類束Pbを搬送する検査済み束主搬送路6bであり、最下段は排除券類用カセットPcを搬送する排除券類用カセット主搬送路6cである。
【0036】
未検査束主搬送路6aの搬送方向は束供給装置1A側から排除券類処理ユニット3側へ向い、上記検査済み束主搬送路6bの搬送方向は逆に、排除券類処理ユニット3側から束集積装置1B側へ向う。
【0037】
排除券類用カセット主搬送路6cの搬送方向は束供給装置1A側から排除券類処理ユニット3側へ向かうが、この主搬送路6cのみ最下流位置の検査装置4に接続する分岐搬送装置5からさらに下流側に延長して、排除券類処理ユニット3に接続される。
【0038】
図3に示すように、上記主搬送装置2と各検査装置4…とを接続する上記分岐搬送装置5は、上下に並行して3段構成の搬送路7a,7b,7cがステージ分けされてなる。
【0039】
その最上段を第1の搬送手段である未検査束バッファ搬送路7aといい、中段を第2の搬送手段である検査済み束バッファ搬送路7bといい、最下段を第3の搬送手段である排除券類用カセット排出路7cという。
【0040】
上記未検査束バッファ搬送路7aは、上記主搬送装置2の未検査主搬送路6aと接続され、上記検査済み束バッファ搬送路7bは検査済み束搬送路6bと接続され、上記排除券類用カセット排出路7cは排除券類用カセット主搬送路6cと接続される。
【0041】
さらに、分岐搬送装置5を構成する各手段について詳述する。
【0042】
図4に示すように、最上段の未検査束バッファ搬送路7aが構成される。この未検査束バッファ搬送路7aの搬送方向は、主搬送装置2の未検査束主搬送路6a側から検査装置4側へ向かう。
【0043】
未検査束主搬送路6a上に対向して束取り込み装置8が設けられていて、未検査束主搬送路6aに沿って搬送される未検査券類束Paを、タイミングをとって未検査バッファ搬送路7aに取り込む作用をなす。
【0044】
上記束取り込み装置8の下流側には90度回転装置9が設けられていて、束取り込み装置8から導かれた未検査券類束Paを水平方向に90度回転して、その搬送姿勢を変更するようになっている。
【0045】
上記90度回転装置9の下流側には、90度姿勢変更した券類束Paを、その姿勢のまま搬送するバッファコンベア10が設けられる。このバッファコンベア10は、常に複数の未検査券類束Paを溜めた状態にして搬送するよう、搬送タイミングと搬送速度および全長が設定されている。
【0046】
バッファコンベア10の搬送側に対向して印字手段である帯印字装置11が設けられていて、券類束Paを束ねる帯Tに対して所定の印字を行う。なお、この帯印字装置11については、別途詳細に説明する。
【0047】
上記帯印字装置11に隣接して押し出し装置12が設けられていて、未検査券類束Paを未検査束バッファ搬送路7aから上記検査装置4に押し出して券類束Paの受け渡しを行う。
【0048】
図5に示すように、中段の上記検査済み束バッファ搬送路7bが構成される。この搬送路7bの搬送方向は、検査装置4側から主搬送装置2の検査済み束主搬送路6b側へ向かっている。
【0049】
この搬送路7bの検査装置4と隣接する端部に、振り分け手段である90度回転リフタ装置13が設けられている。この90度回転リフタ装置13は、搬送路7bとともに上記排除券類用カセット排出路7cの端部に亘って設けられる。
【0050】
そして、検査装置4の装置内搬出路4aから送り出される検査済みの正券類束Pbおよび排除券類用カセットPcを受け取り、正券類束Pbは検査済み束バッファ搬送路7bに、かつ排除券類用カセットPcは排除券類用カセット排出路7cに振り分け案内するようになっている。
【0051】
なお、上記装置内搬出路4aは排除券類用カセット排出路7cと同一高さに設定されていて、90度回転リフタ装置13は装置内搬出路4aから排除券類用カセット排出路7cの高さ位置で正券類束Pbもしくは排除券類用カセットPcを受け取る。
【0052】
装置内搬出路4aから排除券類用カセットPcを受け取った場合は、その高さ位置を変えずに、このカセットPcを排除券類用カセット排出路7cへ送り出す機能を備えている。
【0053】
正券類束Pbを受け取った場合は、検査済み束バッファ搬送路7bと対向する位置まで上昇する機能を備えている。さらに、この上昇途中で正券類束Pbの水平姿勢を変更し、バッファ搬送路7bと対向する位置で90度回転し、そのあと正券類束Pbをバッファ搬送路7bへ押し出す機能を備えている。
【0054】
なお、この90度回転リフタ装置13の構成については後述する。
上記90度回転リフタ装置13に隣接して、バッファコンベア14が設けられる。このバッファコンベア14は、常に複数の正券類束Pbを載置するバッファ機能を備えて搬送するよう、この搬送タイミングと搬送速度および全長が設定されている。
【0055】
バッファコンベア14の下流端末部には、正券類束排出装置15が設けられている。これは図示しない押し出し機構を備えていて、バッファコンベア14から正券類束Pbを受け取ることと、タイミングをとって上記検査済み束主搬送路6bに送り込むようになっている。
【0056】
つぎに、上記帯印字装置11について説明する。
図6および図7(A)(B)に示すように、上記帯印字装置11は、未検査券類束Paを搬送するコンベア11aと、コンベア11aの側部に配置される整位機構16と、上部に配置される上面プリンタ17および整位機構16と券類束Paを挟んで反対側の側部に配置される側面プリンタ18とから構成される。
【0057】
上記整位機構16として、駆動源としてのモータ(アクチュエータ)20と、このモータ20の回転軸に連結される駆動アーム21と、この駆動アーム21によって回動付勢される第1の従動アーム22および第2の従動アーム23とからなる。
【0058】
上記駆動アーム21には、上記第1の従動アーム22に設けられる長孔22aに挿入掛合されるローラ24が設けられる。第1の従動アーム22にはストッパピン25が設けられているとともに、ほぼくの字状に形成される第2の従動アーム23と回転中心Oが一致する。
【0059】
各従動アーム22,23の回転中心にはスプリング26の巻回部が嵌め込まれており、このスプリング26の一端部は第2の従動アーム23に設けられるピン27に掛止され、他端部は上記ストッパピン25に掛止される。なお、第2の従動アーム23におけるピン27が設けられる片部の端部にはローラ28が取付けられる。
【0060】
このことから、スプリング26は、第2の従動アーム23のピン27が設けられる片部と、ストッパピン25を介して第1の従動アーム22とを互いに離間する方向に弾性的に押圧している。
【0061】
上面プリンタ17は、一端部が支点部29aとして回動自在なホルダ29に支持される。その下面がプリンタ面となっていて、通常の姿勢で搬送途中の券類束Paとは接触しないよう、この上面とは所定間隔を存して配置される。
【0062】
上記ホルダ29の他端部である自由端にはカム機構30が設けられていて、上面プリンタ17とホルダ29との合計自重がカム機構30を介して整位機構16にかかっている。なお詳しく述べると、カム機構30を構成するローラ31が第1の従動アーム22の側端縁に掛止している。
【0063】
上記側面プリンタ18は、券類束Pa側面部と対向する側面がプリンタ面となっていて、通常の姿勢で搬送途中の券類束Paとは接触しないよう、この側面とは所定間隔を存して配置される。
【0064】
つぎに、上記90度回転リフタ装置13について詳述する。
図8ないし図10に示すように、この90度回転リフタ装置13は、ターンテーブル35と、このターンテーブル35を回転自在に支持するとともに排除券類用カセット排出路7cと対向する位置と検査済み束バッファ搬送路7bと対向する位置との間で回動しながら昇降駆動する昇降回動機構36と、一対の押し出し板37a,37bを備えた押し出し機構37とから構成される。
【0065】
また、ターンテーブル35の一側部にはローラ38が突設されていて、このローラ38は昇降回動機構36に備えられるガイド部40に掛合している。すなわち、上記ガイド部40はターンテーブル35の周端縁に沿って平面視で90度の範囲で曲成され、かつその最下部から所定高さの位置までは垂直に形成され、この垂直上部から最上端に亘って90度の範囲で形成される板体である。このガイド部40に沿ってガイド孔40aが設けられ、上記ターンテーブル35のローラ38が掛合している。
【0066】
このことから、昇降回動機構36が駆動してターンテーブル35を排除券類用カセット排出路7cと対向する位置から上昇させると、所定の高さまではターンテーブル35の水平姿勢は何らの変化もないが、それ以降は上昇にともなって回動し、検査済み束バッファ搬送路7cと対向する位置においては90度回転することとなる。
【0067】
上記押し出し機構37は、検査済み束バッファ搬送路7bおよび排除券類用カセット排出路7cと対向する位置に、それぞれ押し出し板37a,37bを備えていて、各押し出し板を同時に対向する検査済み束バッファ搬送路7bおよび排除券類用カセット排出路7cへ移動するようになっている。
【0068】
つぎに、券類処理装置の作用について説明する。
前処理工程をなす束供給装置1Aから、券類を所定枚数揃えて帯Tで束ねてなる未検査券類束Paが主搬送装置2を構成する未検査束主搬送路6aへ供給され、排除券類用処理ユニット3へ向かって搬送される。
【0069】
この未検査券類束Paが所定の分岐搬送装置5を通過する際のタイミングをとって未検査束バッファ搬送路7aに券類束Paを取り込み、この搬送路7aを介して検査装置4へ搬送する。
【0070】
未検査束主搬送路6aから未検査束バッファ搬送路7aに亘る未検査券類束Paに対する基本的な搬送姿勢として、券類を束ねる帯Tの巻回方向と各搬送路6a,7aの搬送方向が互いに一致する。換言すれば、帯Tの巻回方向は搬送路6a,7aの搬送方向に沿うよう設定される。
【0071】
このことから、何らかの事情で各搬送路6a,7aが搬送中に急停止するようなことがあっても、券類束Pa全体が搬送方向に位置ずれるだけですみ、帯Tによって束ねられる券類相互のずれがなく、したがって検査装置4における検査処理に少しの影響も及ぼさないですむ。
【0072】
つぎに、分岐搬送装置5での搬送処理について説明する。
【0073】
未検査束主搬送路6aにおいて搬送される未検査券類束Paが通過するタイミングをとって、未検査束バッファ搬送路7aの取り込み装置8が作動して取り込み、さらにこの券類束Paを90度回転装置9に押し出す。
【0074】
未検査券類束Paを支持した90度回転装置9は90度回転し、この券類束Paの搬送姿勢を変更する。そのあと、上記取り込み装置8は再び作動して、券類束Paを90度回転装置9からバッファコンベア10に押し出す。
【0075】
このバッファコンベア10は常時搬送状態にあるが、搬送速度は主搬送路6aの搬送速度よりも遅い。すなわち、常に複数の券類束Paをバッファコンベア10に載せて搬送するようになっており、その名のとおりのバッファ機能を備えている。
【0076】
なお説明すれば、束供給装置1Aの供給能力を各検査装置4の処理能力よりも高めに設定することで、未検査券類束バッファ搬送路7aをバッファとして使用可能とした。
【0077】
これにより、たとえ束供給装置1Aと、主搬送装置2および排除券処理ユニット3が停止するようなことがあっても、検査装置4に対してはバッファ搬送路7aにおけるバッファ分の稼動を継続でき、各装置1A,2,3の停止に対して稼動率の著しい低下が避けられる。
【0078】
つぎに、未検査券類束Paはバッファコンベア10から帯印字装置11のコンベア11aに導かれる。このときは先に説明したように、券類束Paに対して整位機構16と上面プリンタ17および側面プリンタ18のいずれもが券類束Paから離間しており、この搬送の支障となるものはない。
【0079】
券類束Paが所定位置に到達するとコンベア11aの搬送が停止され、かつモータ20が駆動されて駆動アーム21が所定角度回動される。この駆動アーム21の回動により、ローラ24が第1の従動アーム22の長孔22aに沿って移動する。
【0080】
したがって、第1の従動アーム22は回転中心Oを支点として反時計回り方向に回動し、ストッパピン25が同方向に移動する。このストッパピン25の移動によりスプリング26の自由端相互の間隔が短縮して、第2の従動アーム23に弾性力が影響する。
【0081】
すなわち、スプリング26は第2の従動アーム23を同方向に回動付勢することとなり、ローラ28は券類束Paの側面に当接し、さらに押圧付勢する。図7(B)に示すように、券類束Paが移動して側面プリンタ18に押付けられ、この面の帯T部分に所定の印字がなされるとともに整位される。
【0082】
同時に、第1の従動アーム22の回動にともなって上面プリンタ17のカム機構30が追従する。ホルダ29の自由端が降下して、ついには上面プリンタ17が自重で券類束Pa上面の帯T部分に押付けられ、所定の印字がなされる。
【0083】
このようにして、券類束Paに対する整位がなされるとともに、帯Tの上面と側面とに同時印字がなされる。このあとモータ20が逆転して駆動アーム21を元の姿勢に戻す。したがって、第1の従動アーム22と第2の従動アーム23が元の位置に戻るところから、少なくとも上面プリンタ17は券類束Pa上面から離間する。
【0084】
ここでは、券類束Paを側面プリンタ18から強制的に離間させる機構を備えていないが、第2の従動アーム23のローラ28が券類束Paから離間することで、券類束Paに対する押圧力が完全に除去される。その反動で券類束Pa側面と側面プリンタ18とに狭小の間隙が形成され、コンベア11aが搬送を再開しても側面の印字がかすれることがない。
【0085】
このような帯印字装置11であるから、搬送される未検査券類束Paの側部に整位機構16を設けて、コンベア11aの幅方向への束整位動作ができ、搬送方向に対して拘束を受けずにすむ。
【0086】
コンベア11a上での券類束Paに対する整位動作と、券類束Paの上面および側面との2面への印字動作を1つのアクチュエータ(モータ)20をもって同時に行え、機構の簡素化と、印字精度および処理効率の向上を図れる。
【0087】
しかも、コンベア11aの幅方向に対して券類の券種の違いなどによる長さの異なるものがきても対応が可能になり、券類束Paの搬送の向きに拘束を受けずにすむ。
【0088】
そして、コンベア11aの搬送方向に対して、前方と後方の両側から券類束Paへのアクセスが可能であり、帯印字装置11内部を外から見易くなることによってジャム処理が容易になる。
【0089】
帯印字装置11で帯Tに印字された券類束Paは排出装置12に導かれ、さらに検査装置4に押出される。この検査装置4内で各種の検査が行われ、正常な券類と、使用不能な損券類と、再検査が必要な排除券類とに仕分けされる。
【0090】
正常な券類は所定枚数揃えて帯で束ねられ、検査済み正券類束Pbとして装置内搬出路4aに導かれる。損券類は検査装置4内の所定部位にある図示しない損券類箱内に投入され、あとで一括して廃棄処分される。排除券類は排除券類用カセットPcに投入され、装置内搬出路4aに導かれる。
【0091】
正券類束Pbと排除券類用カセットPcは、装置内搬出路4aから分岐搬送装置7の排除券類用カセット排出路7cに待機する90度回転リフタ装置13のターンテーブル35に一旦載せられる。
【0092】
センサが正券類束Pbであることを検知した場合は、昇降回動機構36が動作してターンテーブル35を中段の検査済み束バッファ搬送路7bの対向位置まで上昇するとともに、90度回転させる。
【0093】
ついで、押し出し機構37が作動し、押し出し板37aによって正券類束Pbはバッファコンベア14に押し出され、かつ搬送される。この搬送路7bもバッファ機能を備えており、束集積装置1Bと、主搬送装置2および排除券処理ユニット3が停止するようなことがあっても、束集積装置1Bに対してはバッファ分の稼動を継続でき、稼動率の著しい低下が避けられる。
【0094】
なお、90度回転リフタ装置13で正券類束Pbの姿勢を90度回動したことによって、これを束ねる帯Tの巻回方向がバッファコンベア14の搬送方向とは直交する方向となる。
【0095】
しかしながら、この正券類束Pbがバッファコンベア14から束排出装置15を介して主搬送装置2の検査済み束主搬送路6bに搬送されるとき、この搬送方向に帯Tの巻回方向が沿うことになる。
【0096】
バッファコンベア14の全長がごく短いものであるのに対して、主搬送路6bの全長が極めて長いところから、帯Tの巻回方向を搬送方向に沿わせる時間を長くとれる。
【0097】
一方、検査装置4の装置内搬出路4aから導かれる排除券類用カセットPcは、排除券類用カセット排出路7cに待機する90度回転リフタ装置13のターンテーブル35に載せられる。
【0098】
このときは昇降回動機構36は作動せず、タイミングをとって押し出し機構37が作動し、押し出し板37bによってそのまま排除券類用カセット排出路7cに押し出される。
【0099】
そして、排除券類用カセットPcは排除券類用カセット排出路7cから主搬送装置2の排除券類用カセット主搬送路6cに受け渡され、さらに排除券処理ユニット3に搬入されて再検査が行われる。
【0100】
このような90度回転リフタ装置13を採用したので、従来のように押し出し装置と90度回転装置を別個に備えることと比較して、構成が簡素化して大幅なコストダウンを図れる。
【0101】
図3のみに示すように、未検査券類束バッファ搬送路7aのバッファコンベア10に対向して束手投入部50が設けられる。すなわち、何らかの理由によって主搬送装置2をそのまま通過し、分岐搬送装置5から検査装置4に取り込まれない未検査券類束Paを束手投入部50から投入可能とした。
【0102】
実際の投入時には、作業者が装置の操作盤に対して手投入モードのスイッチをオンする。すると、束供給装置1Aから主搬送装置2に対して新たな券類束Paの供給が停止する。
【0103】
上記未検査束バッファ搬送路7aのバッファコンベア10上にある全ての券類束Paが移動した時点で、作業者は手投入すべき券類束Paを束手投入部50からバッファコンベア10上に投入し、稼動再開を指示する。
【0104】
束供給装置1Aに券類束Paの供給停止を指示したとき、既に主搬送装置2において券類束Paが搬送されている場合は、未検査束バッファ搬送路7aの取り込み装置8が空いていれば、作業者の作業とは関係なく券類束Paを取り込み装置8に取り込み可能である。
【0105】
手投入を指示したときに、既にバッファコンベア10上にある券類束Paの処理が終了し、かつ主搬送装置2の未検査束主搬送路6aから送られている券類束Paの処理が全て終了した時点で、通常の処理に戻って束供給装置1Aへ券類束Paへ供給の要求を再開する。
【0106】
また、この手投入モードにおいては、搬送前後の券類束Pa相互に充分な間隔がない状態で別の券類束Paの手投入がなされる場合もある。このときは、上記帯印字装置11のコンベア11aと、バッファコンベア10とで券類束Pa相互の分離をなす。
【0107】
すなわち、帯印字装置コンベア11aに載る券類束Paの前端を図示しない位置センサで検出し、その券類束Paの搬送方向長さを考慮した上で、券類束相互Pa,Paの切れ目がコンベア相互11a,10の分かれ目付近にくる位置で、バッファコンベア10のみ停止させる。したがって、券類束Pa,Pa相互の分離が可能である。
【0108】
このように、主搬送装置2から取り込まれずに通過(排除)されてしまった券類束Paを、分岐搬送装置2において手投入を可能としたので、従来のように束供給装置まで歩いて再投入しなければならなかった作業者の労力が大幅に軽減される。
【0109】
上述した券類処理装置においては、分岐搬送装置5を未検査束バッファ搬送路7aと、検査済み束バッファ搬送路7bおよび排除券類用カセット排出路7cとにステージ分けしたので、それぞれ独立して券類束Pa,PbもしくはカセットPcを搬送できる。
【0110】
そして、束供給装置1Aと、束集積装置1Bにおける券類束Pa、Pbの処理能力を検査装置4の処理能力よりも高めに設定した上で、分岐搬送装置5におけるそれぞれの搬送路7a,7bにバッファ機能を持たせた。
【0111】
これにより、束供給装置1Aと、束集積装置1Bと、主搬送装置2および排除券類処理ユニット3などが休止しても、処理装置システムが全体的に稼働率低下の悪影響を受けずにすむ。
【0112】
また、分岐搬送装置5に検査済みの正券類束Pbと排除券類用カセットPcを振分ける手段である90度回転リフタ装置13を備えた。これにより、検査装置4から搬出される券類束Pbと排除券類用カセットPcを、それぞれ異なったラインに導出できるようになった。
【0113】
したがって、従来のようにバッチエンド毎に作業者が排除券類用カセットを検査装置へ取りに行き、かつこのカセットを検査装置から排除券類処理ユニットへ運搬する作業を全て解消でき、作業者の労力が大幅に軽減される。
【0114】
分岐搬送装置5において、未検査券類束Paと検査済み正券類束Pbを搬送する搬送路7a,7bのそれぞれに、これら券類束Pa,Pbを90度回転する装置9,13を備えたことで、主搬送装置2における券類束Pa,Pbの搬送方向との整合性を保持でき、帯Tのずれがなくなる。
【0115】
これにより、検査装置4における未検査券類束Paに対する検査処理が円滑化し、また検査済みの正券類束Pbの出来上がり状態を完全に維持し、使用者における満足度の向上を得る。
【0116】
なお、紙葉類として、市場に流通する券類を適用して説明したが、これに限定されるものではなく、その他のいわゆる紙葉類の全てに適用可能である。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、3段の搬送路にステージ分けした搬送手段を備えることで、3種の紙葉類の授受が可能となって処理効率の向上を図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す、券類処理装置全体の構成を表す斜視図。
【図2】同実施の形態を示す、券類処理装置の一部拡大した斜視図。
【図3】同実施の形態を示す、分岐搬送装置の内部構成と、これと関連する装置構成の斜視図。
【図4】同実施の形態を示す、未検査束バッファ搬送路の概略の平面図。
【図5】同実施の形態を示す、検査済み束バッファ搬送路の概略の平面図。
【図6】同実施の形態を示す、帯印字装置の斜視図。
【図7】同実施の形態を示す、帯印字装置の異なる動作状態の図。
【図8】同実施の形態を示す、90度回転リフタ装置の斜視図。
【図9】同実施の形態を示す、90度回転リフタ装置のターンテーブルの作動を説明する図。
【図10】同実施の形態を示す、90度回転リフタ装置のターンテーブルの作動を説明する図。
【符号の説明】
Pa…未検査券類束(未検査紙葉類束)、
Pb…正券類束(正常紙葉類束)、
Pc…排除券類用カセット(再検査紙葉類用カセット)、
1A…束供給装置(束処理手段)、
1B…束集積装置(束処理手段)、
4…検査装置(検査手段)、
3…排除券類処理ユニット(再検査手段)、
7a…未検査束バッファ搬送路(第1の搬送手段)、
7b…検査済み束バッファ搬送路(第2の搬送手段)、
7c…排除券類用カセット排出路(第3の搬送手段)、
13…90度回転リフタ装置(振分け手段)、
11…帯印字装置(印字手段)、
16…整位機構。
Claims (9)
- 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類を束ねた正常紙葉類束と、再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを受け入れて紙葉類を再検査する再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込む第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類束を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類用カセットを送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類を束ねた正常紙葉類束と、再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類が投入される再検査紙葉類用カセットを受け入れて紙葉類を再検査する再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに、複数の未検査紙葉類を溜めるバッファ機能を備えた第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類束を送り戻すとともに、複数の正常紙葉類束を溜めるバッファ機能を備えた第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類用カセットを送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類と、再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて再検査をなす再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込む第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類を送り出す第3の搬送手段と、
上記検査手段と第2の搬送手段および第3の搬送手段との間に配置され、検査手段から戻される正常紙葉類および再検査紙葉類を、第2の搬送路と第3の搬送路とに振り分け案内する振り分け手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 上記振り分け手段は、正常紙葉類を第2の搬送手段に振り分け案内するときは、再検査紙葉類を第3の搬送手段に振り分け案内する姿勢から所定角度変更することを特徴とする請求項3記載の紙葉類処理装置。
- 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類と、再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて再検査をなす再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに、その途中に未検査紙葉類を束ねる帯に印字する印字手段を備えた第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類を送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類と、再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて再検査をなす再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに、その途中に未検査紙葉類を束ねる帯の上面と側面に同時に印字する印字手段を備えた第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類を送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類と、再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて再検査をなす再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに、その途中に未検査紙葉類を束ねる帯の上面と側面に同時に印字し、かつ同時に紙葉類束の側面を整位する整位機能付き印字手段を備えた第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類を送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 上記印字手段は、紙葉類束の側面を押圧して整位し、反対側の側面にて印字することを特徴とする請求項7記載の紙葉類処理装置。
- 未検査の紙葉類を帯で束ねて送り出し、かつ検査済みの正常紙葉類を受け入れる束処理手段と、
上記未検査の紙葉類束を受け入れて1枚づつ検査し、正常紙葉類と、再検査紙葉類を別にして送り出す検査手段と、
この検査手段で検査された再検査紙葉類を受け入れて再検査をなす再検査手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、束処理手段から検査手段へ未検査紙葉類束を送り込むとともに、その途中から人為的に未検査紙葉類束の投入を可能とした第1の搬送手段と、
上記束処理手段と上記検査手段との間に亘って配置され、検査手段から束処理手段に正常紙葉類を送り戻す第2の搬送手段と、
上記検査手段と上記再検査手段との間に亘って配置され、検査手段から再検査手段へ再検査紙葉類を送り出す第3の搬送手段と、
を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
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