JP2009073527A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り扱う紙葉類の種類に応じて結束する帯の位置を任意に設定可能な紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】初めに、操作表示部から紙葉類PBの券種が設定されると、当該設定券種に応じた左整位ガイド403Aの位置が設定される。次に、集積庫に集積された100枚紙葉類PBが支持台401A、401Bの上に載置され、右整位ガイド403Bによって図示矢印B方向に押し付ける。次に、整位された100紙葉類PBの結束位置部分を帯Kで結束する。なお、左整位ガイド403Aは、長穴に直交するように配置された板状態で構成されており、この左整位ガイド403Aの下部に配置された支点に連結されたアーム405Aの他端は、回転節に連結されている。この回転節をパルスモータなどの回転角の制御可能な駆動源で駆動することにより左整位ガイドの位置を任意に設定できる。
【選択図】図2
【解決手段】初めに、操作表示部から紙葉類PBの券種が設定されると、当該設定券種に応じた左整位ガイド403Aの位置が設定される。次に、集積庫に集積された100枚紙葉類PBが支持台401A、401Bの上に載置され、右整位ガイド403Bによって図示矢印B方向に押し付ける。次に、整位された100紙葉類PBの結束位置部分を帯Kで結束する。なお、左整位ガイド403Aは、長穴に直交するように配置された板状態で構成されており、この左整位ガイド403Aの下部に配置された支点に連結されたアーム405Aの他端は、回転節に連結されている。この回転節をパルスモータなどの回転角の制御可能な駆動源で駆動することにより左整位ガイドの位置を任意に設定できる。
【選択図】図2
Description
本発明は、有価証券などの紙葉類の結束装置に関し、特に結束位置を任意に設定可能な紙葉類処理装置に関する。
有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、処理単位に応じて一括して投入された紙葉類束(例えば、1000枚)から取出装置によって紙葉類を1枚ずつ取出して搬送し、紙葉類判別装置によって当該紙葉類の品質(形状、損傷など)を判別し、正常な券(以下、正券と称する。)、不良券(以下、損券と称する。)及び搬送異状券や2枚取り券などの排除券に区分して集積装置によって一次集積し、その一次集積された枚数が所定の枚数に達した紙葉類束(例えば、100枚)場合は、帯などの結束材で結束して把Hを形成する装置である(例えば、特許文献1参照。)。
この結束の際の帯位置は、その紙葉類の端面から所定の位置に結束している。例えば、紙幣の場合には、紙葉類の中央ではなく、搬送先端から30mmの位置に結束している。従って、例えば搬送後端から30mmの位置に結束したい場合(反対側に結束する場合)には、紙葉類を紙葉類処理装置に投入する方向を反対側にするしかなかった。
特開2005−67640号公報 (第4頁、図2)
しかしながら、紙葉類を一括して投入する場合、当該紙葉類処理装置の操作員は、処理する紙葉類の図柄を正立した状態で投入するが、その結束位置は、紙葉類の主要な図柄が結束するための帯で隠れないように、図柄の位置に合わせて変更したいという課題がある。例えば、紙幣などの場合、人物像の上に帯が掛かるのがこれに該当する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、取り扱う紙葉類の種類に応じて結束する帯の位置を変更することができる結束装置及びこの結束装置を備えた紙葉類処理装置を提供することができる。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、処理する紙葉類の券種を設定する操作表示部と、設定された券種の紙葉類を一括して供給する供給部と、この供給部から1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて当該紙葉類の搬送先を設定する搬送制御手段と、この搬送制御手段によって搬送先が設定された前記紙葉類を集積する集積手段と、この集積手段によって集積された紙葉類が所定枚数に達した紙葉類束を結束材で結束する結束手段と、を備えた紙葉類処理装置であって、前記紙葉類判別手段は、搬送される紙葉類の券種が指定された券種であることを判別する券種判別手段を有し、前記集積手段は、この集積手段によって集積される紙葉類の枚数を計数する計数手段を有し、前記結束手段は、前記計数手段によって計数された前記紙葉類の枚数が所定枚数に達した紙葉類束を載置する支持台と、この支持台に載置された前記紙葉類束の長手方向の両端面側に移動可能に配置された整位ガイドであって、当該紙葉類束の一方の端面を押し出す第1の整位ガイドと、この第1の整位ガイドによって押出された前記紙葉類束の移動を制限する第2の整位ガイドと、前記第1の整位ガイド及び前記第2の整位ガイドを当該紙葉類の種類ごとに設定された結束位置に基づいて移動する移動手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、取り扱う紙葉類の種類に応じて結束する帯の位置を変更することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1による結束装置(結束手段)40、41を搭載した紙葉類処理装置1の概略構成図である。紙葉類処理装置1は、有価証券などの紙葉類Pの真偽(真券か偽券か)又は正損(再流通可能な正券か再流通不可能な損券か)を判別し、正券は集積装置30、31に集積し、損券は裁断装置60で裁断し、判別不能券は排除券集積装置33に集積する。このようにして集積された正券は、各集積装置の下部に配置された結束装置40又は41で結束される。なお、2枚取り券又はスキューなどの搬送異常券は、排除券集積庫34に集積される。
紙葉類処理装置1には、集積された紙葉類Pを一括して供給する供給部10が設けられている。この供給部10に供給された紙葉類束(例えば、1000枚)PBは、取出ロータ(取出手段)10Aによって一定間隔で1枚ずつ取り出され、搬送路(搬送手段)20によって搬送される。
このようにして、取出ロータ10Aによって供給部10から取り出された紙葉類Pは、紙葉類判別装置(紙葉類判別手段)50によって判別される。紙葉類判別装置50は、紙葉類Pの物理的特性を検知して判別するもので、複数の装置で構成されており、搬送される紙葉類Pの券種が操作員によって操作表示部(図示しない)から指定された券種であることを判別する券種判別、真偽判別、正損判別が行われる。なお、これらの判別内容は、紙葉類処理装置1の処理内容によって設定され、その一部のみ判別される場合もある。
また、紙葉類判別装置50の判別結果に基づいて正券と判別された紙葉類Pを集積する集積装置30、31及び偽券又は排除券を集積する排除券集積装置33が設けられている。
取出検知部51は、供給部10から取り出された紙葉類Pの取り出し状態を検知し検知結果を搬送制御部(搬送制御手段)2に送信する。この取り出し状態の検知結果が、例えば、2枚取りなどの複数枚取り出し、搬送ピッチ詰まりなどの搬送異常の場合は、搬送方向下流に搬送して処理する振分ゲートで振り分けられないなどの障害が発生しやすいため、搬送異常を搬送制御部2に送信するものである。
搬送制御部2は、この搬送異常を受信した場合には、当該紙葉類Pの搬送方向を振り分ける振分ゲートG40を回動することにより、当該紙葉類Pを搬送路21に沿って搬送させ排除券集積庫34に集積する。なお、この排除券集積庫34に集積された排除券は再供給することが可能である。
排除券集積装置33は、紙葉類判別装置50によって排除された紙葉類Pを集積するもので、集積羽根車33A、一時集積庫33Bを備えており、搬送路26に沿って搬送されてきた紙葉類Pを集積羽根車33Aで受け取り、一時集積個33Bに集積する。
上記紙葉類判別装置50の判別の結果、正券は集積装置(集積手段)30、31の一時集積個30B、31Bに集積され、損券は分岐ゲートG60で分岐され裁断装置60で裁断される。正券と損券は、搬送される紙葉類Pの汚損の程度(正損レベル)によって区分され、紙葉類判別装置50で判別される。
紙葉類処理装置1は、この正損レベルに対する正損判別レベルを上述した操作表示部から設定することができ、例えば、正損判別レベルが10段階中の5に設定された場合、搬送された紙葉類Pの正損レベルが5以上の場合は正券と判別し、5未満の場合は損券と判別する。
上記紙葉類判別装置50の判別の結果に基づいて分岐ゲートG30、G31が切換えられて紙葉類Pが所定の枚数(例えば、100枚)に達するまで集積装置30の一時集積庫30Bに集積される。この一時集積庫30Bの枚数が100枚に到達すると、分岐ゲートG30、G31が切換えられ、続けて集積される紙葉類は集積装置31の一時集積庫31Bに集積される。上記集積枚数の計数は、集積装置30、31の入口に配置された計数手段としてのセンサSC30又はSC31によって行われ、その結果は、結束制御部(図示しない)に通知される。
このようにして一次集積庫30B又は31Bに集積された紙葉類Pの枚数が100枚(100枚紙葉類)に到達すると、集積装置30又は31の下部に配置された結束装置40又は41に渡される。結束装置40又は41は、当該100枚紙葉類PBを結束材としての帯で結束して把Hを形成する。このようにして結束された把Hは、下部に排出されたコンベア70によって把搬送が行われ、10把結束装置80に渡される。
10把結束装置80は、コンベア70によって搬送された把Hを10把になるまで積層し、10把ごとに、さらに結束して束を形成する。このようにして形成された束は、装置外に排出される。
図2は、本発明の結束装置40において、帯位置変更部400を説明する図である。図2(1)は、帯位置変更部400の平面図である。図2(2)は、図2(1)のA−A線断面図である。図2(3)は、図2(1)のB−B線断面図である。図2(4)は、図2(1)に示す左整位ガイド403A及び右整位ガイド403Bを駆動する移動手段としてのリンク機構405A及び405Bを説明する図である。
集積装置30又は31で集積された100枚紙葉類PBは、支持台401A、401B上に移動される。図2(1)はこの支持台401A、401Bの上に100枚紙葉類PBが移動した状態を示す。
支持台401A及び支持台401Bは、100枚紙葉類PBの結束位置部分を切り欠いた板状態で構成され、同一平面状に配置される。また、この支持台401Aは、左整位ガイド(第2の整位ガイド)403A及び右整位ガイド(第1の整位ガイド)403Bが移動できるように左整位ガイド403A及び右整位ガイド403Bの移動範囲の部分は貫通した長穴402Aがそれぞれ2個並列に設けられている。
左整位ガイド403Aは、支持台401Aの長穴402Aを貫通して配置され、右整位ガイド403Bは、支持台401Bの長穴402Bを貫通して配置される。
図2(3)は、図2(1)のB−B線断面図である。図示してあるように、2個の長穴402Bを貫通する右整位ガイド403Bは支持台401Bの下部で一体に構成されている。同様に左整位ガイド403Aも支持台401Aの下部で一体に構成されている。
図2(4)は、図2(1)に示す左整位ガイド403Aを駆動するリンク機構405Aが支持台401Aの下部に配置され、右整位ガイド403Bを駆動するリンク機構405Bが支持台401Bの下部に配置される。
左整位ガイド403Aはリンク機構405Aによって駆動されて左整位ガイド移動範囲を移動する。同様に、右整位ガイド403Bは、リンク機構405Bによって駆動され右整位ガイド移動範囲を移動する。なお、リンク機構の詳細は後述する。
図3は、図2に示す結束装置において、結束の手順を説明する図である。以下、この図を参照して100枚紙葉類PBの結束位置の設定方法を説明する。
初めに、100枚紙葉類PBの左から30mmの位置に紙帯を巻くため左整位ガイド403Aの位置を決める(図3(2)の(1))。従来、帯の位置決めは、上述したように例えば30mmに固定して用いられていたが、本実施例では、上記左整位ガイド403Aの位置をリンク機構405Aによって任意に設定することが可能である。従って、図示しない操作表示部から、処理する紙葉類Pの券種が設定された場合、当該設定券種に応じて、上記左整位ガイド403Aの位置を30mm以外に設定することができる。
例えば、処理する紙葉類Pが紙幣などの場合で、当該結束位置に人物像が印刷されている場合、又は主要なセキュリティが施されている場合、結束された状態であっても当該人物像又は主要なセキュリティを確認することが必要な場合がある。この場合、当該結束位置を避けて結束することが要求される場合がある。本実施例は、このような場合に適している。
次に、100枚紙葉類PBを結束ステージに移動する(図3(2)の(2))。即ち集積庫30Bに集積された100枚紙葉類PBが支持台401A及び401Bの上に載置される。
次に、支持台401A及び401Bの上に載置された100枚紙葉類PBを右整位ガイド403Bによって図示矢印B方向に押し付ける(図3(2)の(3))。
次に、上記右整位ガイド403Bによって押し付けられ、整位された100紙葉類PBの結束位置部分を帯(例えば、熱接着用紙帯)Kで結束する(図3(2)の(4))。なお、この結束位置には結束するための結束装置が備えられており、本実施例では、この結束装置の配置位置は固定してある。なお、この結束方法は後述した従来技術によって行われる。
図4は、図2に示す結束装置において、帯位置変更に係る移動手段としてのリンク機構の動作を説明する詳細図である。以下、図2、図3も参照してリンク機構の動作を説明する。
支持台401Aには、支持台401Aの手前側及び奥側に長穴402A、402Aが設けられている。同様に支持台401Bには、支持台401Bの手前側及び奥側の長穴402B、402Bが設けられている。
左整位ガイド403Aは、長穴402A、402Aに直交するように配置された板状態で構成されており、この長穴402A、402Aに沿って直交状態を保ちながら移動することができる。
上述したように、最初に左整位ガイド403Aの位置が設定される。
左整位ガイド403Aの下部は、略中央に支点404Aが配置されている。この支点には、アーム405Aが回転可能に連結されており、アーム405Aの他端は回転運動が可能な回転節に連結されている。この回転節は、パルスモータなどの回転角の制御可能な駆動源(図示しない)に接続される。
以上のように構成されたリンク機構により、券種によって結束位置が設定されると、当該結束位置に基づく左整位ガイド403Aの位置が設定され、当該設定位置に基づいてアーム404の回転角が設定される。この回転角の設定に基づき、当該左整位ガイド403Aが移動する。以上の工程によって左整位ガイド位置403Aが位置決めされる。
アーム405A(1)は、左整位ガイド403A(1)が左整位ガイド移動範囲の最右端に移動したときの状態を示し、アーム405A(2)は、左整位ガイド403A(2)が左整位ガイド移動範囲の最左端に移動したときの状態を示す。
次に、位置決めされた左整位ガイド403Aに100枚紙葉類PBの端面を押し付ける右整位ガイド403Bの説明を行う。
右整位ガイド403Bは、左整位ガイド403A同様に構成され、長穴402B、402Bに直交するように配置された板状態で構成されており、この長穴402B、402Bに沿って直交状態を保ちながら移動することができる。
右整位ガイド403Bの下部には、略中央に支点404Bが配置されている。この支点には、アーム405Bが回転可能に連結されており、アーム405Bの他端は回転運動が可能な回転節に連結されている。この回転節は、パルスモータなどの回転角の制御が可能な駆動源(図示しない)に連結される。
券種によって左整位ガイド403Aの位置が設定されると、この左整位ガイド403Aの位置から当該100枚紙葉類PBの標準券長Lsだけ離間した位置に右整位ガイド403Bが位置するようにアーム405Bが上記駆動源によって駆動される。右整位ガイド403B(1)、(2)及び又アーム405B(1)、(2)は左整位ガイドと同様に構成されているが、その機能が一部異なるため、その部分の説明を行う。即ち、左整位ガイド403Aは、券種によって設定された位置に移動すれば足りるが、右整位ガイド403Bは、整位のために左整位ガイド403B側に押し込む必要があり、標準券長Lsに対する押込みのための設定許容値を考慮して設定される。この許容値は、処理紙葉類の品質大きさによって異なるため、実験的に設定される。
図5は、図4に示す結束位置に結束する帯(紙帯又はテープなど)Kの帯送りを説明する図である。図6は、図4に示す結束位置に結束する帯の帯送りを説明する図である。なお、本実施例では、帯として紙帯を用いて結束する場合を示す。
本実施例では、100枚紙葉類PBが結束位置まで搬送され、かつ、上述した100枚紙葉類PBの整位が終了していることを前提に説明する。
100枚紙葉類PBが結束位置に位置すると、テープキャッチ421・421が開き、帯Kを挟持できるようにする。
次に、図示しない帯フィードモータを駆動して帯フィードローラ424を正転し、帯Kをテープキャッチ421・421の間に一定量送り出す。なお、この帯フィードローラは、結束材である帯Kを進退自在に送るために、正逆回転可能に構成されており、帯Kを送る場合は正転し、帯Kを100枚紙葉類PBに巻き付ける場合には逆転する。
次に、テープキャッチ421・421を閉じ、送り出した帯Kをテープキャッチ421・421によりクランプする。
上記フィードローラ424により帯Kを送り出しながら、テープキャッチ421・421で帯Kを挟持したまま図示した軌跡Rに沿って図示矢印B1方向に回転する。この回転に同期して100枚紙葉類PBを左から右側に図示矢印A2の方向に移動する。
この一連の動作によって、帯Kは、100枚紙葉類PBの周りに巻き付いた状態になる(図5参照)。
次に、帯フィードローラ424を逆回転し、所定の力で100枚紙葉類PBを締め付けて、帯Kによる締め付けを完了する。
次に、帯カッタ423・423により帯Kを切断する。
次に、ヒータ機構によって帯Kの端面を過熱し、巻き付けられた帯同士を接着する。なお、この帯Kは、帯Kの裏面に熱溶着用糊が塗布されており、過熱されることによって溶融し、押圧することにより熱接着が行われる。本実施例では、熱溶着部分の帯Kの裏面同士が接着される(図6参照)。
以上説明したように本発明の実施例によれば、取扱う紙葉類の種類に応じて当該100枚紙葉類の左側に結束する結束位置を変更することができる。
(変形例)
上述した実施例は、結束位置に合わせて左整位ガイド403Aの位置決めを行い、この左整位ガイド403Aに100枚紙葉類PBを右整位ガイド403Bで押し付けて整位することにより結束位置を変える方法示した。本変形例では、結束位置に合わせて右整位ガイド(第1の整位ガイド)403Bの位置決めを行い、この右整位ガイド403Bに100枚紙葉類PBを左整位ガイド(第2の整位ガイド)403Aで押し付けて整位することにより結束位置を変えることができる。この方法は、上述した実施例1の構成のまま、左整位ガイド403Aと右整位ガイド403Bを駆動するパルスモータの設定値(パラメータ)を変更し、整位する手順を変えることにより可能であるため、その説明を省略する。
上述した実施例は、結束位置に合わせて左整位ガイド403Aの位置決めを行い、この左整位ガイド403Aに100枚紙葉類PBを右整位ガイド403Bで押し付けて整位することにより結束位置を変える方法示した。本変形例では、結束位置に合わせて右整位ガイド(第1の整位ガイド)403Bの位置決めを行い、この右整位ガイド403Bに100枚紙葉類PBを左整位ガイド(第2の整位ガイド)403Aで押し付けて整位することにより結束位置を変えることができる。この方法は、上述した実施例1の構成のまま、左整位ガイド403Aと右整位ガイド403Bを駆動するパルスモータの設定値(パラメータ)を変更し、整位する手順を変えることにより可能であるため、その説明を省略する。
以上説明したように本発明の実施例によれば、取扱う紙葉類の種類に応じて当該100枚紙葉類の右側に結束する結束位置を変更することができる。
なお、本実施例1及び2では、移動手段としてリンク機構を用いたが、これに限るものではなく、券種及び搬送方向が設定された場合、その設定値に基づいて移動手段としてのパルスモータを駆動し、当該パルス数によって移動量を設定してもよい。
H 100枚紙葉類
P 紙葉類
PB 100枚紙葉類
10 供給部
10A 取出ロータ
20 搬送路
30、31 集積装置
33 排除券集積装置
40、41 結束装置
50 紙葉類判別装置
401A、401B 支持台
402A、402B 長穴
403A 左整位ガイド
403B 右整位ガイド
405A、405B アーム
P 紙葉類
PB 100枚紙葉類
10 供給部
10A 取出ロータ
20 搬送路
30、31 集積装置
33 排除券集積装置
40、41 結束装置
50 紙葉類判別装置
401A、401B 支持台
402A、402B 長穴
403A 左整位ガイド
403B 右整位ガイド
405A、405B アーム
Claims (3)
- 処理する紙葉類の券種を設定する操作表示部と、設定された券種の紙葉類を一括して供給する供給部と、この供給部から1枚ずつ取り出して搬送し、前記紙葉類を判別する紙葉類判別手段と、この紙葉類判別手段による判別の結果に基づいて当該紙葉類の搬送先を設定する搬送制御手段と、この搬送制御手段によって搬送先が設定された前記紙葉類を集積する集積手段と、この集積手段によって集積された紙葉類が所定枚数に達した紙葉類束を結束材で結束する結束手段と、を備えた紙葉類処理装置であって、
前記紙葉類判別手段は、
搬送される紙葉類の券種が指定された券種であることを判別する券種判別手段を有し、
前記集積手段は、
この集積手段によって集積される紙葉類の枚数を計数する計数手段を有し、
前記結束手段は、
前記計数手段によって計数された前記紙葉類の枚数が所定枚数に達した紙葉類束を載置する支持台と、
この支持台に載置された前記紙葉類束の長手方向の両端面側に移動可能に配置された整位ガイドであって、当該紙葉類束の一方の端面を押し出す第1の整位ガイドと、
この第1の整位ガイドによって押出された前記紙葉類束の移動を制限する第2の整位ガイドと、
前記第1の整位ガイド及び前記第2の整位ガイドを当該紙葉類の種類ごとに設定した結束位置に基づいて移動する移動手段と、
を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。 - 前記支持台は、
前記紙葉類束を前記結束材で結束する結束位置部分を切り欠いた板状態で構成され、
前記第1の整位ガイド及び前記第2の整位ガイドの移動範囲に貫通した長穴を備え、
前記第1及び第2の整位ガイドは、
前記支持台に設けられた長穴を貫通して配置されたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。 - 前記移動手段は、
前記支持台に載置された前記紙葉類束の一方の端面を前記第2の整位ガイドによって押し出し、
この第2の整位ガイドによって押し出された前記紙葉類束の移動を前記第1の整位ガイドで静止することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
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Cited By (2)
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JP2015095116A (ja) * | 2013-11-12 | 2015-05-18 | グローリー株式会社 | 紙幣処理機 |
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