JP2008050053A - 紙葉類処理装置及びその施封方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発行番号が連続する紙葉類を集積・施封処理する紙葉類処理装置において、損券又は排除券の発生により施封処理する枚数に変動があっても集積された紙葉類の施封を確実に行うことができる紙葉類処理装置及びその施封方法を提供する。
【解決手段】 紙葉類検査装置6による検査の結果正券は集積装置71に集積される。正券は、この集積の際に計数される。この正券の集積中に損券又は排除券が発生した場合、その時の正券枚数の判別を行う。この判別の結果、集積枚数が90枚以上の場合、集積枚数情報に基づく施封条件が設定され、100枚施封が自動的に行われ処理が継続する。この結果、施封枚数に変動があっても一定の結束力で施封される。一方、集積枚数が90枚に満たない場合、紙葉類処理装置が一時停止する。操作員は、紙葉類を集積装置から取り出し、不足紙葉類を補充して100枚にし、施封装置81にセット後単独に起動して把Hを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有価証券などの紙葉類の発行番号を連続に施封する紙葉類処理装置に関し、特に紙葉類の集積枚数が所定枚数に満たない状態で施封する紙葉類処理装置及びその施封方法に関する。
有価証券などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置は、処理単位に応じて一括して投入された紙葉類郡から紙葉類を1枚ずつ取出して搬送し、紙葉類検査装置によって当該紙葉類の品質(形状、損傷、印刷のかすれ及び汚れなど)を検査し、正常な券(以下正券と称する。)、不良券(以下、損券と称する。)及び搬送異常券や2枚取り券などの排除券に区分して集積又は集積・施封処理する装置である。例えば正券は、100枚毎に結束帯としての紙帯で結束(以下、施封と称する。)されて把が形成され、必要に応じて10把積み重ねてさらに紙帯で施封して束が形成される。
この種の紙葉類処理装置が上記紙葉類を発行する発行所で使用される場合には、紙葉類は新券であり、その発行番号(発行番号)は連続した番号になっていることから紙葉類を1000枚(以下、1000枚束と称する。)毎にカセットに装填し、その装填したカセットを複数個紙葉類処理装置に装填して装置を稼動している。
このカセットに装填された1000枚束は、印刷直後の新券であり、装填された印刷方向がそろっていることから、1枚ずつ発行番号(発行番号)順に紙葉類が取り出されて搬送され、紙葉類検査装置によって印刷品質が検査される。その検査結果に基づいて正券、損券及び搬送異常券や2枚取り券などの:排除券に区分処理される。正券は、100枚毎に紙帯で施封(以下、100枚施封と称する。)されて把が形成され、必要に応じて10把積み重ねてさらに紙帯で施封(以下、1000枚施封と称する。)されて束が形成される。
上記、紙葉類の処理中に損券又は排除券が発生すると発行番号が連続にならなくなるため、その時点で紙葉類処理装置の運転を一時停止し、操作員が排除券発生枚数分の補填を行い、単独に施封装置を稼動して施封していた。そして、施封処理が終了すると、紙葉類処理装置の運転を再開していた(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2573185号公報 (第5頁、図1)
しかしながら、特許文献1記載の紙葉類処理装置では、100枚施封装置各部の動作設定値は、固定で変更することができないため、施封の際の発行番号が連続する紙葉類を集積・施封処理する場合、損券又は排除券の発生により施封処理する枚数に変動があると集積された紙葉類の紙帯による貼り合わせ位置や締付力が安定せず、施封不良が発生するという課題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、発行番号が連続する紙葉類を集積・施封処理する場合、損券又は排除券の発生により施封処理する枚数に変動があっても施封を確実に行うことができる紙葉類処理装置及びその施封方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、紙葉類が一括して供給された供給部から前記紙葉類を1枚ずつ取り出す取出手段と、この取出手段によって取出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送された前記紙葉類の発行番号を読み取る読取手段と、前記紙葉類の搬送状態を検知する搬送状態検知手段と、前記紙葉類の品質を検査する紙葉類検査手段と、前記読取手段、前記搬送状態検知手段及び前記紙葉類検査手段による検査の結果に基づいて、前記紙葉類を正券、損券又は排除券に区分して集積する集積手段と、この集積手段によって集積された紙葉類を施封する際の施封枚数を設定する手段と、前記損券又は排除券が発生したとき、前記集積手段によって集積された前記正券の集積枚数と前記設定された施封枚数との差が設定範囲内であれば、前記正券の集積枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する施封手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項4記載の紙葉類処理装置の施封方法は、紙葉類が一括して供給された供給部から前記紙葉類を1枚ずつ取り出す取出手段と、この取出手段によって取出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送された前記紙葉類の発行番号を読み取る読取手段と、前記紙葉類の搬送状態を検知する搬送状態検知手段と、前記紙葉類の品質を検査する紙葉類検査手段と、前記読取手段、前記搬送状態検知手段及び前記紙葉類検査手段による検査の結果に基づいて、前記紙葉類を正券、損券又は排除券に区分して集積する集積手段と、この集積手段によって集積された紙葉類を施封する際の施封枚数を設定する手段と、前記損券又は排除券が発生したとき、前記集積手段によって集積された前記正券の集積枚数と前記設定された施封枚数との差が設定範囲内にあるとき、前記正券の集積枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する施封手段と、を備えた紙葉類処理装置の施封方法であって、前記損券又は排除券を検知する第1の工程と、この第1の工程の結果損券又は排除券が検知されたとき、集積された正券の集積枚数と設定された施封枚数との差を算出する第2の工程と、この第2の工程の結果算出された差が設定範囲内にある場合に、前記正券枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する第3工程と、前記第2の工程の結果算出された差が前記設定範囲内にない場合に、紙葉類処理装置を一時停止し、前記施封手段を単独に稼動して集積された紙葉類を施封することができる第4工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、発行番号が連続する紙葉類を集積・施封処理する紙葉類処理装置において、損券又は排除券の発生により施封処理する枚数に変動があっても集積された紙葉類の施封を確実に行うことができる紙葉類処理装置及び施封方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例による施封装置を搭載した紙葉類処理装置100の概略構成図である。図2は、紙葉類の処理の流れを示す図で、紙葉類処理装置100を構成する各装置での紙葉類の様態を示す。従って、図に示す符号はその位置に該当する装置が配置されるとした場合の紙葉類の様態を示しており、わかり易くするため、装置を取り除いて図示したものである。例えば1は、カセット供給装置1内での紙葉類の様態を示している。以下、図1及び図2を参照して紙葉類処理装置100の構成及び処理の流れを説明する。
紙葉類処理装置100には、カセット供給装置1、反転装置2、捌き装置3、取出装置(取出手段)4、搬送路(搬送手段)5、搬送状態検知手段5a、紙葉類検査装置(読取手段及び紙葉類検査手段)6、集積装置(集積手段)7、100枚施封装置(施封手段)8、束移動装置9、印字読取装置10、1000枚施封装置11及びラベル発行・貼付装置12が備えられている。
カセット供給装置1は、1000枚束を装填したカセットを複数個セットする装置である(例えば、5個のカセットをセットした場合を図2(1a)に示す。)。このセットされた5個のカセットの1個がカセット供給装置1によって選択され(図2(1b))、次の反転装置2に渡される。
反転装置2は、受け取った1000枚束の上下を反転する(図2(2))。この反転装置2で反転された1000枚束は、印刷直後の新券で同一券種であるため、貼り付いた状態になっている場合がある。この状態を緩和するためにこの反転装置2で反転した後に1000枚束は捌き装置3に送られる(図2(3))。
捌き装置3は、1000枚束からなる紙葉類束の状態を保持しながら紙葉類Pの貼り付きを緩和するために1000枚束の中央部を中心に押圧し折り曲げるようにして捌く。この捌き装置3によって貼り付いた状態の紙葉類Pがばらされる。このようにしてばらされた紙葉類束は、取出装置4に供給される(図2(4))。
取出装置4は、1000枚束を一括して供給する供給部4a、及びこの供給部4aに供給された紙葉類Pを一定間隔で1枚ずつ取り出す取出部4bが備えられている。
供給部4aは、積層された紙葉類を搭載するバックアッププレート(図示しない)及びこのバックアッププレーを上下方向に駆動する駆動装置(図示しない)で構成される。
取出部4bは、取出ロータ(図示しない)及びその駆動装置(図示しない)で構成される。この取出ロータは、内部が負圧になるように構成されており、取出ロータが1回転するごとに積層紙葉類の最上位にある紙葉類Pが1枚吸引される。この取出ロータの回転に伴って1枚取り出されるため、一定の間隔で連続的に紙葉類Pが搬送路5に送出される。
搬送路5(図2(5))は、搬送ベルト、搬送ローラ及び駆動モータ(図示しない)で構成される。また、この搬送路5によって搬送された紙葉類Pの搬送先を決める分岐ゲートは搬送制御部20によって制御される。
上記取出装置4によって取り出された紙葉類Pは、取出装置4の搬送方向下流に配置されたセンサからなる搬送状態検知手段5aによって紙葉類Pの搬送状態が検知され判別される。この判別の結果、搬送位置ずれ、スキュー又は2枚取りなどが検知された紙葉類Pは、紙葉類検査装置6による紙葉類Pの検査ができないため、排除券集積装置75に集積される。
紙葉類検査装置6は、搬送される紙葉類Pの下面を検査する紙葉類検査装置6a及び上面を検査する紙葉類検査装置6bを備えている。この紙葉類検査装置6a及び6bは、同様に構成されており、それぞれ搬送される紙葉類Pを検知するセンサ、紙葉類Pを照明する光源、紙葉類Pによる反射光を撮像するカメラ、及びこのカメラから得られた画像を読み取り主制御部に送信する。
この紙葉類検査装置6a及び6bは、紙葉類Pに印字されている発行番号(発行番号)を読み取り認識すると共に、搬送される紙葉類Pの品質(形状、損傷、印刷のかすれ及び汚れなど)を検査し、正券、損券及び排除券に判別する(図2(6)。この判別結果に基づいて上記分岐ゲートが制御され、紙葉類Pが区分搬送さる。
集積装置7には、正券を集積する正券集積装置71、72及び損券集積装置73が備えられている。これら集積装置7は、羽根車集積装置を有しており、高速に搬送される紙葉類Pの搬送速度を吸収しながら紙葉Pを停止させ、集積庫(図示しない)に集積させる。
正券は、紙葉類検査装置6による判別結果に基づいて搬送・区分装置によって制御され、正券集積装置71又は72に集積される。損券は正券同様に搬送・区分装置によって制御され、損券集積装置73に集積される。また、排除券は、同様に搬送・区分装置によって制御され排除券集積装置74に集積される。
なお、本実施例のように紙葉類集積装置100が新券を処理する場合には、紙葉類Pの発行番号(発行番号)が連番になっている正券で占められるため、上述したように正券用集積装置には2個の正券用集積装置71、72が配置され、損券用集積装置には1個の損券用集積装置73が配置される。この際、損券用集積装置73を用いずに、発生した損券を排除券集積装置74に集積する方法を用いる場合もあるが本発明を実施する上では同様の効果がある。
次に、上記正券用集積装置71、72の動作を説明する。正券用集積装置71には、紙葉類Pの最初の100枚が集積される((図2(71))。100枚の通過と共に、振り分けゲート(図示しない)を切り替え、紙葉類Pが続けて正券用集積装置71に搬送されるのを防止すると共に、続けて搬送される101枚以降の正券の紙葉類Pを正券用集積装置72に集積されるように搬送する。正券用集積装置71に集積された100枚は、下部に配置された施封装置81に渡され、紙帯によって100枚施封が行われ、把Hが形成される(図2(81))。
正券用集積装置72に集積された紙葉類Pが100枚に達すると、100枚目の通過と共に、振り分けゲート(図示しない)を切り替え、紙葉類Pが続けて正券用集積装置72に搬送されるのを防止すると共に、続けて搬送される101枚目以降の正券の紙葉類Pを正券用集積装置71に集積されるように搬送する。
このようにして、集積装置72に集積された100枚は、下部に配置された施封装置82に渡され、紙帯によって100枚施封が行われ、把Hが形成される(図2(81))。
また、上記搬送異常券や2枚取り券などの排除券は、排除券集積装置75に集積されるが、紙葉類検査装置6を通過した後に排除券と判別された紙葉類Pは、排除券集積装置74に集積される。
100枚施封装置8は、上記正券集積装置71、72及び損券集積装置73に対応して集積装置の下部に配置されており、対応する正券集積装置71又は72の集積庫(図示しない)に集積された紙葉類の枚数が所定の枚数に達した場合に、当該紙葉類を紙帯で結束して把を形成する。
束移動装置9aは、100枚施封装置81〜83の下部に配置され、上記100枚施封装置8で形成された把Hを次のステップに搬送するために、コンベアで構成され、把Hを積載した状態で搬送する(図2(9a))。
束移動装置(リフタ)9bは、束移動装置9aによって搬送されてきた把Hを1個ずつ受け取り上昇移動させる(図2(9b))。
印字読取装置10は、束移動装置9bによって搬送された把Hの最上面の発行番号を読み取る。この読取結果は、搬送制御部20に送信される。この印字読取装置10で読み取られた発行番号が所定の値である場合は、100枚施封装置8で施封された把Hが正常であると判断される(図2(10))。
印字読取装置10による発行番号が所定の値である把Hは10把集積され、1000枚施封装置11に渡される。1000枚施封装置11は、10把集積された紙葉類を紙帯で結束して束Sを形成する(図2(11))。この1000枚施封装置11は、紙帯をセットする帯セット部、紙帯を送る帯フィーダ部、紙帯を施封に適した長さでカットして熱接着するための帯ヒータ部、紙帯を10把集積された周囲に掛け回すワインダ部及び紙葉類を押圧するプレス部などを備えているが、従来技術で達成可能であるために、詳細な説明を省略する。
ラベル発行・貼付装置12は、1000枚施封装置11で形成された束Sの上面に束Sの種類、枚数、発行場所などの紙葉類属性を印字したラベルを貼り付ける(図2(12))。
図3は、上述した紙葉類処理装置100の搬送制御部及び主制御部と各装置との接続を示すブロック図である。
紙葉類処理装置100は、主制御部30によって制御される。主制御部30は、搬送制御部20、紙葉類検査装置6a及び6b、プリンタ31、キーボード/マウス32及び表示モニタ33に接続される。
搬送制御部20は、取出装置4、搬送区分装置13、集積装置71〜73、100枚施封装置81〜83、把搬送装置9a及び9b、1000枚施封装置11、ラベル貼付部12、排除券集積装置74及び75、紙葉類検査装置6a及び6bに接続され、これらの装置に対する動作指示を与える。
紙葉類検査装置6による紙葉類Pの判別結果は、主制御部30に送信され、その判別結果に基づいて搬送区分装置13が紙葉類を区分して搬送する。
このようにして搬送された紙葉類の判別結果は、主制御部30を経て操作部に設けられた入出力装置であるプリンタ31、キーボード/マウス、表示モニタ33によって紙葉類ごとの判別結果又は処理単位毎の区分処理等の処理結果が表示又は印刷される。
図4は、本発明の100枚施封装置における施封情報を説明する図である。ここでは、本発明の課題である紙葉類が100枚に満たない場合の施封に関して説明するため、施封される紙葉類のことを被結束紙葉類Haと表現して説明する。
紙葉類を結束して把を形成する場合には、被結束紙葉類Haの種類(券種)及び被結束紙葉類Haの厚さに応じて結束帯の張り合わせ位置を設定するための位置情報、結束帯の排出長、被結束紙葉類Haの押圧力及びクランプ押圧力を設定する必要がある。
結束帯の張り合わせ位置情報は、被結束紙葉類の券種が異なるとその紙葉類の外形(搬送方向の長さ及び搬送方向と直行する方向の幅)寸法が異なる場合があるために、その外形寸法に応じて結束帯の貼り合せ位置を設定するための情報である。
結束帯の排出長は、すなわち結束帯のカットされる長さに該当する。上記被結束紙葉類Haの券種によって外形寸法が異なる場合には、使用する結束帯81cの長さが異なるため、券種に応じて結束帯81cの排出長さを設定する。さらに、本実施例では、被結束紙葉類Haの厚さtが異なる場合にもその排出長が異なるため、被結束紙葉類Haの枚数が異なる場合も、その長さを補正する。すなわち、券種に応じた標準の結束帯の長さをLksとすると、結束帯の長さLは、下式(1)で示される。
L=Lks±ΔLt・・・・・(1)
Lks:券種(k)ごとに設定された結束帯の標準の長さ
ΔLt:被結束紙葉類Haの厚さ(枚数)tによって設定される結束帯の補正値
被結束紙葉類の押圧力Pは、被結束紙葉類Haを結束する際、被結束紙葉類HaをU字型に変形させるためにU字型指示板81a、81aの間に被結束紙葉類Haを積載し、積載された被結束紙葉類Haの略中央上面から下面に向かってスイーパ81dにより押圧力Pで押圧する。その際の券種に応じた標準の押圧力をPksとすると、押圧力Pは下式(2)で示される。
P=Pks±ΔPt・・・・・(2)
Pks:券種(k)ごとに設定されたスイーパ81dによる結束紙葉類Haを押圧する標準の押圧力
ΔPt:被結束紙葉類Haの厚さ(枚数)tによって設定される押圧力の補正値
クランプ押圧力は、被結束紙葉類を上記U字型に変形した後、被結束紙葉類の両端面をクランパー81eによって押圧する。その際の券種に応じた標準のクランプ押圧力Cksとすると、クランプ押圧力Cは下式(3)で示される。
C=Cks±ΔCt・・・・・(3)
Cks:券種(k)ごとに設定された結束帯の標準のクランプ押圧力
ΔCt:被結束紙葉類Haの厚さ(枚数)tによって設定されるクランプ押圧力
以上の施封情報を元に上記被結束紙葉類Haの施封が行われる。
次に、この施封情報の伝達に付いて説明する。各100枚施封装置8で施封を行うごとに、その100枚施封装置8に対応する上記集積装置7で計数した紙葉類の枚数情報が該当する100枚施封装置8に送信されると、100枚施封装置8は、受信した枚数情報を元に施封情報をデータベース(図示しない)から読み出し、その施封情報に基づいて100枚施封を行う。従って、施封する紙葉類の枚数が後述するように100枚に満たない場合であっても集積された正券の集積枚数である被結束紙葉類Haの枚数と設定した施封枚数(例えば、100枚)との差が設定範囲内の枚数であれば施封を行うことができる。
図5は、本発明の実施例による紙葉類処理装置100の施封方法を説明するフローチャートである。なお、このフローチャートでは、カセット供給装置1、反転装置2、捌き装置3を経て以降の部分を説明する。
初めに、処理単位の中の最初の1000枚紙葉類が取出装置4に供給される(S1)。本実施例で対象とする1000枚紙葉類には、10枚、100枚又は1000枚毎に区分用紙が挿入された場合を想定する。従って、例えば100枚毎に区分用紙が挿入された場合の1000枚紙葉類は、1000枚の紙葉類と10枚の区分用紙が重ね合わさった1010枚で構成される。なお、処理単位としては1000枚に限定するものではなく、また区分用紙の挿入も10枚、100枚、1000枚に限定するものではないが、説明を容易にするために、本実施例では1000枚の紙葉類が100枚単位に区分用紙が挿入された場合について説明している。
取出装置4に供給された1000枚紙葉類から1枚ずつ搬送路5に取り出される(S2)。この取出装置4の取出部4bによる取り出しの結果、スキュー、位置ずれ又は2枚取りなどの搬送異常が発生ないか確認するために、取り出された紙葉類Pの搬送状態を確認する(S3、第1工程)。この確認の結果、搬送状態に異常がある場合には、排除券となり排除券集積装置75に集積される(S8)。搬送異常券はそのまま搬送すると新たな問題を引き起こす場合があるために、紙葉類検査装置6に搬送する前に分岐して排除券集積装置75に集積する。
搬送状態確認の結果正常の場合(S3の正常)、紙葉類検査装置6による検査を行う(S4)。この紙葉類検査装置6による検査の結果、判別できない紙葉類Pは排除券となり排除券集積装置74に集積される。また、不良券は損券として集積装置73に集積される。
一方、正券は、集積装置71に集積されると共に、この集積の際に集積された枚数を計数する。この計数した正券枚数が100枚に到達するまで集積を継続する(100枚集積、S5)。
この100枚集積中に損券又は排除券が発生した場合には、その時までに集積された正券枚数の判別を行う(S6)。すなわち、設定された施封枚数Nsと集積された正券枚数Nの差Dを下式(4)で算出する(第2工程)。
D=Ns−N・・・・・・(4)
Ns:設定された施封枚数
N:正券の集積枚数
下式(5)及び(6)を用いて、算出された差Dを設定範囲Dsと比較判別する。この判別の結果下式(5)を満足する場合には、紙葉類処理装置を停止せずに施封条件を設定して自動施封する。一方下式(6)を満たす場合には、紙葉類処理装置を停止し、不足紙葉類を補充して単独施封を行う。
Ds≧D・・・・・・・・・・(5)
Ds<D・・・・・・・・・・(6)
Ds:設定範囲
上述した設定された施封枚数Nsが100枚で、設定範囲Dsが10枚の場合の一例を以下に説明する。正券の集積枚数Nが90枚以上の場合に式(5)が正立する(S6のYes)。この場合には、正券の集積枚数に基づく施封条件が設定され、100枚施封が自動的に行われ、把Hが形成される(S10、第3工程)。この処理の結果、施封枚数に変動がある場合であっても、常に一定した結束力による施封が行われる。
一方、S6における判別の結果、正券の集積枚数Nが90枚に満たない場合に式(6)が正立する。この場合には紙葉類処理装置100が一時停止する。操作員は、集積された紙葉類を集積装置71から取り出し、不足紙葉類を補充して100枚にし(S9)、施封装置81にセットし、施封装置81を単独に起動して把Hを形成する(S10、第4工程)。
施封された把Hは把搬送装置9a及び9bによって印字読取装置10まで搬送される。印字読取装置10は、搬送される把の最上面の紙葉類の発行番号(発行番号)を読み取り、その読み取った発行番号の下位番号が指定された番号(例えば、00)になっていることを確認する(S12)。この確認の結果、指定された番号(例えば00)になっていない把Hは、処理単位未満の把として区分される。このようにして区分された処理単位未満の把Hは、操作員によって不足紙葉類の補充が行われる。
印字読取装置10による判別の結果正常な把Hは、10把になるまで計数され、10把に達すると施封装置11による施封(1000枚施封)が行われ束Sが形成される(S13)。
束Sは、ラベル発行・貼付装置により、当該束に関する属性を印字したラベルが貼り付けられる。
ラベルが貼り付けられた束は、束集積・排出装置によって集積され、排出される(S15)。
上述した実施例では、処理単位の紙葉類を1000枚単位とし、その中に区分用紙が100枚単位で挿入され、100枚単位で結束して把を形成する場合を標準として施封条件を設定した場合に付いて説明したが、これに限定するものではなく、例えば処理単位が500枚で50枚単位で結束する場合も同様に施封条件を設定することにより施封処理する枚数に変動があっても施封を確実に行うことができる。
以上説明したように、本発明の実施例によれば、発行番号が連続する紙葉類を集積・施封処理する場合、損券又は排除券の発生により施封処理する枚数に変動があっても施封確実に行うことができる。
本発明の実施例による施封装置を搭載した紙葉類処理装置の概略構成図。 紙葉類の処理の流れを示す図。 本発明の100枚施封装置における施封情報を説明する図。 紙葉類処理装置の搬送制御部及び主制御部と各装置との接続を示すブロック図。 本発明の実施例による紙葉類処理装置の施封方法を説明するフローチャート。
符号の説明
H 把
Ha 被結束紙葉類
P 紙葉類
1 カセット供給装置
2 反転装置
3 捌き装置
4 取出装置
5 搬送装置
6 紙葉類処理装置
71〜75 集積装置
81〜83 100枚施封装置
81a U字型指示板
81d スイーパ
81e クランパー
9a、9b 束移動装置
10 印刷読取装置
11 1000枚施封装置
12 ラベル貼付装置

Claims (4)

  1. 紙葉類が一括して供給された供給部から前記紙葉類を1枚ずつ取り出す取出手段と、この取出手段によって取出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段によって搬送された前記紙葉類の発行番号を読み取る読取手段と、
    前記紙葉類の搬送状態を検知する搬送状態検知手段と、
    前記紙葉類の品質を検査する紙葉類検査手段と、
    前記読取手段、前記搬送状態検知手段及び前記紙葉類検査手段による検査の結果に基づいて、前記紙葉類を正券、損券又は排除券に区分して集積する集積手段と、
    この集積手段によって集積された紙葉類を施封する際の施封枚数を設定する手段と、
    前記損券又は排除券が発生したとき、前記集積手段によって集積された前記正券の集積枚数と前記設定された施封枚数との差が設定範囲内であれば、前記正券の集積枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する施封手段と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記損券又は排除券が発生したとき、前記集積された正券の集積枚数と前記設定された施封枚数との差が前記設定範囲にないとき、紙葉類処理装置を一時停止し、前記施封手段を手動で稼動できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記施封条件は、
    前記正券の集積枚数ごとに、前記結束帯の排出長、被結束紙葉類の押圧力及び結束帯のクランプ押圧力を設定することを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  4. 紙葉類が一括して供給された供給部から前記紙葉類を1枚ずつ取り出す取出手段と、この取出手段によって取出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送された前記紙葉類の発行番号を読み取る読取手段と、前記紙葉類の搬送状態を検知する搬送状態検知手段と、前記紙葉類の品質を検査する紙葉類検査手段と、前記読取手段、前記搬送状態検知手段及び前記紙葉類検査手段による検査の結果に基づいて、前記紙葉類を正券、損券又は排除券に区分して集積する集積手段と、この集積手段によって集積された紙葉類を施封する際の施封枚数を設定する手段と、前記損券又は排除券が発生したとき、前記集積手段によって集積された前記正券の集積枚数と前記設定された施封枚数との差が設定範囲内にあるとき、前記正券の集積枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する施封手段と、を備えた紙葉類処理装置の施封方法であって、
    前記損券又は排除券を検知する第1の工程と、
    この第1の工程の結果損券又は排除券が検知されたとき、集積された正券の集積枚数と設定された施封枚数との差を算出する第2の工程と、
    この第2の工程の結果算出された差が設定範囲内にある場合に、前記正券枚数により設定された施封条件に基づいて前記紙葉類を結束帯で施封する第3工程と、
    前記第2の工程の結果算出された差が前記設定範囲内にない場合に、紙葉類処理装置を一時停止し、前記施封手段を単独に稼動して集積された紙葉類を施封することができる第4工程と、
    を備えたことを特徴とする紙葉類処理装置の施封方法。
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