JP2002334362A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

紙葉類処理装置

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JP2002334362A
JP2002334362A JP2001141738A JP2001141738A JP2002334362A JP 2002334362 A JP2002334362 A JP 2002334362A JP 2001141738 A JP2001141738 A JP 2001141738A JP 2001141738 A JP2001141738 A JP 2001141738A JP 2002334362 A JP2002334362 A JP 2002334362A
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Morimasa Miyashita
守正 宮下
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、仕切カードで仕切った複数バッチ
の紙葉類をバッチ間で入り繰りを生じることなく確実に
処理でき、信頼性を高めることができる紙葉類処理装置
を提供することを課題とする。 【解決手段】銀行券処理装置1は、ヘッダカードで仕切
った複数バッチの銀行券を一括して投入する投入部2、
投入された被処理媒体を1枚ずつ搬送路4上に取出す取
出部3、取出された被処理媒体の両面の画像を画像読取
装置6a、6bで読み取って検出する検出部5、検出結
果に従って正規の銀行券であることが判断された正券を
集積して結束する集積・結束部9、および正規の銀行券
ではないことが判断された券、重ね取りされた銀行券、
ヘッダカード等を集積する排除集積部8を有する。ヘッ
ダカードの両面にあるバーコードを読み取ることで、カ
ードと銀行券の重ね取りを判断し、媒体の搬送を停止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、仕切カードで仕
切った複数バッチの紙葉類を一括投入して検査する紙葉
類処理装置に係り、特に、複数バッチの銀行券をヘッダ
カードで仕切った被処理媒体を一括投入し、1枚ずつ取
出して検査し、再使用可能な銀行券だけを結束して再供
給する銀行券処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行券処理装置として、例えば銀
行の各支店から送られた銀行券を検査して、再使用可能
な銀行券だけを結束して再使用に供するための装置が知
られている。この種の装置では、例えば、銀行の各支店
から送られた銀行券を1処理単位(1バッチ)とし、各
バッチに1枚のヘッダカードを割り当てて各バッチの銀
行券の最上端に集積し、このように集積した銀行券とヘ
ッダカードの組み合わせを複数バッチ分積み重ねて集積
し、一括して投入して処理するようにしている。
【0003】このようにして複数バッチ分集積されて投
入された被処理媒体(銀行券或いはヘッダカード)は、
1枚ずつ取出されて装置内を搬送され、その1面の画像
が読み取られて検査される。検査の結果、再使用可能と
判断された正規の銀行券は、正券として所定枚数集積さ
れて結束され、再使用に供される。また、検査の結果、
正規の銀行券ではあることが判断されたものの汚棄損等
の理由によって再使用が不可能で失効すべきであると判
断された銀行券は、損券として所定の裁断部に送り込ま
れて裁断されて失効される。さらに、検査の結果、正規
の銀行券ではないことが判断された偽造された券などの
排除券は、所定の排除集積部へ集積される。
【0004】排除集積部には、この他に、バッチの仕切
のため銀行券の間に挿入されたヘッダカードや2枚取り
されてしまった銀行券などが排除集積される。排除集積
部に排除された券は、機械処理終了後にオペレータによ
って取出されて確認され、手作業によって所定の処理部
へ振り分けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の処理装置では、取出した銀行券またはヘッダカードの
片面のみの画像を読み取って検査しているため、例え
ば、ヘッダカードの画像読取面とは反対側に銀行券が張
り付いて重ね取りされているような場合には、重ね取り
された銀行券が再使用に供されるべき正券であってもヘ
ッダカードと一緒に排除集積部へ集積されてしまうこと
になる。
【0006】特に、取出した姿勢のまま、すなわち表裏
反転することなく排除集積部に集積するタイプの装置で
は、重ね取りされた券については取出し順と集積順が通
常の逆になるため、重ね取りされたヘッダカードと銀行
券が排除集積部にそのまま排除集積されてしまうと、ヘ
ッダカードで仕切ったはずの銀行券に入り繰りを生じて
しまうといった重大な問題が発生する。
【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、仕切カードで仕切った複数バッチの紙
葉類をバッチ間で入り繰りを生じることなく確実に処理
でき、信頼性を高めることができる紙葉類処理装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類処理装置は、両面に同じ識別記号を
付与した仕切カードを、処理単位毎に集積した紙葉類の
集積方向端部に重ね、この紙葉類に仕切カードを重ねた
1バッチ分の被処理媒体を複数バッチ重ねて投入する投
入部と、この投入部を介して投入された複数バッチの被
処理媒体をその集積方向端部のものから順に1枚ずつ取
出す取出部と、この取出部にて取出された被処理媒体の
両面を検出する検出部と、上記取出部にて取出された被
処理媒体のうち、上記検出部における検出結果に基づい
て再使用可能であることが判断された紙葉類を集積する
集積部と、上記取出部にて取出された被処理媒体のう
ち、上記検出部における検出結果に基づいて正規の紙葉
類ではないことが判断された紙葉類、および上記検出部
における検出結果に基づいて上記両面の識別記号が認識
された仕切カードを集積する排除部と、を備えている。
【0009】上記発明によると、取出部を介して取出し
た被処理媒体の両面を検出部で検出するため、両面の識
別記号を認識できた被処理媒体が1枚の仕切カードであ
ることを確実に判断でき、仕切カードと紙葉類の重ね取
りを容易に判断できる。
【0010】また、上述した発明によると、上記検出部
における検出結果に基づいて片面の識別記号だけが認識
された被処理媒体を上記排除部に集積する前に停止させ
ることを特徴とする。このように、片面のみの識別記号
しか認識できない被処理媒体は、重ね取りされた仕切カ
ードと紙葉類であることが容易に判断できるため、仕切
カードと一緒に取出された紙葉類を排除することを防止
できる。
【0011】また、上述した発明によると、上記検出部
における検出結果に基づいて片面の識別記号だけが認識
され、且つ厚み検査部を介して上記仕切カード1枚分の
厚さであることが検出された被処理媒体を上記排除部へ
集積する。このように、片面の識別記号だけしか認識で
きなかった被処理媒体をすぐさま紙葉類との重ね取りと
判断せずに、厚み検査部における検査結果を参照し、仕
切カード1枚分の厚さであることを条件に、1枚の仕切
カードであることを判断し、停止することなく排除部へ
集積することで、装置の停止回数を低減でき、被処理媒
体の処理効率を高めることができる。
【0012】また、上述した発明によると、上記検出部
における検出結果に基づいて両面で異なる識別記号が認
識され、且つ厚み検査部を介して上記仕切カード2枚分
の厚さであることが検出された被処理媒体を上記排除部
へ集積する。このように、両面で異なる識別記号を認識
し、且つ厚み検査部にて仕切カード2枚分の厚さである
ことを判断した被処理媒体を、2枚重ねて取出された仕
切カードであるものと判断し、停止することなく排除部
へ集積することで、装置の停止回数を低減でき、被処理
媒体の処理効率を高めることができる。
【0013】さらに、上述した発明によると、上記排除
部が、上記取出部にて取出された姿勢のまま表裏反転す
ることなく被処理媒体をその取出し順に集積するもの
で、上記検出部における検出結果に基づいて片面の識別
記号だけが認識された被処理媒体が上記排除部に集積さ
れる前に停止される。これにより、重ね取りされた仕切
カードと紙葉類を排除部へ集積することを防止でき、バ
ッチ間における紙葉類の入り繰りを防止でき、装置の信
頼性を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0015】図1には、この発明の実施の形態に係る紙
葉類処理装置として、例えば、複数の銀行から送られた
銀行券(紙葉類)を検査して再使用のため結束する銀行
券処理装置1(以下、単に処理装置1と称する)の概略
構成を示してある。
【0016】処理装置1は、後述するヘッダカードC
(仕切カード)を間に挟んだ集積状態の複数枚の銀行券
を投入する投入部2を有する。ヘッダカードCの表面お
よび裏面には、図2に示すように、そのカードに固有の
機械読み可能な識別記号として全く同じバーコードがそ
れぞれ印刷されている。尚、ヘッダカードCの厚さは、
銀行券との識別を容易にするため、銀行券の厚さと異な
らせてある。
【0017】処理装置1に銀行券を投入する前段の処理
として、1処理単位(以下、バッチと称する)、例えば
銀行の各支店から送られた1まとまりの同一金種の集積
状態の銀行券の上に1枚のヘッダカードCを集積し、そ
の上に次のバッチの銀行券およびヘッダカードCを集積
する。各バッチの銀行券の枚数は同じとは限らない。こ
のようにして、処理装置1に1回に投入可能なバッチ数
の銀行券およびヘッダカードCが集積される。このと
き、図3に示すように、各バッチ毎に挿入したヘッダカ
ードCのバーコードに関連付けて、オペレータによっ
て、各バッチの銀行券に関するデータとして、銀行名、
支店名、銀行券の金種、枚数等が入力される。このよう
にして前処理時に入力されたバッチデータは、後段の処
理装置1による計数結果との照合に用いられる。
【0018】投入部2の上端には、投入部2に投入され
た銀行券或いはヘッダカードC(以下、総称して被処理
媒体とする場合もある)をその上端のものから1枚ずつ
取出す取出部3が設けられている。取出部3は、最上端
の被処理媒体に転接して負圧を生じつつ回転する吸着ロ
ーラ3aを有する。吸着ローラ3aは、例えば1回転す
る毎に1枚の被処理媒体を取出すように形成され、被処
理媒体を所定のピッチで取出すようになっている。
【0019】取出部3の下流側には、吸着ローラ3aに
よって吸着されて取出された被処理媒体を処理装置1内
を通して搬送する搬送路4が延設されている。搬送路4
上には、図示しない搬送ベルトや駆動プーリが配設さ
れ、図示しない駆動モータによって搬送ベルトを走行さ
せることにより被処理媒体を搬送路4を介して一定速度
で搬送させるようになっている。
【0020】取出部3から延びた搬送路4上には、搬送
路4を介して搬送されている被処理媒体の特徴を検出す
る検出部5が設けられている。検出部5は、搬送路4の
両側に配設された、被処理媒体の両面の画像を読み取る
ための2つの画像読取装置6a、6bを有する。各画像
読取装置6a、6bは、例えば、CCDカメラを有し、
撮影した画像から、銀行券の表面の模様やヘッダカード
Cに印刷されたバーコードを読み取り、被処理媒体の寸
法や搬送ピッチを検出する。
【0021】また、検出部5は、搬送路4を介して搬送
されている被処理媒体の厚みを検査する厚み検査部7を
有する。厚み検査部7は、基本的に銀行券の2枚取りを
検出するが、銀行券とヘッダカードCの重ね取りやヘッ
ダカードCの重ね取りをも検出することができる。この
他に、検出部5は、搬送中の銀行券の重ね取りを検査す
る重ね取り検査部や銀行券の枚数を計数する計数装置な
どを備えている。
【0022】検出部5の下流側の搬送路4上には、6つ
のゲートG1〜G6が順次配設されている。各ゲートG1
〜G6は、検出部5における検出結果に基づいて図示し
ない制御部による制御に従って切換えられ、当該被処理
媒体を所定の処理部へ指向する。
【0023】検出部5の直後に配設されたゲートG1
は、搬送路4を排除搬送路4aに分岐する位置に設けら
れ、検出部5を介して正規の銀行券ではないことが検出
された排除券やヘッダカードCを排除搬送路4aへ分岐
するように切換えられる。排除搬送路4aの終端には、
取出部3にて取出した姿勢のまま、すなわち表裏を反転
しないで、排除券やヘッダカードCをその取出し順序を
変えずに集積する排除集積部8(排除部)が設けられて
いる。例えば、投入部2に表面を上にして投入されて取
出されたヘッダカードCは、表面を上にして排除集積部
8に集積される。排除集積部8には、この他に、銀行券
を重ね取りしたもの、銀行券とヘッダカードCを重ね取
りしたもの、ヘッダカードCを重ね取りしたものなどが
集積される。
【0024】また、ゲートG1の下流側の搬送路4に沿
って設けられたゲートG2〜G5によって分岐された位置
には、それぞれ第1乃至第4の集積・結束部9a〜9d
(集積部)(以下、総称して集積・結束部9とする場合
もある)が配設されている。集積・結束部9には、ゲー
トG1を介して導かれた排除券以外の銀行券のうち再使
用可能な正券だけが集積されて結束される。例えば、第
1および第2の集積・結束部9a、9bには、表面を上
にした正券が100枚ずつ集積されて結束され、第3お
よび第4の集積・結束部9c、9dには、裏面を上にし
た正券が100枚ずつ集積されて結束される。集積・結
束部9で結束された正券は、図示しないコンベア等によ
って機外へ排出されて再使用に供される。
【0025】最も下流側に配設されたゲートG6によっ
て搬送路4から分岐された位置には、ゲートG1を介し
て導かれた排除券以外の銀行券のうち、集積・結束部9
へ集積されなかった損券、すなわち正規の銀行券ではあ
るが汚棄損等の理由によって再使用不可能と判断された
銀行券を裁断して失効させた後収納する裁断部10が配
設されている。
【0026】次に、上記のように構成された処理装置1
による動作について、図4のフローチャートを参照して
説明する。
【0027】まず、オペレータの手作業によってバッチ
毎にヘッダカードCが挿入された1まとめの被処理媒体
が投入部2を介して処理装置1へ投入される(ステップ
1)。そして、取出部3の吸着ローラ3aが作動され
て、被処理媒体が最上端のものから順に1枚ずつ搬送路
4上に取出される(ステップ2)。搬送路4上に取出さ
れた被処理媒体は、検出部5の画像読取装置6a、6b
を順次通過され、両面の画像が順次読み取られる(ステ
ップ3)。
【0028】ステップ3の読取結果に基づいて、当該被
処理媒体が正規の銀行券であることが判断されると(ス
テップ4;YES)、ゲートG1が集積・結束部9に向
かう搬送路4の方向に切換えられる。そして、当該銀行
券が再使用可能な正券であることを条件に(ステップ
5;YES)、ゲートG2〜G5のうちいずれか1つが集
積・結束部9方向に切換えられ、ゲートG1を介して導
かれた当該正券がいずれかの集積・結束部9に集積され
る。
【0029】本実施の形態では、一方の画像読取装置6
aで表の模様が検出された正券、すなわち表面を上にし
た状態で搬送された正券を第1および第2の集積・結束
部9a、9bのいずれか一方に集積し、他方の画像読取
装置6bで表の模様が検出された正券、すなわち裏面を
上にした状態で搬送された正券を第3および第4の集積
・結束部9c、9dのいずれか一方に集積するようにし
た。これにより、正券の表裏を取り揃えるようにした。
例えば、第1の集積・結束部9aに表面が上の正券を集
積していき、第1の集積・結束部9aの正券が100枚
に達した時点で、100枚の正券を結束するとともに、
第2の集積・結束部9bに対する正券の集積を開始し、
2つの集積・結束部に100枚ずつ交互に集積して結束
するようにした(ステップ6)。
【0030】一方、ステップ5で、ゲートG1を通過し
た当該銀行券が再使用不能な損券であることが判断され
ると(ステップ5;NO)、ゲートG6が切換えられて
搬送中の当該損券が裁断部10へ導かれ、当該損券が裁
断されて失効される(ステップ7)。尚、ステップ6で
集積・結束した正券の枚数、およびステップ7で裁断し
て失効した損券の枚数は、検出部5の計数装置で計数さ
れて、図示しない制御部で集計されて、前処理時にオペ
レータによって入力された図3のバッチデータに関連付
けて登録される。
【0031】また、ステップ4で、当該被処理媒体が正
規の銀行券ではないことが判断されると(ステップ4;
NO)、ゲートG1が切換えられて搬送路4が排除搬送
路4aに接続される(ステップ8)。
【0032】そして、当該被処理媒体がヘッダカードC
であるか否かが判断される(ステップ9)。当該被処理
媒体がヘッダカードCであるか否かの判断は、通常、ヘ
ッダカードCの両面の画像から判断されるが、例えば、
ヘッダカードCの大きさを銀行券より明らかに大きく
し、或いは銀行券には無い色でヘッダカードCを着色し
ておけば、ヘッダカードCであることを容易に判断でき
る。また、ヘッダカードCに銀行券には無い磁気成分を
保持せしめておき、この磁気成分を検出してヘッダカー
ドCを識別することもできる。
【0033】ステップ9で当該被処理媒体がヘッダカー
ドCではないことが判断されると(ステップ9;N
O)、すなわち2つの画像読取装置6a、6bで読み取
ったいずれの画像からも当該被処理媒体がヘッダカード
Cではないことが判断されると、当該被処理媒体が正規
の銀行券ではない例えば偽造された排除券であることが
判断され、或いは2枚以上の銀行券の重ね取りが判断さ
れ、排除搬送路4aに導かれた当該被処理媒体がそのま
ま排除集積部8へ排除集積される(ステップ10)。
【0034】一方、ステップ9で当該被処理媒体がヘッ
ダカードCであることが判断されると(ステップ9;Y
ES)、画像読取装置6a、6bで読み取った当該被処
理媒体の両面の画像から識別記号としてのバーコードが
認識される(ステップ11)。
【0035】ステップ11でバーコードを認識した結
果、当該被処理媒体の両面にあるバーコードが両方とも
認識できた場合(ステップ12;YES)、各面の認識
結果が同じであることを条件に(ステップ13;YE
S)、当該被処理媒体が正常に取出された1枚のヘッダ
カードCであることが判断され、排除搬送路4aに導か
れた当該ヘッダカードCがそのまま排除集積部8に排除
集積される(ステップ14)。そして、この時点で、次
のバッチの処理開始が判断され、バッチが切換えられる
(ステップ15)。
【0036】一方、ステップ13で各面の認識結果が異
なることが判断されると(ステップ13;NO)、厚み
検査部7で検査した当該被処理媒体の厚みがヘッダカー
ドC2枚分であることを条件に(ステップ16;YE
S)、各画像読取装置6a、6bがそれぞれ異なるヘッ
ダカードCのバーコードを読み取ったことが判断され、
すなわち、2枚のヘッダカードCの重ね取りが判断さ
れ、排除搬送路4aに導かれた2枚のヘッダカードCが
そのまま排除集積部8に排除集積され(ステップ1
4)、バッチが切換えられる(ステップ15)。
【0037】この場合、前処理時に、オペレータが2枚
のヘッダカードCを間違って同じ位置に挿入したことが
考えられるが、間違って挿入された2枚目のヘッダカー
ドCに関連するバッチデータは入力されていないため、
ヘッダカードCが1枚抜けただけの処理になり、そのま
ま処理を続けても問題はない。尚、この場合、図3に示
したバッチデータ上で、2枚のヘッダカードCの重ね取
りが生じ旨とを表示し、オペレータに対してヘッダカー
ドCの重ね取りを報知せしめる。
【0038】また、ステップ16で当該被処理媒体の厚
さがヘッダカード2枚分の厚さではないことが判断され
ると(ステップ16;NO)、バーコードの誤認識が判
断され、或いは2枚のヘッダカードCの間に他の媒体が
挟まっている可能性があることが判断され、当該被処理
媒体の搬送が停止されて排除搬送路4a上に停止される
(ステップ17)。このようにして、排除搬送路4a上
に停止された当該被処理媒体は、オペレータによって取
出されて確認され、手作業によって処理される。
【0039】また、ステップ12で当該被処理媒体の両
面のバーコードが認識できなかった場合(ステップ1
2;NO)であっても、いずれか一方の面にあるバーコ
ードだけが認識できた場合(ステップ18;YES)に
は、厚み検査部7における検査結果が確認され、ヘッダ
カードC1枚分の厚さであることが確認できれば(ステ
ップ19;YES)、バーコードの誤認識が判断されて
当該被処理媒体が1枚のヘッダカードCであることが判
断され、排除搬送路4aに導かれた当該ヘッダカードC
がそのまま排除集積部8に排除集積され(ステップ1
4)、バッチが切換えられる(ステップ15)。
【0040】一方、ステップ18で片面のバーコードす
ら認識できなかった場合(ステップ18;NO)、およ
びステップ18で片面のバーコードが認識できたものの
ステップ19で当該被処理媒体の厚さがヘッダカードC
1枚分の厚さではないことが判断された場合(ステップ
19;NO)には、当該被処理媒体が、ヘッダカードC
の両面或いは片面に銀行券(或いは排除券)を伴って重
ね取りされたものであることが判断され、当該被処理媒
体の搬送が停止されて排除搬送路4a上に停止される
(ステップ17)。このようにして、排除搬送路4a上
に停止された当該被処理媒体は、オペレータによって取
出されてその集積順が確認されて、バッチ間で入り繰り
を生じることのないように手作業で処理される。
【0041】特に、本実施の形態のように、投入部2か
ら取出した被処理媒体をそのままの姿勢、すなわち表裏
反転することなく排除集積部8に集積するタイプの装置
では、上述したようにヘッダカードCと銀行券(或いは
排除券)の重ね取りを生じると、重ね取りした被処理媒
体をそのまま排除集積部8へ排除集積してしまうと、ヘ
ッダカードCと一緒に不所望に取出されてしまった銀行
券(或いは排除券)の集積順が逆になり、当該ヘッダカ
ードCで仕切ったはずのバッチ間で銀行券(或いは排除
券)の入り繰りを生じてしまう。さらに、同時に、事前
に入力したバッチデータと計数結果に違いを生じてしま
うと、例えばデータ入力した枚数と処理枚数とに差を生
じてしまうと、入り繰りを生じた銀行券(或いは排除
券)が当該ヘッダカードCを挟んでどちらのバッチにあ
ったものであるのかが判別不能となり、重大な問題を引
き起こしてしまうことになる。
【0042】このため、本実施の形態では、搬送路4の
両側に画像読取装置6a、6bを配設して被処理媒体の
両面の画像を読み取り、ヘッダカードCの両面のバーコ
ードを読み取ることで、ヘッダカードCと銀行券(或い
は排除券)との重ね取りを判断し、重ね取りを生じたヘ
ッダカードCと銀行券(或いは排除券)を搬送途中で停
止して、オペレータの手作業による処理を実施するよう
にした。この場合、オペレータは、排除搬送路4aから
取出した被処理媒体の重ね順から処理順を判断し、重ね
取りした各媒体を所定の順序で排除集積部8に手作業で
集積することになる。これにより、ヘッダカードCと銀
行券(或いは排除券)の重ね取りを生じた場合であって
も、銀行券のバッチ間の入り繰りを確実に防止でき、装
置の信頼性を高めることができる。
【0043】また、本実施の形態によると、ヘッダカー
ドCの片面のみバーコードを認識できた場合、すぐさま
銀行券(或いは排除券)との重ね取りを判断するのでは
なく、厚み検査部7における検査結果を参照して、ヘッ
ダカード1枚分の厚さであれば、1枚のヘッダカードC
であることを判断し、被処理媒体の搬送を停止すること
なく処理を続行するようにしている。また、2つの画像
読取装置6a、6bを介してバーコードの読み取りがで
きたものの、両者のバーコードの認識結果が異なる場
合、厚み検査部7における検査結果を参照して、ヘッダ
カードCの2枚取りを判断し、この2枚取りをオペレー
タに報知するとともに、2枚のヘッダカードCを排除集
積部8に排除集積し、被処理媒体の搬送を停止すること
なく、処理を続行するようにしている。これにより、処
理装置1の停止回数を低減でき、被処理媒体の処理効率
を高めることができる。
【0044】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
処理装置は、上記のような構成および作用を有している
ので、仕切カードで仕切った複数バッチの紙葉類をバッ
チ間で入り繰りを生じることなく確実に処理でき、処理
の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る銀行券処理装置を
示す概略図。
【図2】図1の処理装置に投入されるヘッダカードを示
す斜視図。
【図3】前処理時に入力されるバッチデータおよび計数
結果を示す図。
【図4】図1の処理装置による動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図5】図1の処理装置による動作を説明するためのフ
ローチャート。
【符号の説明】
1…銀行券処理装置、2…投入部、3…取出部、3a…
吸着ローラ、4…搬送路、5…検査部、6a、6b…画
像読取装置、7…厚み検査部、8…排除集積部、9a、
9b、9c、9d…第1乃至第4の集積・結束部、10
…裁断部、C…ヘッダカード、G1〜G6…ゲート。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に同じ識別記号を付与した仕切カー
    ドを、処理単位毎に集積した紙葉類の集積方向端部に重
    ね、この紙葉類に仕切カードを重ねた1バッチ分の被処
    理媒体を複数バッチ重ねて投入する投入部と、 この投入部を介して投入された複数バッチの被処理媒体
    をその集積方向端部のものから順に1枚ずつ取出す取出
    部と、 この取出部にて取出された被処理媒体の両面を検出する
    検出部と、 上記取出部にて取出された被処理媒体のうち、上記検出
    部における検出結果に基づいて再使用可能であることが
    判断された紙葉類を集積する集積部と、 上記取出部にて取出された被処理媒体のうち、上記検出
    部における検出結果に基づいて正規の紙葉類ではないこ
    とが判断された紙葉類、および上記検出部における検出
    結果に基づいて上記両面の識別記号が認識された仕切カ
    ードを集積する排除部と、 を備えていることを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 【請求項2】 上記取出部にて取出された被処理媒体の
    うち、上記検出部における検出結果に基づいて再使用が
    不可能であることが判断された紙葉類を裁断する裁断部
    をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 上記検出部における検出結果に基づいて
    片面の識別記号だけが認識された被処理媒体を上記排除
    部に集積する前に停止させることを特徴とする請求項1
    に記載の紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 上記検出部は、上記取出部にて取出され
    た被処理媒体の厚さを検出する厚み検査部をさらに備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の紙葉類処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記検出部における検出結果に基づいて
    片面の識別記号だけが認識され、且つ上記厚み検査部を
    介して上記仕切カード1枚分の厚さであることが検出さ
    れた被処理媒体を上記排除部へ集積することを特徴とす
    る請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 上記検出部における検出結果に基づいて
    両面で異なる識別記号が認識され、且つ上記厚み検査部
    を介して上記仕切カード2枚分の厚さであることが検出
    された被処理媒体を上記排除部へ集積することを特徴と
    する請求項4に記載の紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 上記排除部は、上記取出部にて取出され
    た姿勢のまま表裏反転することなく被処理媒体をその取
    出し順に集積することを特徴とする請求項1に記載の紙
    葉類処理装置。
  8. 【請求項8】 上記検出部における検出結果に基づいて
    片面の識別記号だけが認識された被処理媒体を上記排除
    部に集積する前に停止させることを特徴とする請求項7
    に記載の紙葉類処理装置。
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