JP2006219288A - 紙葉類の施封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙葉類の施封時に発生する「紙帯残量なし」障害に伴う紙葉類の回収作業を不要にした紙葉類施封装置を提供する。
【解決手段】 第1集積部420Aが100枚になると羽根車421を停止し、分岐ゲートを回動して、第2集積部に紙葉類を集積する。同時に、プッシャー434を下降し、バックアッププレート423Aの上で100枚になった第1集積部420Aの紙葉類は、バックアッププレート423Aと共に下降し、最下端に達すると、キャリアクランパー(図示しない)で券を抑えて、搬送キャリア404に受け渡す。受け渡された紙葉類は搬送キャリア404によって搬送され、帯巻き部410で施封する。ここで、紙帯の残量検知を行い、紙帯の残量不足が検知された場合、施封処理が途中であれば施封処理を行い、リジェクト前分岐ゲートG1を回動し、続けて搬送される紙葉類をリジェクト集積部80に集積した後、装置を停止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣など紙葉類を紙帯で施封する施封装置の紙帯の残量を検知して後処理を行うことによって「紙帯残量なし」障害にならないようにした紙葉類の施封装置に関する。
紙幣等の有価証券を搬送、区分、集積する機能を持つ自動省力機においては、紙葉類取出装置によって取り出された紙葉類が、搬送ベルトによって装置内を搬送される。搬送された紙葉類は、紙葉類判別装置によって判別される。この判別結果に基づいて区分され、集積部又は施封部に振り分けられる。
施封部に振り分けられて集積された紙葉類は、種類別に整理され、100枚ずつ束ねられる。この100枚束は、装置内に搭載された紙帯リールの紙帯が巻きつけられ巻きつけられた紙帯どうし、接着された後に所定の長さに紙帯がカットされて作られる。本工程を施封工程と呼び、施封された紙葉類は再度移送され、装置外に排出されて次の工程に送られる。紙帯は、紙帯リールから送りだされ、残量が少なくなった時点で紙帯残量検知で検知される。この検知結果は、主制御部に送信され、操作表示部の表示パネルに表示される。操作員は、この表示により交換時期を知ることができる。
この施封工程をさらに詳しく説明する。上記施封部には、例えば第1集積部及び第2集積部などの複数の集積部が備えられている。各集積部にはそれぞれ羽根車が設けられており、この羽根車の羽根と羽根の間で搬送される紙葉類を取り込むことによって、紙葉類の搬送速度を吸収する。そして、この羽根車の回転に伴って紙葉類が一時集積部(集積庫)に集積される。
集積された紙葉類が一定枚数(例えば、100枚)になると、搬送キャリアに載せられる。この搬送キャリアに載った紙葉類は、施封装置に移動し、施封位置にて停止する。搬送キャリアが施封装置部の施封位置にて停止すると、紙帯リールから紙帯送り装置によって紙帯が引き出されて帯巻き部に送られる。送られた紙帯は帯巻き部によって集積された紙葉類に巻き付けられ、紙葉類を束ねる。束ねられた紙葉類は紙葉類移送部によって移動し、装置外に排出される(例えば、特許文献1参照)。
図6に施封装置の動作についてのフローチャートを示す。枚数カウント制御により分岐ゲートが動作し(S30)、第1集積部に紙葉類が集積される(S31)。
次に、この第1集積部が100枚になると(S32のYes)、第1集積部の羽根車の回転を停止し(S33)、分岐ゲートを動作して第2集積部に紙葉類を集積する(S34−S35)。同時に、バックアッププレートの上で100枚になった第1集積部の紙葉類をプッシャーで押圧しキャリアクランパーで券を抑えて搬送キャリアに受け渡す。紙葉類は搬送キャリアによって搬送され、帯巻き部で施封される(S39−S44)。続けて、バックアッププレート、搬送キャリアなどは初期位置に戻され、次の集積が可能な状態で待機する(S46)。
次に、この第2集積部が100枚になると(S36のYes)、第2集積部のプッシャー、バックアッププレート、キャリアクランパー、羽根車は上記第1集積部が満杯になったときと同様の動作を行い(S37)、同時に、搬送キャリアによって搬送された紙葉類は、上記帯巻き部で施封される。
特開2002−319053号公報 (第1―3頁、図4)
しかしながら、特許文献1記載の方法など、従来の施封装置においては、紙帯リールの帯残量が少なくなった場合の紙帯リールの交換タイミングは操作員に一任され、操作員は紙帯リールを交換する際に、紙葉類の供給を停止して紙帯リールを交換すると共に集積途中の紙葉類回収作業を実施しなければならない。よって、紙葉類の回収工数及び紙葉類再供給工数が発生していた。また、帯交換を実施しないで継続して装置を使用した場合、帯が完全に無くなった時に、帯送り装置にてジャムエラーが発生し、紙葉類の回収工数、紙葉類再供給工数と共に装置復帰作業のための復帰工数が発生する。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、紙葉類の施封時に発生する「紙帯残量なし」障害に伴う紙葉類の回収作業を不要にした紙葉類の施封装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類の施封装置は、紙葉類を搬送する主搬送手段から施封するために分岐する第1分岐手段と、この第1分岐手段によって分岐された前期紙葉類を搬送する第1搬送手段と、この第1搬送手段によって搬送される前記紙葉類を分岐する第2分岐手段と、この第2分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第1集積手段と、この第1集積手段によって集積された前記紙葉類が所定の枚数に達したときに、続けて搬送される前記紙葉類を前記第1搬送手段から分岐する第3分岐手段と、この第3分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第2集積手段と、前記第1集積手段又は第2集積手段によって集積された前記紙葉類を搬送し紙帯で施封する施封手段と、この施封手段で用いられる前記紙帯をロール状に巻いたロール紙を装填する紙帯装着部を有する紙帯供給手段と、この紙帯供給手段の紙帯装着部に供給された前記紙帯の残量を検知する紙帯残量検知手段と、この紙帯残量検知手段による検知の結果、紙帯残量なしが検知されたとき、紙帯残量なしを表示する表示手段と、前記主搬送手段から第4分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第3集積手段と、前記第1集積手段によって紙葉類を集積中に前記紙帯残量なしが検知されたとき、当該第1集積手段によって集積された前記紙葉類の枚数が所定の枚数に達するまで集積を継続し、所定の枚数に達したとき、続けて搬送される紙葉類を前記第4分岐手段によって前記第3集積手段に集積する制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、紙葉類の施封時に発生する「紙帯残量なし」障害に伴う紙葉類の回収作業が不要になるため、処理効率の高い紙葉類施封装置にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明による紙葉類施封装置を搭載した紙葉類処理装置の概略断面図である。この紙葉類処理装置は紙葉類処理部1と主制御部500とで構成される。紙葉類処理部1は、複数券種の、サイズの異なる複数枚の紙葉類Pを混在させて一括して投入したものに対し、主制御部500の操作表示部(表示手段)502からの指定に基づき処理する紙葉類Pの搬送状態を、例えば、表面で正立した状態に揃えて紙葉類種毎に集積するものである。この際、主制御部500の操作表示部502から施封部4の施封カセットである一時集積部422A、422Bに集積後施封する紙葉類の種類、及び集積部430A〜430Fのカセットに集積する紙葉類の種類(以下、紙葉類の種類を券種と称する。)を指定することができる。
ここで、紙葉類Pが搬送されるときの搬送状態について説明する。紙葉類Pは、表(Face:表を上にした状態)、裏(Back:裏を上にした状態)、正(Foward:紙葉類の表もしくは裏の印刷が正立した状態)、逆(Reverse:紙葉類の表もしくは裏の印刷が倒立した状態)の4種類あり、これらを組み合わせた表正FF、表逆FR、裏正BF、裏逆BRからなる4種類の搬送状態が形成される。
紙葉類処理部1は、紙葉類Pを供給する供給部10と、この供給部10から供給された紙葉類Pを1枚ずつ取り出す紙葉類取出装置200と、この紙葉類取出装置200によって取り出された紙葉類Pを搬送する搬送路(主搬送手段)16とを有している。また、この搬送路16によって搬送される紙葉類Pの搬送ピッチを補正する搬送ピッチ補正部210が配置されている。さらに、この搬送ピッチ補正部210によって搬送ピッチが補正された紙葉類Pを1枚ずつ判別する紙葉類判別装置(判別手段)19が配置されている。この紙葉類判別装置19の判別結果に基づき紙葉類Pの搬送状態を揃えるために反転する反転処理部が配置されている。このようにして搬送状態の揃えられた紙葉類Pは、区分方法が操作表示部502によって設定されると、この設定に基づいて施封する施封部(施封手段)4、及び券種毎に集積する集積部430A〜430Fに集積される。
また、紙葉類処理部1はインターフェース501を介して主制御部500に接続されている。
上記供給部10は、4種類の搬送状態が混在する紙葉類Pを当接して整位するステージ11と、ステージ11に対して鉛直方向に立設したバックアッププレート12とで構成されている。また、このバックアッププレート12は、バネ13の付勢力によってステージ11に沿って左側に移動可能になっている。このようにして供給された紙葉類Pは、バックアッププレート12によりピックアップローラ5側に圧接される。
搬送ピッチ補正部210は、搬送ローラ211の搬送方向下流に近接して設置されて紙葉類Pを検知するタイミングセンサSC1と、搬送ローラ駆動モータ212からの駆動力によって回転速度を可変することができる搬送ローラ213と、この搬送ローラ213に対向配置されたピンチローラ214及び搬送ローラ駆動モータ212を制御する搬送ピッチ制御部(図示なし)とで構成される。
分岐ゲートG1は、例えば、リジェクト券と、処理券とに振り分けるゲートである。リジェクト券とは、紙葉類判別部20で判別された紙葉類Pが偽券または折れ、破れ、スキューなどにより判別のできない「判別不能券」を指し、その判別信号を搬送制御部26が受信すると、分岐ゲートG1を右側(時計方向)に回動することにより、判別不能券をリジェクト集積部80に集積する。また、分岐ゲートG1(第4分岐手段)は、後述する「紙帯残量なし」検知後に搬送される紙葉類Pを搬送路16から分岐し、リジェクト集積部(第3集積手段)80に集積する。
また、「処理券」とは、紙葉類判別部20で判別された紙葉類Pが真券で正券(Fit:再流通可能券)、又は真券で損券(UnFit:流通不能券)を指し、その判別信号を搬送制御部26が受信すると、分岐ゲートG1を左側(反時計方向)に回動する。
反転処理部は、スイッチバック反転部3及び表裏反転部9で構成され、取り揃える方向により上記スイッチバック反転部3及び表裏反転部9の一方、若しくは両方が使用される。
スイッチバック反転部3は、搬送ローラ対300、301の搬送方向下流に近接して設置されて紙葉類Pを検知するタイミングセンサSC2と、このタイミングセンサSC2の搬送方向下流に近接して設置された分岐ゲートG10、G11と、反転処理部取り込みローラ302、303とによって反転部311に取り込まれる。
反転部311は、取り込んだ紙葉類Pを図示矢印A31の方向に搬送するために正回転する逆転ローラ304及びピックアップローラ305と、この逆転ローラ304を駆動する逆転ローラ駆動モータ310と、搬送ローラ306、307とで構成される。
また、反転部311に取り込んだ紙葉類Pを反転するために図示矢印A32の方向に搬送し、スイッチバック反転部3から放出するための搬送ローラ308、309が設けられている。
ここで、逆転ローラ304は、紙葉類Pを図示矢印A31の方向に搬送する場合は正回転し、図示矢印A32の方向に搬送する場合は逆回転する。
分岐ゲートG2は、表裏正逆分岐ゲートである。紙葉類判別部20で判別された紙葉類Pの搬送状態の結果に基づき、表裏反転を必要とする場合に右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを図示矢印A6で示す表裏反転部9を通過させる。また、表裏反転を必要としない場合、分岐ゲートG2を、左側に回動し、紙葉類Pを図示矢印A4で示す方向に搬送させる。
表裏反転部9は、紙葉類判別装置19の紙葉類判別部20で判別された紙葉類Pの搬送状態の表裏を反転する。例えば搬送状態が裏逆(BF)の場合、表裏反転部9によって表正FFになる。
分岐ゲート(第1分岐手段)G3は、搬送される紙葉類Pを搬送路(主搬送路)16から施封部4又は集積部430A〜430Fに分岐する分岐ゲートである。搬送される紙葉類Pが主制御部500によって施封するように指定された券種の場合、搬送制御部26は、分岐ゲートG3を右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを施封部4のある図示矢印A40の方向に搬送する。また、それ以外の券種の紙葉類Pは、ゲートG3からゲートG4〜G8を経由して集積部430A〜430Fに集積するように振り分けられる。
施封部4及び集積部430A〜430Fは、紙葉類Pが搬送される搬送路から分離するために搬送路の終端に紙葉類Pを集積する集積装置として羽根車集積装置が設けられている。
この羽根車集積装置は、羽根車421、一時集積部432、422A、422B、及び集積を補佐するプッシャーなどの装置(後述する)で構成される。
羽根車421は、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれており、搬送されてきた紙葉類Pを羽根と羽根の間(以下、羽根間と称する。)で受け取れるように紙葉類Pの搬送に同期して回転している。この羽根車を使用することによって、高速に搬送される紙葉Pの運動エネルギーを吸収しながらかつ、整位された状態で一時集積部に集積される。
一時集積部は、集積部430A〜430Fで使用される一時集積部421と、施封部4の一時集積部422A、422Bとでは以降で処理する目的が異なるために形態が異なっている。
集積部430A〜430Fで使用される一時集積部432にはシャッター433が備えられており、このシャッター433の上に紙葉類Pを集積する。そして、このシャッター433に集積された紙葉類Pは、例えば満杯になったとき、又は業務終了指示(図示しない)などがあると、シャッター433が開き、シャッター433下部に設けられたカセット438に落下して集積される。
以下、図3に示す施封部4の詳細図も参照して説明する。施封部4の一時集積部422A、422Bでは、バックアッププレート423A、423Bの上に集積された紙葉類Pが100枚(以下、100枚紙葉類412と称する)に達すると、プッシャー434が下降して、この100枚紙葉類412を押し込む。次に、バックアッププレート423A、423Bとプッシャー434で100枚紙葉類412を保持して後述する搬送キャリア404に100枚紙葉類412を渡す。
施封部4(施封手段)は、第1集積部(第1集積手段)420A、第2集積部(第2集積手段)420B、搬送部、紙帯部408、帯送り部409、帯巻き部410で構成される。本実施例では、上記第1集積部420A、第2集積部420Bで構成された場合を説明するが、必要に応じてこれら2個の集積部を対にして複数セット用いてもよい。
第1集積部420A及び第2集積部420Bは、共に同様に構成されているため、第1集積部420Aについてその構成を説明し第2集積部420Bの説明を省略する。
第1集積部420Aには、施封搬送路(第1搬送手段)401Aから紙葉類を分岐する分岐ゲートG12、振り分けられた紙葉類を搬送する搬送路、搬送路の終端から送り出された紙葉類を受け取る羽根車421、この羽根車421によって受け取られた紙葉類を集積する一時集積庫422A、集積された紙葉類を押圧するプッシャー434が設けられている。以下、施封部4の各部構成について詳細に説明する。
一時集積部422Aは、搬送される紙葉類Pを計数し100枚(所定の枚数)毎に区分して集積するバックアッププレート423Aを備えている。
搬送部は、縦搬送路402A、402B、搬送キャリア404、及び横搬送路405から構成される。縦搬送路402A、402Bは、バックアッププレート423A,423Bで受けた100枚紙葉類412を上昇又は下降するためのものである。また、搬送キャリア404は、縦搬送路402A又は縦搬送路402Bの停止位置でバックアッププレート423A又は423Bから100枚紙葉類412を受け、施封トレイ(図示しない)に渡すために横搬送路405上を往復移動することができるように構成される。
紙帯部408は、施封トレイに積載された100枚紙葉類412を施封するための紙帯408a、この紙帯408aに印刷するための印刷機能と印刷された紙帯を送る機能とを備えた帯送り部409、100枚紙葉類412を帯送り装置から送られた印刷済み紙帯で施封する帯巻き部410、及び施封部4を制御する施封制御部(制御手段)400とで構成される。
図2は、紙葉類判別装置19及び主制御部500の構成を示すブロック図である。紙葉類判別装置(判別手段)19は、紙葉類Pの判別を行う紙葉類判別部20と、搬送される紙葉類Pの行き先を決定する搬送制御部26とで構成される。
紙葉類判別部20は、紙葉類Pの材質に関わる光学的特性や磁気的特性を検出するための複数のセンサ1〜n、これらセンサ1〜nの出力信号を増幅する増幅回路1〜n、この増幅回路1〜nの出力信号を処理する処理手段から構成される。この処理手段は、A/D変換するためのA/D変換部24、このA/D変換部24でA/D変換されたデータを論理演算する論理回路部23、この論理回路部23の出力信号から真偽(本物か偽物か)、正損(正券か損券か)を判別する他、紙葉類判別部20の全体を制御するCPU21と、このCPU21によってアクセスされる記憶部25、及びCPU21で判別された結果やデータを主制御部500との間で通信するためのI/F部22とで構成される。
また、搬送制御部26は、紙葉類判別部20の判別結果により、搬送される紙葉類Pの行き先を決定して、紙葉類Pの搬送制御を行うCPU27と、このCPU27によってアクセスされる記憶部29と、紙葉類判別部20とのI/F部28とで構成される。
このように構成された紙葉類処理部1は、紙葉類Pの搬送を制御する搬送制御部26と、この搬送制御部26によって搬送された紙葉類Pを施封する施封制御部400によって制御される。
すなわち、紙葉類Pが紙葉類処理装置に供給されてから、主制御部500の操作表示部502から操作員によって施封するように指定された券種は施封部4に搬送され、それ以外の券種はリジェクト集積部80、又は集積部430A〜430Fに収納される。
次に、図3及び図4を参照して紙帯部408の説明を行う。図3は施封部4の詳細図で、図4は紙帯部408の詳細である。施封部4の第1集積部及び第2集積部の動作は上述したので、ここでは、その説明を省略して、紙帯部408の説明を行う。
紙帯部408には、回転自在に構成された紙帯装着部408b及び紙帯残量検知部408gが備えられている。
紙帯装着部408bには、ロール状に巻かれた紙(以下、ロール紙と称する)で構成された紙帯408aを装着することができる。このロール紙408aの径は、紙帯の未使用時には最大径のロール紙408a(max)を示し、紙帯の残量が少なくなるとロール紙408aの径が小さくなる。
紙帯残量検知部は、棒状態のレバー408cとこのレバーの位置を検知するセンサ408gとで構成される。
棒状体のレバー408cは、レバー408cの概略中央を支点408eとして、一端にローラ408dを備え、他端をバネ408fで付勢することによってローラ408dが紙帯装着部408bの中心に向かって回動するように構成されている。このレバーの位置を検知するセンサ408gとから構成されている。
センサ408gは、光学式投光器及び受光器を備えた透過センサで構成され、この投光器及び受光器の間にレバー408cに組み込まれた検出板が到達したとき、これを検知する。
以上の構成により、紙帯装着部408bにロール紙408aを装着することによって、ローラ408dが装着された紙帯408aの表面に常に接触する。ここで、ロール紙408aの残量が少なくなりロール紙の径が小さくなり最小径408a(min)に達すると、レバー408cの検出板はセンサ408gによって「紙帯残量なし」が検知される。
この検知結果は、施封制御部(制御手段)400に送信され、この施封制御部400によって主制御部500に通知され操作表示部502に表示される。
次に、図5に示す施封制御のフローチャートを説明する。
枚数カウント制御により分岐ゲートが動作し(S01)、第1集積部420Aに紙葉類が集積される(S02)。
次に、この第1集積部420Aが100枚になると(S03のYes)、第1集積部420Aの羽根車421の回転を停止し、分岐ゲートG12を右に回動し、かつ、分岐ゲートG13を左に回動して、第2集積部に紙葉類を集積する(S12−S14)。
同時に、プッシャー434を下降し(S04)、バックアッププレート423Aの上で100枚になった第1集積部420Aの紙葉類の上からプッシャー434で押圧したままバックアッププレート423Aと共に下降する(S05)。
バックアッププレートが最下端に達すると、キャリアクランパー(図示しない)で券を抑えて(S06)、搬送キャリア404に受け渡す(S07)。紙葉類の受け渡しを終えたプッシャー432、バックアッププレート423Aを、上昇して初期位置に戻し、(S17)、第1集積部420Aの羽根車421の回転を復活する(S18)。
受け渡された紙葉類は搬送キャリア404によって搬送され(S08)、帯巻き部410で施封される(S09)。施封された紙葉類は100枚の束となって排出される(S10)。
ここで、紙帯の残量検知が行われる(S19)。この残量検知の結果、紙帯の残量が十分である場合(S19のYes)、紙葉類の集積が続けて行われる。
一方、残量検知の結果、紙帯の残量不足が検知された場合(S19のNo)、リジェクト前分岐ゲートG1を右に回動し(S20)、続けて搬送される紙葉類を、リジェクト集積部80に集積し(S21)。この紙葉類の搬送が終了した後に、装置を停止する。
続けて、バックアッププレート423A、搬送キャリア404などは初期位置に戻され(S11)、次の集積の受け入れ可能な状態で待機する。
次に、この第2集積部420Bが100枚になると(S15のYes)、第2集積部420Bのプッシャー434、バックアッププレート423B、キャリアクランパー(図示しない)、羽根車421は上記第1集積部が100枚になったときと同様の動作を行い(S16)、同時に、搬送キャリア404によって搬送された紙葉類は、上記帯巻き部410で施封される。
このような構成にすることによって、紙帯残量がなくなった場合、続けて搬送される紙葉類をリジェクト集積部に集積することができるため、「紙帯残量なし」障害に伴う紙葉類の回収作業が不要になる。
本発明の実施例による紙葉類施封装置を搭載した紙葉類処理装置の概略断面図。 紙葉類判別装置及び主制御部の構成を示すブロック図。 施封部の詳細図。 紙帯部の詳細図。 本発明の実施例による施封制御のフローチャート。 従来技術に基づく施封制御のフローチャート。
符号の説明
P 紙葉類
G1〜G8 分岐ゲート
G10〜G13 分岐ゲート
1 紙葉類処理部
3 スイッチバック反転部
4 施封部
401A、401B 施封搬送路
402A、402B 縦搬送路
404 搬送キャリア
405 横搬送路
408 紙帯部
409 帯送り部
410 帯巻き部
420A 第1集積部
420B 第2集積部
421 羽根車
421a 羽根
422A、422B 一時集積部
423A、423B バックアッププレート
434 プッシャー
430A〜430F 集積部
432 一時集積部
433 シャッター
438 カセット
441 羽根車
441a 羽根
500 主制御部
502 操作表示部

Claims (5)

  1. 紙葉類を搬送する主搬送手段から施封するために分岐する第1分岐手段と、
    この第1分岐手段によって分岐された前期紙葉類を搬送する第1搬送手段と、
    この第1搬送手段によって搬送される前記紙葉類を分岐する第2分岐手段と、
    この第2分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第1集積手段と、
    この第1集積手段によって集積された前記紙葉類が所定の枚数に達したときに、続けて搬送される前記紙葉類を前記第1搬送手段から分岐する第3分岐手段と、
    この第3分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第2集積手段と、
    前記第1集積手段又は前記第2集積手段によって集積された前記紙葉類を搬送し紙帯で施封する施封手段と、
    この施封手段で用いられる前記紙帯をロール状に巻いたロール紙を装填する紙帯装着部を有する紙帯供給手段と、
    この紙帯供給手段の紙帯装着部に供給された前記紙帯の残量を検知する紙帯残量検知手段と、
    この紙帯残量検知手段による検知の結果、紙帯残量なしが検知されたとき、紙帯残量なしを表示する表示手段と、
    前記主搬送手段から第4分岐手段によって分岐された前記紙葉類を集積する第3集積手段と、
    前記第1集積手段によって紙葉類を集積中に前記紙帯残量なしが検知されたとき、当該第1集積手段によって集積された前記紙葉類の枚数が所定の枚数に達するまで集積を継続し、所定の枚数に達したとき、続けて搬送される紙葉類を前記第4分岐手段によって前記第3集積手段に集積する制御手段と
    を備えたことを特徴とする紙葉類の施封装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記紙幣残量検知手段による検知の結果、紙幣残量なしが検知されたとき、この検知結果を主制御部に送信することによって、主制御部が管理する操作表示部に紙幣残量なしを表示することを特長とする請求項1記載の紙葉類の施封装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第2集積手段によって前記紙葉類を集積中に紙帯残量なしが検知されたとき、前記表示手段に紙帯残量なしを表示し、かつ、当該第2集積手段によって集積された前記紙葉類の枚数が所定の枚数に達するまで集積を継続し、所定の枚数に達したとき、続けて搬送される前記紙葉類を前記第3集積手段に集積することを特徴とする請求項1及び請求項2記載の紙葉類の施封装置。
  4. 前記制御手段はまた、
    前記第2集積手段によって集積された前記紙葉類を施封中で、かつ、前記第1集積手段によって前記紙葉類を集積中に紙幣残量なしが検知されたとき、前記表示手段に紙帯残量なしを表示し、かつ、当該第1集積手段によって集積された前記紙葉類の枚数が所定の枚数に達するまで集積を継続し、所定の枚数に達したとき、続けて搬送される前記紙葉類を前記第3集積手段に集積することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の紙葉の施封装置。
  5. 前記紙帯残量検知手段は、
    棒状体の概略中央を支点として一端にローラを備え、他端をバネで付勢することによって前記ロール紙の外周面に前記ローラが接触するように配置され、前記ロール紙の径が小さくなったとき、前記ローラが前記ロール紙の外周面に接触しながら前記紙帯装着部の中心に向かって回動する棒状態のレバーと、
    このレバーの位置を検知するセンサとを備え、
    前記ロール紙の径が所定の値まで小さくなり、当該ロール紙の外周面に接触しながら回動してきた前記レバーが前記センサによって検知されたとき、紙帯残量なしと検知する請求項1記載の紙葉類の施封装置。
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