JP7278245B2 - 紙葉類仕分装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、紙葉類仕分装置およびその制御方法に関する。
従来、金融機関の現金精査に用いられる装置としては、銀行の本店や支店のバックヤード、あるいは現金センタに設置されている紙幣仕分け装置が良く知られている。精査の際には、枚数の確認と真偽判定、正券紙幣と損券紙幣とを仕分けする正損分離処理や帯封処理等を行っている。ここで、正券紙幣とは精査処理後、再度市場に流通させても問題のない綺麗な紙幣を示し、損券紙幣とは汚れや破れ、落書きなどがある損傷紙幣のことを示している。
国際公開第2014/148000号
紙幣仕分け装置は、予め設定された複数の分類パターンの中からオペレータがどのパターンを使用するか選択する。予め設定されているパターンには、同じ区分を複数のスタッカに割り付けることが出来る。例えば、スタッカがスタッカ1-8の8つある場合、スタッカ1-4は第1金種、スタッカ5-6は第2金種、スタッカ7-8は第3金種に割り当てられる。特定のスタッカに所定枚数の紙幣が集積されると、そのスタッカへの紙幣集積は終了し、同じ区分に割り当てられた別のスタッカへ紙幣を集積させる。例えば、スタッカ1に所定枚数の紙幣が集積された場合、スタッカ2へ紙幣が集積されるように自動的に切り替えられる。
スタッカ2へ紙幣を集積している間に、オペレータはスタッカ1に集積された紙幣を抜き取る。その後、スタッカ2に所定枚数の紙幣が集積されると、再びスタッカ1へ紙幣が集積されるように自動的に切り替えられる。
同じ区分に割り当てられたスタッカのうち集積に使用する順番は予め決まっており、スタッカが水平方向に複数個配置されている場合は、左から、もしくは右側から順番に紙幣の集積に使用する。スタッカが垂直方向に複数個配置されている場合は、上からもしくは下側から順番に紙幣の集積に使用する。
スタッカの中には、束巻き機能及び束への印刷機能を有するものもある。そのような印字束巻き機能付きスタッカの集積順番も予め決まっている。印字束巻き機能付きスタッカでは、束巻きの媒体であるテープと、そのテープに印刷するインクとが消耗品となる。それらテープやインクがなくなった場合は、そのスタッカへの紙幣の集積は停止されるため、装置全体の作業効率が落ちる。
そこで、本発明の目的は、作業効率を改善できるようにした紙葉類仕分装置およびその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明に従う紙葉類仕分装置は、紙葉類を仕分して収容する複数の収容部を有する紙葉類仕分装置であって、複数の収容部には、割り当てられた紙葉類に消耗品を用いた所定の処理を施して収容する処理用収容部が複数含まれており、
前記処理用収容部毎に前記消耗品の状態を検出する消耗品状態検出部と、
前記消耗品状態検出部により前記消耗品の切れた処理用収容部が検出された場合には、前記消耗品の切れた処理用収容部の代わりに、前記複数の収容部の中から少なくとも一つの収容部を選択して紙葉類を割り当てる割当先変更部と、
を備える。
本発明によれば、消耗品の切れた処理用収容部の代わりに、複数の収容部の中から少なくとも一つの収容部を選択して紙葉類を割り当てるため、作業効率の低下を抑制することができる。
本実施例の印字束巻き機能付き紙様類仕分装置の機能構成図である。 印字束巻き機能付き紙様類仕分装置の制御ブロック図である。 印字束巻き機能付き紙様類仕分装置の概略構成図である。 スタッカの状態の表示例を示す。 仕分処理の概要を示すフローチャートである。 印字束巻き機能付きスタッカでのイベント発生と割当変化とを示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態に係る束巻き機能付き紙様類仕分装置は、例えば、紙幣を金種毎に仕分ける紙幣仕分装置である。紙幣仕分装置は、少なくとも一部の金種については、所定の情報が印刷されたテープにより所定枚数の紙幣を束ねる。
本実施形態の紙幣仕分装置は、消耗品であるテープまたはインクが切れたときに、動的にスタッカの割り当てを判定し変更する手段を持つ。例えば、頻度の高い金種区分が割り当てられたスタッカの消耗品が切れた場合、頻度の低い金種区分のスタッカを頻度の高い金種区分に割り当てる。また、消耗品の残量に応じて、頻度の高い金種区分と頻度の低い金種区分のスタッカとを自動で割り当てることもできる。
これにより、本実施形態では、印字束巻き機能の消耗品切れにより搬送が停止する時間をできるだけ短くし、作業効率の改善を図る。
本実施形態では、頻度の高い金種区分が割り当てられたスタッカの消耗品が切れた場合、頻度の低い金種区分のスタッカを頻度の高い金種区分へ割り当てることもできる。以下、頻度を頻度と、金種区分を区分と略記することがある。
本実施形態では、装置全体の作業効率が高くなるように、区分の割当てや、集積の順番を動的に制御することができる。例えば、本実施形態では、消耗品が切れたために一時的に使用できなくなっている第1金種を割り当ててあるスタッカがある場合であって、かつ、第2金種に割り当てた他のスタッカに紙幣が1枚も集積されていないときに、そのスタッカに割り当てる金種を第2金種から第1金種へ一時的へ変更する。
本実施形態では、印字束巻き機能付きのスタッカの消耗品が切れた場合に、印字束巻き機能を有さない通常のスタッカを、使用停止したスタッカに格納されるべき金種の紙幣の一時格納先として使用することもできる。
図1~図6を用いて第1実施例を説明する。図1は、「紙葉類仕分装置」の一例としての紙幣仕分装置1の機能構成図である。
紙幣仕分装置1は、例えば、割当先選択部11と、割当金種管理部12と、割当先変更部13と、搬送指示部14と、印字束巻き部15と、消耗品状態検出部16と、表示制御部17とを備える。
割当先選択部11は、割当金種管理部12の保持する情報を参照することにより、投入された紙幣の初期割当先を選択する機能を持つ。
割当先変更部13は、割当先を変更する機能を持つ。割当先変更部13は、割当先選択部11で選択された割当先を変更する必要があるか判定し、割当先を変更する必要があると判定すると、紙幣を搬送して格納させる割当先(図2および図3に示すスタッカ116-118)を変更する。割当先変更部13は、予め設定された複数の条件131~134のうち状況に応じた条件に基づいて、割当先を動的に変更することができる。
第1条件131では、消耗品切れの場合に割当先のスタッカを変更する。第2条件132では、印字束巻き機能を有さない通常のスタッカを一時格納先として選択する。第3条件133では、各スタッカの消耗品を同時期に交換できるように、割当先を変更する。これとは逆に、第4条件134では、各スタッカの消耗品が同時に切れるのを抑制するために、割当先を変更する。
搬送指示部14は、割当先選択部11または割当先変更部13により決定されたスタッカへ向けて紙幣を搬送させる機能を持つ。印字束巻き部15は、図3に示す印字束巻機構119によって、所定の情報が印刷されたテープで紙幣を束ねさせる機能を持つ。消耗品状態検出部16は、印字束巻機構119で消費される消耗品(インクとテープ)の残量を検出する機能を持つ。表示制御部17は、図3に示す表示部118Aに表示させる内容を制御する機能を持つ。
図2は、紙幣仕分装置1の制御ブロック図である。図3は、紙幣仕分装置1の概略構成図である。
紙幣仕分装置は、例えば、駅、空港、商業施設、銀行などに設置された現金自動機(Automatic Teller Machine : ATMなど)から回収された紙幣2の計数、真偽判定、正損分離処理といった精査業務を行う装置である。
図2に示すように、紙幣仕分装置1は、装置1内の各部を制御する主制御部100、主制御部100の動作プログラム等を記録したROM101、主制御部100が各部を制御する制御データを読み書き可能に記録するRAM102、操作者による入力操作を受け付けたり、操作後のデータを表示する場合に使用する表示操作部103、ホストコンピュータ等と接続する際に情報を送受信する通信部104、及び各種情報を格納する格納部105を備えている。格納部105には、紙幣の真偽判定に使用する真偽判定基準情報D1、正券損券判定の基準となる正損分離基準情報D2、後述するスキャナA112およびスキャナB113にて取得した画像に関する情報である紙幣画像情報D3が保存される。
さらに、紙幣仕分装置1は、記番号読取センサ110、枚数検出センサ111、紙幣の表裏全体の画像を取得するスキャナA112、及び搬送されてくる紙幣の損券レベルを読み取る損券検知センサ114、紙幣の全体の透過画像を取得するスキャナB113、紙幣識別部により精査した紙幣を振り分ける振り分けゲート115を備える。
図3を用いて、紙幣仕分装置1の構造について説明する。 紙幣仕分装置1の内部には、例えば、紙幣識別部108、振り分けゲート115、リジェクトスタッカ116、リジェクトスタッカ117、印字束巻機能を有さない第1~第4スタッカ118(#1)~118(#4)、印字束巻機能を有するスタッカ118(#5)~118(#8)、ホッパ120を備えている。
束巻機能とは、紙幣100枚を帯状の紙媒体等で巻いて束ねる機構である。帯状の紙媒体をここではテープと称する場合がある。印字機能とは、束に印字する印字機能を備えた機構である。印刷する内容としては、操作者情報、時刻、金種、正損情報等である。帯となる紙媒体および印字する際に使用するインクは消耗品となり、無くなり次第交換が必要となる。
各スタッカに隣接して、リジェクトスタッカ用表示部116A、リジェクトスタッカ用表示部117A、第1~第8スタッカ用表示部118A(#1)~118A(#8)を備えている。
紙幣識別部108は、記番号読取センサ110、枚数検出センサ111、スキャナA112、損券検知センサ114、スキャナB113を搭載しており、ホッパ120から繰り出された紙幣2に対して計数、真偽判定、正損分離処理といった精査を行う。
ホッパ120は、紙幣2の投入部であり、投入された紙幣2を1枚ずつ繰り出す。振り分けゲート115は、紙幣識別部108により精査された紙幣2を振り分ける。リジェクトスタッカ116、スタッカ118(#1)~118(#8)は紙幣を収納する手段(格納部)である。各スタッカは、紙幣を取出すための開口部を装置前面(ホッパ120を設けた側面)に備えている。
紙幣の区分け結果をどのスタッカに割り当てるかは、各種設定できる。この例では、第5スタッカ118(#5)と第6スタッカ118(#6)は第1金種、第7スタッカ118(#7)と第8スタッカ118(#8)は第2金種、リジェクトスタッカ116,117は搬送異常や偽造券の紙幣に割り当てたものとして説明する。
束巻き機能付きスタッカ118(#5)~118(#8)は、所定枚数100枚の紙幣2を集積してから束巻き印刷するまでに時間を要する。したがって、繰り出し搬送作業をできるだけ停止させないために、複数のスタッカに同じ金種を割り当てる。
例えば、印字束巻対象の金種に割り当てられる印字束巻機能付きスタッカが一つしかない場合、紙幣の集積、束巻、印刷、排出という一連のプロセスが完了するまでの間、印字束巻対象の他の紙幣がホッパ120から繰り出されたとしても、その紙幣を集積することはできないため、繰り出しを停止する必要がある。
これに対し、印字束巻対象の金種に複数の印字束巻き機能付きスタッカが割り当てられている場合、片方のスタッカが束巻、印刷している間にもう片方のスタッカに紙幣を集積させることができる。このため、ホッパ120からの紙幣繰り出しを停止させることなく印字束巻処理を続行することができ、作業効率が向上する。
なお、第1スタッカ118(#1)~第4スタッカ118(#4)には、印字束巻きが不要な金種を割り当てることもできるし、あるいは、後述する印字束巻きが必要な第1金種または第2金種の一時退避場所に割り当てることもできる。
リジェクトスタッカ用表示部116A,117Aと、第1~第8スタッカ用表示部118A(#1)~118A(#8)とには、例えば、各スタッカに格納されている紙幣の枚数が表示される。
表示操作部103には、リジェクトスタッカ116,117と、第1~第8スタッカ118(#1)~118(#8)とに集積された紙幣の枚数が表示される。紙幣を投入する前は、各表示部には“0”が表示されている。
図4は、印字束巻き機能付きスタッカ118(#5)~118(#8)の各表示部118A(#5)~118A(#8)に表示可能な情報の例を示す。印字束巻き機能付きスタッカの表示部には、例えば、スタッカ番号G1とスタッカ状態G2とを表示させることができる。スタッカ状態G2は、例えば、割り当てられた金種、集積枚数(格納枚数)、状態情報、消耗品の状態などを含んでもよい。
「紙幣枚数」の表示では、スタッカ内の紙幣の枚数が所定値としての上限100枚に達するまでは枚数を連続表示させ、スタッカ内の紙幣の枚数が100枚に達したときには点滅表示させてもよい。あるいは、紙幣の枚数の表示を行わずに、紙幣枚数が上限に達したか否かを示すランプを設けてもよい。
「金種」の表示では、現在割り当てられている金種以外に、初期値の金種(割当変更前の紙葉類識別情報である割当変更前の金種)を含んでもよい。
「状態」の表示には、例えば、「自動割当」「インク切れ」「テープ切れ」「割当変更中」「インク補充中」「テープ交換中」などがある。「消耗品」の表示には、インク残量およびテープ残量を含んでもよい。さらに、消耗品切れが所定時間以内に発生する可能性が所定値以上の場合、紙幣仕分装置1のオペレータに警告を与えるためのランプを点灯させたり、警告メッセージを表示させたりしてもよい。
図5は、仕分処理の全体概要を示すフローチャートである。紙幣仕分装置1は、紙幣の投入を検知すると(S11)、紙幣識別部108により金種および真贋などを識別する(S12)。
紙幣仕分装置1は、その金種の紙幣に割り当てられている初期割当先のスタッカを確認し(S13)、初期割当先スタッカの状態を確認する(S14)。紙幣仕分装置1は、割当先のスタッカを変更すべきか判定する(S15)。消耗品切れの状態または満杯状態(集積された束紙幣が取り出されていない状態)の場合、紙幣仕分装置1は、スタッカの割当を変更し(S15:YES,S16)、紙幣を搬送させる(S17)。紙幣仕分装置1は、スタッカを変更する必要がない場合(S15:NO)、ステップS16をスキップしてステップS17へ移る。そして、紙幣仕分装置1は、印字束巻き機能付きスタッカに所定枚数の紙幣が集積されると、所定の情報が印刷されたテープで束ねる(S18)。
図6を参照して、スタッカへの金種割当の動作を説明する。ここでは、第1金種の紙幣を第5スタッカ118(#5)へ搬送しており、第5スタッカ118(#5)の消耗品が切れた場合を述べる。
まず最初に、図6の第1イベント「仕分開始」を説明する。オペレータが紙幣2をホッパ120に装填すると、紙幣2は1枚ずつ分離されて、ホッパ120から紙幣識別部108へ搬送される。
紙幣識別部108は、枚数検出センサ111により紙幣枚数を検出すると共に、スキャナA112およびスキャナB113により紙幣2の表裏の反射画像および透過画像をスキャンし、それらから得られる紙幣2の真偽データを真偽判定基準情報D1と比較する。当該紙幣2が正券ならば、振り分けゲート115の駆動により第5スタッカ118(#5)へ振り分け集積する。
このとき、第5スタッカ用表示部118A(#5)には、第5スタッカ118(#5)に集積されている紙幣の枚数が表示される。
各スタッカの集積枚数の上限は設定により定められており、この例では各スタッカ上限を100枚とする。正券に割り当てられている第5スタッカ118(#5)の集積枚数が上限の100枚に達したとき、次に第1金種と判定された紙幣は、第6スタッカ118(#6)へ集積される。第1スタッカ用表示部118A(#5)は、束巻き印刷を実施した後、オペレータに抜き取りを促すために、表示状態を変化させる。例えば、上限に達していないときは紙幣枚数が点等しているが、上限に達したときは紙幣枚数が点滅する。
第5スタッカ118(#5)の紙幣束が抜き取られないまま、第6スタッカ118(#6)の集積枚数が上限に達すると、正券の格納先がなくなるので、ホッパ120からの紙幣搬送が停止され、第6スタッカ用表示部118A(#6)が点滅する。
オペレータが第5スタッカ118(#5)または第6スタッカ118(#6)のいずれかに格納されている100枚の紙幣束を抜き取ると、第1金種の格納先が確保されるため、再びホッパ120からの紙幣搬送が再開し、紙幣束の抜き取られたスタッカ表示部118Aが点滅状態から点灯状態へ変わる。
表示操作部103も、各スタッカの状態に応じて表示方法を変化させ、各スタッカの抜き取りを促す。抜き取りを提示する方法として、スタッカ番号の背景色を状況に応じて変化させたり、点灯状態または点滅状態に変化させたりしてもよい。
第7スタッカ、第8スタッカまたはリジェクトスタッカ116の集積枚数が上限に達した場合、上限に達している状態から抜き取られた場合も前記同様に、各表示部の状態が変化する。
第5スタッカ118(#5)~第8スタッカ118(#8)の消耗品が切れた場合でも、上記100枚の紙幣が抜き取られない場合と同様に、紙幣の搬送は停止される。
ここで、図6の第2イベントに示すように、第5スタッカ118(#5)の消耗品が切れた場合を説明する。この場合、第2イベントの「スタッカ#5割当」に記載の通り、第5スタッカ118(#5)への紙幣の集積は停止する。
第3イベント「自動割当」では、第1金種の紙幣は第6スタッカ118(#6)へ搬送されて集積される。そして、第6スタッカ118(#6)に集積された紙幣枚数が上限に達すると、第1金種の紙幣の格納先が無くなるため、ホッパ120からの紙幣の搬送は停止される。第6スタッカ118(#6)に収納された紙幣の束巻き及び印字が実施され、紙幣束が抜き取られるまで、ホッパ120からの紙幣の搬送は停止される。
ここで、本実施例では、第2金種に割り当てられた第7スタッカ118(#7)及び第8スタッカ118(#8)に注目する。第1金種の紙幣の方が第2金種の紙幣よりも多いと判断された場合、第2金種に割り当てられた第7スタッカ118(#7)もしくは第8スタッカ118(#8)を第1金種に割り当て直す。図6の第3イベントの「スタッカ#7」に示すように、第2金種から第1金種へ割当が変更されていることがわかる。
スタッカへの金種の割り当てを変えるタイミングは、第2金種の紙幣の集積が100枚に達して、その紙幣がスタッカから抜き取られて集積部が空になったときである。図6の第4イベント「スタッカ#5消耗品交換」に示すように、第5スタッカ118(#5)の消耗品の交換が完了して使用可能状態に戻ると、第7スタッカ118(#7)に割り当てられる金種は元の第2金種に変更される。
ホッパ120に装填される金種の内訳で、第1金種の方が第2金種よりも多い場合、第1金種にスタッカを2つ割り当てた方が、束巻き印字処理中に集積先が無くなってホッパ120からの紙幣搬送が停止される頻度が少なくなり、作業効率が上がる。どちらの金種の方が頻度が高いかは、予め設定することも可能であり、過去の統計から自動で決定することも可能である。
また、束巻印刷機能付きの第5スタッカ118(#5)~第8スタッカ118(#8)の消耗品が切れて紙幣の集積ができなくなった場合、束巻印刷機能を持たない第1スタッカ118(#1)~第4スタッカ118(#4)へ一時的に紙幣を送ってもよい。これにより、ホッパ120からの紙幣搬送が停止される時間が短くなり、作業効率が上がる。束巻印刷機能を持たない第1スタッカ118(#1)~第4スタッカ118(#4)に100枚単位で集積された紙幣は、その後に、束巻印刷機能付きスタッカの持つ手動束巻き機能を用いて束ねることができる。
消耗品が切れるタイミングを制御することにより作業効率を向上する機能について説明する。運用として、消耗品を同時に複数交換することが望ましい場合がある。例えば、始業、終業、休憩前後にまとめて複数の消耗品を交換したい場合などである。それを実現するために、図1で示した消耗品同時交換促進部133により、消耗品の残量に応じてスタッカの割り当てを変える。例えば、第5スタッカ118(#5)および第6スタッカ118(#6)の消耗品の残量が少なく、第7スタッカ118(#7)および第8スタッカ118(#8)の消耗品の残量が多い場合を考える。この場合、第5スタッカ118(#5)および第6スタッカ118(#6)に頻度の少ない第2金種を、第7スタッカ118(#7)および第8スタッカ118(#8)に頻度の多い第1金種を自動で割り当てる。これにより、第5スタッカ118(#5)~第8スタッカ118(#8)の消耗品がほぼ同時に切れるため、保守作業効率が改善する。
逆に、本実施例では、図1の消耗品同時交換抑制部134を備える。消耗品同時交換抑制部134は、同じ割り当てのスタッカの消耗品が同時に切れることを防ぎ、少なくとも一つのスタッカが動作可能となるように自動で割り当てる機能を持つ。
上記の機能133,134により、現場の運用にあったモードを選択できるようにすることにより作業恋率アップを図る。
このように構成される本実施例によれば、スタッカの状態に応じて、スタッカに割り当てる金種を動的に変更することができるため、ホッパ120が停止する時間を短くすることができ、紙幣仕分装置1の作業効率を向上させることができる。
さらに、本実施例の紙幣仕分装置1は、印字束巻き機能を持たない通常のスタッカを一時的な格納場所として使用できるため、複数の印字束巻き機能付きスタッカが全て利用できない場合でも、ホッパ120からの紙幣搬送が停止する時間をできるだけ短くすることができる。
さらに、本実施例の紙幣仕分装置1は、消耗品の同時交換を促進したり、逆に消耗品の同時交換を抑制したりすることができるため、柔軟な運用が可能であり、紙幣仕分装置1のユーザにとっての利便性が向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。実施形態に述べた特徴は適宜組み合わせることもできる。
1:紙幣仕分装置、2:紙幣、11:割当先選択部、12:割当管理部、13:割当先変更部、14:搬送指示部、15:印字束巻き部、16:消耗品状態検出部、131:消耗品切れ時の選択部、132:一時格納先選択部、133:消耗品同時交換促進部、134:消耗品同時交換抑制部、118:スタッカ、118A:表示部、119:印字束巻機構、120:ホッパ

Claims (7)

  1. 紙葉類を仕分して収容する複数の収容部を有する紙葉類仕分装置であって、
    前記複数の収容部には、割り当てられた紙葉類に消耗品を用いた所定の処理を施して収容する処理用収容部が複数含まれており、
    前記複数の処理用収容部毎に前記消耗品の状態を検出する消耗品状態検出部と、
    前記消耗品状態検出部により前記消耗品の切れた処理用収容部が検出された場合には、前記消耗品の切れた処理用収容部の代わりに、前記複数の処理用収容部の中から少なくとも一つの処理用収容部を選択して紙葉類を割り当てる割当先変更部と、
    を備える紙葉類仕分装置。
  2. 前記割当先変更部は、前記消耗品の切れた処理用収容部に消耗品が補充された場合に、前記選択された処理用収容部から前記消耗品の補充された処理用収容部へ紙葉類の割当先を再変更する、
    請求項1に記載の紙葉類仕分装置。
  3. 前記割当先変更部は、前記各処理用収容部のうち頻度の高い処理用収容部の消耗品が切れたことが前記消耗品状態検出部により検出された場合に、前記複数の処理用収容部の中から少なくとも一つの処理用収容部を選択して紙葉類を割り当てる、
    請求項2に記載の紙葉類仕分装置。
  4. 前記割当先変更部は、前記消耗品状態検出部により検出された前記各処理用収容部の消耗品の状態に基づいて、前記各処理用収容部の消耗品が均一に消費されるように前記各処理用収容部への紙葉類の割当を制御する、
    請求項3に記載の紙葉類仕分装置。
  5. 前記割当先変更部は、前記消耗品状態検出部により検出された前記各処理用収容部の消耗品の状態に基づいて、前記各処理用収容部の消耗品が同時に切れないように前記各処理用収容部への紙葉類の割当を制御する、
    請求項3に記載の紙葉類仕分装置。
  6. 前記消耗品とは、インク部材およびテープ部材を含んでおり、
    前記所定の処理とは、前記インク部材により所定の情報が印刷される前記テープ部材を用いて、所定枚数の紙葉類を束ねる処理である、
    請求項1-のいずれか一項に記載の紙葉類仕分装置。
  7. 紙葉類を仕分して収容する複数の収容部を有する紙葉類仕分装置を制御する制御方法であって、
    前記複数の収容部には、割り当てられた紙葉類に消耗品を用いた所定の処理を施して収容する処理用収容部が複数含まれており、
    前記複数の処理用収容部毎に前記消耗品の状態を検出し、
    前記消耗品の切れた処理用収容部が検出された場合には、前記消耗品の切れた処理用収容部の代わりに、前記複数の処理用収容部の中から少なくとも一つの処理用収容部を選択して紙葉類を割り当てる、
    紙葉類仕分装置の制御方法。
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