JPH0684047A - 紙葉類処理装置 - Google Patents
紙葉類処理装置Info
- Publication number
- JPH0684047A JPH0684047A JP4253978A JP25397892A JPH0684047A JP H0684047 A JPH0684047 A JP H0684047A JP 4253978 A JP4253978 A JP 4253978A JP 25397892 A JP25397892 A JP 25397892A JP H0684047 A JPH0684047 A JP H0684047A
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- bill
- yen bill
- yen
- stacker
- bills
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、紙葉類の短手方向に着目し、装置
内部で搬送処理する紙葉類を短手方向に繰出し搬送する
ことにより、紙葉類を短時間に効率よく放出することが
できる紙葉類処理装置を提供する。 【構成】この発明は、紙葉類の多数枚を集積するスタッ
カから紙葉類を繰出許容して設けた紙葉類処理装置であ
って、上記スタッカは収納した紙葉類を該紙葉類の短手
方向に繰出す短手方向繰出し機構を備え、上記短手方向
繰出し機構より繰出された紙葉類を短手方向より受入れ
集積し、この集積した紙葉類を長手方向に一括して放出
する方向変換集積部を備えたことを特徴としている。
内部で搬送処理する紙葉類を短手方向に繰出し搬送する
ことにより、紙葉類を短時間に効率よく放出することが
できる紙葉類処理装置を提供する。 【構成】この発明は、紙葉類の多数枚を集積するスタッ
カから紙葉類を繰出許容して設けた紙葉類処理装置であ
って、上記スタッカは収納した紙葉類を該紙葉類の短手
方向に繰出す短手方向繰出し機構を備え、上記短手方向
繰出し機構より繰出された紙葉類を短手方向より受入れ
集積し、この集積した紙葉類を長手方向に一括して放出
する方向変換集積部を備えたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動券売機に
内部構成されるような紙葉類処理装置に関し、さらに詳
しくは紙幣等の紙葉類の搬送処理性能を高めた紙葉類処
理装置に関する。
内部構成されるような紙葉類処理装置に関し、さらに詳
しくは紙幣等の紙葉類の搬送処理性能を高めた紙葉類処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、上述例のような処理装置は、例
えば図5に示すように、顧客が挿入口51より挿入した
紙幣52を鑑別部53で真偽および金種鑑別し、この鑑
別した紙幣52を、千円、五千円、万円の金種別に区画
した一時保留部54,55,56に一時保留させ、この
とき同金種が複数枚挿入されたときは、その紙幣52を
一時保留部54〜56でスイッチバック動作させて重ね
合わせた状態で一時保留し、取引きが成立すると、この
一時保留した紙幣52を金種対応する各金庫57,5
8,59にそれぞれ振分けて収納している。また、釣札
が必要な場合は、千円札あるいは五千円札の必要金種の
紙幣52を繰出し、一時保留部54〜56で必要枚数を
スイッチバック動作させて重ね合わせた後、放出口60
より一括して放出している(先行出願の特願平3ー17
7531号参照)。
えば図5に示すように、顧客が挿入口51より挿入した
紙幣52を鑑別部53で真偽および金種鑑別し、この鑑
別した紙幣52を、千円、五千円、万円の金種別に区画
した一時保留部54,55,56に一時保留させ、この
とき同金種が複数枚挿入されたときは、その紙幣52を
一時保留部54〜56でスイッチバック動作させて重ね
合わせた状態で一時保留し、取引きが成立すると、この
一時保留した紙幣52を金種対応する各金庫57,5
8,59にそれぞれ振分けて収納している。また、釣札
が必要な場合は、千円札あるいは五千円札の必要金種の
紙幣52を繰出し、一時保留部54〜56で必要枚数を
スイッチバック動作させて重ね合わせた後、放出口60
より一括して放出している(先行出願の特願平3ー17
7531号参照)。
【0003】しかし、この紙幣の繰出し時は、紙幣の搬
送に適した長手方向に繰出すため、この長手方向に1枚
ずつ繰出される紙幣の繰出し動作に時間がかかり、また
内方の金庫から一時保留部までの搬送に時間がかかって
いた。さらに、複数枚の紙幣を顧客に放出するときは、
一括放出する構成のため、一時保留部で1枚ずつスイッ
チバック動作させて重ね合わせる必要があり、このため
に紙幣一枚当たりの搬送距離が長くなり、複数枚放出時
の処理時間が長く、また紙幣の取忘れによってトラブル
を誘起したり、紙詰りを誘起しやすくなる問題を有して
いた。
送に適した長手方向に繰出すため、この長手方向に1枚
ずつ繰出される紙幣の繰出し動作に時間がかかり、また
内方の金庫から一時保留部までの搬送に時間がかかって
いた。さらに、複数枚の紙幣を顧客に放出するときは、
一括放出する構成のため、一時保留部で1枚ずつスイッ
チバック動作させて重ね合わせる必要があり、このため
に紙幣一枚当たりの搬送距離が長くなり、複数枚放出時
の処理時間が長く、また紙幣の取忘れによってトラブル
を誘起したり、紙詰りを誘起しやすくなる問題を有して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、紙
葉類の短手方向に着目し、装置内部で搬送処理する紙葉
類を短手方向に繰出し搬送することにより、紙葉類を短
時間に効率よく放出することができる紙葉類処理装置の
提供を目的とする。
葉類の短手方向に着目し、装置内部で搬送処理する紙葉
類を短手方向に繰出し搬送することにより、紙葉類を短
時間に効率よく放出することができる紙葉類処理装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙葉類の多
数枚を集積するスタッカから紙葉類を繰出許容して設け
た紙葉類処理装置であって、上記スタッカは収納した紙
葉類を該紙葉類の短手方向に繰出す短手方向繰出し機構
を備え、上記短手方向繰出し機構より繰出された紙葉類
を短手方向より受入れ集積し、この集積した紙葉類を長
手方向に一括して放出する方向変換集積部を備えたこと
を特徴とする。
数枚を集積するスタッカから紙葉類を繰出許容して設け
た紙葉類処理装置であって、上記スタッカは収納した紙
葉類を該紙葉類の短手方向に繰出す短手方向繰出し機構
を備え、上記短手方向繰出し機構より繰出された紙葉類
を短手方向より受入れ集積し、この集積した紙葉類を長
手方向に一括して放出する方向変換集積部を備えたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】この発明によれば、紙葉類を放出するとき、ス
タッカに収納された紙葉類を短手方向繰出し機構より1
枚ずつ短手方向に繰出し、この短手方向に繰出された紙
葉類をその短手方向のまま方向変換集積部に導いて受入
れさせ、この集積部に放出枚数を集積した時点で、集積
完了した紙葉類を長手方向に一括して放出する。
タッカに収納された紙葉類を短手方向繰出し機構より1
枚ずつ短手方向に繰出し、この短手方向に繰出された紙
葉類をその短手方向のまま方向変換集積部に導いて受入
れさせ、この集積部に放出枚数を集積した時点で、集積
完了した紙葉類を長手方向に一括して放出する。
【0007】
【発明の効果】このように、紙葉類を短手方向に繰出
し、また搬送することができるため、長手方向に比べて
繰出し距離、搬送距離および搬送時間の短縮が図れ、さ
らに一括放出用に複数枚の紙葉類を集積するときも、ス
イッチバック動作を要せず集積できるため、紙葉類1枚
当たりの搬送距離、搬送時間の短縮および紙詰りの低減
が図れ、また紙葉類を直ちに放出用に集積して一括放出
できるため、紙葉類の取忘れによるトラブルを低減で
き、さらに紙葉類を長手方向と短手方向とに使い分けて
効率よく方向変換させて搬送するため、搬送経路の短縮
化に加えて装置の小型化を図ることができる。
し、また搬送することができるため、長手方向に比べて
繰出し距離、搬送距離および搬送時間の短縮が図れ、さ
らに一括放出用に複数枚の紙葉類を集積するときも、ス
イッチバック動作を要せず集積できるため、紙葉類1枚
当たりの搬送距離、搬送時間の短縮および紙詰りの低減
が図れ、また紙葉類を直ちに放出用に集積して一括放出
できるため、紙葉類の取忘れによるトラブルを低減で
き、さらに紙葉類を長手方向と短手方向とに使い分けて
効率よく方向変換させて搬送するため、搬送経路の短縮
化に加えて装置の小型化を図ることができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動券売機に内部構成される紙幣処理装
置を示し、図1において、この紙幣処理装置11は、紙
幣挿入口12の内方に紙幣Aの真偽判別、金種判別を行
なう鑑別部13と、千円札を一時的に保留する千円札一
時保留部14と、五千円札を一時的に保留する五千円札
一時保留部15と、万円札を一時的に保留する万円札一
時保留部16と、千円札の集積機構および繰出し機構を
備えた千円札スタッカ17と、五千円札の集積機構およ
び繰出し機構を備えた五千円札スタッカ18と、万円札
の集積機構のみを備えた万円札スタッカ19と、釣紙幣
を放出する紙幣放出口20と、千円札スタッカ17から
繰出された千円札を集積する千円札方向変換集積部21
と、五千円札スタッカ18から繰出された五千円札を集
積する五千円札方向変換集積部22とを備え、これらの
各要素12〜22を搬送ラインLにより接続して、取引
時の処理項目に応じて紙幣Aを金種別に所定の位置に搬
送処理する。
述する。図面は自動券売機に内部構成される紙幣処理装
置を示し、図1において、この紙幣処理装置11は、紙
幣挿入口12の内方に紙幣Aの真偽判別、金種判別を行
なう鑑別部13と、千円札を一時的に保留する千円札一
時保留部14と、五千円札を一時的に保留する五千円札
一時保留部15と、万円札を一時的に保留する万円札一
時保留部16と、千円札の集積機構および繰出し機構を
備えた千円札スタッカ17と、五千円札の集積機構およ
び繰出し機構を備えた五千円札スタッカ18と、万円札
の集積機構のみを備えた万円札スタッカ19と、釣紙幣
を放出する紙幣放出口20と、千円札スタッカ17から
繰出された千円札を集積する千円札方向変換集積部21
と、五千円札スタッカ18から繰出された五千円札を集
積する五千円札方向変換集積部22とを備え、これらの
各要素12〜22を搬送ラインLにより接続して、取引
時の処理項目に応じて紙幣Aを金種別に所定の位置に搬
送処理する。
【0009】上述の3金種の一時保留部14〜16は、
上下方向に3段に区画して重合配設し、このうち上段に
は千円札一時保留部14を、中段には万円札一時保留部
16を、下段には五千円札一時保留部15を配設して、
一箇所に集中配設した一時保留部群Gを構成している。
上下方向に3段に区画して重合配設し、このうち上段に
は千円札一時保留部14を、中段には万円札一時保留部
16を、下段には五千円札一時保留部15を配設して、
一箇所に集中配設した一時保留部群Gを構成している。
【0010】また、これら3個の一時保留部14〜16
は、上下のベルト面間で紙幣を略水平状態に挟持して一
時保留するものであって、これら保留部14〜16で複
数枚を保留するときは、これら保留部14〜16で前に
保留した紙幣をスイッチバック動作させて、挿入されて
きた紙幣と重ね合わせることにより、複数枚の紙幣を順
次重ね合わせて一時保留する。このうち、中段の万円札
一時保留部16は、紙幣放出口20と連通させて放出搬
送路兼用に設け、該保留部16を介して釣紙幣を放出す
るように設けている。
は、上下のベルト面間で紙幣を略水平状態に挟持して一
時保留するものであって、これら保留部14〜16で複
数枚を保留するときは、これら保留部14〜16で前に
保留した紙幣をスイッチバック動作させて、挿入されて
きた紙幣と重ね合わせることにより、複数枚の紙幣を順
次重ね合わせて一時保留する。このうち、中段の万円札
一時保留部16は、紙幣放出口20と連通させて放出搬
送路兼用に設け、該保留部16を介して釣紙幣を放出す
るように設けている。
【0011】そして、既述した一時保留部群Gの奥部
に、千円札スタッカ17を配設し、また一時保留部群G
の下方前後位置に、五千円札スタッカ18と万円札スタ
ッカ19とを配設している。このうち、奥部の上下に配
設された千円札スタッカ17と万円札スタッカ19と
は、装置本体の背面側より着脱許容したカセット形に設
け、この千円札スタッカ17を着脱して釣紙幣用に高頻
度利用される千円札を適宜補給あるいは回収し、また万
円札スタッカ19を着脱して満杯になった万円札を回収
許容して設けている。
に、千円札スタッカ17を配設し、また一時保留部群G
の下方前後位置に、五千円札スタッカ18と万円札スタ
ッカ19とを配設している。このうち、奥部の上下に配
設された千円札スタッカ17と万円札スタッカ19と
は、装置本体の背面側より着脱許容したカセット形に設
け、この千円札スタッカ17を着脱して釣紙幣用に高頻
度利用される千円札を適宜補給あるいは回収し、また万
円札スタッカ19を着脱して満杯になった万円札を回収
許容して設けている。
【0012】上述の搬送ラインLは、始端側が紙幣処理
装置11の上部前面に開口する紙幣挿入口12に連通
し、この紙幣挿入口12の内方に連通する鑑別部13の
後段を頂部として上下方向に紙幣Aを挟持搬送する該搬
送ラインLを配設している。そして、この上下方向から
水平方向に分岐接続した後述する金種別の入出金搬送ラ
インL1 〜L5 を介して紙幣は所定の位置に搬送され
る。
装置11の上部前面に開口する紙幣挿入口12に連通
し、この紙幣挿入口12の内方に連通する鑑別部13の
後段を頂部として上下方向に紙幣Aを挟持搬送する該搬
送ラインLを配設している。そして、この上下方向から
水平方向に分岐接続した後述する金種別の入出金搬送ラ
インL1 〜L5 を介して紙幣は所定の位置に搬送され
る。
【0013】先ず、3金種の一時保留部14〜16と、
3金種のスタッカ17〜19との間は、千円札入金搬送
ラインL1 と、五千円札入金搬送ラインL2 と、万円札
入金搬送ラインL3 とを介して、金種別にそれぞれ独立
して個別搬送許容する独立搬送構造を持たせて分岐接続
している。また、千円札方向変換集積部21と紙幣放出
口20との間は千円札出金搬送ラインL4 および搬送ラ
インLを介して接続し、五千円札方向変換集積部22も
同様に五千円札出金搬送ラインL5 および同搬送ライン
Lを介して紙幣放出口20に接続している。
3金種のスタッカ17〜19との間は、千円札入金搬送
ラインL1 と、五千円札入金搬送ラインL2 と、万円札
入金搬送ラインL3 とを介して、金種別にそれぞれ独立
して個別搬送許容する独立搬送構造を持たせて分岐接続
している。また、千円札方向変換集積部21と紙幣放出
口20との間は千円札出金搬送ラインL4 および搬送ラ
インLを介して接続し、五千円札方向変換集積部22も
同様に五千円札出金搬送ラインL5 および同搬送ライン
Lを介して紙幣放出口20に接続している。
【0014】この場合、金種別の入出金搬送ラインL1
〜L5 は上下方向のメインラインとしての搬送ラインL
に接続され、この分岐接続部分に配設した図示しない各
振分け板を振分け操作することにより、紙幣を搬送処理
目的に応じた所定の方向に搬送処理する。
〜L5 は上下方向のメインラインとしての搬送ラインL
に接続され、この分岐接続部分に配設した図示しない各
振分け板を振分け操作することにより、紙幣を搬送処理
目的に応じた所定の方向に搬送処理する。
【0015】したがって、入金時に紙幣を一時保留部1
4〜16からスタッカ17〜19に収納する時は、千円
札、五千円札、万円札の3金種を独立して、しかも同時
に各金種対応するスタッカ17〜19に一括して搬送処
理でき、また出金時には各方向変換集積部21,22か
ら一括して繰出した釣紙幣を独立して搬送処理できるた
め、短時間に効率よく搬送処理できる。
4〜16からスタッカ17〜19に収納する時は、千円
札、五千円札、万円札の3金種を独立して、しかも同時
に各金種対応するスタッカ17〜19に一括して搬送処
理でき、また出金時には各方向変換集積部21,22か
ら一括して繰出した釣紙幣を独立して搬送処理できるた
め、短時間に効率よく搬送処理できる。
【0016】ところで、紙幣の搬送処理に際して、千円
札と五千円札とは釣紙幣として再利用可能なため、千円
札スタッカ17と五千円札スタッカ18に対しては、紙
幣Aを出入れ許容する循環構成に設けて、両スタッカ1
7,18のそれぞれに釣紙幣を効率よく繰出し許容する
繰出し機構を装備しており、以下、図2に示す千円札ス
タッカ17を例に取って説明する。
札と五千円札とは釣紙幣として再利用可能なため、千円
札スタッカ17と五千円札スタッカ18に対しては、紙
幣Aを出入れ許容する循環構成に設けて、両スタッカ1
7,18のそれぞれに釣紙幣を効率よく繰出し許容する
繰出し機構を装備しており、以下、図2に示す千円札ス
タッカ17を例に取って説明する。
【0017】千円札スタッカ17は、千円札入金搬送ラ
インL1 に連通する図示しない千円札取込み機構を下部
に備え、上部に、集積された紙幣A…の最上面に接して
紙幣を1枚ずつ短手方向に繰出す短手方向繰出し機構2
3を装備し、この短手方向繰出し機構23より繰出され
た紙幣Aは、その短手方向のまま、真上に挟持搬送する
短手方向搬送路L6 を介して、千円札スタッカ17の上
方に配設した千円札方向変換集積部21に搬送する。
インL1 に連通する図示しない千円札取込み機構を下部
に備え、上部に、集積された紙幣A…の最上面に接して
紙幣を1枚ずつ短手方向に繰出す短手方向繰出し機構2
3を装備し、この短手方向繰出し機構23より繰出され
た紙幣Aは、その短手方向のまま、真上に挟持搬送する
短手方向搬送路L6 を介して、千円札スタッカ17の上
方に配設した千円札方向変換集積部21に搬送する。
【0018】この千円札方向変換集積部21は、上述の
短手方向搬送路L6 と一側面で接続され、下方から導か
れた紙幣を短手方向のまま受入れ許容する受入れ構造を
有し、また前面を既述した千円札出金搬送ラインL4 と
接続して集積した紙幣A…を長手方向に一括して繰出す
繰出し構造を有している。
短手方向搬送路L6 と一側面で接続され、下方から導か
れた紙幣を短手方向のまま受入れ許容する受入れ構造を
有し、また前面を既述した千円札出金搬送ラインL4 と
接続して集積した紙幣A…を長手方向に一括して繰出す
繰出し構造を有している。
【0019】これにより、千円札スタッカ17から繰出
された紙幣を短手方向のまま集積部21に搬送して受入
れ集積することができるため、長手方向の繰出し搬送に
比べて、繰出し距離および搬送距離の短縮に伴い、搬送
時間の短縮が図れ、さらに複数枚の紙幣を一括放出用に
集積するときも、スイッチバック動作を要せず集積でき
るため、紙幣1枚当たりの搬送距離を短縮して処理時間
を確実に短縮できる。
された紙幣を短手方向のまま集積部21に搬送して受入
れ集積することができるため、長手方向の繰出し搬送に
比べて、繰出し距離および搬送距離の短縮に伴い、搬送
時間の短縮が図れ、さらに複数枚の紙幣を一括放出用に
集積するときも、スイッチバック動作を要せず集積でき
るため、紙幣1枚当たりの搬送距離を短縮して処理時間
を確実に短縮できる。
【0020】また、五千円札方向変換集積部22の場合
も、五千円札スタッカ18に対応して同様に短手方向の
搬送処理構造を装備している。図中、24は紙幣押圧板
である。
も、五千円札スタッカ18に対応して同様に短手方向の
搬送処理構造を装備している。図中、24は紙幣押圧板
である。
【0021】図3は紙幣処理装置の制御回路ブロック図
を示し、CPU31はROM32に格納されたプログラ
ムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRA
M33で読出し可能に記憶する。
を示し、CPU31はROM32に格納されたプログラ
ムに沿って各回路装置を制御し、その制御データをRA
M33で読出し可能に記憶する。
【0022】上述のCPU31は、紙幣取引時の入力信
号、紙幣検知センサS…の検知信号および鑑別データに
基づいて、挿入された紙幣を金種別の一時保留部14〜
16および金種別のスタッカ17〜19に個別に取込み
処理し、また釣紙幣の必要時には所定の釣紙幣をスタッ
カ17,18から方向変換集積部21,22を介して放
出処理する。
号、紙幣検知センサS…の検知信号および鑑別データに
基づいて、挿入された紙幣を金種別の一時保留部14〜
16および金種別のスタッカ17〜19に個別に取込み
処理し、また釣紙幣の必要時には所定の釣紙幣をスタッ
カ17,18から方向変換集積部21,22を介して放
出処理する。
【0023】搬送駆動モータMは、CPU31の搬送制
御信号に基づいて駆動出力され、これに応じて紙幣Aを
所定方向に搬送ラインL,L1 〜L6 を介して搬送し、
またこの搬送時に振分けソレノイド34を駆動して、紙
幣Aを各振分け板の振分け操作により所定の方向に搬送
する。
御信号に基づいて駆動出力され、これに応じて紙幣Aを
所定方向に搬送ラインL,L1 〜L6 を介して搬送し、
またこの搬送時に振分けソレノイド34を駆動して、紙
幣Aを各振分け板の振分け操作により所定の方向に搬送
する。
【0024】このように構成された紙幣処理装置11の
処理動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
今、顧客が紙幣挿入口12に紙幣Aを挿入すると、この
挿入された紙幣Aは鑑別部13で真偽判別および金種判
別され、その鑑別データに基づいて千円札は千円札一時
保留部14に、五千円札は五千円札一時保留部15に、
また万円札は万円札一時保留部16にそれぞれ一時保留
される。このとき、同金種の複数枚が挿入されたとき
は、一時保留部でスイッチバック動作させて、順次重ね
合わせて一時保留する(ステップn1 〜n3 )。
処理動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
今、顧客が紙幣挿入口12に紙幣Aを挿入すると、この
挿入された紙幣Aは鑑別部13で真偽判別および金種判
別され、その鑑別データに基づいて千円札は千円札一時
保留部14に、五千円札は五千円札一時保留部15に、
また万円札は万円札一時保留部16にそれぞれ一時保留
される。このとき、同金種の複数枚が挿入されたとき
は、一時保留部でスイッチバック動作させて、順次重ね
合わせて一時保留する(ステップn1 〜n3 )。
【0025】このとき、紙幣の挿入操作と共に、取引項
目が選択して入力されると、CPU31は取引時の紙幣
鑑別データおよび入力操作データから有効性を判定し
(ステップn4 )、取引成立すれば、一時保留部14〜
16で保留した紙幣を、各金種別の入金搬送ラインL1
〜L3 を介して一時保留された3金種の紙幣を同時に、
しかも重ね合わせた状態で一括して繰出し搬送し、これ
ら金種と対応する各スタッカ17〜19にそれぞれ個別
搬送して収納処理する(ステップn5 〜n6 )。
目が選択して入力されると、CPU31は取引時の紙幣
鑑別データおよび入力操作データから有効性を判定し
(ステップn4 )、取引成立すれば、一時保留部14〜
16で保留した紙幣を、各金種別の入金搬送ラインL1
〜L3 を介して一時保留された3金種の紙幣を同時に、
しかも重ね合わせた状態で一括して繰出し搬送し、これ
ら金種と対応する各スタッカ17〜19にそれぞれ個別
搬送して収納処理する(ステップn5 〜n6 )。
【0026】この取引成立時に、釣紙幣が必要と判定し
たときは、CPU31が釣紙幣に必要な金種、例えば千
円札を繰出し指令し、千円札スタッカ17の短手方向繰
出し機構23の駆動に基づいて千円札は1枚ずつ短手方
向から繰出され、短手方向搬送路L6 を介して上方の千
円札方向変換集積部21に、下方から短手方向のまま導
かれて受入れられる。ここで所定枚数が集積されると、
集積された釣紙幣は長手方向に一括して繰出され、千円
札出金搬送ラインL4 、搬送ラインL、放出搬送路兼用
の万円札一時保留部16、紙幣放出口20を介して放出
される。また、五千円札を釣紙幣として繰出すときは、
同様に五千円札を五千円札スタッカ18から繰出して、
五千円札方向変換集積部22を介して放出される(ステ
ップn7〜n9 )。
たときは、CPU31が釣紙幣に必要な金種、例えば千
円札を繰出し指令し、千円札スタッカ17の短手方向繰
出し機構23の駆動に基づいて千円札は1枚ずつ短手方
向から繰出され、短手方向搬送路L6 を介して上方の千
円札方向変換集積部21に、下方から短手方向のまま導
かれて受入れられる。ここで所定枚数が集積されると、
集積された釣紙幣は長手方向に一括して繰出され、千円
札出金搬送ラインL4 、搬送ラインL、放出搬送路兼用
の万円札一時保留部16、紙幣放出口20を介して放出
される。また、五千円札を釣紙幣として繰出すときは、
同様に五千円札を五千円札スタッカ18から繰出して、
五千円札方向変換集積部22を介して放出される(ステ
ップn7〜n9 )。
【0027】このように、内部のスタッカから千円札あ
るいは五千円札を短手方向に繰出すことができるため、
長手方向に比べて繰出し距離を短縮でき、またスタッカ
から方向変換集積部までの搬送距離および搬送時間も短
縮できる。さらに、スイッチバック動作を要せずに集積
できるため、紙幣1枚当たりの搬送距離を確実に短縮で
き、この結果、放出処理時間の短縮および紙詰りの低減
が図れ、また釣紙幣を直ちに放出できるため紙幣の取忘
れによるトラブルを低減でき、さらに紙幣を長手方向と
短手方向とに使い分けて効率よく方向変換させて搬送で
きるため、搬送経路の短縮化に加えて装置の小型化を図
ることができる。
るいは五千円札を短手方向に繰出すことができるため、
長手方向に比べて繰出し距離を短縮でき、またスタッカ
から方向変換集積部までの搬送距離および搬送時間も短
縮できる。さらに、スイッチバック動作を要せずに集積
できるため、紙幣1枚当たりの搬送距離を確実に短縮で
き、この結果、放出処理時間の短縮および紙詰りの低減
が図れ、また釣紙幣を直ちに放出できるため紙幣の取忘
れによるトラブルを低減でき、さらに紙幣を長手方向と
短手方向とに使い分けて効率よく方向変換させて搬送で
きるため、搬送経路の短縮化に加えて装置の小型化を図
ることができる。
【0028】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の紙
幣処理装置11に対応し、以下同様に、スタッカは、千
円札スタッカ17と、五千円札スタッカ18とに対応
し、方向変換集積部は、千円札方向変換集積部21と、
五千円札方向変換集積部22とに対応し、紙葉類は、紙
幣Aに対応するも、この発明は上述の一実施例の構成の
みに限定されるものではない。
応において、この発明の紙葉類処理装置は、実施例の紙
幣処理装置11に対応し、以下同様に、スタッカは、千
円札スタッカ17と、五千円札スタッカ18とに対応
し、方向変換集積部は、千円札方向変換集積部21と、
五千円札方向変換集積部22とに対応し、紙葉類は、紙
幣Aに対応するも、この発明は上述の一実施例の構成の
みに限定されるものではない。
【図1】この発明の紙幣処理装置の概略側面図。
【図2】この発明の紙幣処理装置の概略正面図。
【図3】この発明の紙幣処理装置の制御回路ブロック
図。
図。
【図4】この発明の紙幣処理装置の処理動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図5】従来の紙幣処理装置の概略側面図。
11…紙幣処理装置 17,18…スタッカ 20…紙幣放出口 21,22…方向変換集積部 23…短手方向繰出し機構 A…紙 幣 L6 …短手方向搬送路
Claims (1)
- 【請求項1】紙葉類の多数枚を集積するスタッカから紙
葉類を繰出許容して設けた紙葉類処理装置であって、上
記スタッカは収納した紙葉類を該紙葉類の短手方向に繰
出す短手方向繰出し機構を備え、上記短手方向繰出し機
構より繰出された紙葉類を短手方向より受入れ集積し、
この集積した紙葉類を長手方向に一括して放出する方向
変換集積部を備えた紙葉類処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253978A JPH0684047A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 紙葉類処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4253978A JPH0684047A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 紙葉類処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0684047A true JPH0684047A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17258573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4253978A Pending JPH0684047A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 紙葉類処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0684047A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008146345A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2008146346A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012146335A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-02 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012146336A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-02 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012155751A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-16 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012155752A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-16 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4253978A patent/JPH0684047A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008146345A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2008146346A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012146335A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-02 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012146336A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-02 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012155751A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-16 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
JP2012155752A (ja) * | 2012-05-07 | 2012-08-16 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | 還流式紙幣処理装置 |
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