JP2014123210A - 紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータの作業負担を軽減することができる紙葉類処理装置を提供することである。
【解決手段】紙葉類処理システムは、読取手段と、判定手段と、振分け制御手段と、複数の収納手段と、表示手段とを備える。前記読取手段は、搬送される紙葉類から紙葉類情報を読み取る。前記判定手段は、前記読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を判定する。前記振分け制御手段は、前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類の振分けを制御する。前記複数の収納手段は、前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納する。前記表示手段は、前記判定結果に基づき収納先別に前記紙葉類情報を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法に関する。
複数の種類からなる複数の紙葉類(紙幣等の券)をまとめて投入し、券種或いは汚損度や向きなどの状態に基づいて紙葉類を区分し、区分した各紙葉類を複数の集積庫に集積する紙葉類処理システム(券処理装置)が知られている。
例えば、紙葉類処理システムとしての紙幣処理装置は、複数の券種からなる複数の紙幣を券種或いは紙幣の状態などの条件に応じて区分する装置である。このような紙幣処理装置では、紙幣の条件(種類あるいは紙幣の状態)に応じて割り当てられる複数の集積庫を有している。上記紙幣処理装置では、紙幣の種類或いは紙幣の状態を判別部により判別し計数し、その判別結果に基づいて各紙幣を各集積庫に集積するようになっている。
また、上記判別部は、紙幣の画像を読み取り、得られた画像データから紙幣のシリアル番号(識別情報)を認識し、シリアル番号の認識結果を出力する。
特開2003−281598号公報
紙葉類処理システムにおいてジャムが発生した時、集積内には計数が確定された紙葉類と未確定な紙葉類が存在することがある。紙葉類処理システムの画面上には各集積に確定された計数が表示される。オペレータは、ジャム発生時に、集積されてしまった未確定な紙葉類の有無を確認する。例えば、オペレータは、集積された紙葉類の枚数を数えて、数えた紙葉類の枚数と画面上に表示された計数値とが一致しなければ、集積された未確定分の紙葉類を取り出し、取り出した未確定分の紙葉類を紙葉類処理システムに対して再供給する。このような未確定の紙葉類の有無の確認作業等はオペレータの負担となっている。特に、集積された紙葉類があまりに多い場合には、オペレータによる紙葉類の枚数を数える作業負荷が非常に重く、その結果、紙葉類処理システムのスループットを低下させてしまうことがある。
本発明の目的は、オペレータの作業負担を軽減することができる紙葉類処理システム及び紙葉類処理方法を提供することである。
実施形態の紙葉類処理システムは、読取手段と、判定手段と、振分け制御手段と、複数の収納手段と、表示手段とを備える。前記読取手段は、搬送される紙葉類から紙葉類情報を読み取る。前記判定手段は、前記読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を判定する。前記振分け制御手段は、前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類の振分けを制御する。前記複数の収納手段は、前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納する。前記表示手段は、前記判定結果に基づき収納先別に前記紙葉類情報を表示する。
実施形態に係る紙葉類処理システムの全体構成の一例を概略的に示す断面図である。 実施形態に係る紙葉類処理システムの全体構成の一例を詳細に示す断面図である。 実施形態に係る紙葉類処理システムの供給判定部、装填部、集積部の一例を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る紙葉類処理システムの制御系の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る紙葉類処理システムによる紙葉類のSerial Numberの表示処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る紙葉類処理システムによる紙葉類の処理結果の一例を示す図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る紙葉類処理システムの全体構成の一例を概略的に示す断面図であり、図2は、実施形態に係る紙葉類処理システムの全体構成の一例を詳細に示す断面図であり、図3は、実施形態に係る紙葉類処理システムの供給判定部10、装填部、集積部の一例を拡大して示す断面図である。
図1に示すように、紙葉類を処理する紙葉類処理システムは、供給判定部10(紙葉類処理部)、3つの集積部60a、60b、60c(複数の紙葉類収納部)を備え、これらのモジュールは、この順で一列に並んで配置され、互いに電気的かつ機械的に連結されている。供給判定部10には、このメインモジュールおよび装置全体の動作を制御する主制御部12が設けられている。
また、図2に示すように、紙葉類処理システムは、装填部30を備える構成であってもよい。以下、装填部30を備える紙葉類処理システムについて説明する。
図2および図4に示すように、主制御部12は、供給判定部10内の制御ボードに設けられている。主制御部12は、各モジュールの動作を制御するとともに動作状態の効率等を算出するCPU12a、種々のデータ、制御プログラム、管理情報等を格納するメモリ12bを備えている。種々のデータとして、オペレータID、日時、シリアル番号、アサイン情報、銀行のロゴ、管理者サインイメージ、各国言語のフォント等の結束帯に印字可能な印字情報、紙葉類の複数段の処理速度等がメモリ12bに格納されている。
主制御部12には、装置に種々の情報を入力する操作部17、および入力情報および装置の動作状態、処理状態等を表示する表示装置としてのモニタ15が接続されている。装填部30および3つの集積部60a、60b、60cは、それぞれ各モジュールの動作を制御する副制御部31a、61aを有し、これらの副制御部は、図示しないインターフェースおよびケーブルを介して供給判定部10の主制御部12にLAN接続されている。主制御部12は、図示しないホストコンピュータに接続され、ホストコンピュータとの間で情報の送受信、情報整理が行われる。
主制御部12に接続された操作部17から操作員の操作によって、入金業務、整理業務などの取引方法の設定、装填庫への装填処理、装填庫内の紙葉類の鑑査処理、処理した紙葉類Pを収納する集積庫の設定、帯処理の設定、紙葉類の判別レベルである正損レベル設定など処理装置の種々の動作設定が行われる。
また、主制御部12は、後述する鑑査装置18からの処理情報に応じて、単位時間の処理効率、複数日のそれぞれの処理効率、オペレータIDごとの処理効率、トータル処理枚数、トータル稼動時間を含む管理情報を算出し、メモリ12bに格納するとともに、モニタ15に表示する。
図2および図3に示すように、供給判定部10は、多数枚の紙葉類Pが積層状態で載置される供給部11と、この供給部11から紙葉類Pを1枚ずつ取り出す取り出し機構14と、取り出し機構14によって取り出された紙葉類Pを搬送する搬送路16とを有している。搬送路16には、複数組の図示しない無端状の搬送ベルトが搬送路を挟むように延設されている。取出された紙葉類Pは、搬送ベルトに挟持されて搬送される。
図3に示すように、供給部11は、鉛直方向に対して角度θだけ傾斜して延びる支持面11aと、この支持面11aの下端から、支持面11aにほぼ直交方向に延びる載置面11bと、これら支持面11aおよび載置面11bの両側縁に沿って立設された一対のガイド壁11cと、を有している。支持面11aと載置面11bとの境界部には、紙葉類Pを装置内に取込むための取出し口11eが形成されている。この供給部11は、供給判定部10の装置本体の一端側に設けられ、更に、供給部11の下部、つまり、載置面11bは、装置本体の下端近傍に位置している。
供給部11には、複数枚、例えば、2000枚以上の紙葉類Pを積層状態で載置することができる。積層紙葉類Pは、その最下部の紙葉類が載置面11b上に載置され、かつ、例えば、紙葉類の長辺側の側縁が支持面11a上に載置された状態で、支持面に沿って傾斜して供給部11に搭載される。積層紙葉類Pは、取出し機構14により、最下部の紙葉類Pから順に、一枚ずつ、取出し口11eを通して装置内に取り込まれる。
支持面11aの傾斜角度θは、25ないし75度の範囲に設定され、例えば、30ないし40度に設定されている。なお、支持面11aは、装置本体に対して回動可能に構成し、その傾斜角度θを調整可能としてもよい。
図3に示すように、供給部11は、積層紙葉類Pを取出し側、つまり、載置面11bに向かって移動させるバックアッププレート21を備えている。バックアッププレート21は、支持面11aに収納可能にかつ支持面に沿って移動可能に設けられている。バックアッププレート21は、支持面11aに対して回動可能に支持されている。通常、例えば、2000枚程度の紙葉類Pが供給部11に載置されている場合、バックアッププレート21は、支持面11aとほぼ面一となる位置に回動され、ねじりばね等によってその位置に保持されている。紙葉類Pの取出しが進み、枚数が減少してくると、例えば、800枚程度に減少してくると、バックアッププレート21は、支持面11aから直角に起立する位置に回動され、以後、積層紙葉類Pの最上段に当接し、積層紙葉類Pと共に取出し側に移動する。これにより、バックアッププレート21は積層紙葉類Pを取出し側に移動させることができ、積層紙葉類Pの枚数が少なくなった状態でも、紙葉類の倒れ等を防止し、安定して取出し位置に移動させることができる。
図3に示すように、供給部11から紙葉類Pを1枚ずつ取り出す取り出し機構14は、載置面11b上の紙葉類Pに当接可能に設けられた複数のピックアップローラ(取出しローラ)24と、取出し口11e側のピックアップローラ24に転接して設けられた分離ローラ25と、ピックアップローラ24を所定の速度で回転する駆動モータ26と、を備えている。
ピックアップローラ24が回転することにより、最下段の紙葉類Pがピックアップローラ24によって取出され、取出し口11eから搬送路16へ送られる。この際、分離ローラ25により、2枚目以降の紙葉類Pが取出し紙葉類から分離される。これにより、紙葉類Pが1枚ずつ、供給部11から取出され、搬送路16へ送られる。
主制御部12は、載置された積層紙葉類Pの量に応じて、あるいは、オペレータからの入力指示に応じて、取出し機構14に紙葉類の取込み量、取込み速度を複数段階に調整する。すなわち、主制御部12は、駆動モータ26によるピックアップローラ24の回転速度を調整し、例えば、毎分1000枚、800枚、600枚の取込み量を設定する。また、主制御部12は、後述する鑑査装置18の鑑査状態に応じて、紙葉類Pの取込み量を調整する。例えば、鑑査装置18により、紙葉類Pの鑑査を良好に行えない場合、主制御部12は、取込み量を毎分1000枚から毎分800枚に低減する。更に、主制御部12は、鑑査装置18により紙葉類Pの2枚取りあるいはショートピッチが検出された際に、ピックアップローラ24を一時的に停止あるいは逆転させ、紙葉類Pの二枚取りの防止、および、紙葉類Pの送りピッチの正常化を行う。
図2および図3に示すように、搬送路16によって搬送される紙葉類Pの搬送ピッチを補正する搬送ピッチ補正部13と、搬送ピッチが補正された紙葉類Pを1枚ずつ鑑査する鑑査装置18とが搬送路16に沿って配置されている。鑑査装置18は、鉛直方向に関して、供給部11の取出し口11eよりも上方に配設されている。鑑査装置18は、送られて来た紙葉類Pの券種、形状、厚さ、表裏、真偽、正損、2枚取り等を検出する。ここで、正損検出とは、再流通可能な正券と、汚れ、破損等があり再流通不可能な損券とを検出することを示している。さらに、鑑査装置18は、読取手段としてのカメラ18aを備え、送られて来た紙葉類Pから紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取る。鑑査装置18は、紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を認識する。
搬送路16は、取出し機構14および取出し口11eから一端下方に延びた後、鑑査装置18まで、鉛直方向に対して斜め傾斜して、下から上に延びている。本実施形態によれば、搬送路16は、ほぼ供給部11の支持面11aに沿って、すなわち、支持面11aと同様に傾斜して延びている。なお、搬送路16は、取出し口11eから一端下がることなく、取出し口から直ちに斜め上方に延出してもよい。そして、鑑査装置18も、搬送路16に沿って、斜めに傾斜して設けられている。
このように搬送路16を下から上に傾斜して延ばすことにより、供給部11から紙葉類Pと共に、クリップ、コイン、ピン等の異物が搬送路16に取込まれた際、異物を重力により搬送路16に沿って搬送路の最下部に落下する。これにより、異物が鑑査装置18に入る前に排除し、異物による鑑査装置18の損傷を未然に防止することができる。
図3に示すように、搬送路16の最下部において、搬送路16を規定しているガイド板26に排出口26aが形成され、更に、この排出口26aの下方に、異物回収部が設けられている。異物回収部は、例えば、装置本体から引き出し可能な回収箱27により構成されている。搬送路26に沿って落下する異物は、排出口26aから排出され、回収箱27に回収される。
図2および図3に示すように、供給判定部10において、搬送路16に沿って、2つのリジェクト部20a、20bが設けられ、また、それぞれ紙葉類を集積する複数の集積庫22a、22b、22c、22dが並んで配置されている。鑑査装置18を通過した紙葉類Pは、図示しないゲートにより、リジェクト券と、処理券とに振り分けられる。リジェクト券とは、鑑査装置18により、偽券と判別された券、又は折れ、破れ、スキュー、2枚取りなどにより判別不能な券と判別された券をいう。スキューとは、搬送方向と直交する方向に対して、紙葉類Pが斜めに傾斜した状態を言う。リジェクト券は、リジェクト部20aあるいは20bに振り分けられて集積される。リジェクト部20aあるいは20bに集積されたリジェクト券は、偽券を除き、供給部11にセットし直して再取り込みするか、手入力で計数データに算入する。鑑査装置18による処理金額、枚数等の鑑査結果は、主制御部12へ送られ、保存されるとともに、モニタ15に表示される。
また、処理券とは、鑑査装置18で判別された紙葉類Pが真券で正券、又は真券で損券をいう。処理券は、集積庫22aないし22dに送られて集積される。例えば、処理券は、券種ごとに対応する集積庫22aないし22dのいずれかに振分けて集積され、また、損券はまとめて1つの集積庫に集積される。
搬送路16は、後述する装填部30に繋がっている。装填部30によって装填庫に紙葉類を装填する場合、供給判定部10の鑑査装置18によって鑑査された処理券の一部あるいは全部は、搬送路16を通して装填部30へ送られる。
なお、供給判定部10は、取り出し機構14、鑑査装置18、搬送機構等を駆動する図示しない駆動機構および電源、その他、種々のセンサを備えている。
図2および図3に示すように、装填部30は、自動取引装置(ATM)から取り出したATMカセット、装填カセット等の装填庫32が脱着自在に装着される装着部34と、装填庫32に紙葉類を装填し、あるいは、装填庫32から紙葉類を取り出す装填取り出し機構36と、鑑査装置38と、リジェクト庫40と、整列機構42と、これらを通して紙葉類を搬送する搬送路44と、を備えている。搬送路44には、複数組の無端状の搬送ベルトが搬送路を挟むように延設されている。紙葉類は、搬送ベルトに挟持されて搬送される。搬送路44は、供給判定部10の搬送路16から集積部60aに続く第1搬送路44aおよび第1搬送路から装着部34、鑑査装置38、リジェクト庫40近傍を通って第1搬送路に戻る第2搬送路44bを有している。
装着部34に装着される装填庫32としては、紙葉類の装填(入金)のみが可能な装填庫、紙葉類の取り出し(出金)のみが可能な装填庫、あるいは、紙葉類の装填および取り出し(入出金)が可能な装填庫がある。ここでは、装填庫32は、多数の紙葉類を装填可能であるとともに、この装填庫から紙葉類を取り出し可能に構成されている。また、装填庫32は、紙葉類の装填、取り出しを検出センサ、および、装填されている紙葉類の券種、金額(有高)、オペレータ情報、装填庫32のID(支店番号、どの装填庫かを示す指標)、機体番号等の情報を格納するメモリを備えている。
装填部30の装填取り出し機構36は、装填庫32から紙葉類を1枚ずつ取り出す取り出しローラ、装填庫32へ紙葉類を装填する装填ローラ、および搬送ベルト等を有している。
鑑査装置38は、装填庫32から取り出された紙葉類の券種、形状、厚さ、表裏、真偽、正損、2枚取り、紙葉類の記番号等を検出する。ここで、正損検出とは、再流通可能な正券と、汚れ、破損等があり再流通不可能な損券とを検出することを示している。損券には、テープが貼り付けられた紙葉類も含む。真偽検出は、例えば、磁気検知、画像検知、あるいは、蛍光を当て反射する光を読む蛍光検知を用いることができる。また、鑑査装置38は、取り出された紙葉類を計数し、枚数および有高を算出する。鑑査装置18により検出された有高、枚数等の鑑査結果は、主制御部12へ送られ、保存されるとともに、モニタ15に表示される。
リジェクト庫40は、紙葉類の搬送方向に関し、鑑査装置38の下流側に設けられている。鑑査装置38を通過した紙葉類Pは、図示しないゲートにより、リジェクト券と、処理券とに振り分けられる。リジェクト券とは、鑑査装置38により、偽券と判別された券、又は折れ、破れ、スキュー、2枚取りなどにより判別不能と判別された券をいう。リジェクト券は、リジェクト庫40へ送られ、集積される。また、予め、主制御部12の制御の下、供給判定部10の集積庫22a〜22dのいずれか1つあるいは複数をリジェクト庫に設定しておき、装填部30から排出されたリジェクト券を供給判定部10のリジェクト庫へ送り集積してもよい。更に、鑑査装置38を通過したリジェクト券の内、偽券と判別されたリジェクト券と、他のリジェクト券とを別々のリジェクト庫に分けて集積してもよい。
処理券とは、鑑査装置38で判別された紙葉類Pが真券で正券、又は真券で損券をいう。正券は、搬送路44bおよび整列機構42を通して装填庫32へ戻され、取り出し装填機構36により装填庫32内に装填される。主制御部12の制御の下、予め、供給判定部10の集積庫22a〜22dのいずれか1つあるいは複数を損券庫に設定しておき、装填部30から排出された損券は供給判定部10の損券庫へ送り集積される。
装填庫32から取り出された正券は、券種ごとに予め設定された任意の指定枚数ずつ供給判定部10の集積庫22a〜22dに集積してもよい。また、装填庫32に集積する枚数、例えば、2000枚が設定されている場合、上記のように鑑査装置38で検出した正券の枚数から、不足分を認識でき、不足枚数分の紙葉類を供給判定部10から装填部30へ供給し、整列機構42および搬送路44を通して装填庫32に装填する。装填庫32を装填部30の装着部34へ装着することにより、装填庫32内の紙葉類の有高が自動的に主制御部12へ送られるため、主制御部12は、送られた有高が所望の有高に不足していると判断した場合、自動的に、供給判定部10から装填庫32に不足分紙葉類を供給し、装填するようにしてもよい。
図2および図3に示すように、集積部60aは、装填部30の搬送路44aに連通する搬送路62と、この搬送路62を通して送られて来た紙葉類を集積する集積装置75aと、集積装置75aに排出される紙葉類を検知するセンサS1と、集積装置75aに集積された紙葉類に関する情報を表示する表示装置76aと、集積装置75aに正しく紙葉類が集積されたことを案内する表示器77aと、を備えている。
図2に示すように、他の集積部60b、60cは、集積部60aと同様に構成され、各集積部60a、60b、60cの搬送路62は、互いに連通して延びている。そして、供給判定部10あるいは装填部30から紙葉類Pが任意の集積部60a、60b、60cに送られ、集積される。
全てのモジュールの最下流には、セーフティポケット74が設けられている。各モジュールを搬送中に処理できなかった紙葉類がある場合、この紙葉類はセーフティポケット74に排出され、装置から退避される。
以下、図5のフローチャートを参照して、上記説明した紙葉類処理システムによる紙葉類のSerial Numberの表示処理について説明する。
紙葉類処理システムが、紙葉類の供給を開始し(ST1)、紙葉類を処理する(ST2)。例えば、鑑査装置18が紙葉類を処理し、処理番号と共に処理結果をメモリへ保存する(図6参照)。例えば、鑑査装置18は、紙葉類の券種、形状、厚さ、表裏、真偽、正損、2枚取り等を検出し、また、紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を認識し、処理番号と共に、紙葉類の検出結果、紙葉類の発着時間、紙葉類情報(紙葉類の画像)、紙葉類識別情報(Serial Number)をメモリへ保存する。CPU12aは、処理結果(紙葉類情報等)に基づき、紙葉類の集積先(収納先)を判定し、紙葉類の振分けを制御する。紙葉類は、搬送され、振分けられる。集積部60a(集積装置75a)、集積部60b(集積装置75b)、集積部60c(集積装置75c)は、振分けられる紙葉類を集積(収納)する。さらに、CPU12aは、紙葉類の集積先(収納先)の判定結果に基づき、集積先別に紙葉類情報(例えば紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示するように制御する。
上記したように紙葉類が搬送される過程で、ジャムが発生することがある(ST3、YES)。CPU12aが、ジャムの発生通知を受け取ると、紙葉類の搬送(給紙)を停止し、紙葉類の処理を停止する(ST4)。例えば、モニタ15は、ジャムの発生を表示する。
上記したCPU12aによる表示制御により、表示装置76a、76b、76cは、紙葉類情報(例えば紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する(ST5)。例えば、CPU12aが、処理番号1001の第1の紙葉類を集積部60a(集積装置75a)へ振分けた場合、CPU12aは、第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を集積部60aへ送信し、集積部60aの表示装置76aは、第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。つまり、集積部60aの表示装置76aは、処理が確定し、集積部60aの集積装置75aに集積された第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。
さらに、CPU12aが、処理番号1001の第1の紙葉類に続いて搬送される処理番号1002の第2の紙葉類を集積部60aへ振分けた場合、CPU12aは、第2の紙葉類に対応する第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を集積部60aへ送信し、集積部60aの表示装置76aは、第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。つまり、集積部60aの表示装置76aは、処理が確定し、集積部60aの集積装置75aに集積された第2の紙葉類に対応する第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。
例えば、表示装置76aは、第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示し、続いて、第1の紙葉類情報の表示に替えて第2の紙葉類に対応する第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。つまり、表示装置76aは、紙葉類の集積に応じて、表示情報を更新する。
或いは、表示装置76aは、第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示しつつ、第2の紙葉類に対応する第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。例えば、表示装置76aは、最後に振分けられた紙葉類(最後に処理が確定した紙葉類)を含み且つ連続して振分けられたN枚(N≧2、N:整数)の紙葉類から読み取られた紙葉類情報を表示する。一例を挙げると、表示装置76aは、最後に振分けられた紙葉類を含み且つ連続して振り分けられた10枚の紙葉類から読み取られた紙葉類情報を表示する。
なお、CPU12aが、処理番号1001の第1の紙葉類を集積部60bへ振分け、さらに、処理番号1002の第2の紙葉類を集積部60bへ振分けた場合、CPU12aは、第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を集積部60bへ送信し、さらに、第1の紙葉類に対応する第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を集積部60bへ送信し、集積部60bの表示装置76bは、第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示し、さらに、第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示する。
上記説明では、CPU12aによる表示制御により、表示装置76a、76b、76cが、紙葉類情報(例えば紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示するケースについて説明したが、表示装置76a、76b、76cの替りに、CPU12aによる表示制御により、供給判定部10のモニタ15が、集積先別に紙葉類情報(例えば紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示してもよい。
例えば、モニタ15が、集積部60aに対応付けて、第1の紙葉類情報(例えば第1の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示したり、集積部60aに対応付けて、第2の紙葉類情報(例えば第2の紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示したりしてもよい。
或いは、表示装置76a、76b、76c及びモニタ15の両者が、紙葉類情報(例えば紙葉類情報から認識されたSerial Number)を表示してもよい。
オペレータは、ジャムの発生を知ると、各集積部60a、60b、60cに集積されている紙葉類のSerial Numberを目視確認し、また、表示装置76a、76b、76cに表示されたSerial Numberを目視確認し、集積されている紙葉類のSerial Numberと表示装置76a、76b、76cに表示されたSerial Numberとの一致、不一致を判断する(ST6)。或いは、オペレータは、各集積部60a、60b、60cに集積されている紙葉類のSerial Numberを目視確認し、また、モニタ15に表示された、集積先別のSerial Numberを目視確認し、集積されている紙葉類のSerial Numberと集積先別に表示されたSerial Numberとの一致、不一致を判断する(ST6)。
一致していれば(ST7、YES)、処理済みの紙葉類(計数確定済みの紙葉類)が各集積部60a、60b、60cに集積されていると判断でき(ST8)、未処理の紙葉類は各集積部60a、60b、60cに集積されていないと判断でき、処理終了となる。
一致していなければ(ST7、NO)、未処理の紙葉類(計数未確定の紙葉類)が各集積部60a、60b、60cに集積されていると判断できるので、この場合、未処理の紙葉類(計数未確定の紙葉類)を各集積部60a、60b、60cから取り出して、再供給する(ST9)。
オペレータは、実際に集積された紙葉類のSerial Numberと、表示されたSerial Numberとを比較するだけで、集積された紙葉類が処理済みの紙葉類であるのか、又は未処理の紙葉類であるのかを判断することができる。これにより、オペレータは、集積された紙葉類の枚数を数え、数えた枚数が計数値との一致しているかを確認しなくて済み、オペレータの負担が軽くなる。
なお、集積先(収納先)の判定後に、表示装置76a、76b、76c又はモニタ15が、自動的にSerial Numberを表示してもよいし、オペレータからの要求に対応して、表示装置76a、76b、76c又はモニタ15が、Serial Numberを表示してもよい。
上記説明では、鑑査装置18のカメラ18aが、紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を表示するケースについて説明したが、各集積部60a、60b、60cがカメラ78a、78b、78cを備え、各集積部60a、60b、60cのカメラ78a、78b、78cが、集積装置75a、75b、75cに集積された紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、表示装置76a、76b、76cが、各集積部60a、60b、60cのカメラ78a、78b、78cにより読み取られた紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を表示してもよい。
つまり、集積部60aのカメラ78aは、集積装置75aに集積された紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、表示装置76aがカメラ78aにより読み取られた紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を表示する。同様に、集積部60bのカメラ78bは、集積装置75bに集積された紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、表示装置76bがカメラ78bにより読み取られた紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を表示する。同様に、集積部60cのカメラ78cは、集積装置75cに集積された紙葉類から紙葉類情報(紙葉類の画像)を読み取り、表示装置76cがカメラ78cにより読み取られた紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報(Serial Number)を表示する。
鑑査装置18のカメラは、搬送途中の紙葉類から紙葉類情報を読み取るが、カメラ78a、78b、78cは、集積された紙葉類(停止状態の紙葉類)から紙葉類情報を読み取るため、読取精度が高い。
また、CPU12aが、鑑査装置18のカメラ18aにより読み取られた紙葉類情報(紙葉類の画像)から認識された紙葉類識別情報(Serial Number)と、集積部60aのカメラ78aにより読み取られた紙葉類情報(紙葉類の画像)から認識された紙葉類識別情報(Serial Number)とを比較照合し、一致する場合に、副制御部61aに一致を通知する。副制御部61aは、一致の通知を受信し、一致の通知の受信に基づき、集積部60aの表示器77aを制御し、表示器77aを点灯等させて、一致を通知する。即ち、ジャム発生に対応して、CPU12aが、一致を検出すると、表示器77aが一致を案内する。オペレータは、表示器77aの表示状態(例えば点灯又は青色点灯)から、集積部60aに集積された紙葉類の紙葉類識別情報(Serial Number)を目視確認しなくても、計数済みの紙葉類が確実に集積部60aに集積されていることを知ることができる。また、ジャム発生に対応して、CPU12aが、一致を検出しない場合、表示器77aが一致を案内しない。オペレータは、表示器77aの表示状態(例えば消灯又は赤色点灯)から、集積部60aに計数されていない紙葉類が集積されていることを知ることができる。
同様に、集積部60bの表示器77bは、集積部60bに計数済みの紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内し、集積部60bに計数されていない紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内する。同様に、集積部60cの表示器77cは、集積部60cに計数済みの紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内し、集積部60cに計数されていない紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内する。
また、鑑査装置18のカメラ18aにより読み取られた紙葉類情報(紙葉類の画像)から認識された紙葉類識別情報(Serial Number)と、集積部60a、60b、60cのカメラ78a、78b、78cにより読み取られた紙葉類情報(紙葉類の画像)から認識された紙葉類識別情報(Serial Number)、さらに、集積先の判定結果等から、CPU12aは、どのSerial Numberの紙葉類がどの集積部に集積されたかを検出することができる。CPU12aは、どのSerial Numberの紙葉類がどの集積部に集積されたかを示す紙葉類管理情報をメモリ12bへ保存する。
オペレータが、操作部17を介して、Serial Numberを入力すると、主制御部12aは、メモリ12bに保存された紙葉類管理情報に基づき、入力されたSerial Numberの紙葉類に関する情報を検索し、モニタ15は、検索結果を表示する。例えば、Serial Number_Y1の紙葉類が、集積部60aに集積されている場合、紙葉類管理情報は、Serial Number_Y1の紙葉類が集積部60aに集積されていることを示す情報を含む。従って、オペレータが、操作部17を介して、Serial Number_Y1を入力すると、モニタ15は、Serial Number_Y1の紙葉類が集積部60aに集積されていることを示す情報を表示する。
例えば、紙葉類処理システムが、処理中に紙葉類を誤搬送した場合(リジェクトされるべき紙葉類がリジェクトされずに搬送された場合など)、モニタ15は、オペレータにより入力されたSerial Numberの紙葉類の集積先を案内表示することができる。
また、紙葉類処理システムには裁断装置を接続することができるが、裁断装置による裁断計数結果の信頼性を高めることもできる。紙葉類処理システムは、計数処理済みの裁断対象の紙葉類を裁断セキュリティエリアを介して裁断装置へ送り込み、裁断装置は、送り込まれた紙葉類を裁断する。つまり、紙葉類処理システムは、裁断対象の紙葉類の計数値(裁断セキュリティエリアへ送り込んだ紙葉類の枚数)を裁断枚数として認識する。ところが、ジャム等の発生により、計数未処理の裁断対象の紙葉類が裁断セキュリティエリアへ送り込まれてしまうことがある。
そこで、裁断セキュリティエリアよりも上流側(例えば鑑査装置18)に紙葉類を撮影するための第1のカメラ(例えばカメラ18a)を設置し、裁断セキュリティエリアに収納された紙葉類を撮影するための第2のカメラを設置する。ジャム発生時等に、第1のカメラで撮影され取得された紙葉類のSerial Numberと、第2のカメラで撮影され取得された紙葉類のSerial Numberとが一致すれば、鑑査装置18で計数処理された紙葉類が裁断セキュリティエリアに収納されていることを検知できる。従って、裁断枚数を正しいと判定することができる。また、ジャム発生時等に、第1のカメラで撮影され取得された紙葉類のSerial Numberと、第2のカメラで撮影され取得された紙葉類のSerial Numberとが一致しなければ、計数処理されていない紙葉類が裁断セキュリティエリアに収納されてしまった可能性が高いことを検知できる。また、紙葉類のSerial Numberから、行方不明となった紙葉類を検索することができるので、計数処理されていない紙葉類(行方不明の紙葉類)が裁断セキュリティエリアに収納されてしまっている場合に、上記検索により、行方不明の紙葉類を探すことができる。
以下、本実施形態についてまとめる。
(1)紙葉類処理システムにおいて、各集積部にSerial Numberの表示装置を設置する。各集積部の表示装置は、ジャムが発生した時に確定された紙葉類のSerial Numberを表示する。つまり、各集積部の表示装置により、集積部別に、ジャムが発生した時に確定された紙葉類のSerial Numberが表示される。オペレータは、目視でSerial Numberの表示装置に表示されているSerial Numberと各集積部に物理的に最後に入った紙葉類のSerial Numberとを比較する。表示されたSerial Numberと、最後に集積された紙葉類のSerial Numberとが一致すれば、計数が確定した紙葉類のみ集積されている判断できる。集積部に集積された紙葉類の枚数を数える手間を減らすことができる。よって、オペレータの負荷が軽減されるとともに、紙葉類処理システムの処理効率(スループット)が向上を図ることができる。なお、供給判定部10のモニタ15が、集積部別に紙葉類のSerial Numberしてもよい。
(2)各集積に設置されたSerial Numberの表示装置は、最後に確定された1枚の紙葉類のSerial Numberだけでなく、例えば、最後の1枚の紙葉類を含む10枚までの連続する紙葉類のSerial Numberを表示する。なお、供給判定部10のモニタ15が、集積部別に最後の1枚の紙葉類を含む10枚までの連続する紙葉類のSerial Numberを表示してもよい。
(3)紙葉類処理システムの供給判定部10側に設置されたカメラ18aにより撮影取得された紙葉類のSerial Numberと、紙葉類処理システムの集積部60a、60b、60c側に設置されたカメラ78a、78b、78cにより撮影取得された紙葉類のSerial Numberとの比較照合結果を利用することにより、紙葉類処理システムの表示器77a、77b、77cが、集積部60a、60b、60cに計数済みの紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内し、集積部60a、60b、60cに計数されていない紙葉類が集積されている場合にはその旨を案内する。これによりオペレータの作業負担が大幅に軽減される。
(4)紙葉類処理システムは、入力されたSerial Numberにより、紙葉類を検索することができる。例えば、この検索機能を使って、オペレータは、紙葉類処理システムによる処理中に誤搬送された紙葉類の追跡に利用することができる。
(5)紙葉類処理システムは、裁断セキュリティアリア内に残留した紙葉類が計数確定済みか判断することができる。また、裁断セキュリティアリア内に残留した紙葉類をSerial Numberにより検索することができる。
以上により、ジャムが発生した場合、集積部内にある紙葉類を手で数える手間を最小化にすることによって、オペレータの負荷を軽減し、生産性の向上を図ることができる。
また、ジャムが発生した場合、各集積部のSerial Numberの表示装置に計数処理等の確定された紙葉類のSerial Numberをすることによって、オペレータが目視で物理的に集積内に入っている紙葉類のSerial Numberと比較でき、計数の確定状態を判断することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
12…主制御部、12a…CPU、12b…メモリ、60a、60b、60c…集積部、75a、75b、75c…集積装置、76a、76b、76c…表示装置、77a、77b、77c…表示器

Claims (10)

  1. 搬送される紙葉類から紙葉類情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を判定する判定手段と、
    前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類の振分けを制御する振分け制御手段と、
    前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納する複数の収納手段と、
    前記判定結果に基づき収納先別に前記紙葉類情報を表示する表示手段と、
    を備える紙葉類処理システム。
  2. 紙葉類処置部と複数の紙葉類収納部により構成される請求項1の紙葉類処理システムであって、
    前記紙葉類処理装置は、前記読取手段と、前記判定手段と、前記振分け制御手段とを備え、
    前記紙葉類収納部は、前記収納手段と、前記表示手段とを備え、
    前記判定手段が、前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を第1の紙葉類処理装置と判定すると、前記紙葉類情報を前記第1の紙葉類収納部へ送信し、
    前記振分け制御手段は、前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類を前記第1の紙葉類処理装置へ振分けるように制御し、
    前記前記第1の紙葉類処理装置の前記収納手段は、前記振分け手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納し、
    前記第1の紙葉類処理装置の前記表示手段は、前記紙葉類情報を表示する請求項1の紙葉類処理システム。
  3. 前記読取手段は、搬送される第1の紙葉類から第1の紙葉類情報を読み取り、前記第1の紙葉類に続いて搬送される第2の紙葉類から第2の紙葉類情報を読み取り、
    前記判定手段は、前記第1の紙葉類情報に基づき前記第1の紙葉類の収納先を第1の紙葉類処理装置と判定すると、前記第1の紙葉類情報を前記第1の紙葉類収納部へ送信し、前記第2の紙葉類情報に基づき前記第2の紙葉類の収納先を前記第1の紙葉類処理装置と判定すると、前記第2の紙葉類情報を前記第1の紙葉類収納部へ送信し、
    前記振分け制御手段は、前記判定手段による収納先の判定結果に基づき、前記第1の紙葉類を前記第1の紙葉類処理装置へ振分けるように制御し、続いて前記第2の紙葉類を前記第1の紙葉類処理装置へ振分けるように制御し、
    前記第1の紙葉類処理装置の前記収納手段は、前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記第1の紙葉類を収納し、続いて前記第2の紙葉類を収納し、
    前記第1の紙葉類処理装置の前記表示手段は、前記第1の紙葉類情報を表示し、続いて前記第2の紙葉類情報を表示する請求項2の紙葉類処理システム。
  4. 前記第1の紙葉類処理装置の前記表示手段は、前記第1の紙葉類情報を表示し、続いて前記第1の紙葉類情報の表示に替えて前記第2の紙葉類情報を表示する請求項3の紙葉類処理システム。
  5. 前記第1の紙葉類処理装置の前記表示手段は、前記第1の紙葉類処理装置に対して最後に振分けられた紙葉類を含み且つ連続して振分けられたN枚(N≧2、N:整数)の紙葉類から読み取られた紙葉類情報を表示する請求項3の紙葉類処理システム。
  6. 前記読取手段は、前記紙葉類から紙葉類の画像を読み取り、前記紙葉類の画像に含まれる紙葉類識別情報を認識し、
    前記表示手段は、前記紙葉類識別情報を表示する請求項1乃至5の何れか1つの紙葉類処理システム。
  7. 搬送される紙葉類から紙葉類情報を読み取る第1の読取手段と、
    前記第1の読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を判定する判定手段と、
    前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類の振分けを制御する振分け制御手段と、
    前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納する複数の収納手段と、
    前記収納手段に収納された紙葉類から紙葉類情報を読み取る第2の読取手段と、
    前記第2の読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報を表示する表示手段と、
    を備える紙葉類処理システム。
  8. 前記第1の読取手段により読み取られた前記紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報と前記第2の読取手段により読み取られた前記紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報との照合結果を案内する案内手段を備える請求項7の紙葉類処理システム。
  9. 紙葉類処置部と複数の紙葉類収納部により構成される請求項8の紙葉類処理システムであって、
    前記紙葉類処理装置は、前記第1の読取手段と、前記判定手段と、前記振分け制御手段とを備え、
    前記紙葉類収納部は、前記収納手段と、前記第2の読取手段と、前記表示手段と、前記案内手段とを備え、
    前記判定手段が、前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を第1の紙葉類処理装置と判定すると、前記紙葉類情報を前記第1の紙葉類収納部へ送信し、
    前記振分け制御手段は、前記判定手段による収納先の判定結果に基づき前記紙葉類を前記第1の紙葉類処理装置へ振分けるように制御し、
    前記前記第1の紙葉類処理装置の前記収納手段は、前記振分け制御手段の振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納し、
    前記第1の紙葉類処理装置の前記表示手段は、前記第2の読取手段により前記紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報を表示し、
    前記案内手段は、前記第1の読取手段により読み取られた前記紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報と前記第2の読取手段により読み取られた前記紙葉類情報に含まれた紙葉類識別情報とが一致する場合に、一致することを示す情報を案内する請求項8の紙葉類処理システム。
  10. 搬送される紙葉類から紙葉類情報を読み取り、
    紙葉類から読み取られた前記紙葉類情報に基づき前記紙葉類の収納先を判定し、
    収納先の判定結果に基づき前記紙葉類の振分けを制御し、
    振分け制御により振分けられた前記紙葉類を収納し、
    前記判定結果に基づき収納先別に前記紙葉類情報を表示する紙葉類処理方法。
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