JP2007079842A - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙葉類処理装置で処理された紙葉類を収納するカセットに付与した識別符号を認識することにより、当該カセットを取り出して当該紙葉類処理装置に装着して内部の紙葉類を処理できるようにした紙葉類処理装置を提供する。
【解決手段】 カセット57Dに収納されている紙葉類を正券及び損券に区分する場合、操作員がカセット57Dをカセット供給台71に装着し、装置を起動すると、カセット57Dのバーコード57Fがバーコードリーダ72によって読み取られ、券種、及び枚数が記憶部から読み出される。同時に、カセット57Dが開錠され、カセット内部の紙葉類は、バックアップ板57Eによって押し出され、供給台70移され、バックアップ板4Aによってピックアップローラ5側に押圧され、取り出しローラ30によって1枚ずつ取り出され、紙葉類判別装置19によって判別され、正券及び損券に区分されて指定されたカセットに収納される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、紙幣などの紙葉類を判別して区分処理する紙葉類処理装置に関し、特に、区分処理されて収納されたカセットをロックして取り出し、この取りだしたカセットをそのまま紙葉類処理装置にセットできるようにした紙葉類処理装置に関する。
従来、紙幣などの紙葉類を処理する紙葉類処理装置では、処理する紙葉類を集積し一括して供給部に供給していた。この供給部に供給された紙葉類を1枚ずつ取り出して判別装置で判別し、この判別装置の判別結果に基づいて、複数の集積装置で集積処理し、又は複数の施封装置で施封処理していた。
上記集積装置には羽根車集積装置及びカセットが設けられている。この羽根車集積装置は、搬送されてきた紙葉類を羽と羽の間で受け取れるように紙葉類の搬送に同期して回転し、高速に搬送される紙葉類の運動エネルギーを吸収しながら、かつ、紙葉類を整位して羽根車集積装置内の一時集積庫に集積する。この一時集積庫に集積された紙葉類は、所定枚数に達するとこの羽根車集積装置の下部に設けられたカセットに収納される。そして、紙葉類の処理が終了したとき、又はカセットが満杯になり、カセットを交換するために集積装置から取り出すとき、カセットを自動的にロックし、紙葉類が抜き取られるのを防止していた。
従って、例えば、複数の券種が混在した紙葉類を紙葉類の劣化レベル(正損レベル)ごとに区分する場合は、最初に複数の券種が混在する紙葉類を券種毎にカセットに区分する。次に、操作員はこの区分されたカセットを引き出し、引き出した箇所に空のカセットをすべて装着する。次に、券種毎に区分されたカセットの中から、損券レベルごとに区分する例えばA券種のカセットを取り出してロックを解除し、このA券種のカセットに収納されている紙葉類を抜き出して、搬送する姿勢(紙葉類の表裏、正逆などの搬送状態のこと)を揃えて供給部に装填する。紙葉類処理装置は、供給されたA券種の正損レベルを判別し、この判別結果に応じて正損レベル毎にカセットに区分する。以上の作業を複数回繰り返すことによって、紙葉類の取り揃えを行っていた。
一方、顧客が操作して金融取引を行う自動取引装置(ATM、CDなど)と、現金を鑑別及び計数する現金処理機をネットワークで接続し、該自動取引装置で入金された現金収納カセットを施錠して、該現現金処理機に装着して現金を処理する現金取扱システムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−318415号公報 (第7−8頁、図1)
従来の紙葉類処理装置では、上述したように、カセット交換処理を複数回繰り返すことによって紙葉類を取り揃えているため、カセットの紙葉類を取り出すための開錠作業、カセットから紙葉類を抜き取る作業、抜き取った紙葉類を供給部に装填する作業などがあり、その交換作業が面倒なのと、処理途中で紙葉類を落下した場合などにどのカセットから落下したかが不明になり、員数が合わなくなるという不具合があった。
また、特許文献1記載の現金取扱システムは、現金の計数を主の用途としているため、紙葉類の種類、枚数、搬送状態、正損の別などに区分することが出来ないのと、カセットに識別符号を付与していないため、外見から内容物を確認できないという問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、集積装置から施錠されたカセットを抜き取り、そのカセットをそのまま紙葉類処理装置に装着できるようにする。この際、当該カセットには識別符号が付与されており、このカセットに付与された識別符号を認識することにより、カセット内の紙葉類の属性(紙葉類の種類、枚数、搬送状態、正損の別、紙葉類の供給元など)を把握して、カセットの自動開錠を行い、紙葉類を処理することにより、カセットの開錠、紙葉類の抜き取り、抜き取った紙葉類の装填作業を不要にし、員数不一致を防止するとともに、操作性を向上した紙葉類処理装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の紙葉類処理装置は、紙葉類を供給する紙葉類供給部を有し、この紙葉類供給部から供給された前記紙葉類を紙葉類判別装置で判別し、その判別結果に基づいて前記紙葉類を区分し、集積装置のカセットに前記紙葉類を収納する紙葉類処理装置であって、前記カセットは、前記集積装置に着脱可能に設けられ、前記紙葉類供給部の搬送方向上流に配置され、前記集積装置から取り外されたカセットが装着されるカセット供給部と、このカセット供給部に前記カセットが装着されたとき、当該カセットに付与された識別符号を認識する認識手段と、この認識手段による認識の結果に基づいて、前記カセットに収納された紙葉類の属性を記憶する記憶手段と、このカセット供給部に装着されたカセットの中の紙葉類を前記紙葉類供給部に送り出す送り出し手段と、この送り出し手段により送り出された前記紙葉類を供給する紙葉類供給部と、を備え、前記認識手段による認識の結果に基づいて、当該カセットに収納されている紙葉類の属性を前記記憶手段から読み出し、この読み出した属性に基づいて、前記送り出し手段によって前記紙葉類供給部に供給された紙葉類を処理することを特徴とする。
本発明によれば、集積装置から施錠されたカセットをそのままカセット供給部に装着し、当該カセットに付与された識別符号を認識することにより、カセット内の紙葉類の属性を把握して、カセットの自動開錠を行い、紙葉類を処理することができるので、カセットの開錠、紙葉類の抜き取り、抜き取った紙葉類の装填作業が不要になり、員数不一致を防止するとともに、操作性が向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例によるカセット供給部を備えた紙葉類処理装置の概略断面図である。紙葉類処理装置は、紙葉類処理部1及び主制御部500で構成されている。
主制御部500に接続された操作表示部502から操作員の操作によって、入金業務、整理業務などの取引方法の設定、処理した紙葉類Pを収納する収納庫(以下、カセットと称する。)を設定するカセットアサイン、及び紙葉類の判別レベルである正損レベル設定などが行われる。この設定の後、紙葉類供給部70に供給された複数券種の紙葉類P、又は、カセット供給部71に装着されたカセットが開錠され、当該カセットに収納されている紙葉類Pが一定の間隔で1枚ずつ取り出されて搬送され、上記カセットアサインによって設定されたカセット57D〜62Dに収納、又は施封される。
また、設定した業務の取引終了時には、各業務終了に伴う取引の区切り処理が行われる。さらに、1日の業務終了などの単位で取引計数を集計し、上位PC(図示しない)に取引結果を通知するバランス処理が行われる。この上位PCには、例えば、本実施例の紙葉類処理装置が複数台接続され、各紙葉類処理装置の稼動状況の把握や、各紙葉類処理装置からの処理結果の集計が行われる。
入金業務とは、予め合計金額のわかっている複数券種の紙葉類Pを、紙葉類処理装置を用いて、券種毎、搬送状態毎、正損毎などに区分し、紙葉類処理装置で計数した金額が正しいことを確認し、システム(上位PC)に登録する業務である。なお、この業務によって処理された紙葉類Pは、上述した集積装置57〜62の各カセット57D〜62Dに集積され、又は施封部40で施封される。
整理業務とは、入金業務においてシステム(上位PC)に計数を登録しない業務である。取引した券種を計数することが目的ではなく、一度入金業務などで計数を行った券種をさらに詳細に、例えば正損レベル毎に、集積装置57〜62の各カセット57D〜62Dに集積したり、施封を行ったりする業務である。
カセットアサインとは、集積装置57〜62の各カセット57D〜62Dに収納する券種、及び施封部で施封する券種を設定することである。
正損レベル設定とは、再流通可能な正券と再流通不可能な損券に区分する閾値のレベルを設定することである。
取引の区切り処理とは、各取引終了後、例えば操作表示部502に設けられた完了ボタン(図示しない)が押下されたとき、上記集積装置57〜62に集積された紙葉類を各カセット57D〜62Dに収納する処理のことで、紙葉類が収納された各カセットは、操作員によって空のカセットと交換される。
ここで、紙葉類Pが搬送されるときの搬送状態について説明する。紙葉類Pは、表(Face:表を上にした状態)、裏(Back:裏を上にした状態)、正(Foward:紙葉類の表もしくは裏の印刷が正立した状態)、逆(Reverse:紙葉類の表もしくは裏の印刷が倒立した状態)の4種類あり、これらを組み合わせた表正FF、表逆FR、裏正BF、裏逆BRからなる4種類の搬送状態が形成される。
紙葉類処理部1は、紙葉類Pを供給する供給部7と、この供給部7から供給された紙葉類Pを1枚ずつ取り出す紙葉類取出装置200と、この紙葉類取出装置200によって取り出された紙葉類Pを図示矢印A1からA2方向に搬送する搬送路16とを有している。また、この搬送路16によって搬送される紙葉類Pの搬送ピッチを補正する搬送ピッチ補正部210が配置されている。さらに、この搬送ピッチ補正部210によって搬送ピッチが補正された紙葉類Pを1枚ずつ判別する紙葉類判別装置(紙葉類判別手段)19、が搬送路16に沿って配置されている。上記紙葉類判別装置19の判別結果に基づき紙葉類Pの搬送状態を揃えるために反転する反転処理部が配置されている。このようにして搬送状態の揃えられた紙葉類Pは操作表示部502によって、区分方法が設定されると、この設定に基づいて施封する施封部40で施封され、又は券種毎に集積する集積部50に集積される。
さらに、紙葉類処理部1はインターフェース501を介して主制御部500に接続されている。以下、紙葉類処理部1の構成を紙葉類Pの供給部7から順に説明する。
上記供給部7は、紙葉類Pを立位状態に積層して供給する紙葉類供給部70と、集積部50のカセットに収納された紙葉類をカセットのまま供給するカセット供給部71と、カセットを識別するために各カセットに付与された識別符号を認識するバーコードリーダ72で構成される。
紙葉類供給部70には、紙葉類Pを立位状態に積層して供給する供給台が設けられている。さらに、この供給台に供給された紙葉類Pをピックアップローラ5側に押圧するバックアップ板4A、このバックアップ板4Aをスライドさせるバックアップガイドシャフト、バックアップ用押し付けバネ4Eなどが設けられている(詳細は後述する。)。
カセット供給部71には、カセット57D〜62Fの何れかを装着できるようになっており、当該カセットを装着し、装置を起動することによって、カセットの施錠が開錠され、後述するバックアッププレートによって収納されている紙葉類が紙葉類供給部70側に押し込まれる(詳細は後述する。)。また、カセット供給部71から押し込まれた紙葉類を保持するためのバックアップ板4Bがバックアップガイドシャフトに設けられている。同様にバックアップ用押し付けバネ4Fが設けられている。
バーコードリーダ(認識手段)72は、カセットに付与された認識符号であるバーコードを認識するためにバーコードを照明する照明部(図示しない)、この照明部によって照明されたエリアの反射光をCCDなどのラインセンサでスキャニングして読み取る読み取り部(図示しない)、及びこの読み取り部で読み取った読み取り画像の文字認識を行う認識部(図示しい)を備えている。そして、カセット供給部71にカセットが装着されたときに、このバーコードリーダ72によって当該カセットが認識される。なお、本実施例では、バーコードとしてITFコードを用いたが、これ以外のバーコードでもよい。また、識別符号としては、非接触ICカードを用い、非接触ICカードリーダ・ライタで読み取っても同様の効果を得ることができる。
このような構成により、紙葉類Pは、取り出しローラ30が回転する毎に一定間隔を有して1枚ずつ取り出されて搬送路16に取り出される。
搬送ピッチ補正部210は、搬送ローラ211の搬送方向下流に近接して設置されて紙葉類Pを検知するタイミングセンサSC1と、搬送ローラ駆動モータ212からの駆動力によって回転速度を可変することができる搬送ローラ213と、この搬送ローラ213に対向配置されたピンチローラ214及び搬送ローラ駆動モータ212を制御する搬送ピッチ制御部(図示なし)とで構成される。
分岐ゲートG1は、例えば、リジェクト券と、処理券とに振り分けるゲートである。リジェクト券とは、紙葉類判別装置19の紙葉類判別部(詳細は、後述する。)で紙葉類Pを判別した結果、紙葉類Pが偽券、又は折れ、破れ、スキューなどにより判別のできない「判別不能券」と判別された紙葉類をいう。この判別結果を搬送制御部(詳細は、後述する)が受信すると、分岐ゲートG1を右側(時計方向)に回動することにより、当該リジェクト券をリジェクト集積部80に集積する。
また、処理券とは、紙葉類判別装置19の紙葉類判別部で判別された紙葉類Pが真券で正券、又は真券で損券をいう。搬送制御部は、その判別結果を受信すると、分岐ゲートG1を左側(反時計方向)に回動して、当該紙葉類を区分処理する。
反転処理部は、スイッチバック反転部(図示しない)及び表裏反転部9で構成され、取り揃える方向により上記スイッチバック反転部及び表裏反転部9の一方、若しくは両方が使用される。
分岐ゲートG2は、表裏反転分岐ゲートである。紙葉類判別部で判別された紙葉類Pの搬送状態の結果に基づき、表裏反転を必要とする場合に右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを図示矢印A6で示す表裏反転部9を通過させる。また、表裏反転を必要としない場合、分岐ゲートG2を、左側に回動し、紙葉類Pを図示矢印A4で示す方向に搬送させる。
表裏反転部9は、紙葉類判別装置19の紙葉類判別部で判別された結果に基づき、紙葉類Pの搬送状態の表裏を反転する。例えば搬送状態が裏逆BFの場合、表裏反転部9によって表正FFになる。
分岐ゲート(分岐手段)G3は、搬送される紙葉類Pを搬送路16から施封部40、又は集積部50に分岐する分岐ゲートである。搬送される紙葉類Pが主制御部500によって施封するように指定された券種の場合、搬送制御部は、分岐ゲートG3を右側(時計方向)に回動し、紙葉類Pを施封部40が設けられている図示矢印A40の方向に搬送する。また、それ以外の券種の紙葉類Pは、分岐ゲートG3から分岐ゲートG4〜G8を経由して集積装置57〜62に集積するように振り分けられる。
施封部40及び集積部50には、紙葉類Pが搬送される搬送路から分離するために搬送路の終端に紙葉類Pを集積する集積装置として羽根車集積装置が設けられている。
この羽根車集積装置は、例えば、集積装置57の場合、羽根車57A、一時集積庫57B、シャッター57C、カセット57D、バックアップ板57E及び集積を補佐するプッシャ(図示しない)などの装置で構成される。
羽根車57Aは、複数の羽根が回転軸の周辺に組み込まれており、搬送されてきた紙葉類Pを羽根と羽根の間で受け取れるように紙葉類Pの搬送に同期して回転している。この羽根車を使用することによって、高速に搬送される紙類Pの運動エネルギーを吸収しながら紙葉類Pを整位し、一時集積庫57Bに集積する。
一時集積庫57Bは、集積装置57で使用される一時集積庫57Bと、施封部40の一時集積庫42Bとでは以降で処理する目的が異なるために形態が異なっている。
集積装置57で使用される一時集積庫57Bには、シャッター57Cが備えられており、このシャッター57Cの上に紙葉類Pが集積される。そして、このシャッター57Cに集積された紙葉類Pは、例えば満杯になったとき、又は業務終了指示(図示しない)などがあると、シャッター57Cが開き、シャッター57C下部に設けられたカセット57Dのバックアップ板57Eに落下し、プッシャーによってカセット57D内に押し込まれて集積される。以上の動作は、集積装置57〜62で共通である。
施封部40は、第1施封装置42及び第2施封装置43で構成された場合を示しており、第1施封装置42、第2施封装置43共同様に構成されているので、ここでは、第1施封装置42について説明する。
第1施封装置42には、上述した羽根車集積装置が設けられており、この羽根車集積装置によって紙葉類Pは一時集積庫42Bに集積される。
一時集積庫42Bは、搬送される紙葉類Pを計数し100枚毎に区分して集積するバックアッププレート42Cを備えている。
このバックアッププレート42Cの上に集積された紙葉類Pが100枚(以下、100枚紙葉類Hと称する。)に達すると、プッシャー(図示しない)が下降して、この100枚紙葉類Hを一時集積庫42Bに押し込む。次に、バックアッププレート42Cとプッシャーで100枚紙葉類Hを保持して後述する搬送キャリア42Fに渡される。搬送キャリア42Fは、搬送部によって搬送され施封トレイ(図示しない)に渡される。
搬送部は、縦搬送路42D、搬送キャリア42F、及び横搬送路42Eから構成される。縦搬送路42Dは、バックアッププレート42Cで受けた100枚紙葉類Hを上昇又は下降するためのものである。また、搬送キャリア42Fは、縦搬送路42D又は縦搬送路42Dの停止位置でバックアッププレート42Cから100枚紙葉類Hを受け、施封トレイ(図示しない)に渡すために横搬送路42E上を往復移動することができるように構成される。
紙帯部は、施封トレイに積載された100枚紙葉類Hを施封するための紙帯42G、この紙帯42Gに印刷するための印刷機能と印刷された紙帯42Gを送る機能とを備えた帯送り部42H、100枚紙葉類Hを帯送り部42Hから送られた印刷済み紙帯で施封する帯巻き部42I、及び施封部40を制御する施封制御部400とで構成される。なお、上述したように、施封装置43は、上記施封装置42と同様に構成されている。
図2は、紙葉類判別装置19及び主制御部500の構成を示すブロック図である。紙葉類判別装置19は、紙葉類Pの判別を行う紙葉類判別部20と、搬送される紙葉類Pの行き先を決定する搬送制御部26とで構成される。なお、搬送制御部26は、紙葉類判別装置19と分離して設けても同様に機能させることが可能である。
紙葉類判別部20は、紙葉類Pの材質に関わる光学的特性や磁気的特性を検出するための複数のセンサ1〜n、これらセンサ1〜nの出力信号を増幅する増幅回路1〜n、この増幅回路1〜nの出力信号を処理する処理手段から構成される。この処理手段は、A/D変換するためのA/D変換部24、このA/D変換部24でA/D変換されたデータを論理演算する論理回路部23、この論理回路部23の出力信号から真偽(本物か偽物か)、正損(正券か損券か)を判別する他、紙葉類判別部20の全体を制御するCPU21と、このCPU21によってアクセスされる記憶部25、及びCPU21で判別された結果を主制御部500との間で通信するためのI/F部22とで構成される。
また、搬送制御部26は、紙葉類判別部20の判別結果により、搬送される紙葉類Pの行き先を決定して、紙葉類Pの搬送制御を行うCPU27と、このCPU27によってアクセスされる記憶部29と、紙葉類判別部20とのI/F部28とで構成される。
主制御部500は、主制御部500を制御するCPU504、記憶部(記憶手段)505、インターフェース部503を備えており、操作表示部502、バーコードリーダ72及び上位PC(図示しない)に接続されている。
CPU504は、操作表示部502から操作員によって設定された入金業務、整理業務などの取引方法の設定、処理した紙葉類Pを収納する収納庫を設定するカセットアサインの設定、及び紙葉類の判別レベルである正損レベル設定などの情報を紙葉類判別装置19の紙葉類判別部20及び搬送制御部19に送信する。また、紙葉類Pの判別結果を紙葉類判別装置19から受信し、上位PCに送信する。ここでは、取引の区切り処理が行われた際の取引計数が送信される。
図3は、紙葉類供給部70の詳細図である。図3(1)は平面図で、図3(2)は正面図で、図3(3)は側面図である。
紙葉類供給部70には、紙葉類(第1紙葉類)P1を立位状態に積層して供給する供給台70Aが設けられている。さらに、この供給台70Aに供給された紙葉類P1をピックアップローラ5側に押圧するバックアップ板(第1のバックアップ板)4A、このバックアップ板4Aをスライドさせるためのバックアップガイドシャフト4C、バックアップ用押し付けバネ4Eが設けられている。
ここで、バックアップ板4Aによる押圧について説明する。バックアップ板4Aの一端には軸受けが設けられており、バックアップガイドシャフト4Cにこの軸受けによって支えられている。この軸受けは、バックアップ用押し付けバネ4Eのバネ力によって図示矢印F1で示すピックアップローラ5側に常時押圧されている。従って、ピックアップローラ5とバックアップ板4Aの間に紙葉類P1が供給されていれば、この紙葉類P1は常に所定のバネ力によってピックアップローラ5側に押圧される。
また、このバックアップ板4Aは、軸受けに支持されているため、図3(3)で示すようにバックアップガイド4Cを軸として図示矢印A70の方向に回動できる。
ここで、紙葉類供給部70に紙葉類を供給するときのバックアップ板4A、バックアップ板(第2のバックアップ板)4Bの動作を図4及び図5を参照して説明する。最初に、供給台70Aの紙葉類P1が少なくなったため、操作員は例えばヘッダーカードで仕切られた紙葉類P2を図示矢印F3の方向に押し付ける。この結果、紙葉類P2はバックアップ板4Bとの間に挟まれた状態で供給台70Aの上を左側に移動し、バックアップ板4Aのマグネットキャッチ4A1にバックアップ板4Bの吸着板4B1が吸着する(図4参照)。
次に、吸着したマグネットキャッチ4A1と吸着板4B1を吸着した状態でバックアップガイドシャフト4Cを軸に回動させることによって抜き取る。この抜き取りによって紙葉類P1と紙葉類P2は一体になる。一体になった紙葉類P1、P2は操作員の手(図示しない)によって支えられる。
次に、抜き取ったバックアップ板4A、4Bをバックアップガイドシャフト4Cにそって一体になった紙葉類P1、P2を支えている手の部分まで移動し、バックアップガイドシャフト4Cを軸にしてバックアップ板4A、4Bを再び回動して紙葉類P1、P2を押圧する。ここで、バックアップ板4Bの吸着板4B1を外し、バックアップ板4Aによって紙葉類P1、P2を押圧するようにする(図5)。
本実施例では、バックアップ板4A、4Bを吸着した状態であっても、バックアップ板4Aによる力がバックアップ板4Bによる力よりも大きく設定し、かつ、バックアップ板4Bを押し付けるバネ力を(一定荷重バネを用いて)一定にすることによって、紙葉類を追加投入したときにバックアップ4Aがピックアップローラ5の方向に移動するのに伴ってバックアップ4Bが移動しても操作力に影響を与えないようにバネ力は設定される。
上記マグネットキャッチは、相互に簡単に一体化できると共に、紙葉類の追加投入後は簡単に分離可能なものがより好適である。
図6は、紙葉類供給部70にカセット供給部71が連結された状態を示す。カセット供給部71には、集積部50のカセット57D〜62Fの何れかが装着できるようになっており、カセット57Dが装着された場合の一例を図示してある。このカセット57Dを開錠すると、図示したように紙葉類を取り出す方向の先端は開放状態になる。この開放状態になっても、カセット57D内の紙葉類P3が立位状態で倒れないようにするために、カセット供給部71のカセット供給台71Aは、所定の角度、傾斜して配置される。このようにすることによって、積層された紙葉類P3の重力によって供給台71Aと平行な力が図示矢印F3と反対方向に加わるため紙葉P3の荷崩れを防止することができる。ここで供給台71Aを傾斜する傾斜角度は、取り扱う紙葉類の種類により操作のしやすさから任意に設定される。
また、装置が稼動状態になると、カセット内のバックアップ板(第3のバックアップ板)57Eは、これを駆動する駆動手段である駆動モータ(図示しない)によって、図示矢印F3で示す方向に移動し、当該紙葉類P3をバックアップ板4B側に押圧する。
紙葉類供給部70に紙葉類がなく、カセット供給部71から紙葉類を供給する場合は、操作表示部502から係員によって設定されると、バックアップ板57Eは紙葉類P3をカセット供給部71の外に押し出す。押し出された紙葉類P3はバックアップ板4Bと共に、左側に移動する。以降の動作は、紙葉類供給部70におけるバックアップ板4A、4Bの動作と同じである。以上の構成によって、カセット供給部71から紙葉類P3が供給され操作表示部502から捜査員によって指示された処理が行われる。
次に、入金業務で紙葉類を券種毎に集積区分した後に、特定の券種について正券及び損券に区分集積する整理業務を行う場合を例に、カセットに付与されたバーコードがどのように利用されるかの説明を行う。
入金業務の場合、複数券種が混在する紙葉類が紙葉類供給部70に供給され、券種毎に集積装置57〜62の各カセット57D〜62Dに収納され、又は施封部40で施封される。
入金業務が終了すると、業務終了に伴う取引の区切り処理が行われる。この区切り処理の結果、例えば、カセット57Dには券種1が収納され、このカセット57Dに収納されている紙葉類の枚数57Nなどの属性が紙葉類処理装置の記憶手段としての記憶部505に記憶される。同様に、カセット58Dには券種2が収納され、このカセット58Dに収納されている紙葉類の枚数58Nなどの属性が紙葉類処理装置の記憶部505に記憶される。他の券種も同様に処理される。また、この区切り処理の業務終了に伴って、カセット57D〜62Dを集積装置から取り出す。なお、各カセットは、常時施錠されており、カセットに紙葉類を収納する際に自動的に開錠されて紙葉類が収納され、その後自動的に施錠される。
次に、カセット57Dに収納されている紙葉類を正券及び損券に区分する場合、カセット57Dをそのまま、カセット供給部71のカセット供給台71Aに装着する。
操作員が、操作表示部502から正損区分及び、正損区分した紙葉類を収納するカセットを、例えば、カセット57Dに正券を収納するように設定し、カセット58Dに損券を収納するように設定する(カセットアサイン処理)。この際、例えば正損区分の正損判別レベルを変更する必要があれば、上記カセットアサイン処理によって正損レベルが設定される。
次に、装置を起動すると、カセット供給台71に装着されたカセットのバーコード57Fがバーコードリーダ72によって読み取られ、券種A、及び枚数507Nな紙葉類の属性が記憶部505から読み出される。
同時に、カセット供給台71に装着されたカセットが開錠され、カセット内部の紙葉類がバックアップ4Gによって押し出され、供給台70Aに立位状態で積載され、バックアップ4Aによってピックアップローラ5側に押圧され、取り出しローラ30によって1枚ずつ取り出される。
1枚ずつ取り出された紙葉類は紙葉類判別装置19によって判別され、供給された紙葉類は、正券及び損券に区分されてカセット57D及びカセット58Dに収納される。カセット57D及びカセット58Dに収納された紙葉類の券種及び枚数の合計値が供給部71から供給された紙葉類の枚数507Nに一致するか確認される。
なお、本実施例では、カセットのバーコードをカセット供給台71に組み込まれたバーコードリーダ72で読み取り認識する場合を示したが、主制御部500に接続されたハンドスキャナで読み取り認識することも可能である。この場合には、カセットを集積装置50から取り出し、ハンドスキャナで読み取り認識し、その後、当該カセットをカセット供給台71に装着して紙葉類処理装置で処理することになるが、上述した実施例と同様の効果が得られる。以上のように、入金業務及び整理業務を行うに当り、カセットのまま装置に装着することができるため、カセットの開錠、紙葉類の取り出し、取り出した紙葉類の装填作業などの処理を行う必要がない。また、各カセットの中身はカセットに付与されたバーコードによって電子的に記憶されているため、員数不一致を防止することができる。
(応用例)
本実施例のカセットと、ATM(自動現金預入払出機)に使用されているカセットを共通にし、金融機関で使用されているATMのカセットをそのまま本実施例の紙葉類処理装置のカセット供給台に供給して、紙葉類を処理することが可能である。この場合には、カセットに付与されたバーコードの属性である紙葉類の供給元として金融機関識別コードが用いられる。
この応用例では、金融機関で使用されているATMカセットを開錠することなく、本実施例の紙葉類処理装置に装着して紙葉類を処理することができるため、カセットの開錠、紙葉類の取り出し、取り出した紙葉類の装填作業などの処理を行う必要がないため、安全性の高く、操作性のよい紙葉類処理装置になる。
本発明の実施例によるカセット供給部を備えた紙葉類処理装置の概略断面図。 図1に示す紙葉類処理装置に用いられる紙葉類判別装置及び主制御部の構成を示すブロック図。 図1に示す紙葉類処理装置に用いられる紙葉類供給部の詳細図。 紙葉類供給部の動作を説明する図。 紙葉類供給部のバックアップの動作を説明する図。 紙葉類供給部にカセット供給部が連結された状態を示す図。
符号の説明
P、P1、P2 紙葉類
G1〜G8 分岐ゲート
1 紙葉類処理部
4A、4B、4G バックアッププレート
4C バックアップガイドシャフト
40 施封部
42、43 施封装置
50 集積部
57〜62 集積装置
57D〜62D カセット
5 ピックアップローラ
16 搬走路
19 紙葉類判別装置
20 紙葉類判別部
21 CPU
26 搬送制御部
30 取り出しローラ
7 供給部
70 紙葉類供給部
71 カセット供給部
72 バーコードリーダ
500 主制御部
502 操作表示部
504 CPU

Claims (5)

  1. 紙葉類を供給する紙葉類供給部を有し、この紙葉類供給部から供給された前記紙葉類を紙葉類判別装置で判別し、その判別結果に基づいて前記紙葉類を区分し、集積装置のカセットに前記紙葉類を収納する紙葉類処理装置であって、
    前記カセットは、前記集積装置に着脱可能に設けられ、
    前記紙葉類供給部の搬送方向上流に配置され、前記集積装置から取り外されたカセットが装着されるカセット供給部と、
    このカセット供給部に前記カセットが装着されたとき、当該カセットに付与された識別符号を認識する認識手段と、
    この認識手段による認識の結果に基づいて、前記カセットに収納された紙葉類の属性を記憶する記憶手段と、
    このカセット供給部に装着されたカセットの中の紙葉類を前記紙葉類供給部に送り出す送り出し手段と、
    この送り出し手段により送り出された前記紙葉類を供給する紙葉類供給部と、
    を備え、前記認識手段による認識の結果に基づいて、当該カセットに収納されている紙葉類の属性を前記記憶手段から読み出し、この読み出した属性に基づいて、前記送り出し手段によって前記紙葉類供給部に供給された紙葉類を処理することを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記紙葉類の属性は、
    前記紙葉類判別装置によって判別された前記紙葉類の種類、紙葉類の枚数、紙葉類の搬送状態、紙葉類の正券又は損券の別、紙葉類の供給元の中の少なくとも1つ以上を備えていることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記カセット供給部は、
    前記カセットの紙葉類の入口側を底部側に対して高くなるように傾斜して装着するカセット供給台と、
    この供給台にカセットを装着後、当該カセットを開錠する開錠手段と、
    を備え、
    前記カセット送り出し手段は、
    前記カセット内の紙葉類を積載する第3のバックアップ板と、
    このバックアップ板をカセットの底部側から入口側に駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記カセットを前記カセット供給台に装着して当該紙葉類処理装置を駆動するとき前記開錠手段によって当該カセットが開錠され、前記バックアップ板によってカセット内の紙葉類がカセット外に送り出されることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記認識手段は、
    前記カセットに付与された識別符号であるバーコードを読み取り、かつ認識するバーコードリーダであることを特徴とする請求項1記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記紙葉類供給部は、
    紙葉類を紙葉類取出装置のピックアップローラ側に押圧する第1のバックアップ板と、
    前記カセット供給台に装着されたカセットから前記第3のバックアップ板によって送り出された紙葉類を、この第3のバックアップ板により押圧する力よりは小さい力で反対方向に押圧して前記カセットから送り出された紙葉類を挟持する第2のバックアップ板と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の紙葉類処理装置。
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